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ナブテスコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナブテスコ株式会社
Nabtesco Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 6268
2003年9月29日上場
本社所在地 日本の旗 日本
102-0093
東京都千代田区平河町2-7-9
JA共済ビル
設立 2003年(平成15年)9月29日
業種 機械
法人番号 3010001142283 ウィキデータを編集
事業内容 精密機器事業
輸送用機器事業
航空・油圧機器事業
産業用機器事業
代表者 木村和正代表取締役社長最高経営責任者(CEO))
波部敦(代表取締役)
資本金 100億円
売上高 連結:2,998億200万円
単独:1,632億8,800万円
(2021年12月期)
営業利益 連結:300億1,700万円
単独:96億8,800万円
(2021年12月期)
純利益 連結:648億1,800万円
単独:515億2,900万円
(2021年12月期)
総資産 連結:4,817億1,800万円
単独:3,117億3,500万円
(2021年12月31日現在)
従業員数 連結:8,158名 単独:2,448名
(2023年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口)8.25%
日本カストディ銀行(信託口)5.97%
東海旅客鉄道 4.13%
(2020年12月31日現在)
主要子会社 ナブテスコオートモーティブ(株) 100%
PACRAFT(株) 100%
Gilgen Door Systems AG 100%
ナブコドア(株) 100%
ナブテスコサービス(株) 100%
外部リンク https://www.nabtesco.com/
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ナブテスコ株式会社: Nabtesco Corporation)は、日本の機械メーカー。

概要

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2003年に株式会社ナブコ帝人製機株式会社(後のティーエスコーポレーション株式会社)が株式移転により経営統合する際に純粋持株会社として設立、翌2004年に2社を吸収合併し、事業持株会社となった。

航空機の飛行姿勢を制御するフライト・コントロール・アクチュエーターでは世界有数のメーカーであり、産業用ロボットの関節などに使用される精密減速機は世界市場トップとなる約60%のシェアを占める。建設機械用油圧機器では、油圧ショベルの走行ユニットで世界シェア約25%、鉄道車両用機器では、新幹線・在来線等においてブレーキ装置で約50%、ドア開閉装置で約70%の国内市場シェアを持つほか、建物用自動ドア開閉装置では、約50%の国内市場シェアを持ち、自動ドアのマークはNABCOブランドとして知られている。

沿革

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  • 2002年(平成14年)
    • 4月 - 帝人製機株式会社、株式会社ナブコ、油圧機器事業に関する業務提携を開始。
    • 11月 - 経営統合に関する基本合意書を締結。
  • 2003年平成15年)
    • 3月 - 経営統合に関する正式契約書を締結。
    • 6月 - 帝人製機・ナブコの株主総会において、経営統合について承認。
    • 9月29日 - 帝人製機・ナブコを完全子会社とする持株会社「ナブテスコ株式会社」設立。東京証券取引所(市場第1部)に上場。
  • 2004年(平成16年)10月1日 - ナブコ、TSCを簡易吸収合併(両社の事業を当社にて統合)。
  • 2009年(平成21年)12月1日 - 商用車用機器事業を分社化、ナブテスオートモーティブを設立。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - スイス・KABA社から自動ドア部門を買収、Gilgen Door Systems AGを設立。
  • 2015年(平成27年)4月 - 東芝機械株式会社から、株式会社ハイエストコーポレーション買収(油圧機器事業)。
  • 2016年(平成28年)4月1日 - 東日本地区販売代理店のナブコシステムの株式を追加取得し、連結子会社化[1]

主要事業

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鉄道車両用機器製品例

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電気指令式ブレーキ装置 
トレッドブレーキユニット(ユニットブレーキ)、制輪子
戸閉装置
  • 空気式戸閉装置
  • 電気式戸閉装置(スクリュー軸駆動式[注 1]、Rack☆Star[3]ラック・アンド・ピニオン方式)など)
  • 新幹線用戸閉装置(空気式ドア開閉機構および押さえ装置)においては、高度な安全性と技術力が求められることから、2008年時点[2]および2018年時点の資料では国内シェア100%の実績を誇る[3]
空気圧縮機
  • レシプロ式、スクリュー式、オイルフリースクロール式空気圧縮機など[3]
  • 空気圧縮機用除湿装置
滑走防止装置、各種試験装置、座席シート回転装置、分岐器除雪装置、ホームドアシステム、可動式ステップ[3]など

国内拠点

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  • 本社 ‐ 東京都千代田区
  • 名古屋営業所 ‐ 愛知県名古屋市中村区(精密減速機・航空機器)
  • 岐阜工場 ‐ 岐阜県不破郡垂井町(航空機器)
  • 垂井工場 ‐ 岐阜県不破郡垂井町(油圧機器)
  • 津工場 ‐ 三重県津市(精密減速機)
  • 神戸工場 ‐ 兵庫県神戸市西区(鉄道車両用機器)
  • 西神工場 ‐ 兵庫県神戸市西区(舶用機器・油圧機器)
  • 甲南工場 ‐ 兵庫県神戸市東灘区(自動ドア・福祉機器)
  • ナブテスコR&Dセンター ‐ 京都府京都市下京区 京都リサーチパーク(研究開発拠点)
  • ナブテスコリンク株式会社
  • ナブテスコマリン四国株式会社
  • ナブテスコサービス株式会社
  • ナブテスコオートモーティブ株式会社
  • 東洋自動機株式会社
  • ナブコドア株式会社
  • ナブコシステム株式会社
  • シーメット株式会社
  • 株式会社テイ・エス・メカテック
  • 株式会社ナブテック
  • ティーエス プレシジョン株式会社

番組スポンサー

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関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ JR東日本向け一般形電車などで大量採用。

出典

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  1. ^ 平成28年12月期第1四半期報告書”. ナブテスコ株式会社 (2016年5月12日). 2018年4月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e 日本鉄道車輌工業会「鉄道車両工業」第448号(2008年10月)会社紹介「ナブテスコ株式会社」63-64P記事。
  3. ^ a b c d e 日本鉄道車輌工業会「鉄道車両工業」第485号(2018年1月)会員会社紹介「ナブテスコ株式会社」43-44P記事。

参考文献

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  • 70年史編纂委員会『ナブコ70年史:1925 - 1996』ナブコ、1997年10月。 
  • 日本鉄道車輌工業会鉄道車両工業」第448号(2008年10月)会社紹介「ナブテスコ株式会社」63-64P記事。
  • 日本鉄道車輌工業会「鉄道車両工業」第485号(2018年1月)会員会社紹介「ナブテスコ株式会社」43-44P記事。

外部リンク

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