国道494号
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一般国道 | |
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国道494号 | |
地図 | |
総延長 | 114.7 km |
実延長 | 81.0 km |
現道 | 79.5 km |
制定年 | 1993年(平成5年) |
起点 | 愛媛県松山市 市役所前交差点(北緯33度50分21.91秒 東経132度45分52.85秒 / 北緯33.8394194度 東経132.7646806度) |
主な 経由都市 |
愛媛県東温市 高知県吾川郡仁淀川町 |
終点 | 高知県須崎市(北緯33度25分39.18秒 東経133度17分47.59秒 / 北緯33.4275500度 東経133.2965528度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道11号 国道33号 国道379号 国道440号 E11 松山自動車道 国道439号 国道56号 |
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国道494号(こくどう494ごう)は、愛媛県松山市から高知県須崎市に至る一般国道である。
概要
[編集]愛媛県松山市を起点に、四国山地を横断して黒森峠を越えて、高知県吾川郡仁淀川町、高岡郡佐川町を経て須崎市の国道56号交点に至る延長約115 kmの一般国道である。
四国地方の一般国道で最大番号。
他路線と重複しない実延長区間の多くは山道で、しかも整備があまり進んでいない、いわゆる「酷道」となっている。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:松山市(二番町4丁目7番2[2]、市役所前交差点 = 国道11号・国道33号・国道56号終点、国道317号・国道379号・国道440号起点)
- 終点:須崎市(国道56号交点)
- 重要な経過地:愛媛県温泉郡川内町[注釈 2]、高知県吾川郡池川町[注釈 3]、同郡吾川村[注釈 3]、同県高岡郡佐川町
- 総延長 : 114.7 km(愛媛県 71.7 km、高知県 43.0 km)重用延長を含む。[3][注釈 4]
- 重用延長 : 33.7 km(愛媛県 21.5 km、高知県 12.3 km)[3][注釈 4]
- 未供用延長 : なし[3][注釈 4]
- 実延長 : 81.0 km(愛媛県 50.3 km、高知県 30.7 km)[3][注釈 4]
- 指定区間:国道11号、国道33号と重複する区間(愛媛県松山市・市役所前交差点(起点) - 東温市・東温市則之内交差点、高知県吾川郡仁淀川町・仁淀川町川口交差点 - 高岡郡佐川町甲)[2]
歴史
[編集]- 1993年(平成5年)4月1日 - 一般国道494号(松山市 - 須崎市)として指定。主要県道1号久万池川線の大部分、主要県道20号川内大味川線、主要県道24号須崎佐川線が昇格したものである。
- 2022年(令和4年)5月27日 - 高知県告示第534号により佐川吾桑バイパスの旧道の国道指定が解除され、一部区間は高知県道309号吾桑停車場線の単独区間となる[4]。
路線状況
[編集]国道11号重複部を含む、愛媛県松山市 - 東温市郊外までは2車線の高規格の道が続く[5]。東温市から久万高原町にかけてある黒森峠周辺は、急勾配・急カーブが連続する狭隘路で、交通量は少なく、道路の左端にサイクリングロード専用の路面標示がある[6]。国道439号交点付近の高知県吾川郡仁淀川町土居の商店街あたりは、1.2車線ほどの隘路である[5]。
バイパス
[編集]- 佐川吾桑バイパス[7]
重複区間
[編集]- 国道317号(愛媛県松山市二番町2丁目・松山市役所前交差点(起点) 松山市勝山町1丁目・勝山交差点)
- 国道33号・国道379号・国道440号(愛媛県松山市二番町2丁目・松山市役所前交差点(起点) - 松山市小坂5丁目・小坂交差点)
- 国道11号(愛媛県松山市二番町2丁目・松山市役所前交差点(起点) - 東温市則之内・東温市則之内交差点)
- 国道439号(高知県吾川郡仁淀川町土居甲 - 吾川郡仁淀川町川口・仁淀川町川口交差点)
- 国道33号(高知県吾川郡仁淀川町川口・仁淀川町川口交差点 - 高岡郡佐川町甲)
道路施設
[編集]橋梁
[編集]- 愛媛県
- 永木橋(石手川、松山市、国道11号重複区間内)
- 小野川橋(小野川、松山市、国道11号重複区間内)
- 内川橋(内川、東温市、国道11号重複区間内)
- 寺橋(内川、東温市、国道11号重複区間内)
- 新横河原橋(重信川、東温市、国道11号重複区間内)
- 新川内橋(表川、東温市、国道11号重複区間内)
- 井内川橋(井内川、東温市、国道11号重複区間内)
- 高知県
トンネル
[編集]- 愛媛県
- 高知県
- 寺村隧道:延長572 m、1966年(昭和41年)竣工、吾川郡仁淀川町(国道33号重複区間内)
- 熊秋トンネル:延長861 m、1975年(昭和50年)竣工、高岡郡越知町(国道33号重複区間内)
- 野老山(ところやま)トンネル:延長340 m、2003年(平成15年)竣工、高岡郡越知町(国道33号重複区間内)
- 横畠トンネル:延長962 m[11]、2022年(令和4年)竣工、高岡郡越知町(国道33号重複区間内)
- 赤土トンネル:延長385 m、1958年(昭和33年)竣工、高岡郡佐川町(国道33号重複区間内)
- 佐川トンネル:延長270 m、1973年(昭和48年)竣工、高岡郡佐川町(国道33号重複区間内)
- 斗賀野トンネル:延長1,067 m、1990年(平成2年)竣工、高岡郡佐川町
- 桃木坂トンネル:延長90 m、2004年(平成16年)竣工、須崎市
- 宮が谷トンネル:延長265 m、2006年(平成18年)竣工、須崎市
- 雪割桜トンネル:延長115 m[7]、2021年(令和3年)竣工、須崎市
- 水口トンネル:延長280 m[7]、2021年(令和3年)竣工、須崎市
- 王子トンネル:延長152 m[7]、2021年(令和3年)竣工、須崎市
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]交差する道路 | 都道府県名 | 市町村名 | 交差する場所 | ||
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国道11号 重複区間起点 国道33号 重複区間起点 国道56号 国道317号 重複区間起点 国道379号 重複区間起点 国道440号 重複区間起点 |
愛媛県 | 松山市 | 二番町4丁目 | 市役所前交差点 / 起点 | |
国道317号 重複区間終点 愛媛県道20号松山北条線 |
勝山町1丁目 | 勝山交差点 | |||
国道11号 重複区間終点 国道379号 重複区間終点 国道440号 重複区間終点 |
小坂5丁目 | 小坂交差点 | |||
愛媛県道190号久米垣生線 | 南久米町 | ||||
愛媛県道40号松山東部環状線 / 旧道 | 来住町 | 来住町交差点 | |||
愛媛県道40号松山東部環状線 / バイパス | 久米窪田町 | 久米窪田交差点 | |||
愛媛県道209号美川松山線 | 東温市 | 牛渕 | |||
愛媛県道334号松山川内線 | 志津川 | 志津川交差点 | |||
愛媛県道152号寺尾重信線 | 樋口 | 新横河原橋交差点 | |||
愛媛県道334号松山川内線 | 北方 | 東温市斉院ノ木交差点 | |||
愛媛県道23号伊予川内線 | 南方 | ||||
E11 松山自動車道 | 南方 | 12 川内IC | |||
愛媛県道210号美川川内線 愛媛県道334号松山川内線 |
則之内 | 則之内交差点 | |||
愛媛県道327号湯谷口川内線 | 則之内 | ||||
国道11号 重複区間終点 | 則之内 | 東温市則之内交差点 | |||
愛媛県道153号落合久万線 重複区間起点 | 上浮穴郡 | 久万高原町 | 笠方 | ||
愛媛県道153号落合久万線 重複区間終点 | 笠方 | ||||
愛媛県道341号直瀬渋草線 | 渋草 | ||||
愛媛県道12号西条久万線 重複区間起点 | 中組 | 通仙橋交差点 | |||
愛媛県道12号西条久万線 重複区間終点 愛媛県道210号美川川内線 重複区間起点 |
東川 | 仕七川交差点 | |||
愛媛県道210号美川川内線 重複区間終点 | 東川 | ||||
国道439号 重複区間起点 | 高知県 | 吾川郡 | 仁淀川町 | 土居甲 | |
国道33号 重複区間起点 国道439号 重複区間終点 |
川口 | 仁淀川町川口交差点 | |||
高知県道18号伊野仁淀線 重複区間起点 | 高岡郡 | 越知町 | 越知丙 | ||
高知県道18号伊野仁淀線 重複区間終点 | 越知甲 | 越知町10区交差点 | |||
高知県道298号下山越知線 | 越知甲 | 越知町2区交差点 | |||
国道494号 / バイパス | 佐川町 | 丙 | |||
高知県道296号西佐川停車場線 | 乙 | ||||
高知県道302号長者佐川線 | 甲 | ||||
国道33号 重複区間終点 | 甲 | ||||
高知県道53号土佐佐川線 | 甲 | ||||
高知県道307号佐川停車場線 | 甲 | ||||
高知県道308号本郷斗賀野停車場線 重複区間起点 | 東組 | ||||
高知県道308号本郷斗賀野停車場線 重複区間終点 | 東組 | ||||
高知県道309号吾桑停車場線 | 須崎市 | 吾井郷乙 | |||
国道56号 | 吾井郷乙 | 終点 |
交差する鉄道
[編集]峠
[編集]- 愛媛県
- 黒森峠(東温市 - 上浮穴郡久万高原町)
- 高知県
- 猿丸峠(高岡郡佐川町)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
- ^ a b “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “高知県公報 令和4年5月27日 第10439号”. 高知県. p. 3 (2022年5月27日). 2023年2月15日閲覧。
- ^ a b 鹿取茂雄 2018, p. 76.
- ^ 鹿取茂雄 2018, pp. 76–77.
- ^ a b c d e f “国道494号佐川・吾桑バイパス全体計画概要図” (PDF). 高知県. 2023年2月5日閲覧。
- ^ “再評価結果(平成21年度事業継続箇所)一般国道494号佐川吾桑バイパス” (PDF). 国土交通省. 2012年10月13日閲覧。
- ^ a b https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/170109/files/2013122600384/file_20216104115059_1.pdf
- ^ 『国道494号佐川〜吾桑バイパス(佐川工区)が開通しました』(プレスリリース)高知県、2011年5月2日 。2012年9月30日閲覧。
- ^ a b c “国道494号佐川・吾桑バイパス全体計画概要図” (PDF). 高知県. 2023年2月5日閲覧。
参考文献
[編集]- 鹿取茂雄(著)、磯部祥行(編)「国道494号〈黒森峠〉」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、76 - 77頁、ISBN 978-4-408-06392-8。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 国道494号に関連する地理データ - オープンストリートマップ