松阪市
まつさかし 松阪市 | |||||
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| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東海地方、近畿地方 | ||||
都道府県 | 三重県 | ||||
市町村コード | 24204-7 | ||||
法人番号 | 5000020242047 | ||||
面積 |
623.58km2 | ||||
総人口 |
153,132人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 246人/km2 | ||||
隣接自治体 |
津市、多気郡多気町、明和町、大台町 奈良県:吉野郡東吉野村、川上村、宇陀郡御杖村 | ||||
市の木 | マツ | ||||
市の花 | ヤマユリ | ||||
市の鳥 | ウグイス | ||||
松阪市役所 | |||||
市長 | 竹上真人 | ||||
所在地 |
〒515-8515 三重県松阪市殿町1340番地1 北緯34度34分41秒 東経136度31分39秒 / 北緯34.57794度 東経136.52758度座標: 北緯34度34分41秒 東経136度31分39秒 / 北緯34.57794度 東経136.52758度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
松阪市(まつさかし[注 1]、伊勢弁:まっつぁか[3]、まっさか[4])は、三重県の中勢地域に位置する市。県内における面積は2位、人口は4位。(2024年現在。)日経による「共働き子育てしやすい街ランキング」は県内一位。
概要
[編集]東は伊勢湾に面し、西は台高山脈から成る山岳地帯。松阪牛の生産で知られるとともに、現代日本にも続く経済界等の英傑達のルーツを多く持つ。紀勢本線や近鉄大阪線・山田線沿線を後背地に持つ三重県の経済拠点である。
江戸時代においては、後の三井財閥のルーツになる三井家をはじめ、江戸や大坂などでも活躍した松阪商人(伊勢商人)を多数輩出した商業町であった。紀州藩領の一つ。伊勢参宮街道沿い、旧松坂城下町を中心に、全国から訪れる伊勢神宮参拝旅行者の需要を取り込むことで大きく発展した。
なお、平安時代においては、飯野郡(現在の松阪市東南部、櫛田川下流周辺地域に相当)が伊勢神宮の神郡であった。近隣の多気郡および度会郡と合わせて「三箇神郡」(『延喜式太神宮』)または「神三郡」とされ、神宮の経済的基盤となっていった。(鎌倉時代初期に、飯高郡も神郡に加入。)
地理
[編集]- 三重県中部にあって伊勢湾に面する旧・松阪市域から、奈良県に接する内陸部の旧・飯高町域まで、松阪市の市域は広大である。津市に次いで三重県で2番目に面積が広い。南西部は台高山脈などの山地が連なり、北東部には伊勢平野が広がる。
自然
[編集]- 山 : 堀坂山、観音岳、白猪山、高見山、鉢ヶ峰、西山、高洲ノ峰、烏岳、局ヶ岳、三条山、迷岳、白倉山、江股の頭、池木屋山、赤倉山、国見山、三峰山、大明神山、桧塚奥峰、神山
- 河川 : 阪内川、金剛川、櫛田川、雲出川
- 湖沼 : 新池、八重田池、四郷池、なめり湖、高束池
- 断層 : 月出の中央構造線
気候
[編集]粥見(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 19.4 (66.9) |
22.7 (72.9) |
26.5 (79.7) |
31.4 (88.5) |
34.5 (94.1) |
36.3 (97.3) |
38.5 (101.3) |
38.9 (102) |
37.3 (99.1) |
31.3 (88.3) |
27.3 (81.1) |
24.8 (76.6) |
38.9 (102) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.4 (48.9) |
10.4 (50.7) |
14.1 (57.4) |
19.6 (67.3) |
24.0 (75.2) |
26.7 (80.1) |
30.8 (87.4) |
31.9 (89.4) |
28.0 (82.4) |
22.4 (72.3) |
17.1 (62.8) |
11.9 (53.4) |
20.5 (68.9) |
日平均気温 °C (°F) | 4.2 (39.6) |
4.7 (40.5) |
8.0 (46.4) |
13.0 (55.4) |
17.8 (64) |
21.4 (70.5) |
25.4 (77.7) |
26.1 (79) |
22.7 (72.9) |
17.0 (62.6) |
11.2 (52.2) |
6.2 (43.2) |
14.8 (58.6) |
平均最低気温 °C (°F) | −0.5 (31.1) |
−0.3 (31.5) |
2.3 (36.1) |
6.8 (44.2) |
12.2 (54) |
17.1 (62.8) |
21.3 (70.3) |
21.9 (71.4) |
18.6 (65.5) |
12.4 (54.3) |
6.0 (42.8) |
1.2 (34.2) |
9.9 (49.8) |
最低気温記録 °C (°F) | −7.2 (19) |
−6.9 (19.6) |
−5.8 (21.6) |
−3.0 (26.6) |
2.1 (35.8) |
7.2 (45) |
13.8 (56.8) |
13.6 (56.5) |
8.8 (47.8) |
1.0 (33.8) |
−3.0 (26.6) |
−6.1 (21) |
−7.2 (19) |
降水量 mm (inch) | 56.1 (2.209) |
63.0 (2.48) |
115.5 (4.547) |
143.3 (5.642) |
188.4 (7.417) |
231.3 (9.106) |
247.0 (9.724) |
272.3 (10.72) |
400.7 (15.776) |
255.4 (10.055) |
95.9 (3.776) |
61.6 (2.425) |
2,157.8 (84.953) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.5 | 7.3 | 10.7 | 10.0 | 10.7 | 13.7 | 13.1 | 11.4 | 12.8 | 10.7 | 6.9 | 6.7 | 120.9 |
平均月間日照時間 | 153.3 | 139.1 | 172.2 | 182.8 | 185.8 | 124.5 | 152.2 | 184.6 | 138.2 | 144.2 | 146.2 | 151.8 | 1,875 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[5] |
隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]元伊勢の伝説
[編集]- 皇祖神である天照大御神が現在の伊勢神宮の地に鎮座する以前、一時的に祀られたという伝承を持つ神社・場所、いわゆる「元伊勢」に挙げられる神社・場所が現在の松阪市域内に存在する。
- 日本書紀、皇太神宮儀式帳、倭姫命世記などによると、第10代崇神天皇の皇女である豊鋤入姫命に始まり、継いで第11代垂仁天皇の第四皇女・倭姫命が理想の鎮座地を求め各地を転々とし、現在地に遷座することになったとされる。
- 各書物によると元伊勢となった地として飯野高宮が述べられており、現代に残る神山神社、牛庭神社、花岡神社などが伝承地(候補地)となっている。
蒲生氏郷による松坂開府前の歴史
[編集]- 664年(天智天皇3年)- 伊勢神宮の神郡であった多気郡から4郷が分離し、公領として、飯野郡(現在の櫛田川下流周辺地域に相当)が誕生。
- 889年(仁和5年)- 宇多天皇により、飯野郡が一代限りで伊勢神宮に再寄進された。
- 897年(寛平9年)- 醍醐天皇により、飯野郡が永遠に神郡に復帰することとなった。度会郡、多気郡とともに神宮の支配が強い「神三郡」または「道後三郡」と呼ばれた。
- 1185年(文治1年)- 飯高郡が伊勢神宮の神郡に加入。
- 1338年(建武5年)- 北畠親房の三男・北畠顕能が伊勢国司となり、飯高郡と飯南郡を含む、伊勢国における雲出川以南の南伊勢地域を掌握。
- 1567年(永禄10年)- 織田信長の侵攻に備え、北畠具教が飯高郡細首に細首城を築城。
- 1569年(永禄12年)- 大河内城の戦い後、織田信長の次男・織田信雄が北畠具房の養子となる。
- 1576年(天正4年)- 織田信長により、北畠一門滅亡。
- 1577年(天正5年)- 生き延びていた北畠具親が飯高郡森城で挙兵するも、織田信雄によって鎮圧・落城。
- 1580年(天正8年) - 織田信長の次男・織田信雄が細首城を改築し、松ヶ島城として築城。火事で消失した度会郡田丸城から松ヶ島城に遷った。
- 1582年(天正10年)- 北畠具親が伊勢五箇篠山で最挙するも、再び織田信雄軍に敗北。
- 1584年(天正12年)- 羽柴秀吉の命により、蒲生氏郷が松ヶ島城に入城。北畠具親は蒲生氏の客臣となる。
蒲生氏郷による松坂開府後の歴史
[編集]- 1585年(天正13年)- 蒲生氏郷が飯高郡矢川庄四五百の森(よいほのもり)における松坂城の築城および松ヶ島城の解体を開始。
- 1586年(天正14年)- 北畠具親が病没。
- 1588年(天正16年) - 蒲生氏郷が松坂城築城を終え、入城。築城された四五百の森周辺の地を「松坂」と名付ける。
- 1590年(天正18年)- 蒲生氏郷が陸奥国会津に国替え。
- 1591年(天正19年)- 服部一忠が松坂城主となる。
- 1600年(慶長5年) - 古田重勝が松坂藩を立藩し、初代藩主となる。
- 1619年(元和5年) - 二代目藩主の古田重治が石見国浜田城に転封。徳川家康の十男・徳川頼宣が紀州藩初代藩主となり、松坂は近隣の田丸と白子とともに紀州藩の藩領(飛び領地)になる。松坂城は松坂代官が預かることとなる。なお、徳川頼宣は徳川御三家の一つ、紀州徳川家の祖である。
- 1863年(文久3年) - 松坂城の警護にあたる徳川ゆかりの紀州藩士の住居として、御城番長屋が建てられる。
- 1871年(明治4年) - 廃藩置県により度会県に属すこととなる。(廃藩置県の直後は、一時的に和歌山県の飛び地であった。)松坂城は廃城。
- 1876年(明治9年) - 度会県が旧・三重県(安濃津県)と合併し、三重県が誕生。飯野郡魚見村(現在の松阪市魚見町)などの農民による伊勢暴動が発生[6]。
- 1877年(明治10年)- 松坂城二の丸の徳川陣屋が火事で焼失。
- 1889年(明治22年)- 市制・町村制の施行で松阪町となる。(「松坂」から「松阪」になる。)
- 1893年(明治26年)3月26日 - 明治の松阪大火。中町から愛宕町一帯で1,318戸罹災。
- 1893年(明治26年) - 参宮鉄道(現在の紀勢本線)松阪駅開業。
- 1911年(明治44年) - 飯南郡図書館(現・松阪市立歴史民俗資料館)が開館。
- 1912年(大正元年)8月17日 - 松阪軽便鉄道(のちの松阪電気鉄道、松阪 - 大石間)開業。
- 1930年(昭和5年)3月27日 - 参宮急行電鉄(現在の近鉄山田線)松阪駅開業。
- 1930年(昭和5年) 4月1日 - 伊勢電気鉄道津新地 - 新松阪間開業。
- 1945年(昭和20年) 2月4日 - 米軍のB29により久保町周辺が空襲を受ける。死者8名。
- 1950年(昭和25年)5月23日 - 松阪競輪場竣工
- 1951年(昭和26年)
- 1953年(昭和28年) - 外櫛田橋 - 宇治山田市外度会橋までの道路(=参宮有料道路)が日本初の有料道路となる[9]。
- 1956年(昭和31年)10月15日 - 六軒事故が発生。
- 1961年(昭和36年)1月22日 - 伊勢電気鉄道江戸橋 - 新松阪廃止。廃線跡は近鉄道路となっている。
- 1964年(昭和39年)12月14日 - 松阪電気鉄道松阪 - 大石間廃止。
- 1969年(昭和44年)10月6日 - 現在の市役所本庁舎落成。
- 1970年(昭和45年)11月5日 - 本居宣長記念館落成開館。
- 1975年(昭和50年) - 国道23号南勢バイパス開通。
- 1976年(昭和50年)6月20日 - 駅前通り拡幅事業のうち、新町 - 黒田町間完成。
- 1980年(昭和55年) - 駅前商店街(呼称:ベルタウン)の近代化事業が完成。
- 1981年(昭和56年) 3月1日 - 駅前通り拡幅事業が全街区で完成。
- 1982年(昭和57年) - 松阪大学(現・三重中京大学)開学。川井町に市民文化会館を新築移転。
- 1982年(昭和57年) 8月1日 - 台風10号により被害を受ける。死者9人。
- 1987年(昭和62年)6月12日 - 川井町に新図書館竣工。
- 1988年(昭和63年) 2月1日 - 開府400年および市制施行55周年記念式典を挙行。
- 1989年(平成元年) - 中心商店街(呼称:よいほモール)の近代化事業が完成。
- 1990年(平成2年)12月6日 - 伊勢自動車道久居IC〜勢和多気IC開通。市内に松阪ICが設けられる。
- 2006年(平成18)- 松阪城が日本百名城に指定される。
- 2007年(平成19年)4月15日 - 国道23号線中勢バイパス、小津町 - 嬉野新屋庄町間、暫定2車線で供用開始。
- 2011年(平成23年)- 「松坂城跡」が国史跡に指定される。
- 2012年(平成24年) 2月5日 - 国道23号線中勢バイパス、嬉野新屋庄町 - 津市境間、暫定2車線で完成。小津交差点改良完成。市内全区間で供用開始する。
- 2013年(平成25年)12月18日 - 三重中京大学閉学[10]。
- 2024年(令和6年)5月1日 - 宝塚一号墳出土の船形埴輪が地方自治体所有の埴輪としては全国初の国宝に指定。
- 2024年(令和6年)8月29日 - 台風10号の接近に伴う集中豪雨により、百々川が氾濫して一部の家屋が床下浸水、道路が冠水した[11]。
行政区域の変遷
[編集]まつさかし 松阪市 | |||||
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廃止日 | 2005年(平成17年)1月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 松阪市(旧)、一志郡嬉野町、三雲町、飯南郡飯南町、飯高町 → 松阪市(新) | ||||
現在の自治体 | 松阪市(新) | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東海地方、近畿地方 | ||||
都道府県 | 三重県 | ||||
隣接自治体 | 一志郡嬉野町、三雲町、飯南郡飯南町、飯高町、多気郡多気町、明和町、勢和村 | ||||
松阪市役所 | |||||
所在地 | 三重県 | ||||
ウィキプロジェクト |
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、松坂城下の大部分(松坂中町・松坂魚町・松坂殿町・松坂新坐町・松坂新町・松坂日野町・松坂湊町・松坂愛宕町・松坂白粉町および松坂川井町・松坂西町・松坂本町の各一部)・松坂町作地および鎌田村・西岸江村・垣鼻村・大黒田村・西之庄村の各一部の区域をもって飯高郡松阪町が発足。この際、表記が「松坂」から「松阪」になった[12]が、「阪」は2010年(平成22年)まで常用漢字として登録されておらず、同年には当時の市教育長・小林寿一が、松坂大輔(プロ野球選手)の影響から「松坂市」と間違われることが多かったと証言している[13]。一方で市内に本店を置く第三銀行は松坂がプロ入りした1999年、松坂にあやかって銀行と松阪市の知名度向上につなげようと「がんばれ“まつざか”まつざかグッズプレゼントキャンペーン」を実施している[14]。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 所属郡が飯南郡に変更。
- 1921年(大正10年)1月1日 - 飯南郡鈴止村を編入。
- 1924年(大正13年)4月1日 - 飯南郡港村の一部(大字鎌田・松阪・石津・荒木・郷津・高町屋・大口)を編入。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 飯南郡神戸村を編入。
- 1933年(昭和8年)2月1日 - 市制施行して松阪市となる。
- 1948年(昭和23年)12月25日 - 飯南郡朝見村・松江村を編入。
- 1951年(昭和26年)12月1日 - 飯南郡伊勢寺村を編入。
- 1952年(昭和27年)12月1日 - 飯南郡機殿村を編入。
- 1954年(昭和29年)10月15日 - 飯南郡花岡町・松尾村・港村・西黒部村・一志郡阿坂村・松ヶ崎村・多気郡東黒部村を編入。
- 1955年(昭和30年)3月15日 - 一志郡宇気郷村の一部(大字柚原・飯福田・与原・後山)を編入。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 飯南郡射和村・大石村・漕代村・茅広江村を編入。
- 1957年(昭和32年)10月1日 - 飯南郡大河内村・櫛田村を編入。
- 1989年(平成元年)3月31日 - 多気郡明和町と境界変更。
- 2002年(平成14年)5月17日 - 多気郡明和町と境界変更。
- 2005年(平成17年)1月1日 - 一志郡嬉野町・三雲町・飯南郡飯南町・飯高町と合併し、改めて松阪市が発足。
- 2022年(令和4年)12月18日 - 三重県唯一のフルマラソン大会、みえ松阪マラソン2022が開催。以降毎年12月に開催予定[15]。
人口
[編集]松阪市全体としては、合併が行われた2005年(平成17年)以降人口が減少傾向にあるが、嬉野地区と三雲地区では宅地開発により人口増加がみられ、飯南地区と飯高地区では人口減少が著しい[16]。
松阪市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 松阪市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 松阪市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
松阪市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
[編集]歴代市長
[編集]代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
官選旧松阪市長 | ||||
1 | 小出三郎 | 1933年(昭和8年)3月24日 | 1937年(昭和12年)3月22日 | |
2 | 和田潤 | 1937年(昭和12年)6月1日 | 1941年(昭和16年)5月31日 | |
3 | 後藤脩 | 1941年(昭和16年)10月29日 | 1946年(昭和21年)11月24日 | |
公選旧松阪市長 | ||||
4 | 庄司桂一 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1955年(昭和30年)4月30日 | |
5 | 後藤脩 | 1955年(昭和30年)5月1日 | 1957年(昭和32年)1月15日 | |
6 | 梅川文男 | 1957年(昭和32年)3月4日 | 1968年(昭和43年)4月4日 | |
7 | 吉田逸郎 | 1968年(昭和43年)5月23日 | 1988年(昭和63年)5月22日 | |
8 | 奥田清晴 | 1988年(昭和63年)5月23日 | 2000年(平成12年)5月22日 | |
9 | 野呂昭彦 | 2000年(平成12年)5月23日 | 2003年(平成15年)2月18日 | |
10 | 下村猛 | 2003年(平成15年)4月27日 | 2004年(平成16年)12月31日 | |
松阪市長 | ||||
1 | 下村猛 | 2005年(平成17年)2月6日 | 2009年(平成21年)2月5日 | |
2 | 山中光茂 | 2009年(平成21年)2月6日 | 2015年(平成27年)9月30日 | |
3 | 竹上真人 | 2015年(平成27年)10月4日 | 現職 |
関連団体
[編集]- いずれも松阪市役所に事務局を置き、松阪市長が会長を務めている[18]。
議会
[編集]市議会
[編集]- 定数:28名
- 任期: 令和3年8月1日 - 令和7年7月31日
- 議長:山本芳敬 (就任:令和4年8月17日)
- 副議長:米倉芳周 (就任:令和4年8月17日)
会派名 | 議員数 |
---|---|
政友会 | 9 |
蒼水会 | 6 |
市民クラブ | 5 |
公明党 | 3 |
無会派 | 5 |
欠員 | 0 |
衆議院
[編集]当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 田村憲久 | 56 | 自由民主党 | 前 | 122,772票 | ○ |
松田直久 | 67 | 立憲民主党 | 元 | 64,507票 | ○ | |
山田いずみ | 35 | NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 新 | 7,329票 | ○ |
産業
[編集]名産
[編集]- 松阪牛
- 松阪豚
- 松阪鶏焼き肉
- 老伴(柳屋奉善)
- 鈴最中
- 松阪万古
- 松阪木綿
- 松阪赤菜
- 鈴屋の牛肉まん
- 深野和紙
- 伊勢茶(松阪茶、飯南茶、飯高茶)
- エスカルゴ(三重エスカルゴ開発研究所)
- さわ餅[21][22]
- あら竹の駅弁(新竹商店) - 三重県内で唯一残った駅弁屋。松阪牛の黒毛和牛を素材に扱う
- あられ茶漬け - 米の代わりに田舎あられを使ったお茶漬け
企業
[編集]松阪市に本社を置く企業
[編集]かつて存在した企業
[編集]松阪市に工場を置く企業
[編集]姉妹都市・提携都市
[編集]海外
[編集]- 友好都市
国内
[編集]- 提携都市
- 浜田市(島根県):松坂二代目藩主の古田重治の転封先であり、初代浜田藩主となった。第十二代浜浜田藩主の松平廉定は、本居宣長から源氏物語の聴講を受けた返礼として、宣長に駅鈴を授与。駅鈴はその後の松阪のシンボルとなっている。
蒲生氏郷公ゆかりネットワーク共同宣言都市
- 日野町 (滋賀県):蒲生氏郷生誕の地がかつての近江日野。近江商人発祥の地でもある。松坂開府にあたって、蒲生氏郷は日野から商人を松坂に招き、城下町の商業による発展に繋げた。(その名残が、現在の松阪市日野町という地名に残っている。)
- 会津若松市 (福島県):蒲生氏郷の転封先。会津まつりが開催されており、藩公行例では蒲生氏郷役を松阪市長が務めることが恒例となっている。
教育
[編集]大学・短期大学
[編集]- 三重中京大学(2013年12月18日閉学[10])
- 三重中京大学短期大学部(2011年10月17日閉学[10])
専修学校
[編集]- 松阪看護専門学校
- 三重県農業大学校(専修学校専門課程)
高等学校
[編集]中学校
[編集]- 多気町松阪市学校組合立多気中学校(射和小学校区が学区、学校所在地は多気郡多気町)
- 三重中学校
小学校
[編集]特別支援学校
[編集]図書館
[編集]- 松阪市図書館(松阪図書館・嬉野図書館)
施設
[編集]病院
[編集]-
松阪市民病院
-
松阪中央総合病院
-
済生会松阪総合病院
市内の基幹3病院が2024年6月から、救急車で運ばれたが入院しなかった軽症患者に対して、選定療養費7700円を徴収する運用を始めた[23]。救急出動件数が増加するなか、軽症者による救急車の利用を抑制する狙い[23][24]。
郵便
[編集](2012年12月現在)
- 以上は集配局で、この他窓口業務のみを行う郵便局が35箇所(うち簡易郵便局が4箇所)ある。
- ゆうちょ銀行
- 名古屋支店 松阪出張所(松阪郵便局と併設。ATMはホリデーサービス実施。)
- 名古屋支店 メガマート松阪川井町店内出張所(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- 名古屋支店 松阪市役所内出張所(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、松阪駅前・松阪久保・六軒・松阪徳和・松阪船江・嬉野・粥見・宮前の各郵便局ではホリデーサービスを実施。
※松阪市内の郵便番号は以下の通り。
- 「515-00xx」「515-01xx」「515-02xx」「515-08xx」「515-11xx」「515-21xx」=合併以前からの松阪市域(後述の地域を除く)および旧三雲町域。松阪郵便局の集配担当。
- 「515-12xx」=大石町、小片野町、茅原町、広瀬町、六呂木町。大石郵便局の集配担当。
- 「515-23xx」「515-24xx」=飯福田町、小野町、大阿坂町、小阿坂町、美濃田町、与原町、柚原町、後山町および旧嬉野町域。嬉野郵便局の集配担当。
- 「515-13xx」「515-14xx」=飯南町深野、飯南町横野、飯南町下仁柿、飯南町上仁柿、飯南町粥見、飯南町向粥見、飯南町有間野。粥見郵便局の集配担当。
- 「515-15xx」=旧飯高町域東部。宮前郵便局の集配担当。
- 「515-16xx」「515-17xx」=旧飯高町中西部域。川俣郵便局の集配担当
- 「519-21xx」=上蛸路町、下蛸路町、中万町、八太町、射和町、阿波曽町、庄町、御麻生薗町(および多気郡多気町の一部地域)。多気郵便局(多気町相可)の集配担当。
交通
[編集]鉄道
[編集]市の中心となる駅:松阪駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 近畿日本鉄道(近鉄)
路線バス
[編集]高速バス
[編集]- 東京高速線: 大宮駅・池袋駅・新宿駅・立川駅・横浜駅 - 松阪駅前・伊勢市駅前・鳥羽BC (三重交通、三交伊勢志摩交通、西武観光バス) ※夜行
- 東京駅・横浜駅 - 名古屋駅・松阪市民文化会館前・近鉄松阪駅・宇治山田駅 (青木バス) ※夜行
一般路線バス
[編集]コミュニティバス・デマンド交通
[編集]ラストワンマイルモビリティ
[編集]シェアサイクルやキックボードの設置ポートは無し。(2024年時点)
道路
[編集]港湾
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事など
[編集]下段の通り、松阪市内には様々な名所・旧跡・観光スポットなどが存在する。しかしながら、現代では自動車を使った住民生活が主であるため、公共交通の整備が必ずしも十分とは言えず、遠方から鉄道などで来訪するビジネス客や観光客などに対する二次交通や周遊性の担保が長年の課題となっている。(宿泊施設も少ない。ドロップイン可能なコワーキング・コミュニティスペースも確認出来ない。)
伊勢参宮街道
[編集]- 近世においては伊勢神宮への参拝道として、伊勢参宮街道が整備されていた。日永の追分で東海道から分岐し、白子、津、松阪、斎宮を経由して伊勢神宮に至ることができた。
- 現在の松阪市日野町にあたる場所において、和歌山街道への分岐があった。(分岐を示す道標が存在。)
- 現在の松阪市本町と西町をつなぐ坂内川に架かる大橋は伊勢参宮街道上にあるが、大橋と和歌山街道分岐までの地区には多くの松坂商人ゆかりの場所が残っている。
- 江戸時代にはお伊勢参り(お陰参り)の旅人が行き交い、松坂商人の反映に繋がったとされる。
- 安土桃山時代に蒲生氏郷が松坂城を築城する際、松ヶ島城時代には海岸線を通っていた参宮街道を松坂城下町の中に移動させた。(松ヶ島城下町そのものを松坂城下に移転。)これが、後の江戸時代におけるお伊勢参りの旅行需要取り込み、松坂商人の反映の基礎となっているとされる。
名所・旧跡
[編集]- 松阪城跡 - 国史跡。春は梅、桜、藤の名所となる。秋には紅葉の名所となる。
- 鈴屋(本居宣長旧宅) - 国指定特別史跡。現在は、松阪城跡の側に移築されている。
- 本居宣長記念館及び本居宣長ノ宮の神社
- 御城番屋敷(重要文化財) - 紀州藩松阪領において、松坂城の警護にあたる徳川ゆかりの紀州藩士の住居。
- 殿町(旧同心町) - 紀州藩松阪領の町奉行所などに勤める「同心」とよばれた武士たちが住んでいた一角。生垣が美しく刈り込まれた静かなたたずまいとともに、当時の家屋が何軒か残っている。
- 松阪市立歴史民俗資料館 - 国登録有形文化財。1階には蒲生氏郷や伊勢参宮街道ゆかりの展示があり、2階には小津安二郎松阪記念館がある。
- 三井家発祥地 - 市指定史跡
- 旧小津清左衛門家(旧称:松阪商人の館) - 市指定史跡
- 旧長谷川治郎兵衛邸 - 国指定重要文化財
- 原田二郎旧宅 - 市指定有形文化財
- 新上屋跡 - 本居宣長と賀茂真淵が出会った「松坂の一夜」の舞台となった旅宿跡。
- 松浦武四郎記念館
- 松浦武四郎生誕地
- 平家六代の墓 - 平清盛のひ孫であり、平家嫡流最後の人物である伊勢平氏六代目(平高清と呼ぶ説もある)の墓。壇ノ浦の戦い(源平合戦)後、出家して妙覚と名乗り、日川の里に隠れすんだという落人伝説が残る。
- 瑞巌寺庭園 - 松阪市指定文化財。
- 宝塚古墳 - 国の史跡。
- 阿坂城跡(国の史跡) - 伊勢国司三代目・北畠満雅が築城。別名は白米城。
- 大河内城跡(県指定史跡)- 伊勢国司の北畠具教・具房親子が、織田信長や滝川一益と戦った「大河内合戦」の舞台
- 松ヶ島城跡(県指定史跡)
- 朝見遺跡 - 平安時代の遺跡[25]。
- 中坪遺跡 - 奈良時代から室町時代の遺跡[26]。
- ちとせの森(本居宣長奥墓)- 国指定史跡。奥墓周辺には山桜の森が広がる。
- 射和・中万の町並み - 竹川家や国分家など、かつての豪商の家が数多く残存。
- 珍布峠(めずらしとうげ) - 江戸時代に松坂と紀州を繋いだ旧和歌山街道にある
神社仏閣など
[編集]- 愛宕山龍泉寺 - 寺伝では、聖武天皇が行基に勅し、現在の松阪市嬉野町滝之川に一宇を建立されたのが始まりとされる。三門は松ヶ島城裏門を移築したものとも言われるが確証は無い。
- 岡寺山継松寺 - 天平15年に聖武天皇の勅願により行基菩薩が建てた日本最初の厄除観音。3月の初午大祭では大きく賑わう。
- 樹敬寺 - 本居宣長の墓が国の史跡。宣長の長男春庭と妻壱岐の墓、先祖の歴代小津家の墓もある。
- 来迎寺 - 三井家の菩提寺。事業成功のご利益があるとされる。
- 機殿神社 - 伊勢神宮内宮の所管社であり、2社から成る。毎年5月と10月に伊勢神宮の神御衣祭にお供えする御衣奉織を行う。
- 朝田寺 - 平安初期にに開創。本尊は国の重要文化財。春には牡丹の名所となる。
- 飯福田寺 - 文武天皇の時代に開創
- 大石不動院 - 弘法大師が造ったとされる不動明王像がある
- 泰運寺 - 春には桜とシャクナゲが咲き、秋には紅葉の名所となる。八角銅鐘は県の有形文化財
- 花岡神社 - 元伊勢「飯野高宮」の伝承地の一つ
- 牛場神社 - 元伊勢「飯野高宮」の伝承地の一つ
- 飯野高宮神山神社 - 元伊勢「飯野高宮」の伝承地の一つ
観光スポット
[編集]- 松阪市文化財センター・はにわ館
- うきさとむら
- 松阪木綿手織りセンター - 機織り体験が可能
- 松燈庵 - 松阪城跡や御城版屋敷近くにある食事処
- みえこどもの城
- 河津桜ロード - 笠松町にある河津桜の名所
- 小津安二郎青春館 - 令和2年に閉館、松阪市立歴史民俗資料館の2階の展示に移転
- 小津安二郎資料室 - 宮前尋常高等小学校に代用教師として赴任していた際のゆかりの品を展示
- 深緑茶房
- 深野棚田のだんだん畑 - 室町時代中期から江戸時代初期にかけて開拓されたと言われる石積みの棚田
- 香肌峡(かはだきょう)
- 蓮ダム(はちすダム) - 香肌峡の奥にある大型ダム。展望台もある。春には桜の名所となる。
レジャー
[編集]- 赤目一志峡県立自然公園
- 道の駅飯高駅
- 香肌峡温泉いいたかの湯
- 松阪農業公園ベルファーム - イングリッシュガーデン。春夏秋冬毎に様々な花が咲き誇る。
- ウエストパーク松阪 - 冬から春にかけてはイチゴ狩りが可能。
- 松名瀬海水浴場 - 近くにフィッシングパークもある
- 松阪競輪場
- 松阪森林公園
- 松阪わんわんパラダイス 森のホテル スメール - 愛犬と宿泊可能な温泉リゾートホテル
- エバーグレイズ香肌峡(公営の「リバーサイド茶倉」を事業賃貸に改め2024年にオープン)[27]
- 高須町公園オートキャンプ場
- 松阪市中部台運動公園
- 松ヶ崎公園
- 相津峠
ハイキング
[編集]- 枡形山
- 観音岳
- 堀坂山
- 髭山
- 白猪山
- 烏岳
- 局ヶ岳
- 三峰山
- 高見山
祭り
[編集]- 粥だめし火だめし (1月14日、阿射加神社)
- 愛宕市 (1月24日、愛宕山竜泉寺)
- 星まつり (2月節分、善福寺)
- よいよい神事 (2月11日、和屋町・立田町・朝田町) (2月15日、大乗寺)
- 初午大祭(3月最初の午の日、岡寺)
- 宣長まつり(4月上旬の日曜日)
- 奥香肌湖春まつり (4月上旬の日曜日)
- 伊勢山上山開き (4月の日曜日、飯福田寺)
- 神御衣奉織始祭 (5月1日・10月1日、神麻績機殿・神服織機殿)
- 神御衣奉織鎮謝祭 (5月13日・10月13日、神麻績機殿・神服織機殿)
- 嬉野うきさと祭り (6月上旬の日曜、嬉野小原町)
- 古田重勝墓前祭 (6月16日、愛宕山竜泉寺)
- 堀坂大権現祭礼 (6月30日〜7月1日、堀坂山)
- 虫おくり (7月13日、和屋町)
- 湯たて神事/お湯神事(7月15日、御厨神社)
- 祇園まつり(7月中旬の土・日曜日、八雲神社・松阪神社・御厨神社、射和寺)
- 嬉野おおきん祭り (7月中旬の土曜、松阪市嬉野地域振興局)
- 愛宕山の火渡り (7月24日、愛宕山竜泉寺)
- 輪越し/夏越し (7月25日、松阪神社・御厨神社・八雲神社)
- 松阪みなとまつり(7月最終土曜、休止中)
- 四万六千日 (8月9日、岡寺山継松寺)
- かんこ踊り (8月13日〜16日、猟師町・松崎浦町・8月16日 西野町)
- 宮前盆踊り (8月13日、花岡神社)
- ふるさと川俣夢まつり (8月13日、川俣小学校)
- 香肌峡もり夏祭り (8月14日、飯高町森)
- はぜ夏祭り (8月15日、飯高林業総合センター)
- 朝田地蔵会式(地蔵盆) (8月23日、朝田寺)
- 八朔祭 (8月31日〜9月1日、大石不動院)
- 炎の祭典 (9月28日、来迎寺(白粉町))
- 伊勢山上秋季大会式(閉山式) (10月、飯福田寺)
- 宮前Festival(10月最終または11月第1日曜、飯高駅芝生広場)
- 氏郷まつり(11月3日)
- 本居宣長墓前祭 (11月5日、妙楽寺)
- 飯南ふれあい祭 (11月中旬の土・日)
- ふるさと川俣いも祭り (11月23日、川俣小学校)
出身者とゆかりの有名人
[編集]近代以前の人物
[編集]政治家
[編集]- 梅川文男 - 第6代松阪市長。
- 坂口力 - 公明党衆議院議員。厚生労働大臣。三重県立松阪北高校卒業。
- 田村憲久 - 自民党衆議院議員。田村元の甥。
- 田村元 - 衆議院議長。自民党最高顧問。
- 中川正春 - 衆議院議員・三重県議会議員。
- 野呂昭彦 - 三重県知事・松阪市長・衆議院議員。
- 野呂恭一 - 衆議院議員。野呂昭彦の父。
- 濱口誠 - 国民民主党参議院議員。自動車総連特別中央執行委員。
- 森本哲生 - 民主党衆議院議員・三重県議会議員。
- 山中光茂 - 松阪市長・三重県議会議員。松下政経塾出身。医師。
- 佃安之丞 - 大正時代の衆議院議員。伊勢国飯野郡機殿村出身。三重県医師会長や大日本医師会理事などを歴任。
経済人
[編集]- 大谷嘉兵衛 - 明治の茶商。貴族院議員。
- 奥田碩 - トヨタ自動車社長。日本経団連会長。三重県立松阪工業高校卒業。
- 國分勘兵衛 - 国分グループ本社設立者・カルピス食品工業社長。
- 角屋七郎次郎 - 代々この名を名乗った商人。2代目から10代目まで松阪に住んだ[28]。
- 角屋七郎兵衛 - 江戸時代の朱印船貿易家。鎖国令で帰れずホイアンで日本人街の長となった。
- 三井高利 - 江戸時代の豪商。三井グループの始祖。
- 鎌田又八 - 江戸時代に剛力無双を誇った商人
- 村林聡 - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング社長、ディーカレット会長。
- 安保正敏 - 三重交通社長、東海テレビ放送社長。
- 井村二郎 - 井村屋グループ創業者。
- 石原恒和 - ゲームプロデューサー、ゲームクリエイター。株式会社ポケモン代表取締役社長・CEO。母親が松阪市出身。
学者・文化人
[編集]- 石原壮一郎 - コラムニスト。扶桑社刊「大人シリーズ」など。
- 植村政勝 - 江戸時代の本草学者・隠密。
- 宇田荻邨 - 日本画家。
- 大辻隆弘 - 歌人。
- 奥田三角 - 江戸時代の儒学者。
- 小津安二郎 - 映画監督。青春時代を松阪で過ごす。
- 梶井基次郎 - 松阪を舞台にした小説『城のある町にて』を執筆。
- 近藤隆夫 - スポーツライター[29]。
- 佐佐木信綱 - 歌人・国文学者。第1回文化勲章受章者。幼少の一時期を松阪で過ごす。
- 柴田昌弘 - 漫画家。
- 曾我蕭白 - 江戸時代の絵師。朝田寺への滞在時に多くの作品を残した。
- 丹羽正伯 - 江戸時代の本草学者。
- 丹羽保次郎 - NE式写真電送装置の開発者。東京電機大学初代学長。
- 根来龍之 - 経営情報学者。垣鼻町出身。
- 東谷穎人 - スペイン文学研究者。神戸市外国語大学学長。
- 東畑精一 - 経済学者・農学者。
- 牧戸太郎 - 作曲家・編曲家[30]。
- 松浦武四郎 - 幕末から明治にかけての探検家。北海道の名付け親。
- 松本駝堂 - 江戸時代の本草学者・外科医。
- 本居宣長 - 江戸時代の国学者。『古事記』の詳細な註釈書『古事記伝』の著者。『源氏物語玉の小櫛』では『源氏物語』の本質は「もののあはれ」と提唱。
- 本居春庭 - 江戸時代の国学者。『詞八衢』『詞通路』の著者。
- 矢野眞和 - 教育学者・工学者。
- 柚月純 - 漫画家。
- 柴田昌弘 - 漫画家。
- 和田勉 - 演出家・映画監督。小学校中頃に鹿児島県鹿屋市へと転居。
- 伊藤潤一 - 書家。
芸能人・マスコミ
[編集]- あべ静江 - 女優・歌手。
- 上原香代子 - 歌手、ダンサー。
- 宇都美慶子 - シンガーソングライター。
- 梅田悠 - 女優・元SDN48。
- 桂文我 - 落語家。
- 岸尾だいすけ - 声優。
- 沢本忠雄 - 俳優。
- 笑福亭生喬 - 落語家。
- 田端義夫 - 歌手。
- 田村真子 - TBSアナウンサー。田村憲久の長女。
- 出口陽 - 歌手・元SKE48。
- 西野カナ - 歌手。
- 野田愛実 - 歌手・ミュージシャン。
- 松本華奈 - 女優・声優。
- 村田奈津実 - タレント。
- 山口みのり - MC・ナレーター。
- 赤飯 - バンド「オメでたい頭でなにより」のボーカル。
- 山本亜依 - 女優・元AKB48。
- 山本由香 - 元SKE48。
- りかりこ - 双子モデル・クリエイター。
- ゆめちん(石倉侑芽)- 元cancam読者モデル・インフルエンサー。
- 金谷みひろ - モデル・女優。
- でか美ちゃん - 歌手・タレント。
- 足立悠佑 - 俳優。
- 嶋田光希 - 静岡朝日テレビアナウンサー。
- 川島海荷 - 女優。2022年7月の月刊旅色で松阪市をナビゲート。
- 重盛さとみ - タレント。母親が松阪市出身。
スポーツ選手
[編集]サッカー
[編集]野球
[編集]- 岡林飛翔 - 元プロ野球選手(広島東洋カープ)
- 岡林勇希 - プロ野球選手(中日ドラゴンズ所属)
- 加藤匠馬 - プロ野球選手(中日ドラゴンズ→千葉ロッテマリーンズ→中日ドラゴンズ所属)
- 清水昭信 - 元プロ野球選手(中日ドラゴンズ)
- 滝野要 - 元プロ野球選手(中日ドラゴンズ)
- 西尾歩真 - プロ野球選手(福岡ソフトバンクホークス)
- 古木克明 - 元プロ野球選手(横浜ベイスターズ→オリックス・バファローズ)・元総合格闘家。
- 水谷新太郎 - 元プロ野球選手(ヤクルトスワローズ)
相撲
[編集]レスリング
[編集]- 斎藤育造 - レスリング選手。ロサンゼルスオリンピックグレコローマン48kg級銅メダル。
- 土性沙羅 - レスリング選手。リオデジャネイロオリンピック69kg級金メダル。
競艇
[編集]その他のスポーツ
[編集]- 大矢英俊 - 卓球選手。
- 海田和裕 - 競輪選手。
- 神谷英慶 - プロレスラー。大日本プロレス所属[31]。
- 玉井希絵 - 女子ラグビー選手。
- 西山雄介 - 陸上競技選手。
- 上山紘輝 - 陸上競技選手。
- 川端魁人 - 陸上競技選手。
- 宮本芽依 - キックボクサー。
- 鈴木麻綾 - 女子プロゴルファー
その他
[編集]松阪市を舞台とする作品など
[編集]小説
[編集]- 梶井基次郎『城のある町にて』
- 開高健『新しい天体』 - 「相対的景気調査官」なる役職に就いた主人公が、北海道から鹿児島県まで日本全国を巡り、予算消化のためにただひたすら食べまくるというストーリーである[32][33]。この中に和田金が登場し、主人公は和田金を絶賛するが、松阪市については「いくらか静かな、凡庸で、とりとめのない市」、「この市には顔がない」と評している[34]。
- 石川真介『愛と憎しみの伊勢志摩殺人ライン』松阪駅、駅弁あら竹
- 石川真介『謀略と欲望の伊勢志摩妖鬼』松阪駅、駅弁あら竹
ドラマ
[編集]- 日曜劇場『下克上球児』- 鈴木亮平主演。深野の沈下橋、深野だんだん田、棚田公園、福信院、御城番屋敷、松阪神社、松阪祇園まつりなどが登場。
- 『高校生レストラン』 - 松岡昌宏主演。中村川に架かる橋などが登場。
- 『斎王の葬列』 - 浅見光彦シリーズ。沢村一樹主演。松阪城跡、和田金、松ヶ島城跡などが登場。
映画
[編集]- 『きいろいゾウ』- 宮崎あおいと向井理の初共演作品。宇気郷地区での撮影が行われた。
- 『るろうに剣心最終章 The Beginning』- 御城番屋敷でのワンシーン撮影が行われた。
漫画・アニメ
[編集]- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』- 両津勘吉の後輩キャラクターである法条正義の出身地が松阪市という設定。
- 『サザエさん』- 平成28年10月〜平成29年3月の期間、テレビアニメのオープニングに御城番屋敷を歩くサザエさんが登場。
音楽
[編集]- 乃木坂46 20thシングル「シンクロニシティ」- Type-Aの特典映像「旅する3人~最高のお土産を探して~松阪編」にて、乃木坂46メンバーの与田祐希・衛藤美彩・樋口日奈が伊勢神宮参拝後に「松阪まるよし」鎌田本店を訪れ、松阪牛を食している。
- 野田愛美 「サクラヒラリ」のMusic Videoにて、中部台公園などが登場。
テレビ番組
[編集]- 『鶴瓶の家族に乾杯』- ロケで松坂城跡や御城番屋敷が登場。
ゆかりの場所(姉妹都市・提携都市を除く)
[編集]- 東京都中央区日本橋 - 江戸時代に三井高利が呉服業の越後屋を開店。その後、両替店も開店。現代においても日本橋三越本店や、三井本館にその名残をとどめている。日本橋には他にも、国分グループや小津産業といった松坂商人がルーツとなった企業がある。
- 神奈川県箱根町芦ノ湯エリア - 温泉旅館である松坂屋本店には、江戸時代に本居宣長が宿泊・滞在。松坂屋本店に隣接する東光庵薬師堂が文人墨客の交流の場として存在していたが、他の文人墨客と同様に宣長もそこを訪問したとされている。(時期は不明だが、宣長の師とされる賀茂真淵も訪問したとされている。)なお、芦ノ湯温泉は1662年(寛文2年)に、松坂屋本店の祖で、伊勢国松坂生まれの勝間田清左衛門によって開かれている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “松阪市の市章の制定について” (2005年1月1日). 2014年1月26日閲覧。
- ^ “松阪市役所公式ホームページ”. 松阪市役所. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “【新商品入荷しました!】まっつぁかTシャツ”. 一般社団法人松阪市観光協会 (2023年7月24日). 2024年3月19日閲覧。
- ^ “SBP|三重県立松阪商業高等学校”. 三重県立松阪商業高等学校. 2024年3月19日閲覧。
- ^ “粥見 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年10月6日閲覧。
- ^ “新政府を動かした「伊勢暴動」”. 三重県県史編纂グループ. 2020年8月16日閲覧。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、106頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “松阪市の大火調査報告”. 消防研究所報告. (1952-9) 2020年8月29日閲覧。.
- ^ 現在の三重県道37号鳥羽松阪線。現在は無料。
- ^ a b c “三重中京大学”. 三重中京大学. 2014年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月26日閲覧。
- ^ “台風10号接近 大雨被害 松阪の百々川が氾濫 周辺は冠水”. NHK (2024年8月29日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ 「松阪」と「松坂」について|松阪市の概要|松阪市(2013年5月24日)2017年2月11日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2010年6月8日朝刊第二社会面30頁「常用漢字追加 岐阜、岡崎、松阪 堂々と使える 『松坂』誤記減れば 『常用』入り自治体喜び」(中日新聞社)
- ^ 『中日新聞』1999年7月29日朝刊地域経済面9頁「松坂キャンペーン実施」(中日新聞社)
- ^ https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20221218-OYTNT50127/
- ^ 「若者定住策示せるか 進む中山間地域の人口減 未来への課題 上 〜松阪市長選を前に〜」井上喜博「事故撲滅の啓発 県境越えて協力 紀宝署と新宮署」中日新聞、2015年9月23日付朝刊、三重版 三広域12ページ
- ^ 松阪市ホームページ 平成20年度 松阪市統計書.2015年2月21日閲覧。
- ^ 竹上真人 著「特産松阪牛の伝統と未来」、朴恵淑 編著 編『三重学』風媒社、2017年3月30日、199-207頁。ISBN 978-4-8331-1118-8。
- ^ 衆議院小選挙区図 (PDF) 三重県選挙管理委員会
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- ^ 亀井千歩子『47都道府県和菓子/郷土菓子百科』丸善出版、2016年1月25日、185,187頁。ISBN 978-4-621-08975-0。
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- ^ a b 松岡樹、佐々木主税「救急車「軽症有料」に賛否 出動数抑制/呼びにくい 入院しない患者に7700円 松阪市きょうから」『読売新聞オンライン』2024年6月1日、朝刊。オリジナルの2024年6月2日時点におけるアーカイブ。2024年6月1日閲覧。
- ^ “三重・松阪の救急搬送、入院しなかったら「7700円」徴収へ…出動急増で「助かる命が助からない」”. 読売新聞オンライン (2024年1月22日). 2024年7月6日閲覧。
- ^ 松阪市和屋町朝見遺跡で発掘調査現地説明会を開催します
- ^ “室町時代の屋敷地跡発見 松阪”. 産経新聞社. 2023年3月31日閲覧。
- ^ “松阪に「エバーグレイズ香肌峡」オープン 川眺めながらグランピングを 三重”. 伊勢新聞. 2024年3月16日閲覧。
- ^ 『伊勢国比佐古文庫旧蔵文書』国文学研究資料館.2014年8月15日閲覧。
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- ^ “新しい天体 開高健”. 光文社文庫. 光文社. 2019年1月1日閲覧。
- ^ “開高健 新しい天体”. 新潮社. 2019年1月1日閲覧。
- ^ 開高健『開高健全集 第6巻』新潮社、1992年5月10日、410-433頁。ISBN 4-10-645206-5。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 松阪市 (gyu.matsusaka) - Facebook
- 松阪市 (@Matsusaka_city) - X(旧Twitter)
- 松阪市議会
- 松阪市観光協会
- 松阪市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ