コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

国道136号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国道136号線から転送)
一般国道
国道136号標識
国道136号
地図
地図
総延長 129.6 km
実延長 129.5 km
現道 112.9 km
制定年 1953年昭和28年)
起点 静岡県下田市
新下田橋東詰(北緯34度40分37.45秒 東経138度56分48.57秒 / 北緯34.6770694度 東経138.9468250度 / 34.6770694; 138.9468250 (新下田橋東側)
主な
経由都市
静岡県伊豆市伊豆の国市
終点 静岡県三島市
南二日町IC(北緯35度6分41.74秒 東経138度55分12.03秒 / 北緯35.1115944度 東経138.9200083度 / 35.1115944; 138.9200083 (南二日町IC)
接続する
主な道路
記法
国道135号標識 国道135号
国道414号標識 国道414号
国道001号標識 国道1号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
国道136号 起点
静岡県下田市 新下田橋付近
国道136号 終点
静岡県三島市 南二日町IC付近

国道136号(こくどう136ごう)は、静岡県下田市から伊豆半島西海岸を経由した後伊豆市修善寺を経由し、三島市に至る一般国道である。

概要

[編集]
静岡県賀茂郡松崎町石部

伊豆半島にあり、富士箱根国立公園や伊豆西南海岸に指定される景勝地にある主要道路[1]。伊豆半島最南端に位置する下田市から西伊豆の海岸沿い沿って半島を縦貫し、中伊豆から三島市を結ぶ延長約130 kmの一般国道で、主な通過地は南伊豆町松崎町西伊豆町伊豆市伊豆の国市函南町である。本道は全線無料で、中伊豆地域のバイパス道路である伊豆縦貫自動車道天城北道路修善寺道路)と伊豆中央道には有料道路もある。松崎町の駿河湾を臨む道路沿いには彫刻が展示されている区間があり、富士見彫刻ラインの愛称でよばれている[1]

東伊豆の国道135号新天城トンネルを通る国道414号と比べて道幅が狭い箇所が多く、特に南伊豆町から松崎町の間の通称マーガレットラインは、大型車の通行が困難になっている[要出典]。観光シーズンには常時渋滞が発生しており、特に静岡県道19号伊東大仁線との交点(赤橋交差点)、伊豆中央道大仁中央ICから熊坂ICまでの区間、国道1号と合流する南二日町IC、伊豆中央道入口の大場川南交差点、船原出口交差点付近の渋滞は著しい。

路線データ

[編集]

一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

[編集]

年表

[編集]

路線状況

[編集]

バイパス・改良事業など

[編集]
  • 下賀茂バイパス(賀茂郡南伊豆町)
  • 土肥拡幅(伊豆市)
    • 伊豆市八木沢から同市土肥にかけての区間について、八木沢側(延長2.0 km)を八木沢工区として、土肥側(延長2.2 km)を土肥工区としてそれぞれ局所改築する事業。大型車同士のすれ違いが困難な狭隘区間解消や連続降雨時における緊急輸送路確保を含め、西伊豆方面へのアクセス改良を目的に整備が進められた。なお、両工区の間に位置する土肥温泉周辺は改築事業対象外のため、両工区は連続してはいない。土肥工区はさらに起点側の1期区間(延長1.0 km)と里見橋を含む2期区間(延長1.2 km)に分けて整備が進められた。1986年度より事業化され[11]、八木沢工区は2003年度に、土肥工区1期は1999年度、また同2期は2004年度に着工して2018年度にそれぞれ供用した。道路構造令に基づく道路規格は第3種3級で、完成2車線、車線幅員は3.0 m、設計速度は40 km/hとなっている。
  • 西伊豆バイパス(伊豆市)
  • 下船原バイパス(伊豆市)
    • 天城北道路への接続道路として、2019年(平成31年)1月26日に開通した[12]2022年(令和4年)3月4日に並行する現道が区域を外れ、下船原バイパスを経由する経路が現道となった[13]
  • 伊豆縦貫自動車道 - 自動車専用道路。一部が国道136号のバイパス。
  • 伊豆中央道(伊豆の国市 - 函南町) - 一部有料道路
  • 函南三島バイパス(函南町) - 東駿河湾環状道路連絡路

過去の有料道路

[編集]

通称

[編集]
富士見彫刻ライン
静岡県賀茂郡松崎町
  • マーガレットライン(旧南伊豆道路
  • 富士見彫刻ライン
    • 伊豆半島西海岸に位置する松崎町の松崎から岩地まで、道路の両側に展示された彫刻21体が並ぶ4 km区間の愛称[1]。彫刻は、1972年(昭和47年)に地元の芸術家グループである「鳩巣会」の彫刻愛好家らの手によって制作・設置されたもので[14]駿河湾の海に飛び込みそうなポーズをとった「海にもどる」と題した彫刻をはじめ、さまざまな彫刻が等間隔に点在する[1]。また、地元の手によって植えられた桜並木がある桜の名所としても知られており[15]、4月上旬の開花期における室岩洞付近には桜のトンネルもできる[14]
  • 下田街道

重複区間

[編集]

道路施設

[編集]

トンネル

[編集]

道の駅

[編集]

地理

[編集]
国道414号との分岐
静岡県伊豆の国市三福

通過する自治体

[編集]

交差する国道

[編集]

[編集]

ギャラリー

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  3. ^ のち1971年に市制施行して下田市発足。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 29.
  2. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月24日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024-04-098閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月24日閲覧。
  5. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  6. ^ 土中から次々遺体 バスの三体も確認『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月17日朝刊、13版、23面
  7. ^ a b “観光バスのすれ違い円滑化 国道136号土肥バイパス”. 伊豆日日新聞 (伊豆新聞本社). (2018年12月16日) 
  8. ^ 国道136号(伊豆市土肥)の通行について”. 静岡県沼津土木事務所. 2008年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月14日閲覧。
  9. ^ 国道136号(伊豆市土肥)の全面復旧について(お知らせ)”. 静岡県沼津土木事務所. 2009年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月28日閲覧。
  10. ^ “天城北道路が全線開通 伊豆観光アクセス向上、関係者祝う”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2019年1月27日). http://www.at-s.com/sp/news/article/politics/shizuoka/593069.html 2019年2月26日閲覧。 
  11. ^ a b “里見橋含む200メートル開通 県と伊豆市―国道土肥峠工区”. 伊豆日日新聞 (伊豆新聞本社). (2019年3月24日) 
  12. ^ E70伊豆縦貫自動車道天城北道路と国道136号下船原バイパスが平成31年1月26日(土)に開通します” (PDF). 国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所・静岡県 (2018年12月26日). 2022年3月7日閲覧。
  13. ^ 静岡県告示第147号」(PDF)『静岡県公報』第192号、静岡県、2022年3月4日、2022年3月7日閲覧 
  14. ^ a b 富士見彫刻ラインの桜”. 松崎町(公式ホームページ). 松崎町役場 (2016年1月28日). 2016年12月9日閲覧。
  15. ^ ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 30.

参考文献

[編集]
  • ロム・インターナショナル(編)『道路地図 びっくり!博学知識』河出書房新社〈KAWADE夢文庫〉、2005年2月1日、39-30頁。ISBN 4-309-49566-4 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]