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西日本高速道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネクスコ西日本から転送)
西日本高速道路株式会社
West Nippon Expressway Company Limited
ロゴ
本社が入居する堂島アバンザビル
種類 株式会社
高速道路株式会社法に基づく特殊会社
略称 NEXCO西日本、W-NEXCO
本社所在地 日本の旗 日本
530-0003
大阪府大阪市北区堂島一丁目6番20号
堂島アバンザ19階
設立 2005年10月1日
業種 サービス業
法人番号 3120001112341 ウィキデータを編集
事業内容 高速道路、自動車専用道路の管理運営
代表者 代表取締役社長 前川秀和
代表取締役兼副社長執行役員 芝村善治
資本金 475億円
(2022年3月31日時点)[1]
発行済株式総数 9500万株
(2022年3月31日時点)[1]
売上高 連結:1兆3296億6900万円
単体:1兆3087億5100万円
(営業収益、2020年3月期)[1]
経常利益 連結:79億9900万円
単体:83億3200万円
(2022年3月期)[1]
純利益 連結:66億3200万円
単体:79億7000万円
(2022年3月期)[1]
純資産 連結:2260億7400万円
単体:1954億4900万円
(2022年3月31日時点)[1]
総資産 連結:1兆6483億4400万円
単体:1兆6275億1300万円
(2022年3月31日時点)[1]
従業員数 連結:15817人
単体:2618人
(2022年3月31日時点)[1]
決算期 3月31日
主要株主 財務大臣 100.00%
(2022年3月31日時点)[1]
主要子会社 西日本高速道路サービス・ホールディングス 100%
外部リンク www.w-nexco.co.jp ウィキデータを編集
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西日本高速道路が管理する福岡中央駐車場(福岡市中央区天神

西日本高速道路株式会社(にしにほんこうそくどうろ、: West Nippon Expressway Company Limited)は、高速道路株式会社法に基づき設立された特殊会社通称NEXCO西日本(ネクスコにしにほん)。

大阪府大阪市北区に本社を置く。NEXCO3社のうちのひとつで、西日本地域の高速道路自動車専用道路などを管理運営する。

会社概要

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2005年10月1日設立。

道路関係四公団の民営化方式として採用された上下分離方式において、道路施設の管理運営(いわゆる上の部分)を業務とする。道路施設の保有を目的に設立される独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構から、道路施設を借り受ける形態をとる。高速道路等の新規建設も事業内容に含まれるが、完成した道路は機構が(建設債務も含めて)、保有することになる。

ブランドカラーは「ネクスコ・ブルー」と呼ばれる青色。同社では、西日本・南日本の海と空の明るさをイメージした、鮮やかで清澄感のある青としている。

同社の経営理念は「地域社会と歩む 高速道路を目指して」、またブランドスローガンは「みち、ひと…未来へ。」である。

支社

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事業範囲

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日本国内ではおおむね近畿三重県を除く)・中国四国九州沖縄において旧日本道路公団(JH)が管理していた高速道路や自動車専用道路を事業範囲とする[2]。事業範囲には福井県の一部(小浜市以西)を含み、滋賀県の一部(東近江市甲賀市以東)を除く。なお、都市高速道路である阪神高速道路は事業範囲から除外されている。

また、本州四国連絡道路については、民営化当初は本州四国連絡高速道路(株)が運営するが、債務が十分に減少された後に合併することが、道路会社法に記載されている。

高速道路運営ノウハウや非破壊検査技術を生かして、海外事業も展開しており[3]アメリカ合衆国では道路の点検を請け負っている[4]

管理する路線

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ネクスコ各社の管轄図

具体的には、以下の道路が事業範囲となる(高速道路株式会社法第6条に基づき日本高速道路保有・債務返済機構との間に締結された協定による)。

なお、機構との協定とは別に、管理有料高速道路として関門トンネル国道2号)を当分の間管理することになっている。詳細は維持管理有料制度を参照のこと。また、子会社である芦有ドライブウェイ(株)が道路運送法に基づく一般自動車道である芦有ドライブウェイを管理している。

全国道路網

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高速自動車国道

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高速自動車国道のうち、中国横断自動車道姫路鳥取線や山陰自動車道長門美祢線、九州横断自動車道延岡線(九州中央自動車道の嘉島JCT-益城TB間を除く)は、機構との協定の対象にされていない。これは、国幹会議で整備計画が策定されている区間がまったくないか、または新直轄方式の採用により事業主体が国である区間のみとなっているためである。

一般有料道路(すでに開通している高規格幹線道路に接続する路線)

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A'は、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路。Bは、一般国道自動車専用道路

その他自動車交通施設

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  • 福岡中央自動車駐車場

不祥事

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  • 同社に2013年から勤務していた(前身の日本道路公団時代を含む)男性が、2015年2月に同社の寮で自殺。この男性は、第二神明道路事務所に2014年10月に異動後、の補強や撤去工事など未経験の業務をさせられた上、最長で月に約178時間の時間外労働を強いられたほか、約36時間連続の勤務もあったことで、鬱病を発症していたとされる。神戸西労働基準監督署は2015年12月に男性を労災と認定したが、男性の遺族は、同社が社員の勤務実態を把握しておらず、長時間労働を減らす対策を怠ったことが自殺に繋がったとして、2017年2月16日に同社の本社人事部長や関西支社長、第二神明道路事務所長らを神戸地方検察庁刑事告訴した[5]。その後、同社の酒井和広社長は2018年10月31日に、業務軽減措置が不十分だったと責任を認めた[6]。一方、告発されていた男性の上司らは書類送検されたものの、2018年11月16日に同地検は上司らを不起訴処分としており、遺族らは検察審査会に審査を申し立てるとしている[7]
  • 2018年、ETCを使っての支払いにおいて、二重に徴収していた件が発覚するも、利用者が気付いて申告しない限り返金しないとしたため問題となった[8]

現在の主な関連企業

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西日本高速道路エンジニアリングが生産販売を行っている、まほら米

2020年時点、グループ全体の連結子会社は27社となっている[1]

持分法適用会社

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2020年時点で、グループ全体の持分法適用会社は7社となっている[1]

過去の主な関連企業

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  • ハープス(サービスエリア・パーキングエリア内商業施設の店舗運営をする企業)(2014年7月1日付で下記の「ボーチェ・オアシス」「クレッセ」の2社を吸収合併し、「西日本高速道路リテール」に社名変更)
  • ボーチェ・オアシス(サービスエリア・パーキングエリア内商業施設の店舗運営をする企業)(2014年6月30日をもって解散)
  • クレッセ(サービスエリア・パーキングエリア内商業施設の店舗運営をする企業)(2014年6月30日をもって解散)

テレビ番組

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CM出演者など

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提供番組

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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