2021年トルコグランプリ
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レース詳細 | |||
---|---|---|---|
日程 | 2021年シーズン第16戦 | ||
決勝開催日 | 10月10日 | ||
開催地 |
イスタンブール・パーク トルコ イスタンブール | ||
コース長 | 5.338km | ||
レース距離 | 58周(309.396km) | ||
決勝日天候 | 曇りのち雨 | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1:22.998 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | バルテリ・ボッタス | ||
タイム | 1:30.432(58周目) | ||
決勝順位 | |||
優勝 | |||
2位 | |||
3位 |
2021年トルコグランプリ(英: 2021 Turkish Grand Prix)は、2021年のF1世界選手権第16戦として、2021年10月10日にイスタンブール・パークで開催された。
正式名称は「Formula 1 Rolex Turkish Grand Prix 2021」[1]。
背景
[編集]- レース前のチャンピオンシップ順位
- ドライバーズタイトルは前戦で優勝したルイス・ハミルトンが首位に立っているが、PU交換のペナルティの影響を最小限に留めたマックス・フェルスタッペンが2ポイント差で2位につけている。コンストラクターズでは、ボッタスが5位、ペレスが9位だったことからメルセデスがさらに広げている[2]。
- タイヤ
- 本レースでピレリが持ち込むドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C2、ミディアム(黄):C3、ソフト(赤):C4の中間の組み合わせ[3]。
- その他
エントリーリスト
[編集]レギュラーシートについては前戦ロシアGPから変更なし。
エントリーリスト
チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
---|---|---|---|---|---|
メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワンチーム | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | W12Eパフォーマンス | M12Eパフォーマンス |
77 | バルテリ・ボッタス | ||||
レッドブル・レーシング・ホンダ | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | RB16B | RA621H |
11 | セルジオ・ペレス | ||||
マクラーレンF1チーム | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | MCL35M | M12Eパフォーマンス |
4 | ランド・ノリス | ||||
アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | AMR21 | M12Eパフォーマンス |
5 | セバスチャン・ベッテル | ||||
アルピーヌF1チーム | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | A521 | E-Tech 20B |
31 | エステバン・オコン | ||||
スクーデリア・フェラーリ1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | SF21 | 065/6 |
55 | カルロス・サインツ | ||||
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | AT02 | RA621H |
10 | ピエール・ガスリー | ||||
アルファロメオ・レーシング・オーレン | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | C41 | 065/6 |
99 | アントニオ・ジョヴィナッツィ | ||||
ウラルカリ・ハースF1チーム | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | VF-21 | 065/6 |
47 | ミック・シューマッハ | ||||
ウィリアムズ・レーシング | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | FW43B | M12Eパフォーマンス |
6 | ニコラス・ラティフィ | ||||
ソース:[6] |
フリー走行
[編集]- FP1[9]
- 10月8日 11:30 TRT(UTC+3)
- トップはルイス・ハミルトン、0.425秒差で2位にマックス・フェルスタッペン、0.476秒差で3位にシャルル・ルクレールが続いた。ピエール・ガスリーは無線で再舗装したばかりの昨年と比べ、まるで別のコースと報告していた。
- FP2[10]
- 10月8日 15:00 TRT(UTC+3)
- トップはルイス・ハミルトン、2番手にシャルル・ルクレール、3番手にバルテリ・ボッタスが続いた。4,5番手となったレッドブル陣営は、昨年の路面から大きく改善したことで持ち込んだセットアップが機能していないと説明している。
- FP3[11]
- 10月9日 12:00 TRT(UTC+3)
- トップはピエール・ガスリー、2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にセルジオ・ペレスが続いた。初日トップだったメルセデス勢はPUのマイレージを抑えるためにいずれのドライバーも10周以下しか走行しなかった。
予選
[編集]10月9日 15:00 TRT(UTC+3)(文章の出典[12])
ポールはバルテリ・ボッタス、2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にシャルル・ルクレールとなった。Q3で最速タイムを刻んだのはルイス・ハミルトンだったが、4基目のICEの使用による10グリッド降格のペナルティにより、記録上のPPは前述の通りとなった。
予選結果
[編集]順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:24.585 | 1:23.082 | 1:22.868 | 111 |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:25.047 | 1:23.579 | 1:22.998 | 1 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-ホンダ | 1:24.592 | 1:23.732 | 1:23.196 | 2 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:24.869 | 1:24.015 | 1:23.265 | 3 |
5 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ-ホンダ | 1:24.704 | 1:23.817 | 1:23.326 | 4 |
6 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ-ルノー | 1:25.174 | 1:23.914 | 1:23.477 | 5 |
7 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-ホンダ | 1:24.963 | 1:23.961 | 1:23.706 | 6 |
8 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 1:25.138 | 1:24.642 | 1:23.954 | 7 |
9 | 16 | ランス・ストロール | アストンマーティン-メルセデス | 1:25.511 | 1:24.601 | 1:24.305 | 8 |
10 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ-ホンダ | 1:25.409 | 1:24.054 | 1:24.368 | 9 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン-メルセデス | 1:25.787 | 1:24.795 | 10 | |
12 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 1:25.422 | 1:24.842 | 12 | |
13 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ-メルセデス | 1:25.417 | 1:25.007 | 13 | |
14 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース-フェラーリ | 1:25.555 | 1:25.200 | 14 | |
15 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:25.177 | No Time | 192 | |
16 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン-メルセデス | 1:25.881 | 202 | ||
17 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ-メルセデス | 1:26.086 | 15 | ||
18 | 99 | アントニオ・ジョヴィナッツィ | アルファロメオ-フェラーリ | 1:26.430 | 16 | ||
19 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ-フェラーリ | 1:27.525 | 17 | ||
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース-フェラーリ | 1:28.449 | 18 | ||
107% time: 1:30.505 | |||||||
ソース:[13][14] |
- 追記
決勝
[編集]10月10日 15:00 TRT(UTC+3)(文章の出典[16])
優勝はバルテリ・ボッタスで2020年ロシアグランプリ以来通算10勝目を挙げ、自身2度目のハットトリックも達成した。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にセルジオ・ペレスとレッドブル勢が続いた。
雨がポツポツと降り続き路面は乾かず、溝が無くなり接地面が増えたインターミディエイトで走り続けるほうが速いという特殊な状況のレースだった。ウェット宣言下のレースではタイヤ交換義務がないため[17]、エステバン・オコンは唯一ノーピットを成功させ10位で完走しポイントを獲得している。
レース結果
[編集]順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 58 | 1:30:41.001 | 1 | 26FL |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-ホンダ | 58 | +14.584 | 2 | 18 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-ホンダ | 58 | +33.471 | 6 | 15 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 58 | +37.814 | 3 | 12 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 58 | +41.812 | 11 | 10 |
6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ-ホンダ | 58 | +44.292 | 4 | 8 |
7 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 58 | +47.213 | 7 | 6 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 58 | +51.526 | 19 | 4 |
9 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン-メルセデス | 58 | +82.018 | 8 | 2 |
10 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 57 | +1 Lap | 12 | 1 |
11 | 99 | アントニオ・ジョヴィナッツィ | アルファロメオ-フェラーリ | 57 | +1 Lap | 16 | |
12 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ-フェラーリ | 57 | +1 Lap | 17 | |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン-メルセデス | 57 | +1 Lap | 20 | |
14 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ-ホンダ | 57 | +1 Lap | 9 | |
15 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ-メルセデス | 57 | +1 Lap | 13 | |
16 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ-ルノー | 57 | +1 Lap | 5 | |
17 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ-メルセデス | 57 | +1 Lap | 15 | |
18 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン-メルセデス | 57 | +1 Lap | 10 | |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース-フェラーリ | 56 | +2 Laps | 14 | |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース-フェラーリ | 56 | +2 Laps | 18 | |
ソース:[18][19] |
追記
[編集]- ^FL - ファステストラップの1点を含む
達成された主な記録
[編集]第16戦終了時点のランキング
[編集]
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- 注:いずれもトップ5まで掲載。
- 注:ファストテストラップアワードは同数の場合、カウントバック方式がとられている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Turkish Grand Prix 2021 - F1 Race”. The Official F1 Website. 2020年10月8日閲覧。
- ^ “【ポイントランキング】F1第15戦ロシアGP終了時点”. auto sport Web (2021年9月27日). 2021年10月8日閲覧。
- ^ “トルコGP FP1:ハミルトンが首位発進、フェルスタッペンとルクレールが続く。角田は18番手”. autosport Web (2021年10月8日). 2021年10月8日閲覧。
- ^ “F1トルコGPにホンダPU搭載のレッドブル&アルファタウリが日本GP用の特別カラーリングで参戦”. autosport Web (2021年10月6日). 2021年10月8日閲覧。
- ^ “レッドブル・ホンダF1、ホワイト&日本語バージョンのレーシングスーツを公開。ファンへの感謝を込めた特別デザイン”. autosport Web (2021年10月8日). 2021年10月8日閲覧。
- ^ 『F1速報 2021年9月16日号 2021年 第12戦 ベルギーGP号』株式会社三栄、2021年9月2日、73頁。
- ^ “フェラーリ、『ミッション・ウィノウ』ロゴをEU圏のレースで使用せずも、フィリップ・モリスとは関係良好?”. jp motorsport.com (2021年6月24日). 2021年10月7日閲覧。
- ^ “2021 Turkish Grand Prix - Entry List.pdf” (英語). FIA.com. 2021年10月8日閲覧。
- ^ “ハミルトン、低グリップに不満のフェルスタッペン抑えTOP発進…懸案の路面は大幅改善か / F1トルコGP《FP1》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2021年10月8日). 2021年10月21日閲覧。
- ^ “レッドブル、路面改善が”災い”してセットアップに問題…跳馬にも届かずTOP3圏外 / F1トルコGP《FP2》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2021年10月8日). 2021年10月21日閲覧。
- ^ “えっ!? ガスリー、雨タイヤで昨年ドライより4.6秒速い最速タイム!ホンダTOP3独占 / F1トルコGP《FP3》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2021年10月9日). 2021年10月21日閲覧。
- ^ “ハミルトン最速もボッタスPP、マックス含めHonda全車トップ10…角田は7戦ぶりQ3 / F1トルコGP《予選》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2021年10月9日). 2021年10月21日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 ROLEX TURKISH GRAND PRIX 2021 - QUALIFYING”. Formula 1 (2021年10月11日). 2021年10月9日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 ROLEX TURKISH GRAND PRIX 2021 - STARTING GRID”. Formula 1 (2021年10月9日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ a b “【追記】新エレメント投入のハミルトンとサインツが降格。リカルドもPU交換/2021年F1第16戦トルコGPグリッド”. autosport Web (2021年10月10日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “F1トルコ決勝:ボッタス今季初優勝で美酒に酔う。”ホンダカラー”のレッドブルは2-3位。角田は14位”. jp motorsport.com (2021年10月11日). 2021年10月21日閲覧。
- ^ “2021_formula_1_sporting_regulations” (英語). p. 27. 2021年10月21日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 ROLEX TURKISH GRAND PRIX 2021 - RACE RESULT”. Formula 1 (2021年10月10日). 2021年10月13日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 ROLEX TURKISH GRAND PRIX 2021 - FASTEST LAPS”. Formula 1 (2021年10月10日). 2021年10月13日閲覧。
- ^ a b “2021 Formula One Turkish Grand Prix”. motorsportSTATS (2021年10月10日). 2021年10月13日閲覧。
- ^ “2021 DHL FASTEST LAP AWARD”. Formula 1 (2021年10月10日). 2021年10月13日閲覧。
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