高森町 (熊本県)
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たかもりまち 高森町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 熊本県 | ||||
郡 | 阿蘇郡 | ||||
市町村コード | 43428-1 | ||||
法人番号 | 3000020434281 | ||||
面積 |
175.06km2 | ||||
総人口 |
5,382人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 30.7人/km2 | ||||
隣接自治体 |
阿蘇市、上益城郡山都町、阿蘇郡南阿蘇村 大分県竹田市 宮崎県西臼杵郡高千穂町 | ||||
町の木 | ヤマザクラ | ||||
町の花 | ヒメユリ | ||||
高森町役場 | |||||
町長 | 草村大成 | ||||
所在地 |
〒869-1602 熊本県阿蘇郡高森町大字高森2168番地 北緯32度49分38秒 東経131度07分19秒 / 北緯32.82728度 東経131.12197度座標: 北緯32度49分38秒 東経131度07分19秒 / 北緯32.82728度 東経131.12197度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
高森町(たかもりまち)は、熊本県の阿蘇地方の南東部にある町。阿蘇郡に属する。
地理
[編集]南阿蘇、阿蘇五岳の南東部に位置する。町域は阿蘇外輪山によって大きく東西二つに分かれる。総人口では西に隣接する南阿蘇村に劣るが、南阿蘇における中心地的地位を得ている。
西側は阿蘇カルデラの内部、南郷谷の一角である。人口の大部分が集中しており、町役場をはじめとする行政や商工観光の中心的機能が所在し、JR豊肥本線の立野駅と結ぶ南阿蘇鉄道の終点・高森駅もある。
東側は外輪山の外側で、北東は大分県、南東は宮崎県に接している。阿蘇地方及び熊本県の最東端部であり、奥阿蘇(おくあそ)の名称を冠する施設がいくつか見られる。
気候
[編集]高森(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.8 (65.8) |
21.3 (70.3) |
25.9 (78.6) |
28.0 (82.4) |
31.0 (87.8) |
34.0 (93.2) |
34.4 (93.9) |
34.8 (94.6) |
33.3 (91.9) |
29.3 (84.7) |
24.7 (76.5) |
21.0 (69.8) |
34.8 (94.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 6.8 (44.2) |
8.8 (47.8) |
12.7 (54.9) |
18.0 (64.4) |
22.6 (72.7) |
24.6 (76.3) |
28.4 (83.1) |
29.2 (84.6) |
26.0 (78.8) |
20.9 (69.6) |
15.3 (59.5) |
9.3 (48.7) |
18.5 (65.3) |
日平均気温 °C (°F) | 2.2 (36) |
3.6 (38.5) |
7.1 (44.8) |
12.2 (54) |
16.9 (62.4) |
20.3 (68.5) |
23.9 (75) |
24.3 (75.7) |
21.1 (70) |
15.5 (59.9) |
9.9 (49.8) |
4.2 (39.6) |
13.4 (56.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −2.0 (28.4) |
−1.1 (30) |
2.0 (35.6) |
6.6 (43.9) |
11.7 (53.1) |
16.5 (61.7) |
20.5 (68.9) |
20.8 (69.4) |
17.2 (63) |
10.8 (51.4) |
4.9 (40.8) |
−0.4 (31.3) |
9.0 (48.2) |
最低気温記録 °C (°F) | −13.2 (8.2) |
−12.6 (9.3) |
−8.6 (16.5) |
−4.2 (24.4) |
2.1 (35.8) |
6.7 (44.1) |
11.6 (52.9) |
12.7 (54.9) |
4.9 (40.8) |
−1.4 (29.5) |
−4.9 (23.2) |
−9.5 (14.9) |
−13.2 (8.2) |
降水量 mm (inch) | 74.6 (2.937) |
105.9 (4.169) |
156.7 (6.169) |
164.1 (6.461) |
189.7 (7.469) |
536.0 (21.102) |
447.9 (17.634) |
229.5 (9.035) |
250.5 (9.862) |
113.1 (4.453) |
91.5 (3.602) |
75.5 (2.972) |
2,435.1 (95.87) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 8.1 | 9.6 | 12.2 | 11.4 | 10.5 | 16.2 | 15.5 | 12.8 | 11.5 | 8.4 | 8.3 | 8.3 | 132.9 |
平均月間日照時間 | 116.3 | 125.1 | 151.8 | 177.3 | 184.0 | 115.0 | 147.4 | 171.8 | 139.2 | 163.5 | 138.7 | 126.2 | 1,761.4 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[1] |
隣接している市町村
[編集]人口
[編集]高森町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 高森町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 高森町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
高森町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地名
[編集]- 高森
- 上色見(旧色見村)
- 色見(旧色見村)
- 尾下(旧野尻村)
- 河原(旧野尻村)
- 津留(旧野尻村)
- 野尻(旧野尻村)
- 草部(旧草部村)
- 下切(旧草部村)
- 菅山(旧草部村)
- 芹口(旧草部村)
- 中(旧草部村)
- 永野原(旧草部村)
- 矢津田(旧草部村)
歴史
[編集]近現代
[編集]- 1894年(明治27年)1月12日 阿蘇郡草ヶ矢村が草部村に改称。
- 1955年(昭和30年)4月1日 阿蘇郡高森町・草部村・色見村が対等合併し、新町制による高森町が発足。
- 1957年(昭和32年)8月1日 阿蘇郡野尻村を編入。
- 2013年(平成25年)10月4日 - 「日本で最も美しい村」連合への加盟が認定された。
経済
[編集]- 2004年(平成16年)度町内総生産188億円。
産業は農林業と観光業が主体。
農業は畑作・稲作や花き・葉たばこ生産、畜産、林業などで発展してきた[2]。近年は大根、キャベツなどの高冷地野菜のブランド化も推進され、スイカ・メロンの生産も盛んになってきた[3]。
姉妹都市・提携都市
[編集]国内
[編集]観光
[編集]南阿蘇の豊かな山野に囲まれて過ごすグリーンツーリズム型が主であり、観光農園やペンション、キャンプ場が点在する。地元の野菜・山菜や手作りの漬物・菓子・ハムなどを販売する物産館も数か所ある。料理は素朴な味わいの「高森田楽」[4] や炭焼き地鶏が有名。
名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 根子岳 - 町の北側にそびえる阿蘇五岳の一つ。五岳の東端にあり最も古く、山頂や斜面が侵食されてギザギザの奇観をなしている。夕陽を浴びて赤く染まると「西遊記」に登場する火焔山のよう。「くまもと自然百景」の第一位に選ばれている。最高峰「天狗岩」付近は崩落が進んでおり、登山が難しい。
- 高森湧水トンネル公園 - 旧国鉄の高森線と高千穂線を結び九州を横断する鉄道を建設するために掘られたが、多量の地下水が湧出して工事は中止。その跡を活用・整備したもの。トンネルの中は湧水が流れる。ライトアップされ、ウォーターパールが幻想的な空間を演出している。
- 九十九曲り - 外輪山の南側から、高森峠を越えて町の中心部に下りていく途中約4kmが、幾重にも曲がりくねるためこう呼ばれる。春は6,000本の桜が沿道を飾る。高森峠からは、町の中心部がある南郷谷やその向こうにそびえる阿蘇五岳のパノラマが見晴らせる[5]。
- ゆうすげ号 - 南阿蘇鉄道の立野~高森間を片道1時間のゆっくりしたスピードで結ぶトロッコ列車。
- 高森温泉
- 月廻り公園
- 鍋の平キャンプ場
- 奥阿蘇キャンプ場
- 永秀寺 (熊本県高森町)
- 草部吉見神社
- ニャンロクゴ - 国道265号線のことを地元では語呂合わせで2(ニャン)6(ロク)5(ゴー)と呼んでいる。これは根子岳にまつわる猫の伝説にちなむ。[6]高森町国道265号線(村山・上色見地区)界隈には、阿蘇の神話にまつわる祠や神社などが点在し、その神秘的な佇まいは知る人ぞ知る観光スポットである[7]として人気が高まっている。
交通
[編集]- 最寄り空港は熊本空港(阿蘇くまもと空港)
鉄道
[編集]路線バス
[編集]長距離バス
[編集]- 特急「たかちほ号・あそ号」(九州産交バス・宮崎交通):熊本市 - 熊本空港 - 西原村 - 南阿蘇村 - 高森町 - 山都町 - 五ヶ瀬町 - 高千穂町 - 日之影町 - 延岡市
- 快速「たかもり号」(九州産交バス):熊本市 - 熊本空港 - 西原村 - 南阿蘇村 - 高森町
- ハッコーライナー(ハッコートラベル):福岡市 - 高森町
一般路線
[編集]かつては大津町の大津中央 - 高森中央間を結ぶ路線をはじめ複数の一般路線が運行されていたが2009年(平成21年)9月末までに全路線が廃止され、現在はコミュニティバスのみの運行となっている。このほか、「高森~馬見原」間の一般路線も運行していたが、2007年(平成19年)4月1日をもって下記の山都町バスとなった。
- 高森中央=旅草=上差尾=馬見原
- 高森中央=柳=上差尾=馬見原
- 高森中央=柳=今村=馬見原
- こちらは山都町蘇陽地区の南阿蘇交通に運行を委託
道路
[編集]一般国道
[編集]主要地方道
[編集]一般県道
[編集]行政
[編集]- 町長:草村大成
- 町議会議員 10人
警察
[編集]裁判所
[編集]教育
[編集]高等学校
[編集]義務教育学校
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]出身者
[編集]- 武田真一 (フリーアナウンサー、元NHKアナウンサー)
- 藤本朝巳(イギリス児童文学研究者)
- マッコイ本田(ローカルタレント)
- 堀江信彦(週刊少年ジャンプ元編集長:歴代最高650万部。現コアミックス社長)
出典
[編集]- ^ “高森 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月24日閲覧。
- ^ “熊本県高森町”. 農林水産省. 2020年4月26日閲覧。
- ^ 熊本を代表する高級ブランドメロンご当地ドットコム 2020年2月18日閲覧
- ^ 高森町観光サイト
- ^ “高森峠千本桜”. 2020年4月26日閲覧。
- ^ “猫の王と猫岳参り”, ヤマネコ山遊記 2020年8月28日閲覧。
- ^ ニャンロクゴ観光スポット(「「ニャンポ」マップの楽しみ方」)
- ^ みなみあそ観光局
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 高森町役場 (@takamorimachi) - X(旧Twitter)
- 高森町役場 (takamorimachi) - Facebook
- 高森町 (@takamorimachi) - Instagram
- 高森町 - YouTubeチャンネル
- 熊本県阿蘇郡高森町ポータルサイト 一般社団法人 TAKAraMORI
- ヤマネコ山遊記(2012年10月22日更新)-猫と縁のある山 -猫の王者が棲んでいたという伝説 参照
- 「ニャンポ」マップの楽しみ方(2015年8月25日更新) -ニャンロクゴ観光スポット 参照