国道144号
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(長野原上田線から転送)
一般国道 | |
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国道144号 | |
地図 | |
総延長 | 44.1 km |
実延長 | 44.1 km |
現道 | 44.0 km |
制定年 | 1953年(昭和28年) |
起点 | 群馬県吾妻郡長野原町 羽根尾交差点(北緯36度32分57.12秒 東経138度36分19.71秒 / 北緯36.5492000度 東経138.6054750度) |
終点 | 長野県上田市 中央東交差点(北緯36度24分16.23秒 東経138度15分40.47秒 / 北緯36.4045083度 東経138.2612417度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道145号 国道146号 国道406号 国道18号 |
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国道144号(こくどう144ごう)は、群馬県吾妻郡長野原町から長野県上田市に至る一般国道である。
概要
[編集]群馬県北西部の吾妻郡長野原町から西へ向かい、長野県との県境にある鳥居峠(標高1,362 m)を越え、長野県上田市内を走る国道18号まで東西に結ぶ延長約44 kmの路線。群馬県側は別名「長野街道」ともよばれる。起点は、JR東日本羽根尾駅前にある羽根尾交差点で、ここは本路線と国道145号、国道146号が交わる全国町村の中でも珍しい国道連番3路線の起点となっており、木造で「国道三起点」と書かれた立派なモニュメント(案内塔)が建てられている[1][2]。起点より長野県の菅平口まで続く峠越えの区間は、国道406号と重複するほか、上田市街地郊外で上信越自動車道 上田菅平インターチェンジと接続し、終点付近の住吉交差点では国道18号上田バイパスと交差する。
地域高規格道路上信自動車道(群馬県渋川市 - 吾妻郡長野原町 - 長野県東御市付近)の構想区間に並行しており、国道144号としてはそのうち長野原町から嬬恋村までの長野原嬬恋バイパスが事業化している。
2019年(令和元年)の令和元年東日本台風(台風19号)により、群馬県吾妻郡嬬恋村大字大笹地内において、鳴岩橋などが被災、付近が一時不通となった。非常災害に認定されたことから、直轄権限代行により群馬県に代わって、国主導で橋の架替事業が行われていた[3]。2022年(令和4年)12月10日に鳴岩橋が完成し、本復旧ルートでの通行が可能となった[4]。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[5][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:群馬県吾妻郡長野原町(羽根尾交差点 = 国道145号・国道146号起点、国道406号上)
- 終点:上田市(中央東交差点 = 国道18号交点)
- 重要な経過地:長野県小県郡真田町[注釈 2]
- 総延長 : 44.1 km(群馬県 24.0 km、長野県 20.1 km)重用延長を含む。[6][注釈 3]
- 重用延長 : 0.0 km(群馬県 - km、長野県 0.0 km)[6][注釈 3]
- 未供用延長 : なし[6][注釈 3]
- 実延長 : 44.1 km(群馬県 24.0 km、長野県 20.1 km)[6][注釈 3]
- 指定区間:なし[7]
歴史
[編集]- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道144号長野原上田線(群馬県吾妻郡長野原町 - 上田市)として指定施行[8]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道144号として指定施行[5]。
- 2019年(令和元年)10月12日 - 令和元年東日本台風(台風19号)による大雨で吾妻川が氾濫し、橋や道路が複数箇所で崩落[9]。
- 2022年(令和4年)
路線状況
[編集]重複区間
[編集]- 国道406号(群馬県吾妻郡長野原町・羽根尾交差点(起点) - 長野県上田市・菅平口交差点)
道路施設
[編集]橋梁
[編集]- 新三原橋(吾妻川、群馬県吾妻郡嬬恋村大字三原 - 大字芦生田)
- 新田代橋(吾妻川、群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]- 群馬県吾妻郡長野原町
- 群馬県吾妻郡嬬恋村
- 群馬県道59号草津嬬恋線:三原交差点
- 長野県道・群馬県道94号東御嬬恋線:田代交差点
- 長野県上田市
- 国道406号:菅平口交差点(長野原町から重複)
- 長野県道4号真田東部線:横沢交差点
- 長野県道35号長野真田線:荒井交差点
- 上信越自動車道:上田菅平IC
- 国道18号(上田バイパス):住吉交差点
- 国道18号(現道):中央東交差点
主な峠
[編集]- 鳥居峠(標高1,362 m)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年、43-44頁。ISBN 978-4-06-288282-8。
- ^ 国道三起点の地 (案内塔). 群馬県吾妻郡長野原町 羽根尾交差点: 長野原町.北緯36度32分57.1秒 東経138度36分20秒
- ^ 国道144号嬬恋村鳴岩橋権限代行事業について | 高崎河川国道事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
- ^ 『国道144号 鳴岩橋 令和4年12月10日完成 〜令和元年台風第19号による被災箇所の直轄権限代行による災害復旧〜』(プレスリリース)国土交通省 関東地方整備局、2022年11月10日 。2022年11月11日閲覧。
- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月6日閲覧。
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ “群馬)国道144号の橋が崩落 「命綱」は村道 嬬恋村:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年10月24日閲覧。
- ^ 岩盤崩落、通行止め続く嬬恋橋 生活影響 消防に不安 迂回14キロ、車で20分 上毛新聞 2022年5月17日
- ^ “一般国道144号の湯ノ平橋工区が完成し供用を開始します。” (PDF). 長野県上田建設事務所整備課 (2022年11月17日). 2022年12月17日閲覧。