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小惑星(91)アエギナについて |
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* [[オウィディウス]]『[[変身物語]](上)』[[中村善也]]訳、岩波文庫(1981年) |
* [[オウィディウス]]『[[変身物語]](上)』[[中村善也]]訳、岩波文庫(1981年) |
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* [[シケリアのディオドロス|ディオドロス]]『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年) |
* [[シケリアのディオドロス|ディオドロス]]『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年) |
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* [[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) |
* [[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) |
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* [[ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』[[松田治]]・青山照男訳、[[講談社学術文庫]](2005年) |
* [[ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』[[松田治]]・青山照男訳、[[講談社学術文庫]](2005年) |
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* ピンダロス『祝勝歌集/断片選』[[内田次信]]訳、[[京都大学学術出版会]](2001年) |
* ピンダロス『祝勝歌集/断片選』[[内田次信]]訳、[[京都大学学術出版会]](2001年) |
2021年11月15日 (月) 10:32時点における版
アイギーナ (古希: Αἴγινα, Aigīna, ラテン語: Aegina)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアイギナとも表記する。アイギナ島の名の由来とされる[1][2][3]。
アイギーナは河神アーソーポスとメトーペーの娘の1人で[1][3]、ピンダロスによればテーベーと双子の姉妹、アーソーポスの末の娘である[4]。ゼウスとの間にアイアコスを[1][2][3][5]、アクトールとの間にメノイティオスを生んだ[6]。
神話
アイギーナはゼウスにさらわれ、プリウースから[3]オイノーネー島に連れ去られた。父アーソーポスはアイギーナを探してコリントスを訪れ、シーシュポスからアイギーナの居場所を聞き出して後を追いかけた。しかしゼウスは雷を投げつけてアーソーポスを追い払った。アイギーナはオイノーネー島でゼウスに愛され、アイアコスを生んだ。そこでオイノーネー島はアイギーナ島と呼ばれるようになった[1][2]。オウィディウスによればアイアコスが母の名にちなんでアイギーナ島と呼んだという[7]。
アイギーナ島は無人の島だったが、ゼウスはアイアコスのためにアリを人間に変えて住まわせた。これがミュルミドーン人だとされる[1][2]。別の説によると、嫉妬したヘーラーがアイギーナ島に疫病をもたらした[8]、あるいはヘーラーが水中に放った毒蛇の毒が流れたために島の住人が滅びかけた。このためアイアコスはゼウスに祈り、ゼウスはアリを人間に変えたという[9]。
アイギーナの子供のうちアイアコスは敬虔な人物として知られ、死後も冥府で敬われ、冥府の鍵を預けられている[1]。冥府の裁判官になったとも言われる。また、メノイティオスはアルゴナウタイに参加し、パトロクロスの父となった[10]。
系図