アレークトー
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アレークトー[1](またはアレクトー[2][3]、アーレークトー[4]。古希: Ἀληκτώ, Alektō; Ἀλληκτώ, Allektō、ラテン語: Alecto)は、ギリシア神話に登場するエリーニュスの1柱である。「止まない女」の意[5]。長母音を省略してアレクトとも表記される。ローマ神話ではフリアエの1柱として登場する。
ヘーシオドスによると、クロノスがウーラノスを去勢したときウーラノスから流れ出た血によって受胎したガイアの娘であった[6]。彼女の姉妹はティーシポネーとメガイラである[1]。
アレークトーはウェルギリウスの『アエネーイス』に[7][8][9]、そしてまたダンテの『地獄篇』に、3柱のエリーニュスの1柱として登場する。
出典
[編集]参考文献
[編集]- ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)
- 呉茂一『ギリシア神話(上)』、新潮文庫(1979年)
- フェリックス・ギラン『ギリシア神話』中島健訳、青土社(1991年)