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シモエイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シモエイス古希: Σιμόεις, Simoeis, ラテン語: Simois)は、ギリシア神話である。オーケアノステーテュースの子で[1]トローアス地方を流れるスカマンドロス川の支流シモエイス川河神である。娘にアステュオケーヒエロムネーメーがおり、アステュオケーはトロイアエリクトニオスの妻となってトロースを生み、ヒエロムネーメーはアッサラコスの妻となってカピュスを生んだ[2]トロイア戦争では、ヘーラー戦車を駆ってスカマンドロス川とシモエイス川の合流地点にやって来て、戦車から神馬たちを放したとき、シモエイスは神馬たちが食べるためにアムブロシアーを生え出させた[3]。またスカマンドロスが大水を起してアキレウスを襲ったとき、スカマンドロスに乞われて助力した[4]

脚注

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  1. ^ ヘーシオドス、342行。
  2. ^ アポロドーロス、3巻12・2。
  3. ^ 『イーリアス』5巻773行-777行。
  4. ^ 『イーリアス』21巻298行-323行。

参考文献

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関連項目

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