クレイオー
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クレイオー(古希: Κλειώ, Kleiō)、あるいはクリーオー(古希: Κλιώ, Klīō, ラテン語: Clio)は、ギリシア神話に登場する女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1人である。
ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、エウテルペー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エラトー、ポリュムニアー、ウーラニアーと姉妹[1][2][3]。ムーサたちのうち「英雄詩」と「歴史」を司り、表される際の持ち物は巻物あるいは巻物入れなどであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代もかなり後期になってからである。
アプロディーテーに対して「女神の身であるにもかかわらず、人間アドーニスに恋した」と咎めたため、呪いによりマケドニアのペラ(ピーエリス)王ピーエロスに恋するようになり、その間にヒュアキントスという息子を産んだ[4]。
別な伝説では、婚姻の神ヒュメナイオスの母でもあるという。
ギャラリー
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ジョヴァンニ・バリオーネ『クレイオー、歴史を司るムーサ』(17世紀前半) アラス美術館所蔵
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ジュゼッペ・ファニャーニ『クレイオー』(1869年) メトロポリタン美術館所蔵
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ヨハン・ハインリヒ・ティシュバイン『クレイオー』(1780年) カッセル市立美術館所蔵
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ピエール・ミニャール『クレイオー』(1689年) ブダペスト国立西洋美術館所蔵
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シャルル・メニエ『クレイオー』(1800年) クリーブランド美術館所蔵
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クレイオーの像 エルミタージュ美術館所蔵
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クレイオーの像 プラド美術館所蔵