中村善也
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人物情報 | |
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生誕 |
1925年3月2日 日本福井県 |
死没 | 1985年4月5日 (60歳没) |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 西洋古典学 |
研究機関 | 京都府立大学 |
中村 善也(なかむら ぜんや、1925年3月2日 - 1985年4月5日[1])は、日本の西洋古典学者。
経歴
[編集]1925年、福井県で生まれた[2]。京都大学文学部で学び、1949年に卒業。
卒業後は西京大学で教鞭を執った。1959年に西京大学は京都府立大学となったため、以降京都府立大学助教授。後に教授昇進。1985年、在職中に死去した。
研究内容・業績
[編集]専門は西洋古典学。ギリシア関係ではホメロスの叙事詩、ローマ関係ではキケロの『法律論』など多数の作品を翻訳した[3]。
著作
[編集]- 著書
- 共編著
- 訳書
- エウリピデス「メデイア」
- エウリピデス「ヘレネ、キュクロプス、メデイア」
- 全集組入 『エウリピデス』(世界古典文学全集 9) 筑摩書房1965
- 新版『ギリシア悲劇 Ⅳ エウリピデス 下』ちくま文庫 1986
- エウリピデス「レーソス」『ギリシア悲劇全集』第3巻 人文書院 1960
- メナンドロス「髪を切られる女 サモスの女」『ギリシア喜劇全集』第2巻 人文書院 1961
- アイスキュロス「アガメムノン」田中美知太郎編、新潮社(ギリシア劇集) 1963
- デモステネス『ギリシア思想家集』(世界文学大系 63) 田中美知太郎共訳、筑摩書房 1965
- キケロ『法律について』(世界の名著 13)中央公論社 1968
- E・R・クルツィウス「ヨーロッパ文学とラテン中世」南大路振一・岸本通夫共訳、みすず書房 1971
- 新版 1982年
- セネカ「恋のパエドラ」(世界文学全集 2) 講談社 1978
- エウリピデス「イオン」(世界文学全集 2) 講談社 1978
- オウィディウス『変身物語』(全2巻) 岩波文庫 1981-1984
- ワイド版 2009年
参考
[編集]- 「ギリシア悲劇入門」著者紹介
脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ 著者紹介(みすず書房)
- ^ 「西洋古典と中村善也氏」