「1995年の映画」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m セクションリンク変更 |
脚注を追加。出典:キネマ旬報1996年2月下旬号 タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
||
191行目: | 191行目: | ||
|ワーナー・ブラザース |
|ワーナー・ブラザース |
||
| style="text-align:right;" |18.0億円 |
| style="text-align:right;" |18.0億円 |
||
|{{refnest|group=注|[[日本映画製作者連盟]]の発表では[[配給収入]]は13.0億円となっている<ref>{{映連配給収入|1995}}</ref>。}} |
|{{refnest|group=注|[[日本映画製作者連盟]]の発表では[[配給収入]]は13.0億円となっている。しかし「キネマ旬報」1996年2月下旬号総決算では映連と同様の13・0億円となっている<ref>{{映連配給収入|1995}}</ref>。}} |
||
|- |
|- |
||
! 9 |
! 9 |
||
205行目: | 205行目: | ||
|[[ユニバーサル映画]] / UIP |
|[[ユニバーサル映画]] / UIP |
||
| style="text-align:right;" |{{0}}9.0億円 |
| style="text-align:right;" |{{0}}9.0億円 |
||
|{{refnest|キネマ旬報1996年2月下旬号では8・9億円とされる。}} |
|||
| |
|||
|- |
|- |
||
|} |
|} |
2022年2月9日 (水) 06:38時点における版
1995年 こちらもご覧下さい |
---|
社会 |
政治 経済 法 労働 教育 交通 |
文化と芸術 |
文学 芸術 音楽 映画 日本公開映画 出版 日本のテレビ ラジオ |
スポーツ |
スポーツ 野球 サッカー 相撲 バレー バスケ 自転車競技 日本競馬 |
科学と技術 |
科学 気象・地象・天象 台風 鉄道 航空 |
地域 |
日本 日本の女性史 |
各年の映画 |
1993 1994 1995 1996 1997 |
日本公開映画 |
1993 1994 1995 1996 1997 |
■ヘルプ |
1995年の映画(1995ねんのえいが)では、1995年(平成7年)の映画分野の動向についてまとめる。
出来事
世界
- 3月22日 - ラース・フォン・トリアーとトマス・ヴィンターベアにより、「ドグマ95」が発表された。
- 11月21日 - 全編コンピューター・グラフィックスで制作された初めての長編映画『トイ・ストーリー』が公開される。
日本
この年の目玉はゴジラの死。
- 1月22日 - 1月20日に細菌性敗血症のため亡くなった俳優の金子信雄さんのお別れ会が妙法寺で行われた[1]。
- 3月9日 - 東宝映画は12月に公開される『ゴジラ7』のタイトルを『ゴジラVSデストロイア』に決定した事を発表。川北紘一特技監督の「ゴジラが死ぬかもしれない」という発案の元、富山省吾プロデューサーはゴジラの生みの親であるプロデューサーの田中友幸(東宝映画代表取締役会長)の了承を得て、第1作『ゴジラ』の裏表紙を創ろうと、川北紘一特技監督の助手を務めた岡秀樹が企画し、絵本の構成等を手がける脚本家の照沼まりえが作成したプロット・『ゴジラVSバルバロイ』を原案に大森一樹監督が脚本化。川北紘一特技監督、大河原孝夫監督がメガホンをとり、田中同様第1作からかかせないゴジラ音楽の生みの親・作曲家の伊福部昭も2年ぶりに登板する。大ヒット作『ゴジラVSモスラ』のメインスタッフがゴジラ最後の戦いに挑む。
- 4月23日 - 作家の青島幸男が東京都知事に就任。
- 5月12日 - 京橋の国立フィルムセンターが再オープン。
- 5月31日 - 青島幸男、都民の要望に合わせ世界都市博覧会中止を決定する。これにより『ゴジラVSデストロイア』はシナリオ修正する事態となる。脚本の手直しは41年の歴史上初のこと。手直しが終わったのは6月30日の事だった。
- 6月1日 - スタジオジブリ内にCG室が設置される。
- 7月20日 - 東宝スタジオ第5ステージにて『ゴジラVSデストロイア』の製作発表が行われ富山省吾プロデューサー、大森一樹監督、大河原孝夫監督、川北紘一特技監督、辰巳琢郎、石野陽子、林泰文、大沢さやか、小高恵美、堀内實三(東宝専務取締役)らが出席。死のカウントダウンも表示された。
- 8月24日 - 『ゴジラVSデストロイア』の本編は糖尿病で降板した細川俊之に代わって篠田三郎を国友満役に迎えて再収録。
- 9月23日 - 『君を忘れない』は大人前売り1,000円、当日入場料金1,200円という低価格で公開したが、配給収入4.5億円と期待したほどのヒットとはならなかった[2]。
- 10月10日 - 鎌倉シネマワールドがオープン。
周年
- 創業100周年
日本の映画興行
配給会社 | 本数 | 年間配給収入 | 前年対比 | 概要 |
---|---|---|---|---|
松竹 | 27 | 41億1322万円 | 79.8% | 松竹の1995年最高稼動番組は『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』/『釣りバカ日誌7』(15.5億円)。それ以外の番組は配給収入10億円の大台に届かなかったが、『トイレの花子さん』(4.5億円)・『EAST MEETS WEST』(4.3億円)・『鬼平犯科帳』(4.5億円)は健闘。 |
東宝 | 21 | 113億8156万円 | 95.3% | 11年連続の年間配給収入100億円突破。配給収入10億円の大台突破の5番組『耳をすませば』(18.5億円)、『ゴジラvsスペースゴジラ』(16.5億円)、『学校の怪談』(15億円)、『ドラえもん のび太の創世日記』(13億円)、『家なき子』(10.5億円)が記録更新を助けた。 |
東映 | 26 | 64億0496万円 | 91.2% | 『'95春東映アニメフェア』(12.7億円)、正月番組の『劇場版美少女戦士セーラームーンS』ほか(10.5億円)、『きけ、わだつみの声 Last Friends』(10.1億円)、『藏』(10億円)が10億円の大台を突破した。しかし、前年は大台を突破した『'95夏東映アニメフェア』(8.5億円)は届かなかった。 |
各国ランキング
日本配給収入ランキング
順位 | 題名 | 配給 | 配給収入 |
---|---|---|---|
1 | 耳をすませば | 東宝 | 18.5億円 |
2 | ゴジラvsスペースゴジラ | 東宝 | 16.5億円 |
3 | 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 釣りバカ日誌7 |
松竹 | 15.5億円 |
4 | 学校の怪談 | 東宝 | 15.0億円 |
5 | ドラえもん のび太の創世日記 2112年 ドラえもん誕生 |
東宝 | 13.0億円 |
6 | ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道 ママレード・ボーイ |
東映 | 12.7億円 |
7 | 家なき子 | 東宝 | 10.5億円 |
7 | 劇場版美少女戦士セーラームーンS 蒼き伝説シュート! おさわが!スーパーベビー |
東映 | 10.5億円 |
9 | きけ、わだつみの声 Last Friends | 東映 | 10.1億円 |
10 | 藏 | 東映 | 10.0億円 |
順位 | 題名 | 製作国 | 配給 | 配給収入 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ダイ・ハード3 | 20世紀FOX | 48.0億円 | ||
2 | スピード | 20世紀FOX | 45.0億円 | ||
3 | フォレスト・ガンプ/一期一会 | UIP | 38.7億円 | ||
4 | マディソン郡の橋 | ワーナー・ブラザース | 23.0億円 | ||
5 | ウォーターワールド | UIP | 21.0億円 | ||
6 | アポロ13 | UIP | 20.0億円 | ||
7 | マスク | ヒューマックス / ギャガ | 18.0億円 | ||
7 | アウトブレイク | ワーナー・ブラザース | 18.0億円 | [注 1] | |
9 | フランケンシュタイン | トライスター ピクチャーズ | 10.5億円 | ||
10 | キャスパー | ユニバーサル映画 / UIP | 9.0億円 | [9] |
- #7『アウトブレイク』,#10『キャスパー』の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、544頁。ISBN 978-4873767550。
- 上記以外の出典:1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
全世界興行収入ランキング
順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 |
---|---|---|---|
1 | ダイ・ハード3 | 20世紀フォックス | $366,101,666 |
2 | トイ・ストーリー | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ | $361,958,736 |
3 | アポロ13 | ユニバーサル・スタジオ | $355,237,933 |
4 | 007 ゴールデンアイ | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー | $352,194,034 |
5 | ポカホンタス | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ | $346,079,773 |
6 | バットマン フォーエヴァー | ワーナー・ブラザース | $336,529,144 |
7 | セブン | ニュー・ライン・シネマ | $327,311,859 |
8 | キャスパー | ユニバーサル・スタジオ | $287,928,194 |
9 | ウォーターワールド | ユニバーサル・スタジオ | $264,218,220 |
10 | ジュマンジ | コロンビア ピクチャーズ | $262,797,249 |
- 出典:“1995 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月18日閲覧。
北米興行収入ランキング
順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 |
---|---|---|---|
1. | トイ・ストーリー | ディズニー/ピクサー | $191,796,233 |
2. | バットマン フォーエヴァー | ワーナー・ブラザース | $184,031,112 |
3. | アポロ13 | ユニバーサル | $172,071,312 |
4. | ポカホンタス | ディズニー | $141,579,773 |
5. | エース・ベンチュラ | ワーナー・ブラザース | $108,385,533 |
6. | 007 ゴールデンアイ | ユナイテッド・アーティスツ | $106,429,941 |
7. | ジュマンジ | トライスター | $100,475,249 |
8. | キャスパー | ユニバーサル | $100,328,194 |
9. | セブン | ニューラインシネマ | $100,125,643 |
10. | ダイ・ハード3 | 20世紀FOX | $100,012,499 |
- 出典: “1995 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。
フランス観客動員数ランキング
- Les Trois Frères
- Les Anges gardiens
- ポカホンタス
- Le bonheur est dans le pré
- Gazon maudit
- 007 ゴールデンアイ
- ダイ・ハード3
- 101
- スターゲイト
- Élisa
- 出典:“FRANCE 1995 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月20日閲覧。
日本公開映画
1995年の日本公開映画を参照。
受賞
- 第68回アカデミー賞
- 作品賞 - 『ブレイブハート』
- 監督賞 - メル・ギブソン(『ブレイブハート』)
- 主演男優賞 - ニコラス・ケイジ(『リービング・ラスベガス』)
- 主演女優賞 - スーザン・サランドン(『デッドマン・ウォーキング』)
- 第53回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 (ドラマ部門) - 『いつか晴れた日に』
- 主演女優賞 (ドラマ部門) - シャロン・ストーン(『カジノ』)
- 主演男優賞 (ドラマ部門) - ニコラス・ケイジ(『リービング・ラスベガス』)
- 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『ベイブ』
- 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ニコール・キッドマン(『誘う女』)
- 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ジョン・トラボルタ(『ゲット・ショーティ』)
- 監督賞 - メル・ギブソン(『ブレイブハート』)
- 第48回カンヌ国際映画祭
- パルム・ドール - 『アンダーグラウンド』(エミール・クストリッツァ)
- 監督賞 - マチュー・カソヴィッツ(『憎しみ』)
- 男優賞 - ジョナサン・プライス(『キャリントン』)
- 女優賞 - ヘレン・ミレン(『英国万歳!』)
- 第52回ヴェネツィア国際映画祭
- 第38回ブルーリボン賞
- 作品賞 - 『午後の遺言状』
- 主演男優賞 - 真田広之(『写楽』『EAST MEETS WEST』『緊急呼出し エマージェンシー・コール』)
- 主演女優賞 - 中山美穂(『Love Letter』)
- 監督賞 - 金子修介(『ガメラ 大怪獣空中決戦』)
- 第69回キネマ旬報ベスト・テン
- 外国映画第1位 - 『ショーシャンクの空に』
- 日本映画第1位 - 『午後の遺言状』
- 第50回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 -『午後の遺言状』
死去
日付 | 名前 | 国籍 | 年齢 | 職業 | |
1月 | 12日 | 入江たか子 | 83 | 女優 | |
20日 | 金子信雄 | 71 | 俳優 | ||
2月 | 2日 | ドナルド・プレザンス | 75 | 俳優 | |
21日 | ロバート・ボルト | 70 | 劇作家 | ||
25日 | 城達也 | 63 | 俳優、声優、 | ||
28日 | 籏野義文 | 58 | アニメプロデューサー | ||
3月 | 8日 | 五味川純平 | 78 | 小説家 | |
12日 | 西村俊一 | 66 | プロデューサー | ||
17日 | 大林梅子 | 87 | 女優 | ||
19日 | 山田康雄 | 62 | 声優 | ||
4月 | 11日 | 寄山弘 | 85 | 俳優・声優 | |
12日 | フィリップ・H・ラスロップ | 82 | 撮影監督 | ||
14日 | バール・アイヴス | 85 | 歌手・俳優 | ||
25日 | ジンジャー・ロジャース | 83 | 女優 | ||
5月 | 14日 | 伊沢一郎 | 83 | 俳優 | |
16日 | ロラ・フローレス | 72 | 歌手・ダンサー・女優 | ||
18日 | エリザベス・モンゴメリー | 62 | 女優 | ||
アレクサンドル・ゴドゥノフ | 45 | ダンサー・俳優 | |||
6月 | 2日 | 宮内幸平 | 65 | 声優 | |
11日 | 円谷皐 | 60 | 円谷プロダクション代表取締役社長 | ||
21日 | 浜村純 | 89 | 俳優 | ||
29日 | ラナ・ターナー | 74 | 女優 | ||
7月 | 1日 | ウルフマン・ジャック | 57 | ラジオDJ、俳優 | |
4日 | エヴァ・ガボール | 76 | 女優 | ||
13日 | マッティ・ペロンパー | 44 | 俳優 | ||
17日 | ハリー・ガーディノ | 69 | 俳優 | ||
8月 | 3日 | アイダ・ルピノ | 77 | 女優・映画監督 | |
21日 | ナンニ・ロイ | 69 | 映画監督 | ||
26日 | 斎藤隆 | 66 | 声優 | ||
29日 | エンリケ・カレラス | 70 | 映画監督 | ||
9月 | 10日 | デレク・メディングス | 64 | 特殊効果・視覚効果監督 | |
12日 | ジェレミー・ブレット | 61 | 俳優 | ||
14日 | 岡田英次 | 75 | 俳優 | ||
18日 | 宮口二郎 | 55 | 俳優 | ||
25日 | 及川ヒロオ | 60 | 声優 | ||
富山敬 | 56 | 声優 | |||
10月 | 3日 | 松本克平 | 90 | 俳優 | |
13日 | マイケル・ラー | 83 | アニメーター | ||
20日 | メアリー・ウィックス | 85 | 女優 | ||
25日 | ヴィヴェカ・リンドフォース | 85 | 女優 | ||
11月 | 9日 | ロバート・O・クック | 92 | 録音技師 | |
23日 | ルイ・マル | 63 | 映画監督 | ||
12月 | 4日 | ロバート・パリッシュ | 79 | 映画監督 | |
9日 | 逸見稔 | 62 | プロデューサー | ||
22日 | 川谷拓三 | 54 | 俳優 | ||
25日 | ディーン・マーティン | 78 | 俳優 |
脚注
注釈
出典
- ^ “個性派俳優、料理も指南・金子信雄さん死亡”. 読売新聞: p. 21. (1995年1月21日)
- ^ a b 斉藤 2009, pp. 124–127.
- ^ 斉藤 2009, pp. 118–119.
- ^ “第47作 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月29日閲覧。
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ 1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ キネマ旬報1996年2月下旬号では8・9億円とされる。
参考文献
- 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。