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[[スケイローン]]と[[カリクロー]]([[サラミース島]]の王[[キュクレウス]]の娘)の娘で<ref name=Pl_Th_10>プルタルコス「テーセウス伝」10。</ref>、[[グラウケー]]と姉妹<ref>シケリアのディオドロス、4巻72・7。</ref>。[[アイギーナ島]]の王[[アイアコス]]と結婚し、2人の息子[[テラモーン]]と[[ペーレウス]]の母になった<ref name=Pl_Th_10 /><ref>アポロドーロス、3巻12・6。</ref>。ただしテラモーンはグラウケーと[[アクタイオス]]の子とする説がある<ref>[[レーロスのペレキューデース]]断片(アポロドーロスによる引用、3巻12・6)。</ref>。 |
[[スケイローン]]と[[カリクロー]]([[サラミース島]]の王[[キュクレウス]]の娘)の娘で<ref name=Pl_Th_10>プルタルコス「テーセウス伝」10。</ref>、[[グラウケー]]と姉妹<ref>シケリアのディオドロス、4巻72・7。</ref>。[[アイギーナ島]]の王[[アイアコス]]と結婚し、2人の息子[[テラモーン]]と[[ペーレウス]]の母になった<ref name=Pl_Th_10 /><ref>アポロドーロス、3巻12・6。</ref>。ただしテラモーンはグラウケーと[[アクタイオス]]の子とする説がある<ref>[[レーロスのペレキューデース]]断片(アポロドーロスによる引用、3巻12・6)。</ref>。 |
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エンデーイスは夫アイアコスが[[ネーレーイス|ネーレーイデス]]の1人[[プサマテー]]との間に出来た腹違いの息子[[ポーコス]]を憎み、その死を願った{{要出典|date=2014年8月}}。[[パウサニアス]]が伝える物語によると、テラモーンとペーレウスは母を喜ばせようとして殺害を計画したという。2人はポーコスとともに5種競技を行い、[[円盤投|円盤投げ]]競技の際にペーレウスが円盤を投げつけて殺した<ref>パウサニアス、2巻29・9-29・10。</ref>。 |
エンデーイスは夫アイアコスが[[ネーレーイス|ネーレーイデス]]の1人[[プサマテー]]との間に出来た腹違いの息子[[ポーコス]]を憎み、その死を願った{{要出典|date=2014年8月}}。[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]が伝える物語によると、テラモーンとペーレウスは母を喜ばせようとして殺害を計画したという。2人はポーコスとともに5種競技を行い、[[円盤投|円盤投げ]]競技の際にペーレウスが円盤を投げつけて殺した<ref>パウサニアス、2巻29・9-29・10。</ref>。 |
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[[アポロドーロス]]では2人はポーコスに嫉妬して殺害を計画したとし、円盤を投げて殺害したのはテラモーンであるとしている。いずれにしてもポーコスの殺害が明らかになると、2人はアイギーナ島から追放され、テラモーンはサラミース島に<ref>アポロドーロス、3巻12・7。</ref>、ペーレウスは[[プティア]]に亡命した<ref>アポロドーロス、3巻13・1。</ref>。 |
[[アポロドーロス]]では2人はポーコスに嫉妬して殺害を計画したとし、円盤を投げて殺害したのはテラモーンであるとしている。いずれにしてもポーコスの殺害が明らかになると、2人はアイギーナ島から追放され、テラモーンはサラミース島に<ref>アポロドーロス、3巻12・7。</ref>、ペーレウスは[[プティア]]に亡命した<ref>アポロドーロス、3巻13・1。</ref>。 |
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* [[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年) |
* [[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年) |
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* [[シケリアのディオドロス|ディオドロス]]『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年) |
* [[シケリアのディオドロス|ディオドロス]]『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年) |
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* [[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) |
* [[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) |
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* [[プルタルコス]]『プルタルコス英雄伝(上)』[[村川堅太郎]]編、[[ちくま文庫]](1987年) |
* [[プルタルコス]]『プルタルコス英雄伝(上)』[[村川堅太郎]]編、[[ちくま文庫]](1987年) |
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* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年) |
* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年) |
2021年11月15日 (月) 11:00時点における版
エンデーイス(古希: Ἐγγαίος, Endēïs)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してエンデイスとも表記される。
スケイローンとカリクロー(サラミース島の王キュクレウスの娘)の娘で[1]、グラウケーと姉妹[2]。アイギーナ島の王アイアコスと結婚し、2人の息子テラモーンとペーレウスの母になった[1][3]。ただしテラモーンはグラウケーとアクタイオスの子とする説がある[4]。
エンデーイスは夫アイアコスがネーレーイデスの1人プサマテーとの間に出来た腹違いの息子ポーコスを憎み、その死を願った[要出典]。パウサニアスが伝える物語によると、テラモーンとペーレウスは母を喜ばせようとして殺害を計画したという。2人はポーコスとともに5種競技を行い、円盤投げ競技の際にペーレウスが円盤を投げつけて殺した[5]。
アポロドーロスでは2人はポーコスに嫉妬して殺害を計画したとし、円盤を投げて殺害したのはテラモーンであるとしている。いずれにしてもポーコスの殺害が明らかになると、2人はアイギーナ島から追放され、テラモーンはサラミース島に[6]、ペーレウスはプティアに亡命した[7]。
系図