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「常磐線」の版間の差分

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2010年6月14日 (月) 11:50時点における版

JR東日本 常磐線
特急「スーパーひたち」
特急「スーパーひたち
常磐線の路線図
常磐線の路線図
路線総延長(支線含む)350.4 km
軌間1067 mm
電圧日暮里 - 取手間:
1500 V 架空電車線方式直流
電圧藤代 - 岩沼間:
20,000 V・50 Hz
架空電車線方式(交流

常磐線(じょうばんせん)は、東京都荒川区日暮里駅から千葉県北西部、茨城県福島県太平洋側を経由して宮城県岩沼市岩沼駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。

列車運行上の常磐線は、東北本線区間の上野駅 - 日暮里駅および岩沼駅 - 仙台駅間を含めた、東京都台東区上野駅から宮城県仙台市青葉区仙台駅までである。

概要

日本の首都・東京から水戸いわきなどの北関東南東北太平洋側の都市を経由して宮城県に至る路線であり、全線にわたり首都圏と沿線各都市を結ぶ特急列車や、日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車が運行されている。また首都圏側では東京への通勤輸送の役割も担う。綾瀬駅 - 取手駅間は快速線と緩行線の線路別複々線となっており、緩急分離運転を実施している(運転行態については後述)。

全線が電化されているが、沿線の石岡市柿岡にある「気象庁地磁気観測所」への影響を考慮して、上野駅から取手駅までは直流、藤代駅より北はすべて交流でそれぞれ電化され、取手駅と藤代駅の間にデッドセクションが設けられている。

上野駅 - いわき駅間は旅客営業規則の定める「東京近郊区間」に含まれている。加えて上野駅 - 取手駅間は同規則の定める「電車特定区間」に含まれており、区間外よりも割安な運賃体系となっている。また、東京近郊区間はIC乗車カードSuica」の首都圏エリア、仙台都市圏の原ノ町駅 - 岩沼駅間は同カードの仙台エリアに含まれているが、両エリアをまたがっての利用は不可能となっている。

名称の由来

名称については、(ひたち)と(いわき)の頭文字を合わせたものである(常磐自動車道も同様)。

なお、この経緯に由来して茨城県と福島県浜通りの県境周辺(北茨城市いわき市南部)は「常磐地区」「常磐地方」と呼ばれることもある。また合併までは常磐市(じょうばんし)が存在していた。常磐線の旧国名と駅の関係は次の通りである。

  • 常陸:茨城県佐貫駅 - 同・大津港駅(133.2km)
  • 磐城:福島県勿来駅 - 宮城県逢隈駅(154.6km)
※参考
武蔵:東京都上野駅 - 同・金町駅(14.6km)
下総:千葉県松戸駅 - 茨城県藤代駅(27.7km)

路線データ

なお、JR東日本の各支社の管轄は以下の通り。

沿線概況

首都東京の北の玄関口・上野駅。正確には日暮里駅が常磐線の起点であるが、上野駅が列車運用上の始発駅である。

上野駅を出発した後、隣の日暮里までは山手線など、多くの路線と併走し、日暮里から東北本線と分かれる。東北本線とは約330km北の岩沼駅で合流する。北千住駅付近まで下町の中を走り、荒川を渡る手前で地下鉄千代田線と合流し綾瀬駅まで並行する。ここから複々線区間となり、各駅停車は綾瀬駅を出ると亀有駅金町駅といった東京の下町の駅に停車する。ここまでは住宅街の中を走るため、車窓からは常に多数の家屋が見える。荒川、中川江戸川などの河川を連続して渡るため、北千住から江戸川を渡るまでは高架線である。

江戸川を渡り、東京都から千葉県松戸市へ入ると、緩行線と快速線が交差した後、線路は地上へ降りる。千葉県内は地上複々線だが踏切はなく、道路との交差はすべて立体化されている。複々線化されているので、緩行線の電車が終日走る我孫子までの区間は、快速電車の場合は松戸駅柏駅我孫子駅といった市の代表駅しか止まらないが、快速通過駅の周辺も高度経済成長期以降人口が爆発的に増え、現在は東京のベッドタウンである。武蔵野線と交差する新松戸駅周辺までは平地だが、北小金駅周辺から柏市内は下総台地の中を走り、柏では東武鉄道野田線と連絡し、我孫子では成田線が分岐する。

利根川を渡り、電車特定区間の終点である茨城県取手駅へ至る。上野から約40km、複々線もここで終わる。銀色青緑帯のE231系通勤形電車はここで折り返し、ここから先は交直流電車のみが走る。

常磐線藤代 - 取手間の交流→直流の接続部分(デッドセクション

取手駅と藤代駅の間にはデッドセクションがあり、651系ではしばらく車内の照明が消える。この辺りになると田畑も多く見られるが、ベッドタウンとして発展しているため家屋や高層アパートもまだまだ多い。牛久駅を通り、新興住宅が多くなったところで土浦駅に到着する。土浦駅を過ぎ、神立駅から高浜駅にかけては畑の中心を走る。石岡駅の前後で住宅地や市街地の間を過ぎると友部駅に到着し水戸線が合流する。赤塚駅付近は水戸の郊外にあるため住宅地が目立ち始め、偕楽園の木々を臨み大小のビルが近くなると、水戸の中心駅・水戸駅に到着する。

水戸駅出発後数分で那珂川に差し架かる。那珂川を越えるとひたちなか市の中心駅である、勝田駅に到着する。東海駅を過ぎ、大甕駅常陸多賀駅近くを走ると工場が近付く。工業都市・日立市である。大手電機メーカー日立グループの企業城下町とも呼ばれるこの街は、日立などの大工場を抱える茨城県北部の都市である。日立駅を過ぎ、小木津駅十王駅を過ぎると、右側に太平洋をかすめ、高萩駅に到着する。この駅では多くの列車が水戸方面に折り返す。南中郷を経て磯原に来ると、東には五浦海岸の波涛が見え、1つ北上すると茨城県(関東地方)内最後の駅、大津港駅に到着。その後は勿来関を越えて福島県浜通り東北地方)に入り、勿来駅に到着する。この駅は始点上野駅と終点仙台駅から約175kmと、丁度中間に位置する。

植田駅泉駅を経て湯本駅に到ると、いわき湯本温泉を近くに小名浜の港を南に臨む。内郷駅と過ぎると磐越東線と合流し、浜通りの中心地で、いわき市の中北部の小さな城下町である磐城平の中心駅・いわき駅に到着する。磐城平城の小高い丘を背にして、駅前には小ビルが目立ち賑やかである。

いわき駅を境にして路線の性格も変わり、四ツ倉駅を過ぎると単線になる。この先の常磐線は完全に東北の風景である。久ノ浜駅を過ぎると海が見え、広野駅に到着する。ここ広野は、日本サッカー界の聖地の一つ・Jヴィレッジのお膝元である。畑も多いが多少山がちで、勾配が急になって来る。途中単線のための列車交換も頻繁に行われる。富岡駅を過ぎると夜ノ森が近付く。夜ノ森駅では、ホームにツツジを見ることができ、旬になるとホームが鮮やかである。

浪江小高と畑が多い小さな町を過ぎ、民家が目立つと原ノ町駅に到着。相馬藩陣屋が置かれた南相馬市原町は、7月下旬になると相馬野馬追で多数の観光客が訪れる街の一つである。ここでも多くの人々が乗降を繰り返し、仙台に向けて再発車する。街の外れになると民家が途絶え、再び民家が疎になると、相馬野馬追で有名な相馬市の中心駅・相馬駅に到着する。独特の形をした駅舎には、小さいながらの多くの人が乗降する。

新地駅を過ぎると、浜通りと別れて宮城県へ入る。亘理駅で近くにある城郭風の町立図書館・郷土資料館「悠里館」を臨み、逢隈駅を過ぎたら一大河川阿武隈川を渡る。広いこの川を渡ると、常磐線としての終点岩沼駅に到着し、日暮里駅で分かれた東北本線に合流する。ここ岩沼は、三大稲荷の一つ・竹駒神社門前町。車両や路線の性格はともに変わったが、同じ路線である。

この先、常磐線の列車は東北本線を仙台駅まで走る。館腰駅名取駅を過ぎて仙台市内に入る。長町駅付近から高層ビルが目立ち始め、まもなく終点仙台駅に到着する。

歴史

最初の開業区間は水戸線とひとつながりの区間であるが、実質的な常磐線としての建設は、常磐炭鉱から産出される石炭の輸送を目的としていた。このため、現在の山手線を経由して東海道本線に抜けられるように田端駅が起点とされた。上野駅への乗り入れは後から行われたため、三河島駅から日暮里駅まで不自然な急カーブを描く線形となっている。 効率的な石炭輸送をはかるために明治期から複線化工事が開始された[1]

岩沼駅までの全通後は東北本線のバイパスとして機能した。関東平野の中でも海岸沿いを走るため線路が東北本線に比べて平坦であり(蒸気機関車牽引の列車にとって、これは最大のメリットであった)、平(現・いわき)駅までの複線化も早期に行われたこと、さらに、奥羽本線への直通列車設定も必要だった東北本線に比べ、ターゲットを上野と仙台以北との往来に絞れたことから、仙台駅以北に直通する旅客列車が常磐線を経由して走るようになり、1920年経路特定区間制度が設定された時、日暮里 - 岩沼間が最初の設定区間の一つに指定されている。

東北本線の電化・複線化が進むにつれ、まず昼行の長距離優等列車から東北本線経由への整理統合が進んだが、東北本線が通勤時間帯に混雑することや奥羽本線への直通夜行列車が多数設定されたことから仙台駅以北に直通する夜行寝台列車はなお常磐線経由が主力であった。しかし、東北新幹線の開業以後は常磐線から仙台駅以北に直通する旅客列車が大幅に減り、東北本線のバイパスとしての存在意義が失われたことから、長らく設定されていた日暮里 - 岩沼間の経路特定区間制度は2001年に廃止された。

年表

水戸鉄道・日本鉄道

  • 1889年(明治22年)1月16日水戸鉄道 水戸 - 小山間開業。
  • 1890年(明治23年)11月26日 : 水戸鉄道 貨物支線 水戸 - 那珂川間開業。
  • 1892年(明治25年)3月1日 : 水戸鉄道全線を日本鉄道に譲渡。
  • 1895年(明治28年)
    • 11月4日 : 日本鉄道 土浦線 土浦 - 友部間開業。
    • 12月1日 : 羽鳥駅開業。
  • 1896年(明治29年)12月25日 : 土浦線 田端 - 土浦間、隅田川線 田端 - 隅田川間開業。
  • 1897年(明治30年)
    • 2月25日 : 磐城線 水戸 - 平(現・いわき)間開業。
    • 5月17日 : 土浦線 亀有駅開業。
    • 8月29日 : 磐城線 平 - 久ノ浜間開業。
    • 11月10日 : 磐城線 中村(現・相馬) - 岩沼間開業。
    • 12月27日 : 土浦線 金町駅開業。
  • 1898年(明治31年)
    • 1月 - 北千住 - 隅田川間開業。
    • 4月1日 : 石神駅(現・東海駅)開業。
    • 4月3日 : 磐城線 原ノ町 - 中村間開業。
    • 5月11日 : 磐城線 小高 - 原ノ町間開業。
    • 8月6日 : 土浦線 馬橋駅開業。
    • 8月23日 : 磐城線 久ノ浜 - 小高間開業。田端 - 岩沼間全通。
    • 12月1日 : 高駅を磐城太田駅に改称。
  • 1900年(明治33年)8月14日 : 佐貫駅開業。
  • 1901年(明治34年) - 土浦線・水戸線友部 - 水戸間・磐城線を統合し海岸線と改称。
  • 1904年(明治37年)11月22日 : 大野駅開業。
  • 1905年(明治38年)4月1日 : 三河島 - 日暮里間が開通し、現在のルートが完成。日暮里駅、三河島駅開業。上野発着列車の田端駅でのスイッチバック運転解消。

国有鉄道

  • 1906年(明治39年)11月1日 : 日本鉄道国有化。
  • 1909年(明治42年)
    • 3月25日 : 竜田駅開業。
    • 10月12日国有鉄道線路名称制定。「常磐線〔東北線の部〕日暮里 - 岩沼間及び貨物支線」、「隅田川線〔東北線の部〕田端 - 隅田川間」。
  • 1910年(明治43年)
    • 2月16日 : 南中郷駅開業。
    • 3月18日 : 勝田駅、小木津駅開業。
    • 12月29日 : 三河島 - 北千住間、松戸 - 馬橋間複線化。
  • 1911年(明治44年)
    • 月日不明 - 北千住 - 亀有間複線化。
    • 5月1日 : 北小金駅開業。
    • 5月5日 : 隅田川線を編入。
  • 1912年(明治45年)5月10日 : 北小金 - 我孫子間複線化。
  • 1913年(大正2年)
    • 4月19日 : 金町 - 松戸間複線化。
    • 5月 - 馬橋 - 北小金間複線化。
    • 11月1日 : 亀有 - 金町間複線化。
  • 1915年(大正4年)
    • 5月1日 : 勝田 - 佐和間複線化。
    • 6月1日 : 吉田駅を浜吉田駅に改称。
  • 1916年(大正5年)11月 - 下孫(現・常陸多賀) - 助川(現・日立)間複線化。
  • 1917年(大正6年)
    • 4月1日 : 石神 - 大甕間複線化。
    • 10月1日 : 川尻(現・十王) - 高萩間複線化。
  • 1918年(大正7年)
    • 5月25日 : 助川 - 小木津間複線化。
    • 9月15日 : 小木津 - 川尻間複線化。
  • 1919年(大正8年)11月20日 : 佐和 - 石神間複線化。
  • 1920年(大正9年)
    • 3月31日 : 大甕 - 下孫間複線化。
    • 8月16日 : 高萩 - 南中郷間複線化。
    • 10月16日 : 南中郷 - 磯原間複線化。
  • 1921年(大正10年)
    • 3月1日 : 水戸 - 下那珂川信号所間複線化。
    • 3月15日 : 夜ノ森駅開業。
    • 8月25日 : 磯原 - 関本(現・大津港)間複線化。
    • 11月5日 : 関本 - 勿来間複線化。
  • 1922年(大正11年)
    • 4月1日 : 信号所を信号場に改称。
    • 8月15日 : 日立木駅開業。
    • 8月25日 : 岩間 - 友部間複線化。
    • 9月21日 : 荒川沖 - 東信号場間複線化。
    • 10月1日 : 羽鳥 - 岩間間複線化。
    • 10月20日 : 植田 - 泉間複線化。
    • 11月6日 : 東信号場 - 土浦間複線化。
    • 11月11日 : 石岡 - 羽鳥間複線化。
    • 12月1日 : 牛久 - 荒川沖間複線化。
    • 12月13日 : 泉 - 湯本間複線化。
    • 12月15日 : 高浜 - 石岡間複線化。
  • 1923年(大正12年)
    • 2月1日 : 佐貫 - 牛久間複線化。
    • 4月15日 : 我孫子 - 取手間複線化。
    • 6月9日 : 神立 - 高浜間複線化。
    • 6月25日 : 取手 - 藤代間複線化。
    • 6月30日 : 下那珂川信号場 - 勝田間複線化。
    • 8月20日 : 土浦 - 神立間複線化。
  • 1924年(大正13年)6月20日 : 勿来 - 植田間複線化。
  • 1925年(大正14年)
    • 2月2日 : (仮)公園下駅開業。偕楽園観梅時期のみ営業。
    • 10月28日 : 藤代 - 佐貫間複線化、日暮里 - 平間複線化完成。
  • 1936年(昭和11年)12月11日 : 日暮里 - 松戸間直流電化。
  • 1939年(昭和14年)
    • 10月1日 : 下孫駅を常陸多賀駅に改称。
    • 10月20日 : 助川駅を日立駅に改称。
  • 1943年(昭和18年)10月26日 : 土浦駅構内で列車衝突事故が発生(土浦事故)。死者110人。
  • 1944年(昭和19年)
    • 2月15日 : 浪江 - 小高間に桃内信号場開設。
    • 12月20日 : 久ノ浜 - 広野間に末続信号場開設。
  • 1945年(昭和20年)2月14日 : 友部 - 内原間に内原操車場開設。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 : 末続信号場を駅に変更し末続駅開業。
  • 1948年(昭和23年)
    • 3月1日 : 内原操車場を廃止し小原信号場とする。
    • 8月10日 : 桃内信号場を駅に変更し桃内駅開業。
  • 1949年(昭和24年)
    • 5月10日 : 山下駅開業。
    • 6月1日 : 松戸 - 取手間直流電化。
    • 7月6日 : 北千住 - 隅田川間で下山事件が発生。国鉄総裁下山定則が遺体となって発見。
    • 11月1日 : 小原信号場廃止。
  • 1950年(昭和25年)5月10日 : 関本駅を大津港駅に改称。
  • 1952年(昭和27年)5月1日 : 北松戸駅開業。
  • 1952年(昭和27年)7月10日 : 駒ヶ嶺駅開業。
  • 1953年(昭和28年)10月1日 : 南柏駅開業。
  • 1956年(昭和31年)12月20日 : 綴駅を内郷駅に改称。
  • 1957年(昭和32年)4月1日 : 石神駅を東海駅に改称。
  • 1958年(昭和33年)
  • 1959年(昭和34年)10月1日 : 長塚駅を双葉駅に改称。
  • 1960年(昭和35年)10月1日 : 竜田 - 富岡間に金山信号場、亘理 - 岩沼間に逢隈信号場開設。
    • 12月10日 : 特急「はつかり」をキハ80系気動車に置き換え。日本初の気動車特急となる。
  • 1961年(昭和36年)
    • 3月20日 : 中村駅を相馬駅に改称。
    • 6月1日 取手 - 勝田間交流電化。
  • 1962年(昭和37年)
    • 5月3日 : 三河島 - 南千住間で三河島事故が発生。死者160人。
    • 10月1日 : 勝田 - 高萩間交流電化。
  • 1963年(昭和38年)
    • 4月20日 : 原ノ町 - 鹿島間に高平信号場開設。
    • 5月1日 : 高萩 - 平間交流電化。
    • 9月30日 : 平 - 草野間交流電化。
  • 1965年(昭和40年)5月25日 : 平 - 草野間複線化。
    • 10月1日 : 常磐線経由の上野 - 青森間急行「北斗」の格上げにより、寝台特急「ゆうづる」がブルートレインとして運転開始。常磐線内の停車駅は水戸と平。
  • 1966年(昭和41年)3月5日 : 準急「ときわ」を急行化。
  • 1967年(昭和42年)
    • 2月1日 : (仮)公園下駅を(仮)偕楽園駅に改称。
    • 7月22日 : 草野 - 四ツ倉間複線化。
    • 8月20日 : 草野 - 岩沼間の交流電化により、全線電化完成。
    • 12月 - 103系電車運用開始。
  • 1968年(昭和43年)10月1日 : 東北本線の複線電化完成で、特急「はつかり」が東北本線経由に変更。
  • 1969年(昭和44年)10月1日 : (仮)偕楽園駅を臨時駅に変更。季節特急「ひたち」新設。
  • 1970年(昭和45年)
    • 4月10日 : (貨)北柏駅開業。
    • 10月1日 : 特急「ひたち」定期化。
  • 1971年(昭和46年)4月20日
  • 1972年(昭和47年)10月1日 内郷 - 平間にいわき貨物駅開業。
  • 1973年(昭和48年)4月1日 : 新松戸駅開業。
  • 1976年(昭和51年)
  • 1978年(昭和53年)3月31日 : 営団地下鉄千代田線の代々木上原駅延伸開業に伴い、小田急電鉄小田原線本厚木駅まで直通運転区間が延長(3社線乗り入れは営団車のみ、現在は小田急多摩線唐木田駅まで)。
  • 1982年(昭和57年)11月15日 : 我孫子 - 取手間複々線化。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 : 貨物支線 水戸 - 那珂川間廃止。
  • 1985年(昭和60年)3月14日国際科学技術博覧会(筑波万博)輸送を実施。臨時駅として万博中央駅を開設(9月16日まで)。いわき貨物駅、内郷機関区廃止。急行「ときわ」廃止。

東日本旅客鉄道

  • 1987年(昭和62年)4月1日 : 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継。
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月13日 : 普通列車が三河島駅、南千住駅(この2駅は日中のみ)、天王台駅(終日)に停車するようになる。
    • 8月2日 : 逢隈信号場を駅に変更し逢隈駅開業。
  • 1989年(平成元年)3月11日 : 651系による特急「スーパーひたち」運転開始。
  • 1991年(平成3年)3月16日 : 2階建て普通車クハ415-1901号運用開始(2005年(平成17年)7月8日運用終了)。通勤快速運転開始。
  • 1993年(平成5年)
    • 2月1日 : 金山信号場廃止。
    • 2月10日 : 高平信号場廃止。
    • 12月1日 : 寝台特急「ゆうづる」を臨時列車に変更。
  • 1994年(平成6年)12月3日 : 平駅をいわき駅に改称。寝台特急「ゆうづる」廃止。
  • 1995年(平成7年)12月1日 : E501系運用開始。
  • 1996年(平成8年)10月12・13日 : 常磐線開業100周年記念列車「レトロトレインときわ」運転。
  • 1997年(平成9年)10月1日 : E653系による特急「フレッシュひたち」運転開始。
  • 1998年(平成10年)
    • 3月14日 : ひたち野うしく駅開業(万博中央駅跡地)。
    • 12月7日 : 特急「ひたち」から485系運用終了。
  • 2001年(平成13年)11月18日 : 当時の東京近郊区間に当たる日暮里 - 勝田間で、ICカード「Suica」サービス開始。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月3日 : 快速電車でE231系運用開始。
    • 3月23日 : 小田急線内発着の直通電車が1日1本を除き唐木田駅発着の急行・多摩急行に変更される。
  • 2003年(平成15年)
    • 3月29日 : 小田急線内発着の3社直通準急廃止、朝ラッシュ時の綾瀬発着の準急を除き唐木田駅発着の急行・多摩急行になる。
    • 10月26日 : 当時の仙台都市圏エリアに当たる山下 - 岩沼間で、ICカード「Suica」サービス開始。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月13日 : 川尻駅を十王駅に改称。三河島駅と南千住駅に普通列車が終日停車するようになる。
    • 10月16日 : 普通列車は取手以南に限って快速と呼称される。勝田 - 日立間が東京近郊区間に組み込まれ、同時にICカード「Suica」サービス開始。
  • 2005年(平成17年)7月9日 : E531系導入開始。上野 - 土浦間において特別快速運転開始。下り通勤快速廃止。上りの通勤快速も1本が普通列車(取手 - 上野間快速)になる。
  • 2006年(平成18年)3月17日 : この日限りで上り通勤快速廃止、103系定期運用終了。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月6日 : E531系のグリーン車先行導入。この日から3月17日までは普通車扱いでグリーン券なしで乗れた。
    • 3月18日 : E531系のグリーン車が営業運転開始。投入区間は上野 - 高萩。
  • 2008年(平成20年)3月15日 : 日立 - 高萩間が東京近郊区間に組み込まれ、同時にICカード「Suica」サービス開始。
  • 2009年(平成21年)3月14日 : 高萩 - いわき間が東京近郊区間に、原ノ町 - 山下間が仙台都市圏エリアに組み込まれ、同時にICカード「Suica」サービス開始。

運行形態

1985年筑波郡谷田部町(現つくば市)で行われた国際科学技術博覧会(科学万博)開催中運転された列車を含む運転状況については「つくば科学万博の交通」を参照。また、「普通列車」とは中距離列車の列車種別としての「普通」列車を指すものとする。

地域輸送

普通列車が全線において運転されている。1982年頃までは上野 - 仙台全線を通す列車もあったが、それ以降はいわき駅を挟んで南北に運転系統が分かれ、さらに近年では上野といわき以北を直通する列車や仙台といわき以南を直通する列車の設定はほとんどなくなっていった。2005年7月9日のダイヤ改正で草野発上野行1本を除いて上野駅といわき駅以北を直通する列車の設定が消滅、さらに2007年3月18日のダイヤ改正では、グリーン車を連結したE531系電車の運用の都合上、大半の列車が水戸駅・勝田駅を境に分断され(最長で高萩まで)、上野駅 - いわき駅を直通する普通列車は全廃された。また、いわき駅 - 仙台駅を直通する列車も大半が原ノ町駅で分断された(水戸 - 久ノ浜・原ノ町間の普通列車は現在も定期列車として設定されている)。この改正以降は、一部を除いて上野 - 勝田、水戸 - いわき、いわき - 原ノ町、原ノ町 - 仙台(利府駅)と、ほぼ系統が分断されている。

また、友部駅から勝田駅まで(一部の列車は高萩駅、いわき駅まで)、昼間時間帯を除き水戸線の列車が乗り入れる。この中には従前からの上野駅 - 高萩駅・いわき駅発着の一部列車を入れ替えた形になっているものもある。

上野 - 取手間

常磐線各駅停車に運用されるE233系

この区間は葛飾内を走っているため葛飾中部を略して葛中線とも呼ばれている[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。また、電車特定区間に含まれており、交直両用電車使用の中距離列車(取手以北へ運転される列車。普通列車と特別快速)と直流用電車による快速電車(上野 - 取手間のみを走行)・各駅停車の3系統に分けられる。複々線区間では通過運転を行う中距離列車と快速電車が快速線を、各駅停車が緩行線を走行する。各駅停車は綾瀬駅以西の東京地下鉄千代田線との相互直通運転を実施しており、上野方面へは乗り入れない。系統として単に「常磐線」というのは中距離列車のことであるが、広義では中距離列車と快速電車(=常磐快速線を走行する列車)を併せて指す。

快速線と緩行線はそれぞれダイヤグラムが独立しており、初電終電間近の時間帯以外はほとんど接続を重視したダイヤ編成を行っていない。なお、我孫子 - 取手駅間の緩行線は、日中・夜間に列車の運行がない。

快速線では、取手以北への中距離列車が2/5弱を占めており、事実上この区間の輸送を担っている状態にある。なお、快速電車と普通列車は列車の性格の違いから、2004年3月12日まで停車駅が異なっていた。かつては普通列車の方が停車駅が少なく、停車駅に天王台駅が追加された1988年から、日中に限り三河島駅南千住駅にも停車し快速電車と停車駅が同一となった。2004年3月13日のダイヤ改正からは、普通列車も三河島駅と南千住駅に終日停車となり、両者の上野 - 取手間での停車駅が統一された。また、それに伴い同年10月16日のダイヤ改正より普通列車についても上野 - 取手間では「快速」と案内するようになった。

なお、水戸支社において使われる「各駅停車」や「常磐線各駅」という表現は、複々線区間内においては快速線にホームのある駅のみを指して使われることがほとんどである。

上野 - 勝田間

土浦以南は東京への通勤圏に含まれるため運行本数が比較的多い。昼間ダイヤでは、普通列車は上野 - 勝田(一部水戸)間の列車が毎時2本、上野 - 土浦間の列車が毎時1本となっており、これに加えて後述の特別快速が毎時1本運転されている。

2005年8月24日に競合路線である首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業し、その対策として同年7月9日に常磐線のみのダイヤ改正が行われ、上野 - 土浦間に特別快速が設定された。特別快速は昼間時間帯に1日6往復運転される(登場時は5.5往復)。この運用は登場時よりE531系電車のみに限定され、最高130km/h運転を実施している。停車駅は日暮里、松戸、柏と取手以北の各駅。2006年3月18日のダイヤ改正より上りは取手駅で後発快速に接続し北千住駅で前発快速を追い抜く。下りは松戸駅で前発快速と相互接続し追い抜く。

土浦以南では、関東鉄道常総線などの路線からの乗り継ぎ客などがつくばエクスプレス開業により減少している。

グリーン車

かつて普通列車は普通車のみで編成が組まれていたが、グリーン車を2007年1月6日よりE531系の4・5号車に順次普通車扱いで連結し、同年3月18日から営業を開始した。導入範囲は上野駅 - 高萩駅間(勝田駅 - 高萩駅間は朝夕・夜の一部列車のみ、また土浦で切り離しとなる列車もある)。上野駅・我孫子駅発着の普通列車・特別快速の全列車に導入された(上りの土浦止まりの列車にも、平日1本、土休日2本のグリーン車連結車両がある)。

ほかの普通列車グリーン車導入線区と同様にグリーン車Suicaシステムも導入されたが、これに伴うSuicaの区間延長は行われなかった。ゆえに、小木津駅以北の駅を利用する場合には磁気グリーン券を購入する必要があった。2008年3月15日より、小木津駅 - 高萩駅間がSuicaエリアに加わり、それに伴い同区間においてもグリーン車Suicaシステムが利用できるようになった。

なお、常磐線内発着のグリーン券は、上野駅・日暮里駅を介して東北本線宇都宮線)や高崎線への乗り継ぎを禁じていることから、事実上常磐線内にのみ有効となる。そのため、他線で引き続きグリーン車を利用する場合には別途グリーン券を購入する必要がある。「乗り継ぎ料金制度#普通列車」を参照されたい。

水戸 - いわき間

水戸駅以北の普通列車は、勝田駅始発・終着の列車を除き、昼間時毎時2本の普通列車が運転され、一部は高萩発着の区間運転となっている。特急は、毎時1往復のスーパーひたちのほか、高萩駅発着のフレッシュひたちが数時間置きに運転されている。

普通列車は、2007年3月18日以降は上野発着列車の直通が大幅に削減され、大半が水戸駅折り返しとなった。水戸駅以南に跨る列車は、土浦発着列車や水戸線直通列車と、朝の上りと夜間下りの上野・高萩間の列車と、我孫子駅発着の列車に限定されている。また、いわき駅以北へ直通する列車も、草野駅発上り1本、久ノ浜駅発着1往復、原ノ町駅発着2.5往復(下り2本、上り3本)と、限定的である。

夜間(下り水戸駅22時台以降、上りいわき駅19時台以降)になると運転頻度は1時間に1本程度になり、区間列車として日立駅発着(1往復)、大津港行(下り1本)が運転される。また、(大津港駅以北)いわき駅までの終電は、普通列車より特急列車の方が遅くまで設定されている。

いわき - 仙台間

原ノ町駅で運転系統がほぼ分離された形になっている。運転本数は1時間に1本ほどであるが、仙台方面からは山下駅や新地駅で折り返す列車も設定されている。いわき - 原ノ町間では701系電車を使用する日中の一部列車でワンマン運転が行われ、またこの区間は415系1500番台が半数以上運用されている。

かつて、山下 - 仙台間の朝夕のラッシュ時に急行形の455・457系電車が充当される列車の場合はデッキの客用ドア付近まで人があふれ返っていたが、2007年3月から導入したE721系電車によって改善された。このE721系電車は455・457系より定員数を増加させ、またデッキもなく、客用ドアは1か所増えた3か所になっている[2]

常磐線の正式な終点駅は岩沼駅だが、全列車が東北本線の線路を走り仙台駅まで向かうため、岩沼駅は日暮里駅と同様に事実上の途中駅として扱われる。また、一部列車は東北本線利府支線に乗り入れて利府駅まで直通運転を行っている。

過去の列車

快速列車
かつて、上野 - 水戸で運転されていた定期列車。上野 - 取手間で運転される「快速電車」とは別の列車である。停車駅は上野 - 土浦の普通列車停車駅(運転当時のもの)と、石岡、友部、水戸に停車。晩年の下りは神立にも停車。近年、臨時列車として運転される快速列車(後述)の停車駅は、概ねこれを踏襲している。
通勤快速
2006年3月17日まで朝夕の時間帯に最大で上り3本(平日のみ、高萩始発2本・水戸始発1本)、下り1本(全日、水戸行き)運転されていた。2005年7月9日の改正で上下1本ずつが削減され(下りはこの時点で廃止)、残った上り2本も2006年3月18日の改正で普通列車に格下げされる形で全廃された。停車駅は高萩 - 土浦間の各駅、牛久、取手、柏、松戸、日暮里、上野。下りはひたち野うしく駅で普通を追い抜き、上りはひたち野うしく駅または佐貫駅と一部北千住駅で普通を追い抜いていた。
ホームライナー
東京圏では、ホームライナーとして1990年から1998年まで上野駅 - 土浦駅間で「ホームライナー土浦」と「おはようライナー土浦」が運行されたが、1998年に特急フレッシュひたち」に統合された関係で、運行されていない。
仙台都市圏では、2005年12月16日より臨時列車の扱いで金曜日仙台駅 - 原ノ町駅間で「常磐ホームトレイン」の名称で運行されていたが、2007年3月16日の運転を最後に廃止された。停車駅は、仙台駅 - 岩沼駅 - 亘理駅 - 山下駅 - 相馬駅 - 原ノ町駅。乗車整理券発行駅は仙台駅・岩沼駅のみ。651系電車4両編成(グリーン車なし)が使用された。

優等列車

特急列車として以下の列車が運行されている。沿革や停車駅などの詳細は「ひたち (列車)」を参照。

  • 「スーパーひたち」(上野駅 - いわき駅・原ノ町駅・仙台駅)
  • 「フレッシュひたち」(上野駅 - 土浦駅・勝田駅・高萩駅・いわき駅)

臨時列車

水戸支社管内から団体専用列車のほか、東京や栃木県などを結ぶ臨時列車が運行されることがある。

かつては「ホリデー快速ときわ鎌倉」(勝田・取手 - 山手貨物線・横須賀線経由鎌倉)も運行されていたが、2004年頃から武蔵野線経由に変更し、急行「ぶらり鎌倉号」に格上げされた。

過去に東北本線が災害で不通になった際には、「北斗星」が常磐線を走行したことがある。

このほか、沿線で大規模なイベントが行われる場合は、臨時の普通列車が運転されることがある。

  • 8月初旬の水戸黄門まつり(水戸市)・ROCK IN JAPAN FESTIVALひたちなか市)の際には、勝田駅 - 土浦駅、水戸駅 - 高萩駅間で普通列車の増発が行われると共に、勝田駅 - 上野駅間で快速列車の運転を行っている。この快速列車は、2007年までは都心への帰宅の足として夜に上り列車のみ運転していたが、2008年からは朝方に下りでの運転も行われている。なお、2009年は、ROCK IN JAPAN FESTIVAL初日の下りと最終日の上りのみとなり、特急列車(フレッシュひたち)と快速列車が各1本ずつ運転される。
    快速列車の停車駅
  • 10月初旬の土浦全国花火競技大会の際には、土浦駅 - 勝田駅・我孫子駅間で普通列車の増発を行っている。なお、2006年には上野駅に回送する特急用車両(651系、7両編成)を、我孫子駅までノンストップの快速列車として客扱いした。なお、4号車のグリーン車は立入り禁止となっていた。

貨物輸送

運行車両

取手以南の快速電車・各駅停車で運用される車両については、「常磐快速線」、「常磐緩行線」を参照。以下に示す車両は全て電車である。

普通列車・特別快速

E531系
勝田車両センター所属。運用範囲は原則上野駅 - 高萩駅であるが、後述のE501系の代走として高萩 - 草野間の運用に就くこともある。車体色は415系1500番台と同じ青帯を巻く。後述のE501系と同様に10両編成と5両編成があり、上野駅 - 土浦駅間では15両編成または10両編成で運転されている。上野駅・我孫子駅発着の取手駅以北直通列車はこの系列で統一されている。基本編成の4号車・5号車にグリーン車を連結している。
2005年7月9日のダイヤ改正時点では上野駅 - 大津港駅間で運用され、同時に登場した特別快速はすべてこの系列で運用されている。
2007年1月6日から2階建てグリーン車を連結した編成の運用を開始し、同年3月17日までは普通車扱いとされた。2007年2月頃からは415系運用の置き換えが始まり、同年3月17日まではいわき駅まで運転される列車にも充当された。
毎年12月1日から翌年3月31日まで、早朝と夜の上下6本は小木津 - 高萩駅間でドアは半自動扱いとなる。
E501系
勝田車両センター所属。運用範囲は土浦駅 - 草野駅(ただし、いわき - 草野に乗り入れるのは早朝の上り1本のみ)。元来の運用範囲は上野駅 - 土浦駅だったが、2007年3月18日のダイヤ改正からの運用変更に伴う準備工事のため同年2月21日に同区間の運用から撤退した。同年3月18日のダイヤ改正に先立ち同年2月27日から友部 - 勝田間と水戸線で運用を開始し、3月17日には土浦 - いわき間で運転された。この際、翌日からの運用への送り込みを兼ねた営業運転で上野 - 土浦間にも入線した。この運用区間変更に伴い、登場当初にはなかったトイレが設置された。上野 - 土浦間で運用されていた時は15両編成で運転されていたが、現在は10両または5両編成で運転される。
車体は403系・415系・E531系と同じ青帯でなく、快速電車に準じたエメラルドグリーンと白の帯を巻いている。また、方向幕は従来の白地に黒字(前面は逆)から青地に白字に変更された。
前述の通り、E501系の代走としてE531系が使用される場合がある。
415系1500番台
勝田車両センター所属。運用範囲は友部駅 - 原ノ町駅。友部駅 - 水戸駅は、水戸線直通列車のみ。ステンレス車体に青帯。2007年3月17日までは、上野駅 - 相馬駅で運用していた。
2007年3月18日以降は4両編成のみ存在し、4両・8両といった編成を組む。それ以前は7両編成も存在し、11両・12両・15両での運転もなされていた。
2005年度から2006年度にかけて403系と415系(ステンレス製の1500番台は除く)は前述のE531系に置き換えられ、2007年3月18日のダイヤ改正までに1500番台以外は運用から離脱し、今後順次廃車される予定。1500番台も上野駅 - 友部駅間からは撤退した。
2階建て普通車のクハ415-1901号を連結した編成は上野 - 勝田間で1日2往復運転されていたが、2005年7月9日のダイヤ改正より定期列車としての運用から外れ、2006年6月に廃車解体された。
2004年10月16日から、取手以南で普通列車を「快速」と案内していたため前面種別表示器は空白だった。現在は快速運転区間での運用には就かないが、同じく空白のままである。
毎年12月1日から翌年3月31日まで、早朝の上り1本は高萩 - 佐和駅間でドア中央のみの扱いとなる。
701系
仙台車両センター所属。いわき駅 - 仙台駅間の運用。ただし常磐線での運用は少なく、いわき - 原ノ町では5往復、原ノ町 - 仙台では上り3本・下り4本のみの運用となる。いわき - 原ノ町ではワンマン運転も実施される。
当初は山形新幹線新庄延伸により余剰となった秋田地区から転属した100番台が使われていたが、現在では1000・1500番台も使われている。
E721系0番台
仙台車両センター所属。原ノ町駅 - 仙台駅間の運用。同区間では上り4本・下り3本が701系で運用される以外はすべてE721系が使用される。

特急列車

勝田車両センター所属の車両で運用される。

運賃計算の特例

連絡運輸

常磐緩行線と直通する東京地下鉄千代田線町屋駅方面との運賃計算の境界駅は北千住駅となっている。詳しくは「北千住・綾瀬間の取り扱い」を参照。

以下の区間には通過連絡運輸の設定がある。いずれも発券範囲に限りがある。普通連絡乗車券の場合、前者は駅自動券売機でのみの取り扱い、後者はみどりの窓口など有人窓口でのみの取り扱いとなる。

分岐駅通過の特例

常磐線の(戸籍上の)起点である日暮里駅には宇都宮線高崎線列車用のホームが存在しないこと、常磐線用のホームも手狭であること、東北・上越新幹線との乗り換えの便を図ることなどの理由により、折り返して乗車できる特例が存在する(ただし、折り返す区間内で途中下車はできない)[3]

  • 定期券で乗車する場合、三河島 - 日暮里 - 西日暮里または三河島 - 日暮里 - 尾久の区間を含む定期券で、日暮里 - 上野の在来線に乗車できる(ただし、グリーン定期券にはこの特例が適用されない)。
  • 定期券以外で乗車する場合、三河島以遠 - 日暮里 - 西日暮里以遠(※新幹線や宇都宮線などで赤羽以遠へ乗車する場合も、経路特定区間の特例により西日暮里経由とみなされるので適用される)の乗車券で、日暮里 - 東京に乗車できる。また、三河島以遠 - 日暮里 - 尾久の乗車券で、日暮里 - 上野に乗車できる。

沿線住民による運動など

愛称路線名の提案

1997年、茨城県南常磐線輸送力増強期成同盟会が上野 - 土浦間に東、土のそれぞれ一部に都市を組み合わせた「京浦都市線」(きょうほとしせん)という愛称を付ける提案をしていた。愛称名については同盟会が公募を行ない決定した。しかし、常磐線沿線の千葉県東葛地域松戸市柏市我孫子市など)の各自治体から猛反発を受け、またJR東日本も消極的姿勢をとったため、この提案は停滞し、この愛称は使用されていない。この語の使用を支持しているのは、土浦市牛久市など同盟会加盟自治体である。

特別企画乗車券をめぐる運動

特別企画乗車券(トクトクきっぷ)の「東京自由乗車券」に代わって2006年3月18日に発売を開始した「都区内・りんかいフリーきっぷ」では、常磐線エリアのみが発売対象エリアから外れていた。折りしもこの時期はつくばエクスプレスの開業に伴う減収も見込まれていたため、明らかに旅客サービス向上から乖離した姿勢であると指摘されていた。

導入しなかった理由は出発駅から上野駅までの往復運賃を考えると割高になってしまうからであるという。しかし、上野・日暮里以遠への利用者も決して少数ではなく、「東京自由乗車券」廃止の影響は若い世代および茨城県県南地域の住民を中心に大きかったようで、それらの声をもとに日本共産党牛久市議会議員団が活動を始め、署名活動などを行ったことが運動のきっかけとなった。9月4日には「都区内・りんかいフリーきっぷ導入に関する要望書」を市議会にて全会一致で議決するなど、特に牛久市を中心に県や県南の常磐線沿線自治体を巻き込んだ要望活動がなされた。 その結果、翌2007年1月15日より「都区内・りんかいフリーきっぷ」を常磐線藤代駅 - 勝田駅間に限定して発売することになった。

つくばエクスプレスとの関係

常磐線とつくばエクスプレス、および周辺の鉄道路線の位置関係

2005年8月24日に開業した首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスは、元々常磐線の混雑緩和を主要な目的に「常磐新線」として計画・建設された。しかし、バブル景気を経た時期より変容し、単純に輸送力の転移だけではなく、同沿線内の住宅開発などを行うなど総合的な計画になった。また、JR東日本が採算上「常磐新線」を断念したこともあり、JR東日本側にとっては、輸送力の転移による協調関係ではなく、競合関係へと変化していった(詳細については首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの建設の経緯も参照)。

このため、つくばエクスプレスと競合する常磐線上野駅 - 土浦駅間においては、新型車両E531系が投入され、同列車を使用して上野駅 - 土浦駅に限定し130km/h運転を行う特別快速が上下あわせて12本設定されている。都心方面のJR利用促進目的もあり、北松戸駅 - 南柏駅間と上野方面・土浦方面などの接続が重視されている。一方で北千住駅については通過扱いとしている。なお、JRでは2007年3月18日のダイヤ改正で、土浦駅以南の中距離列車がすべてE531系へ置き換えられ、取手駅以南のE231系と共にスピードアップがなされた。また、上野 - 高萩間においてはグリーン車の営業も開始した。

反面、実際の利用状況を踏まえて供給調整した面もある。ラッシュ時に運行されていた通勤快速は全廃されて特急列車や普通列車に置き換わったほか、元々輸送過剰気味であった昼間の快速電車が一部減便された。また、特急「フレッシュひたち」は地元からの利用が少ない我孫子駅・松戸駅を通過とし、利用の多い柏駅停車に統一された。

今後の計画としては、2013年度中に常磐線の東京駅乗り入れ(東北縦貫線の節も参照)がある。

一方で、つくばエクスプレス開業の当初の目的であったJR常磐線の混雑緩和については、2005年度の常磐線ラッシュ時混雑率が、快速線は松戸 - 北千住間で約170%、緩行線は亀有 - 綾瀬間で約180%まで減少したが[4]、快速線中距離列車のグリーン車連結により普通車が減少したため、混雑が悪化しており(従前は普通車が10 - 11両はあったが、グリーン車がついたことで普通車が8両しかない列車が多くなった)、快速線の2006年度の混雑率は再び上昇に転じている。

東北縦貫線計画

各都県間鉄道旅客流動状況(2000年)
出発地\目的地 栃木県 群馬県 茨城県 合計 -
埼玉県 642 471 187 1,300 -
東京都 3,075 1,869 1,903 6,847 -
神奈川県 765 243 468 1,476 -
千葉県 336 292 218 846 -
合計 4,818 2,875 2,776 - -
出発地\目的地 埼玉県 東京都 神奈川県 千葉県 合計
栃木県 1,252 2,963 939 595 5,749
群馬県 935 2,027 415 485 3,862
茨城県 172 1,695 477 255 2,599
合計 2,359 6,685 1,831 1,335 -
(単位:千人/年)

2013年度(当初2009年末としていたが遅れる見込み)に東北本線列車線上野駅から東京駅まで約3.8km延伸し、常磐線が宇都宮線高崎線と共に上野駅からノンストップで東京駅まで乗り入れる予定である(東北縦貫線計画)。なお、一部列車は東海道本線にも乗り入れるという。

東京駅と直結することで従来の所要時間を約9分短縮でき、常磐線の利用者がつくばエクスプレスの開業により減少していることから、利用者減少に歯止めが掛かることが期待されている。だが、つくばエクスプレスも秋葉原駅から東京駅までの延伸が予定されている。しかし、原則1時間に2往復の特急列車はすべてが乗り入れる見通しだが、常磐線が東北縦貫線に乗り入れる場合、上野駅で平面交差が発生してしまうため、中距離電車の特別快速・快速などについては一部の列車のみが東京駅乗り入れを行う予定と見られている。

なお、運輸省(現国土交通省)が2000年に実施した都道府県間鉄道流動統計データによると、東京圏東京都神奈川県埼玉県千葉県)から鉄道で茨城県に移動した年間旅客数は277.6万人であり、栃木県の481.8万人より大幅に低く、群馬県の287.5万人とほぼ同程度であった。このことより、常磐線の需要は茨城県と東京圏を結ぶことよりむしろ東京圏内短距離輸送が主体となっていることをうかがわせる。また宇都宮線が神奈川県・東京都・埼玉県から栃木県を結ぶ広域輸送需要が大いに期待され、湘南新宿ラインの充実化や東北縦貫線計画の実現化が求められているのに比較し、常磐線はむしろ東京圏内のみの短距離地域内輸送需要が主体であり、短距離通勤電車の充実化が望まれているとされるが、これは新幹線がないのが最大の理由であると考えられている。

東京圏と北関東各県間の鉄道旅客流動状況(2000年)は右上の表の通り。

駅一覧

電車特定区間停車駅

上野駅 - 取手駅間の系統別の停車駅比較表を以下に記す。

  • ●・○:全列車停車(○は朝夕のみ運転)、▲:特別快速は通過、━:全列車通過
  • 営業キロ・接続路線などは下の駅一覧表および「常磐緩行線」を参照
系統 上野駅 日暮里駅 三河島駅 南千住駅 北千住駅 綾瀬駅 亀有駅 金町駅 松戸駅 北松戸駅 馬橋駅 新松戸駅 北小金駅 南柏駅 柏駅 北柏駅 我孫子駅 天王台駅 取手駅
中距離列車
快速電車
各駅停車 地下鉄
千代田線

直通

上野駅・日暮里駅 - いわき駅間

便宜上、日暮里駅から全列車が直通する上野駅も合わせて記載する。上野駅 - 取手駅間は中距離列車の停車する駅、および貨物線の分岐のある駅のみを表中に記載。

  • 駅名 … (貨):貨物専用駅、◆・◇:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし[* 1])、(臨):臨時駅
  • 特定都区市内制度適用範囲の駅 … [山]東京山手線内[区]:東京都区内
  • 東京駅 - 日暮里駅間の営業キロは5.8km
  • 停車駅
    • 快速電車・各駅停車(上野駅 - 取手駅間)…上述の表参照
    • 普通列車…括弧で括っている駅(快速線上にホームなし)は通過、それ以外は偕楽園以外の記載駅すべてに停車
    • 特別快速…●の駅は停車、|の駅は通過
    • 特急(スーパーひたち・フレッシュひたち)…「ひたち (列車)」参照
  • 接続路線 … 上野駅 - 取手駅間の東日本旅客鉄道の路線名は、貨物線を除き、運転系統上の名称(正式路線名とは異なる)
電化方式 正式路線名 駅名 駅間営業キロ 日暮里からの営業キロ 特別快速 接続路線 所在地
直流 東北本線 [区][山] 上野駅 - 2.2 東日本旅客鉄道東北新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線長野新幹線山手線京浜東北線高崎線宇都宮線東北線
京成電鉄本線京成上野駅
東京地下鉄○ 銀座線○ 日比谷線
東京都 台東区
[区][山] 日暮里駅 2.2 0.0 東日本旅客鉄道:山手線・京浜東北線
京成電鉄:本線
東京都交通局日暮里・舎人ライナー
荒川区
常磐線
[区] 三河島駅 1.2 1.2 東日本旅客鉄道:常磐線貨物支線(田端貨物線隅田川貨物線
[区] 南千住駅 2.2 3.4 東京地下鉄:○ 日比谷線
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス
東日本旅客鉄道:常磐線貨物支線(隅田川貨物線)
[区] 北千住駅 1.8 5.2 東日本旅客鉄道:常磐線(各駅停車)[* 2]
東京地下鉄:○ 千代田線・ ○ 日比谷線
東武鉄道:伊勢崎線
首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス
足立区
金町駅)◇ - 11.8 東日本旅客鉄道:総武本線貨物支線(新金貨物線 葛飾区
松戸駅 10.5 15.7 東日本旅客鉄道:常磐線(各駅停車)
新京成電鉄新京成線
千葉県 松戸市
馬橋駅 - 19.1 東日本旅客鉄道:武蔵野線貨物支線(南流山駅方面)
北小金駅 - 22.0 東日本旅客鉄道:武蔵野線貨物支線(南流山駅方面)
柏駅 11.2 26.9 東日本旅客鉄道:常磐線(各駅停車)
東武鉄道野田線
柏市
我孫子駅 4.4 31.3 東日本旅客鉄道:常磐線(各駅停車)・成田線 我孫子市
天王台駅 2.7 34.0 東日本旅客鉄道:常磐線(各駅停車)
取手駅 3.4 37.4 東日本旅客鉄道:常磐線(各駅停車)
関東鉄道常総線
茨城県 取手市
交流 藤代駅 6.0 43.4  
佐貫駅 2.1 45.5 関東鉄道:竜ヶ崎線 龍ケ崎市
牛久駅 5.1 50.6   牛久市
ひたち野うしく駅 3.9 54.5  
荒川沖駅 2.7 57.2   土浦市
土浦駅 6.6 63.8  
神立駅 6.1 69.9    
高浜駅 6.5 76.4     石岡市
石岡駅 3.6 80.0    
羽鳥駅 6.5 86.5     小美玉市
岩間駅 5.4 91.9     笠間市
友部駅 6.9 98.8   東日本旅客鉄道:水戸線(水戸方面と直通あり)
内原駅 4.7 103.5     水戸市
赤塚駅 5.8 109.3    
(臨)偕楽園駅 -  [* 3]    
水戸駅 6.0 115.3   東日本旅客鉄道:水郡線
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
勝田駅 5.8 121.1   ひたちなか海浜鉄道湊線 ひたちなか市
佐和駅 4.2 125.3    
東海駅 4.7 130.0     那珂郡東海村
大甕駅 7.4 137.4     日立市
常陸多賀駅 4.6 142.0    
日立駅 4.9 146.9    
小木津駅 5.5 152.4    
十王駅 4.2 156.6    
高萩駅 5.9 162.5     高萩市
南中郷駅 4.5 167.0     北茨城市
磯原駅 4.6 171.6    
大津港駅 7.1 178.7    
勿来駅 4.5 183.2     福島県
いわき市
植田駅 4.6 187.8    
泉駅 7.2 195.0   福島臨海鉄道本線(貨物線)
湯本駅 6.5 201.5    
内郷駅 3.5 205.0    
いわき駅 4.4 209.4   東日本旅客鉄道:常磐線(原ノ町方面)・磐越東線
  1. ^ 表中に記した駅のほか、緩行線綾瀬駅でも貨物取扱あり(東京地下鉄向け車両輸送時)
  2. ^ 各駅停車の走行する北千住駅の駅施設はJRの管理対象ではないが、緩行線・快速線相互の連絡駅であり、JR(亀有駅以東)・東京地下鉄(千代田線町屋駅・日比谷線南千住駅方面)の運賃計算上の境界駅である(運賃計算については「北千住・綾瀬間の取り扱い」および「常磐緩行線#運賃計算の特例」を参照)。
  3. ^ 偕楽園駅は観梅時期の日中の下り列車(特急含む)のみ停車し、それ以外の期間および上り列車は全列車通過。運賃計算は、赤塚駅方面からは水戸駅まで、水戸駅方面へは赤塚駅からの営業キロで計算する。

いわき駅 - 岩沼駅・仙台駅間

便宜上、岩沼駅から全旅客列車が直通する東北本線岩沼駅 - 仙台駅間も合わせて記載する。

  • 全区間交流電化
  • ◆:貨物取扱駅、[仙]:特定都区市内制度における「仙台市内」エリアの駅
  • 停車駅
    • 普通…すべての駅に停車
    • 特急(スーパーひたち)…「ひたち (列車)」参照
  • 線路 … ∥:複線区間、◇:単線区間(全駅列車交換可能)、∨:これより下は単線、∧:これより下は複線
正式路線名 駅名 駅間営業キロ 日暮里からの営業キロ 接続路線 線路 所在地
常磐線 いわき駅 - 209.4 東日本旅客鉄道:常磐線(水戸方面)・磐越東線 福島県 いわき市
草野駅 5.4 214.8  
四ツ倉駅 4.4 219.2  
久ノ浜駅 4.8 224.0  
末続駅 3.6 227.6  
広野駅 4.8 232.4   双葉郡広野町
木戸駅 5.4 237.8   双葉郡楢葉町
竜田駅 3.1 240.9  
富岡駅 6.9 247.8   双葉郡富岡町
夜ノ森駅 5.2 253.0  
大野駅 4.9 257.9   双葉郡大熊町
双葉駅 5.8 263.7   双葉郡双葉町
浪江駅 4.9 268.6   双葉郡浪江町
桃内駅 4.9 273.5   南相馬市
小高駅 4.0 277.5  
磐城太田駅 4.9 282.4  
原ノ町駅 4.5 286.9  
鹿島駅 7.5 294.4  
日立木駅 6.7 301.1   相馬市
相馬駅 5.9 307.0  
駒ヶ嶺駅 4.4 311.4   相馬郡新地町
新地駅 4.4 315.8  
坂元駅 5.4 321.2   宮城県 亘理郡山元町
山下駅 4.5 325.7  
浜吉田駅 3.9 329.6   亘理郡亘理町
亘理駅 5.0 334.6  
逢隈駅 3.2 337.8  
岩沼駅 5.3 343.1 東日本旅客鉄道:東北本線福島方面) 岩沼市
東北本線
館腰駅 3.7 346.8   名取市
名取駅 3.5 350.3 仙台空港鉄道仙台空港線仙台空港アクセス線:全列車仙台駅発着)
[仙] 南仙台駅 2.7 353.0   仙台市太白区
[仙] 太子堂駅 2.2 355.2  
[仙] 長町駅 1.0 356.2 仙台市地下鉄南北線
東日本旅客鉄道:東北本線貨物支線(宮城野貨物線
[仙] 仙台駅 4.5 360.7 東日本旅客鉄道:東北新幹線・秋田新幹線・東北本線(一ノ関利府方面:一部直通)・仙山線仙石線
仙台市地下鉄:南北線
仙台市青葉区

貨物支線

全駅東京都内に所在

駅名 営業キロ 接続路線 所在地
田端貨物線
三河島駅 0.0 東日本旅客鉄道:常磐線(本線・隅田川貨物線) 荒川区
田端駅
田端操駅
1.6 東日本旅客鉄道:東北本線(東北貨物線)・山手貨物線
日本貨物鉄道:東北本線貨物支線(北王子線
北区
隅田川貨物線
三河島駅 0.0 東日本旅客鉄道:常磐線(本線・田端貨物線) 荒川区
(貨)隅田川駅 3.2  
南千住駅 5.7 東日本旅客鉄道:常磐線(本線)

過去の接続路線

発車メロディ

水戸駅では、1990年1月から独自の発車メロディが使用されている。

  • 1・2番線:『初夏の雪解けの小川のせせらぎ』
  • 3・4番線:『日本庭園の水と草木』
  • 5・6番線:『大都会の雑踏の中で聞こえるチャイム』
  • 7番線:『太平洋の海岸での生命の誕生』

茨城県日立市内の各駅では、2005年11月から発車メロディに地元出身の作曲家吉田正の楽曲を使用している。

以下の駅では、地元ゆかりの童謡作家である野口雨情の楽曲が使用されている。

以下の駅では、1991年からクラシックの曲を編曲したものが使用されている。

友部駅では、歌手坂本九のヒット曲を使用したものが使用されている。曲名は下りが『明日があるさ』、上りが『上を向いて歩こう』、水戸線ホームが『幸せなら手をたたこう』である。

牛久駅では2007年12月1日から牛久市の観光資源をイメージした曲が使用されている。上りは駅の東側にあるシャトーカミヤ(日本初のワイン醸造場)があることからフランスをイメージして『オー・シャンゼリゼ』、下りは駅の西側にある牛久沼や牛久沼を愛した小川芋銭のアトリエ・記念碑があることから水と緑の豊かな香りをイメージして『グリーン・グリーン』となる。

脚注

  1. ^ 『ちばの鉄道一世紀』(p164)より。
  2. ^ ただし、置き換えの過程では一部で混乱が生じ、一旦はE721系2両に置き換えられた列車が455系電車6両に戻され、その後改めてE721系電車4両に編成変更されるという事態も起きている。
  3. ^ JR東日本による特例の紹介
  4. ^ 路線別のラッシュ時における混雑率の推移」千葉県総合企画部交通計画課

参考文献

関連項目