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高萩市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たかはぎし ウィキデータを編集
高萩市
花貫渓谷
地図
市庁舎位置
高萩市旗 高萩市章
高萩市旗 高萩市章
1955年2月19日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08214-7
法人番号 4000020082147 ウィキデータを編集
面積 193.55km2
総人口 25,583[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 132人/km2
隣接自治体 北茨城市日立市常陸太田市
福島県東白川郡塙町
市の木
市の花
市の鳥
高萩市役所
市長 大部勝規
所在地 318-8511
茨城県高萩市本町1丁目100-1番地
北緯36度42分49秒 東経140度42分34秒 / 北緯36.71367度 東経140.70947度 / 36.71367; 140.70947座標: 北緯36度42分49秒 東経140度42分34秒 / 北緯36.71367度 東経140.70947度 / 36.71367; 140.70947
高萩市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

高萩市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 世帯数:11,798世帯(2007年8月1日)
ウィキプロジェクト
旧高萩市庁舎(2006年1月)

高萩市(たかはぎし)は、茨城県北東部の県北地域に位置する。東は太平洋に面し、西は阿武隈山地(多賀山地)の山間部となっている[1]明治以降炭鉱として栄えていたが、現在[いつ?]木材加工が中心となっている。

地理

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市域は山間部と海岸部からなり、その面積の約85%が山林原野である[1]。山から海に向かって大北川、関根川、花貫川の三つの川が流れるが、このうち大北川の下流は北茨城市に入る。

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  • 堅破山(658.3m)
  • 土岳(599.7m)
  • 横根山(389.4m)

河川

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湖沼・ダム

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隣接している自治体

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歴史

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古代の常陸国多賀郡の地である。1602年戸沢政盛の領地となり、松岡藩が成立したが、戸沢氏1622年出羽へ移封され、1646年以降は水戸藩家老中山氏の知行地となった。

沿革

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行政区域変遷

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  • 変遷の年表
高萩市市域の変遷(年表)
月日 現高萩市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村が発足する。[6][7][8]
  • 松原町 ← 秋山村・島名村・安良川村・高萩村・伊師村の一部
  • 松岡村 ← 高戸村・上手綱村・下手綱村・赤浜村
  • 高岡村 ← 横川村・大能村・上君田村・下君田村・若栗村
  • 黒前村 ← 黒坂村・高原村・山部村・福平村
  • 櫛形村 ← 友部村・伊師本郷・伊師村の残部
1928年(昭和3年) 4月17日 松岡村が町制施行し松岡町となる。
1937年(昭和12年) 10月1日 松原町が高萩町に改称。
1954年(昭和29年) 11月23日 高萩町・松岡町・高岡村・黒前村の一部(福平)・櫛形村の一部(友部の一部)と合併し、高萩市が発足。
1955年(昭和30年) 2月11日 高萩市の友部が黒前村・櫛形村とともに合併し十王村が発足。
1957年(昭和32年) 7月1日 北茨城市中郷町日棚の一部が高萩市に編入。
  • 変遷表
高萩市市域の変遷
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年4月1日 明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
秋山村 松原町 昭和12年10月1日
高萩町に改称
昭和29年11月23日
高萩市
高萩市 高萩市
島名村
安良川村
高萩村
伊師村の一部
高戸村 松岡村 昭和3年4月17日
町制
上手綱村
下手綱村
赤浜村
横川村 高岡村 高岡村
大能村
中戸川新田 明治15年
中戸川村
上君田村
下君田村
若栗村
日棚村の一部 南中郷村
の一部
南中郷村の一部 昭和31年3月31日
茨城市
即日改称北茨城市
昭和32年7月1日
高萩市に編入
福平村 黒前村
の一部
黒前村の一部 昭和29年11月23日
高萩市
友部村の一部 櫛形村
の一部
櫛形村の一部 昭和29年11月23日
高萩市
昭和30年2月11日
十王村
昭和31年1月1日
町制
平成16年11月1日
日立市に編入
日立市

人口

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高萩市中心部周辺の空中写真。
2019年4月28日撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
高萩市と全国の年齢別人口分布(2005年) 高萩市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 高萩市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
高萩市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 29,548人
1975年(昭和50年) 30,982人
1980年(昭和55年) 32,436人
1985年(昭和60年) 33,968人
1990年(平成2年) 35,320人
1995年(平成7年) 35,604人
2000年(平成12年) 34,602人
2005年(平成17年) 32,932人
2010年(平成22年) 31,017人
2015年(平成27年) 29,638人
2020年(令和2年) 27,699人
総務省統計局 国勢調査より


行政

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歴代市長

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特記なき場合「統計たかはぎ 平成29年版」による[9]

氏名 就任 退任 備考
1 小峰威夫 1954年(昭和29年)11月23日 1958年(昭和33年)12月24日
2 安村篤 1958年(昭和33年)12月25日 1970年(昭和45年)12月24日
3 鈴木藤太 1970年(昭和45年)12月25日 1982年(昭和57年)12月24日
4 大高省三 1982年(昭和57年)12月25日 1986年(昭和61年)1月30日
5 鈴木藤太 1986年(昭和61年)3月2日 1990年(平成2年)3月1日
6 大久保清 1990年(平成2年)3月2日 2002年(平成14年)3月1日
7 岩倉幹良 2002年(平成14年)3月2日 2006年(平成18年)3月1日
8 草間吉夫 2006年(平成18年)3月2日 2014年(平成26年)3月1日
9 小田木真代 2014年(平成26年)3月2日 2018年(平成30年)3月1日
10 大部勝規 2018年(平成30年)3月2日 現職

議会

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高萩市議会

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  • 定数:14人[10][11]
  • 任期: 2027年11月23日 - 2027年11月22日[12]
  • 議長:寺岡七郎[13]
  • 副議長:菊地正芳[13]

茨城県議会

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(出典:[14]

  • 選挙区:高萩市・北茨城市選挙区
  • 定数:2人
  • 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日[15]
  • 投票日:2022年12月11日[15]
  • 当日有権者数:23,354人[16]
  • 投票率:39.03%
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数 備考
大足光司 54 無所属 5,175票
大平望 28 無所属 2,576票
豊田茂 51 自由民主党 1,219票 推薦:公明党本部

※当日有権者数、投票率、得票数は高萩市の結果のみを抽出した。

衆議院

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(出典:[17][18][19]

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
浅野哲 42 国民民主党 5,964票
石川昭政 52 自由民主党 5,148票
千葉達夫 42 日本共産党 791票

※当日有権者数、投票率、得票数は高萩市の結果のみを抽出した。

経済

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産業

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常磐炭田の存在によって、明治中期以降は石炭産業が盛んであり、高萩炭鉱、望海炭鉱などの鉱山が開かれていた。しかし、石炭産業の衰退に伴い、木材加工・パルプ加工等に産業の中心はシフトしている。 農業は水稲のほか、肉牛、乳牛、野菜、花など。海に面するが漁業は盛んではない。市内の松久保・手綱等の工業団地には工場が多く立地する。

  • 産業別人口(2000年)
第1次産業917人
第2次産業7,131人
第3次産業8,494人

郵便

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  • 高萩郵便局(集配局)
  • 若栗郵便局(集配局)
  • 高萩上手綱郵便局
  • 高萩島名郵便局
  • 高萩東本町郵便局
  • 高萩花貫郵便局
  • 上君田簡易郵便局

姉妹都市・提携都市

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国内

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教育施設

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コンビニエンスストア

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以前はココストア(現・ファミリーマート)、ミニストップがあった。

交通

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鉄道路線

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市北部の地区は北茨城市南中郷駅が最寄りとなる。南中郷駅も高萩市を北に出てすぐになる。

バス路線

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  • 市内路線
    • 茨城交通神峰営業所) :主に市内北部・西部方面で運行。2019年4月30日までは日立電鉄交通サービスとして運行された。
      • 2021年10月1日より高萩市街地循環線を休止し、利用したいときにバスを呼び出すことができる呼出型最適経路バス「MyRideのるる」を運行している[22]
    • 椎名観光バス :市内西部・南部方面で3路線を運行。ジェイアールバス関東は2006年3月31日に高萩市内2路線から撤退し、同路線は翌日から椎名観光バスにより運行されている。

道路

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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花貫ダム

出身有名人

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ロケが実施されたドラマ

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  • NHK連続テレビ小説ひよっこ』・『ひよっこ2』:個人宅を使用のため詳細な場所は非公表 [24]海岸では、大河ドラマの龍馬伝などが撮影されている

花貫川

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花貫川は高萩市内を流れる二級河川。川沿いに松原発電所花貫川第一発電所花貫ダム花貫川第二発電所花貫渓谷などがある。

脚注

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  1. ^ a b 4 高萩市の地域特性”. 高萩市. 2024年11月24日閲覧。
  2. ^ 高萩市 2011年9月16日閲覧.
  3. ^ 高萩市庁舎が崩壊の恐れ…業務移転、取り壊しへ読売新聞(2011年3月28日)2011年9月16日閲覧.
  4. ^ 気象庁|震度データベース検索 (地震別検索結果)”. www.data.jma.go.jp. 2019年7月5日閲覧。
  5. ^ 高萩市新庁舎が開庁 旧庁舎跡地”. 茨城新聞クロスアイ (2017年9月20日). 2017年12月8日閲覧。
  6. ^ 『高萩市史』、高萩市、1969年より
  7. ^ 十王町史編さん調査会編『十王町史 地誌編 』、日立市、2008年より
  8. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
  9. ^ 統計たかはぎ 平成29年版”. 高萩市. 2021年3月7日閲覧。
  10. ^ 議会の概要”. 高萩市. 2020年1月15日閲覧。
  11. ^ 定数2減の14 改正案を可決 高萩市議会”. 茨城新聞. 2020年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月10日閲覧。
  12. ^ 高萩市議会議員選挙 - 2027年11月22日任期満了 | 茨城県高萩市”. 選挙ドットコム. 2024年11月3日閲覧。
  13. ^ a b 議員名簿”. 高萩市議会. 2024年11月3日閲覧。
  14. ^ 日本放送協会. “茨城県議選 | 高萩市・北茨城市|地方選挙 | NHK選挙WEB”. 2024年11月3日閲覧。
  15. ^ a b 各種選挙の任期満了日と選挙結果|古河市公式ホームページ”. 古河市選挙管理委員会事務局. 2024年11月3日閲覧。
  16. ^ 茨城県議会議員一般選挙 投票結果速報(確定)”. 茨城県選挙管理委員会. 2024年11月3日閲覧。
  17. ^ 第50回衆議院議員総選挙等 高萩市投開票速報”. 高萩市総務課総務グループ. 2024年11月3日閲覧。
  18. ^ 第50回衆議院議員総選挙 開票状況(小選挙区)”. 高萩市. 2024年11月3日閲覧。
  19. ^ 日本放送協会. “衆議院選挙2024 茨城(水戸・日立など)開票速報・選挙結果 NHK”. 2024年11月3日閲覧。
  20. ^ 任期満了日(定数)一覧 | 東京都選挙管理委員会”. 東京都選挙管理委員会事務局. 2024年11月3日閲覧。
  21. ^ [ダイヤ改正 11月1日に高速バス「高萩・日立線」の時刻改正をします]
  22. ^ [路線バス 10月1日より高萩市街地循環線を休止します]
  23. ^ 「大和の森」高萩スカウトフィールド”. ボーイスカウト日本連盟|加盟員向け情報 (2019年2月15日). 2020年10月1日閲覧。
  24. ^ 平成29年度撮影実績 高萩フィルムコミッション 2019年12月29日閲覧

関連項目

[編集]

(現跡地:メガソーラーパネル発電所)

外部リンク

[編集]