結城市
ゆうきし 結城市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 茨城県 | ||||
市町村コード | 08207-4 | ||||
法人番号 | 2000020082074 | ||||
面積 |
65.76km2 | ||||
総人口 |
48,904人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 744人/km2 | ||||
隣接自治体 |
筑西市、古河市、結城郡八千代町 栃木県小山市 | ||||
市の木 | クワ | ||||
市の花 | ユリ | ||||
市の鳥 | なし | ||||
結城市役所 | |||||
市長 | 小林栄 | ||||
所在地 |
〒307-8501 茨城県結城市中央町二丁目3番地 北緯36度17分23秒 東経139度52分18秒 / 北緯36.289656度 東経139.871531度座標: 北緯36度17分23秒 東経139度52分18秒 / 北緯36.289656度 東経139.871531度 2020年11月24日オープン 結城市役所新庁舎 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
結城市(ゆうきし)は、茨城県県西地域に位置する市。常総台地の一部である結城台地と呼ばれる地域にある[1]。
概要
[編集]北部の市街地は中世城下町の原形をとどめ、主に明治時代初期から大正時代に建てられた見世蔵など古い町並みがみられる[1]。一方、南部は農業地域で、鬼怒川流域には肥沃な水田地帯が広がっているほか、白菜、トウモロコシ、トマトなどの露地栽培が盛んで首都圏の生鮮野菜供給地となっている[1]。2019年(平成31年)の地目別面積によると、土地利用では畑が約4割、宅地と田がそれぞれ約2割を占めている[1]。
伝統産業として全国的に有名な結城紬(絹織物。国の重要無形文化財)がある。結城紬は、2010年11月16日にユネスコの無形文化遺産に登録された[2]。
地理
[編集]東経139度54分、北緯36度19分に位置する。関東平野の北部に位置し、平坦で起伏に乏しい[3]。 旧国名では下総国の最北端に属する。
隣接している自治体
[編集]東は鬼怒川を挟み筑西市と、南は古河市、八千代町と隣接し、北と西は栃木県小山市に接する。
北側・西側を栃木県との県境に囲まれ、茨城県の他市町村とは鬼怒川によって隔てられているため、文化(方言等)・経済・交通面で栃木県との関わりが深い。特に隣接する小山市とは小山都市圏に属する密接な関わりがある。南北の交通網が茨城県の他市町村と明らかに異なる古河市ほどではないが、県南(つくば市など)・県北(日立市など)・鹿行地域(鹿嶋市など)との繋がりは希薄となっている。
歴史
[編集]- 『古語拾遺』は、神武東征において橿原宮を造営した天富命が、阿波国に続いて房総を開拓し、穀の木の生育した当地は結城郡と言われた。
- 古代より、ふさ(麻の転)や木綿(ゆう)(穀や楮などのコウゾ属の繊維)の産地として総の国のゆうきと呼ばれ、令制国の下総国に属した。
- 奈良時代頃から結城紬の特産地として発展してきた。
- 鎌倉時代には小山氏から分かれた結城朝光が館を構え、以後、鎌倉以来の名家結城氏(関八家)の城下町となる。
- 1440年(永享12年)結城合戦。
- 元禄13年(1700年)、水野家宗家筋の水野勝長が能登より1万8,000石で封じられ、以後明治維新まで結城藩水野氏10代がこの地を治めた。なお、現在は結城市の一部となっている山川村には江戸時代初期に山川藩があり、結城藩とは同族別家の水野氏が治めていた。この縁で、天保の改革で知られる水野忠邦の墓所がここにある。
- 明治時代になり茨城県に編入。
年表
[編集]- 1889年(明治22年)
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 国道122号(現在の国道50号)が制定。
- 1954年(昭和29年)
- 2000年(平成12年)12月 - 土地区画整理に伴う新しい町名として、大橋町・中央町1丁目〜2丁目・新福寺1丁目〜6丁目・城南町1丁目(旧大字結城の一部)が設定される[4]。
行政区域変遷
[編集]- 変遷の年表
結城市市域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 結城市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の町村がそれぞれ発足。[5][6] |
1954年(昭和29年) | 3月15日 | 山川村は結城町に編入。 |
3月14日 | 絹川村・江川村・上山川村は結城町に編入。
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1985年(昭和55年) |
- 変遷表
結城市市域の変遷表(※細かな境界の変遷は省略) | |||||||||
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1868年 以前 |
明治元年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |||
結城町 | 明治19年 結城町 |
結城町 | 結城町 | 昭和29年3月15日 市制 |
結城市 | 結城市 | |||
作野谷村 | |||||||||
大谷瀬村 | |||||||||
五助村 | |||||||||
小田林村 | |||||||||
久保田村 | 絹川村 | 絹川村 | 昭和29年3月15日 結城町に編入 | ||||||
小森村 | 明治元年 小森村 | ||||||||
小森村新田 | |||||||||
中村 | 明治元年 中村 | ||||||||
中村新田村 | |||||||||
鹿窪村 | |||||||||
林村 | |||||||||
田間村 | 江川村 | 江川村 | |||||||
上成村 | |||||||||
武井村 | |||||||||
北南茂呂村 | |||||||||
東茂呂村 | |||||||||
七五三場村 | |||||||||
大木村 | |||||||||
大町新田 | |||||||||
上山川村 | 明治18年 上山川村 |
上山川村 | 上山川村 | ||||||
結城寺村 | |||||||||
矢畑村 | |||||||||
山王村 | 山川村 | 山川村 | 昭和29年3月14日 結城町に編入 | ||||||
浜野辺村 | |||||||||
芳賀崎村 | |||||||||
水海道村 | |||||||||
古宿新田 | |||||||||
粕礼村 | |||||||||
今宿村 | |||||||||
新宿村 | |||||||||
新宿新田 | |||||||||
善右衛門新田 |
人口
[編集]結城市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
経済
[編集]産業
[編集]農業
[編集]工業
[編集]商業
[編集]ショッピングモール
[編集]- ヨークタウン・アクロスプラザ結城
行政
[編集]歴代市長
[編集]代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 木村正義 | 1954年(昭和29年)3月15日 | 1955年(昭和30年)1月13日 | |
2 | 小篠雄二郎 | 1955年(昭和30年)2月6日 | 1959年(昭和34年)2月5日 | |
3 | 沼田禎二郎 | 1959年(昭和34年)2月6日 | 1971年(昭和46年)2月5日 | |
4 | 大木庫 | 1971年(昭和46年)2月6日 | 1979年(昭和54年)2月5日 | |
5 | 奥澤順一 | 1979年(昭和54年)2月6日 | 1987年(昭和62年)2月5日 | |
6 | 荒井秀吉 | 1987年(昭和62年)2月6日 | 1997年(平成9年)3月11日 | 在任中死去 |
7 | 平塚明 | 1997年(平成9年)4月27日 | 2003年(平成15年)7月11日 | 収賄容疑で辞職 |
8 | 小西栄造 | 2003年(平成15年)8月24日 | 2011年(平成23年)8月23日 | |
9 | 前場文夫 | 2011年(平成23年)8月24日 | 2019年(令和元年)8月23日 | |
10 | 小林栄 | 2019年(令和元年)8月24日 | 現職 |
市役所
[編集]警察
[編集]- 茨城県結城警察署
消防
[編集]- 結城消防署(筑西広域市町村圏事務組合消防本部)
- 結城南出張所
マスコットキャラクター
[編集]- まゆげった - 2012年3月15日、当市のマスコットキャラクターに就任した[7]。
議会
[編集]市議会
[編集]- 定数:18人[8]
県議会
[編集]- 選挙区:結城市選挙区
- 定数:1人
- 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日
- 投票日:2022年12月11日
- 当日有権者数:40,902人
- 投票率:38.86%
候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
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秋元勇人 | 当 | 51 | 無所属 | 新 | 9,465票 |
臼井平八郎 | 落 | 74 | 自由民主党 | 現 | 6,239票 |
衆議院
[編集]- 選挙区:茨城7区(古河市、結城市、下妻市(旧千代川村域)、常総市、坂東市、結城郡、猿島郡)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 当日有権者数:303,353人
- 投票率:53.71%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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当 | 永岡桂子 | 67 | 自由民主党 | 前 | 74,362票 | ○ |
比当 | 中村喜四郎 | 72 | 立憲民主党 | 前 | 70,843票 | ○ |
水梨伸晃 | 42 | 日本維新の会 | 新 | 14,683票 | ○ |
姉妹都市・提携都市
[編集]- 長井市(山形県)- 1983年7月 姉妹都市締結
- 福井市(福井県)- 2001年4月13日 友好都市締結
- 小山市(栃木県)- 2014年10月2日 友好都市締結(県境で接する自治体同士の友好都市は全国初)
- メッヘレン市(ベルギー王国)- 1996年10月31日 姉妹都市締結
- メーサイ市(タイ王国)-2012年11月9日国際親善姉妹都市盟約を締結
地域
[編集]健康
[編集]教育
[編集]高等学校
[編集]中学校
[編集]- 結城市立結城中学校
- 結城市立結城東中学校
- 結城市立結城南中学校
小学校
[編集]- 結城市立結城小学校
- 結城市立城南小学校
- 結城市立結城西小学校
- 結城市立城西小学校
- 結城市立絹川小学校
- 結城市立江川北小学校
- 結城市立江川南小学校
- 結城市立山川小学校
- 結城市立上山川小学校
特別支援学校
[編集]- 茨城県立結城特別支援学校
保育園
[編集]公立園
- 上山川保育所
- 山川保育所
- 城西保育所
私立園
- あいわ保育園
- 玉岡尭舜認定こども園
- かなくぼ保育園
- 結城あすなろ保育園
- たま保育園
- つくば保育園
- 結城ふたば保育園
- みくに保育園
- 結城明照保育園
認可外園
- キッズランド結城店
- キッズクラブおるすばん結城店
幼稚園
[編集]- 富士見幼稚園
- つくば幼稚園
- 結城ひかり幼稚園
- 玉岡尭舜幼稚園
電気
[編集]かつて結城町には電燈会社があった。1913年(大正2年)10月に結城電気を設立[9]。1913年(大正2年)11月に事業開始した。供給区域は結城町。発電所は持たず下野電力より受電した[10]。1922年(大正11年)茨城電力に合併された[11]。
交通
[編集]鉄道
[編集]JR東日本旅客鉄道の水戸線が北部を通る。市内3つの駅の内、中心駅は結城駅である。
バス
[編集]バスは、市南部の江川南地区と古河駅を結ぶ路線が1日数本運行されているほか、市内を巡回する路線コミュニティバスが運行されている。
道路
[編集]ナンバープレート
[編集]ナンバープレートは「つくばナンバー」である。ご当地ナンバーとして新設され、2007年2月13日から導入された[13]。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 蔵造りの結城の街並み(国の登録有形文化財の建造物多数)
- 称名寺 (結城市)
- 乗国寺 (結城市)
- 安穏寺 (結城市)
- 弘経寺 (結城市)
- 山川不動尊
- 水野忠邦の墓
- 源翁和尚の墓
- 玉日姫の墓(親鸞の妻)
- 結城城跡(結城合戦の舞台)
- 城の内館跡
- 結城家御廟
- 結城廃寺と瓦窯跡(国の史跡)
- 結城伝統工芸館
- 結城市民情報センター
- 結城市民文化センター(アクロス)
- 結城蔵美館
祭事・催事
[編集]著名な出身者
[編集]- 結城朝光(結城家初代)
- 結城氏朝(結城家11代)
- 結城政勝(戦国大名、結城家16代)
- 結城晴朝(戦国大名、結城家17代)
- 結城秀康(結城家18代、家康の次男、浜松生まれ)
- 水野忠邦(江戸幕府の老中)
- 砂岡雁宕(江戸時代の俳人)
- 多田富雄(免疫学者)
- 柏原正樹(数学者)
- 新川和江(詩人)
- 宮本貴奈(ピアニスト)
- 広澤克実(元プロ野球選手・野球解説者)
- 山中庸子(童画作家)
- 多田不二(詩人)
- 利根山光人(画家、日本芸術大賞受賞)
- 大嶋宏成(元プロボクサー、98年度全日本ライト級新人王獲得、2005年引退)
- 大嶋記胤(プロボクサー)
- 宮田大三(俳優、プロデューサー)
- 中山由起枝(クレー射撃選手)
- 鈴木明良(元衆議院議員)
- 塚原頌平(元プロ野球選手、オリックス・バファローズ選手)
- 大島千穂(元茨城放送アナウンサー)
- 谷島明世(演歌歌手・民謡歌手)
- 山中尭之(プロ野球選手、オリックス・バファローズ選手、結城市立結城南中学校出身)
結城市を舞台にした作品
[編集]- ドラマ
結城市でロケが行われた作品
[編集]- ゆうきフィルムコミッションロケ実績
- ルーキーズ-2008年 鹿窪運動公園 野球場
- 欅坂46「黒い羊(ミュージックビデオ)」-旧商業施設 ※現在は取り壊され、カワチ薬品 結城北店となっている。
脚注
[編集]- ^ a b c d “2 時代背景と結城市の現状”. 結城市. 2024年9月25日閲覧。
- ^ http://www.city.yuki.lg.jp/14/13318.html - 結城市WEBページ
- ^ 結城市史 第四巻 1980, p. 26.
- ^ “町の区域の設定(平成12年12月14日 茨城県告示第1356号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1220号: pp. p.2-7, (2000年12月14日)
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
- ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
- ^ “まゆげった プロフィール”. 結城市. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “市議会議員一般選挙”. 結城市. 2019年5月13日閲覧。
- ^ 『日本全国諸会社役員録. 第23回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『電気事業要覧. 第9回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『電気事業要覧. 第14回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『関東エリア一都六県コミュニティバス図鑑』スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日、150頁。ISBN 978-4-88393-803-2。
- ^ “「つくば」ナンバー”. 土浦自動車検査登録事務所. 2024年9月25日閲覧。