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八千代町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やちよまち ウィキデータを編集
八千代町
八千代グリーンビレッジ
八千代町旗 八千代町章
八千代町旗 八千代町章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
結城郡
市町村コード 08521-9
法人番号 1000020085219 ウィキデータを編集
面積 58.99km2
総人口 20,305[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 344人/km2
隣接自治体 結城市下妻市筑西市坂東市常総市古河市
町の木 ケヤキ
町の花 キク
町の鳥 ヒバリ
八千代町役場
町長 野村勇
所在地 300-3592
茨城県結城郡八千代町大字菅谷1170番地
北緯36度10分54秒 東経139度53分28秒 / 北緯36.18161度 東経139.89111度 / 36.18161; 139.89111座標: 北緯36度10分54秒 東経139度53分28秒 / 北緯36.18161度 東経139.89111度 / 36.18161; 139.89111
八千代町役場
八千代町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

八千代町位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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八千代町(やちよまち)は、茨城県の県西地域、結城郡にある関東平野のほぼ中央、茨城県南西部に位置する[1]古河都市圏に属する。

概要

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東側は鬼怒川を挟んで下妻市、西側は古河市、南側は常総市坂東市、北側は結城市と接している[1]

平成に入り、下妻市、旧石下町、旧千代川村との合併が検討され、新市名案の募集まで行ったものの、白紙解消された。その後、千代川村は下妻市に編入合併、石下町は水海道市に編入合併され常総市となり、単独町政となった。

地理

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東京へ約60km、水戸市へ約70kmの距離にある[1]

気候は比較的温暖である。気候が白菜栽培に適しており、生産量は日本一で特に冬場の白菜の生産量は圧倒的に多く、11月から1月にかけての東京都中央卸売市場への出荷量のシェアは9割近くにもなる[2]

猿島台地にあり、台地上では地の利を生かしてさしま茶などが生産されている。

歴史

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年表

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行政区域変遷

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  • 変遷の年表
八千代町町域の変遷(年表)
月日 現八千代町町域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の村が発足。[3][4]
  • 結城郡
    • 中結城村 ← 佐野村・塩本村・粕礼新田・下山川村・兵庫新田・菅谷村・瀬戸井村・大山村
    • 下結城村 ← 水口村・松本村・平塚村・大戸新田
    • 名崎村 ← 恩名村・長左衛門新田の一部・江口村・尾崎村・尾崎村新田・成田新田・水口村新田
  • 豊田郡
    • 西豊田村 ← 川尻村・沼森村・今里村・本郷村・片角村・貝谷村・大山村・太田村・
      粟野村・粟野新田・仁江戸村・苅橋村・若村村
  • 岡田郡
    • 安静村 ← 蕗田村・東蕗田村・新地村・新地新田・村岡村新田・栗山村・大間木村・
      磯村・村貫村・逆谷新田・佐兵衛新田・芦ケ谷村・芦ケ谷新田・尾崎村
  • 真壁郡
    • 川西村 ← 袋村・新井村・八町村・久下田村・高崎村・大里村・
      大渡戸村・小屋村・坪井村・野爪村
1896年(明治29年) 4月1日 結城郡・岡田郡・豊田郡が合併し結城郡が発足。
1955年(昭和30年) 1月1日 西豊田村・中結城村・安静村・下結城村・川西村が合併し八千代村が発足。
2月11日 名崎村は猿島郡幸島村八俣村とともに合併し三和村が発足。
6月 三和村の一部(成田新田)は八千代町に編入。
1972年(昭和47年) 2月1日 八千代村が町制施行し八千代町になる。
  • 変遷表
八千代町町域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
結城郡 佐野村 中結城村 中結城村 昭和30年2月11日
八千代村
昭和47年2月1日
町制
八千代町 八千代町
塩本村
粕礼新田
今宿村新田 明治11年
下山川村
水海道新田
徳右衛門新田
善左衛門新田
兵庫新田
菅谷村
瀬戸井村
大山新田 明治15年
大山村
水口村 下結城村 下結城村
松本村
平塚村
大戸新田
豊田郡 川尻村 西豊田村 明治29年4月1日
結城郡に編入
沼森村
今里村
本郷村
片角村
貝谷村
大山新田 明治15年
大山村
太田村
粟野村
粟野新田
仁江戸村
苅橋村
若村
岡田郡 西蕗田村 明治11年
蕗田村
安静村
法木田村
新地村
新地新田
村岡村
の一部
明治11年
村岡村新田
栗山村
大間木村
磯村
村貫村
逆谷新田
佐兵衛新田
芦ケ谷村 明治11年
芦ケ谷村
明治11年
芦ケ谷新田新田
尾崎村
真壁郡 袋村 川西村 川西村
新井村
八町村
久下田村
高崎村
大里村
大渡戸村
小屋村
坪井村
野爪村
結城郡 成田新田 名崎村
の一部
名崎村の一部 1955年2月11日
三和村の一部
昭和30年6月
八千代村に編入。

人口

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八千代町と全国の年齢別人口分布(2005年) 八千代町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 八千代町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
八千代町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 21,945人
1975年(昭和50年) 22,160人
1980年(昭和55年) 22,845人
1985年(昭和60年) 24,029人
1990年(平成2年) 24,351人
1995年(平成7年) 25,008人
2000年(平成12年) 24,352人
2005年(平成17年) 23,609人
2010年(平成22年) 23,106人
2015年(平成27年) 22,021人
2020年(令和2年) 21,026人
総務省統計局 国勢調査より


地域

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地区

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町域は町内に設置されている5つの町立小学校の学区ごとに地区分けされている。

  • 西豊田地区 - 町の中央部から東部に当たる地区。(旧西豊田村地域)
  • 安静地区 - 町の南部に当たる地区。(旧安静村地域)
  • 中結城地区 - 町の中央部から北西部に当たる地区。(旧中結城村地域)
  • 下結城地区 - 町の南西部に当たる地区。(旧下結城村地域)
  • 川西地区 - 町の北東部に当たる地区。(旧川西村地域)

大字名

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西豊田地区 安静地区 中結城地区 下結城地区 川西地区
  • 貝谷
  • 沼森
  • 今里
  • 川尻
  • 本郷
  • 仁江戸
  • 粟野
  • 片角
  • 中野
  • 苅橋
  • 東大山
  • 太田
  • 蕗田
  • 東蕗田
  • 新地
  • 新地新田
  • 栗山
  • 大間木
  • 村貫
  • 芦ヶ谷
  • 芦ヶ谷新田
  • 尾崎
  • 福岡
  • 佐野
  • 塩本
  • 下山川
  • 菅谷
  • 瀬戸井
  • 西大山
  • 粕礼
  • 兵庫
  • 成田
  • 東原
  • 大戸新田
  • 平塚
  • 松本
  • 水口
  • 久下田
  • 高崎
  • 大渡戸
  • 小屋
  • 坪井
  • 新井
  • 野爪
  • 八町
  • 大里

尚、町内の大字名については「八千代町大字貝谷」の如く「大字○○」と表記するのが正式な表記である。

行政

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町長

  • 野村勇(2020年9月6日就任、1期目)

歴代町長

氏名 在職期間 備考
1 水書喜三郎 1972年 - 1979年
2 宮本邦朋 1979年 - 1991年 3期連続
3 大久保敏夫 1991年 - 1999年 2期連続
4 大久保司 1999年 - 2019年 5期連続
5 谷中聰 2019年 - 2020年 在職中に死去[5]
6 野村勇 2020年 -

交通

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鉄道

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町内を鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、関東鉄道常総線下妻駅

道路

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バス

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ナンバープレート

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ナンバープレートは「つくばナンバー」である。ご当地ナンバーとして新設され、2007年2月13日から導入された[6]

教育

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高等学校

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中学校

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  • 八千代町立東中学校
  • 八千代町立八千代第一中学校

小学校

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  • 八千代町立安静(あんじょう)小学校
  • 八千代町立川西小学校
  • 八千代町立下結城小学校
  • 八千代町立中結城小学校
  • 八千代町立西豊田小学校

観光

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施設

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八千代グリーンビレッジ憩遊館
  • 八千代グリーンビレッジ
  • 憩遊館やちよ乃湯 - 温泉施設
  • クラインガルデン八千代 - 滞在型市民農園
  • 八千代町歴史民俗資料館
  • 八千代町立図書館

神社・寺

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  • 新長谷寺(八町観音)
  • 佛性寺
  • 弘徳寺
  • 医王寺
  • 圓満寺
  • 金剛寺
  • 歓喜寺
  • 常照寺
  • 福寿院
  • 薬王寺
  • 不動院
  • 鹿嶋神社
  • 鷲神社
  • 東蕗田天満社
  • 和歌神社
  • 愛宕神社
  • 惣前神社
  • 十二所神社
  • 久下田神社
  • 四所神社
  • 大桑神社
  • 神明神社

史跡

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  • 愛宕山古墳
  • 矢尻北古墳
  • 秋葉山古墳
  • 塚山古墳
  • 若古墳
  • 鹿嶋神社境内及び木立一円
  • 尾崎前山遺跡製鉄炉跡地
  • 太田城跡
  • 和歌(島)城跡

特産品

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企業

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光ファイバー通信誘致活動

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光ファイバー通信に関して八千代町は、「光ファイバー誘致活動」と称し、以下のような取り組みを行っている[7]

  • 平成22年5月、町からNTT茨城支店へ要望書を提出。
  • 平成23年4月、情報通信に関するアンケートを実施。
  • 平成23年7月、上記のアンケートの結果報告を含めた要望書を再提出。
  • 平成24年2月、「フレッツ光」の提供開始日が決定
  • 平成24年6月、「フレッツ光」が町内全域で提供開始

著名な出身者

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 位置・地勢”. 八千代町. 2024年9月25日閲覧。
  2. ^ 【特集】生産量日本一!八千代町の白菜”. 茨城をたべよう 食と農のポータルサイト. 2020年12月10日閲覧。
  3. ^ 角川日本地名大辞典 8 茨城県』角川書店(1983年)より
  4. ^ 『全国市町村名変遷総覧』日本加除出版(2006年)より
  5. ^ 【茨城新聞】谷中八千代町長が死去 就任1年半、59歳 子育て支援に尽力 - 茨城新聞クロスアイ 2020年7月21日
  6. ^ 「つくば」ナンバー”. 土浦自動車検査登録事務所. 2024年9月25日閲覧。
  7. ^ 「光ファイバー誘致活動」http://www.town.ibaraki-yachiyo.lg.jp/town_plan/it/bb/ftth.html

関連項目

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外部リンク

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