代々木公園駅
代々木公園駅 | |
---|---|
4番出入口(2010年5月) | |
よよぎこうえん Yoyogi-koen [Yoyogi Park] | |
◄C 01 代々木上原 (1.0 km) (1.2 km) 明治神宮前 C 03► | |
所在地 | 東京都渋谷区富ヶ谷一丁目3-9 |
駅番号 | C02[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]千代田線 |
キロ程 | 23.0 km(北綾瀬起点) |
電報略号 | ヨキ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]27,333人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1972年(昭和47年)10月20日 |
代々木公園駅(よよぎこうえんえき)は、東京都渋谷区富ヶ谷一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)千代田線の駅である。駅番号はC 02。
歴史
[編集]- 1962年(昭和37年):都市交通審議会答申第6号において、東京8号線が規定される。
- 1964年(昭和39年)12月6日の建設省告示3379号で、第6号答申の東京8号線は東京9号線として確定し、代々木八幡駅(仮称)の設置が正式に決定。
- 1972年(昭和47年)10月20日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)千代田線、霞ケ関 - 当駅間開通により、千代田線の終着駅「代々木公園駅」として開業。小田急電鉄代々木八幡駅との乗換業務を開始。
- 1978年(昭和53年)3月31日:営団地下鉄千代田線、当駅 - 代々木上原間開業。千代田線の途中駅となる。小田急電鉄代々木八幡駅との連絡運輸を解消。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[2]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[3]。
- 2018年(平成30年)10月6日:ホームドアの使用を開始。発車メロディを導入。
駅構造
[編集]地下2階に島式ホーム1面2線を有する地下駅[4]。ホーム全体が若干湾曲している。地下1階の表参道駅寄りには代々木変電所(地下変電所)と後述の地下留置線の引き上げ線がある[4][5]。
2018年8月、北綾瀬支線を除いた千代田線では初めてホームドアが設置され、10月6日に稼働開始した。
番線 | 路線 | 行先[6] |
---|---|---|
1 | 千代田線 | 代々木上原・伊勢原方面 |
2 | 北綾瀬・我孫子・取手方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
代々木公園方面改札(2016年1月16日)
-
ホーム(2019年11月17日)
発車メロディ
[編集]ホームドアの稼働開始に合わせて、スイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)の使用も開始した。
曲は1番線が「常磐木」、2番線が「若葉の散歩道」(いずれも福嶋尚哉作曲)である[7]。
駅構内設備
[編集]- 改札口は地下1階に2か所(西側代々木八幡方面出入口1と東側外代々木公園方面出入口2 - 4)、ホームは地下2階にある。
- トイレは地下1階両側改札外にある。八幡口方面には多機能トイレが併設されている。
- エレベーターはホーム階から改札階、改札階と地上間に設置されている。地上の出入口は代々木公園側の4番出入口脇にある。
- エスカレーターは地下1階西側と地下2階を連絡しているほか、3番出入口にも設置されている。
留置線
[編集]当駅の明治神宮前寄り・代々木公園の直下には10両編成8本が収容可能な地下留置線がある[8]ほか、地下留置線から伸びる引き上げ線(ピット構造)が当駅ホームと並行して[注釈 1]設けられている)。明治神宮前寄りには両渡り線があり、留置線への出入庫や、輸送障害で代々木上原駅での折り返しができない場合に使われる。なお、定期ダイヤでは当駅始終着列車の設定はない。
表参道駅から当駅に向かっては(駅間)、上り29 ‰→上り25 ‰→下り2 ‰→下り 8‰→下り35‰の勾配となっている[9]。このため、駅間の留置線と本線の交差部は同一レベル(下り 8‰勾配付近で交差)であるが、本線は当駅手前で下り35‰の勾配となることから、当駅部では本線・駅ホームは地下2階、引き上げ線(ピット構造)は地下1階となる[4]。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は27,333人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中112位。千代田線の駅の中で最も少ない数値である。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[11] |
1日平均 乗車人員[12] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)8,868 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)8,956 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)17,205 | 8,959 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)17,415 | 8,910 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)17,298 | 8,789 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)16,940 | 8,656 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)16,846 | 8,625 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)16,896 | 8,699 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 16,736 | 8,622 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 16,913 | 8,708 | [* 10] |
2000年(平成12年) | 17,216 | 8,926 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 17,241 | 9,014 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 17,803 | 9,142 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 18,351 | 9,440 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 18,670 | 9,545 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 18,986 | 9,707 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 19,413 | 9,981 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 19,995 | 10,210 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 20,806 | 10,542 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 21,307 | 10,748 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 21,744 | 10,961 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 21,354 | 10,838 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 22,345 | 11,215 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 23,581 | 11,904 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 24,512 | 12,284 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 25,600 | 12,820 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 26,767 | 13,427 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 28,031 | 14,052 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 28,807 | 14,384 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 29,250 | 14,617 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]19,433 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]21,433 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]24,257 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]27,333 |
駅周辺
[編集]- 1番出入口
- 渋谷区代々木八幡区民会館・代々木八幡敬老館
- 渋谷区立富ヶ谷図書館
- 駐日ベトナム社会主義共和国大使館
- 駐日ブルガリア共和国大使館
- 東海大学 代々木キャンパス
- 東海大学付属望星高等学校
- 東京大学 駒場地区キャンパス
- 井上病院
- 代々木八幡宮
- 渋谷富ケ谷一郵便局
- 元代々木郵便局
- Hakuju Hall
- 電気安全環境研究所
- 東京都道317号環状六号線
- 小田急小田原線 代々木八幡駅
- FRECKLE donuts(フレクルドーナツ) - 2024年7月に開店したフレンチクルーラー専門のドーナツ店。
- 2番出入口
- 3番出入口
- 代々木深町小公園
- 株式会社明治アドエージェンシー
- 4番出入口
バス路線
[編集]駅付近にある井ノ頭通り上の代々木公園駅、富ヶ谷が最寄り停留所となる。東京都交通局、京王バスにより運行される以下の路線が発着する。
- 代々木公園駅
- 富ヶ谷
- 渋63系統:新国立劇場前経由中野車庫行 / 幡ヶ谷経由中野駅南口行、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王)
- 渋64系統:弥生町一丁目経由中野車庫行 / 中野坂上経由中野駅南口行、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王)
- 渋66系統:阿佐ヶ谷駅前(阿佐ヶ谷駅)行・杉並車庫前行・方南八幡通り行、渋谷駅前(渋谷駅)行 (都営、京王)
- 渋68系統:代々木上原駅経由大原一丁目行、代々木上原駅・大原一丁目経由永福町行、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王。永福町行と朝8時台のうち2便(永福町始発)は永福町営業所担当)
- 渋69系統:代々木上原駅経由笹塚駅循環、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王)
- ハチ公バス春の小川ルート:渋谷区役所行(京王)
隣の駅
[編集]- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 千代田線
- 代々木上原駅 (C 01) - 代々木公園駅 (C 02) - 明治神宮前〈原宿〉駅 (C 03)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b c d 東京地下鉄道千代田線建設史、p.452。
- ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』pp.719 - 720。
- ^ “代々木公園駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
- ^ “東京メトロ千代田線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2018年10月6日). 2021年3月27日閲覧。
- ^ 東京地下鉄道千代田線建設史、pp.607 - 608。
- ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』pp.436 - 437間「別図 千代田線線路平面図及び縦断面図(明治神宮前・代々木上原間)」・p.608。
- ^ 渋谷区勢概要 - 渋谷区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
利用状況
[編集]- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
[編集]- 『東京地下鉄道千代田線建設史』帝都高速度交通営団、1983年6月30日 。