青緑1号
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16進表記 | #009786 |
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RGB | (0, 151, 134) |
マンセル値 | 2BG 5/8 |
出典 | 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」 |
青緑1号(あおみどり1ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の一つである。
概要
[編集]国鉄部内での慣用色名称は「エメラルドグリーン」である。マンセル値は「2BG 5/8」。
1967年(昭和42年)に常磐線に103系が投入される際に、ラインカラーとして採用された。エメラルドとなったのは、当時の高度経済成長下、宝石がブームになっていたことが理由とされている[1]。常磐色(ときわいろ)に因んだという説もある。その後、常磐線は1971年に常磐快速線と常磐緩行線に分離したが、両線とも車体色に同じ青緑1号を使用している(後に投入された快速線E231系には誤乗防止のため、青緑1号の太帯の下部に黄緑6号の細帯を入れている)。
様々な場面で同じ色を使用していた国鉄色の中、この青緑1号については長らく常磐線の直流電化区間(および成田線我孫子 - 成田間)に使用される車両の色としてのみ使用され、他線区で使用されたことはなかった。1986年に千葉鉄道管理局がお座敷列車「なのはな」を登場させるにあたって窓下の帯に青緑1号を採用したことが、国鉄時代において「主として常磐線に用いられる目的でない車両」に塗られた唯一の事例である。また、通勤形に採用された5色の中で唯一、旧形国電への使用例が無い。
国鉄分割民営化後には、西日本旅客鉄道(JR西日本)の加古川線で使用される気動車の車体地色として採用され、同線電化後に投入された103系電車にも引き継がれている。
また、JR西日本和歌山地区の電車において、2010年以降の新塗装で用いられる色(青緑一色塗装)もこの色に近い色合いである。
使用車両
[編集]- JR東日本
- 国鉄101系 - 南武支線用ワンマン車(帯)
- 国鉄103系0・1000番台 - 常磐快速線・緩行線
- E127系 - 南武支線用ワンマン車(帯)
- 165系 - 「なのはな」
- 203系 - 常磐緩行線
- 205系1000番台 - 南武支線用ワンマン車(帯)
- 207系900番台 - 常磐緩行線
- E501系 - 常磐線(土浦以北の普通列車)・水戸線
- 209系1000番台 - 常磐緩行線
- E231系0番台 - 常磐快速線、成田線我孫子支線
- E233系2000番台 - 常磐緩行線
- JR西日本
- 103系3550番台 - 加古川線
- 125系
- 国鉄キハ35系気動車、国鉄キハ40系気動車など、加古川線で使用されていた気動車
脚注
[編集]
近似色
[編集]- 緑
- 青緑
- 東京メトロ南北線の路線色(エメラルドグリーン)
- 山陽電気鉄道200形電車の登場当初の塗装の下半分。