村田賢一
福岡ソフトバンクホークス #34 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県浦安市 |
生年月日 | 2001年8月31日(23歳) |
身長 体重 |
179 cm 91 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2023年 ドラフト4位 |
初出場 | 2024年4月13日 |
年俸 | 1000万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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村田 賢一(むらた けんいち、2001年8月31日 - )は、千葉県浦安市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。福岡ソフトバンクホークス所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]浦安市立日の出南小学校2年生のときに『浦安ニューラッキーズ』で野球を始め、6年生時には読売ジャイアンツジュニアに選出された[2]。浦安市立日の出中学校時代は硬式野球の『東京城南ボーイズ』に所属。当初は三塁手・一塁手としてプレーしており、本格的に投手を始めたのは中学2年生からであった[3]。
春日部共栄高校では1年秋にベンチ入りし、県大会での登板も果たした[3]。腰痛とチーム方針で2年春・夏はベンチを外れたが、2年秋からエースと4番打者を務め、県大会では全試合完投して優勝[4][5]。関東大会でも準優勝を果たし[4]、3年春の第91回選抜高等学校野球大会に出場したが、高松商業との初戦で15安打8失点を喫し敗れた[6]。3年夏は埼玉大会準決勝で花咲徳栄に敗れた[7]。
明治大学へ進学し、1年秋から六大学リーグ戦に登板するも[8]、2年生に上がる頃に右肘の手術を受けた。2年秋に復帰して7試合に登板すると[9]、3年春は初完投を記録するなど[10]、8試合の登板で5勝0敗・防御率2.20という成績[9]で、チームの完全優勝に貢献[11]。その後出場した全日本大学選手権では神奈川大学との初戦に先発し、8回無失点と好投した[12]。3年秋は4試合の登板で3勝1敗・防御率1.50を記録し[9]、チームは2016年以来の春秋連覇[13]を果たして明治神宮大会でも勝ち進み、國學院大學との決勝戦に先発すると、1-0の完封勝利でチームを6年ぶり7度目の優勝に導いた[14]。4年春はエースナンバーの背番号11を付け、7試合・45イニングを投げて防御率0.80の好成績[9][注 1]でチームの3季連続優勝の原動力となった[15]。全日本大学選手権でも勝ち進み、青山学院大学との決勝に先発したが3回1/3を4失点(自責点3)で降板し、チームは準優勝であった[16]。7月には日米大学野球選手権大会の日本代表に選出されたが[17]、8月下旬に右肩の違和感があり、4年秋に復帰[18]。8試合に登板するも防御率4.35という成績[9]でチームは4連覇を逃した[19]。リーグ戦では通算36試合の登板で15勝3敗・防御率2.09を記録した[9]。
2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受けた[20]。11月24日に契約金5000万円・年俸1000万円(いずれも金額は推定)で仮契約を結び[1]、12月4日、福岡市内で入団発表会見が行われた[21]。背番号は34[22]。同ドラフトでは、大学同期の上田希由翔が千葉ロッテマリーンズから1位指名、石原勇輝が東京ヤクルトスワローズから3位指名されている[23]。
ソフトバンク時代
[編集]2024年は春季キャンプをB組でスタートし[24]、先発として育成され[25]、ウエスタン・リーグの開幕投手を任されるなど[26]、同リーグでは2試合に先発して防御率0.73を記録した[27]。倉野信次投手コーチは「(村田は)第2先発や中継ぎロングという役割ができるのではと思っています[25]」と説明し、リリーフとして開幕一軍入りを果たした[28][29]。しかし4月13日、対西武2回戦(ベルーナドーム)11-0と大量リードした9回裏、モイネロの後の2番手として一軍戦初登板した際、一死から源田壮亮に二塁打を打たれた後、二死三塁からアギラーに2点本塁打を許し1回2失点。その後登板はなく、4月17日に藤井皓哉と入れ替わる形で登録抹消となった。
選手としての特徴
[編集]持ち球は最速150km/hのストレート[30]、スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップ、シンカー、ツーシーム[31]。
本人が「9イニングを27球で抑えるピッチングが理想なんです」と話したように[32]、打たせて取るピッチングが持ち味[8]。明治大学時代はリーグ戦通算479個のアウトのうち、5割以上の241個が内野ゴロによるものであった[33]。
春日部共栄高校時代は素質を買われて4番打者を務めるなど[3]、打撃センスも高く、明治大学時代は本塁打を記録している[8]。
人物
[編集]プロレスが好きで、明治大学ホームページの部員紹介での「もしも登場曲があったら」の項目に「天龍源一郎のテーマ」と答えている[34]。
あだ名は「ナセル」[33]。明大入学後に知人に付けられたが、由来は不明とのこと[33]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2024 | ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 5 | 1.0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 18.00 | 2.00 |
通算:1年 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 5 | 1.0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 18.00 | 2.00 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
背番号
[編集]- 34(2024年 - )
代表歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「【ソフトバンク】 ソフトバンク4位・村田賢一が仮契約 福山チーフスカウト「摂津投手のように…」」『スポーツ報知』2023年11月24日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「読売ジャイアンツジュニアチーム | 出場チーム | NPB 12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP 2013」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年11月26日閲覧。
- ^ a b c 「4番エースに相応しい選手になるために 村田賢一(春日部共栄)【前編】」『高校野球ドットコム』2019年3月3日。2023年11月10日閲覧。
- ^ a b 「村田賢一[春日部共栄]球場を制圧するエースで四番/埼玉注目プレーヤー | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2019年7月10日。2023年11月10日閲覧。
- ^ 「春日部共栄が関東切符 エース村田が完投&V打」『スポニチ Sponichi Annex』2019年4月29日。2023年11月10日閲覧。
- ^ 「春日部共栄 初戦で涙…8失点のエース村田、夏へ「2段階レベルアップを」」『スポニチ Sponichi Annex』2019年3月23日。2023年11月10日閲覧。
- ^ 「春日部共栄、春夏ならず エース村田に涙なし/埼玉」『日刊スポーツ』2019年7月27日。2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d 「【ドラフト】ソフトバンク・4位 村田賢一(明大) 安定感は折り紙つき/プロ野球ドラフト会議」『週刊ベースボールONLINE』2023年10月26日。2023年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e f 「(93)ドラフト指名特別企画 言葉と写真で振り返る村田賢一4年間の軌跡」『明大スポーツ新聞部』2023年10月30日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「明大が先勝し優勝に王手、村田賢一が初の完投でリーグ単独トップの5勝目」『日刊スポーツ』2022年5月22日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「完全優勝の明治大学に見えた「覚悟」 負けられない一戦で、全員がバットを短く」『4years.』2022年5月25日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「明大が神奈川大を破り初戦突破 村田賢一8回無失点「落ち着いて投げられた」/大学選手権」『日刊スポーツ』2022年6月8日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「明大が2季連続42回目の優勝、16年以来の春秋連覇 早大が慶大に連勝で決定」『日刊スポーツ』2022年11月6日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「明大、史上最多更新7度目の優勝 国学院大を村田賢一が1-0完封/明治神宮大会」『サンケイスポーツ』2022年11月25日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「明大のプロ注目右腕はなぜ負けない? ブルペンで守る“鉄則”「逃げ道を作っておく」」『Full-Count』2023年5月21日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「【全日本大学選手権】明大準V「何か違った」村田賢一今大会チーム初失点許し4回途中4失点降板」『日刊スポーツ』2023年6月11日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「村田 賢一|大学」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2023年11月10日閲覧。
- ^ 「ドラフト候補の明大・村田を5球団スカウトが視察 右肩違和感から復帰し6回5安打無失点「回復はしています」」『デイリースポーツ』2023年9月9日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「【大学野球】明大、同校85年ぶりの4連覇逃す 田中武宏監督「ターゲットにされているのが明らかに分かった」」『スポーツ報知』2023年10月22日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】ソフトバンク4位の明大・村田賢一「目指すべき投手像」阪神村上、西勇に憧れ」『日刊スポーツ』2023年10月26日。2023年11月10日閲覧。
- ^ 「ドラ1・前田悠伍の目標は「200勝投手」福岡ソフトバンク新入団選手発表会見」『スポーツナビ』2022年12月4日。2023年12月22日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】新人背番号一覧 ドラ1前田悠伍は千賀の41、ドラ2岩井俊介は27」『日刊スポーツ』2023年12月4日。2024年3月10日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】明大14年連続指名、同一チーム史上最長記録更新「こだわりなくやっています」監督」『日刊スポーツ』2023年10月26日。2024年6月17日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク、春季キャンプメンバーを発表!FA加入の山川はA組スタート」『BASEBALL KING』2024年1月26日。2024年3月28日閲覧。
- ^ a b 「【ソフトバンク】ドラフト4位右腕が滑り込み開幕1軍 ルーキー3投手勢ぞろい 長谷川威展は2軍スタート」『スポーツ報知』2024年3月27日。2024年3月28日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク新人・村田賢一がウエスタン開幕投手、6回途中1失点…序盤苦しむも「踏ん張れた」」『読売新聞オンライン』2024年3月16日。2024年3月28日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク、異例の新人3投手の開幕1軍決定的 ドラ4村田賢一が1軍合流」『西スポWEB otto!』2024年3月27日。2024年3月28日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】ドラ4村田賢一投手が開幕1軍入り 中継ぎ長谷川威展の体調不良で昇格」『日刊スポーツ』2024年3月27日。2024年3月28日閲覧。
- ^ 「24年度「開幕一軍」の登録公示 ソフトバンクは新加入の山川・ウォーカーを含む26名」『BASEBALL KING』2024年3月28日。2024年3月28日閲覧。
- ^ 「明大・村田賢一が自己最速更新する150キロマーク「みんなが一緒に喜んでくれた」日本代表合宿」『日刊スポーツ』2023年6月18日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「東京六大学で異例の“12秒ルール”適用 プロ注目の明大・村田「球種が多過ぎて…」」『Full-Count』2023年4月22日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「明治大・村田賢一はミステリアスな「さじ加減」が持ち味 握りを変え、左足の着地を変える巧者」『日刊ゲンダイDIGITAL』2023年10月25日。2023年11月24日閲覧。
- ^ a b c 「【ソフトバンク】「ナセル」操るドラ4明大・村田賢一、独自開発した決め球の投げ方「秘密です」」『日刊スポーツ』2023年11月5日。2023年11月24日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク4位の明大・村田賢一の目標は〝マダックス〟大のプロレス好きが誓う〝レボリューション〟」『西スポWEB OTTO!』2023年11月5日。2023年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 村田賢一 - NPB.jp 日本野球機構
- 34 村田賢一 選手名鑑2024 - 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 村田賢一 (@kenich_01) - Instagram