谷川原健太
福岡ソフトバンクホークス #45 | |
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2018年4月6日 タマホーム スタジアム筑後室内練習場 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県豊橋市 |
生年月日 | 1997年4月16日(27歳) |
身長 体重 |
174 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 捕手、内野手、外野手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト3位 |
初出場 | 2021年6月19日 |
年俸 | 1500万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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谷川原 健太(たにがわら けんた、1997年4月16日 - )は、愛知県豊橋市出身[2]のプロ野球選手(捕手、内野手、外野手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]豊橋市立向山小学校の時に向山ビクトリーで軟式野球を始め、豊橋市立中部中学校では豊橋スカイラークスボーイズに所属していた[2]。
豊橋中央高等学校に進学、春夏ともに甲子園出場は無かったが、2年生の時の練習試合では1日2試合で5本塁打を記録するなど高校通算41本塁打の強打が注目される[3]。
2015年10月22日に行われたプロ野球ドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから3位指名を受け[4]、11月23日に契約金5000万円、年俸600万円(いずれも推定)で契約合意し[5]、入団した[3]。背番号は45。
プロ入り後
[編集]2016年は一軍戦、二軍戦での出場機会は無く、三軍戦では49試合に出場、打率.146の成績だった[6]。
2017年は、1月19日に福岡市内の病院で「右肘鏡視下遊離体摘出術」を行った[7]影響でリハビリ組からのスタートとなったが、5月30日に行われた三軍戦・対広島東洋カープ戦で実戦復帰し[8]、7月19日に行われたウエスタン・リーグ、対オリックス・バファローズ戦において、二軍公式戦初出場・初安打を記録[9]。二軍戦では、13試合の出場ながら、打率.400、5打点の成績を残した[10]。三軍戦においては、37試合に出場し、打率.270、7打点の成績だった[11]。シーズンオフの10月19日、11月25日から台湾で開催される2017アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜に選出されたが辞退となった[12]。
2018年、オープン戦に出場したものの、開幕を二軍で迎えた。9月22日に初の一軍昇格を迎えるが一軍公式戦の出場機会は無かった[13]。二軍公式戦において88試合に出場し打率.268、1本塁打、13打点を記録する[14]。シーズンオフの11月25日から台湾で開催された2018アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜に選出された[15]。
2019年、一軍公式戦の出場は無かったが、二軍公式戦では本職の捕手以外にも内外野様々なポジションを守り、79試合の出場で打率.243、12打点の成績を残す[16]。
2020年も一軍公式戦の出場は無かったが、日本シリーズにおいて初めて出場資格者40人枠に入りを果たす[17]。二軍公式戦では捕手以外に二塁手、外野手の3ポジションの合計5つのポジションを守りながら70試合に出場し、打率.264、4本塁打を記録する。三軍戦では遊撃手としても出場した[18]。
2021年は、二軍公式戦に44試合出場(打率.260・3本塁打・15打点)した後、6月19日に一軍へ昇格。同日の対北海道日本ハムファイターズ戦(福岡PayPayドーム)で「7番・左翼手」のスタメンで一軍初出場を果たすと、一軍での2打席目となる5回に立野和明から先制打となる一軍初安打・初本塁打を打った[19]。このシーズンは59試合に出場し、代走・守備固めを中心に起用された。
2022年、主に外野守備の控え兼第三捕手として71試合に出場して打率.234、8打点の成績を残した。しかしコロナウィルスの陽性でチームの主力選手が続々と離脱する中で、8月23日におこなわれた対東北楽天ゴールデンイーグルス戦において「8番・中堅手」で先発出場し、柳田悠岐から貰ったバットで4打数4安打4打点の活躍をする[20]。同25日まで3試合連続で打点を挙げ、若手選手に名付けられた”筑後ホークス”の一員として、主力選手が復帰するまで苦しいチーム状況をささえた[21]。
2023年、開幕を二軍で迎えたが、4月30日に一軍に昇格した。7月29日の対千葉ロッテマリーンズ戦で「9番・捕手」として先発出場し、プロ入り後初の先発マスクをかぶった[22]。
2024年、捕手一本に専念し2軍を主戦場としたウエスタン・リーグでは74試合に出場して打率は.258を記録、「いい感じだった」という打撃は、シーズン終盤には1軍に昇格して4試合、10打席で.444を記録したことで、手応えを結果につなげた[23]。10月13日、みやざきフェニックスリーグ対日本独立リーグ野球機構選抜との試合前、一塁側ファウルゾーンでセカンドアップをしていた時、シートノックをしていた相手選手の送球を顔に受け、病院に緊急搬送された[24]。同月15日、右頬骨折と診断され「右ほお骨弓骨折観血的整復術」を受けた[25]。
選手としての特徴・人物
[編集]高校通算41本塁打、遠投110m、二塁送球タイムは1.8秒の強肩強打の捕手[2]であり、また50m走6.0秒の俊足も持ち味[3]。
本職の捕手以外にも投手以外の内外野の全てのポジションをこなせるユーティリティープレイヤー[26]。
愛称は「タニモ」[27]、「ゴンゾー(テレビ番組「オレたちひょうきん族」で、ビートたけしが扮するキャラクター“鬼瓦権蔵”と谷川原が似ているという理由から。ソフトバンク入団後にチームメイトの柳田悠岐が命名)」[28]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ソフトバンク | 59 | 57 | 48 | 8 | 7 | 1 | 0 | 1 | 11 | 5 | 1 | 1 | 2 | 0 | 7 | 0 | 0 | 21 | 0 | .146 | .255 | .229 | .484 |
2022 | 71 | 75 | 64 | 16 | 15 | 4 | 2 | 0 | 23 | 8 | 1 | 2 | 1 | 1 | 7 | 0 | 2 | 18 | 1 | .234 | .324 | .359 | .684 | |
2023 | 61 | 46 | 43 | 8 | 10 | 1 | 0 | 0 | 11 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 12 | 0 | .233 | .256 | .283 | .539 | |
通算:3年 | 191 | 178 | 155 | 32 | 32 | 6 | 2 | 1 | 45 | 16 | 4 | 4 | 3 | 1 | 17 | 0 | 2 | 51 | 1 | .206 | .290 | .291 | .581 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]- 捕手守備
年 度 |
球 団 |
捕手 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
捕 逸 |
企 図 数 |
許 盗 塁 |
盗 塁 刺 |
阻 止 率 | ||
2021 | ソフトバンク | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2022 | 8 | 15 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | 0 | 1 | 1 | 0 | .000 | |
2023 | 20 | 47 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 2 | 1 | 1 | .500 | |
2024 | 4 | 17 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
通算 | 30 | 66 | 8 | 0 | 1 | 1.000 | 0 | 3 | 2 | 1 | .208 |
- 外野守備
年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2021 | ソフトバンク | 48 | 23 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
2022 | 57 | 35 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 31 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 136 | 67 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時[注 1]
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場:2021年6月19日、対北海道日本ハムファイターズ11回戦(福岡PayPayドーム)、7番・左翼手で先発出場
- 初打席:同上、2回裏に立野和明から二ゴロ
- 初安打・初本塁打・初打点:同上、5回裏に立野和明から右越ソロ
- 初盗塁:2021年9月2日、対東北楽天ゴールデンイーグルス17回戦(福岡PayPayドーム)、8回裏に二盗(投手:アラン・ブセニッツ、捕手:炭谷銀仁朗)
背番号
[編集]- 45(2016年 - )
登場曲
[編集]- 「Rock Me」One Direction(2016年)
- 「Get チュー!」AAA(2017年)
- 「空」侍(2018年)
- 「俺のおかげさ」尾上松也(2018年)
- 「Summer Mermaid」宇野実彩子(AAA)(2019年 - )
- 「フレンド ライク ミー」山寺宏一(2020年 - )
- 「俺らリサイタルズ」リサイタルズ(2021年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 捕手成績における企図数・許盗塁・盗塁刺・阻止率については参考文献参照。
出典
[編集]- ^ 「ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社。2024年12月6日閲覧。
- ^ a b c 「ソフトB3位・谷川原はプーさん好き “ゴリラ”トリプル3だ」『スポニチ Sponichi Annex』2016年1月13日。2017年4月14日閲覧。
- ^ a b c 「谷川原 投手陣を癒やす捕手に タカのプーさん」『西日本スポーツ』2016年1月9日。2021年6月19日閲覧。
- ^ 「ドラフト会議特集・2015年ドラフト会議」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2021年6月19日閲覧。
- ^ 「谷川原・ソフトバンクと仮契約結ぶ」『東日新聞』2015年11月24日。2021年6月19日閲覧。
- ^ 「2016年 3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績(ホークス) 2016年12月1日現在」『福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト』。2017年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク谷川原ねずみ摘出手術、復帰まで3カ月」『日刊スポーツ』2017年1月19日。2017年3月30日閲覧。
- ^ 「2017/5/30(火) 3軍試合結果 vs広島(ファーム)」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2017年5月30日。2017年10月22日閲覧。
- ^ 「2017/07/19(水)第19回戦 福岡ソフトバンク vs オリックス 出場選手成績」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2017年7月19日。2017年10月22日閲覧。
- ^ 「2017年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2017年10月22日閲覧。
- ^ 「3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2017/10/19(木)現在」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2017年10月19日。2017年10月22日閲覧。
- ^ 「2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧」『NPB.jp 日本野球機構』2017年11月10日。2017年11月10日閲覧。
- ^ 「DeNA・G後藤ら登録、加賀らを抹消/22日公示」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2018年9月22日。2020年12月18日閲覧。
- ^ 「2018年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2020年12月12日閲覧。
- ^ 「2018アジアウインターベースボールリーグ(AWB) NPBメンバー一覧」『NPB.jp 日本野球機構』2018年12月10日。2020年12月20日閲覧。
- ^ 「フトバンク谷川原、5年目1軍デビューへ「捕手以外も」」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2019年11月23日。2020年12月20日閲覧。
- ^ 「SMBC日本シリーズ2020 出場資格者名簿(福岡ソフトバンクホークス)」『NPB.jp 日本野球機構』。2020年12月20日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク・谷川原、柳田との自主トレで飛躍誓う」『SANSPO.COM』産業経済新聞社、2020年12月4日。2020年12月20日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク打線の起爆剤だ 谷川原 初出場初安打初アーチに「最高の形」」『西日本スポーツ』2021年6月19日。2021年6月20日閲覧。
- ^ 「動画】愛称はゴンゾー 柳田悠岐のバットで4安打「師匠が乗り移った」谷川原健太の活躍にファン驚き」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2022年8月23日。2022年11月12日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】“筑後ホークス”大暴れ 野村大樹、谷川原健太、増田珠で初回4点」『スポーツ報知』報知新聞社、2022年8月25日。2021年3月15日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク藤本監督、谷川原健太にプロ初スタメンマスクを託した理由「どんどん勉強していけばいい」」『西スポWEB OTTO!』2023年7月29日。2023年7月30日閲覧。
- ^ 「「来年はおまえがやらんといかんぞ」ソフトバンクから巨人へFA移籍の甲斐拓也からのメッセージに奮い立つ後継候補「僕がやっていかないと」」『西スポWEB OTTO!』2024年12月19日。2024年12月21日閲覧。
- ^ 「ソフトバンクに衝撃 谷川原健太が救急搬送 試合前練習で送球を顔に受ける」『西スポWEB OTTO!』2024年10月13日。2024年10月14日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】谷川原健太、右ほお骨折で手術 フェニックスLアップ中に送球直撃 復帰まで6週間」『日刊スポーツ』2024年10月15日。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「これがホークスで生きる道。谷川原健太、捕手再挑戦に見た「究極の便利屋」の覚悟」『Yahoo!ニュース』Yahoo! JAPAN、2020年9月10日。2020年12月20日閲覧。
- ^ 「ソフトバンクに“健太”が4人 ニックネームはどうなる?」『BASEBALL KING』2016年1月31日。2022年7月17日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク柳田が名付け親 谷川原が”ゴンゾー”になった理由「昔のビートたけしさんが…」」『ヨテミラ!』2021年6月25日。2022年8月19日閲覧。
- ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2021年9月5日閲覧。
参考文献
[編集]- ベースボール・マガジン社(編)、2021年『ベースボール・レコード・ブック』2022日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社。ISBN 978-4-583-11429-3。 296ページ参照。
- ベースボール・マガジン社(編)、2022年『ベースボール・レコード・ブック』2023日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社。ISBN 978-4-583-11546-7。 52ページ参照。
- ベースボール・マガジン社(編)、2023年『2023プロ野球シーズン総決算号』別冊新春号、ベースボール・マガジン社、89頁。ASIN B0CPQ6FZRV。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 谷川原健太 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 45 谷川原 健太 選手名鑑 - 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 谷川原健太 (@KTanigawara45) - X(旧Twitter)