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渡邉陸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渡邉 陸
福岡ソフトバンクホークス #79
2024年09月10日京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 熊本県阿蘇郡西原村
生年月日 (2000-09-24) 2000年9月24日(24歳)
身長
体重
187 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 捕手
プロ入り 2018年 育成選手ドラフト1位
初出場 2022年5月24日
年俸 830万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

渡邉 陸(わたなべ りく、2000年9月24日 - )は、熊本県阿蘇郡西原村出身[2]プロ野球選手捕手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴

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プロ入り前

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西原村立山西小学校2年生の頃に「西原村学童野球クラブ」において軟式野球を始め、5年生から内野手から捕手に転向。西原村立西原中学校時代は、硬式野球の「熊本大津リトルシニア」に所属。キャプテンを務めた3年生には、ホークスカップ中学硬式野球大会に出場し優勝を果たす[2]

高校は鹿児島県いちき串木野市神村学園高等部に進学。1年生の冬に腰を痛め[2]、チームが出場した2年生の夏の第99回全国高等学校野球選手権大会には出場できなかった[3]。2年生の秋から5番打者でレギュラー捕手を掴む[2]。3年生の夏の第100回選手権鹿児島大会では、2回戦の対加治木工業高校戦で5打数3安打2打点の活躍をするが、7対5で敗退した[4]

2018年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議において、福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト1位指名を受け[5]、支度金300万円、年俸360万円(金額は推定)で契約合意に達し[6]、12月6日、福岡市内のホテルで入団発表会見が行われた[7]背番号132

プロ入り後

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2019年は二軍公式戦の出場は無かったが、三軍戦において44試合に出場し、打率.215、14打点、6盗塁を記録する[8]

2020年も二軍公式戦の出場は無く、三軍戦において30試合に出場し、打率.175、5打点、5盗塁の成績だった[9]

2021年8月30日に支配下選手契約へ移行すると共に、背番号を79に変更した[10]

2022年1月12日にCOVID-19陽性と判定された[11]。開幕を2軍で迎え、ウエスタンリーグでは公式戦36試合に出場。打率.318、2本塁打、14打点の成績を残し、セ・パ交流戦が始まる5月24日に一軍に昇格[12]。同日の対DeNA1回戦(横浜スタジアム)、1点ビハインドの9回表に甲斐拓也の代打で初出場・初打席を迎え、山﨑康晃にセカンドゴロに打ち取られた[13]。5月28日の対広島2回戦(福岡PayPayドーム)では「9番・捕手」で初のスタメン出場を果たし、2回裏に森下暢仁からプロ入り初安打となる3ランを放つなど、3安打2本塁打5打点の活躍を見せた[14]。翌日の対広島3回戦でも8回裏に甲斐の代打で出場し安打を放ったが、6月に入り、同じく育成選手出身の大関友久が先発登板する試合のみ先発出場し、6月4日の対中日2回戦(バンテリンドームナゴヤ)で5回表に一旦は逆転打となる適時二塁打を放ったものの、それ以外は主に代打で起用されたが無安打に終わり、交流戦終了後の6月13日に出場登録を抹消された。

選手としての特徴

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強肩・強打の大型捕手。スローイングに定評があり、相手の動きを見ながらリードもできる捕手[15]

人物

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目標とする選手は甲斐拓也[7]広島東洋カープに入団した羽月隆太郎は高校時代のチームメイト。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2022 ソフトバンク 20 36 33 6 9 1 0 3 19 9 0 0 0 0 3 0 0 15 0 .273 .333 .576 .909
通算:1年 20 36 33 6 9 1 0 3 19 9 0 0 0 0 3 0 0 15 0 .273 .333 .576 .909
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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捕手






















2022 ソフトバンク 16 48 6 0 1 1.000 0 12 8 4 .333
通算 16 48 6 0 1 1.000 0 12 8 4 .333
  • 2023年度シーズン終了時[注 1]

記録

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初記録

背番号

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  • 132(2019年 - 2021年8月29日)
  • 79(2021年8月30日 - )

登場曲

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  • 「Green boys」GReeeeN(2019年 - )
  • 「旅人」GReeeeN(2019年 - 2020年)
  • 「かつて天才だった俺たちへ」Creepy Nuts(2021年 - )

脚注

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注釈

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  1. ^ 企図数・許盗塁・盗塁刺・阻止率については参考文献参照。

出典

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  1. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月9日閲覧。
  2. ^ a b c d 被災が転機「野球楽しむ」/ホークス育成1位・渡辺陸”. 西日本スポーツ (2018年12月21日). 2019年3月16日閲覧。
  3. ^ 第99回全国高校野球選手権大会 明豊―神村学園(3回戦)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2017年8月18日). 2019年3月16日閲覧。
  4. ^ 第100回全国高校野球選手権鹿児島大会”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2018年7月15日). 2019年3月16日閲覧。
  5. ^ ソフトB育成ドラ1の渡辺に指名あいさつ”. 西日本スポーツ (2018年11月13日). 2019年3月16日閲覧。
  6. ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑2019』廣済堂出版、2019年、56頁頁。ISBN 978-4-331-80410-0 
  7. ^ a b 2018/12/06(木) 選手 新入団会見レポ。1位甲斐野投手の背番号は20”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2018年12月6日). 2019年3月16日閲覧。
  8. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2019/10/31(木)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2019年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月15日閲覧。
  9. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2020/10/20(火)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2020年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月8日閲覧。
  10. ^ ソフトバンク・渡辺陸が支配下登録「期限ギリギリでほっとした」”. スポーツニッポン (2021年8月30日). 2021年9月17日閲覧。
  11. ^ 新型コロナウイルスの陽性判定について”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト (2022年1月12日). 2022年1月12日閲覧。
  12. ^ 「ポスト甲斐」が昇格へ 4年目捕手渡辺、2軍戦の出塁率・455”. 西日本スポーツ. 2022年5月24日閲覧。
  13. ^ “渡辺、甲斐の代打でプロ初出場「いろんなことを吸収」”. 西日本スポーツ. (2022年5月24日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/sp/item/n/928561/ 2022年5月26日閲覧。 
  14. ^ “育成出身バッテリー大活躍 渡辺陸プロ初弾から2打席連発5打点 大関4勝目”. 西日本スポーツ. (2022年5月28日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/sp/item/n/930904/ 2022年5月29日閲覧。 
  15. ^ 2018年ドラフト ソフトバンク指名選手一覧”. 西日本スポーツ (2018年10月23日). 2019年3月16日閲覧。

参考文献

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  • ベースボール・マガジン社 編『ベースボール・レコード・ブック』 2023日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社、2022年。ISBN 978-4-583-11546-7  52ページ参照。

関連項目

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外部リンク

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