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大相撲昭和3年5月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大相撲昭和3年5月場所
初代国技館
基本情報
会場 両国国技館
開催期間 1928年5月10日5月20日(11日間)
各段優勝・三賞
幕内最高優勝 常ノ花寛市(11勝)
十両優勝 {{{十両優勝}}}({{{十両優勝成績}}})
幕下優勝 {{{幕下優勝}}}({{{幕下優勝成績}}})
三段目優勝 {{{三段目優勝}}}({{{三段目優勝成績}}})
序二段優勝 {{{序二段優勝}}}({{{序二段優勝成績}}})
序ノ口優勝 {{{序ノ口優勝}}}({{{序ノ口優勝成績}}})
殊勲賞 {{{殊勲賞}}}
敢闘賞 {{{敢闘賞}}}
技能賞 {{{技能賞}}}
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大相撲昭和3年5月場所(おおずもうしょうわさんねんごがつばしょ)は、1928年(昭和3年)5月10日からの5月20日までの11日間、東京都墨田区両国国技館(初代国技館)で開催された大相撲本場所である。

概要

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大正15年(1926年)末に東京相撲大阪相撲を吸収合併して大相撲に一本化されて以降、東京両国国技館と西日本で交互に本場所を開催(各年2場所)していたが、当時は旧東京方・大阪方の間で不和があったため、成績の集計と番付編成も東西別々に行われていた。そのため、本場所の番付編成は、直前の3月場所(名古屋開催)ではなく、その前の1月場所(東京開催)をもとに行われた。

番付・星取表

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幕内
東 98点 番付 西 113点(優勝)
備考 成績 力士名 力士名 成績 備考
7勝4敗 宮城山福松 横綱 常ノ花寛市 11勝 幕内最高優勝
全休 西ノ海嘉治郎 張出横綱
7勝4敗 豊國福馬 大関 常陸岩英太郎 4勝4敗3休
4勝7敗 能代潟錦作 張出大関 大ノ里萬助 6勝5敗
3勝6敗2休 清瀬川敬之助 関脇 玉錦三右衛門 9勝2敗 優勝旗手
優勝次点
新関脇
6勝5敗 真鶴秀五郎 小結 出羽ヶ嶽文治郎 全休
7勝4敗 錦洋与三郎 前頭1 山錦善治郎 8勝3敗
3勝6敗2休 劔岳吉五郎 前頭2 新海幸蔵 5勝6敗
5勝6敗 吉野山要次郎 前頭3 常陸嶽理市 4勝7敗
2勝9敗 三杉磯善七 前頭4 若葉山鐘 7勝4敗
3勝8敗 朝響信親 前頭5 桂川力蔵 0勝2敗9休
5勝6敗 朝光亀太郎 前頭6 雷ノ峰伊助 5勝6敗
3勝8敗 大蛇山雄作 前頭7 外ヶ濱弥太郎 6勝5敗
2勝9敗 阿久津川高一郎 前頭8 錦城山勇吉 4勝7敗
優勝次点 9勝2敗 星甲実義 前頭9 若常陸恒吉 4勝7敗
7勝4敗 男女ノ川供治郎 前頭10 荒熊谷五郎 6勝5敗
4勝7敗 池田川助松 前頭11 白岩亮治 5勝6敗
新入幕 6勝5敗 晴ノ海弥太郎 前頭12 玉碇佐太郎 6勝5敗
6勝3敗2休 幡瀬川邦七郎 前頭13 天竜三郎 9勝2敗 優勝次点
新入幕
8勝3敗 寳川政治 前頭14 開月勘太郎 2勝9敗
1勝6敗4休 一ノ浜善之助 前頭15 太郎山勇吉 6勝5敗
張出前頭 鏡岩善四郎 6勝5敗 15枚目格

表彰

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タイトル 四股名 地位 回数 成績 部屋 出身 備考
幕内最高優勝 常ノ花寛市 西横綱 3場所ぶり7 11勝 出羽海部屋 岡山県岡山市

備考

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  • 3場所ぶりの優勝を目指す第一人者の横綱常ノ花が、初日から土つかずで連勝。9日目終了時点で、平幕の星甲と寶川が1勝差で追っていたが、10日目、寶川が黒星、結びで常ノ花と星甲が直接対決して常ノ花が勝利して、優勝を決める。常ノ花は千秋楽で宮城山との横綱対決を制し、自身3度目の全勝優勝を達成した。

脚注

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注釈

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出典

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参考文献

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  • 高永武敏『相撲昭和史 激動の軌跡』恒文社東京都千代田区、1982年6月30日。ISBN 4-7704-0489-1