レッドブル・RB19
2023年オーストリアGP仕様 | |||||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | レッドブル | ||||||||||
デザイナー | エイドリアン・ニューウェイ(CTO) | ||||||||||
先代 | レッドブル・RB18 | ||||||||||
後継 | レッドブル・RB20 | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
サスペンション(前) | 未発表(プルロッド式) | ||||||||||
サスペンション(後) | 未発表(プッシュロッド式) | ||||||||||
全長 | 未発表 | ||||||||||
全幅 | 未発表 | ||||||||||
全高 | 未発表 | ||||||||||
ホイールベース | 未発表 | ||||||||||
エンジン | ホンダ・RBPTH001 1.6L V6ターボ | ||||||||||
トランスミッション | 未発表 | ||||||||||
重量 | 798kg | ||||||||||
燃料 | モービル1 | ||||||||||
タイヤ | ピレリ | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
ドライバー |
マックス・フェルスタッペン セルジオ・ペレス | ||||||||||
出走時期 | 2023 | ||||||||||
コンストラクターズタイトル | 1 | ||||||||||
ドライバーズタイトル | 1 | ||||||||||
通算獲得ポイント | 623 | ||||||||||
初戦 | 2023年バーレーンGP | ||||||||||
初勝利 | 2023年バーレーンGP | ||||||||||
最終戦 | 2023年アブダビGP | ||||||||||
備考 | 主要諸元の出典[1] | ||||||||||
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レッドブル・RB19 (Red Bull RB19) は、レッドブル・レーシングが2023年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。パワーユニットはホンダ・レーシング・コーポレーション製で、ホンダ・RBPTH001として知られている[2][3][4]。
概要
[編集]2022年シーズンにおいてドライバーズ、コンストラクターズ両方のタイトルを獲得したレッドブルが2023年シーズンに向けて設計したマシン。シーズンを通して圧倒的な強さを見せ、両タイトルを連覇した。ドライバーズタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンはシーズン22戦中19勝を挙げた。セルジオ・ペレスも2勝を挙げ、チームとしてはシーズン22戦中21勝を記録。シーズン中に記録した勝利数はF1史上最多であり、さらに95.45%という勝率は、1988年以来長らく破られていなかったアイルトン・セナとアラン・プロストがドライブしたマクラーレンMP4/4による16戦15勝、93.75%という勝率を破るものであった。[5]
2023年シーズン
[編集]プレシーズンテスト
[編集]2023年2月23日から3日間バーレーン・インターナショナル・サーキットにて実施された。1日目は午前・午後ともにマックス・フェルスタッペンが担当、157周を走行しトップタイムを記録[6]。2日目の午前のセッションはセルジオ・ペレスが担当、76周を走行し7番手タイムを記録[7]。午後のセッションはフェルスタッペンが担当したが、オイル漏れのトラブルが発生したため[8]、周回は47周にとどまったものの2番手タイムを記録[9]。3日目は午前・午後ともにペレスが担当、133周を走行し3日間総合での最速タイムをC4タイヤで記録。このタイムは2022年バーレーンGPのポールポジションのタイムより速く、C4より柔らかいC5でルイス・ハミルトンが記録したタイムよりも0.359秒も速かった[10]。
グランプリレース
[編集]【決勝レポート/F1第1戦】
デビュー戦となったバーレーンGPの予選はフェルスタッペンがポール、ペレスは2番手でフロントロウを独占した[11]。決勝はフェルスタッペンが優勝、ペレスは2位となり、1-2フィニッシュを飾った[12]。
【決勝レポート/F1第2戦】
第2戦のサウジアラビアGPの予選はペレスが前年に引き続きポールを獲得、フェルスタッペンはQ2でドライブシャフトにトラブルを抱えたことにより15位[13]。決勝はペレスが前年に引き続き優勝、後方から追い上げたフェルスタッペンは2位に入り、2戦連続で1-2フィニッシュを飾った[14]。
【決勝レポート/F1第3戦】
第3戦のオーストラリアGPの予選はフェルスタッペンがポール、ペレスはQ1でコースアウトしたことにより最下位[15]。決勝は完走台数12台というサバイバルレースとなったが、フェルスタッペンは優勝、ペレスはピットレーンスタートから追い上げて5位[16]。
【決勝レポート/F1第4戦】
第4戦のアゼルバイジャンGPの予選はフェルスタッペンが2番手、ペレスは3番手[17]。土曜日のスプリント・シュートアウトはフェルスタッペン3番手、ペレスは2番手[18]。スプリントは残り10周でペレスがシャルル・ルクレールをかわし、トップに立つと4.463秒差をつけて優勝。フェルスタッペンは1周目のターン3でジョージ・ラッセルに接触され、サイドポッドにダメージを負った。その後、順位を取り戻し3位でゴール[19]。決勝はフェルスタッペンが一時首位に立ったが、ピットイン後にセーフティカーが出動し順位を落とした。その後、順位を上げ2位でゴール。ペレスが優勝したことにより、1-2フィニッシュを飾った[20]。
【決勝レポート/F1第17戦】
9月24日に開催された2023年第17戦日本GP決勝にてマックス・フェルスタッペンが1位でゴールし、レッドブル・レーシングの6回目となるコンストラクターズタイトルを決めた。
記録
[編集](key)
年 | No. | ドライバー | BHR | SAU | AUS | AZE | MIA | MON | ESP | CAN | AUT | GBR | HUN | BEL | NED | ITA | SIN | JPN | QAT | USA | MXC | SÃO | USA | ABU | ポイント | ランキング | ||||||
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2023 | 1 | フェルスタッペン | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 860 | 1位 |
11 | ペレス | 2 | 1 | 5 | 1 | 1 | 2 | 16 | 4 | 6 | 2 | 3 | 6 | 3 | Ret | 2 | 4 | 2 | 8 | Ret | Ret | 10 | 5 | 4 | Ret | 3 | 4 | 3 | 4 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『AUTOSPORT 特別編集 2023 F1全チーム&マシン完全ガイド』株式会社三栄、2023年3月3日、26,27,28,29,30頁。
- ^ “ENG - 2023 Motorsport Guide — F1”. Honda.Racing. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “ENG - 2023 Motorsport Guide”. Honda.Racing. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “Honda RBPTH001 | Formula 1”. Honda.Racing. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “外部リンク”. 2024年12月3日閲覧。
- ^ “【F1バーレーンテスト1日目タイム結果】初日はフェルスタッペンが最速。アストンマーティンのアロンソが2番手”. auto sport Web (2023年2月24日). 2023年3月3日閲覧。
- ^ “【F1プレシーズンテスト2日目午前タイム結果】サインツがトップタイム。ルーキーのサージェントが2番手につける”. auto sport Web (2023年2月24日). 2023年3月3日閲覧。
- ^ “フェルスタッペン、“小さな問題”で走行時間を失うもマシンに好印象「開幕に向けポジティブ」F1バーレーンテスト2日目”. auto sport Web (2023年2月25日). 2023年3月3日閲覧。
- ^ “【F1バーレーンテスト2日目タイム結果】ソフトを履いた周冠宇がトップで終了。フェルスタッペン2番手、アロンソ3番手”. auto sport Web (2023年2月25日). 2023年3月3日閲覧。
- ^ “F1プレシーズンテスト最終日:好調レッドブルのペレスが余裕のトップタイム。フェラーリはロングランで開幕戦に備える”. auto sport Web (2023年2月26日). 2023年3月3日閲覧。
- ^ “レッドブル、最前列独占!アロンソ奮闘もフェラーリ意地、角田裕毅 健闘 / 2023年F1バーレーンGP《予選》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2023年3月5日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ “レッドブルが圧巻の走りで1-2飾る。アロンソが2年ぶりの表彰台獲得【決勝レポート/F1第1戦】”. auto sport Web (2023年3月6日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ “ペレス、2年連続ポール!フェルスタッペンQ2敗退の衝撃…角田及ばず / F1サウジアラビアGP《予選》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2023年3月19日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ “レッドブルが2戦連続の1-2で他を圧倒。3位アロンソのペナルティ消化巡り裁定二転三転【決勝レポート/F1第2戦】”. auto sport Web (2023年3月20日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ “フェルスタッペンがポール!ペレスは悪夢の最下位、角田裕毅はQ2進出 / F1オーストラリアGP《予選》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2023年4月1日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ “赤旗3回、完走12台。大荒れの一戦をフェルスタッペンが制す。角田裕毅が今季初入賞【決勝レポート/F1第3戦】”. auto sport Web (2023年4月2日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ “2度の赤旗…ルクレールが今季初ポール!角田裕毅、堂々のQ3 / F1アゼルバイジャンGP《予選》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2023年4月28日). 2023年5月9日閲覧。
- ^ “ルクレール、事故もポール連取!レッドブル及ばず…角田は不運18位 / F1アゼルバイジャンGP《シュートアウト》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2023年4月29日). 2023年5月9日閲覧。
- ^ “公道の雄ペレスが逆転勝利、角田DNF…フェルスタッペンは横腹に穴 / F1アゼルバイジャンGP《スプリント》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2023年4月29日). 2023年5月9日閲覧。
- ^ “ペレスがフェルスタッペンとの直接対決を制する。角田裕毅は連続入賞果たす【決勝レポート/F1第4戦】”. auto sport Web (2023年4月30日). 2023年5月9日閲覧。