トロ・ロッソ STR7
カナダGPにてジャン=エリック・ベルニュが ドライブするSTR7 | |||||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | トロ・ロッソ | ||||||||||
デザイナー | ジョルジオ・アスカネッリ | ||||||||||
先代 | トロ・ロッソ STR6 | ||||||||||
後継 | トロ・ロッソ STR8 | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
エンジン | フェラーリTipo056 | ||||||||||
タイヤ | ピレリ | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
チーム | スクーデリア・トロ・ロッソ | ||||||||||
ドライバー |
ダニエル・リチャルド ジャン=エリック・ベルニュ | ||||||||||
出走時期 | 2012年 | ||||||||||
コンストラクターズタイトル | 0 | ||||||||||
ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||||
通算獲得ポイント | 26 | ||||||||||
初戦 | 2012年オーストラリアGP | ||||||||||
最終戦 | 2012年ブラジルGP | ||||||||||
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トロ・ロッソ STR7(Toro Rosso STR7)は、スクーデリア・トロ・ロッソが2012年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。
概要
[編集]前年のマシンSTR6のオリジナルコンセプトとして注目された「ダブルフロア」を発展させている。サイドポンツーンはSTR6よりもさらにコンパクトになり、フロアパネルとの間の空間面積が広くなった。この隙間を通過した気流がリアエンドに流れ込み、ディフューザーの空力効果を増加させる。また、空力的な理由からシャシーを短くし、ギアボックスを延長している[1]。
排気管は気流の邪魔にならない位置として、サイドポンツーンの後端、リアサスペンションのアッパーアームの付根部分に配置されている。
ノーズにはV字断面のシャシーから偏平なノーズコーンにつながる段差がある。クラッシュテストを通過するための暫定的なデザインであり、新しいノーズを投入する予定もある[1]。
インダクションポッドは円筒状で、穴の面積が小さいのが特徴。ポッドの下側(ヘッドレストの上部)にも別の吸気口が開いている。
カラーリングはリアウィング周辺に、前年からスポンサーになったセプサ (CEPSA)の赤色が目立つ。
2012年シーズン
[編集]レギュラードライバーは2名とも交代となった。セバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリに替えて、前年デビューしたダニエル・リチャルドと新人のジャン=エリック・ベルニュという経験の浅いコンビになった。いずれもレッドブルの支援を受け、似たようなキャリアを経てF1に進出している。
開幕2戦続けて入賞したが、それ以後は第11戦までノーポイントが続いた。アドバイザーのヘルムート・マルコはドライバーの経験不足ではなく「エンジニア達がエキゾーストの開発で間違った方向に進んでしまった」と説明した[2]。
サマーブレイク後のベルギーGPでダブル入賞し、後半戦は20ポイントを獲得した。
スペック
[編集]- エンジン フェラーリ ティーポ056 V8エンジン
- シャシー コンポジット・モノコック構造
- ボディーワーク カーボンファイバーコンポジット製
- フロントサスペンション カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン トーションバースプリング アンチロールバー ザックス製ダンバー
- リアサスペンション カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン トーションバースプリング アンチロールバー ザックス製ダンバー
- ステアリング スクーデリア・トロ・ロッソ
- ギアボックス 油圧式7速
- クラッチ ザックス トリプルプレート・プルタイプ
- ブレーキキャリパー ブレンボ製
- ブレーキパッドおよびディスク ブレンボ
- 冷却システム(ラジエター、熱交換器) スクーデリア・トロ・ロッソ
- コックピット機器 スクーデリア・トロ・ロッソ
- シートベルト OMP
- ステアリングホイール スクーデリア・トロ・ロッソ
- ドライバーズシート カーボンファイバー製 ドライバーの体形に合わせて成型
- 消火器システム スクーデリア・トロ・ロッソ/FEV製
- ホイール アドバンティ・レーシング
- 燃料タンク ATL製
- 重量 640 kg(ドライバー、カメラを含む)
記録
[編集]年 | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | ポイント | ランキング |
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AUS |
MAL |
CHN |
BHR |
ESP |
MON |
CAN |
EUR |
GBR |
GER |
HUN |
BEL |
ITA |
SIN |
JPN |
KOR |
IND |
ABU |
USA |
BRA | |||||
2012 | 16 | リチャルド | 9 | 12 | 17 | 15 | 13 | Ret | 14 | 11 | 13 | 13 | 15 | 9 | 12 | 9 | 10 | 9 | 13 | 10 | 12 | 13 | 26 | 9位 |
17 | ベルニュ | 11 | 8 | 16 | 14 | 12 | 12 | 15 | Ret | 14 | 14 | 16 | 8 | Ret | Ret | 13 | 8 | 15 | 12 | Ret | 8 |
脚注
[編集]- ^ a b “トロロッソ「よりアグレッシブなノーズに変える」”. (2012年2月7日) 2012年3月11日閲覧。
- ^ "J.キー、トロ・ロッソに加入か ". EverydayF1.(20年8月27日)2012年12月20日閲覧。
- ^ “トロ・ロッソSTR7スペック表”. F1トップニュース 2012年3月13日閲覧。
- ^ “トロ・ロッソ STR7”. F1-Gate.com. (2012年2月7日) 2012年3月13日閲覧。