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酒田市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酒田町から転送)
さかたし ウィキデータを編集
酒田市
酒田市旗 酒田市章
酒田市旗 酒田市章
2005年3月22日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 山形県
市町村コード 06204-9
法人番号 5000020062049 ウィキデータを編集
面積 602.98km2
総人口 94,167[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 156人/km2
隣接自治体 鶴岡市東田川郡庄内町三川町最上郡真室川町鮭川村戸沢村飽海郡遊佐町
秋田県由利本荘市
市の木 ケヤキ
市の花 トビシマカンゾウ
他のシンボル イヌワシ
酒田市役所
市長 矢口明子
所在地 998-8540
山形県酒田市本町二丁目2番45号
北緯38度54分53秒 東経139度50分12秒 / 北緯38.91486度 東経139.83672度 / 38.91486; 139.83672座標: 北緯38度54分53秒 東経139度50分12秒 / 北緯38.91486度 東経139.83672度 / 38.91486; 139.83672
酒田市役所
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

酒田市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

酒田市(さかたし)は、山形県の北西に位置する庄内北部の都市2005年(平成17年)11月に旧酒田市、八幡町、松山町、平田町の1市3町の合併により誕生した[1]の人口は約9万5千人で、県内人口第3位の地方自治体である。

概要

[編集]

北に鳥海山、東に出羽丘陵が位置しており、南はほぼ庄内平野の中央に達しており、西は日本海に面する[2]

市内には山形県唯一の重要港湾である酒田港庄内空港がある。庄内平野で育った良質な庄内米と鳥海山の伏流水で造られる日本酒が特産品で、中細ちぢれ麺と魚介系スープが特徴の酒田ラーメンや酒田港で水揚げされる海の幸などを求めに来る観光客も少なくはない。

北北西39km沖合には飛島があり、鳥海山とともに鳥海国定公園に指定されている[2]

1996年度(平成8年度)日本の音風景100選(最上川河口の白鳥)に選ばれている[2]。また、水の郷百選(潤う水の郷、やわた)にも選ばれた(旧・八幡町)。

歴史

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平安時代に朝廷が出羽国国府として築いたとされる城輪柵跡があるように、地域の歴史は古い。酒田の街は袖の浦(現在の酒田市宮野浦)に移り住んだ奥州藤原氏の家臣36人が、1521年頃に最上川の対岸に移り、砂浜を開拓し作ったと言われている。袖の浦は中世には貿易の中継地だった。

1672年河村瑞賢西廻り航路を確立すると、酒田はますます栄えるようになり、その繁栄ぶりは「西の、東の酒田」ともいわれ、秋田土崎湊と並び、羽州屈指の港町として発展した。日本永代蔵に登場する廻船問屋の鐙屋(あぶみや)や、戦後の農地改革まで日本一の地主だった本間家などの豪商が活躍し、街は三十六人衆という自治組織により運営されていた。元禄2年6月13日1689年7月29日)に松尾芭蕉奥の細道で訪れている。

年表

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地理

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酒田港と酒田市中心部周辺の空中写真。最上川河口の右岸に酒田の町は形成されている。1976年撮影の14枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
庄内砂丘

市域の大部分が庄内平野の平坦地で、河川によって運ばれた豊富な土壌で稲作を行っている。そのため、春から夏にかけては田園風景が広がる。海岸沿いの砂丘地ではメロンやイチゴの栽培をしている。市街地は最上川の河口右岸に集中している。

市の北部には鳥海山があり、そのふもとから日向川(にっこうがわ)が流れ出る。

フェーン現象により夏場に高温となる場合があり、1978年8月3日には最高気温40.1℃を記録した[9]。日本の公式な気象観測所で40℃以上の気温が観測されたのは太平洋戦争後では初めてで、当時歴代3位に相当する記録であった[9]

気候

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日本海側気候で、豪雪地帯対策特別措置法において旧八幡町特別豪雪地帯に、それ以外の地域は豪雪地帯に指定されている。冬は季節風が非常に強くなるため、平野部の積雪量は比較的少ない。なお、冬季は雷も多い。

酒田市亀ケ崎(酒田特別地域気象観測所、標高3m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 15.5
(59.9)
21.6
(70.9)
22.7
(72.9)
28.6
(83.5)
31.3
(88.3)
34.2
(93.6)
37.7
(99.9)
40.1
(104.2)
36.8
(98.2)
32.1
(89.8)
25.8
(78.4)
19.0
(66.2)
40.1
(104.2)
平均最高気温 °C°F 4.5
(40.1)
5.2
(41.4)
8.9
(48)
14.8
(58.6)
20.3
(68.5)
24.1
(75.4)
27.6
(81.7)
29.7
(85.5)
25.8
(78.4)
19.8
(67.6)
13.6
(56.5)
7.6
(45.7)
16.8
(62.2)
日平均気温 °C°F 1.9
(35.4)
2.2
(36)
5.1
(41.2)
10.2
(50.4)
15.7
(60.3)
20.0
(68)
23.8
(74.8)
25.5
(77.9)
21.6
(70.9)
15.6
(60.1)
9.7
(49.5)
4.5
(40.1)
13.0
(55.4)
平均最低気温 °C°F −0.6
(30.9)
−0.8
(30.6)
1.4
(34.5)
5.8
(42.4)
11.6
(52.9)
16.5
(61.7)
20.7
(69.3)
22.0
(71.6)
17.8
(64)
11.6
(52.9)
5.9
(42.6)
1.6
(34.9)
9.5
(49.1)
最低気温記録 °C°F −16.9
(1.6)
−12.8
(9)
−9.9
(14.2)
−3.7
(25.3)
−0.2
(31.6)
7.5
(45.5)
9.5
(49.1)
13.2
(55.8)
7.0
(44.6)
1.4
(34.5)
−5.1
(22.8)
−12.5
(9.5)
−16.9
(1.6)
降水量 mm (inch) 177.7
(6.996)
118.4
(4.661)
111.1
(4.374)
103.6
(4.079)
122.6
(4.827)
125.3
(4.933)
218.7
(8.61)
205.6
(8.094)
176.2
(6.937)
188.6
(7.425)
222.0
(8.74)
217.0
(8.543)
1,986.8
(78.22)
降雪量 cm (inch) 85
(33.5)
62
(24.4)
20
(7.9)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
3
(1.2)
40
(15.7)
211
(83.1)
平均降水日数 (≥0.5 mm) 26.3 21.9 19.1 13.6 12.7 11.6 14.0 12.1 14.4 16.1 20.7 25.3 207.9
平均降雪日数 (≥1cm) 18.3 15.2 5.8 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 9.2 49.2
湿度 72 70 67 67 71 75 79 76 75 72 71 71 72
平均月間日照時間 36.8 60.1 115.1 169.0 194.7 181.9 159.5 199.5 156.8 136.1 84.3 41.7 1,538.8
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1937年-現在)[10][11]
飛島(酒田市飛島字勝浦乙、標高58m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 13.4
(56.1)
16.1
(61)
18.0
(64.4)
24.9
(76.8)
28.1
(82.6)
32.0
(89.6)
34.0
(93.2)
36.0
(96.8)
33.1
(91.6)
27.3
(81.1)
23.1
(73.6)
18.5
(65.3)
36.0
(96.8)
平均最高気温 °C°F 4.7
(40.5)
5.3
(41.5)
8.6
(47.5)
13.6
(56.5)
18.5
(65.3)
22.7
(72.9)
26.1
(79)
28.4
(83.1)
24.8
(76.6)
19.2
(66.6)
13.3
(55.9)
7.6
(45.7)
16.1
(61)
日平均気温 °C°F 2.1
(35.8)
2.3
(36.1)
4.9
(40.8)
9.4
(48.9)
14.1
(57.4)
18.4
(65.1)
22.4
(72.3)
24.4
(75.9)
21.0
(69.8)
15.6
(60.1)
10.0
(50)
4.8
(40.6)
12.5
(54.5)
平均最低気温 °C°F −0.1
(31.8)
−0.2
(31.6)
1.9
(35.4)
6.1
(43)
10.8
(51.4)
15.3
(59.5)
19.8
(67.6)
21.5
(70.7)
18.1
(64.6)
12.7
(54.9)
7.2
(45)
2.3
(36.1)
9.6
(49.3)
最低気温記録 °C°F −8.3
(17.1)
−7.5
(18.5)
−3.9
(25)
−0.6
(30.9)
3.7
(38.7)
8.1
(46.6)
12.4
(54.3)
14.7
(58.5)
9.7
(49.5)
4.7
(40.5)
−1.9
(28.6)
−6.7
(19.9)
−8.3
(17.1)
降水量 mm (inch) 111.0
(4.37)
79.6
(3.134)
84.2
(3.315)
84.1
(3.311)
86.4
(3.402)
91.4
(3.598)
157.1
(6.185)
161.1
(6.343)
144.1
(5.673)
148.3
(5.839)
152.6
(6.008)
148.8
(5.858)
1,428.7
(56.248)
平均降水日数 (≥1.0mm) 20.0 15.8 14.7 11.3 10.0 8.5 11.5 9.6 12.2 14.6 18.6 22.0 168.4
平均月間日照時間 62.2 92.0 167.1 225.3 240.2 224.2 199.8 234.7 194.2 171.1 112.4 62.5 1,988.4
出典:気象庁

行政

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市の行政機関

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さかたし
酒田市
酒田市旗 酒田市章
酒田市旗 酒田市章
1963年6月1日制定
廃止日 2005年(平成17年)11月1日
廃止理由 新設合併
酒田市(旧)、八幡町松山町平田町→酒田市(新)
現在の自治体 酒田市(新)
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 山形県
面積 175.84km2
総人口 98,599
(2005年(平成17年)5月31日)
隣接自治体 遊佐町、八幡町、平田町、庄内町三川町鶴岡市
酒田市役所
所在地 998-8540
山形県酒田市本町二丁目2番45号
旧・酒田市の県内での位置
ウィキプロジェクト

現在の酒田市は、2005年(平成17年)11月1日に新設合併により発足した市であり、1933年に市制施行され2005年に廃止された市とは異なる自治体である。旧市の概要は右記の通り。

歴代市長[12]
氏名 就任日 退任日 備考
官選旧酒田市長
1 中里重吉 1933年(昭和8年)5月13日 1937年(昭和12年)5月12日
2 - 3 斎藤巳之吉 1937年(昭和12年)10月6日 1945年(昭和20年)10月5日
4 青塚恒治 1945年(昭和20年)10月6日 1946年(昭和21年)11月22日
公選旧酒田市長
5 - 7 本間重三 1947年(昭和22年)4月7日 1959年(昭和34年)4月29日
8 - 10 小山孫次郎 1959年(昭和34年)5月2日 1971年(昭和46年)5月1日
11 - 15 相馬大作 1971年(昭和46年)5月2日 1991年(平成3年)5月1日
16 - 17 大沼昭 1991年(平成3年)5月2日 1999年(平成11年)5月1日
18 - 19 阿部寿一 1999年(平成11年)5月2日 2005年(平成17年)10月31日
酒田市長
1 - 2 阿部寿一 2005年(平成17年)11月13日 2012年(平成24年)9月14日 任期途中で辞任
3 本間正巳 2012年(平成24年)10月28日 2015年(平成27年)7月20日 在任中に死去
4 - 5 丸山至 2015年(平成27年)9月7日 2023年(令和5年)9月5日
6 矢口明子 2023年(令和5年)9月6日
酒田市民会館「希望ホール」

県の行政機関

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国の行政機関

[編集]

立法

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市政

[編集]
市議会

現在の任期は2019年11月13日から2023年11月12日までである。

  • 議長:小松原俊
  • 副議長:斎藤周(日本共産党
  • 定数:28人(平成25年11月の酒田市議会議員選挙から適用)

県政

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県議会

酒田市と飽海郡とから合わせて選出される山形県議会議員の議席定数は5議席(現在・欠員1)である。現在の任期は2019年5月15日から2023年5月14日までである。

国政

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衆議院

酒田市は、鶴岡市新庄市最上郡東田川郡・飽海郡と構成される山形県第3区が選挙区となる。

参議院

酒田市は、参議院 東北ブロック・山形選挙区に属する。なお、当選挙区の参議院選挙比例代表区選出議員についての詳細は山形県選挙区を参照のこと。

司法

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地域

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人口

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酒田市と全国の年齢別人口分布(2005年) 酒田市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 酒田市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
酒田市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 120,212人
1975年(昭和50年) 120,614人
1980年(昭和55年) 125,622人
1985年(昭和60年) 123,823人
1990年(平成2年) 122,850人
1995年(平成7年) 122,536人
2000年(平成12年) 121,614人
2005年(平成17年) 117,577人
2010年(平成22年) 111,151人
2015年(平成27年) 106,244人
2020年(令和2年) 100,273人
総務省統計局 国勢調査より


教育

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大学
酒田市立酒田看護専門学校
専修学校等
特別支援学校
高等学校
市内の公立高校再編について

山形県教育委員会により、2005年(平成17年)3月に「県立高校教育改革実施計画」が策定され、酒田市内の公立高校の再編案が示された。対象校は「山形県立酒田商業高等学校」「山形県立酒田工業高等学校」「山形県立酒田北高等学校」「酒田市立酒田中央高等学校」の4校。

当初、県教委は「対象4校を一括して新高校とする」1校案を提案していたが、酒田市側がこれに反発。検討を重ねた結果、2005年(平成17年)12月7日に県教委と市は

  • 県立3校を1校へ統合し、工業商業情報の3科による総合選択制を採用した新高校を、酒田中央高隣接地に2011年度に開校。
  • 酒田中央高はそのまま存続とするが、新高校開校と同時に普通科の県立校として移管。

という2校案で合意をした。

しかし、

  • 新高校建設に必要な敷地の確保が難しい。
  • 酒田中央高の普通科の位置づけが曖昧である。
  • 移管から5年後を目処として新高校への再統合を検討する方針であるが、普通科がなくなる可能性があり、その場合、近隣の高校で普通科を持つ学校が「酒田東高等学校」「酒田西高等学校」の2校のみとなってしまう。
  • 酒田中央高北側にある松林の保全が懸念されている。
  • 酒田中央高前の県道353号線の渋滞対策が必要。

という問題点があることから、市側は県教委が当初示していた1校案へ突如方針を転換、2007年(平成19年)5月22日に県教委へ文書提案を行った。また、開校時期を2年遅れの2013年度とすることを県教委側に対して併せて提案した。この提案を受けて、県教委は開校時期を1年前倒しする修正案を市側へ示し、2007年(平成19年)7月31日に県教委と市は、

  • 対象公立4高校を一括統合
  • 2012年度に開校
  • 普通、工業、商業、情報の4科を設定
  • 酒田中央高北側に敷地を広げ整備

という県教委が示した修正案で合意し、「酒田光陵高等学校」となった。

中学校

市立8校 ※「酒田市立」を省略

小学校

市立23校 ※「酒田市立」を省略

各種施設

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生涯学習施設
体育施設
  • 光ケ丘野球場
  • 光ケ丘球技場
  • 光ケ丘陸上競技場
  • 光ケ丘プール
  • 光ケ丘多目的グラウンド
  • 飯森山多目的グラウンド
  • 八森野球場
  • 八森サッカー場
  • 松山多目的運動広場
  • 眺海の森グラウンド
  • 酒田市武道館
  • 酒田市相撲場
  • 亀ケ崎記念会館
  • 修道館
  • 酒田市国体記念体育館
  • 勤労者体育センター
  • 親子スポーツ会館
  • 南体育館
  • 八幡体育館
  • 松山体育館
  • 平田体育館
  • 鳥海地区体育館
  • 光ケ丘テニスコート
  • 北テニスコート
  • 国体記念テニスコート
  • 八森テニスコート
  • 眺海の森テニスコート
  • 南遊佐グラウンドゴルフ場
  • 八森グラウンドゴルフ場
  • 八森パークゴルフ場
  • 八森ゴルフ練習場
  • 眺海の森グラウンドゴルフ場
  • 眺海の森ちびっこゲレンデ
  • 松山スキー場
  • 平田スキー場
  • 八森キャンプ場
  • 外山キャンプ場
文化施設
その他施設

経済

[編集]
酒田共同火力発電所
酒田ラーメンの一例

産業

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豊かな庄内平野で獲れるはえぬきコシヒカリつや姫雪若丸といった「庄内米」や、酒田港で水揚げされる新鮮な「海産物」、それらを調和させた絶品の「寿司」、自家製麺と極薄ワンタンが特徴の「酒田ラーメン」、地元の食材をふんだんに使用した「酒田フレンチ」、清らかな水から造られる「日本酒」などが主な名物・特産品となっている。

名物・特産品

就業人口

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(2015年国勢調査)

  • 第一次産業就業者数 4,411人
  • 第二次産業就業者数 13,316人
  • 第三次産業就業者数 33,050人

エネルギー

[編集]
  • 酒田町は町営で電気事業を行なっていた。元々は鶴岡水力電気により供給されるはずであったが、会社設立の際、酒田町側の株主に失権株が多く出たことで供給区域から除外された経緯があった[13]。1907年(明治40年)3月、事業許可を受け日向川に水力発電所(出力400kW)を建設、1908年(明治41年)11月に事業を開始した[14]。隣接した自治体にも電気を供給し、1938年には、酒田市、飽海郡9村に及んだ[15]

酒田市に本社を置く主な企業

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酒田市に拠点を置く主な企業

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金融機関

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酒田市に本店・支店・出張所等の窓口を置く預貯金取扱金融機関一覧は以下のとおり。(2023年3月時点)

金融機関種別 金融機関名称
地方銀行 荘内銀行 (4) 、山形銀行(4)
第二地方銀行 きらやか銀行 (1)
信用金庫 鶴岡信用金庫 (4)
労働金庫 東北労働金庫
商工中金 商工中金
公庫 日本政策金融公庫
農協 庄内みどり農業協同組合 (6) 、酒田市袖浦農業協同組合(1)
括弧内は窓口事務所数(事務所数1の場合は省略) で実体店舗数を記載。

郵便

[編集]

一般信書便事業者

マスメディア

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新聞
  • コミュニティ新聞
テレビ局
コミュニティ放送局

交通

[編集]
庄内空港ターミナルビル内部
酒田駅
庄交バスターミナル
飛島を出港する定期船「とびしま」

空港

[編集]

鉄道路線

[編集]

中心となる駅:酒田駅

バス

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一般路線バス

[編集]

高速バス

[編集]
  • 夕陽号

道路

[編集]

船舶

[編集]

観光・イベント

[編集]
山居倉庫
旧鐙屋
日和山公園

旧跡・名所

[編集]
  • 山居倉庫 - 1893年(明治26年)に酒田米穀取引所の付属倉庫として旧庄内藩酒井家により当時の鵜渡川原村に建設された米穀倉庫(二重屋根・倉の内部は湿気防止構造・欅並木と自然を利用した低温管理倉庫)群。2004年(平成16年)より観光物産館である酒田夢の倶楽が併設している。2021年(令和3年)3月26日に国史跡に指定。
  • 本間家旧本邸 - 1768年(明和5年)に本間家3代光丘が藩主酒井家のため、幕府巡見使用宿舎として建造した、旗本二千石格式の長屋門構えの武家屋敷。
  • 旧鐙屋 - 酒田三十六人衆の一人・鐙屋惣左衛門の屋敷。国史跡。
  • 日和山公園 - 日本最古級といわれる木造の六角灯台(明治28年築)や千石船(2分の1で再現)があり、また桜の名所となっている。
  • 舞娘茶屋・雛蔵畫廊 相馬樓 - 1808年(文化5年)に建てられ開業した料亭「相馬屋」を改装した観光施設。
  • 山王くらぶ - 1895年(明治28年)に建築された料亭「山王くらぶ」を改装した、料亭文化や酒田市の歴史などを紹介する施設。
  • 堂の前遺跡(国の史跡1979年(昭和54年)10月23日指定)
  • 旧白崎医院 - 1919年(大正8年)に建てられた酒田市唯一の木造洋風建築、酒田市の有形文化財、1978年(昭和53年)指定
  • 石井梅蔵記念館
  • 旧阿部家 - 1690年(元禄3年)に創建された古民家で市指定文化財。
  • 阿部記念館 - 阿部次郎とその兄弟、そして甥の生物生態学者阿部襄に関する資料が展示されている。

美術館・博物館

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寺院・神社

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城郭

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自然・地理

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景勝地

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  • 飛島(とびしま)- 酒田港から北西39kmの沖合に浮かぶ、山形県唯一の有人島。
  • 庄内砂丘 - 日本三大砂丘の一つや、日本一長い砂丘と呼ばれることがある。庄内海浜県立自然公園の一部であり、日本の白砂青松100選に選ばれている。
  • 玉簾の滝(たますだれのたき) - 落差は63mで、段差のない直瀑のとしては山形県内一の高さである。
  • 十二滝 - 水汲み滝、南滝、九の滝、てんつき滝、抱き帰りの滝、天狗滝、火揚滝、芯の滝、白紙垂の滝、蛇の滝、河原滝、合格滝の大小12の滝の総称。
  • 八森自然公園
  • 眺海の森 - 遊歩百選に選定されている。

温泉

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海水浴場

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その他建築物

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祭事・イベント

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スポーツ

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交流都市

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日本国内

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日本国外

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出身者

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戦国武将

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松山藩関係

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軍人

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医師

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政治

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経済

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学術

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文化

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芸能

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スポーツ

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アナウンサー

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酒田市を舞台とする作品

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脚注

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注釈

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  1. ^ 酒田天正寺町、酒田上内町、酒田下内町、酒田細肴町、酒田片町、酒田中ノ口町、酒田山王堂町、酒田給人町、酒田元米屋町、酒田八軒町、酒田荒瀬町、酒田米屋町、酒田浜町、酒田檜物町、酒田近江町、酒田筑後町、酒田新片町、酒田鷹町、酒田外野町、酒田浜畑町、酒田南千日堂前、酒田北千日堂前、酒田本町一丁目、酒田本町二丁目、酒田本町三丁目、酒田本町四丁目、酒田本町五丁目、酒田本町六丁目、酒田本町七丁目、酒田肴町、酒田上袋小路、酒田稲荷小路、酒田山椒小路、酒田中袋小路、酒田実小路、酒田利右衛門小路、酒田下袋小路、酒田染屋小路、酒田鍛冶町、酒田上中町、酒田下中町、酒田十王堂町、酒田大工町、酒田桶屋町、酒田上内匠町、酒田下内匠町、酒田寺町、酒田秋田町、酒田伝馬町、酒田今町、酒田上台町、酒田下台町、酒田桜小路、酒田出町、酒田上荒町、酒田下荒町、酒田上小路、酒田下小路、酒田船場町、酒田新町

出典

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  1. ^ a b 写真でふりかえる昭和・平成の酒田”. 酒田市立資料館. 2024年11月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e 平成21年度 酒田市環境報告書 資料編”. 酒田市立資料館. 2024年11月10日閲覧。
  3. ^ 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  4. ^ 消防通信
  5. ^ 『内務省告示第55号』官報. 1933年02月27日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年2月9日閲覧。
  6. ^ 『村廃止並市村境界変更』官報. 1941年07月10日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年2月10日閲覧。
  7. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、415頁。ISBN 978-4-487-74410-7 
  8. ^ 酒田市 略年表”. 酒田市. 2023年3月15日閲覧。
  9. ^ a b 歴代全国ランキング - 気象庁
  10. ^ 平年値ダウンロード”. 気象庁. 2024年1月閲覧。
  11. ^ 観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年1月閲覧。
  12. ^ 酒田市ホームページ 【統計資料】旧酒田市の統計情報資料.2015年2月27日閲覧。
  13. ^ 西野寿章「戦前における町村営電気事業の類型化に関する一考察(2)」『地域政策研究』第16巻第1号、高崎経済大学地域政策学会、2013年
  14. ^ 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  15. ^ 『電気事業要覧. 第30回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  16. ^ 京都・大阪・USJ線”. 庄内交通. 2018年2月19日閲覧。
  17. ^ SAKATANTO|サカタント”. 山形県酒田港|SAKATANTO|サカタント. 2022年11月21日閲覧。
  18. ^ “酒田の花火、来年から大輪「2尺玉」競技会 コロナ逆手”. 朝日新聞デジタル (株式会社朝日新聞社). (2021年5月17日). https://www.asahi.com/amp/articles/ASP5J6T4ZP4NUZHB005.html 2021年9月18日閲覧。 
  19. ^ 姉妹都市締結:酒田市と米デラウェア市、4月に29年前のALTきっかけに交流/山形”. 毎日新聞 (2017年2月26日). 2017年4月21日閲覧。
  20. ^ 平成27年度 酒田出身の人物 展示人物一覧”. 酒田市立資料館 (2015年). 2019年5月16日閲覧。

外部リンク

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