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小国町 (山形県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おぐにまち ウィキデータを編集
小国町
小国町旗 小国町章
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 山形県
西置賜郡
市町村コード 06401-7
法人番号 9000020064017 ウィキデータを編集
面積 737.56km2
(境界未定部分あり)
総人口 6,394[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 8.67人/km2
隣接自治体 長井市西村山郡朝日町西川町西置賜郡飯豊町
新潟県新発田市村上市胎内市岩船郡関川村
福島県喜多方市
町の木 ブナ
町の花 オオヤマザクラ
町の鳥 ウグイス
小国町役場
町長 仁科洋一
所在地 999-1363
山形県西置賜郡小国町大字小国小坂町二丁目70番地
北緯38度03分41秒 東経139度44分36秒 / 北緯38.06144度 東経139.74336度 / 38.06144; 139.74336 (小国町)座標: 北緯38度03分41秒 東経139度44分36秒 / 北緯38.06144度 東経139.74336度 / 38.06144; 139.74336 (小国町)
小国町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

小国町 (山形県)位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
大朝日岳から望む飯豊連峰

小国町(おぐにまち)は、山形県の南西部にある人口約6千人の。 面積が山形県内で2番目に大きい自治体

冬季においては、日本海側からの季節風の影響で中心部でも積雪が2mを超えることがある。中でも、沼沢地区では日本有数の豪雪地帯として知られる。また、平野歩夢選手が幼いころスノーボードの練習をした横根スキー場がある。

地理

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森林セラピー基地に認定されている。

気候

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寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。

小国(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 13.3
(55.9)
17.3
(63.1)
20.1
(68.2)
30.1
(86.2)
34.2
(93.6)
33.7
(92.7)
36.2
(97.2)
38.0
(100.4)
35.6
(96.1)
30.7
(87.3)
25.2
(77.4)
18.1
(64.6)
38.0
(100.4)
平均最高気温 °C°F 2.9
(37.2)
3.8
(38.8)
7.3
(45.1)
14.5
(58.1)
21.2
(70.2)
24.7
(76.5)
27.7
(81.9)
29.5
(85.1)
25.1
(77.2)
18.9
(66)
12.2
(54)
5.6
(42.1)
16.1
(61)
日平均気温 °C°F −0.3
(31.5)
−0.1
(31.8)
2.2
(36)
7.7
(45.9)
14.4
(57.9)
18.9
(66)
22.7
(72.9)
23.8
(74.8)
19.5
(67.1)
13.1
(55.6)
6.9
(44.4)
1.9
(35.4)
10.9
(51.6)
平均最低気温 °C°F −3.0
(26.6)
−3.5
(25.7)
−2.1
(28.2)
1.6
(34.9)
8.2
(46.8)
14.0
(57.2)
18.8
(65.8)
19.5
(67.1)
15.5
(59.9)
9.0
(48.2)
2.9
(37.2)
−0.8
(30.6)
6.7
(44.1)
最低気温記録 °C°F −16.0
(3.2)
−17.9
(−0.2)
−15.0
(5)
−8.5
(16.7)
−1.1
(30)
5.1
(41.2)
8.4
(47.1)
11.2
(52.2)
6.4
(43.5)
0.4
(32.7)
−5.4
(22.3)
−11.1
(12)
−17.9
(−0.2)
降水量 mm (inch) 342.1
(13.469)
243.2
(9.575)
202.4
(7.969)
163.0
(6.417)
149.4
(5.882)
191.7
(7.547)
334.2
(13.157)
234.7
(9.24)
190.1
(7.484)
234.9
(9.248)
353.8
(13.929)
416.7
(16.406)
3,051.6
(120.142)
降雪量 cm (inch) 336
(132.3)
257
(101.2)
159
(62.6)
23
(9.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
10
(3.9)
176
(69.3)
958
(377.2)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 25.6 22.5 20.8 15.0 12.9 12.3 16.0 13.2 14.2 16.1 20.4 24.3 213.5
平均月間日照時間 25.5 42.4 92.3 147.8 189.7 163.4 144.9 179.6 131.8 108.6 65.4 31.3 1,322.6
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[3]

歴史

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  • 江戸時代米沢藩領。米沢藩の小国御役屋が置かれていた。
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行、西置賜郡小国本村(おぐにもとむら),南小国村北小国村,津川村誕生。
    • 小国本村 ← 小国町村,小国小坂町村,岩井沢村,黒沢村,大滝村,種沢村,杉沢村,小倉村,新原村,朝篠村,町原村,松岡村,芹出村,伊佐領村,綱木箱口村,西村,北村,田沢頭村,貝少村,大宮村,増岡村,針生村,新屋敷村,湯花村,古田村,若山村,金目村,小渡村
    • 南小国村 ← 玉川村,足野水村,市野沢村,百子沢村,菅沼村,滝倉村,足水中里村,玉川中里村,樽口村,片貝村,中田山崎村,泉岡村,小玉川村
    • 北小国村 ← 舟渡村,網代瀬村,尻無沢村,松崎村,今市村,栃倉村,越中里村,長沢村,焼山村,樋野沢村,中島村,入折戸村,折戸村,荒沢村,五味沢村,石滝村,小俣村,太鼓沢村,驚村
    • 津川村 ← 市野々村,白子沢村,叶水村,大石沢村,新股村,河原角村,東滝村,西滝村,沼沢村
  • 1942年昭和17年)11月3日 - 小国本村が町制施行・改称して小国町となる。
  • 1954年(昭和29年)3月31日 - 小国町、南小国村、北小国村が合併し、小国町となる。
  • 1960年(昭和35年)8月1日 - 津川村を編入。
  • 1967年(昭和42年)8月28日 - 羽越豪雨により土砂災害の発生多数。国道113号、国鉄米坂線が両方向不通、電話も通じなくなり孤立状態となる[4]
  • 2022年(令和4年)8月4日 - 集中豪雨により国道113号が寸断、米坂線も不通となり、一時的に孤立状態となった[5]

行政

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財政

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平成18年度

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  • 財政力指数 0.29 ( 全国市町村平均 0.53 )
  • 経常収支比率 92.8%
  • 標準財政規模 37億9000万円
  • 一般会計歳入 57億9600万円
  • 一般会計歳出 54億9000万円
  • 人口一人当たり人件費・物件費等決算額 18万6947円 (全国市町村平均 11万6701円 )
  • 人口一人当たり職員数 11.70人 ( 全国市町村平均 7.82人 )
  • ラスパイレス指数 90.4 ( 全国町村平均 93.9 )
  • 人口一人当たり人件費 10万4221円
  • 実質公債費比率 17.0%

地方債等の残高

  • 1普通会計分の地方債現在高 74億0400万円
  • 2特別会計分の地方債(企業債)残高 54億1600万円
  • 3関係する一部事務組合分の地方債残高 4億8917万円
    • 置賜広域行政事務組合 79億5300万円(負担金割合4.0%)→3億1812万円
    • 西置賜行政組合 11億1800万円 (負担金割合15.3%)→1億7105万円
  • 4第3セクター等分の債務保証等による債務残高 1億8500万円

地方債等の残高合計 134億9400万円 (連結会計)

  • 町民一人当たりの地方債等残高 141万0178円

経済

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産業

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  • 一次産業就業者数406人
  • 二次産業就業者数2,570人
  • 三次産業就業者数2,147人

小国町の歴史は小国駅前のセラミックス事業所(現:クアーズテック日本重化学工業)と関連が深く、町の開発史そのものの根幹となっている。1936年昭和11年)に国鉄小国駅が開業、その2年後に日本電興(株) が操業を開始する。1954年昭和29年)には民有水力発電ダムである赤芝ダムが完成し、その電力が引き込まれた。その後、東芝電興→東芝セラミックス→コバレントマテリアル→クアーズテックを経て、現在の2社となった。

観光

自然に恵まれ、新潟県境の荒川沿いの渓谷・赤芝峡(あかしばきょう)では秋の紅葉が見られる。また、毎年ゴールデンウィークには、国道113号沿いの道の駅にて石楠花祭りが開催される。

郵便局

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  • 小国郵便局 (集配局)
  • 羽前津川郵便局
  • 玉川郵便局
  • 舟渡郵便局
  • 叶水簡易郵便局
  • 伊佐領簡易郵便局
  • 幸町簡易郵便局
  • 荒川簡易郵便局
  • 五味沢簡易郵便局

金融機関

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地域

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  • 古田歌舞伎
    江戸時代末期から続く農民芸能で、1986年昭和61年)に復興し、1992年平成4年)に町指定の無形文化財に指定された。
    旧小国町立沖庭小学校では、毎年小学生が歌舞伎を上演していた。

人口

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小国町と全国の年齢別人口分布(2005年) 小国町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 小国町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
小国町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 13,999人
1975年(昭和50年) 12,649人
1980年(昭和55年) 12,221人
1985年(昭和60年) 12,096人
1990年(平成2年) 11,315人
1995年(平成7年) 10,715人
2000年(平成12年) 10,262人
2005年(平成17年) 9,742人
2010年(平成22年) 8,862人
2015年(平成27年) 7,868人
2020年(令和2年) 7,107人
総務省統計局 国勢調査より


教育

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高等学校
中学校
小学校
  • 小国町立叶水小学校
  • 小国町立小国小学校
保育園、こども園
  • 白百合保育園
  • すみれ認定こども園

出身有名人

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交通

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小国駅

最寄の空港

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どちらの空港からも小国町に直行する公共交通機関はない。なお、新潟空港まで向かうほうが所要時間がやや短い[6]

鉄道路線

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バス路線

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山形市に直行する唯一の、新潟市に直行するほぼ唯一[7]の交通手段であり、乗降共に可能である。

道路

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域内に高速道路はない。最寄りの高速道路出口は E13 東北中央自動車道米沢北IC(米沢市)もしくは E7 日本海東北自動車道荒川胎内IC(新潟県村上市)。

観光や宿泊施設

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脚注

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  1. ^ 小国町町章
  2. ^ 図典 日本の市町村章 p44
  3. ^ 小国 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月13日閲覧。
  4. ^ 山形で小国町孤立 355ミリ 電話も不通『朝日新聞』昭和42年8月29日朝刊12版、15面
  5. ^ 国道113号寸断、小国町孤立状態”. 山形新聞 (2022年8月4日). 2022年8月5日閲覧。
  6. ^ 交通アクセス - 小国町より。高速バスに乗り継いだ場合、山形空港~小国町はおよそ2時間30分に対し、新潟空港~小国町はおよそ2時間10分である。
  7. ^ 米坂線内各駅から一日一往復のみ、新潟~米沢を結ぶ快速列車「べにばな」に乗車可能である。
  8. ^ [1]横根スキー場/山形県小国町
  9. ^ [2]<平昌五輪>スノボ平野選手 技磨いたスキー場の高橋さん「金メダルも夢じゃない」躍進願う ,2018年02月09日

関連項目

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外部リンク

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