調御地経
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『調御地経』[1](ちょうごじきょう、巴: Dantabhūmi-sutta, ダンタブーミ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第125経。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第198経「調御地経」がある。
釈迦が、沙弥アチラヴァタに、仏道を修行者を飼い慣らす(調御)する段階に喩えて説いていく。
構成
[編集]登場人物
[編集]場面設定
[編集]ある時、釈迦は、ラージャガハ(王舎城)のカランダカニヴァーパ(竹林精舎)に滞在していた。
そこに沙弥アチラヴァタが訪れ、ジャヤセーナ王子に離欲・正念を説いたが理解されなかったことを告げる。釈迦は欲に溺れる者が欲を越えられないのは当然だとして、動物を調教(調御)するがごとく、修行者を涅槃へと至らしめる段階として、戒律、六処保護、五蓋除去、四念処、四禅、三明などについて説いていく。
沙弥アチラヴァタは、歓喜する。
日本語訳
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山