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スバ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スバ経[1]: Subha-sutta, スバ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第10経。漢訳で『須婆経[2](すばきょう)とも表現する。

なお、中部の第99経にも『スバ経』という同名の経典がある。

類似の伝統漢訳経典は無い。

経名は、経中に登場する青年スバ(須婆)に因む。

構成

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登場人物

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場面設定

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釈迦が般涅槃(入滅)して間も無い頃、アーナンダはサーヴァッティ舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた。

そこにトーディッヤの息子である青年スバが訪れ、仏法を教えてほしいと請うた。

アーナンダは、釈迦は戒蘊・定蘊・慧蘊という3つの蘊(三学)を賞揚していたこと、そしてその具体的な内容として、十善戒六根清浄、正念正智、三衣一鉢による満足、五蓋の除去(五禅支の生成)、四禅六神通について述べる。

スバは法悦して三宝に帰依することを誓う。

内容

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日本語訳

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  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典1』(第6巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)戒蘊篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典1』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

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  1. ^ 『パーリ仏典』片山、『原始仏典』中村
  2. ^ 『南伝大蔵経』

関連項目

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外部リンク

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