コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

西十三塚町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 愛知県 > 瀬戸市 > 西十三塚町
西十三塚町
西十三塚町公民館
西十三塚町公民館
西十三塚町の位置(愛知県内)
西十三塚町
西十三塚町
西十三塚町の位置
北緯35度13分30.7秒 東経137度5分11.4秒 / 北緯35.225194度 東経137.086500度 / 35.225194; 137.086500
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 瀬戸市
地区[1] 道泉連区
町名制定[2] 1942年昭和17年)1月9日
面積
 • 合計 0.020104580 km2
標高 94.4 m
人口
2024年令和6年)2月1日現在)[5]
 • 合計 87人
 • 密度 4,300人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
489-0057[6]
市外局番 0561(瀬戸MA[7]
ナンバープレート 尾張小牧

西十三塚町(にしとみづかちょう)は、愛知県瀬戸市道泉連区の町名。丁番を持たない単独町名である。

地理

[編集]

河川

[編集]
  • 陣屋川瀬戸川支流)[8] : 町の東端、東十三塚町・京町との境を南流している。

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる[10]

番・番地等 小学校 中学校 高等学校
全域 瀬戸市立にじの丘小学校 瀬戸市立にじの丘中学校 尾張学区

歴史

[編集]

町名の由来

[編集]

町名設定の際、旧瀬戸村字十三塚[注釈 1]の西方にあたることから名付けられたと推察される[2]
十三塚の地名の由来については、以下の4つの伝説がある[11]

  • 1584年天正12年)小牧・長久手の戦いにおいて敗れた落武者13名が命からがらこの村まで逃げ延びてきたが、力尽きてしまった。かわいそうに思った村人達はこの地に13の塚を建てて弔った。
  • 1482年文明14年)今村赤津村郷主松原下総守広長は桑下城主長江民部少輔と相争い、合戦になった。松原勢は利なく西方へ敗走した。その時多数の軍兵が死に、この地に塚を築いて埋めた。その塚の数が13であった。
  • 1556年弘治2年)8月稲生の戦いにおいて織田信長とその弟信行が戦い、敗れた落武者13名がこの地で落命した。これをいたんだ村人が13の塚を建てて祀った。
  • 昔、瀬戸村に美男と美女が瀬戸川を挟んで住んでおり、二人は人知れず慕っていたが、丙午(ひのえうま)の乙女ということで破談になり、乙女は瀬戸川に身を投げ自殺してしまった。その後、この乙女の霊がここにさまよい、同月同日同時刻にここを通る馬を呪い殺していた。13年経過してやっと地元の人々がこれに気付いて、13の塚を建てて霊を弔った。

沿革

[編集]

世帯数と人口

[編集]

2024年令和6年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[5]

町丁 世帯数 人口
西十三塚町 55世帯 87人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移

1995年平成7年) 138人 [12]
2000年(平成12年) 156人 [13]
2005年(平成17年) 140人 [14]
2010年(平成22年) 118人 [15]
2015年(平成27年) 110人 [16]
2020年令和2年) 90人 [17]

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 56世帯 [12]
2000年(平成12年) 96世帯 [13]
2005年(平成17年) 81世帯 [14]
2010年(平成22年) 73世帯 [15]
2015年(平成27年) 64世帯 [16]
2020年(令和2年) 60世帯 [17]

交通

[編集]

鉄道

[編集]

名鉄瀬戸線[8] : 町の中央部を東西に走っている。最寄り駅は瀬戸市役所前駅

バス

[編集]

名鉄バスしなの線(瀬戸北線)

  • 【1】【1H】【2】【2H】新瀬戸駅 - 瀬戸駅前 - 古瀬戸 - しなのバスセンター - 上品野 系統

名鉄バス「東山線

  • 【16H】【17H】新瀬戸駅 - 瀬戸駅前 - 菱野団地(循環) - 瀬戸駅前 - 新瀬戸駅 系統
以上、2路線6系統が走っているが、町内にバス停はない。最寄りのバス停は、瀬戸市役所北バス停になる。

道路

[編集]

国道155号 : 町の南部を東西に通っている。

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 町丁名一覧【連区別】” (PDF). 瀬戸市 (2023年11月2日). 2024年1月5日閲覧。
  2. ^ a b c 瀬戸市 1942.
  3. ^ 愛知県瀬戸市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2024年2月17日閲覧。
  4. ^ 瀬戸市の標高&海抜”. 標高海抜ナビ (2018年). 2022年11月23日閲覧。
  5. ^ a b 人口と世帯 令和6年2月1日現在” (PDF). 瀬戸市 (2024年2月5日). 2024年2月17日閲覧。
  6. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2021年12月19日閲覧。
  7. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2021年12月19日閲覧。
  8. ^ a b c d e 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1702.
  9. ^ 町名別通学学校名一覧” (PDF). 瀬戸市 (2023年9月16日). 2024年1月5日閲覧。
  10. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2021年12月19日閲覧。
  11. ^ 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 2020, pp. 164, 165.
  12. ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年12月19日閲覧。
  13. ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年12月19日閲覧。
  14. ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年12月19日閲覧。
  15. ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年12月19日閲覧。
  16. ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年12月19日閲覧。
  17. ^ a b 総務省統計局 (2022年2月10日). “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 2022年4月30日閲覧。
  18. ^ 郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年12月19日閲覧。

注釈

[編集]
  1. ^ じゅうさんづかと読んだ。

参考文献

[編集]
  • 瀬戸市 編『昭和17年1月9日施行 町名設定調書(其ノ一)瀬戸地区』瀬戸市、1942年。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5 
  • 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 編『郷土史研25周年誌-瀬戸・尾張旭の寺社・街道・地名-』瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会、2020年。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]