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*: 1981年7月28日、友好交流都市協定(三市協定)を締結 |
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== 経済 == |
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2020年9月11日 (金) 21:20時点における版
いさはやし 諫早市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
市町村コード | 42204-5 | ||||
法人番号 | 5000020422045 | ||||
面積 |
341.79km2 | ||||
総人口 |
131,231人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 384人/km2 | ||||
隣接自治体 |
長崎市、大村市、雲仙市、西彼杵郡長与町 佐賀県藤津郡太良町 | ||||
市の木 | ヒゼンマユミ(肥前真弓) | ||||
市の花 | ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花) | ||||
諫早市役所 | |||||
市長 | 大久保潔重 | ||||
所在地 |
〒854-0014 長崎県諫早市東小路町7番1号 北緯32度50分36.2秒 東経130度3分11.3秒 / 北緯32.843389度 東経130.053139度座標: 北緯32度50分36.2秒 東経130度3分11.3秒 / 北緯32.843389度 東経130.053139度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
諫早市(いさはやし)は、長崎県の中央部にある市。長崎市、佐世保市に次ぎ長崎県で第3位、九州では第12位の人口を有する都市である。
概要
周囲を有明海、大村湾、橘湾の3つの海に囲まれ、長崎県内の交通結節点としての役割を持つ。
東部は古くから行われている干拓によって県下最大の穀倉地帯が広がっており、自然の恵みが豊か。
西部は新興住宅地、工業団地が数多く立地し、市の製造品出荷額は県内1位を誇り、農業、工業の二面性を持った都市である。
1940年9月1日に北高来郡 諫早町・小栗村・小野村・有喜村・真津山村・本野村・長田村が合併して、人口4万の諫早市が市制施行。
2005年3月1日に北高来郡 飯盛町、森山町、高来町、小長井町および西彼杵郡 多良見町と合併した[1]。
これにより、人口14万人都市となった。これにより、かつて諫早市も属していた*北高来郡は、所属する自治体がなくなり消滅した。
『諌早市』は略字表記。官公庁の公式文書では…「諫早市」と表記している。
地理
長崎県の中央部に位置する。市域の北は多良山系の山地が聳える。西側は長崎半島の、南側は島原半島のそれぞれ付け根にあたる。市域北東部は北西部で大村湾・東側で有明海(諫早湾)・南側で橘湾の3つの海に囲まれる。諫早湾には諫早湾干拓事業がある。そのため、長崎全域で見れば数少ない平野を形成している。
隣接市町村
北に大村市および佐賀県藤津郡太良町、西に長崎市と西彼杵郡長与町、東に雲仙市と接する。
地域
人口
諫早市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地名
諫早市の地名も参照のこと。
- 諫早地域 - 中央、真津山、小栗、小野、本野、長田、有喜
- 多良見地域 - 多良見(喜々津・伊木力・大草)
- 飯盛地域 - 飯盛(江ノ浦・田結)
- 森山地域 - 森山
- 高来地域 - 高来(湯江・小江・深海)
- 小長井地域 - 小長井
歴史
鎌倉時代の『宇佐文書』1197年(建久8年)には「伊佐早」の地名が登場している。
南北朝時代には激しい領主交代が起きたが、安土桃山時代の1587年、龍造寺家晴が領主の西郷氏を下し新領主となった。第2代直孝が姓を「諫早」と改め、佐賀藩諫早領となる。
諫早領内には長崎街道の宿場や番所があり、多良街道、島原街道の分岐点に位置するなど、交通の要衝として重要な役割を果たしてきた。
近現代
- 1957年(昭和32年)7月25日 - 諫早大水害発生。当時の諫早市域で500人以上の犠牲者が出る大惨事となる[2]。
- 1989年(平成元年) - 諫早湾干拓事業着工。
- 2007年(平成19年)
- 11月20日 - 諫早湾干拓事業完工式を挙行。
- 12月22日 - 諫早湾干拓堤防道路開通。
行政区域の変遷
- 1868年(慶応4年)
- 1869年(明治2年)旧暦6月20日(7月28日) - 長崎府の管轄地域が長崎県の管轄となる。
- 1871年(明治4年)
- 明治初年頃 - 諫早市中が分割して東町・西町・岡町・諫早津となる。
- 1884年(明治7年) - このころ船越村が改称して諫早村となる[4]。
- 1878年(明治11年)
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、北高来郡および西彼杵郡のうち現在の市域にあたる以下の町村が発足。
- 北高来郡
- 諫早町(諫早町の全域、諫早村の一部(字大城戸)が合併)
- 諫早村(諫早村のうち字大城戸を除く区域より発足)
- 北諫早村(下本明村、福田村、栄田村が合併)
- 小栗村(小川村、栗面村のそれぞれ全域、および江ノ浦村の一部(小ヶ倉名)が合併)
- 小野村(小野村、小野島村、川内町村、宗方村、長野村が合併)
- 有喜村(単独村制)
- 真津山村(真崎村、貝津村、久山村が合併)
- 本野村(中本明村、大渡野村が合併)
- 長田村(東長田村、西長田村が合併)
- 森山村(森山村、井牟田村、唐比村が合併)
- 江ノ浦村(江ノ浦村のうち小ヶ倉名を除く区域より発足)
- 田結村(単独村制)
- 湯江村(湯江村、宇良村が合併)
- 小江村(小江村、犬木村が合併)
- 深海村(深海村、藤田尾村が合併)
- 小長井村(小川原浦村、長里村、井崎村が合併)
- 西彼杵郡
- 1923年(大正12年)4月1日 - 【新設合併】諫早町・北諫早村・諫早村 → 諫早町(新町制)
- 1940年(昭和15年)9月1日 - 【新設合併・市制施行】諫早町・小栗村・小野村・有喜村・真津山村・本野村・長田村 → 諫早市(初代)
- 1940年(昭和15年)11月3日 - 【町制施行】湯江村 → 湯江町
- 1955年(昭和30年)2月11日 - 【新設合併】江ノ浦村・田結村 → 飯盛村
- 1955年(昭和30年)2月11日 - 【新設合併】伊木力村・大草村・喜々津村 → 多良見村
- 1956年(昭和31年)9月20日 - 【新設合併】湯江町・小江村・深海村 → 高来町
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 【町制施行】飯盛村 → 飯盛町
- 1965年(昭和40年)11月23日 - 【町制施行】多良見村 → 多良見町
- 1966年(昭和41年)11月1日 - 【町制施行】小長井村 → 小長井町
- 1969年(昭和44年)4月1日 - 【町制施行】森山村 → 森山町
- 2005年(平成17年)3月1日 - 【新設合併】諫早市・飯盛町・森山町・高来町・小長井町・多良見町 → 諫早市(現行)[1]
行政
市政
市長
市議会
市役所
- 諫早市役所本庁
- 多良見支所(旧多良見町役場)
- 森山支所(旧森山町役場)
- 飯盛支所(旧飯盛町役場)
- 高来支所(旧高来町役場)
- 小長井支所(旧小長井町役場)
広域行政
消防
- 県央地域広域市町村圏組合消防本部
- 諫早消防署(本部と併設)
県政
県議会
- 長崎県議会(諫早市選挙区、定数4)
県の出先機関
- 県央振興局
- 県央保健所
- 長崎職業能力開発促進センター
- 長崎県農林技術開発センター
- 長崎県病害虫防除所
- 諫早湾地域振興基金
- 長崎県農産園芸課技術普及班
- 社団法人長崎県林業公社・コンサルタント
- 長崎県農村婦人の家
- 長崎県諫早食肉衛生検査所・財団法人長崎県食鳥肉衛生協会
- 財団法人長崎県健康事業団
- 長崎県住宅供給公社諫早西部団地開発事業部
- 長崎県治山林道協会・社団法人長崎県木材組合連合会
医療
- 長崎県立こども医療福祉センター
- 長崎県発達障害者支援センター
警察
国政
衆議院選挙区
国の出先機関
- 国立諫早青少年自然の家(白木峰)
- 長崎家庭裁判所諫早出張所
- 諫早簡易裁判所
- 諫早税務署
- 長崎森林管理署
- 長崎河川国道事務所諫早出張所・小船越トンネルポンプ室・諫早排水機場
- 日本小型船舶検査機構長崎支部
姉妹都市・友好都市
経済
産業
「諫早中核工業団地」を中心に「諫早貝津工場団地」「山の手工業団地」「諫早流通産業団地」「西諫早産業団地」が隣接して立地しており、電子技術、航空宇宙関連など先端技術企業が進出し、県央地域はもとより長崎県の産業拠点を形成している。 また、東部は古くから干拓が進められ、県下最大の穀倉地帯となっている。
特産品
諫早市に拠点事業所を置く企業
金融
- たちばな信用金庫
- 十八銀行
- 親和銀行
- 長崎銀行
- 西日本シティ銀行
- 九州ひぜん信用金庫
- 長崎三菱信用組合
- 九州労働金庫
- いちよし証券
- 長崎県央農業協同組合(JAバンク)
- 長崎西彼農業協同組合(JAバンク)
- 漁業協同組合(JFマリンバンク)
工業
- イサハヤ電子(半導体)
- ソニーセミコンダクタ(半導体)
- 三菱重工業長崎造船所諫早工場(防衛機器、太陽電池、宇宙機器)
- ANAコンポーネントテクニクス株式会社(航空機部品)
- メルコアドバンストデバイス(半導体)
- 有田工業(メッキ)
- 三陽保安産業(排気装置)
食品
- たらみ - 諫早工場、小長井工場(フルーツゼリー)※社名は諫早市多良見町に由来
- 福砂屋 - 本社工場(カステラ)
- 日本ハム - 諫早工場
- フランソア - 長崎工場(製パン)
- 唐草 - 諫早工場
- 杵の川 - 本社工場(日本酒・焼酎)
- 福田屋食品(うなぎ)
- 諫早乳業(乳製品)
小売業
- 丸高商事(地場スーパー)
- ワタミタクショク(宅配食材)
スポーツ
スポーツ施設
- 長崎県立総合運動公園陸上競技場(トランスコスモススタジアム長崎)・内村記念アリーナ - 諫早市宇都町
- なごみの里運動公園 - 諫早市多良見町
- 月の丘公園 - 諫早市飯盛町
スポーツジム施設
- スポーツグラブ内村 - 諫早市栗面町
音楽
自動車・バイク
- 自動車 部門
- バイク 部門
- ハーレーダビッドソン
- ホンダ
- ヤマハ
ガソリンスタンド
郵便局
- 集配局 - 窓口業務に加え、集配業務を行う郵便局(5局)
- 無集配局 - 窓口業務のみを行う郵便局(13局)
- 深海郵便局
- 大草郵便局
- 諫早小野郵便局
- 小長井郵便局
- 諫早真崎郵便局
- 西諫早郵便局
- 諫早永昌郵便局
- 真津山郵便局
- 飯盛郵便局
- 田結郵便局
- 本野郵便局
- 北諫早郵便局
- 南諫早郵便局
- 多良見郵便局
- 喜々津シーサイド郵便局
- 簡易郵便局(8局)
- 長里簡易郵便局
- 舟津簡易郵便局
- 釜簡易郵便局
- 諫早久山簡易郵便局
- 諫早幸町簡易郵便局
- 諫早小豆崎簡易郵便局
- 諫早福田簡易郵便局
- 諫早平山簡易郵便局
マスメディア
コミュニティ放送局
- レインボーFM: 77.1MHZ
教育
大学
- 長崎ウエスレヤン大学(学校法人鎮西学院)
専修学校
- 長崎就職支援カレッジ
- 長崎情報ビジネス専門学校諌早教室
- 長崎県央看護学校
- 森家政専門学校
- 長崎福祉専門学校
高等学校
総数8校。閉校した高等学校は長崎県高等学校の廃校一覧#諫早市を参照。
- 県立(5校)
- 私立(3校)
中学校
総数16校。閉校した中学校は長崎県中学校の廃校一覧#諫早市を参考。
- 県立(1校)
- 市立(14校)
- 私立(1校)
小学校
総数28校。閉校した小学校は長崎県小学校の廃校一覧#諫早市を参考。
- 市立(28校)
特別支援学校
すべて県立で総数は3校+分教室1校
- 県立
- 長崎県立諫早特別支援学校
- みさかえ分教室(旧・長崎県立虹の原特別支援学校みさかえ分校)- 2018年(平成30年)3月31日閉校
- 長崎県立諫早東特別支援学校
- 長崎県立希望が丘高等特別支援学校
その他専修学校等
図書館
- 諫早市立諫早図書館(東小路町)
- 諫早市立西諫早図書館(山川町)
- 諫早市立森山図書館(森山町)
- 諫早市立たらみ図書館(多良見町)
美術館・博物館
交通
航空
- 最寄り空港は長崎空港。
鉄道
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 長崎本線旧線
- 大村線: 諫早駅
市の代表駅は諫早駅であるが、同市役所の最寄り駅は本諫早駅。
路線バス
一般路線バス
- 長崎県営バス - 諫早駅前にあるバスターミナルを拠点に、諫早市内各地や大村市・長崎市などへの路線がある。諫早 - 長崎線の一部便は子会社の長崎県央バスが運行。
- 島鉄バス - 諫早市と島原半島3市を結ぶ路線がある。
- 長崎バス - 長崎市と諫早市の旧多良見町域を結ぶ路線がある(長崎新地ターミナル⇔多良見大浦線及び、イオン東長崎店⇔つつじヶ丘線の一部区間のみ)。
高速バス
- 諫早インターチェンジを拠点に、福岡市、北九州市、熊本市などへの路線がある。
道路
高速道路
一般国道
県道(主要地方道)
農道
市外局番
- 0957(諫早MA)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光地
- 旧長崎刑務所
- 諫早陣屋
- 諫早公園・眼鏡橋
- 轟渓谷(名水百選)
- 富川渓谷
- 白木峰高原
- コスモス花宇宙館
- 諫早ゆうゆうランド干拓の里
- 山茶花高原ピクニックパーク
- 唐比湿地公園
- 月の丘温泉
- 法川山和銅寺(古刹)
- 諫早神社
- 補陀林寺・水晶観音が有名
祭事・催事
- 諫早つつじ祭り: 4月
- 諫早・川まつり: 7月25日(諫早大水害の日)
- のんのこ諫早まつり: 9月
著名な出身者
- 公人
- スポーツ選手
- 内村航平(体操競技選手)
- 藤原新(陸上競技長距離走・マラソン選手)
- 井上大仁(陸上競技長距離走・マラソン選手)
- 森岡紘一朗(陸上競技・競歩選手)
- 釜元豪(プロ野球選手)
- 水口大地(プロ野球選手)
- 石本努(元プロ野球選手)
- 貝塚政秀(元プロ野球選手)
- 中村隼人(元プロ野球選手)
- 野田征稔(元プロ野球選手)
- 梅崎司(プロサッカー選手)
- 田川亨介(プロサッカー選手)
- 中村北斗(プロサッカー選手)
- 野田明弘(元プロサッカー選手)
- 松橋章太(元プロサッカー選手)
- 松橋優(プロサッカー選手)
- 濱口華菜里(バレーボール選手)
- 宮田由佳里(バレーボール選手)
- 酒井泰滋(バスケットボール選手)
- 山口美咲(水泳選手)
- 廣田瑞人(元総合格闘家)
- 阿修羅・原(元プロレスラー)
- 嗣子鵬慶昌(元大相撲力士)
- 福田山幸雄(元大相撲力士)
- 塚本徳臣(空手家)
- 俳優・タレント
- 蒼井のぞみ(女優)
- IMATO[要出典](元アイドルグループスターボー所属)
- 大城英司(俳優)
- カステラ一番(ものまね芸人)
- 倉田まり子(アイドル)
- 酒井博史(アクション俳優)
- 高瀬美子(アナウンサー)
- 鳥羽ゆう子(演歌歌手)
- 富士山富士夫(元ロックバンド毛皮のマリーズ所属)
- 役所広司(俳優)
- 松尾雄史(歌手)
- 寺田美咲(AKB48)
- 文化人
ゆかりのある人物
- 大瀬良大地(プロ野球選手)長崎日本大学高等学校を卒業。
- 岡田健史(俳優)創成館高等学校を卒業。
- 山口智充(タレント)父親が諫早市出身。
- 長濱ねる(アイドル)市内の中学校を卒業。
- 宮崎祐樹(プロ野球選手)長崎日本大学高等学校を卒業。
諫早市を題材とした作品
小説
ドラマ
演劇
- 唐十郎『泥人魚』
物語
楽曲
漫画
脚注
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- ウィキトラベルには、諫早市に関する旅行ガイドがあります。
- 諫早市に関連する地理データ - オープンストリートマップ