甲斐生海
福岡ソフトバンクホークス | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県北九州市小倉北区 |
生年月日 | 2000年7月11日(24歳) |
身長 体重 |
184 cm 95 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手、一塁手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト3位 |
初出場 | 2023年7月22日 |
年俸 | 1050万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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甲斐 生海 | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2024年5月16日 - |
ジャンル | 釣り、ゲーム |
登録者数 | 4530人 |
総再生回数 | 97,473回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年9月12日時点。 |
甲斐 生海(かい いくみ、2000年7月11日 - )は、福岡県北九州市小倉北区出身のプロ野球選手(外野手、内野手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。登録名は生海(いくみ)。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]北九州市立足原小学校で3年生のときに野球を始める[2]。当初は右打者だったが、元野球選手である父が左打者だったこともあり、自身も左打者に転向した[2]。北九州市立霧丘中学校では軟式野球部に所属した[3]。
九州国際大学付属高等学校に進学後、1年夏にチームは第98回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、自身はベンチ外だった。2年春から4番を務めたが、1年夏以降甲子園大会への出場はなく、3年夏は北福岡大会2回戦で若松に敗れた[4]。高校通算36本塁打[2]。
高校卒業後、東北福祉大学へ進学。1年時からベンチ入りしていたが、入学直後の2019年6月に祖父、翌2020年3月に父、曽祖母を相次いで亡くす[2]。ショックを受けてふさぎ込んでしまい、2年時からは練習を休むことが増え、マネージャーには毎日のように退部届が欲しいと頼み込んでいた[2]。その後2021年のドラフト会議を見て、あと1年間だけ野球へ取り組むことを決意[2]。約20kgの増量に成功し、4年秋のリーグ戦では3本塁打、16打点を記録して本塁打と打点の二冠王、一塁手のベストナインを受賞した[2]。
「ドラフト会議で指名がなければ現役を引退する」という決意のもと、プロ志望届を提出[5][6]。迎えた2022年のドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから3位指名を受けた[7]。11月24日に契約金6000万円、年俸1000万円で仮契約し[8]、12月5日、BOSS E・ZO FUKUOKAで入団発表会見が行われた[9]。背番号は37。ソフトバンクには同姓の甲斐拓也に加え、当時は甲斐野央も在籍していた[10]ことから、自身の登録名は下の名前の「生海」とした[8]。
ソフトバンク時代
[編集]2023年の春季キャンプはA組スタートとなったが[11]、2月13日にシートノックをしていた際に右肩を負傷し、右肩関節炎の診断を受け離脱[12]。その後は二軍での調整を続け、6月13日のウエスタン・リーグの阪神タイガース戦では9回にサヨナラ本塁打を放つ[13]。7月22日に一軍初昇格を果たすと、同日の千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で7番・右翼でスタメン起用され、プロ初出場[14]。2打席目の5回に西野勇士から右前打を放ち、プロ初安打を記録した[15]。しかし、その2日後の7月24日に発熱症状があり、感染拡大防止特例2023で登録抹消された[16]。10月7日のファーム日本選手権では4打数4安打で優秀選手賞に受賞[17]。11月23日には一般女性との結婚を発表した[17]。
2024年は、自主トレーニング中の1月3日に左頬に打球が直撃する事故が発生。頬骨の陥没骨折等があり、患部の形成術を受けたが、脳震盪様の症状もみられ、さらに検査を受けたところ、同月26日に左側頭葉脳挫傷と診断された。競技復帰は事故発生の1月から1年 - 1年半かかる見込みである。これらの内容は主治医の総合的判断を経て、NPB医事委員会の正式な見解を受けたため、5月31日になって球団から発表された。発表時点は、有酸素運動を中心にリハビリを実施しており、球団施設を週2回ほど訪れて歩行などを行っている[18][19]。この年は一軍・二軍ともに公式戦出場はなく、10月28日、育成選手として再契約することを前提とした戦力外通告を受けた[20]。
選手としての特徴・人物
[編集]豪快なスイングから広角に長打を打てる左のスラッガー候補[10][21]。
遠投100m、50m走のタイム6秒6を記録[22]。
幼少期から大のソフトバンクファンで、何度も球場に足を運んでおり、帽子や応援グッズも持っているという[23]。
当時の憧れは主砲だった松中信彦。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2023 | ソフトバンク | 13 | 21 | 20 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | .200 | .238 | .200 | .438 |
通算:1年 | 13 | 21 | 20 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | .200 | .238 | .200 | .438 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2023 | ソフトバンク | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2023年7月22日、対千葉ロッテマリーンズ11回戦(ZOZOマリンスタジアム)、7番・右翼手で先発出場[24]
- 初打席:同上、2回表に西野勇士から三邪飛[24]
- 初安打:同上、5回表に西野勇士から右前安打[24]
背番号
[編集]- 37(2023年 - 2024年)
登録名
[編集]- 生海(いくみ、2023年 - )
登場曲
[編集]- 「Fight song」 Rachel Platten(2023年 - )
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 「ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2024年11月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「「ホームラン貯金」でグラブ買ってくれた祖父、憧れの父らの相次ぐ死…絶望で野球離れた甲斐生海は鷹のドラ3指名を受けた」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2022年12月17日。2023年2月5日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク3位東北福祉大・甲斐生海、魅力はパンチ力「ポスト柳田」つかみ取る」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2022年11月4日。2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
- ^ 「北福岡でまた波乱 東筑に続き九州国際大付も…9回に4点差逆転され2回戦敗退」『Full-Count』2018年7月12日。2023年2月5日閲覧。
- ^ 「【大学野球】東北福祉大・甲斐生海、プロ入りへラストチャンス「指名なければ野球は続けません」・・・仙台六大学野球秋季リーグ3日開幕」『スポーツ報知』2022年9月2日。2023年2月5日閲覧。
- ^ 「プロ志望届締め切り 高校生154名、大学生187名、計341名が提出/プロ野球志望届提出者一覧 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2022年10月6日。2023年2月5日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】東北福祉大・甲斐生海がソフトバンク3位指名 挫折乗り越え地元球団へ」『日刊スポーツ』2022年10月21日。2023年2月5日閲覧。
- ^ a b 「【ソフトバンク】ドラフト3位の東北福祉大・甲斐生海、登録名は「生海」目標はホームラン王」『スポーツ報知』2022年11月25日。2023年2月5日閲覧。
- ^ 「2022/12/06 (火) 選手 新入団会見レポート。1位イヒネ選手は「背番号36」」福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト、2022年12月6日。2023年12月22日閲覧。
- ^ a b 「【ソフトバンク】ドラ3甲斐「カイ」が3人“カブる”から登録名は「生海」にします」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2022年11月25日。2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
- ^ 「「すごい先輩たちを研究したい」ソフトバンクのドラ3生海がキャンプA組発進」『【西日本スポーツ】 (nishinippon.co.jp)』西日本新聞社、2023年1月24日。2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
- ^ 「ソフトB・ドラ3生海、右肩関節炎でリハビリ組へ 13日のシートノックで負傷」『スポニチアネックス』2023年2月15日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク生海がサヨナラ弾 阪神との2軍戦で今季2号、劇的アーチで終止符」『Full-Count』2023年6月13日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「ドラ3ルーキー・生海がプロ初出場で初安打! 「7番・右翼」でスタメン抜てき」『パリーグ.com』2023年7月22日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「ソフトBドラ3・生海 初出場初スタメン初安打 「凄いうれしかった」記念球は「お母さんにあげます」」『スポニチアネックス』2023年7月23日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク藤本監督「何から何までツイてないね」 ルーキーの生海が体調不良で特例抹消 代替候補はリチャード、野村大樹、増田珠」『西スポWEB OTTO!』2023年7月24日。2023年8月14日閲覧。
- ^ a b 「【ソフトバンク】生海が結婚を発表 ファンも祝福「おめでとう」」『日テレNEWS NNN』2023年11月24日。2024年6月1日閲覧。
- ^ 佐藤究「【ソフトバンク】生海は左側頭葉の脳挫傷 1月に打球直撃、復帰めどは1年~1年半 球団発表」『日刊スポーツ』2024年5月31日。2024年5月31日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】頭部打球直撃の生海、脳挫傷だった「奥さんのおなかには子どももいます」来季復帰へ意欲」『スポーツ報知』2024年5月31日。2024年5月31日閲覧。
- ^ “脳挫傷のソフトバンク生海が戦力外 球団は育成再契約の意向も複雑な心境を吐露 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年10月28日閲覧。
- ^ Shimbun, The Nishinippon. “ソフトバンク2軍の4番・生海、大学のプレーは実質1年 「格好付けようとまねをした」ヤクルト村上宗隆フォームをやめて目指す「ホームラン王」:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!”. 「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!. 2024年10月28日閲覧。
- ^ Shimbun, The Nishinippon. “ソフトバンクにもう一人の甲斐 相次いだ訃報乗り越えた甲斐生海:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!”. 「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!. 2024年10月28日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】ドラフト3位の東北福祉大・甲斐生海、目指すはギータ2世」『スポーツ報知』2022年11月2日。2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c 「【ソフトバンク】プロ初先発初出場のドラ3生海が初安打 5回に右前打 左の大砲候補が第一歩」『スポーツ報知』2023年7月22日。2023年7月23日閲覧。
- ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト。2023年12月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 生海 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 37 生海(甲斐 生海)選手名鑑2024 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 甲斐生海 (@kai.ikumi) - Instagram
- 甲斐生海 - YouTubeチャンネル