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[[2021年]][[10月31日]]、[[第49回衆議院議員総選挙]]で5選。12月に選対委員長を退任し幹事長代行に就任<ref>{{Cite news |title=国民選対委員長に前原誠司氏 政調会長は大塚耕平氏|newspaper=毎日新聞|date=2021-12-21|url=https://mainichi.jp/articles/20211221/k00/00m/010/256000c|accessdate=2021-12-21}}</ref>。 |
[[2021年]][[10月31日]]、[[第49回衆議院議員総選挙]]で5選。12月に選対委員長を退任し幹事長代行に就任<ref>{{Cite news |title=国民選対委員長に前原誠司氏 政調会長は大塚耕平氏|newspaper=毎日新聞|date=2021-12-21|url=https://mainichi.jp/articles/20211221/k00/00m/010/256000c|accessdate=2021-12-21}}</ref>。 |
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[[2022年]][[5月18日]]、同年秋に行われる予定の[[2022年和歌山県知事選挙|和歌山県知事選挙]]への立候補する意向を固めた事が報じられ<ref>{{Cite news |title=和歌山知事選 国民・岸本周平幹事長代行が立候補の意向 |newspaper=毎日新聞 |date=2021-5-20 |author= |url=https://mainichi.jp/articles/20220519/k00/00m/010/302000c |accessdate=2022-5-20}}</ref>、23日に会見で正式に表明した<ref>{{Cite news |title=岸本氏、和歌山知事選出馬を表明 現職の仁坂氏は明言せず |newspaper=産経新聞 |date=2022-5-23 |author= |url=https://www.sankei.com/article/20220523-T2JKBRC6Z5OL7ERN434XCZUBYY/ |accessdate=2022-5-23}}</ref>。同日付で所属する国民民主党に離党届を提出<ref>{{Cite news |title=国民・岸本氏、和歌山知事選出馬を表明 離党届を提出|newspaper=日本経済新聞|date=2022-05-23|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA234N30T20C22A5000000/|accessdate=2022-05-23}}</ref>、7月29日に受理された<ref>{{Cite news |title=岸本周平衆議院議員が国民民主党を離党 |newspaper=NHKニュース |date=2022-7-29 |author= |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220729/k10013742731000.html |accessdate=2022-7-29}}</ref>。9月1日、[[細田博之]][[衆議院議長]]に辞職願を提出、同日辞職が許可された<ref>{{Cite news |title=岸本周平・衆院議員が辞職、和歌山県知事選に立候補へ |newspaper=[[読売新聞]] |date=2022-9-1 |author= |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220901-OYT1T50252/ |accessdate=2022-9-1}}</ref>。[[10月3日]]、国民民主党が既に岸本の推薦を決定している中、[[自由民主党 (日本)|自民党本部]]が岸本を推薦することを正式決定。翌4日、自民党本部にて[[岸田文雄]][[自由民主党総裁|総裁]]から推薦状を交付された<ref>{{Cite news |title=和歌山県知事選 岸本周平氏を推薦|newspaper=自民党|date=2022-10-07|url=https://www.jimin.jp/news/information/204352.html|accessdate=2022-10-09}}</ref>。和歌山県のように自民党が強く[[保守王国]]と呼ばれる地域で自民党が独自候補を擁立せず、自民党出身ではない元国会議員に推薦を取り付けることは異例である<ref name="jiji20221019/>。野党議員ながら自民党和歌山県連の重鎮である[[二階俊博]]と深い関係の構築に成功しており、出馬表明前に選挙戦の指南を仰いだ二階の強い意向が働いたことによる<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASQB86QSJQ9SUTFK002.html|title=二階氏に和歌山の首長ら「忖度」 世耕氏に見せつけた「力量の違い」|author=磯部佳孝,菅原普|date=2022/10/9|accessdate=2022/10/9}}</ref>。また、[[10月19日]]、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党本部]]も岸本を推薦することを正式決定した<ref name="jiji20221019>{{Cite web |title=和歌山知事選で岸本氏推薦 立民:時事ドットコム |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2022101800937&g=pol |website=時事ドットコム |access-date=2022-10-19 |language=ja}}</ref>。[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]和歌山県連も11月10日の告示日までに岸本に推薦を出したことが明らかになった<ref>{{Cite web |title=和歌山県知事選告示 新人3人が立候補 |url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221110/2040013093.html |website=NHK |access-date=2022-11-19}}</ref>。27日に行われた選挙で24万6159票(得票率80.1%)を集め初当選した<ref>{{Cite web |title=和歌山県知事選 元衆院議員の岸本周平氏が初当選 |url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221128/2040013227.html |website=NHK |access-date=2022-11-28}}</ref>。岸本の辞任に伴う和歌山1区の補選では長年議席を争った門博文の支援に回った<ref>{{Cite web|website=自民党|title=岸本知事とタッグを組んで諸課題に全力|date=2023年4月14日|accessdate=2023年4月19日|url=https://www.jimin.jp/news/information/205663.html}}</ref>。 |
[[2022年]][[5月18日]]、同年秋に行われる予定の[[2022年和歌山県知事選挙|和歌山県知事選挙]]への立候補する意向を固めた事が報じられ<ref>{{Cite news |title=和歌山知事選 国民・岸本周平幹事長代行が立候補の意向 |newspaper=毎日新聞 |date=2021-5-20 |author= |url=https://mainichi.jp/articles/20220519/k00/00m/010/302000c |accessdate=2022-5-20}}</ref>、23日に会見で正式に表明した<ref>{{Cite news |title=岸本氏、和歌山知事選出馬を表明 現職の仁坂氏は明言せず |newspaper=産経新聞 |date=2022-5-23 |author= |url=https://www.sankei.com/article/20220523-T2JKBRC6Z5OL7ERN434XCZUBYY/ |accessdate=2022-5-23}}</ref>。同日付で所属する国民民主党に離党届を提出<ref>{{Cite news |title=国民・岸本氏、和歌山知事選出馬を表明 離党届を提出|newspaper=日本経済新聞|date=2022-05-23|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA234N30T20C22A5000000/|accessdate=2022-05-23}}</ref>、7月29日に受理された<ref>{{Cite news |title=岸本周平衆議院議員が国民民主党を離党 |newspaper=NHKニュース |date=2022-7-29 |author= |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220729/k10013742731000.html |accessdate=2022-7-29}}</ref>。9月1日、[[細田博之]][[衆議院議長]]に辞職願を提出、同日辞職が許可された<ref>{{Cite news |title=岸本周平・衆院議員が辞職、和歌山県知事選に立候補へ |newspaper=[[読売新聞]] |date=2022-9-1 |author= |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220901-OYT1T50252/ |accessdate=2022-9-1}}</ref>。[[10月3日]]、国民民主党が既に岸本の推薦を決定している中、[[自由民主党 (日本)|自民党本部]]が岸本を推薦することを正式決定。翌4日、自民党本部にて[[岸田文雄]][[自由民主党総裁|総裁]]から推薦状を交付された<ref>{{Cite news |title=和歌山県知事選 岸本周平氏を推薦|newspaper=自民党|date=2022-10-07|url=https://www.jimin.jp/news/information/204352.html|accessdate=2022-10-09}}</ref>。和歌山県のように自民党が強く[[保守王国]]と呼ばれる地域で自民党が独自候補を擁立せず、自民党出身ではない元国会議員に推薦を取り付けることは異例である<ref name="jiji20221019" />。野党議員ながら自民党和歌山県連の重鎮である[[二階俊博]]と深い関係の構築に成功しており、出馬表明前に選挙戦の指南を仰いだ二階の強い意向が働いたことによる<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASQB86QSJQ9SUTFK002.html|title=二階氏に和歌山の首長ら「忖度」 世耕氏に見せつけた「力量の違い」|author=磯部佳孝,菅原普|date=2022/10/9|accessdate=2022/10/9}}</ref>。また、[[10月19日]]、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党本部]]も岸本を推薦することを正式決定した<ref name="jiji20221019">{{Cite web |title=和歌山知事選で岸本氏推薦 立民:時事ドットコム |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2022101800937&g=pol |website=時事ドットコム |access-date=2022-10-19 |language=ja}}</ref>。[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]和歌山県連も11月10日の告示日までに岸本に推薦を出したことが明らかになった<ref>{{Cite web |title=和歌山県知事選告示 新人3人が立候補 |url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221110/2040013093.html |website=NHK |access-date=2022-11-19}}</ref>。27日に行われた選挙で24万6159票(得票率80.1%)を集め初当選した<ref>{{Cite web |title=和歌山県知事選 元衆院議員の岸本周平氏が初当選 |url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221128/2040013227.html |website=NHK |access-date=2022-11-28}}</ref>。岸本の辞任に伴う和歌山1区の補選では長年議席を争った門博文の支援に回った<ref>{{Cite web|website=自民党|title=岸本知事とタッグを組んで諸課題に全力|date=2023年4月14日|accessdate=2023年4月19日|url=https://www.jimin.jp/news/information/205663.html}}</ref>。 |
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== 政策・主張 == |
== 政策・主張 == |
2023年4月29日 (土) 00:16時点における版
岸本 周平 きしもと しゅうへい | |
---|---|
内閣広報室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1956年7月12日(68歳) |
出生地 | 日本 和歌山県和歌山市 |
出身校 | 東京大学法学部 |
前職 |
国家公務員(大蔵省・財務省) トヨタ自動車渉外部長 内閣府参与 |
所属政党 |
(民主党→) (民進党(玄葉G)→) (希望の党→) (旧国民民主党→) (国民民主党→) 無所属 |
称号 | 法学士 |
配偶者 | 飯田香織(NHK記者) |
公式サイト | 和歌山県知事 岸本周平 official website |
第22代 和歌山県知事 | |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2022年12月17日 - 現職 |
選挙区 | 和歌山1区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 2009年8月31日 - 2022年9月1日 |
岸本 周平(きしもと しゅうへい、1956年〈昭和31年〉7月12日 - )は、日本の政治家、大蔵・財務官僚。和歌山県知事(公選第22代)。
衆議院議員(5期)、内閣府大臣政務官・経済産業大臣政務官(野田第3次改造内閣)、旧国民民主党選挙対策委員長、国民民主党選挙対策委員長、国民民主党幹事長代行を歴任。妻はNHK記者の飯田香織[1]。
来歴
和歌山県和歌山市生まれ。和歌山県立桐蔭高等学校、東京大学法学部(江頭憲治郎ゼミ)卒業[2]。大学卒業後、大蔵省に入省(大臣官房調査企画課[3])。入省同期には後藤茂之(衆議院議員、経済再生担当大臣兼内閣府特命担当大臣)、寺田稔(衆議院議員、元総務大臣)、稲垣光隆(国税庁長官)、枝廣直幹(福山市長)、高橋洋一(嘉悦大学教授)、佐藤慎一(財務事務次官、主税局長、大臣官房長、大臣官房総括審議官)、林信光(元国税庁長官)、山崎達雄(元財務官)、森信親(金融庁長官)、西村善嗣(東京国税局長、国税庁次長)ら23人らがいる。
主税局や主計局主査を経て、大蔵省在職中の1995年、アメリカ合衆国プリンストン大学に留学し、同大学国際問題研究所で客員研究員を務め、翌1996年より客員講師。尚、社会人になってからは英語には無縁であった岸本は帰国後の2000年、40歳を目前にしての英語学習や海外生活での紆余曲折をユーモラスに描いた著書「中年英語組──プリンストン大学のにわか教授」を集英社新書から上梓している。
2004年4月、理財局国庫課長を最後に財務省を退官。トヨタ自動車に入社し、同社渉外部長に就任する。トヨタ自動車では奥田碩の政策スタッフを務め、財界における奥田の活動をサポートした。同年7月の第20回参議院議員通常選挙では、同郷の竹中平蔵の選挙参謀を務める。同年10月より内閣府参与に就任し、構造改革を推進する小泉純一郎首相や竹中平蔵経済財政担当相兼郵政民営化担当相らを支えた。
2005年9月の第44回衆議院議員総選挙を前に内閣府参与を辞任。民主党公認で和歌山1区から出馬したが、自由民主党前職の谷本龍哉に敗れ、落選。
2009年8月の第45回衆議院議員総選挙では和歌山1区で谷本を破り、初当選した。
2010年9月民主党代表選挙では小沢一郎の推薦人となった。
2011年3月、「日本のグランド・デザイン」研究会(玄葉グループ)の結成に参加した。同年8月の民主党代表選挙では野田佳彦の推薦人となった。
2012年10月、野田第3次改造内閣で内閣府大臣政務官(担当は国家戦略、経済財政政策、税制調査会、原子力行政、地球温暖化対策、医療イノベーション[4])兼経済産業大臣政務官(担当指示としてはデフレからの脱却、経済再生の実現、中小企業活性化(特に「小さな企業支援」)、地球温暖化対策、コンテンツ・知的財産制度[4])に任命される。
2012年12月の第46回衆議院議員総選挙では、民主党に猛烈な逆風が吹き荒れる中、和歌山1区で自民党新人の門博文や、自民党を離党し日本維新の会から出馬した元衆議院議員の林潤らを破り、再選(門は比例復活)。
2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では和歌山1区で門を破り、3選(門は比例復活)。
2016年3月27日、民主党と維新の党が合流して結成された民進党に参加した[5]。同年9月の民進党代表選挙では玉木雄一郎の推薦人となった。
2017年9月の民進党代表選挙後、5日の連合和歌山との会合で前原誠司新代表が民進党を解党しなければ離党する考えを示すなど[6][7]、離党を検討していることが報じられ[8][9]、13日に大島敦幹事長から慰留を受けた際には「リベラル系の保守議員で新たな勢力を作る必要がある」と解党論を述べた[10]。その後、最終的には慰留に応じ党に残ることになった[11][12]。
2017年10月の第48回衆議院議員総選挙では希望の党公認で和歌山1区で出馬し、4選(門は比例復活)。
2018年5月7日、民進党と希望の党の合流により結党された国民民主党に参加[13]。5月8日、国民民主党の役員室長に就任した[14]。9月11日より党選挙対策委員長[15]。
2020年8月22日、国民民主党和歌山県連は常任幹事会を開き、立憲民主党との合流新党に参加しないことを決めた。県連代表の岸本は、自身も県連と同一歩調を取る考えを示した[16]。9月15日、新「国民民主党」の設立大会が開かれ、党選挙対策委員長に就任した[17]。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で5選。12月に選対委員長を退任し幹事長代行に就任[18]。
2022年5月18日、同年秋に行われる予定の和歌山県知事選挙への立候補する意向を固めた事が報じられ[19]、23日に会見で正式に表明した[20]。同日付で所属する国民民主党に離党届を提出[21]、7月29日に受理された[22]。9月1日、細田博之衆議院議長に辞職願を提出、同日辞職が許可された[23]。10月3日、国民民主党が既に岸本の推薦を決定している中、自民党本部が岸本を推薦することを正式決定。翌4日、自民党本部にて岸田文雄総裁から推薦状を交付された[24]。和歌山県のように自民党が強く保守王国と呼ばれる地域で自民党が独自候補を擁立せず、自民党出身ではない元国会議員に推薦を取り付けることは異例である[25]。野党議員ながら自民党和歌山県連の重鎮である二階俊博と深い関係の構築に成功しており、出馬表明前に選挙戦の指南を仰いだ二階の強い意向が働いたことによる[26]。また、10月19日、立憲民主党本部も岸本を推薦することを正式決定した[25]。社民党和歌山県連も11月10日の告示日までに岸本に推薦を出したことが明らかになった[27]。27日に行われた選挙で24万6159票(得票率80.1%)を集め初当選した[28]。岸本の辞任に伴う和歌山1区の補選では長年議席を争った門博文の支援に回った[29]。
政策・主張
- 経済
- 2005年、竹中平蔵のブレーンを務めた後、「日本の構造改革に貢献したい。郵政民営化を実現できなかった自民党には限界を感じる」と主張し、民主党から出馬する意志を示した[30]。
- 日本のTPP参加に賛成[31]。
- 消費税の増税には早くから賛意を表明し、2012年6月26日の衆議院本会議で採決された消費税増税法案に反対票を投じた民主党所属議員に対し、厳正な処分を行うよう野田佳彦首相に要望した、当選1回の議員11人のうちの1人である[32]。
- 憲法
- その他
- 永住外国人への地方選挙権付与にどちらかと言えば賛成[34]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成[35]。
- NPO法人フローレンスの駒崎弘樹などが中心となったシンポジウムに、NPO議員連盟の事務局長として参加し、「NPO法人に対する優遇税制」などを守るために立ち上がったという[37]。
- 2015年9月3日、岸本周平・大西健介・緒方林太郎・後藤祐一・中島克仁・福島伸享・宮崎岳志ら当選3期以下の若手衆議院議員でつくる「民主党若手有志の会」は、安保法制成立の原因が「民主党の野党第1党としての力不足にあり、その歴史的な責任は重い」として民主党を解党し新党を樹立するよう岡田克也代表に申し入れた[38]。
不祥事
- 大蔵省接待汚職事件に端を発した「ノーパンしゃぶしゃぶ接待」では、自らもMOF担から接待を受けていた。
- 2009年から2011年にかけて、自身が代表を務める民主党和歌山県第1区総支部に計3,650万円を寄付し、民主党総支部から自らの資金管理団体に4,700万円を迂回寄付させ、所得税の還付を受けていたことが判明した。個人が政治団体に寄付をした場合、寄付金の額に応じて税が還付される制度があり、法律上の問題は生じないものの、「誤解を招く恐れがあるなら運用を改善する」と釈明した[39]。
- 2020年2月6日、自身のFacebookに12時30分頃、自身のTwitterアカウントに15時半頃に「国会内の牛丼チェーン店で牛丼を食べたが、成長ホルモンや成長促進剤を使ったアメリカンビーフの可能性が高く、健康には悪い」旨の投稿を行った。Twitterでは「営業妨害」「風評被害」といった批判が寄せられ、FacebookとTwitterの投稿は削除された。なお、国会内に出店している吉野家のTwitter公式アカウントは健康被害を否定する投稿を行っている[40][41][42][43][44]。その後岸本は、成長ホルモンや防カビ農薬の問題について再度投稿し、日本の畜産では成長ホルモンや成長促進剤は禁止なのに、それらが使われた牛肉の輸入は認められていることに対し問題提起し、少なくとも成長ホルモンや促進剤を使っているかどうかを表示することは必要ではないかということを一緒に考えたかったと選挙ドットコムの取材に答えた[45]。
選挙歴
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
落 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 9月11日 | 49 | 和歌山1区 | 民主党 | 7万8621票 | 39.73% | 1 | 2/3 | / |
当 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 8月30日 | 53 | 和歌山1区 | 民主党 | 12万309票 | 58.15% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 56 | 和歌山1区 | 民主党 | 6万577票 | 34.95% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 58 | 和歌山1区 | 民主党 | 6万7740票 | 47.80% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 61 | 和歌山1区 | 希望の党 | 7万2517票 | 50.36% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 65 | 和歌山1区 | 国民民主党 | 10万3676票 | 62.73% | 1 | 1/2 | / |
当 | 和歌山県知事選挙 | 2022年11月27日 | 66 | ―― | 無所属 | 24万6519票 | 80.12% | 1 | 1/3 | / |
年譜
- 1956年7月12日 - 和歌山県和歌山市三番丁に生まれる。
- 1969年 - 和歌山市立広瀬小学校を卒業する。
- 1972年 - 和歌山市立城東中学校を卒業する。
- 1975年 - 和歌山県立桐蔭高等学校を卒業する。
- 1980年 - 東京大学法学部卒業、大蔵省入省。
- 1984年 - 大蔵省理財局資金第一課企画係長[46]。
- 1985年 - 関税務署長。
- 1986年 - 中曽根康弘内閣総理大臣秘書官付(秘書官補)。
- 1988年 - 大蔵省主税局税制第一課長補佐(法人税担当)。
- 1990年 - 大蔵省主計局主査(通商産業省担当)。
- 1995年 - プリンストン大学国際問題研究所客員研究員
- 1996年 - プリンストン大学東洋学部客員講師
- 1998年 - 大蔵省国際局アジア通貨室長
- 2000年 - 通商産業省情報処理システム開発課長
- 2001年 - 経済産業省文化情報関連産業課長
- 2002年 - 財務省理財局国庫課長
- 2004年 - 財務省退官、トヨタ自動車入社、内閣府政策参与
- 2005年 - 第44回衆議院議員総選挙に和歌山1区から民主党公認で出馬したが、落選
- 2009年8月30日 - 第45回衆議院議員総選挙に和歌山1区から民主党公認で出馬し、衆議院議員に初当選
- 2012年10月1日 - 内閣府大臣政務官・経済産業大臣政務官(野田第3次改造内閣)
- 2012年12月16日 - 第46回衆議院議員総選挙に和歌山1区から民主党公認で出馬し、再選
- 2014年12月14日 - 第47回衆議院議員総選挙に和歌山1区から民主党公認で出馬し、3選
- 2017年10月22日 - 第48回衆議院議員総選挙に和歌山1区から希望の党公認で出馬し、4選
- 2021年10月31日 - 第49回衆議院議員総選挙に和歌山1区から国民民主党公認で出馬し、5選
- 2022年11月27日 - 和歌山県知事選挙に無所属(自由民主党・立憲民主党・国民民主党・社会民主党和歌山県連合推薦)で出馬し、当選
著書
- 単著
- 『中年英語組 - プリンストン大学のにわか教授』(集英社新書、2000年)
- 論文
関連項目
脚注
- ^ NHK人気女性キャスター 民主党議員と結婚していた 『週刊朝日』 2013年9月6日号
- ^ 岸本周平 Blog > これからの「正義」の話をしよう
- ^ プロフィール 独立行政法人経済産業研究所
- ^ a b 内閣府大臣政務官にも任命されました! 公式ホームページ
- ^ “民進党が結成大会 衆参156人、代表に岡田克也氏選出”. 朝日新聞. (2016年3月27日) 2016年3月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “支持率低迷する民進党の解党を主張…岸本周平氏、和歌山県連代表退任へ 離党も視野か”. 産経新聞. (2017年9月7日)
- ^ “岸本・民進衆院議員:「解党なければ離党」 連合幹部に /和歌山”. 毎日新聞. (2017年9月7日)
- ^ “民進衆院議員5人、離党へ 来週にも 細野・若狭氏と連携か”. 産経新聞. (2017年9月9日)
- ^ “民進:離党5人前後か 衆院3補選へ影響必至”. 毎日新聞. (2017年9月9日)
- ^ “民進 大島幹事長 離党懸念の衆院議員と会談”. NHK. (2017年9月13日). オリジナルの2017年9月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民進離党ドミノ】笠浩史氏と後藤祐一氏が離党届提出 離反者は計3人に 前原誠司代表は“終息宣言””. 産経新聞. (2017年9月15日)
- ^ “岸本氏、民進から衆院選出馬の方針 離党は見送りへ”. 産経新聞. (2017年9月21日)
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- ^ 毎日新聞2012年6月27日 民主党:亀裂は深まるばかり 処分問題が本格化も
- ^ 2012衆院選 和歌山1区 岸本 周平 - 毎日jp
- ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
- ^ 選択夫婦別姓アンケート、mネット、2014年
- ^ 自身のブログ
- ^ 岸本周平オフィシャルサイト NPOへの寄付金税制を守れ!2014年10月10日13:04
- ^ “岸本議員ら民主・岡田代表に解党要請”. 和歌山新報. (2015年9月7日). オリジナルの2015年9月8日時点におけるアーカイブ。
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- ^ “国民民主・岸本周平議員「成長ホルモンや成長促進剤を使ったアメリカンビーフの可能性が高く健康には悪い」 SNSへの投稿を吉野家が否定”. ガジェット通信 (2020年2月6日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ 小山由宇 (2020年2月7日). “国民・岸本氏、「牛丼は健康に悪い」とツイート 吉野家「大丈夫だよ」反論に削除、謝罪”. 毎日新聞 2020年2月8日閲覧。
- ^ “牛丼写真に「健康に悪い」 国民・岸本氏が投稿、削除”. 産経ニュース (2020年2月6日). 2020年2月8日閲覧。
- ^ “国民議員、牛丼を「健康に悪い」岸本氏が写真投稿、削除”. 福井新聞. (2020年2月6日) 2020年2月8日閲覧。
- ^ MAG2NEWS編集部 NK (2020年2月7日). “ノーパンしゃぶしゃぶ議員、吉野家の牛丼「健康に悪い」投稿を謝罪”. MAG2NEWS. 2020年2月8日閲覧。
- ^ 選挙ドットコム株式会社 (2020年2月21日). “牛丼ツイートで大炎上の岸本周平議員に聞く 牛肉の成長ホルモン剤「国内はダメだけど輸入はOK」はおかしいと思う。”. 選挙ドットコム. 2020年2月21日閲覧。
- ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1985年発行、508頁
外部リンク
- 和歌山県知事 岸本周平 official website
- ようこそ知事室へ - 和歌山県
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公職 | ||
---|---|---|
先代 仁坂吉伸 |
和歌山県知事 公選第22代:2022年 - |
次代 現職 |
先代 園田康博 郡和子 大串博志 稲見哲男 北神圭朗 |
内閣府大臣政務官 加賀谷健 郡和子 金子恵美 稲見哲男 大野元裕 本多平直 高山智司と共同 2012年 |
次代 山際大志郎 亀岡偉民 島尻安伊子 北村茂男 平将明 秋野公造 佐藤正久 |
先代 中根康浩 北神圭朗 |
経済産業大臣政務官 本多平直と共同 2012年 |
次代 佐藤ゆかり 平将明 |
党職 | ||
先代 (結党) |
国民民主党選挙対策委員長 初代:2020年 - 2021年 |
次代 前原誠司 |
先代 大島敦 |
旧国民民主党選挙対策委員長 第2代:2018年 ー 2020年 |
次代 (解党) 新・国民民主党へ |