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ミニュアースは父クリューセースに次いでオルコメノスの王となった。ミニュアースは莫大な財産の持ち主で、ギリシア人で最初に宝物庫を建設したといわれる。これは'''ミニュアースの宝物庫'''として知られ、[[パウサニアス]]はギリシアの驚異として[[ミュケーナイ]]の城壁とともに紹介している<ref>パウサニアス、9巻36・4-36・5。</ref><ref>パウサニアス、9巻38・2。</ref>。オルコメノスの人々はミニュアースにちなんでミニュアース人(ミニュアイ)と呼ばれたが<ref name=pa_9_36_4 />、[[アルゴナウタイ]]もしばしばミニュアースの子孫と呼ばれ、それはアルゴナウタイたちがミニュアースの娘たちの血を引いているからだとも<ref>ロドスのアポローニオス、229行-231行。</ref><ref name=Hy_14 />、[[イアーソーン]]の母がミニュアースの孫だからだともいわれる<ref name=Hy_14 />。
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== 解釈 ==
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こうした考古学上の知見はミニュアイ人の語源に関する研究とも一致している。[[パウル・クレッチマー]]はミニュアイを'''スミニュエー''' {{lang|grc|σμινύη}} (唐鍬)と関連付け、農耕民族だったと結論付けているのである<ref name=FV>フランシス・ヴィアン「オルコメノス伝説の構造」(『比較神話学の現在』収録)。</ref>。一方、[[マーティン・バナール]]はエジプト語の Mniw (牧夫)に由来していると主張している<ref>マーティン・バナール『黒いアテナⅡ』邦訳、上巻p.249。</ref>。
こうした考古学上の知見はミニュアイ人の語源に関する研究とも一致している。[[パウル・クレッチマー]]はミニュアイを'''スミニュエー''' {{lang|grc|σμινύη}} (唐鍬)と関連付け、農耕民族だったと結論付けているのである<ref name=FV>フランシス・ヴィアン「オルコメノス伝説の構造」(『比較神話学の現在』収録)。</ref>。一方、[[マーティン・バナール]]はエジプト語の Mniw (牧夫)に由来していると主張している<ref>マーティン・バナール『黒いアテナⅡ』邦訳、上巻p.249。</ref>。


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==系図==
==系図==
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* [[オウィディウス]]『変身物語(上)』[[中村善也]]訳、岩波文庫(1981年)
* [[オウィディウス]]『変身物語(上)』[[中村善也]]訳、岩波文庫(1981年)
*『[[オデュッセイア]]/[[アルゴナウティカ]]』[[松平千秋]]・[[岡道男]]訳、[[講談社]](1982年)
*『[[オデュッセイア]]/[[アルゴナウティカ]]』[[松平千秋]]・[[岡道男]]訳、[[講談社]](1982年)
* [[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* [[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* [[ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』[[松田治]]・青山照夫訳、[[講談社学術文庫]](2005年)
* [[ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』[[松田治]]・青山照夫訳、[[講談社学術文庫]](2005年)
* 『[[ヘシオドス]] 全作品』[[中務哲郎]]訳、[[京都大学学術出版会]](2013年)
* 『[[ヘシオドス]] 全作品』[[中務哲郎]]訳、[[京都大学学術出版会]](2013年)

2021年11月15日 (月) 10:55時点における版

オルコメノス。ミニュアース王のもとで最も繁栄したとされる。
かつてのボイオーティア地方。中央部にコパイス湖があり、その北岸にオルコメノス市。

ミニュアース古希: Μινύας, Minyās)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してミニュアスとも表記される。ボイオーティア地方のオルコメノスの王である。

神話

ミニュアースはハルモスの娘クリューソゴネイアとポセイドーンの子クリューセースの子であり[1]オルコメノスの父といわれる[2]。しかしゼウスとイソノエーの子のオルコメノスの子であるとも[3]ポセイドーンカリロエーの子であるともいわれる[4]

ミニュアースの妻はヒュペルパスの娘エウリュアナッサで[5]、子供にはオルコメノスのほかに、キュパリッソス[6][4]クリュメネー[7][8][5][9]、ペリクリュメネー[9]、また鳥になったと伝えられる3人の娘たちミニュアデスがいた[10][11][12][13]

ミニュアースは父クリューセースに次いでオルコメノスの王となった。ミニュアースは莫大な財産の持ち主で、ギリシア人で最初に宝物庫を建設したといわれる。これはミニュアースの宝物庫として知られ、パウサニアスはギリシアの驚異としてミュケーナイの城壁とともに紹介している[14][15]。オルコメノスの人々はミニュアースにちなんでミニュアース人(ミニュアイ)と呼ばれたが[1]アルゴナウタイもしばしばミニュアースの子孫と呼ばれ、それはアルゴナウタイたちがミニュアースの娘たちの血を引いているからだとも[16][9]イアーソーンの母がミニュアースの孫だからだともいわれる[9]

解釈

神話におけるオルコメノスの繁栄をもっともよく物語っているのはハインリヒ・シュリーマンの発掘である。彼はこの地にミケーネ時代の大型のトロス式墳墓を発見したが、この墳墓はミケーネ遺跡の「アトレウスの宝庫」や「クリュタイムネストラの墓」に匹敵する規模である。この発見によって、ミニュアースの莫大な富の伝説が少なくともミケーネ文明までさかのぼることが明らかとなった。

ストラボンによれば、オルコメノスに富をもたらした大きな要因はコパイス湖英語版周辺の肥沃な大地で、コパイス湖はストラボンの時代よりも小さく、その周囲には耕作に適した土地が広がっていたことを挙げてオルコメノスの富の伝説の根拠としている[17]。考古学者たちはそれだけでなく古代オルコメノス人は肥沃な土地を利用するために干拓を行ったとも考えている。彼らによればコパイス湖の干拓は後期青銅器時代(ミケーネ時代)かあるいはそれ以前にさかのぼり[18]、それを裏付けるかのように穀物倉庫跡と思われる遺構も複数発見されている[19]

こうした考古学上の知見はミニュアイ人の語源に関する研究とも一致している。パウル・クレッチマーはミニュアイをスミニュエー σμινύη (唐鍬)と関連付け、農耕民族だったと結論付けているのである[20]。一方、マーティン・バナールはエジプト語の Mniw (牧夫)に由来していると主張している[21]

ジョルジュ・デュメジル比較神話研究パウサニアスの伝えるオルコメノスの神話的諸王の解釈に応用したフランシス・ヴィアンフランス語版によると、ミニュアースはエテオクレースプレギュアースとともに、印欧語族に特徴的な神々の世界ないし人間の社会を祭司、戦士、農耕・牧畜民の3つないし4つの階級に区分する三機能イデオロギーを象徴する王であると主張している。すなわちカリス女神の祭祀を創始したエテオクレースは祭司階級を、ギリシア中から優れた戦士を集めて戦士集団プレギュアイを形成したプレギュアースは戦士階級を、そして富においてオルコメノスのあらゆる先王を超えたミニュアースは農耕・牧畜階級を象徴していると。またパウサニアスの系譜についても、ミニュアースとプレギュアースが対になっているにもかかわらず、ミニュアースの前にクリューセースなる父王が挿入されているのは、系譜的にプレギュアースとの間に一世代のずれを生じさせるためであり、それによってオルコメノスの社会機構が形成される過程を歴史的に描いていると指摘、ミケーネ時代のピュロスに確認されるのと同じ社会機構が、同じ時代のオルコメノスにも存在したことを神話の中に見出すことが出来るとしている[20]

系図

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アイオロス
 
アトラース
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シーシュポス
 
メロペー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テルサンドロス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オルニュティオーン
 
 
 
 
 
 
 
ニーソス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハルモス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コローノス
 
ハリアルトス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ポーコス
 
トアース
 
ポセイドーン
 
エウリュノメー
 
グラウコス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アレース
 
クリューセー
 
 
 
ポセイドーン
 
クリューソゴネイア
 
 
 
ダーモポーン
 
 
 
ベレロポーン
 
 
 
ピロノエー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
プレギュアース
 
 
 
 
 
 
 
クリューセース
 
 
 
 
 
プロポダース
 
 
 
イーサンドロス
 
ヒッポロコス
 
ゼウス
 
ラーオダメイア
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アポローン
 
コローニス
 
イスキュス
 
 
 
ミニュアース
 
 
 
ドーリダース
 
ヒュアンティダース
 
 
 
 
 
グラウコス
 
 
 
サルペードーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アスクレーピオス
 
 
 
オルコメノス
 
ピュラコス
 
クリュメネー
 
イーアソス
 
ミニュアデス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マカーオーン
 
ポダレイリオス
 
 
 
 
 
イーピクロス
 
アルキメデー
 
アタランテー
 


脚注

  1. ^ a b パウサニアス、9巻36・4。
  2. ^ パウサニアス、9巻36・6。
  3. ^ アントーニーヌス・リーベラーリス邦訳の註、p.59。
  4. ^ a b 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.274a。
  5. ^ a b オデュッセイア』11巻326行への古註(中務哲郎訳『ヘシオドス全作品』p.296)。
  6. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.109a。
  7. ^ ロドスのアポローニオス、1巻232行-233行。
  8. ^ アポロドーロス、3巻9・2。
  9. ^ a b c d ヒュギーヌス、14話。
  10. ^ プルタルコス「ヘラス設問集」38。”. バルバロイ!. 2019年11月17日閲覧。
  11. ^ オウィディウス変身物語』4巻。
  12. ^ アイリアノス『ギリシア奇談集』3巻42。
  13. ^ アントーニーヌス・リーベラーリス、10話。
  14. ^ パウサニアス、9巻36・4-36・5。
  15. ^ パウサニアス、9巻38・2。
  16. ^ ロドスのアポローニオス、229行-231行。
  17. ^ ストラボン、9巻2・40。
  18. ^ マーティン・バナール『黒いアテナⅡ』邦訳、上巻p.251。
  19. ^ スピリドン・マイナトス、1946年(マーティン・バナール『黒いアテナⅡ』邦訳、上巻p.251)
  20. ^ a b フランシス・ヴィアン「オルコメノス伝説の構造」(『比較神話学の現在』収録)。
  21. ^ マーティン・バナール『黒いアテナⅡ』邦訳、上巻p.249。

参考文献

外部リンク