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「菅義偉内閣」の版間の差分

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{{告知|議論|名称に関するトリビアについて|section=「名称に関するトリビア」について}}

{{日本の内閣記事
{{日本の内閣記事
|内閣名 = 菅義偉内閣
|内閣名 = 菅義偉内閣
|ふりがな = すがよしひでないかく
|ふりがな = すがよしひでないかく
|天皇 = 第126代 [[徳仁]]
|代数 = 99
|代数 = 99
|首相名 = 菅義偉
|首相名 = 菅義偉
|前職 = [[内閣官房長官]]、[[拉致問題対策本部#拉致問題担当大臣|拉致問題担当大臣]]、[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]及び[[自由民主党総裁]]
|前職 = [[内閣官房長官]]、[[拉致問題対策本部#拉致問題担当大臣|拉致問題担当大臣]]、[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]及び[[自由民主党総裁]]
|成立年 = [[2020年]]（[[令和]]2年）
|成立年 = [[2020年]]（[[令和]]2年）
|成立月日 = [[9月16日]]
|成立月日 = 9月16日
|終了年=
|終了年= [[2021年]]（令和3年）
|終了月日=
|終了月日=10月4日
|与党 = [[自由民主党 (日本)|自由民主党]]、[[公明党]]<br />（[[自公連立政権]]）
|与党 = [[自由民主党 (日本)|自由民主党]]、[[公明党]]<br />（[[自公連立政権]]）
|成立事由 = 前首相の辞任
|選挙 =
|終了事由 = 首相の辞任（総裁任期満了に伴う）
|解散 =
|前内閣 = [[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]
|名簿 = https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/meibo/index.html
|次内閣 = [[第1次岸田内閣]]
|名簿 = https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/099.html#link01
|画像 = [[ファイル:Suga Government 20200916.jpg|250px]]
|画像 = [[ファイル:Suga Government 20200916.jpg|250px]]
|画像説明 = [[認証官#認証官任命式と認証の形式|国務大臣任命式]]後の記念撮影<br />（2020年9月16日）
|画像説明 = [[認証官#認証官任命式と認証の形式|国務大臣任命式]]後の記念撮影<br />（2020年9月16日）
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[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]と[[公明党]]を[[与党]]とする[[連立政権|連立内閣]]（[[自公連立政権]]）である。
[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]と[[公明党]]を[[与党]]とする[[連立政権|連立内閣]]（[[自公連立政権]]）である。


[[安倍晋三]]首相兼自由民主党総裁の辞意表明に伴って実施された[[2020年自由民主党総裁選挙]]において[[内閣官房長官]]の[[菅義偉]]が第26代自由民主党総裁に選出されたことを受け、[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]の[[内閣総辞職]]に伴って、その後継政権として成立した。
自由民主党総裁の[[安倍晋三]]の辞意表明に伴って実施された[[2020年自由民主党総裁選挙|総裁選挙]]において菅が第26代総裁に選出された。これを受け、[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]が[[内閣総辞職|総辞職]]したことにより、その後継政権として成立した。

[[鈴木善幸内閣]]以来戦後2度目の[[東北地方|東北]]出身者による内閣である。

[[菅直人]]（こちらの名字は「かん」と読む）が組閣した内閣と区別するため、フルネームの菅義偉内閣と表記されることが多い。

== 内閣の顔ぶれ・人事 ==
'''所属政党・出身:'''

{{color box|#e5ccff}} [[自由民主党 (日本) |自由民主党]]（[[清和政策研究会|細田派]]） {{color box|#ffffcc}} 自由民主党（[[宏池会|岸田派]]） {{color box|#ccffff}} 自由民主党（[[平成研究会|旧竹下派]]） {{color box|#ffe5cc}} 自由民主党（[[志公会|麻生派]]） {{color box|#c1e0ff}} 自由民主党（[[志帥会|二階派]]）

{{color box|#ccffe5}} 自由民主党（[[近未来政治研究会|石原派]]） {{color box|#ffccff}} 自由民主党（[[有隣会|谷垣G]]） {{color box|#b2b2ff}} 自由民主党（[[水月会|石破派]]） {{color box|#B6FBB6}} 自由民主党（無派閥） {{color box|#ffc1e0}} [[公明党]] <br/>{{color box|#dcdcdc}} 中央省庁・民間


== 内閣の顔ぶれ、人事 ==
=== 国務大臣 ===
=== 国務大臣 ===
2020年（令和2年）9月16日任命。
2020年（令和2年）9月16日任命。
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!特命事項等
!特命事項等
!備考
!備考
|-style="background:#B6FBB6
|-
![[内閣総理大臣]]
![[内閣総理大臣]]
|[[菅義偉]]
|[[菅義偉]]
| [[ファイル:Suga Yoshihide.jpg|60px]]
| [[File:Yoshihide Suga 20200924 (cropped 2).jpg|60px]]
|[[衆議院]]<br />[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]<br />（無派閥）
|[[衆議院]]<br />[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]<br />（[[ガネーシャの会|菅グループ]]）
|
|
|[[自由民主党総裁]]
|[[自由民主党総裁]]<br/>横滑り
|-style="background:#ffe5cc"
|-
![[副総理]]<br />[[財務大臣]]<br />[[内閣府特命担当大臣]]<br />[[内閣府特命担当大臣（金融担当）|（金融）]]
![[副総理]]<br />[[財務大臣 (日本)|財務大臣]]<br />[[内閣府特命担当大臣]]<br />[[内閣府特命担当大臣（金融担当）|（金融）]]
|[[麻生太郎]]
|[[麻生太郎]]
| [[ファイル:Aso Taro.jpg|60px]]
| [[ファイル:Tarō Asō 20170920 (cropped 2).jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[志公会|麻生派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[志公会|麻生派]]）
|[[デフレ脱却担当大臣|デフレ脱却担当]]<br />[[内閣総理大臣臨時代理]]<br />就任順位第1位（[[副総理]]）
|[[デフレ脱却担当大臣|デフレ脱却担当]]<br />[[内閣総理大臣臨時代理]]<br />就任順位第1位（[[副総理]]）
|再任
|再任
|-style="background:#c1e0ff"
|-
![[総務大臣]]
![[総務大臣]]
|[[武田良太]]
|[[武田良太]]
| [[ファイル:Ryota Takeda.jpg|60px]]
| [[ファイル:Ryōta Takeda 20191224 (no background) (cropped).jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[志帥会|二階派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[志帥会|二階派]]）
|
|
|横滑り
|横滑り
|-style="background:#ffffcc"
|-
![[法務大臣]]
![[法務大臣]]
|[[上川陽子]]
|[[上川陽子]]
| [[ファイル:Yoko Kamikawa cropped 3 Taku Otsuka Tim Hitchens and Yoko Kamikawa 20150401.jpg|60px]]
| [[ファイル:Yōko Kamikawa 20200916.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[宏池会|岸田派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[宏池会|岸田派]]）
|
|
|再入閣
|再入閣
|-style="background:#ccffff"
|-
![[外務大臣 (日本)|外務大臣]]
![[外務大臣 (日本)|外務大臣]]
|[[茂木敏充]]
|[[茂木敏充]]
| [[ファイル:Toshimitsu Motegi.jpg|60px]]
| [[ファイル:Toshimitsu Motegi 20200916.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[平成研究会|竹下派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[平成研究会|竹下派]]）
|内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第3位
|内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第3位
|再任
|再任
|-style="background:#e5ccff"
|-
![[文部科学大臣]]
![[文部科学大臣]]
|[[萩生田光一]]
|[[萩生田光一]]
| [[ファイル:Koichi Hagiuda 201608.jpg|60px]]
| [[ファイル:Kōichi Hagiuda 20200916.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[清和政策研究会|細田派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[清和政策研究会|細田派]]）
|[[教育再生実行会議#国務大臣 (教育再生担当)|教育再生担当]]<br />[[国立国会図書館連絡調整委員会|国立国会図書館連絡調整委員会委員]]
|[[教育再生実行会議#教育再生担当大臣|教育再生担当]]<br />[[国立国会図書館連絡調整委員会|国立国会図書館連絡調整委員会委員]]
|再任
|再任
|-style="background:#b2b2ff"
|-
![[厚生労働大臣]]
![[厚生労働大臣]]
|[[田村憲久]]
|[[田村憲久]]
| [[ファイル:Norihisa TAMURA 01.jpg|60px]]
| [[ファイル:Norihisa TAMURA 01.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[水月会|石破派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[水月会|石破派]]）
|[[働き方改革実現会議#国務大臣 (働き方改革担当)|働き方改革担当]]
|[[働き方改革実現会議#国務大臣 (働き方改革担当)|働き方改革担当]]<br />内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第5位（2021年2月18日以降）
|再入閣
|再入閣
|-style="background:#e5ccff"
|-
![[農林水産大臣]]
![[農林水産大臣]]
|[[野上浩太郎]]
|[[野上浩太郎]]
| [[ファイル:Kōtarō Nogami.jpg|60px]]
| [[ファイル:Kotaro Nogami 20200916.jpg|60px]]
|[[参議院]]<br />自由民主党<br />（細田派）
|[[参議院]]<br />自由民主党<br />（細田派）
|
|
|初入閣
|初入閣
|-style="background:#B6FBB6"
|-
![[経済産業大臣]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（原子力損害賠償・廃炉等支援機構担当）|（原子力損害賠償・<br />廃炉等支援機構）]]
![[経済産業大臣]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（原子力損害賠償・廃炉等支援機構担当）|（原子力損害賠償・<br />廃炉等支援機構）]]
|[[梶山弘志]]
|[[梶山弘志]]
| [[ファイル:Kajiyama hiroshi.jpg|60px]]
| [[ファイル:Hiroshi Kajiyama Minister of Economy, Trade and Industry (cropped).jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（無派閥）
|衆議院<br />自由民主党<br />（無派閥）
|[[産業競争力会議|産業競争力]]担当<br />[[ロシアの経済|ロシア経済]]分野協力担当<br />[[原子力]]経済被害担当
|[[産業競争力会議|産業競争力]]担当<br />[[ロシアの経済|ロシア経済]]分野協力担当<br />[[原子力]]経済被害担当
|再任
|再任
|-style="background:#ffc1e0"
|-
![[国土交通大臣]]
![[国土交通大臣]]
|[[赤羽一嘉]]
|[[赤羽一嘉]]
| [[ファイル:Kazuyoshi Akaba.jpg|60px]]
| [[ファイル:Kazuyoshi Akaba September 2020.jpg|60px]]
|衆議院<br />[[公明党]]
|衆議院<br />[[公明党]]
|[[水循環政策本部|水循環政策]]担当
|[[水循環政策本部|水循環政策]]担当
|再任
|再任
|-style="background:#B6FBB6"
|-
![[環境大臣]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（原子力防災担当）|（原子力防災）]]
![[環境大臣]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（原子力防災担当）|（原子力防災）]]
|[[小泉進次郎]]
|[[小泉進次郎]]
| [[ファイル:Shinjiro Koizumi.jpg|60px]]
| [[ファイル:Shinjirō Koizumi 20200718.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（無派閥）
|衆議院<br />自由民主党<br />（無派閥）
|[[気候変動]]担当<br />（2021年3月9日以降）
|
|再任
|再任
|-style="background:#e5ccff"
|-
![[防衛大臣]]
![[防衛大臣]]
|[[岸信夫]]
|[[岸信夫]]
| [[ファイル:Nobuo Kishi cropped 2 Nobuo Kishi 20140519.jpg|60px]]
| [[ファイル:Nobuo Kishi 20200916.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（細田派）
|衆議院<br />自由民主党<br />（細田派）
|
|
|初入閣
|初入閣
|-style="background:#ccffff"
|-
![[内閣官房長官]]
![[内閣官房長官]]
|[[加藤勝信]]
|[[加藤勝信]]
| [[ファイル:Katsunobu Katō.jpg|60px]]
| [[ファイル:Katsunobu Katō 20201017 (cropped).jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（竹下派）
|衆議院<br />自由民主党<br />（竹下派）
|[[沖縄県|沖縄]][[在日米軍|基地負担軽減]]担当<br />[[拉致問題対策本部#拉致問題担当大臣|拉致問題担当]]<br />内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第2位
|[[沖縄の米軍基地|沖縄基地負担軽減]]担当<br />[[拉致問題対策本部#拉致問題担当大臣|拉致問題担当]]<br />内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第2位
|横滑り
|横滑り
|-style="background:#ffffcc"
|-
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（マイナンバー制度担当）|（マイナンバー制度）]]
| rowspan="2" |[[平井卓也]]
| rowspan="2" |[[ファイル:Takuya Hirai 20200916.jpg|60px]]
| rowspan="2" |衆議院<br />自由民主党<br />（岸田派）
|[[デジタル改革担当大臣|デジタル改革担当]]<br />[[情報通信技術担当大臣|情報通信技術（IT）政策担当]]
|再入閣<br /><small>2021年9月1日免</small><ref name=":0" group="注" />
|-style="background:#ffffcc"
![[デジタル大臣]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（個人情報保護委員会担当）|（個人情報保護委員会）]]
|
|<small>2021年9月1日任</small><ref group="注" name=":0">[[デジタル庁]]設置に伴う職名の変更。</ref>
|-style="background:#c1e0ff"
![[復興大臣]]
![[復興大臣]]
|[[平沢勝栄]]
|[[平沢勝栄]]
| [[ファイル:Katsuei Hirasawa 2020.jpg|60px]]
| [[ファイル:Hirasawa katsuei (2020).jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（二階派）
|衆議院<br />自由民主党<br />（二階派）
|[[福島第一原子力発電所事故|福島原発事故]]再生総括担当
|[[福島第一原子力発電所事故|福島原発事故]]再生総括担当
|初入閣
|初入閣
|-style="background:#B6FBB6"
|-
![[国家公安委員会委員長]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（防災担当）|（防災）]]<br />[[総合海洋政策本部#歴代の副本部長|（海洋政策）]]
!rowspan="2"|[[国家公安委員会委員長]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（防災担当）|（防災）]]<br />[[総合海洋政策本部#歴代の副本部長|（海洋政策）]]
|[[小此木八郎]]
|[[小此木八郎]]
| [[ファイル:Okonogi hachirou.jpg|60px]]
| [[ファイル:20200916 Okonogi Hachirou.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（無派閥）
|衆議院<br />自由民主党<br />（無派閥）
|[[藤井聡|国土強靭化]]担当<br />[[領土・主権対策企画調整室#歴代の担当大臣|領土問題担当]]
|[[国土強靭化推進室#国土強靭化担当大臣|国土強靭化担当]]<br />[[領土・主権対策企画調整室#歴代の担当大臣|領土問題担当]]
|再入閣<br /><small>2021年6月25日免</small>
|再入閣
|-style="background:#ffe5cc"
|-
|[[棚橋泰文]]
|[[ファイル:20210625 Tanahashi Yasufumi.jpg|60px]]
| rowspan="2" |衆議院<br />自由民主党<br />（麻生派）
|国土強靭化担当<br />領土問題担当
|再入閣<br /><small>2021年6月25日任</small>
|-style="background:#ffe5cc"
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策担当）|（沖縄及び北方対策）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（規制改革担当）|（規制改革）]]
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策担当）|（沖縄及び北方対策）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（規制改革担当）|（規制改革）]]
|[[河野太郎]]
|[[河野太郎]]
| [[ファイル:Taro Kono Kantei Photo.jpg|60px]]
| [[ファイル:Taro Kono 20200916.jpg|60px]]
|[[行政改革担当大臣|行政改革担当]]<br />[[内閣人事局#歴代国家公務員制度担当大臣|国家公務員制度担当]]<br />[[ワクチン接種推進担当大臣|ワクチン接種推進担当]]<br />（2021年1月18日以降）<br />内閣総理大臣臨時代理<br/>就任順位第4位
|衆議院<br />自由民主党<br />（麻生派）
|[[行政改革]]担当<br />[[内閣人事局#歴代国家公務員制度担当大臣|国家公務員制度担当]]<br />内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第4位
|横滑り
|横滑り
|-style="background:#ccffe5"
|-
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（少子化対策担当）|（少子化対策）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（地方創生担当）|（地方創生）]]
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（少子化対策担当）|（少子化対策）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（地方創生担当）|（地方創生）]]
|[[坂本哲志]]
|[[坂本哲志]]
| [[ファイル:Tetsushi Sakamoto 2020.jpg|60px]]
| [[ファイル:Tetsushi Sakamoto 20200916.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[近未来政治研究会|石原派]]）
|衆議院<br />自由民主党<br />（[[近未来政治研究会|石原派]]）
|[[一億総活躍国民会議|一億総活躍担当]]<br />[[まち・ひと・しごと創生法|まち・ひと・しごと創生]]担当
|[[一億総活躍国民会議|一億総活躍担当]]<br />[[まち・ひと・しごと創生法|まち・ひと・しごと創生]]担当<br />[[孤独・孤立対策担当室#孤独・孤立対策担当大臣|孤独・孤立対策担当]]<br />（2021年2月12日以降）
|初入閣
|初入閣
|-style="background:#e5ccff"
|-
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（経済財政政策担当）|（経済財政政策）]]
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（経済財政政策担当）|（経済財政政策）]]
|[[西村康稔]]
|[[西村康稔]]
| [[ファイル:Yasutoshi Nishimura cropped 2 Urmas Paet and Yasutoshi Nishimura 20140131.jpg|60px]]
| [[ファイル:Yasutoshi Nishimura 20200916.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（細田派）
|衆議院<br />自由民主党<br />（細田派）
|[[日本経済再生本部#経済再生担当大臣|経済再生担当]]<br />[[日本の福祉|全世代型社会保障改革]]担当
|[[経済再生担当大臣|経済再生担当]]<br />[[日本の福祉|全世代型社会保障改革]]担当<br />[[新型コロナ対策・健康危機管理担当大臣|新型コロナウイルス感染症対策担当]]
|再任
|再任
|-style="background:#e5ccff"
|-
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（マイナンバー制度担当）|（マイナンバー制度）]]
! rowspan="2" |内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（男女共同参画担当）|（男女共同参画）]]
|[[平井卓也]]
| [[ファイル:HTakuya20190618.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（岸田派）
|[[国務大臣 (デジタル改革担当)|デジタル改革担当]]<br />[[情報技術|情報通信技術（IT）]]政策担当
|再入閣
|-
![[無任所大臣 (日本)|国務大臣]]<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（男女共同参画担当）|（男女共同参画）]]
|[[橋本聖子]]
|[[橋本聖子]]
| [[ファイル:Hashimoto Seiko (2019).jpg|60px]]
| [[ファイル:Seiko Hashimoto 20100826 (cropped).jpg|60px]]
|参議院<br />自由民主党<br />（細田派）
| rowspan="2" |参議院<br />自由民主党<br />（細田派）
|[[国務大臣（東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当）|東京オリンピック競技大会・<br />パラリンピック競技大会担当]]<br />[[女性活躍推進#女性活躍担当大臣|女性活躍担当]]<br />内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第5位
|[[東京オリンピック・パラリンピック担当大臣|東京オリンピック・<br />パラリンピック競技大会担当]]<br />[[女性活躍推進#女性活躍担当大臣|女性活躍担当]]<br />内閣総理大臣臨時代理<br />就任順位第5位
|再任<br /><small>2021年2月18日免</small>
|再任
|-style="background:#e5ccff"
|-
| [[丸川珠代]]
!国務大臣<br />内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（消費者及び食品安全担当）|（消費者及び食品安全）]]<br />[[クールジャパン|（クールジャパン戦略）]]<br />[[知的財産戦略本部|（知的財産戦略）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（科学技術政策担当）|（科学技術政策）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（宇宙政策担当）|（宇宙政策）]]
| [[ファイル:Tamayo Murakawa 20210218.jpg|60px]]
|東京オリンピック・<br />パラリンピック競技大会担当<br />女性活躍担当
| 再入閣<br /><small>2021年2月18日任</small>
|-style="background:#ffe5cc"
!内閣府特命担当大臣<br />[[内閣府特命担当大臣（消費者及び食品安全担当）|（消費者及び食品安全）]]<br />[[クールジャパン|（クールジャパン戦略）]]<br />[[知的財産戦略本部|（知的財産戦略）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（科学技術政策担当）|（科学技術政策）]]<br />[[内閣府特命担当大臣（宇宙政策担当）|（宇宙政策）]]
|[[井上信治]]
|[[井上信治]]
| [[ファイル:Osprey highlight of Japanese-American Friendship Festival 140905-M-MS007-146.jpg|60px]]
| [[ファイル:Shinji Inoue.jpg|60px]]
|衆議院<br />自由民主党<br />（麻生派）
|衆議院<br />自由民主党<br />（麻生派）
|[[国務大臣（2025年国際博覧会担当）|2025年国際博覧会担当]]
|[[国務大臣（2025年国際博覧会担当）|2025年国際博覧会担当]]
187行目: 212行目:
!出身等
!出身等
!備考
!備考
|-style="background:#B6FBB6"
|-
! rowspan="3" |[[内閣官房副長官]]
! rowspan="3" |[[内閣官房副長官]]
|[[坂井学]]
|[[坂井学]]
|衆議院／自由民主党（無派閥）
|衆議院／自由民主党（無派閥）
|
|
|-style="background:#e5ccff"
|-
|[[岡田直樹]]
|[[岡田直樹]]
|参議院／自由民主党（細田派）
|参議院／自由民主党（細田派）
|再任
|再任
|-style="background:#dcdcdc"
|-
|[[杉田和博]]
|[[杉田和博]]
|事務担当（[[警察庁]]）
|事務担当（[[警察庁]]）
|再任
|再任
|-style="background:#dcdcdc"
|-
![[内閣法制局長官]]
![[内閣法制局長官]]
|[[近藤正春]]
|[[近藤正春]]
214行目: 239行目:
!所属等
!所属等
!備考
!備考
|-style="background:#ccffff"
|-
![[内閣総理大臣補佐官]]<br /><small>（[[国家安全保障会議 (日本)#国家安全保障担当総理補佐官|国家安全保障に関する重要政策担当]]）</small>
![[内閣総理大臣補佐官]]<br /><small>（[[国家安全保障会議 (日本)#国家安全保障担当総理補佐官|国家安全保障に関する重要政策担当]]）</small>
|[[木原稔]]
|[[木原稔]]
|衆議院／自由民主党（竹下派）
|衆議院／自由民主党（竹下派）
|再任
|再任
|-style="background:#B6FBB6"
|-
!内閣総理大臣補佐官<br /><small>（経済・外交担当）</small>
!内閣総理大臣補佐官<br /><small>（経済・外交担当）</small>
|[[阿達雅志]]
|[[阿達雅志]]
|参議院／自由民主党（無派閥）
|参議院／自由民主党（無派閥）
|
|
|-style="background:#dcdcdc"
|-
!内閣総理大臣補佐官<br /><small>（国土強靭化及び復興等の社会資本整備、地方創生、</small><br /><small>健康・医療に関する成長戦略並びに科学技術イノベーション政策その他特命事項担当）</small>
!内閣総理大臣補佐官<br /><small>（国土強靭化及び復興等の社会資本整備、地方創生、</small><br /><small>健康・医療に関する成長戦略並びに科学技術イノベーション政策その他特命事項担当）</small>
|[[和泉洋人]]
|[[和泉洋人]]
|民間（[[国土交通省]]）
|民間（[[国土交通省]]）
|再任
|再任
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!内閣総理大臣補佐官<br /><small>（政策評価、検証担当）</small>
!内閣総理大臣補佐官<br /><small>（政策評価、検証担当）</small>
|[[柿崎明二]]
|[[柿崎明二]]
|民間
|民間
|10月1日任命
|2020年10月1日任
|}
|}


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! 出身等
! 出身等
! 備考
! 備考
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! rowspan="3" | [[復興副大臣]]
! rowspan="4" | [[復興副大臣]]
| [[亀岡偉民]]
| [[亀岡偉民]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
|横滑り
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| [[横山信一]]
| [[横山信一]]
| 参議院／公明党
| 参議院/公明党
|留任
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| [[岩井茂樹 (政治家)|岩井茂樹]]
| [[岩井茂樹 (政治家)|岩井茂樹]]
| 参議院／自由民主党（竹下派）
| rowspan="2" | 参議院/自由民主党（竹下派）
| '''内閣府、国土交通副大臣兼任'''
| '''内閣府、国土交通副大臣兼任'''/2021年4月30日免
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|-
| [[渡辺猛之]]
! rowspan="9" | [[内閣府副大臣]]
| '''内閣府、国土交通副大臣兼任'''/2021年4月30日任
| [[赤沢亮正]]
|-style="background:#b2b2ff"
| 衆議院／自由民主党（石破派）
! rowspan="12" | [[内閣府副大臣]]
| [[赤沢亮正|赤澤亮正]]
| 衆議院/自由民主党（石破派）
|
|
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|-
| [[藤井比早之]]
| [[藤井比早之]]
| 衆議院／自由民主党（無派閥）
| 衆議院/自由民主党（無派閥）
| '''デジタル副大臣兼任'''（2021年9月1日以降）
|
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|-
| [[三ッ林裕巳]]
| [[三ッ林裕巳]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
|
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|-
| [[田野瀬太道]]
| [[田野瀬太道]]
| 衆議院／自由民主党（石原派）
| 衆議院/自由民主党（石原派）
| '''文部科学副大臣兼任'''
| '''文部科学副大臣兼任'''/2021年2月1日免
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| [[丹羽秀樹]]
| rowspan="2" | 衆議院/自由民主党（麻生派）
| '''文部科学副大臣兼任'''/2021年2月1日任
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| [[長坂康正]]
| [[長坂康正]]
| 衆議院／自由民主党（麻生派）
| '''経済産業副大臣兼任'''
| '''経済産業副大臣兼任'''
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|-
| [[江島潔]]
| [[江島潔]]
| 参議院／自由民主党（細田派）
| 参議院/自由民主党（細田派）
| '''経済産業副大臣兼任'''
| '''経済産業副大臣兼任'''
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| [[堀内詔子]]
| [[堀内詔子]]
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
|'''環境副大臣兼任'''
|'''環境副大臣兼任'''
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| [[中山泰秀]]
| [[中山泰秀]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
| '''防衛副大臣兼任'''
| '''防衛副大臣兼任'''
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| 岩井茂樹
| 岩井茂樹
| 参議院／自由民主党（竹下派）
| rowspan="2" | 参議院/自由民主党（竹下派）
| '''復興、国土交通副大臣兼任'''
| '''復興、国土交通副大臣兼任'''/2021年4月30日免
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| 渡辺猛之
| '''復興、国土交通副大臣兼任'''/2021年4月30日任
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| [[山本博司]]
| 参議院/公明党
|'''厚生労働副大臣兼任'''/2021年1月22日任
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! rowspan="2" | [[総務副大臣]]
! rowspan="2" | [[総務副大臣]]
| [[熊田裕通]]
| [[熊田裕通]]
| 衆議院／自由民主党（無派閥）
| 衆議院/自由民主党（無派閥）
|
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| [[新谷正義]]
| [[新谷正義]]
| 衆議院／自由民主党（竹下派）
| 衆議院/自由民主党（竹下派）
|
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! [[法務副大臣]]
! [[法務副大臣]]
| [[田所嘉徳]]
| [[田所嘉徳]]
| 衆議院／自由民主党（石破派）
| 衆議院/自由民主党（石破派）
|
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! rowspan="2" | [[外務副大臣]]
! rowspan="2" | [[外務副大臣]]
| [[鷲尾英一郎]]
| [[鷲尾英一郎]]
| 衆議院／自由民主党（二階派）
| 衆議院/自由民主党（二階派）
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| [[宇都隆史]]
| [[宇都隆史]]
| 参議院／自由民主党（竹下派）
| 参議院/自由民主党（竹下派）
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! rowspan="2" | [[財務副大臣]]
! rowspan="2" | [[財務副大臣]]
| [[伊藤渉]]
| [[伊藤渉]]
| 衆議院／公明党
| 衆議院/公明党
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| [[中西健治]]
| [[中西健治]]
| 参議院／自由民主党（麻生派）
| 参議院/自由民主党（麻生派）
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! rowspan="2" | [[文部科学副大臣]]
! rowspan="3" | [[文部科学副大臣]]
| [[高橋比奈子]]
| [[高橋比奈子]]
| 衆議院／自由民主党（麻生派）
| 衆議院/自由民主党（麻生派）
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| 田野瀬太道
| 田野瀬太道
| 衆議院／自由民主党（石原派）
| 衆議院/自由民主党（石原派）
| '''内閣府副大臣兼任'''
| '''内閣府副大臣兼任'''/2021年2月1日免
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| 丹羽秀樹
| 衆議院/自由民主党（麻生派）
| '''内閣府副大臣兼任'''/2021年2月1日任
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! rowspan="2" | [[厚生労働副大臣]]
! rowspan="2" | [[厚生労働副大臣]]
| [[三原じゅん子]]
| [[三原じゅん子]]
| 参議院／自由民主党（無派閥）
| 参議院/自由民主党（無派閥）
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| [[山本博司]]
| 山本博司
| 参議院／公明党
| 参議院/公明党
|'''内閣府副大臣兼任'''（2021年1月22日以降）
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! rowspan="2"|[[農林水産副大臣]]
! rowspan="2"|[[農林水産副大臣]]
| [[葉梨康弘]]
| [[葉梨康弘]]
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
|
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| [[宮内秀樹]]
| [[宮内秀樹]]
| 衆議院／自由民主党（二階派）
| 衆議院/自由民主党（二階派）
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! rowspan="2" | [[経済産業副大臣]]
! rowspan="2" | [[経済産業副大臣]]
| 長坂康正
| 長坂康正
| 衆議院／自由民主党（麻生派）
| 衆議院/自由民主党（麻生派）
| '''内閣府副大臣兼任'''
| '''内閣府副大臣兼任'''
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| 江島潔
| 江島潔
| 参議院／自由民主党（細田派）
| 参議院/自由民主党（細田派）
| '''内閣府副大臣兼任'''
| '''内閣府副大臣兼任'''
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! rowspan="2" | [[国土交通副大臣]]
! rowspan="3" | [[国土交通副大臣]]
| [[大西英男]]
| [[大西英男]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
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| 岩井茂樹
| 岩井茂樹
| 参議院／自由民主党（竹下派）
| rowspan="2" | 参議院/自由民主党（竹下派）
| '''復興、内閣府副大臣兼任'''
| '''復興、内閣府副大臣兼任'''/2021年4月30日免
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| 渡辺猛之
| '''復興、内閣府副大臣兼任'''/2021年4月30日任
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! rowspan="2" | [[環境副大臣]]
! rowspan="2" | [[環境副大臣]]
| [[笹川博義]]
| [[笹川博義]]
| 衆議院／自由民主党（竹下派）
| 衆議院/自由民主党（竹下派）
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| 堀内詔子
| 堀内詔子
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
|'''内閣府副大臣兼任'''
|'''内閣府副大臣兼任'''
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! [[防衛副大臣]]
! [[防衛副大臣]]
| 中山泰秀
| 中山泰秀
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
| '''内閣府副大臣兼任'''
| '''内閣府副大臣兼任'''
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! [[デジタル副大臣]]
| 藤井比早之
| 衆議院/自由民主党（無派閥）
| '''内閣府副大臣兼任'''/2021年9月1日任
|}
|}


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! 出身等
! 出身等
! 備考
! 備考
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! rowspan="3" | [[復興大臣政務官]]
! rowspan="3" | [[復興大臣政務官]]
| [[吉川赳]]
| [[吉川赳]]
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
| '''内閣府大臣政務官兼任'''
| '''内閣府大臣政務官兼任'''
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| [[三谷英弘]]
| [[三谷英弘]]
| 衆議院／自由民主党（無派閥）
| 衆議院/自由民主党（無派閥）
| '''内閣府、文部科学大臣政務官兼任'''
| '''内閣府、文部科学大臣政務官兼任'''
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| [[佐藤啓 (参議院議員)|佐藤啓]]
| [[佐藤啓 (参議院議員)|佐藤啓]]
| 参議院／自由民主党（細田派）
| 参議院/自由民主党（細田派）
| '''内閣府、経済産業大臣政務官兼任'''
| '''内閣府、経済産業大臣政務官兼任'''
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! rowspan="9" | [[内閣府大臣政務官]]
! rowspan="9" | [[内閣府大臣政務官]]
| [[岡下昌平]]
| [[岡下昌平]]
| 衆議院／自由民主党（二階派）
| 衆議院/自由民主党（二階派）
| '''デジタル大臣政務官兼任'''(2021年9月1日以降)
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| [[和田義明]]
| [[和田義明]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| rowspan="2" | 衆議院/自由民主党（細田派）
|
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| [[宗清皇一]]
| [[宗清皇一]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| '''経済産業大臣政務官兼任'''
| '''経済産業大臣政務官兼任'''
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| [[鳩山二郎]]
| [[鳩山二郎]]
| 衆議院／自由民主党（二階派）
| rowspan="2" | 衆議院/自由民主党（二階派）
| '''国土交通大臣政務官兼任'''
| '''国土交通大臣政務官兼任'''
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| [[神谷昇]]
| [[神谷昇]]
| 衆議院／自由民主党（二階派）
| '''環境大臣政務官兼任'''
| '''環境大臣政務官兼任'''
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| [[松川るい]]
| [[松川るい]]
| 参議院／自由民主党（細田派）
| 参議院/自由民主党（細田派）
| '''防衛大臣政務官兼任'''
| '''防衛大臣政務官兼任'''
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| 吉川赳
| 吉川赳
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
| '''復興大臣政務官兼任'''
| '''復興大臣政務官兼任'''
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| 三谷英弘
| 三谷英弘
| 衆議院／自由民主党（無派閥）
| 衆議院/自由民主党（無派閥）
| '''復興、文部科学大臣政務官兼任'''
| '''復興、文部科学大臣政務官兼任'''
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| 佐藤啓
| 佐藤啓
| 参議院／自由民主党（細田派）
| 参議院/自由民主党（細田派）
| '''復興、経済産業大臣政務官兼任'''
| '''復興、経済産業大臣政務官兼任'''
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! rowspan="3" | [[総務大臣政務官]]
! rowspan="3" | [[総務大臣政務官]]
| [[谷川とむ]]
| [[谷川とむ]]
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
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| [[古川康]]
| [[古川康]]
| 衆議院／自由民主党（竹下派）
| 衆議院/自由民主党（竹下派）
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| [[宮路拓馬]]
| [[宮路拓馬]]
| 衆議院／自由民主党（石原派）
| 衆議院/自由民主党（石原派）
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! rowspan="1" | [[法務大臣政務官]]
! rowspan="1" | [[法務大臣政務官]]
| [[小野田紀美]]
| [[小野田紀美]]
| 参議院／自由民主党（竹下派）
| 参議院/自由民主党（竹下派）
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! rowspan="3" | [[外務大臣政務官]]
! rowspan="3" | [[外務大臣政務官]]
| [[國場幸之助]]
| [[國場幸之助]]
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
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| [[鈴木隼人 (政治家)|鈴木隼人]]
| [[鈴木隼人 (政治家)|鈴木隼人]]
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
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| [[中西哲]]
| [[中西哲]]
| 参議院／自由民主党（石破派）
| 参議院/自由民主党（石破派）
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! rowspan="2" | [[財務大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[財務大臣政務官]]
| [[船橋利実]]
| [[船橋利実]]
| 衆議院／自由民主党（麻生派）
| 衆議院/自由民主党（麻生派）
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| [[元榮太一郎]]
| [[元榮太一郎]]
| 参議院／自由民主党（竹下派）
| 参議院/自由民主党（竹下派）
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! rowspan="2" | [[文部科学大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[文部科学大臣政務官]]
| [[鰐淵洋子]]
| [[鰐淵洋子]]
| 衆議院／公明党
| 衆議院/公明党
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| 三谷英弘
| 三谷英弘
| 衆議院／自由民主党（無派閥）
| 衆議院/自由民主党（無派閥）
| '''復興、内閣府大臣政務官兼任'''
| '''復興、内閣府大臣政務官兼任'''
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! rowspan="2" | [[厚生労働大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[厚生労働大臣政務官]]
| [[大隈和英]]
| [[大隈和英]]
| 衆議院／自由民主党（麻生派）
| 衆議院/自由民主党（麻生派）
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| [[小鑓隆史]]
| [[小鑓隆史]]
| 参議院／自由民主党（岸田派）
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! rowspan="2" | [[農林水産大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[農林水産大臣政務官]]
| [[池田道孝]]
| [[池田道孝]]
| 衆議院／自由民主党（竹下派）
| 衆議院/自由民主党（竹下派）
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| [[熊野正士]]
| [[熊野正士]]
| 参議院／公明党
| 参議院/公明党
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! rowspan="2" | [[経済産業大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[経済産業大臣政務官]]
| 宗清皇一
| 宗清皇一
| 衆議院／自由民主党（細田派）
| 衆議院/自由民主党（細田派）
| '''内閣府大臣政務官兼任'''
| '''内閣府大臣政務官兼任'''
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| 佐藤啓
| 佐藤啓
| 参議院／自由民主党（細田派）
| 参議院/自由民主党（細田派）
| '''復興、内閣府大臣政務官兼任'''
| '''復興、内閣府大臣政務官兼任'''
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! rowspan="3" | [[国土交通大臣政務官]]
! rowspan="3" | [[国土交通大臣政務官]]
| [[小林茂樹]]
| [[小林茂樹]]
| 衆議院／自由民主党（二階派）
| 衆議院/自由民主党（二階派）
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| [[朝日健太郎]]
| [[朝日健太郎]]
| 参議院／自由民主党（無派閥）
| 参議院/自由民主党（無派閥）
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| 鳩山二郎
| 鳩山二郎
| 衆議院／自由民主党（二階派）
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| '''内閣府大臣政務官兼任'''
| '''内閣府大臣政務官兼任'''
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! rowspan="2" | [[環境大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[環境大臣政務官]]
| [[宮崎勝]]
| [[宮崎勝]]
| 参議院／公明党
| 参議院/公明党
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| 神谷昇
| 神谷昇
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| 衆議院/自由民主党（二階派）
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| '''内閣府大臣政務官兼任'''
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! rowspan="2" | [[防衛大臣政務官]]
! rowspan="2" | [[防衛大臣政務官]]
| [[大西宏幸]]
| [[大西宏幸]]
| 衆議院／自由民主党（岸田派）
| 衆議院/自由民主党（岸田派）
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| 松川るい
| 松川るい
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| 参議院/自由民主党（細田派）
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| '''内閣府大臣政務官兼任'''
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! [[デジタル大臣政務官]]
| 岡下昌平
| 衆議院/自由民主党（二階派）
| '''内閣府大臣政務官兼任'''／2021年9月1日任
|}
|}


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!補佐官
!補佐官
!その他
!その他
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|[[清和政策研究会|細田派]]
|[[清和政策研究会|細田派]]
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| '''[[自由民主党政務調査会#政務調査会長|政務調査会長]]'''、参議院幹事長
| '''[[自由民主党政務調査会#政務調査会長|政務調査会長]]'''、[[参議院議員団#参議院議員総会|参議院幹事長]]
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|[[志公会|麻生派]]
|[[志公会|麻生派]]
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| [[衆議院議長]]、[[参議院議長]]、'''[[自由民主党総務会#総務会長|総務会長]]'''
| [[衆議院議長]]、[[参議院議長]]、'''[[自由民主党総務会#総務会長|総務会長]]'''
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|[[平成研究会|竹下派]]
|[[平成研究会|竹下派]]
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|'''[[自由民主党選挙対策委員長|選挙対策委員長]]'''、 [[参議院議員団|参議院議員会長]]
|'''[[自由民主党選挙対策委員長|選挙対策委員長]]'''、 [[参議院議員団|参議院議員会長]]
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|[[公明党]]
|[[公明党]]
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|無派閥
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608行目: 661行目:
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|[[自由民主党総裁]]、幹事長代行
|[[自由民主党総裁]]、[[自由民主党幹事長#歴代の幹事長・幹事長代行|幹事長代行]]
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|[[宏池会|岸田派]]
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|[[志帥会|二階派]]
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| '''[[自由民主党幹事長|幹事長]]'''
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|[[水月会|石破派]]
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|19
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|}

== 首班指名選挙 ==
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:98%;"
|+ 2020年（令和2年）9月16日<br>[[第202回国会]]（臨時会）<br/>{{small|最低過半数：232/462}}
| colspan=4 align="center" bgcolor="#C0C0C0"| '''[[内閣総理大臣指名選挙]]：[[衆議院]]'''
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| {{Composition bar|134|462|#{{政党色|立民}}}}
|-
| bgcolor=#{{政党色|維新}} |
| style="text-align:left;"| [[片山虎之助]]
| style="text-align:left;"| [[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]
| {{Composition bar|11|462|#{{政党色|維新}}}}
|-
| bgcolor=#{{政党色|希望}} |
| style="text-align:left;"| [[中山成彬]]
| style="text-align:left;"| [[希望の党 (日本 2018)|希望の党]]
| {{Composition bar|2|462|#{{政党色|希望}}}}
|-
| bgcolor=#{{政党色|自民}} |
| style="text-align:left;"| [[小泉進次郎]]
| style="text-align:left;"| [[自由民主党 (日本)|自由民主党]]
| {{Composition bar|1|462|#{{政党色|自民}}}}
|}
{{col-break}}

{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:98%;"
|+ 2020年（令和2年）9月16日<br>[[第202回国会]]（臨時会）<br/>{{small|最低過半数：121/240}}
| colspan=4 align="center" bgcolor="#C0C0C0"| '''[[内閣総理大臣指名選挙]]：[[参議院]]'''
|-
! colspan=2 | 氏名
! 所属政党
! 得票数
|- style="background:lightgreen;"
| bgcolor=#{{政党色|自民}} |
| style="text-align:left;"| {{tick}}'''[[菅義偉]]'''
| style="text-align:left;"| '''[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]'''
| {{Composition bar|142|240|#{{政党色|自民}}}}
|-
| bgcolor=#{{政党色|立民}} |
| style="text-align:left;"| [[枝野幸男]]
| style="text-align:left;"| [[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]
| {{Composition bar|78|240|#{{政党色|立民}}}}
|-
| bgcolor=#{{政党色|維新}} |
| style="text-align:left;"| [[片山虎之助]]
| style="text-align:left;"| [[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]
| {{Composition bar|16|240|#{{政党色|維新}}}}
|-
| bgcolor=#{{政党色|国民}} |
| style="text-align:left;"| [[伊藤孝恵]]
| style="text-align:left;"| [[国民民主党 (日本 2020)|国民民主党]]
| {{Composition bar|1|240|#{{政党色|国民}}}}
|-
| bgcolor=#ffffff |
| style="text-align:left;"| [[白票]]
|
| {{Composition bar|11|240|#ffffff}}
|}
{{col-end}}


== 内閣の動き ==
== 内閣の動き ==
===組閣===
===組閣===
菅義偉首相は、この内閣を「'''国民のために働く内閣'''」と名付けた<ref>{{Cite news | title=菅内閣の初閣議「国民のために働く内閣」 基本方針を決定 | url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200917/k10012622021000.html | newspaper=NHKニュース | date=2020年9月17日| accessdate=2020年9月24日}}</ref>。
菅はこの内閣を「'''国民のために働く内閣'''」と名付けた<ref>{{Cite news | title=菅内閣の初閣議「国民のために働く内閣」 基本方針を決定 | url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200917/k10012622021000.html | newspaper=NHKニュース | date=2020年9月17日| accessdate=2020年9月24日}}</ref>。


携帯電話料金の引下げなどを政策に示し、自身が目指す社会像として、「自助・共助・公助、そして絆」を掲げた。「自分でできることは、まず、自分でやってみる。そして、家族、地域で互いに助け合う。その上で、政府がセーフティネットでお守りする。そうした国民から信頼される政府を目指す」と述べた。
携帯電話料金の引下げ<ref>{{Cite news | url=https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01223/ | newspaper=日経クロストレンド | title=菅政権が掲げる携帯電話料金引き下げ、今後の焦点はNTTドコモ | date=2020年11月18日　｜accessdate= 2021年2月16日}}</ref>などを政策に示し[[第203回国会]]冒頭の[[所信表明演説]]では自身が目指す社会像として「自助、共助、公助、そして絆」を掲げ、「自分でできることは、まず、自分でやってみる。そして、家族、地域で互いに助け合う。その上で、政府がセーフティネットでお守りする。そうした国民から信頼される政府を目指す」と述べた<ref>{{Cite web|和書| url=https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1026shoshinhyomei.html | publisher=[[首相官邸]] | date=2020-10-26 | title=第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説 | accessdate=2021-02-16}}</ref>。


また、経済政策では[[アベノミクス]]の継承・継続など、基本的には安倍前政権の方針を引き継いでいくことを示した。これに対し、野党側は「アベのいないアベ政治」と菅新政権を批判する声も出た。
また経済政策では[[アベノミクス]]の継承<ref>{{Cite news | url=https://jp.reuters.com/article/column-shimazu-idJPKBN26K148 | newspaper=ロイター | language=ja | title=菅政権の「アベノミクスの継承」とは　その意味を探る | date=2020年9月29日 | author=嶋津洋樹 | editor=橋本浩 | accessdate=2021年2月16日}}</ref>など、基本的には[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|安倍前政権]]の方針を引き継いでいくことを示した。


=== 新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策 ===
=== 新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策 ===
[[2021年]][[1月7日]]、[[日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況|新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大]]をうけて[[東京都知事]]の[[小池百合子]]、[[埼玉県知事一覧|埼玉県知事]]の[[大野元裕]]、[[千葉県知事一覧|千葉県知事]]の[[森田健作]]、[[神奈川県知事一覧|神奈川県知事]]の[[黒岩祐治]]の要請に応じ[[東京都]]、[[神奈川県]]、[[埼玉県]]、[[千葉県]]の1都3県を対象に翌[[1月8日]]から[[2月7日]]までの期間で（安倍前政権以来）[[非常事態宣言|緊急事態宣言]]を再発令することを発表した<ref>{{Cite news|url = https://www.sankei.com/article/20210107-Y6UA5J6LUZOTDI4USG3WFVNQOI/|title=〈独自〉緊急事態宣言、期間途中の解除も　きょう発令決定|publisher = [[産経新聞]] |date = 2021-01-07 |accessdate = 2021-01-07 }}</ref>。
=== GoToキャンペーン ===

=== 菅首相就任後初の外遊（ベトナム、インドネシア） ===
2021年1月18日、菅は[[内閣府特命担当大臣（規制改革担当）|規制改革担当大臣]]の[[河野太郎]]に[[ワクチン接種推進担当大臣]]を兼務するよう指示した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202101/19_a.html|title=令和3年1月19日 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の円滑な推進のための指示について|accessdate=2021-02-22|publisher=内閣官房内閣広報室|website=首相官邸ホームページ}}</ref>。ワクチンの承認審査や交渉を担当する[[田村憲久|田村]][[厚生労働大臣|厚労相]]、感染状況や特措法改正の対応などコロナ対策を担当する[[西村康稔|西村]][[経済再生相]]、接種の実施主体となる[[地方公共団体|地方自治体]]を所管する[[武田良太|武田]][[総務大臣|総務相]]、保管用冷凍庫の確保は[[梶山弘志|梶山]][[経済産業大臣|経産相]]、輸送は[[赤羽一嘉|赤羽]][[国土交通大臣|国交相]]、[[医療廃棄物]]の処理は[[小泉進次郎|小泉]][[環境大臣|環境相]]といったように、総務省や厚労省のほかにも複数の省庁にまたがるため、[[縦割り行政]]の弊害を取り払うことで、全体を統括して調整し動かす大臣が必要であるとの理由から、菅は規制改革・行政改革担当である河野を起用した<ref>[https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.nippon.com/ja/news/fnn20210120133172/amp/%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D 河野ワクチン大臣起用の真相　適材適所か人気取りか…「プロジェクトX」に賛否の声とアベノマスクの教訓 | nippon.com]</ref>。以後、規制改革・行政改革担当である河野がワクチンの運搬や廃棄物の処理なども含めワクチン接種全般に関する総合調整を担当する<ref>{{Cite news|title=ワクチン担当に河野大臣「しっかり仕事を」|newspaper=日テレNEWS24|date=2021-01-18|url=https://news.ntv.co.jp/category/politics/805863|accessdate=2021-01-22}}</ref>。河野は任命の翌日に行った記者会見で自らを補佐する副大臣として[[厚生労働副大臣]][[山本博司]]と[[内閣府副大臣]][[藤井比早之]]を充てる方針を発表した<ref>{{Cite news|title=ワクチン対策・五輪開催 河野氏「担当大臣にお尋ねを」|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2021-01-19|url=https://www.asahi.com/articles/ASP1M5RWSP1MUTFK00L.html|accessdate=2021-01-22}}</ref>。

2021年1月19日、2月中旬にワクチンを承認した後に2月下旬より医療従事者から接種を始め以降65歳以上の高齢者、高齢者施設などで働く人、持病のある人を優先的に接種した後、5月より一般への接種を始め7月までに16歳以上の全国民を対象に接種を進めるスケジュールが発表された<ref>『北日本新聞』2021年1月20日付1面「コロナワクチン 一般の人 接種5月想定 政府 対象 16歳以上で調整」</ref>。

2021年1月23日、[[モデルナ]]、[[アストラゼネカ]]、[[ファイザー]]の3社と供給を受ける契約を結び4月23日に菅は記者会見で「7月末を念頭に各自治体が（高齢者への）2回の接種を終えることができるよう政府を挙げて取り組む」と述べた<ref>{{Cite web2|title=焦点：新型コロナ ワクチン加速、首相躍起 支持率上昇の「切り札」|url=https://mainichi.jp/articles/20210430/ddm/002/040/027000c|website=毎日新聞|accessdate=2021-04-30|language=ja}}</ref>。

2021年4月27日、菅は[[東京都]]と[[大阪府]]に[[自衛隊]]が運営する1日1万人規模の接種が可能な[[自衛隊大規模接種センター|大規模会場]]を設置するよう指示した。期間は5月24日から3カ月の方針。場所は東京都は[[大手町合同庁舎]]、大阪府は[[大阪府立国際会議場]]（大阪市[[中之島 (大阪府)|中之島]]）に決まり、東京・大阪とも5月24日から開設された<ref>{{Cite news|title=東京・大阪 ワクチン大規模接種センター 24日開設目指す|date=2021-05-04|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210504/k10013011541000.html|agency=NHK|accessdate=2021-05-04}}</ref>。

2021年6月1日、政府は接種の加速化を図る目的で企業や大学などでの職域接種を6月21日から始めると発表し、東京・大阪の自衛隊による大規模会場と同じモデルナ製ワクチンを使用していたが<ref>{{Cite news|title=職場・大学で接種、21日から ワクチン加速化、モデルナ活用―政府|date=2021-06-01|accessdate=2021-06-04|url=https://web.archive.org/web/20210604003356/https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060100900|agency=時事通信社}}</ref>、職域接種の申請が想定を上回るペースで行われたことで、使用されるモデルナ製ワクチンの供給が不足するに至った<ref>[https://web.archive.org/web/20210624143521/https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062301133 「職域接種の申請、一時休止 モデルナのワクチン不足―政府」]時事ドットコム（2021年6月23日）</ref>。職域接種に用いられるモデルナ製ワクチンの1日の配送可能量が上限に達しており、ワクチンが不足する可能性が出てきたため、6月30日に菅はワクチン接種などの進捗に関する関係閣僚会議で職域接種申請の新規申し込みを事実上中止することを表明した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20210630/k00/00m/010/399000c 職域接種「新規」中止 モデルナ製ワクチン 申請、供給上回る]『毎日新聞』2021年6月30日</ref>。

6月9日に行われた[[党首討論]]で、菅はワクチン接種について「10月から11月にかけて必要な国民には全て打ち終えることを実現したい」と表明した<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20210609-VU7747KRUZMCXC32PMDVOQ3TGY/|title=菅首相、ワクチン接種「10月から11月にかけて全て終える」初の党首討論で示す|publisher=産経新聞|date=2021-06-09|accessdate=2021-06-10}}</ref>。また当初は1日100万回接種を行う体制を目標としていたが、実際は目標を大きく上回り、6月には1日110万回、7月には1日最大150万回の接種を行った<ref>{{Cite web|和書|title=令和3年8月5日 新型コロナウイルス感染症対策本部（第７２回）|url=https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202108/05corona.html|website=首相官邸ホームページ|date=2021-08-05|accessdate=2022-01-22|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=令和3年8月17日 新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見|url=https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0817kaiken.html|website=首相官邸ホームページ|date=2021-08-17|accessdate=2022-01-22|language=ja}}</ref>。

8月2日、菅はこれまで原則入院としてきた[[新型コロナウイルス感染症|新型コロナウイルス感染症（COVID-19）患者]]の療養方針について中等症患者を自宅療養とすることを決めたが<ref>[https://web.archive.org/web/20210802105659/https://nordot.app/794881306802929664 政府、コロナ中等症も自宅療養　病床逼迫で転換、入院は重症限定] - 共同通信 2021年8月2日</ref>、政府の療養方針転換に際し、専門家や世論のほか、与野党からの反発が相次いだことを受けて、8月4日に「（対象は）[[首都圏 (日本)|首都圏]]などの爆発的感染拡大が生じている地域で、全国一律ではない。中等症でも重症化リスクのある方は入院していただく。自宅患者もこまめに連絡を取れる態勢を作り、悪化したらすぐに入院ができる」と理解を求めたうえで、「今回の措置は必要な医療を受けられるようにするためで、理解してもらいたい」と撤回しない方針を表明した<ref>[https://www.asahi.com/articles/ASP84632ZP84UTFK00Y.html 自民党からも撤回要求を決定　入院制限の政府方針に] - 朝日新聞デジタル 2021年8月4日</ref>。9月15日に、菅は入院患者などに使用が限定されている[[カクテル療法|抗体カクテル療法]]について、自宅療養患者にも使用可能とするよう[[厚生労働大臣]][[田村憲久]]に指示した<ref>[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210915/k10013260541000.html 菅首相 “往診でも「抗体カクテル療法」可能に” 検討を指示]</ref>。

9月3日、[[新型コロナウイルス感染症対策分科会]]は、11月ごろにワクチンが希望者に行き渡った段階で、[[接種証明書]]などの活用を条件とした上で、県境を越える[[出張]]や[[旅行]]、全国から人が集まる[[興行|大規模イベント]]、[[冠婚葬祭]]や[[入学式]]・[[卒業式]]後の[[宴会]]などを可能とする「[[ワクチン・検査パッケージ]]」を提言した。社会経済活動の再開を目指す[[首相官邸]]の強い意向を踏まえて、提言案が取りまとめられた<ref>[https://www.asahi.com/sp/articles/ASP936G8BP93ULBJ00Y.html 新たな対策緩和案、専門家ら反発し大幅削除　官邸は緩和拡大要望]</ref>。

9月9日、政府は3日に行われた分科会による「ワクチン・検査パッケージ」の提言を受けて、ワクチン接種が進展する11月ごろをめどに、[[新型コロナウイルス感染症|新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策]]として現在実施している個人の行動や社会経済活動の制限を段階的に緩和する基本方針を決定した。これにより、ワクチン接種などを条件に飲食店での酒類提供や都道府県境を越える移動、大規模イベントの開催などが可能となる<ref>[https://www.asahi.com/amp/articles/ASP936G8BP93ULBJ00Y.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D 酒提供、イベント、観光「正常化へ道筋」　政府の行動制限緩和方針]</ref>。

9月13日には、2回目接種を終えた人が全人口の50%を超えた<ref>{{Cite news2|title=ワクチン2回接種 人口の50％超に 接種開始から7か月 政府公表|newspaper=NHK NEWS WEB|date=2021-09-13|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210913/k10013257151000.html|accessdate=2021-09-13}}</ref>。
<!-- === GoToキャンペーン === -->
<!-- === 菅就任後初の外遊（ベトナム、インドネシア） === -->


=== 規制改革 ===
=== 規制改革 ===
菅首相は[[2020年]][[9月16日]]に行われた[[総理大臣官邸]]記者会見において、「7年8か月、[[内閣官房長官|官房長官]]を務める中で、なかなか進まない政策課題は、だいたい役所の[[縦割り行政|縦割り]]や[[先例|前例]]主義が壁になってできなかった」としており、縦割り行政と[[既得権益]]、悪しき前例を打破して、[[規制改革]]を進めていく考えを示した<ref name="nhk200916">{{Cite news|title=菅首相 安倍政権継承 コロナ対策と経済の再生に全力 初会見で|newspaper=NHKニュース|date=2020-09-16|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200916/k10012621771000.html|accessdate=2020-09-20}}</ref>。
菅は[[2020年]][[9月16日]]に[[首相官邸]]で行われた総理大臣記者会見において、「7年8か月、[[内閣官房長官]]を務める中で、なかなか進まない政策課題は、だいたい役所の[[縦割り行政|縦割り]]や[[先例|前例]]主義が壁になってできなかった」としており、縦割り行政と[[既得権益]]、悪しき前例を打破して、[[規制改革]]を進めていく考えを示した<ref name="nhk200916">{{Cite news|title=菅首相 安倍政権継承 コロナ対策と経済の再生に全力 初会見で|newspaper=NHKニュース|date=2020-09-16|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200916/k10012621771000.html|accessdate=2020-09-20}}</ref>。


翌17日には、[[内閣府特命担当大臣（行政刷新担当）|行政改革担当大臣]]の[[河野太郎]]が自らのウェブサイトに「行政改革目安箱」の欄を設け、縦割り行政によって生じた弊害などを誰でも投稿できるページ（いわゆる「縦割り110番」）を開設した<ref name="nhk200918">{{Cite news|title=河野行政改革相 「行政改革目安箱」を一時受付停止|newspaper=NHKニュース|date=2020-09-18|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012624401000.html|accessdate=2020-09-20}}</ref>。目安箱には開設から9時間で約3,000件の投稿があったとされ、当初の見込みをはるかに超える意見が寄せられたことから、18日未明に新たな投稿の受付を停止した<ref name="nhk200918"/>。これを受けて河野は、今後は内閣府のウェブページに開設されている「規制改革ホットライン」で情報提供を受け付けるとしている<ref>{{Cite news|title=縦割り行政 情報は内閣府のウェブサイトで 河野行政改革相|newspaper=NHKニュース|date=2020-09-18|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012625571000.html|accessdate=2020-09-20}}</ref>。
翌17日には、[[内閣府特命担当大臣（行政刷新担当）|行政改革担当大臣]]の[[河野太郎]]が自らのウェブサイトに「行政改革目安箱」の欄を設け、縦割り行政によって生じた弊害などを誰でも投稿できるページ（いわゆる「縦割り110番」）を開設した<ref name="nhk200918">{{Cite news|title=河野行政改革相 「行政改革目安箱」を一時受付停止|newspaper=NHKニュース|date=2020-09-18|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012624401000.html|accessdate=2020-09-20}}</ref>。目安箱には開設から9時間で約3,000件の投稿があったとされ、当初の見込みをはるかに超える意見が寄せられたことから、18日未明に新たな投稿の受付を停止した<ref name="nhk200918"/>。これを受けて河野は、今後は内閣府のウェブページに開設されている「規制改革ホットライン」で情報提供を受け付けるとしている<ref>{{Cite news|title=縦割り行政 情報は内閣府のウェブサイトで 河野行政改革相|newspaper=NHKニュース|date=2020-09-18|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012625571000.html|accessdate=2020-09-20}}</ref>。


=== 官僚人事 ===
=== 官僚人事 ===
組閣前の2020年9月13日、「[[第2次安倍内閣]]（[[安倍晋三]]首相）で設立された[[内閣人事局]]の存在が、官僚の忖度を生んでいるのではないか」という指摘に対し、菅義偉は、内閣人事局の制度を改めるつもりはなく、「私ども（政治家は）選挙で選ばれている。何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば異動してもらう」と発言した<ref>{{Cite web|title=官僚「政策反対なら異動」 菅官房長官：時事ドットコム|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091300259&g=pol|website=時事ドットコム|date=2020-09-13|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。
組閣前の2020年9月13日、「[[第2次安倍内閣]]で設立された[[内閣人事局]]の存在が、官僚の忖度を生んでいるのではないか」という指摘に対し、菅は、内閣人事局の制度を改めるつもりはなく、「私ども政治家は選挙で選ばれている。何かをやるという方針を決定したのに、反対するようであれば異動してもらう」と発言した<ref>{{Cite web|和書|title=官僚「政策反対なら異動」 菅官房長官 |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091300259&g=pol |website=時事ドットコム |publisher=時事通信社 |date=2020-09-13 |accessdate=2020-10-02 |language=ja |archiveurl=https://web.archive.org/web/20201101134957/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091300259&g=pol |archivedate=2020-09-13 |url-status=dead|url-status-date=2021-09-13}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=森功|authorlink=森功|title=菅官邸の恐怖政治「今井派追放」と「2人の奉行」 |url=https://bungeishunju.com/n/nad21eb213074 |website=[[文藝春秋|文藝春秋digital]] |publisher=文藝春秋社 |date=2020-10-16 |accessdate=2021-09-12 |language=ja}}</ref>。


=== 「デジタル庁」設立 ===
これに対し、野党[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]の[[参議院]]議員[[福島瑞穂]]は「恐怖政治の第一歩ですよ。独裁政治をやると宣言したのですから」と批判。ジャーナリストの[[清水潔 (ジャーナリスト)|清水潔]]は、「これが独裁です」と批判<ref>{{Citeweb|title=https://twitter.com/nosuke0607/status/1305047651964997633|url=https://twitter.com/nosuke0607/status/1305047651964997633|website=Twitter|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。元総務官僚で[[立教大学]]特任教授の[[平嶋彰英]]は、「法治国家ではなく、人治だ」「内閣法の趣旨を理解せず、政治主導を履き違えている」と批判<ref>{{Cite web |date=2020-09-20|title=「内閣人事局をブラックボックス化」 問題指摘し左遷 元官僚語る：東京新聞 TOKYO Web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/56604|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>するなど、方々から批判がなされた。
菅は、行政のDX（[[デジタル]]変革）を推進するための新しい行政機関として、「デジタル庁（英：Japan Digital Agency）」を設立する構想を掲げた。菅は首相就任前の自民党総裁選で、[[デジタル庁]]設置を自身の目玉政策として掲げていた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」と明言した。


そのため行政のDXを推進する担当大臣として「[[デジタル改革担当大臣]]」のポストを新設し、IT政策に精通した衆議院議員の[[平井卓也]]を充てた。「デジタル改革関係閣僚会議」も新設し、菅はこの場でデジタル庁創設に向けた基本方針をまとめるよう指示した。2021年1月召集の通常国会で関連法案を提出する意向だ。併せて、2001年に施行されたIT基本法（高度情報通信ネットワーク社会形成基本法）の抜本的改正も目指すとしている。実務を主導する平井は2020年9月30日に、デジタル庁設置に向けた「デジタル改革関連法案準備室」を内閣官房内に置き、自ら室長に就任した。約50人のスタッフは[[経済産業省]]や[[総務省]]などから集めた。
=== 「デジタル庁」設立構想 ===
菅首相は、行政のDX（[[デジタル]]変革）を推進するための新しい行政機関として「デジタル庁（英：Japan Digital Agency）」を設立する構想を掲げた。菅は首相就任前の自民党総裁選で、デジタル庁設置を自身の目玉政策として掲げていた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」と明言した。


デジタル庁構想より前から、行政のDXに関する動きがあった。2019年5月、国の行政手続きを原則電子化すると定めた「[[情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律|デジタルファースト法]]」が成立している。同法に基づき、同年12月に「[[デジタル・ガバメント実行計画]]」を閣議決定し、2024年度中に国の行政手続きの9割を電子化するための工程表を示した。
そのため行政のDXを推進する担当大臣として「デジタル改革担当大臣」のポストを新設し、IT政策に精通した[[平井卓也]]衆議院議員を充てた。「デジタル改革関係閣僚会議」も新設し、菅首相はこの場でデジタル庁創設に向けた基本方針をまとめるよう指示した。2021年1月招集の通常国会で関連法案を提出する意向だ。併せて、2001年に施行されたIT基本法（高度情報通信ネットワーク社会形成基本法）の抜本的改正も目指すとしている。実務を主導する平井デジタル改革相は2020年9月30日に、デジタル庁設置に向けた「デジタル改革関連法案準備室」を内閣官房内に置き、自ら室長に就任した。約50人のスタッフは[[経済産業省]]や[[総務省]]などから集めた。


デジタルファースト法の付則ではIT調達予算を内閣官房に一元化することを検討事項としている。さらに[[デジタル・ガバメント実行計画]]では、内閣情報通信政策監（政府CIO）が全省庁のプロジェクトを一元的に管理すると規定している。予算権限をデジタル庁が握れば、システムの標準化などを通じて全体最適やコスト削減を実現できる可能性が広がる。必要な人材を各省庁や民間から登用できる人事権を持つことで、DXプロジェクトを強力に推進するための体制も構築しやすい。
デジタル庁の姿は2020年10月中旬時点ではまだ明確ではないが、平井大臣はデジタル庁長官には民間人を充てる方針を示している。今後は、デジタル庁がシステムの構築や標準化に向けてデジタル・IT予算と人事権をどの程度掌握できるかなどが焦点になる。


菅政権が2021年9月の発足を目指すデジタル庁の業務概要が明らかになった。情報システム関係の予算を一括計上し、システムの統合を進め、運用経費などを令和7年（2025年）までに3割削減するとしている。作業部会がまとめたデジタル庁の業務概要によると、デジタル社会の形成に関する司令塔として、勧告権など強力な総合調整機能を持つ組織とし、国や地方自治体などの情報システムを統括するとしている。そして、国の情報システムに関係する予算をデジタル庁に一括計上し、各府省に配分する仕組みを段階的に整えるとともに、システムの統合を図ることで、運用経費などを令和7年（2025年）までに3割削減するとしている。
実はデジタル庁構想より前から、行政のDXに関する動きはあった。その動向からデジタル庁の在り方をある程度類推できる。2019年5月には、国の行政手続きを原則電子化すると定めた「デジタルファースト法」が成立している。同法に基づき、同年12月に「デジタル・ガバメント実行計画」を閣議決定し、2024年度中に国の行政手続きの9割を電子化するための工程表を示した。


また、[[マイナンバー]]制度全般について、企画、立案を一元的に担う体制を構築するほか、[[サイバーセキュリティ]]の専門チームを設置し、国の行政機関などに対するセキュリティ監査を行うことなども盛り込んだ。政府は、こうした内容を、年内に策定するデジタル庁の新設に向けた基本方針に盛り込む方針を示した<ref>{{Cite web|和書|title=「デジタル庁」業務概要判明 システム統合で運用経費等3割減へ｜菅内閣|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201121/k10012723931000.html|website=NHK|date=2020-11-21|accessdate=2020-11-23|language=ja}}</ref>。
政府全体のIT調達予算は年間7000億円程度あるとされる。各省庁が縦割りで予算を編成して調達するため、コストが高止まりになりがちで、構築されるシステムも省庁ごとに部分最適になりがちだ。このため、新型コロナウイルス感染症対策を打つ過程で、各省庁や地方自治体との間でシステム連携がスムーズにできず、給付金の支給に遅れが生じるなどの問題が顕在化した。


2021年9月1日、デジタル庁が発足した。デジタル大臣には[[平井卓也]]を横滑りで任命し、事務方トップの[[デジタル監]]には[[一橋大学]]名誉教授の[[石倉洋子]]を充てた<ref>{{Cite news | title=デジタル庁発足 平井デジタル大臣 石倉デジタル監を発表 | url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210901/amp/k10013236481000.html | newspaper=NHKニュース | date=2021年9月1日| accessdate=2021年9月5日}}</ref>。
デジタルファースト法の付則ではIT調達予算を内閣官房に一元化することを検討事項としている。さらにデジタル・ガバメント実行計画では、内閣情報通信政策監（政府CIO）が全省庁のプロジェクトを一元的に管理すると規定している。予算権限をデジタル庁が握れば、システムの標準化などを通じて全体最適やコスト削減を実現できる可能性が広がる。必要な人材を各省庁や民間から登用できる人事権を持つことで、DXプロジェクトを強力に推進するための体制も構築しやすい。


=== 日本学術会議会員の任命問題 ===
しかし、予算や人事の権限移管には各省庁からの激しい抵抗が予想される。政治主導をどこまで貫けるかで、デジタル庁の姿は大きく変わりそうだとの見方がある<ref>{{Cite web|title=デジタル庁（Japan Digital Agency）|url=https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/keyword/18/00002/102000145/|website=日経クロステック（xTECH）|date=2020-11-12|accessdate=2020-11-23|language=ja}}</ref>。
{{See also|日本学術会議会員の任命問題}}
2020年9月、[[日本学術会議]]が推薦した新会員候補者105人のうち、6人が任命から除外された。首相が任命を拒否した形になるが、推薦した候補者が任命されなかったケースは異例である<ref>{{Cite web|和書|title=「日本学術会議」 任命されなかった6人の学者はどんな人？|url=https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_5f76974cc5b66377b27fcefe|website=ハフポスト|date=2020-10-02|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。


「菅総理に日本学術会議会員の任命拒否をされた6人は（安倍前政権下の）[[平和安全法制|安全保障関連法]]や[[特定秘密の保護に関する法律|特定秘密保護法]]などで政府の方針に異論を示してきた人物であり、政府の意に沿わない人物は排除しようとする意図ではないか」と指摘されている<ref>{{Cite web|和書|title=菅首相が学術会議の任命を拒否した６人はこんな人 安保法制、特定秘密保護法、辺野古などで政府に異論：東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/59092|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。
菅政権が2021年9月の発足を目指すデジタル庁の業務概要が明らかになった。情報システム関係の予算を一括計上し、システムの統合を進め、運用経費などを令和7年（2025年）までに3割削減するとしている。作業部会がまとめたデジタル庁の業務概要によると、デジタル社会の形成に関する司令塔として、勧告権など強力な総合調整機能を持つ組織とし、国や地方自治体などの情報システムを統括するとしている。そして、国の情報システムに関係する予算をデジタル庁に一括計上し、各府省に配分する仕組みを段階的に整えるとともに、システムの統合を図ることで、運用経費などを令和7年（2025年）までに3割削減するとしている。


この問題について、菅内閣は非承認理由を明らかにしておらず、日本学術会議は10月2日、菅内閣に対し、承認拒否の理由の開示と承認拒否撤回の要望を提出した。
また、[[マイナンバー]]制度全般について、企画・立案を一元的に担う体制を構築するほか、[[サイバーセキュリティ]]の専門チームを設置し、国の行政機関などに対するセキュリティ監査を行うことなども盛り込んだ。政府は、こうした内容を、年内に策定するデジタル庁の新設に向けた基本方針に盛り込む方針を示した<ref>{{Cite web|title=「デジタル庁」業務概要判明 システム統合で運用経費等3割減へ｜菅内閣|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201121/k10012723931000.html|website=NHK|date=2020-11-21|accessdate=2020-11-23|language=ja}}</ref>。


2020年11月2日、国会[[衆議院]]予算委員会において菅は日本学術会議の会員選考について「閉鎖的で既得権益のようになっている」と批判し改革の必要性を強調した<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/526c522c513fc66b84badf371f5705b6f1f16a88 |title=学術会議「閉鎖的で既得権益」　菅首相、組織改革を主張　衆院予算委スタート |accessdate=2020-11-02}}</ref>。
=== 日本学術会議の推薦による会員任命拒否問題 ===
{{See also|日本学術会議の任命拒否}}
2020年9月、[[日本学術会議]]が推薦した新会員候補者105人のうち、6人が任命から除外された。菅総理大臣が任命を拒否した形になり、推薦した候補者が任命されなかったケースは過去にない異例のことである<ref>{{Cite web|title=「日本学術会議」 任命されなかった6人の学者はどんな人？|url=https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_5f76974cc5b66377b27fcefe|website=ハフポスト|date=2020-10-02|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。


=== 菅首相の次期自由民主党総裁選挙への立候補断念 ===
「菅総理に日本学術会議会員の任命拒否をされた6人は（安倍前政権下の）[[平和安全法制|安全保障関連法]]や[[特定秘密の保護に関する法律|特定秘密保護法]]などで政府の方針に異論を示してきた人物であり、政府の意に沿わない人物は排除しようとする意図ではないか」と指摘されている<ref>{{Cite web|title=菅首相が学術会議の任命を拒否した６人はこんな人 安保法制、特定秘密保護法、辺野古などで政府に異論：東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/59092|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。
{{See also|2021年自由民主党総裁選挙#菅の総裁選不出馬}}
任期満了を迎える[[2021年自由民主党総裁選挙]]に向けて、菅は2021年7月17日にテレビ番組で「総裁として（次期総裁選に）出馬するのは、時期が来れば当然のことだろう」と述べ、再選を目指し総裁選へ立候補する意向を示した<ref>{{ cite news | title = 自民総裁選　無投票狙い先手　首相早々と立候補意向 | newspaper = 毎日新聞 | date = 2021-07-28 | url = https://mainichi.jp/articles/20210728/ddm/005/010/161000c | accessdate = 2021-09-04}}</ref>。


2021年8月26日には前回の総裁選で菅に敗れた[[岸田文雄]]が総裁選出馬を表明し、岸田はこの中で党役員任期を「1期1年・連続3期」までとする党改革案を打ち出した。これに対し菅は30日には9月中に幹事長の[[二階俊博]]を含む党役員人事の更新を行う方針を固め<ref>{{Cite news |title=二階氏、幹事長交代を受け入れる考え…菅首相に伝える|newspaper=読売新聞|date=2021-08-31|url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210831-OYT1T50171/|accessdate=2021-09-04}}</ref>、31日には9月中旬に衆議院を解散し、総裁選を先送りする案も選択肢との考えを二階に伝えた<ref>{{Cite news |title=菅首相、9月中旬解散の選択肢を二階氏に伝達　総裁選先送りも|newspaper=朝日新聞|date=2021-09-01|url=https://www.asahi.com/articles/ASP91051GP80UTFK027.html|accessdate=2021-09-04}}</ref>。
この問題について、菅内閣は非承認理由を明らかにしておらず、日本学術会議は10月2日、菅内閣に対し、承認拒否の理由の開示と承認拒否撤回の要望を提出した<ref>{{Cite web|title=任命しない理由、開示を 日本学術会議が首相に要望へ：朝日新聞デジタル|url=https://www.asahi.com/articles/ASNB23R5CNB2ULBJ001.html|website=朝日新聞デジタル|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。この問題に対し、「過去の国会答弁と矛盾する」<ref>{{Cite web|title=菅首相の任命拒否に「違法性」？学術会議の推薦、過去答弁との矛盾。解釈変更はあったのか|url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/gakujutukaigi|website=BuzzFeed|accessdate=2020-10-02|language=ja|first=Kota|last=Hatachi}}</ref>「違憲」「違法」<ref>{{Cite web|title=共産・志位氏「違法で違憲だ」 日本学術会議任命見送り|url=https://www.sankei.com/politics/news/201001/plt2010010032-n1.html|website=産経ニュース|date=2020-10-01|accessdate=2020-10-02|language=ja|publisher=SANKEI DIGITAL. INC}}</ref><ref>{{Cite web|title=菅総理による日本学術会議の委員の任命拒絶は違法の可能性（渡辺輝人） - Yahoo!ニュース|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabeteruhito/20201001-00201090/|website=Yahoo!ニュース 個人|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=「この政権、とんでもないところに手を出してきた」 学術会議任命見送られた松宮教授｜政治｜地域のニュース｜京都新聞|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/368847|website=京都新聞|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>などの指摘が相次いでいる。ジャーナリストの[[木村正人 (ジャーナリスト)|木村正人]]は「赤狩り」と批判している<ref>{{Cite web|title=日本でも「赤狩り」が始まった 菅首相による日本学術会議会員の任命拒否は何を意味するのか（木村正人） - Yahoo!ニュース|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20201002-00201120/|website=Yahoo!ニュース 個人|accessdate=2020-10-02|language=ja}}</ref>。


しかし、これらの方針は党内から強い反発を招き、2021年9月1日には[[衆議院解散]]による総裁選の先送りをしない方針を表明<ref>{{ cite news | title = 首相「解散できる状況でない」　総裁選先送りも否定 | newspaper = 日本経済新聞 | date = 2021-09-01 | url = https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0110E0R00C21A9000000/ | accessdate = 2021-09-04}}</ref>。党役員人事についても菅は9月2日に[[安倍晋三]]前首相、麻生太郎副総理兼財務相らに協力を打診したが拒否されたことにより<ref>{{Cite news |title=「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半|newspaper=西日本新聞|date=2021-09-04|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/795592/|accessdate=2021-09-04}}</ref>、党運営に行き詰った菅は9月3日に次期総裁選には立候補しない意向を表明<ref>{{ cite news |author= | title = 「任期満了による総選挙」不透明に 菅首相退陣で政治日程流動化 | newspaper = 河北新報 | date = 2021-09- | url = https://kahoku.news/articles/20210903khn000041.html | accessdate = 2021-09-04}}</ref>。
2020年11月2日、国会[[衆議院]]予算委員会において菅首相は日本学術会議の会員選考について「閉鎖的で既得権益のようになっている」と批判し改革の必要性を強調した<ref>{{Cite web |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/526c522c513fc66b84badf371f5705b6f1f16a88 |title=学術会議「閉鎖的で既得権益」　菅首相、組織改革を主張　衆院予算委スタート |accessdate=2020-11-02}}</ref>。


[[9月30日]]、任期満了を迎え、菅は自由民主党総裁を退任した<ref>{{Cite news|url=https://web.archive.org/web/20210928043337/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210928/k10013280061000.html|title=菅首相 任期満了前最後の自民党役員会 1年の協力に謝意示す|work=[[NHKニュース]]|date=2021-9-28|accessdate=2021-9-30}}</ref>。
===マスコミ関係者を内閣総理大臣補佐官に任命===
菅義偉首相は、10月1日付で前[[共同通信社]]論説副委員長の[[柿崎明二]]を自身の側近の一人として[[内閣総理大臣補佐官]]に任命した。柿崎は報道番組等で[[第2次安倍内閣]]以降の政策や姿勢を痛烈に批判しており、安倍内閣で約8年[[内閣官房長官]]を務めていた菅首相にとっては宿敵ともいえ、また政治経験のないマスコミ関係者に首相補佐官になったというのは史上初めてのことであった。


[[File:Resignation of the Suga Cabinet 20211004, 1.jpg|thumb|内閣総辞職に際して花束を贈呈される内閣総理大臣の菅]]
ジャーナリストの[[須田慎一郎]]は「批判的な官邸スタッフからは、『この8年間、反安倍で、安倍前総理に批判的な言説、物書きで食って来た人間が、なぜ今更、首相補佐官になるんだ』というコメント」があり「左派の人たちからすると、『この裏切り者め！』というように、両方からネガティブな反応が返って来ました。」とコメントしたうえで「菅さんはつくづく怖い人だな」と語っている<ref>{{Cite web|title=首相補佐に柿崎明二氏を起用する「菅総理の怖さ」|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/bcf292133e535d1b13aa0bbbde81652a3af37f83|website=Yahoo!ニュース 個人| date=2020年10月5日|accessdate=2020-10-25|language=ja}}</ref>。
[[10月4日]]午前、菅は臨時閣議に於いて、閣僚らの辞表を取りまとめて総辞職した。在任期間は384日。菅の任期満了に伴って施行された[[2021年自由民主党総裁選挙]]に於いて[[岸田文雄]]が第27代総裁に選出されたことを受け、後継政権として第100代内閣総理大臣に岸田が就任し[[第1次岸田内閣]]が成立した<ref>{{Cite news|url=https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4374315.html|title=【速報】菅内閣が総辞職 在任３８４日間 コロナ対応に追われる|work=[[TBS NEWS (ニュースサイト)|TBS NEWS]]|date=2021-10-4|accessdate=2021-10-4}}</ref>。


菅の総理在任時の国政選挙は補欠選挙程度で、全国規模の選挙は在任時は行なわれなかった。
== 名称に関するトリビア ==
{{独自研究|section=1|date=2020年9月}}
{{雑多な内容の箇条書き|section=1|date=2020年11月}}
* [[菅義偉]]（すが よしひで）内閣は、過去に存在した[[菅直人]]（かん なおと）内閣（2010年6月 - 2011年9月：[[菅直人内閣]]、[[菅直人内閣 (第1次改造)]]、[[菅直人内閣 (第2次改造)]]）と、姓の文字は同じだが、読み方の異なる内閣である。
* 過去に同姓の首相は親族同士で就任した[[福田赳夫]]・[[福田康夫|康夫]]、[[鳩山一郎]]・[[鳩山由紀夫|由紀夫]]の2例と、血縁関係のない同姓同士の[[鈴木貫太郎]]・[[鈴木善幸|善幸]]、[[田中義一]]・[[田中角栄|角栄]]、[[加藤友三郎]]・[[加藤高明|高明]]の3例の計5例で、同じ漢字で読みが異なる姓同士の首相は初めてとなる。
* 菅義偉の首相就任に伴い、「[[菅直人|カン]]（菅 直人）」「[[野田佳彦|ノダ]]（野田 佳彦）」「[[安倍晋三|アベ]]（安倍 晋三）」「[[菅義偉|スガ]]（菅 義偉）」と姓の読みが2文字となる首相が4代続いている。なお、[[菅直人]]首相以前で姓の読みが2文字の首相は「[[原敬|ハラ]]（原 敬）」「[[阿部信行|アベ (戦前)]]（阿部 信行）」「[[岸信介|キシ]]（岸 信介）」「[[三木武夫|ミキ]]（三木 武夫）」「[[宇野宗佑|ウノ]]（宇野 宗佑）」「[[羽田孜|ハタ]]（羽田 孜）」「[[森喜朗|モリ]]（森 喜朗）」「[[安倍晋三|アベ (第一次)]]（安倍 晋三）」の8名10代であり、いずれもその前後の首相の姓は3文字以上の読みである。姓の読みが2文字の首相が2代以上連続したことは一度も無かった。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[電子政府]]
* [[電子政府]]
* [[デジタル庁]]
*[[2020年の政治]]
*[[2021年の政治]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/meibo/index.html 閣僚名簿] - [[総理大臣官邸|首相官邸]]
* [https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/099.html#link01 歴代内閣ホームページ情報：菅義偉 内閣総理大臣（第99代）] - [[総理大臣官邸|首相官邸]]
* [https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1026shoshinhyomei.html 令和2年10月26日 第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説] - 首相官邸
* [https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1026shoshinhyomei.html 令和2年10月26日 第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説] - 首相官邸
* {{NHK放送史|D0009030862_00000|菅前官房長官　首相に選出}}

{{日本国歴代内閣|[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]|菅義偉内閣|令和2年（2020年）9月16日 - |}}
{{菅義偉}}{{日本国歴代内閣|[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]|菅義偉内閣|令和2年（2020年）9月16日 - 令和3年（2021年）10月4日|[[岸田内閣]]}}
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2024年12月14日 (土) 12:40時点における最新版

菅義偉内閣
国務大臣任命式後の記念撮影
（2020年9月16日）
天皇 第126代 徳仁
内閣総理大臣 第99代 菅義偉
成立年月日 2020年（令和2年）9月16日
終了年月日 2021年（令和3年）10月4日
与党・支持基盤 自由民主党、公明党
（自公連立政権）
成立事由 前首相の辞任
終了事由 首相の辞任（総裁任期満了に伴う）
前内閣 第4次安倍第2次改造内閣
次内閣 第1次岸田内閣
内閣閣僚名簿（首相官邸）
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菅義偉内閣（すがよしひでないかく）は、内閣官房長官、拉致問題担当大臣、衆議院議員及び自由民主党総裁の菅義偉が第99代内閣総理大臣に任命され、2020年（令和2年）9月16日から2021年（令和3年）10月4日まで続いた日本の内閣。 自由民主党と公明党を与党とする連立内閣（自公連立政権）である。

自由民主党総裁の安倍晋三の辞意表明に伴って実施された総裁選挙において菅が第26代総裁に選出された。これを受け、第4次安倍第2次改造内閣が総辞職したことにより、その後継政権として成立した。

鈴木善幸内閣以来戦後2度目の東北出身者による内閣である。

菅直人（こちらの名字は「かん」と読む）が組閣した内閣と区別するため、フルネームの菅義偉内閣と表記されることが多い。

内閣の顔ぶれ・人事

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所属政党・出身:

  自由民主党（細田派）   自由民主党（岸田派）   自由民主党（旧竹下派）   自由民主党（麻生派）   自由民主党（二階派）

  自由民主党（石原派）   自由民主党（谷垣G）   自由民主党（石破派）   自由民主党（無派閥）   公明党
  中央省庁・民間

国務大臣

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2020年（令和2年）9月16日任命。

職名 氏名 出身等 特命事項等 備考
内閣総理大臣 菅義偉 衆議院
自由民主党
（菅グループ） 		自由民主党総裁
横滑り
副総理
財務大臣
内閣府特命担当大臣
（金融） 		麻生太郎 衆議院
自由民主党
（麻生派） 		デフレ脱却担当
内閣総理大臣臨時代理
就任順位第1位（副総理） 		再任
総務大臣 武田良太 衆議院
自由民主党
（二階派） 		横滑り
法務大臣 上川陽子 衆議院
自由民主党
（岸田派） 		再入閣
外務大臣 茂木敏充 衆議院
自由民主党
（竹下派） 		内閣総理大臣臨時代理
就任順位第3位 		再任
文部科学大臣 萩生田光一 衆議院
自由民主党
（細田派） 		教育再生担当
国立国会図書館連絡調整委員会委員 		再任
厚生労働大臣 田村憲久 衆議院
自由民主党
（石破派） 		働き方改革担当
内閣総理大臣臨時代理
就任順位第5位（2021年2月18日以降） 		再入閣
農林水産大臣 野上浩太郎 参議院
自由民主党
（細田派） 		初入閣
経済産業大臣
内閣府特命担当大臣
（原子力損害賠償・
廃炉等支援機構） 		梶山弘志 衆議院
自由民主党
（無派閥） 		産業競争力担当
ロシア経済分野協力担当
原子力経済被害担当 		再任
国土交通大臣 赤羽一嘉 衆議院
公明党 		水循環政策担当 再任
環境大臣
内閣府特命担当大臣
（原子力防災） 		小泉進次郎 衆議院
自由民主党
（無派閥） 		気候変動担当
（2021年3月9日以降） 		再任
防衛大臣 岸信夫 衆議院
自由民主党
（細田派） 		初入閣
内閣官房長官 加藤勝信 衆議院
自由民主党
（竹下派） 		沖縄基地負担軽減担当
拉致問題担当
内閣総理大臣臨時代理
就任順位第2位 		横滑り
内閣府特命担当大臣
（マイナンバー制度） 		平井卓也 衆議院
自由民主党
（岸田派） 		デジタル改革担当
情報通信技術（IT）政策担当 		再入閣
2021年9月1日免[注 1]
デジタル大臣
内閣府特命担当大臣
（個人情報保護委員会） 		2021年9月1日任[注 1]
復興大臣 平沢勝栄 衆議院
自由民主党
（二階派） 		福島原発事故再生総括担当 初入閣
国家公安委員会委員長
内閣府特命担当大臣
（防災）
（海洋政策） 		小此木八郎 衆議院
自由民主党
（無派閥） 		国土強靭化担当
領土問題担当 		再入閣
2021年6月25日免
棚橋泰文 衆議院
自由民主党
（麻生派） 		国土強靭化担当
領土問題担当 		再入閣
2021年6月25日任
内閣府特命担当大臣
（沖縄及び北方対策）
（規制改革） 		河野太郎 行政改革担当
国家公務員制度担当
ワクチン接種推進担当
（2021年1月18日以降）
内閣総理大臣臨時代理
就任順位第4位 		横滑り
内閣府特命担当大臣
（少子化対策）
（地方創生） 		坂本哲志 衆議院
自由民主党
（石原派） 		一億総活躍担当
まち・ひと・しごと創生担当
孤独・孤立対策担当
（2021年2月12日以降） 		初入閣
内閣府特命担当大臣
（経済財政政策） 		西村康稔 衆議院
自由民主党
（細田派） 		経済再生担当
全世代型社会保障改革担当
新型コロナウイルス感染症対策担当 		再任
内閣府特命担当大臣
（男女共同参画） 		橋本聖子 参議院
自由民主党
（細田派） 		東京オリンピック・
パラリンピック競技大会担当
女性活躍担当
内閣総理大臣臨時代理
就任順位第5位 		再任
2021年2月18日免
丸川珠代 東京オリンピック・
パラリンピック競技大会担当
女性活躍担当 		再入閣
2021年2月18日任
内閣府特命担当大臣
（消費者及び食品安全）
（クールジャパン戦略）
（知的財産戦略）
（科学技術政策）
（宇宙政策） 		井上信治 衆議院
自由民主党
（麻生派） 		2025年国際博覧会担当 初入閣

内閣官房副長官、内閣法制局長官

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2020年（令和2年）9月16日任命。

職名 氏名 出身等 備考
内閣官房副長官 坂井学 衆議院／自由民主党（無派閥）
岡田直樹 参議院／自由民主党（細田派） 再任
杉田和博 事務担当（警察庁） 再任
内閣法制局長官 近藤正春 前内閣法制次長／経済産業省 再任

内閣総理大臣補佐官

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2020年（令和2年）9月16日任命。

職名 氏名 所属等 備考
内閣総理大臣補佐官
（国家安全保障に関する重要政策担当） 		木原稔 衆議院／自由民主党（竹下派） 再任
内閣総理大臣補佐官
（経済・外交担当） 		阿達雅志 参議院／自由民主党（無派閥）
内閣総理大臣補佐官
（国土強靭化及び復興等の社会資本整備、地方創生、
健康・医療に関する成長戦略並びに科学技術イノベーション政策その他特命事項担当） 		和泉洋人 民間（国土交通省） 再任
内閣総理大臣補佐官
（政策評価、検証担当） 		柿崎明二 民間 2020年10月1日任

副大臣

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2020年（令和2年）9月18日任命。

職名 氏名 出身等 備考
復興副大臣 亀岡偉民 衆議院/自由民主党（細田派） 横滑り
横山信一 参議院/公明党 留任
岩井茂樹 参議院/自由民主党（竹下派） 内閣府、国土交通副大臣兼任/2021年4月30日免
渡辺猛之 内閣府、国土交通副大臣兼任/2021年4月30日任
内閣府副大臣 赤澤亮正 衆議院/自由民主党（石破派）
藤井比早之 衆議院/自由民主党（無派閥） デジタル副大臣兼任（2021年9月1日以降）
三ッ林裕巳 衆議院/自由民主党（細田派）
田野瀬太道 衆議院/自由民主党（石原派） 文部科学副大臣兼任/2021年2月1日免
丹羽秀樹 衆議院/自由民主党（麻生派） 文部科学副大臣兼任/2021年2月1日任
長坂康正 経済産業副大臣兼任
江島潔 参議院/自由民主党（細田派） 経済産業副大臣兼任
堀内詔子 衆議院/自由民主党（岸田派） 環境副大臣兼任
中山泰秀 衆議院/自由民主党（細田派） 防衛副大臣兼任
岩井茂樹 参議院/自由民主党（竹下派） 復興、国土交通副大臣兼任/2021年4月30日免
渡辺猛之 復興、国土交通副大臣兼任/2021年4月30日任
山本博司 参議院/公明党 厚生労働副大臣兼任/2021年1月22日任
総務副大臣 熊田裕通 衆議院/自由民主党（無派閥）
新谷正義 衆議院/自由民主党（竹下派）
法務副大臣 田所嘉徳 衆議院/自由民主党（石破派）
外務副大臣 鷲尾英一郎 衆議院/自由民主党（二階派）
宇都隆史 参議院/自由民主党（竹下派）
財務副大臣 伊藤渉 衆議院/公明党
中西健治 参議院/自由民主党（麻生派）
文部科学副大臣 高橋比奈子 衆議院/自由民主党（麻生派）
田野瀬太道 衆議院/自由民主党（石原派） 内閣府副大臣兼任/2021年2月1日免
丹羽秀樹 衆議院/自由民主党（麻生派） 内閣府副大臣兼任/2021年2月1日任
厚生労働副大臣 三原じゅん子 参議院/自由民主党（無派閥）
山本博司 参議院/公明党 内閣府副大臣兼任（2021年1月22日以降）
農林水産副大臣 葉梨康弘 衆議院/自由民主党（岸田派）
宮内秀樹 衆議院/自由民主党（二階派）
経済産業副大臣 長坂康正 衆議院/自由民主党（麻生派） 内閣府副大臣兼任
江島潔 参議院/自由民主党（細田派） 内閣府副大臣兼任
国土交通副大臣 大西英男 衆議院/自由民主党（細田派）
岩井茂樹 参議院/自由民主党（竹下派） 復興、内閣府副大臣兼任/2021年4月30日免
渡辺猛之 復興、内閣府副大臣兼任/2021年4月30日任
環境副大臣 笹川博義 衆議院/自由民主党（竹下派）
堀内詔子 衆議院/自由民主党（岸田派） 内閣府副大臣兼任
防衛副大臣 中山泰秀 衆議院/自由民主党（細田派） 内閣府副大臣兼任
デジタル副大臣 藤井比早之 衆議院/自由民主党（無派閥） 内閣府副大臣兼任/2021年9月1日任

大臣政務官

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2020年（令和2年）9月18日任命。

職名 氏名 出身等 備考
復興大臣政務官 吉川赳 衆議院/自由民主党（岸田派） 内閣府大臣政務官兼任
三谷英弘 衆議院/自由民主党（無派閥） 内閣府、文部科学大臣政務官兼任
佐藤啓 参議院/自由民主党（細田派） 内閣府、経済産業大臣政務官兼任
内閣府大臣政務官 岡下昌平 衆議院/自由民主党（二階派） デジタル大臣政務官兼任(2021年9月1日以降)
和田義明 衆議院/自由民主党（細田派）
宗清皇一 経済産業大臣政務官兼任
鳩山二郎 衆議院/自由民主党（二階派） 国土交通大臣政務官兼任
神谷昇 環境大臣政務官兼任
松川るい 参議院/自由民主党（細田派） 防衛大臣政務官兼任
吉川赳 衆議院/自由民主党（岸田派） 復興大臣政務官兼任
三谷英弘 衆議院/自由民主党（無派閥） 復興、文部科学大臣政務官兼任
佐藤啓 参議院/自由民主党（細田派） 復興、経済産業大臣政務官兼任
総務大臣政務官 谷川とむ 衆議院/自由民主党（細田派）
古川康 衆議院/自由民主党（竹下派）
宮路拓馬 衆議院/自由民主党（石原派）
法務大臣政務官 小野田紀美 参議院/自由民主党（竹下派）
外務大臣政務官 國場幸之助 衆議院/自由民主党（岸田派）
鈴木隼人 衆議院/自由民主党（岸田派）
中西哲 参議院/自由民主党（石破派）
財務大臣政務官 船橋利実 衆議院/自由民主党（麻生派）
元榮太一郎 参議院/自由民主党（竹下派）
文部科学大臣政務官 鰐淵洋子 衆議院/公明党
三谷英弘 衆議院/自由民主党（無派閥） 復興、内閣府大臣政務官兼任
厚生労働大臣政務官 大隈和英 衆議院/自由民主党（麻生派）
小鑓隆史 参議院/自由民主党（岸田派）
農林水産大臣政務官 池田道孝 衆議院/自由民主党（竹下派）
熊野正士 参議院/公明党
経済産業大臣政務官 宗清皇一 衆議院/自由民主党（細田派） 内閣府大臣政務官兼任
佐藤啓 参議院/自由民主党（細田派） 復興、内閣府大臣政務官兼任
国土交通大臣政務官 小林茂樹 衆議院/自由民主党（二階派）
朝日健太郎 参議院/自由民主党（無派閥）
鳩山二郎 衆議院/自由民主党（二階派） 内閣府大臣政務官兼任
環境大臣政務官 宮崎勝 参議院/公明党
神谷昇 衆議院/自由民主党（二階派） 内閣府大臣政務官兼任
防衛大臣政務官 大西宏幸 衆議院/自由民主党（岸田派）
松川るい 参議院/自由民主党（細田派） 内閣府大臣政務官兼任
デジタル大臣政務官 岡下昌平 衆議院/自由民主党（二階派） 内閣府大臣政務官兼任／2021年9月1日任

勢力早見表

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※ 内閣発足当初（前内閣の事務引継は除く）。
※ 内閣官房副長官（政務）は副大臣に含む。
※ 太字はいわゆる自民党五役。
※ 有隣会の所属議員は、他派閥と掛け持ちしている議員を含め衆参30名。
※ 慣例により形式的に派閥から離脱中の総理大臣、衆参議長、党幹部は派閥所属議員に含む。
名称 勢力 国務大臣 副大臣 政務官 補佐官 その他
細田派 98 5 5 6 0 政務調査会長、参議院幹事長
麻生派 56 3 3 2 0 衆議院議長、参議院議長、総務会長
竹下派 54 2 4 4 1 選挙対策委員長、 参議院議員会長
公明党 57 1 3 3 0
無派閥 54 4 3 2 1 自由民主党総裁、幹事長代行
岸田派 46 2 2 4 0
二階派 46 2 2 4 0 幹事長
石破派 19 1 2 1 0
有隣会 18 0 1 0 0
石原派 11 1 1 1 0 国会対策委員長
民間 / 0 0 0 2
- / 20 25 27 4 /

首班指名選挙

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内閣の動き

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組閣

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菅はこの内閣を「国民のために働く内閣」と名付けた[1]。

携帯電話料金の引下げ[2]などを政策に示し第203回国会冒頭の所信表明演説では自身が目指す社会像として「自助、共助、公助、そして絆」を掲げ、「自分でできることは、まず、自分でやってみる。そして、家族、地域で互いに助け合う。その上で、政府がセーフティネットでお守りする。そうした国民から信頼される政府を目指す」と述べた[3]。

また経済政策ではアベノミクスの継承[4]など、基本的には安倍前政権の方針を引き継いでいくことを示した。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策

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2021年1月7日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大をうけて東京都知事の小池百合子、埼玉県知事の大野元裕、千葉県知事の森田健作、神奈川県知事の黒岩祐治の要請に応じ東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県を対象に翌1月8日から2月7日までの期間で（安倍前政権以来）緊急事態宣言を再発令することを発表した[5]。

2021年1月18日、菅は規制改革担当大臣の河野太郎にワクチン接種推進担当大臣を兼務するよう指示した[6]。ワクチンの承認審査や交渉を担当する田村厚労相、感染状況や特措法改正の対応などコロナ対策を担当する西村経済再生相、接種の実施主体となる地方自治体を所管する武田総務相、保管用冷凍庫の確保は梶山経産相、輸送は赤羽国交相、医療廃棄物の処理は小泉環境相といったように、総務省や厚労省のほかにも複数の省庁にまたがるため、縦割り行政の弊害を取り払うことで、全体を統括して調整し動かす大臣が必要であるとの理由から、菅は規制改革・行政改革担当である河野を起用した[7]。以後、規制改革・行政改革担当である河野がワクチンの運搬や廃棄物の処理なども含めワクチン接種全般に関する総合調整を担当する[8]。河野は任命の翌日に行った記者会見で自らを補佐する副大臣として厚生労働副大臣山本博司と内閣府副大臣藤井比早之を充てる方針を発表した[9]。

2021年1月19日、2月中旬にワクチンを承認した後に2月下旬より医療従事者から接種を始め以降65歳以上の高齢者、高齢者施設などで働く人、持病のある人を優先的に接種した後、5月より一般への接種を始め7月までに16歳以上の全国民を対象に接種を進めるスケジュールが発表された[10]。

2021年1月23日、モデルナ、アストラゼネカ、ファイザーの3社と供給を受ける契約を結び4月23日に菅は記者会見で「7月末を念頭に各自治体が（高齢者への）2回の接種を終えることができるよう政府を挙げて取り組む」と述べた[11]。

2021年4月27日、菅は東京都と大阪府に自衛隊が運営する1日1万人規模の接種が可能な大規模会場を設置するよう指示した。期間は5月24日から3カ月の方針。場所は東京都は大手町合同庁舎、大阪府は大阪府立国際会議場（大阪市中之島）に決まり、東京・大阪とも5月24日から開設された[12]。

2021年6月1日、政府は接種の加速化を図る目的で企業や大学などでの職域接種を6月21日から始めると発表し、東京・大阪の自衛隊による大規模会場と同じモデルナ製ワクチンを使用していたが[13]、職域接種の申請が想定を上回るペースで行われたことで、使用されるモデルナ製ワクチンの供給が不足するに至った[14]。職域接種に用いられるモデルナ製ワクチンの1日の配送可能量が上限に達しており、ワクチンが不足する可能性が出てきたため、6月30日に菅はワクチン接種などの進捗に関する関係閣僚会議で職域接種申請の新規申し込みを事実上中止することを表明した[15]。

6月9日に行われた党首討論で、菅はワクチン接種について「10月から11月にかけて必要な国民には全て打ち終えることを実現したい」と表明した[16]。また当初は1日100万回接種を行う体制を目標としていたが、実際は目標を大きく上回り、6月には1日110万回、7月には1日最大150万回の接種を行った[17][18]。

8月2日、菅はこれまで原則入院としてきた新型コロナウイルス感染症（COVID-19）患者の療養方針について中等症患者を自宅療養とすることを決めたが[19]、政府の療養方針転換に際し、専門家や世論のほか、与野党からの反発が相次いだことを受けて、8月4日に「（対象は）首都圏などの爆発的感染拡大が生じている地域で、全国一律ではない。中等症でも重症化リスクのある方は入院していただく。自宅患者もこまめに連絡を取れる態勢を作り、悪化したらすぐに入院ができる」と理解を求めたうえで、「今回の措置は必要な医療を受けられるようにするためで、理解してもらいたい」と撤回しない方針を表明した[20]。9月15日に、菅は入院患者などに使用が限定されている抗体カクテル療法について、自宅療養患者にも使用可能とするよう厚生労働大臣田村憲久に指示した[21]。

9月3日、新型コロナウイルス感染症対策分科会は、11月ごろにワクチンが希望者に行き渡った段階で、接種証明書などの活用を条件とした上で、県境を越える出張や旅行、全国から人が集まる大規模イベント、冠婚葬祭や入学式・卒業式後の宴会などを可能とする「ワクチン・検査パッケージ」を提言した。社会経済活動の再開を目指す首相官邸の強い意向を踏まえて、提言案が取りまとめられた[22]。

9月9日、政府は3日に行われた分科会による「ワクチン・検査パッケージ」の提言を受けて、ワクチン接種が進展する11月ごろをめどに、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策として現在実施している個人の行動や社会経済活動の制限を段階的に緩和する基本方針を決定した。これにより、ワクチン接種などを条件に飲食店での酒類提供や都道府県境を越える移動、大規模イベントの開催などが可能となる[23]。

9月13日には、2回目接種を終えた人が全人口の50%を超えた[24]。

規制改革

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菅は2020年9月16日に首相官邸で行われた総理大臣記者会見において、「7年8か月、内閣官房長官を務める中で、なかなか進まない政策課題は、だいたい役所の縦割りや前例主義が壁になってできなかった」としており、縦割り行政と既得権益、悪しき前例を打破して、規制改革を進めていく考えを示した[25]。

翌17日には、行政改革担当大臣の河野太郎が自らのウェブサイトに「行政改革目安箱」の欄を設け、縦割り行政によって生じた弊害などを誰でも投稿できるページ（いわゆる「縦割り110番」）を開設した[26]。目安箱には開設から9時間で約3,000件の投稿があったとされ、当初の見込みをはるかに超える意見が寄せられたことから、18日未明に新たな投稿の受付を停止した[26]。これを受けて河野は、今後は内閣府のウェブページに開設されている「規制改革ホットライン」で情報提供を受け付けるとしている[27]。

官僚人事

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組閣前の2020年9月13日、「第2次安倍内閣で設立された内閣人事局の存在が、官僚の忖度を生んでいるのではないか」という指摘に対し、菅は、内閣人事局の制度を改めるつもりはなく、「私ども政治家は選挙で選ばれている。何かをやるという方針を決定したのに、反対するようであれば異動してもらう」と発言した[28][29]。

「デジタル庁」設立

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菅は、行政のDX（デジタル変革）を推進するための新しい行政機関として、「デジタル庁（英：Japan Digital Agency）」を設立する構想を掲げた。菅は首相就任前の自民党総裁選で、デジタル庁設置を自身の目玉政策として掲げていた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」と明言した。

そのため行政のDXを推進する担当大臣として「デジタル改革担当大臣」のポストを新設し、IT政策に精通した衆議院議員の平井卓也を充てた。「デジタル改革関係閣僚会議」も新設し、菅はこの場でデジタル庁創設に向けた基本方針をまとめるよう指示した。2021年1月召集の通常国会で関連法案を提出する意向だ。併せて、2001年に施行されたIT基本法（高度情報通信ネットワーク社会形成基本法）の抜本的改正も目指すとしている。実務を主導する平井は2020年9月30日に、デジタル庁設置に向けた「デジタル改革関連法案準備室」を内閣官房内に置き、自ら室長に就任した。約50人のスタッフは経済産業省や総務省などから集めた。

デジタル庁構想より前から、行政のDXに関する動きがあった。2019年5月、国の行政手続きを原則電子化すると定めた「デジタルファースト法」が成立している。同法に基づき、同年12月に「デジタル・ガバメント実行計画」を閣議決定し、2024年度中に国の行政手続きの9割を電子化するための工程表を示した。

デジタルファースト法の付則ではIT調達予算を内閣官房に一元化することを検討事項としている。さらにデジタル・ガバメント実行計画では、内閣情報通信政策監（政府CIO）が全省庁のプロジェクトを一元的に管理すると規定している。予算権限をデジタル庁が握れば、システムの標準化などを通じて全体最適やコスト削減を実現できる可能性が広がる。必要な人材を各省庁や民間から登用できる人事権を持つことで、DXプロジェクトを強力に推進するための体制も構築しやすい。

菅政権が2021年9月の発足を目指すデジタル庁の業務概要が明らかになった。情報システム関係の予算を一括計上し、システムの統合を進め、運用経費などを令和7年（2025年）までに3割削減するとしている。作業部会がまとめたデジタル庁の業務概要によると、デジタル社会の形成に関する司令塔として、勧告権など強力な総合調整機能を持つ組織とし、国や地方自治体などの情報システムを統括するとしている。そして、国の情報システムに関係する予算をデジタル庁に一括計上し、各府省に配分する仕組みを段階的に整えるとともに、システムの統合を図ることで、運用経費などを令和7年（2025年）までに3割削減するとしている。

また、マイナンバー制度全般について、企画、立案を一元的に担う体制を構築するほか、サイバーセキュリティの専門チームを設置し、国の行政機関などに対するセキュリティ監査を行うことなども盛り込んだ。政府は、こうした内容を、年内に策定するデジタル庁の新設に向けた基本方針に盛り込む方針を示した[30]。

2021年9月1日、デジタル庁が発足した。デジタル大臣には平井卓也を横滑りで任命し、事務方トップのデジタル監には一橋大学名誉教授の石倉洋子を充てた[31]。

日本学術会議会員の任命問題

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→「日本学術会議会員の任命問題」も参照

2020年9月、日本学術会議が推薦した新会員候補者105人のうち、6人が任命から除外された。首相が任命を拒否した形になるが、推薦した候補者が任命されなかったケースは異例である[32]。

「菅総理に日本学術会議会員の任命拒否をされた6人は（安倍前政権下の）安全保障関連法や特定秘密保護法などで政府の方針に異論を示してきた人物であり、政府の意に沿わない人物は排除しようとする意図ではないか」と指摘されている[33]。

この問題について、菅内閣は非承認理由を明らかにしておらず、日本学術会議は10月2日、菅内閣に対し、承認拒否の理由の開示と承認拒否撤回の要望を提出した。

2020年11月2日、国会衆議院予算委員会において菅は日本学術会議の会員選考について「閉鎖的で既得権益のようになっている」と批判し改革の必要性を強調した[34]。

菅首相の次期自由民主党総裁選挙への立候補断念

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→「2021年自由民主党総裁選挙 § 菅の総裁選不出馬」も参照

任期満了を迎える2021年自由民主党総裁選挙に向けて、菅は2021年7月17日にテレビ番組で「総裁として（次期総裁選に）出馬するのは、時期が来れば当然のことだろう」と述べ、再選を目指し総裁選へ立候補する意向を示した[35]。

2021年8月26日には前回の総裁選で菅に敗れた岸田文雄が総裁選出馬を表明し、岸田はこの中で党役員任期を「1期1年・連続3期」までとする党改革案を打ち出した。これに対し菅は30日には9月中に幹事長の二階俊博を含む党役員人事の更新を行う方針を固め[36]、31日には9月中旬に衆議院を解散し、総裁選を先送りする案も選択肢との考えを二階に伝えた[37]。

しかし、これらの方針は党内から強い反発を招き、2021年9月1日には衆議院解散による総裁選の先送りをしない方針を表明[38]。党役員人事についても菅は9月2日に安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相らに協力を打診したが拒否されたことにより[39]、党運営に行き詰った菅は9月3日に次期総裁選には立候補しない意向を表明[40]。

9月30日、任期満了を迎え、菅は自由民主党総裁を退任した[41]。

内閣総辞職に際して花束を贈呈される内閣総理大臣の菅

10月4日午前、菅は臨時閣議に於いて、閣僚らの辞表を取りまとめて総辞職した。在任期間は384日。菅の任期満了に伴って施行された2021年自由民主党総裁選挙に於いて岸田文雄が第27代総裁に選出されたことを受け、後継政権として第100代内閣総理大臣に岸田が就任し第1次岸田内閣が成立した[42]。

菅の総理在任時の国政選挙は補欠選挙程度で、全国規模の選挙は在任時は行なわれなかった。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^ a b デジタル庁設置に伴う職名の変更。

出典

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  1. ^ “菅内閣の初閣議「国民のために働く内閣」 基本方針を決定”. NHKニュース. (2020年9月17日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200917/k10012622021000.html 2020年9月24日閲覧。 
  2. ^ “菅政権が掲げる携帯電話料金引き下げ、今後の焦点はNTTドコモ”. 日経クロストレンド. (2020年11月18日　｜accessdate= 2021年2月16日). https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01223/ 
  3. ^ “第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説”. 首相官邸 (2020年10月26日). 2021年2月16日閲覧。
  4. ^ 嶋津洋樹「菅政権の「アベノミクスの継承」とは　その意味を探る」『ロイター』橋本浩、2020年9月29日。2021年2月16日閲覧。
  5. ^ “〈独自〉緊急事態宣言、期間途中の解除も　きょう発令決定”. 産経新聞. (2021年1月7日). https://www.sankei.com/article/20210107-Y6UA5J6LUZOTDI4USG3WFVNQOI/ 2021年1月7日閲覧。 
  6. ^ “令和3年1月19日 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の円滑な推進のための指示について”. 首相官邸ホームページ. 内閣官房内閣広報室. 2021年2月22日閲覧。
  7. ^ 河野ワクチン大臣起用の真相　適材適所か人気取りか…「プロジェクトX」に賛否の声とアベノマスクの教訓 | nippon.com
  8. ^ “ワクチン担当に河野大臣「しっかり仕事を」”. 日テレNEWS24. (2021年1月18日). https://news.ntv.co.jp/category/politics/805863 2021年1月22日閲覧。 
  9. ^ “ワクチン対策・五輪開催 河野氏「担当大臣にお尋ねを」”. 朝日新聞デジタル. (2021年1月19日). https://www.asahi.com/articles/ASP1M5RWSP1MUTFK00L.html 2021年1月22日閲覧。 
  10. ^ 『北日本新聞』2021年1月20日付1面「コロナワクチン 一般の人 接種5月想定 政府 対象 16歳以上で調整」
  11. ^ "焦点：新型コロナ ワクチン加速、首相躍起 支持率上昇の「切り札」". 毎日新聞. 2021年4月30日閲覧。
  12. ^ “東京・大阪 ワクチン大規模接種センター 24日開設目指す”. NHK. (2021年5月4日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210504/k10013011541000.html 2021年5月4日閲覧。 
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関連項目

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外部リンク

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関連項目
第4次安倍第2次改造内閣 菅義偉内閣
令和2年（2020年）9月16日 - 令和3年（2021年）10月4日		 岸田内閣
   
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