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旭川四条駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
旭川四条仮乗降場から転送)
旭川四条駅
駅舎(2004年6月)
あさひかわよじょう
Asahikawayojō
A28 旭川 (1.8 km)
(1.9 km) 新旭川 A30
地図
所在地 北海道旭川市4条通18丁目
北緯43度45分51秒 東経142度22分33秒 / 北緯43.76417度 東経142.37583度 / 43.76417; 142.37583座標: 北緯43度45分51秒 東経142度22分33秒 / 北緯43.76417度 東経142.37583度 / 43.76417; 142.37583
駅番号 A29
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 1.8 km(旭川起点)
電報略号 アシ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
76人/日
-2014年-
開業年月日 1957年(昭和32年)2月1日[1]
備考 無人駅
石北本線直通含む
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旭川四条駅
あさひかわよじょう
Asahikawayojō
(2.3 km) 四条廿丁目
所属事業者 旭川電気軌道
所属路線 東川線
キロ程 15.5 km(旭川四条起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1927年昭和2年)3月10日
廃止年月日 1973年昭和48年)1月1日
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四条十七丁目駅
よじょうじゅうななちょうめ
Yojōjūnanachōme
四条十一丁目
所属事業者 旭川市街軌道
所属路線 四条線
キロ程 2.4 km(四条十七丁目起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1929年昭和4年)11月3日
廃止年月日 1948年昭和23年)4月7日
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旭川四条駅(あさひかわよじょうえき)は、北海道旭川市4条通18丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。駅番号A29。宗谷本線のほか、新旭川駅 - 旭川駅間に乗り入れている石北本線の列車も停車する。

本項目ではかつて隣接していた旭川電気軌道東川線旭川四条駅、および当駅の開設以前に付近に存在した旭川市街軌道四条線四条十七丁目電停についても述べる。

歴史

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1977年の旭川四条駅と周囲約500m範囲。上が宗谷本線名寄方面および石北本線遠軽方面。この4年前に既に高架になっている。地上駅時代(仮乗降場時代)は線路右側にホームがあった。駅右上側には、このホームに隣接したカーブ状のホームを持っていて、高架化直前に廃止になった旭川電気軌道東川線の駅跡が、小さな広場として残っている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

当時の旭川市長の請願により設置された仮乗降場がその出自である[2][3]。1971年(昭和46年)から着手された宗谷本線旭川駅 - 新旭川駅間線増(高架複線化)に際してはその存廃が検討されたが、地元の要望が強く、工事費2000万円を地元が全額負担することで、高架上に新設移転し、正規の駅となった[3]

年表

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旭川電気軌道 旭川四条駅

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  • 1927年(昭和2年)
  • 年月日不詳:四条通駅と四条駅が統合され、旭川四条駅が開業。
  • 1937年(昭和12年)10月20日:東川線の旭川四条駅 - 旭川一条駅間の旅客営業廃止に伴い、旭川四条駅が旅客営業の起点となる。
  • 1973年(昭和48年)1月1日:東川線が廃止。

旭川市街軌道 四条十七丁目停留場

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する高架駅旭川駅管理の無人駅である。高架下に待合室、男女別の水洗式便所があったが、2022年3月で閉鎖された[9]。ホーム同士は階下の連絡通路で結ばれており、連絡通路が待合スペースとなっている[10]

構内は旭川運転所への電車回送のため電化されているが、当駅を発着する定期旅客列車はすべて気動車での運行となっている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 宗谷本線
石北本線
上り 旭川方面[10]
2 宗谷本線 下り 比布名寄方面[10]
石北本線 上川北見方面[10]

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1977年(昭和52年) 119.0 [11]
2017年(平成29年) 133.6 [JR北 1]
2018年(平成30年) 120.8 [JR北 2]
2023年(令和05年) 93.6 [JR北 3]

駅周辺

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旭川市の郊外住宅地である豊岡・東光方面への玄関口である。
高架下には通称「17丁目オール商店街」と呼ばれる商店街が線路に沿って1条通から6条通まで連なっている。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
快速「なよろ」(2・3号のみ停車)
旭川駅 (A28) - 旭川四条駅 (A29) - 永山駅 (W31)
普通
旭川駅 (A28) - 旭川四条駅 (A29) - 新旭川駅 (A30)
石北本線(旭川駅 - 新旭川駅間宗谷本線)
特別快速「きたみ」(下りのみ停車)・普通
旭川駅 (A28) - 旭川四条駅 (A29) - 新旭川駅 (A30)

かつて存在した路線

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旭川電気軌道
東川線(廃止)
旭川一条駅 - 旭川四条駅 - 四条廿丁目駅
旭川市街軌道
四条線(廃止)
四条十七丁目電停 - 四条十一丁目電停

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、896頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 橋本 守・斎藤教蔵 (1973). “宗谷本線旭川-新旭川間線増高架化”. 交通技術 (交通協力会) 第28巻 (第2号(通巻337号)): pp.42-44. 
  3. ^ a b 日本国有鉄道札幌工事局70年史編集委員会 編『札幌工事局七十年史日本国有鉄道札幌工事局、1977年3月、305-306頁。doi:10.11501/12050108https://dl.ndl.go.jp/pid/12050108 
  4. ^ 「単線で使用開始」『交通新聞』交通協力会、1973年7月3日、2面。
  5. ^ 「新旭川駅構内の下り線切替工事完成」『交通新聞』交通協力会、1973年9月30日、3面。
  6. ^ “日本国有鉄道公示第155号”. 官報. (1972年9月22日) 
  7. ^ 「通報 ●宗谷本線旭川四条駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1973年9月22日、3面。
  8. ^ こだま 【写真説明】13日のダイヤ改正から駅の読み方が「あさひがわ」から「あさひかわ」に変わるJR旭川駅で11日、ホーム8カ所の駅名標が掛け替えられた”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1988年3月12日). 2017年11月24日閲覧。
  9. ^ a b 【衝撃】旭川4条駅がついに解体!? 見られるの3月の末までです! 【旭川】 - asatan・2022年3月21日
  10. ^ a b c d 旭川四条|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・旅行|JR北海道 - Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2019年12月18日閲覧。
  11. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、885頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 

JR北海道

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  1. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
  3. ^ 宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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