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多寄駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
多寄駅
駅舎(2017年10月)
たよろ
Tayoro
W42 士別 (7.8 km)
(2.8 km) 瑞穂 W45
地図
所在地 北海道士別市多寄町36線東3番地
北緯44度14分26秒 東経142度23分46秒 / 北緯44.24056度 東経142.39611度 / 44.24056; 142.39611座標: 北緯44度14分26秒 東経142度23分46秒 / 北緯44.24056度 東経142.39611度 / 44.24056; 142.39611
駅番号 W44
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 61.7 km(旭川起点)
電報略号 タヨ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
18人/日
-2014年-
開業年月日 1903年(明治36年)9月3日[1]
備考 無人駅
テンプレートを表示

多寄駅(たよろえき)は、北海道士別市多寄町36線東3番地にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。電報略号タヨ[2]事務管理コードは▲121815[3]駅番号W44

歴史

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1977年の多寄駅と周囲約500m範囲の状況。上が名寄方面。相対ホームと副本線、駅舎横の名寄側に貨物積卸場と引込み線がある。駅裏は上の貨物が停車している辺りに若干のストックヤードがあった。写真では白い冷蔵車の姿が見えるが、近隣の酪農組合からの出荷を扱っていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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所在地名より。現在のタヨロマ川を指すアイヌ語の「タイオロオマペッ(tay-oro-oma-pet)」(林・中に・ある・川)に由来する[9]

駅構造

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士別駅管理の無人駅

1993年(平成5年)時点で、すでに稚内方に向かって左手に1面1線の単式ホームと駅舎を持つのみの駅となっていたが[2]、さらに1999年(平成11年)に駅前通を線路反対側に延長するため駅の設備を取り壊し旭川側に20メートルほど移転した。ホームは新しく作られ、駅舎も曳屋がなされた。

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1954年(昭和29年) 137,104 (375.6) [10]
1978年(昭和53年) 131.0 [11]
1992年(平成04年) (37.0) [2] 1日乗降客数74人
2015年(平成27年) 「10名以上」 [JR北 1]
2017年(平成29年) 10.4 [JR北 2]
2018年(平成30年) 「10名以下」 [JR北 3]
2019年(令和元年) 7.6 [JR北 4]
2020年(令和02年) 「10名以下」 [JR北 5]
2021年(令和03年) 「10名以下」 [JR北 6]
2022年(令和04年) 「10名以下」 [JR北 7]
2023年(令和05年) 4.8 [JR北 8]

駅周辺

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駅の周辺はかつては多寄村であったが1954年(昭和29年)に士別町などと合併して士別市の一部となった。駅周辺には小中学校や郵便局、市役所の出張所や商店などがあり、町の機能がほぼ整っている。

  • 国道40号
  • 士別市役所多寄出張所
  • 士別警察署多寄駐在所
  • 多寄郵便局
  • 北星信用金庫士別中央営業部多寄出張所
  • 北ひびき農業協同組合(JA北ひびき)多寄基幹支所
  • Aコープ多寄店
  • 士別市立多寄診療所
  • 士別市立中多寄小学校
  • 士別市立多寄幼稚園
  • 士別市立多寄小学校
  • 士別市立多寄中学校(2020年3月末で士別中学校と合併)
  • 北海道道888号東陽多寄線
  • 日向温泉
  • ブリヂストン北海道プルービンググラウンド(多寄町35線東陽)

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
快速「なよろ」(4号のみ停車)
士別駅 (W42) ← 多寄駅 (W44)風連駅 (W46)
普通
士別駅 (W42) - *下士別駅 (W43) - 多寄駅 (W44) - **瑞穂駅 (W45) - 風連駅 (W46)
*:打消線は廃駅
**:一部列車は瑞穂駅を通過する。

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、898頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、144-145頁。ISBN 4-09-395401-1 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、238頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年1月15日閲覧 
  4. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  5. ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日) 
  6. ^ “宗谷線、20駅無人化へ 特殊自動閉そく装置導入工事進む”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年9月17日) 
  7. ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  8. ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  9. ^ アイヌ語地名リスト セッ~ツキガ P71”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  10. ^ 士別市 編『士別市勢要覧 1955士別市、1955年8月1日。doi:10.11501/9542847https://dl.ndl.go.jp/pid/9542847/1/19 
  11. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、887頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 

JR北海道

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  1. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  3. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  4. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道. 2022年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月9日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2023年). 2023年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月26日閲覧。
  8. ^ 宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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