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徳満駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
徳満駅
駅舎(2017年10月)
とくみつ
Tokumitsu
W74 豊富 (5.0 km)
(10.0 km) 兜沼 W76
地図
所在地 北海道天塩郡豊富町字徳満
北緯45度8分45秒 東経141度45分3.7秒 / 北緯45.14583度 東経141.751028度 / 45.14583; 141.751028座標: 北緯45度8分45秒 東経141度45分3.7秒 / 北緯45.14583度 東経141.751028度 / 45.14583; 141.751028
駅番号 W75
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 220.9 km(旭川起点)
電報略号 トツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
2人/日
-2014年-
開業年月日 1926年(大正15年)9月25日[1]
廃止年月日 2021年(令和3年)3月13日[JR北 1][JR北 2][新聞 1]
備考 無人駅
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徳満駅(とくみつえき)は、かつて北海道天塩郡豊富町字徳満にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線廃駅)である。事務管理コードは▲121845[2]駅番号W75

歴史

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1977年の豊富駅と周囲約500m範囲。上が稚内方面。稚内側隣の廃止になった芦川駅と相似形で、千鳥式ホーム2面2線と駅舎横名寄側に貨物積卸場と引込み線がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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当駅の所在する地名はかつて「福満(ふくみつ)」であったが、駅の開業時すでに同音の城端線福光駅が存在したため、「徳満」と名前を変えて駅名にした[5][6][7]

駅構造

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稚内駅管理の無人駅で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。

かつては稚内方面に向かって右側に木造駅舎とその横の名寄寄りに貨物積卸場を設け、千鳥式ホーム2面2線を有する一般駅であった[8]。無人化に伴い駅舎とは反対側のホームと線路の撤去が行われて棒線化された。開業時からの駅舎はその後も残っていたが、2000年7月に撤去され、その後はプレハブ建築の待合室と簡易なトイレが並べて置かれるのみとなっていた。

かつて駅員が配置されていた際には隣の豊富駅と共に語呂が良い(徳が満ちる・徳が満ちて豊かな富を得る)ために入場券や乗車券の人気があった[8]

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 29 [9]
1992年(平成04年) (3.0) [10] 一日平均乗降客数6人
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 3]
2016年(平成28年) 2.6 [JR北 4]
2017年(平成29年) 1.6 [JR北 5]
2018年(平成30年) 1.6 [JR北 6]
2019年(令和元年) 1.2 [JR北 7]
2020年(令和02年) 1.2 [JR北 8]

駅周辺

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  • 国道40号 - 駅前。
  • 宮の台展望台 - 別名「徳満展望台」と呼ばれ、サロベツ原野が見渡せる。約0.8km。
  • 徳満小学校跡
  • 徳満会館(集会所、豊富町の災害時自主避難所に指定されている)

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線(廃止時点)
豊富駅 (W74) - 徳満駅 (W75) - *芦川駅 - 兜沼駅 (W76)
*打消線は廃駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、902-903頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、239頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年1月15日閲覧 
  3. ^ 大蔵省印刷局, ed (1926-09-20). “鉄道省告示 第173号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (4233). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956373/4. 
  4. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、181頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、82頁。NDLJP:1029473 
  7. ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  8. ^ a b 小学館『国鉄全線各駅停車・1 北海道690駅』p.185 - 186
  9. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、890頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  10. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、150頁。ISBN 4-09-395401-1 

JR北海道

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  1. ^ a b 来春のダイヤ見直しについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月9日。オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201209060401/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201209_KO_kaisei.pdf2020年12月9日閲覧 
  2. ^ a b 2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218050637/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201218_KO_Daikai.pdf2020年12月18日閲覧 
  3. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  4. ^ 宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区). 北海道旅客鉄道 (2017年12月8日). 2017年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月30日閲覧。
  5. ^ 宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2017年7月2日). 2017年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月13日閲覧。
  6. ^ 宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  7. ^ 宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月3日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。

新聞記事

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  1. ^ a b “18無人駅に「ありがとう」 JRダイヤ改正で廃止 住民やファン 各地で別れ”. 北海道新聞. (2021年3月13日). オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/k4tNW 2021年3月13日閲覧。 
  2. ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日) 

関連項目

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外部リンク

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