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剣淵駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
剣淵駅
駅舎(2017年10月)
けんぶち
Kembuchi
W38 和寒 (8.9 km)
(8.7 km) 士別 W42
地図
所在地 北海道上川郡剣淵町仲町
北緯44度5分47秒 東経142度21分52秒 / 北緯44.09639度 東経142.36444度 / 44.09639; 142.36444座標: 北緯44度5分47秒 東経142度21分52秒 / 北緯44.09639度 東経142.36444度 / 44.09639; 142.36444
駅番号 W40
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 45.2 km(旭川起点)
電報略号 ケヌ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
204人/日
-2015年-
開業年月日 1900年(明治33年)8月5日
備考 簡易委託駅(駅外)
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剣淵駅(けんぶちえき)は、北海道上川郡剣淵町仲町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。電報略号ケヌ事務管理コードは▲121812[1]駅番号W40

歴史

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1977年の剣淵駅と周囲約500m範囲の状況。上が名寄方面。国鉄配線型千鳥式ホーム2面3線及び駅舎横旭川側に引込み線、さらにその南側に立ち並ぶ農協倉庫前へ専用線[2]。駅裏は貨物積卸場と木材が野積みされた広いストックヤードがある。1983年出版資料の構内配線図[3]によるとストックヤード側にもう1線旭川側から側線が引きこまれているが、この時点では不明。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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アイヌ語の「ケネ(ペッ)プチ(kene〔-pet〕-puchi)」〔ハンノキ(・川)・その川口〕に由来する、などの説がある[17]

駅構造

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2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。西側1番線が一線スルーとなっている。ホーム間の移動は跨線橋を使う。

士別駅管理の無人駅だが、駅前商店(丸八小沢商店)で乗車券を扱っている、簡易委託駅である。なお、駅前商店は営業していないことがあり、その場合は向かいにある北海道新聞小沢販売所の販売員を呼び出し、店の入口を開錠してもらう必要がある。

駅舎内には剣淵町が管理するバスターミナル、観光物産館が併設され、トマトジュースなど町の特産品が展示されている[18]。また、各ホームには駅名標の隣に観光案内看板が設置されており、周辺の観光地図などが掲載されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 宗谷本線 下り 名寄音威子府方面
1・2 上り 旭川方面
  • 2番線は一部列車が使用する。

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 284.0 [19]
1992年(平成04年) (179.0) [20] 1日乗降客数358名
2017年(平成29年) 107.6 [JR北 2]
2019年(令和元年) 92.0 [JR北 3]
2023年(令和05年) 67.8 [JR北 1]

駅周辺

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剣淵町の中心駅。街としての機能がそろう。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
快速「なよろ」・普通
和寒駅 (W38) - *東六線駅 (W39) - 剣淵駅 (W40) - *北剣淵駅 (W41) - 士別駅 (W42)
*:打消線は廃駅

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、238頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年1月15日閲覧 
  2. ^ 昭和45年版全国専用線一覧にて剣淵農協、作業距離0.4km。
  3. ^ 『国鉄全線全駅各駅停車1 北海道690駅』1983年小学館発行。
  4. ^ a b 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 121. ISBN 4-89391-549-5 
  5. ^ a b c d 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻20号 宗谷本線/留萌本線 14頁
  6. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、898頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 大日本鐵道線路全圖 General railway map of Japan. 1904、逓信省鉄道局 1905年出版(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ a b “道北駅ものがたり⑦JR剣淵駅・貨物専用線跡 北海道新聞道北版”. (2021‐05‐05) 
  9. ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日) 
  10. ^ “宗谷線、20駅無人化へ 特殊自動閉そく装置導入工事進む”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年9月17日) 
  11. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻20号 宗谷本線/留萌本線 17頁
  12. ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  13. ^ a b 『百年のあゆみ 剣淵町史 続史一』剣淵町史編さん委員会、1999年12月27日。 
  14. ^ 鶴, 通孝、中井, 精也「北辺に生きる鉄路 2000年春の高速化を待望する宗谷本線」『鉄道ジャーナル』第33巻第9(通巻395)号、鉄道ジャーナル社、1999年9月1日、pp.47-57、ISSN 0288-2337 
  15. ^ 『剣淵町史 続史二』剣淵町史編さん委員会、2020年3月25日。 
  16. ^ 広報「絵本の里けんぶち」2024年12月号 No.718 > JR北海道から乗車券の簡易委託販売の終了について” (PDF). 剣淵町. p. 10. 2024年12月21日閲覧。
  17. ^ アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  18. ^ <宗谷線とともに>剣淵駅 食堂経営 古山高俊さん(63)、裕子さん(61) 元旅館の客室でラーメン&カレー”. 北海道新聞(どうしん電子版) (北海道新聞社). 2019-09-11 2019年10月5日閲覧。
  19. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、886頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  20. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、144頁。ISBN 4-09-395401-1 

JR北海道

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  1. ^ a b 宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  3. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。

参考文献

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  • 本久公洋 『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社2008年
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、5-17頁。 

関連項目

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外部リンク

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