剣淵駅
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剣淵駅 | |
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駅舎(2017年10月) | |
けんぶち Kembuchi | |
◄W38 和寒 (8.9 km) (8.7 km) 士別 W42► | |
所在地 | 北海道上川郡剣淵町仲町 |
駅番号 | ○W40 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■宗谷本線 |
キロ程 | 45.2 km(旭川起点) |
電報略号 | ケヌ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
204人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1900年(明治33年)8月5日 |
備考 | 簡易委託駅(駅外) |
剣淵駅(けんぶちえき)は、北海道上川郡剣淵町仲町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。電報略号はケヌ。事務管理コードは▲121812[1]。駅番号はW40。
歴史
[編集]- 1900年(明治33年)8月5日:北海道官設鉄道天塩線和寒駅 - 士別駅間延伸開業にともない設置[4][5]。一般駅[6]。当初の読みは「けぬふち」[6][7]。
- 1905年(明治38年)4月1日:鉄道作業局に移管[5]。読みを「けんぶち」に改める[6]。
- 1912年(大正元年)9月21日:宗谷線に線名を改称[5]。
- 1919年(大正8年)10月20日:宗谷本線に線名を改称[5]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1968年(昭和43年)10月:貨物専用線を敷設[8]
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱い廃止[6]。
- 1983年(昭和58年)5月:貨物専用線を廃止[8]
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)11月1日:電子閉塞化の際、連査閉塞運転要員無人化[10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[11]。
- 1988年(昭和63年)11月3日:駅舎改築[4][12][13]。観光物産館とバスターミナルの併設となる[13]。
- 2000年(平成12年):同年3月11日のダイヤ改正に伴う旭川駅 - 名寄駅間高速化に関連し、同日までに分岐器の片開き弾性分岐器化・一線スルー化を実施[14]。
- 2014年(平成26年)10月24日 - 12月2日:駅舎の全面改修を実施[15]。
- 2023年(令和5年)8月21日:「宗谷線アクションプラン」を踏まえた調査・実証事業の一環として、特急「宗谷」上下各1本の臨時停車を同日から9月3日までの14日間実施[JR北 1]。
- 2024年(令和6年)12月31日:駅前商店(丸八小沢商店)での乗車券委託販売(簡易委託)の受託を終了(予定)[16]。
駅名の由来
[編集]→「剣淵町 § 町名の由来」も参照
アイヌ語の「ケネ(ペッ)プチ(kene〔-pet〕-puchi)」〔ハンノキ(・川)・その川口〕に由来する、などの説がある[17]。
駅構造
[編集]2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。西側1番線が一線スルーとなっている。ホーム間の移動は跨線橋を使う。
士別駅管理の無人駅だが、駅前商店(丸八小沢商店)で乗車券を扱っている、簡易委託駅である。なお、駅前商店は営業していないことがあり、その場合は向かいにある北海道新聞小沢販売所の販売員を呼び出し、店の入口を開錠してもらう必要がある。
駅舎内には剣淵町が管理するバスターミナル、観光物産館が併設され、トマトジュースなど町の特産品が展示されている[18]。また、各ホームには駅名標の隣に観光案内看板が設置されており、周辺の観光地図などが掲載されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■宗谷本線 | 下り | 名寄・音威子府方面 |
1・2 | 上り | 旭川方面 |
- 2番線は一部列車が使用する。
-
ホーム(2017年10月)
-
跨線橋(2017年10月)
-
駅名標(2017年10月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 284.0 | [19] | |||
1992年(平成 | 4年)(179.0) | [20] | 1日乗降客数358名 | ||
2017年(平成29年) | 107.6 | [JR北 2] | |||
2019年(令和元年) | 92.0 | [JR北 3] | |||
2023年(令和 | 5年)67.8 | [JR北 1] |
駅周辺
[編集]剣淵町の中心駅。街としての機能がそろう。
- 北海道道293号温根別剣淵停車場線
- 剣淵町役場
- 士別警察署剣淵駐在所
- 剣淵郵便局
- 北星信用金庫剣淵支店
- 北ひびき農業協同組合(JA北ひびき)剣淵基幹支所
- 剣淵町絵本の館
- 剣淵温泉レークサイド桜岡
- 北海道剣淵高等学校
- 道北バス「剣淵」停留所
- 剣淵町営バス「剣淵駅」停留所
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■宗谷本線
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、238頁。doi:10.11501/1873236 。2023年1月15日閲覧。
- ^ 昭和45年版全国専用線一覧にて剣淵農協、作業距離0.4km。
- ^ 『国鉄全線全駅各駅停車1 北海道690駅』1983年小学館発行。
- ^ a b 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 121. ISBN 4-89391-549-5
- ^ a b c d 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻20号 宗谷本線/留萌本線 14頁
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、898頁。ISBN 978-4-533-02980-6。。
- ^ 大日本鐵道線路全圖 General railway map of Japan. 1904、逓信省鉄道局 1905年出版(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b “道北駅ものがたり⑦JR剣淵駅・貨物専用線跡 北海道新聞道北版”. (2021‐05‐05)
- ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日)
- ^ “宗谷線、20駅無人化へ 特殊自動閉そく装置導入工事進む”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年9月17日)
- ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻20号 宗谷本線/留萌本線 17頁
- ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03).
- ^ a b 『百年のあゆみ 剣淵町史 続史一』剣淵町史編さん委員会、1999年12月27日。
- ^ 鶴, 通孝、中井, 精也「北辺に生きる鉄路 2000年春の高速化を待望する宗谷本線」『鉄道ジャーナル』第33巻第9(通巻395)号、鉄道ジャーナル社、1999年9月1日、pp.47-57、ISSN 0288-2337。
- ^ 『剣淵町史 続史二』剣淵町史編さん委員会、2020年3月25日。
- ^ “広報「絵本の里けんぶち」2024年12月号 No.718 > JR北海道から乗車券の簡易委託販売の終了について” (PDF). 剣淵町. p. 10. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
- ^ “<宗谷線とともに>剣淵駅 食堂経営 古山高俊さん(63)、裕子さん(61) 元旅館の客室でラーメン&カレー”. 北海道新聞(どうしん電子版) (北海道新聞社). 2019-09-11 2019年10月5日閲覧。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、886頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、144頁。ISBN 4-09-395401-1。
JR北海道
[編集]- ^ a b “宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 本久公洋 『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社(2008年)
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、5-17頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 剣淵|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company