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'''プリキュアシリーズ'''は、[[朝日放送テレビ|朝日放送→朝日放送テレビ(ABCテレビ)]]{{refnest|group=注|『[[ふたりはプリキュア]]』第1話([[2004年]][[2月1日]]放送)から『[[HUGっと!プリキュア]]』第8話([[2018年]][[3月25日]]放送・2017年度最終放送日)までは朝日放送名義、同作品の第9話(同年[[4月1日]]放送・2018年度初放送日)以降は朝日放送テレビ名義(認定放送持株会社移行に伴う商号変更並びに分社化のため)<ref>{{PDFlink|[http://file.swcms.net/file/asahi/ja/ir/news/auto_20170207493107/pdfFile.pdf 会社分割による認定放送持株会社体制への移行に関するお知らせ] |朝日放送 2016年3月4日}}</ref>。クレジット上のロゴは前者は「ABC」、後者は「ABC TV」。}}、[[ABCアニメーション]]{{refnest|group=注|当時の朝日放送からアニメ事業を分社し、中間持株会社のABCフロンティアホールディングスの子会社として[[2016年]][[7月1日]]に発足<ref>{{PDFlink|[http://file.swcms.net/file/asahi/ja/ir/news/auto_20160304428138/pdfFile.pdf 会社分割による放送関連事業の中間持株体制への移行および新会社設立について]|朝日放送 2016年3月4日}}</ref>。本シリーズには『[[魔法つかいプリキュア!]]』第22話(2016年[[7月3日]]放送)より制作参加。}}、[[アサツー ディ・ケイ]](ADK)、[[東映アニメーション]]の制作により、[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]で[[2004年]](平成16年)から放送されている[[日本]]の[[子供向けアニメ|女児向け]][[アニメ]]シリーズである。 |
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== 概要 == |
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2018年6月21日 (木) 22:13時点における版
公式発表がなされる前、または出典が明示出来ない状態で、新規作品やその登場人物(追加戦士等も含めて)について書き加える、あるいは新規記事を立項するのはお控えください。根拠がない情報を記載した場合は独自研究に当たります。追記する場合は出典を明示するか放送・上映開始を待ってからお願いします。 |
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プリキュアシリーズは、朝日放送→朝日放送テレビ(ABCテレビ)[注 1]、ABCアニメーション[注 2]、アサツー ディ・ケイ(ADK)、東映アニメーションの制作により、テレビ朝日系列で2004年(平成16年)から放送されている日本の女児向けアニメシリーズである。
概要
プリキュアシリーズは朝日放送→朝日放送テレビ制作日曜朝8時30分枠のアニメとして制作され、テレビ朝日系列で『明日のナージャ』の後続作品として2004年(平成16年)に放映された『ふたりはプリキュア』の大ヒットから端を発し、以降10年以上にわたってシリーズを重ねている(15年目の2018年(平成30年)は『HUGっと!プリキュア』を放映中)。東映アニメーションの女児向け作品としては、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ以来の新風を巻き起こしている[3]。1シリーズの放送話数は原則、番組単位として1年ごとにリセットされており、各シリーズ間には『映画 プリキュアオールスターズ』『映画 プリキュアドリームスターズ!』などのクロスオーバー映画を除きスーパー戦隊シリーズと同じく登場人物や世界観などの連続性はない[4]。放送期間は、朝日放送→朝日放送テレビをはじめとするテレビ朝日系列基準で全シリーズ2月から翌年1月までの1年間となっており、話数は作品によって差異はあるが概ね48話前後である。11年目の2014年に放映された『ハピネスチャージプリキュア!』でシリーズ通算放送回数500回を突破した。
メディアミックスが盛んに行われており、アニメを中心として映画、漫画、ゲーム、ミュージカルなどに幅広く展開されている。また、劇中に登場するアイテムは玩具として商品展開されている。
「プリキュア」というタイトルの由来は「プリティー(PRETTY=かわいい)」と「キュア(CURE=癒す・治す)」という女の子らしいイメージを合わせた造語であり、この名前に至るまでには相当の時間を要したという[5]。タイトルロゴの下にも英字(ラテン文字)表記がされており、『フレッシュプリキュア!』までの「PRETTY CURE」、『ハートキャッチプリキュア!』以降の「PRECURE」に概ね大別される。ただし、一部の作品タイトルやキャラクター商品にはこのどちらかの表記が記載されており、頭文字のみ大文字の場合もある。
企画当時、まだアニメに疎く女児向けアニメの担当もしたことがなかった鷲尾天が要請を受けプロデューサーとしてシリーズを立ち上げ指揮を執る。主に幼児から小学校中学年までの女児を対象とした作品であるが、その分野について詳しくなかった鷲尾は開き直って「自分のやりたいことをやる」と腹をくくったといい[5]、従来の同系列作品と異なった試みがなされている。『仮面ライダーシリーズ』や『ウルトラマン』が放映されていた世代の鷲尾は、「とりあえず変身して戦う物の方がかっこいいだろう」という発想から、同枠で放映されていた『夢のクレヨン王国』や『おジャ魔女どれみ』シリーズ、『ナージャ』などの柔和なイメージとは違う「戦い」をメインとして本シリーズの企画を推し進める。さらに鷲尾は「幼児期の男女に差はほとんどなく公園や幼稚園では男女関係なく飛び跳ねて遊びたいはず」という考えからそれは生まれ、企画書に「女の子だって暴れたい」と書いたという。しかしそれだけではなく、メインターゲットの好むもののリサーチを行い、また美少女物の模範例として『美少女戦士セーラームーン』の研究も行われる。しかし「『セーラームーン』と同じことをしても今の時代に受け入れられるわけではない」という考えから、それはあくまで新たな発想の原点として位置づけていた[6]。鷲尾は『Yes!プリキュア5』シリーズをもって5年間務めたプロデューサー職から退き、6年目の『フレッシュプリキュア!』からは梅澤淳稔が務める。のちに鷲尾は「一人の人間が居座るのはよくないと思い交代した」と後日談で語っている。梅澤は8年目の『スイートプリキュア♪』までは単独で、9年目の『スマイルプリキュア!』は長谷川昌也と2人で指揮を執る。10年目の『ドキドキ!プリキュア』からは柴田宏明(12年目の『Go!プリンセスプリキュア』は第23話まで柴田と神木優の2人体制、第24話以降は神木単独)が、13年目の『魔法つかいプリキュア!』は内藤圭祐が、14年目の『キラキラ☆プリキュアアラモード』は再び神木が、15年目の『HUGっと!プリキュア』は再び内藤が務めている。
本シリーズは主に3歳から8歳までの女子を中心に人気のシリーズとなっている。バンダイが月次でアンケート調査を行っている「バンダイこどもアンケートレポート」によると、毎年6月に定期的に行われている「お子様の好きなキャラクターは何ですか?」とのアンケートにおいて、シリーズ開始の2004年(平成16年)が女子4位、2005年(平成17年)以降の6年間、継続して女子上位3位以内にランキングされている。また、年齢別集計では、女子 3 - 5歳で2004年(平成16年)以降継続して1位、女子 6 - 8歳では2004年(平成16年)および2006年(平成18年)以降で継続して1位を維持している[7]。3歳から8歳までの女子に人気であるという傾向は、「1日だけ何かになれるとしたらお子様は何になりたいですか?」[8]「お子様が“変身”してみたいものは何ですか?」[9]「お子様の好きなテレビ番組名」[10]などのアンケート結果においても同様となっている。
本項目に限り、各作品のタイトルを以下の通り略記するものとする。レギュラー映画に関してはまた、下記の略記の頭に『映画~』と付記するものとする。
- 『ふたりはプリキュア』 - 『無印』
- 『ふたりはプリキュア Max Heart』 - 『Max Heart』
- 『無印』と『Max Heart』を総称して「『無印』シリーズ」
- 『ふたりはプリキュア Splash Star』 - 『Splash Star』
- 『Splash Star』と『『無印』シリーズ』を総称して「『ふたり』シリーズ」
- 『Yes!プリキュア5』 - 『5』
- 『Yes!プリキュア5GoGo!』 - 『GoGo!』
- 『5』と『GoGo!』を総称して「『5』シリーズ」
- 『フレッシュプリキュア!』 - 『フレッシュ』
- 『ハートキャッチプリキュア!』 - 『ハートキャッチ』
- 『スイートプリキュア♪』 - 『スイート』
- 『スマイルプリキュア!』 - 『スマイル』
- 『ドキドキ!プリキュア』 - 『ドキドキ』
- 『ハピネスチャージプリキュア!』 - 『ハピネス』
- 『Go!プリンセスプリキュア』 - 『Go!プリンセス』
- 『魔法つかいプリキュア!』 - 『魔法つかい』
- 『キラキラ☆プリキュアアラモード』 - 『アラモード』
- 『HUGっと!プリキュア』 - 『HUGっと』
- クロスオーバー映画
- 『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』 - 『奇跡の魔法!』
- 『映画 プリキュアスーパースターズ!』 - 『スーパースターズ!』
公式では「○○プリ」もしくは「プリ○○」の略称が使われている(例:前者は『ドキドキ』→「ドキプリ」、後者は『アラモード』→「プリアラ」)。
シリーズの特徴
断りがない限り、本節以降のは2018年現在の記載である。
基本的なフォーマット
妖精の世界に伝わる「伝説の戦士」および有資格者
ストーリーの流れを簡潔に言うと「ごく普通の少女が妖精に助けを求められ伝説の戦士[注 3]と呼ばれる『プリキュア』へと変身し、妖精の世界や異世界[注 4]を支配した悪の組織を倒して平和を取り戻す」である。伝説や経緯については作品によって多少の違いはあるが、プリキュアは「伝説の戦士」と小動物のような妖精の住む世界で語り継がれ、さらに「敵を倒せるのはプリキュアしかいない」とも言い伝えられている作品が多くを占める。そのため妖精たちは「敵に襲われた祖国を救うべく、プリキュアとなる少女を見つけるため人間界へやってくる」というのが概ね物語の序章となっている。そして「妖精と敵幹部・怪物が鉢合わせの場に居合わせた少女が妖精に懇願されプリキュアへと変身する」というのが初変身時のお決まりである[注 5]。ただし作品によっては放送開始時点で既にプリキュアへ覚醒していた人物もおり、あとで正体や経緯について明かすケースもある[注 6]。また前述のくだりは物語途中で登場する人物にも該当する[注 7]。
プリキュア(とそれに準ずる戦士)に変身する人物は基本的に「中学2年生の少女」となっている。しかし、作品によっては中2以外の中学生、小学生や高校生が登場することもある。その中には異世界から来た人物や敵組織の幹部だった人物、人間へ変身可能な妖精、異世界ないし外国の王女、アンドロイドも含まれる(素性などの詳細は本節の記事および「プリキュア一覧」の節を参照)。人数は作品により異なっており(最小2人・最大6人[注 8])、また物語途中で追加される場合もある[注 9]。主人公および第10話くらいまでに加入したメンバーを「初期メンバー」、それ以降の加入は「追加メンバー」と概ね区別されている。ちなみに、妖精および元敵幹部は全員追加メンバーである。基本的に「親友同士のプリキュア」が主であり「姉妹プリキュア」も数こそ少ないが過去に登場したケースはある。仲間になった当初は幼なじみを除き名字もしくは「さん」付けで呼び合うが、物語が進むと名前で呼び捨てや愛称、「ちゃん」付けで呼び合うようになる。これは下級生が上級生を呼ぶ場合や相手が王女の場合も該当する。中には「さん」付けを継続する人物も存在する(相手が先輩の場合など)。また主人公と面識がない人物でもプリキュア覚醒後すぐ仲間になるのが通例であるが、事情により暫く距離を置いてから仲間になる人物もいる[注 10]。
少女は妖精に見初められたのち変身アイテムを与えられ敵に立ち向かうことになるが、そのアイテムは作品によりに違いがある(詳細は後述)。大抵変身アイテム入手後すぐに覚醒するのが通例であるが、気の迷いなどで一度は覚醒できなかった人物もいる[注 11]。それを使いながら専用の呪文を唱えることで変身し、その後名乗りを行い敵と対峙する。変身後の名前は「キュア[注 12]+横文字」(『無印』で例えると、美墨なぎさ→「キュアブラック」 雪城ほのか→「キュアホワイト」)となり名乗り時には必ず言う。メンバーや敵からはフルネームの他に「キュア」を外した名前(「ブラック」「ホワイト」)で呼ばれたり[注 13]、まれに変身前の名前(「なぎさ」「ほのか」)で呼ばれることもある[注 14]。「キュア」に続く横文字は大抵英語だが他言語の名前も存在する。
英語以外の名前は以下の通り。()は和訳。
- フランス語:8名 - 『5』シリーズのキュアルージュ(赤・口紅)、 『アラモード』のキュアマカロン(洋菓子)・キュアショコラ(チョコレート)・キュアパルフェ(パフェおよび完全・完璧)、『HUGっと』のキュアアンジュ(天使)・キュアエトワール(星)・キュアマシェリとキュアアムール(ともに「愛」だが厳密には前者が「愛しい」、後者が「愛情」)
- ラテン語:2名 - 『5』シリーズのキュアアクア(水)、『Go!プリンセス』のキュアフローラ(ローマ神話の花と春と豊穣を司る女神)
- イタリア語:2名 - 『魔法つかい』のキュアフェリーチェ(幸福)、『アラモード』のキュアジェラート(氷菓)
また少数ではあるが氏名に入っている文字を英単語にするとプリキュア名になる人物[注 15]や前述の2人のように文字の関連性からつく人物(美「墨」なぎさ→ブラック (墨=黒)「雪」城ほのか→ホワイト(雪=白))[注 16]、自身の好きな物から名付けた人物[注 17]、神話の神の名が使われている人物[注 18]もおり、中には変身前の名前がそのままつく人物[注 19]もいる。さらにプリキュア名を和訳すると概ね同じ意味に受け取れる名前もある[注 20]。ちなみに『アラモード』ではメンバーの名前がプリキュアのモチーフとなっている動物名もしくはイメージカラーとリンクしている[注 21]。
プリキュアにはいわゆる年功序列の概念がないようで、変身前の名前を敬称をつけて呼ぶ人物も変身後は一切つけなくなる。その例として『Go!プリンセス』の春野はるか / フローラは1学年先輩の海藤みなみ / キュアマーメイドを普段「みなみさん」と呼ぶが、みなみがマーメイドになっている間は常に「マーメイド」と呼ぶことなどが挙げられる。はるか以外の『Go!プリンセス』の登場人物(プリキュアを含む)や他作品のプリキュアも、相手が先輩であれ真っ赤な他人であれ変身後の名前に敬称をつけることは決してない。
プリキュアになっている間は、精神・心理状態が変身前から変わる人物もいる。例えば『5』シリーズの夢原のぞみは好奇心旺盛なドジっ娘で子供っぽい声をしているが、キュアドリームに変身すると正義側のチームのリーダーのような性格に変わり、声も凛々しくなる。『ハートキャッチ』の明堂院いつきは事情により学校では男装しているため必然的に男子的な喋りとなり一人称も「僕」を使っているが、キュアサンシャインに変身すると喋りが女子っぽくなり一人称も「わたし」に変わる[注 22]。また『ドキドキ』の円亜久里も変身前は丁寧語で話す小学生だが、キュアエースに変身すると大人のような口調になる。さらに『魔法つかい』の花海ことはも子供のような口調だが、フェリーチェに変身すると敬語しか使わなくなる。加えて前述の4人は変身によって声色も変わる[注 23]。4人以外には大人のようなボディスタイルになる『フレッシュ』のメンバー全員、『魔法つかい』のキュアミラクル・キュアマジカル、『HUGっと』のメンバー全員も該当する。
初変身時の反応は『ふたり』シリーズでは全員「驚く」であったが、『5』以降ではそれに加え「喜ぶ」や「冷静に受け入れる」など様々な反応を見せるようになる。前者は『ハピネス』の愛乃めぐみ / キュアラブリー[注 24]などプリキュアにとてつもなく憧れている人物が該当する。後者は『5』の水無月かれん / アクアなど物事を瞬時に把握できる青系のプリキュアに覚醒する人物が該当するが、まれに『ドキドキ』の相田マナ / キュアハート(ピンク色)など他の色が当てはまる場合もある。また、名乗りのセリフや決めポーズも『ふたり』シリーズは「無意識に行う」だったが『5』以降では「自ら考えて行う」も散見される[注 25]。
劇中に登場したプリキュアは「レギュラープリキュア」、あるいは映画やデータカードダス、玩具等での呼称から「プリキュアオールスターズ」と称されており、下記の「プリキュア一覧」の節に掲載されている。しかし、それに掲載されないプリキュア(通称「非公式プリキュア」)もいる。この非公式プリキュアは作品によって「『悪のプリキュア』として登場した敵側のプリキュア」[注 26]「過去の時代に活躍したプリキュア」[注 27]「同時代に活動しているプリキュア」[注 28]「映画のみ登場するプリキュア」[注 29]に大別できる[注 30]。
主人公などの設定および性格
主人公などの設定および性格について、主人公は『ふたり』シリーズではタイトル通り2人でメイン主人公である「スポーツ得意」(なぎさおよび日向咲 / キュアブルーム・キュアブライト)ともう一人の主人公の「勤勉家」(ほのかおよび美翔舞 / キュアイーグレット・キュアウィンディ)の相対する性格になっている。『5』以降はピンク色のプリキュアに覚醒する人物(例:『5』では夢原のぞみ / キュアドリーム)が主人公と固定され、同時にチームのリーダーも務めている[注 31][注 32]。
『5』以降は多種多様であり、概ね以下の7パターンに分けられる。
- 積極的で勉強か運動(もしくは両方)が苦手 - のぞみ、『スマイル』の星空みゆき / キュアハッピー、『ハピネス』のめぐみ
- 1.と同じだが、学業以外の特技を所持 - 『フレッシュ』の桃園ラブ / キュアピーチ(ダンス)、『アラモード』の宇佐美いちか / キュアホイップ(スイーツのデコレーション)
- 勤勉家 - 『ハートキャッチ』の花咲つぼみ / キュアブロッサム、『魔法つかい』の朝日奈みらい / ミラクル(数学を除く)
- 子供っぽいところがある - 『HUGっと』の野乃はな / エール
- 4.と同じだが、『ふたり』シリーズのメイン主人公と同じところもある - 『スイート』の北条響 / キュアメロディ
- 完全無欠の生徒会長 - 『ドキドキ』のマナ
- 努力家 - 『Go!プリンセス』のはるか
ちなみに舞、つぼみ、みゆき、はなは第1話で舞台となる街に引っ越してきており 、即ち学校も転校生であるため他のメンバーと面識はない[注 33]が、前二者は活発で積極的なメンバーの後押し[注 34]で、後二者は持ち前の元気と明るさで打ち解けている。またはるかも第1話で全寮制の学校へ入学しているため該当し、みゆきとはなタイプである。
次に主人公以外について、『Max Heart』の九条ひかり / シャイニールミナスは「引っ込み思案で天然な勤勉家」である。『5』以降は主人公と同じく多種多様となり、また髪や瞳の色が一部を除き覚醒するプリキュアのイメージカラーに設定されるようになる。まさに十人十色である。各カラーの性格は一部例外もあるが概ね以下の6パターンに分けられる。
- 青(1) - 何事にも動じない判断力・洞察力があるため生徒会長を務めている[注 35] … 『5』シリーズのかれん、『スマイル』の青木れいか / キュアビューティ(中盤までは副会長)、『Go!プリンセス』のみなみ。
- 青(2) - 生徒会長でなくても成績優秀や自分の得意なジャンルの知識に精通し一目置かれている … 前者は『ドキドキ』の菱川六花 / キュアダイヤモンド(マナにひけをとらない勤勉家)と『アラモード』の立神あおい / ジェラート(学年5位以内の成績)、『HUGっと』の薬師寺さあや / アンジュ(学年首位の成績で学級委員長を務める)、後者は『ハートキャッチ』の来海えりか / キュアマリンと『ハピネス』の白雪ひめ / キュアプリンセス(ともにファッション通)など。しかしこんな性格ゆえメンバーの個性的(自分勝手)な行動や言動を制御する立場に回ることが多く、特に六花は顕著に現れている[注 36]。
- 黄色 - 天然もしくは物腰がやさしい … 前者は『フレッシュ』の山吹祈里 / キュアパインや『スマイル』の黄瀬やよい / キュアピースなど、後者は『ハピネス』の大森ゆうこ / キュアハニーや『アラモード』の有栖川ひまり / キュアカスタードなど。
- 紫 - ミステリアスかつ学業優秀 … 『ハートキャッチ』の月影ゆり / キュアムーンライト、『ハピネス』のいおな、『アラモード』の琴爪ゆかり / マカロンなど。
- 赤 - 初期メンバーと追加メンバーではイメージが異なる … 前者は情熱的かつボーイッシュ(『5』シリーズの夏木りん / ルージュ、『スマイル』の日野あかね / キュアサニー、『アラモード』の剣城あきら / ショコラ)、後者は大人っぽく淑女(『フレッシュ』の東せつな / キュアパッション、『ドキドキ』の亜久里、『Go!プリンセス』の紅城トワ / キュアスカーレット、『HUGっと』の愛崎えみる / マシェリ)。
- 緑 - 十人十色な性格 … 『5』シリーズの秋元こまち / キュアミント(温厚かつおっとりさん)、『スマイル』の緑川なお / キュアマーチ(ボーイッシュかつスポーツ万能)、『魔法つかい』のことは(幼児みたいな性格だが、フェリーチェに変身すると冷静沈着になる)、『アラモード』のキラ星シエル(妖精キラリン) / パルフェ(非常に身軽かつ跳躍力に優れている)。
中には前述した普段の性格や好みからは想像もつかない意外な一面を持っていたり[注 37]、容姿や声色から男子と勘違いされた人物[注 38]もいる。また喜怒哀楽を表す際に用いる口癖も主人公に1個[注 39]設定されているのが基本だが主人公以外の人物も有していたり[注 40]、複数有する人物(主人公も含む)[注 41]もいる。
ちなみに、観察力・洞察力が優れているのは主人公より年上のメンバー(イメージカラー問わず)も該当する[注 42]。なので主人公および年下メンバー(以下「年下たち」)が苦悩している際アドバイスして打開策を見いださせることが多いが、逆に年下たちに教えられることもある。
一人称について、ほとんどの人物は「わたし」を用いるが活動的もしくは積極的な人物は「あたし」[注 43]を、淑女や王女などは「わたくし」[注 44]を用いる傾向が強い。レアなところで『ハートキャッチ』のいつきは前述の通り「僕」を、あかねは大阪出身のため「ウチ」を用いている。
誕生日について、『5』シリーズから『スマイル』までの全員および亜久里、『ハピネス』のめぐみ以外の3人、ことはは設定されていない。前述以外の人物は設定があり以下の3パターンに分けられる。
- 本放送日が誕生日(その年および翌年1月の日曜日) - 『無印』『アラモード』『HUGっと』の全員
- 担当声優と同じ誕生日 - 『ドキドキ』の初期メンバー
- 上記以外 - ひかり、『Splash Star』および『Go!プリンセス』の全員、めぐみ[注 45]、『魔法つかい』の初期メンバー
メンバーの通う学校は公立学校と私立学校に分かれており[注 46]大抵同じ学校の同級生や先輩・後輩のケースが多いため1校のみの登場が通例だが、メンバーに小学生や高校生がいる場合や同学年でも自身に合った学校に通っている場合はおのずと複数の学校が登場する。
公立・私立が登場する作品は以下の3パターン通り。
- 公立のみ - 『Splash Star』『スマイル』
- 私立のみ - 『無印』シリーズ、『ハピネス』など
- 両方登場 - 『フレッシュ』『スイート』など
ちなみに、メンバー全員が同じ学校に通う作品は上記の「公立のみ」「私立のみ」の他に『5』シリーズ、『ハートキャッチ』(中高一貫校)、『Go!プリンセス』『魔法つかい』の延べ8作品ある。
メンバーの中には学業と並行してアイドル歌手やファッションモデル、ロックバンドのボーカルとして活動している人物もおり、前者は『5』シリーズの春日野うらら / キュアレモネードと『ドキドキ』の剣崎真琴 / キュアソード、中者は『フレッシュ』の蒼乃美希 / キュアベリーと『Go!プリンセス』の天ノ川きらら / キュアトゥインクル、後者は『アラモード』のあおいが該当する。また『アラモード』のシエルは芸能人ではないが、フランスや日本で新進気鋭のパティシエと称され活躍しているため「パティシエ(スイーツ)界のアイドル」とも取れる。さらに同作品ではメンバー全員パティシエとしてパティスリーを経営している[注 47]。中には以前学業以外の活動を行っていた人物もおり『HUGっと』のさあや(子役)と輝木ほまれ / エトワール(フィギュアスケート)が該当する。前者は自身の才能の行き詰まり、後者はケガにより一線から退いていたがプリキュア覚醒を機に活動を再開している。
本シリーズはプレティーンおよびティーンエイジャーの少女たちがプリキュア等に覚醒し共闘することで友情や絆を深めていくのがコンセプトとなっている。同時にその年代は思春期に当たるため、プリキュアと同級生の男子もしくは年上の青年との淡い恋愛模様が描かれている作品もある(該当者など詳細は「変遷」の節を参照)。
初登場時点で自身の性格に対するコンプレックスや過去の出来事へのトラウマを抱えている人物もいる。それらを抱えつつプリキュアとして戦い、日々の暮らしの中で自己の内面と向き合うことで、人間として成長することが本シリーズの最大の見どころとなっている[注 48]。また意見の相違によりメンバー内に軋轢が生じ仲たがいになる時もあるが、戦闘でお互いを理解しあって仲直りしてその後より強固な絆を結ぶのがお決まりとなっている[注 49]。
異世界や未来から来たメンバーおよび人間に変身可能な妖精(以下「異界者」)は人間界で暮らす際に便宜上名字をつけたり[注 50]、自身の意向で本来の名前とは無関係の名を名乗ったり[注 51]、本名の長さや素性を伏せるべく便宜上氏名を変更する場合[注 52]がある。またこれは人間に変身可能な妖精にも該当する[注 53]。 同時に主人公が通う中学校へも転入し主人公とクラスメイトになるのが通例だが例外もある[注 54]。また、異界者が人間界で暮らすことが決定した場合、各々が人間界の文化を学び、生活に適応することが求められるが、時折故郷に住んでいた頃の感覚を引きずってしまう、もしくは本来の解釈とは異なる覚え方をしてしまうといった知識の不足から来る失敗により、トラブルの種となることが多い[注 55]。一方、学業・スポーツ面においては、幼少期からの努力の積み重ねや人一倍の苦難(上述の「物語開始時点で単身プリキュアとして戦っていた」「プリキュアと敵対していた」など)によって形成された負けず嫌いの性格が幸いし、一際優秀な成績を修めていることが多い。ちなみに、異界者の中には人間界に住む主人公たちと容姿が若干違う人物も見受けられる[注 56]。
メンバーの実家は、平凡な一戸建てはもちろん、マンションや個人商店の経営など多岐に渡るが、いずれも世間一般によく見られる家庭がほとんどである。しかし、王女(プリンセス)や社長令嬢などはこの限りではない[注 57]。主人公の家族構成は両親と作品により兄弟姉妹がいる(まれに祖父母も)。『ふたり』シリーズはなぎさに弟、咲に妹、舞に兄がおり、ほのかは一人っ子である。『5』以降は妹のいる『ハートキャッチ』のつぼみ[注 58]、『Go!プリンセス』のはるか、『HUGっと』のはな以外は全員一人っ子であり、兄や姉はどの作品にもいない。主人公以外は兄弟姉妹すべて該当し、中でも姉を持つ人物はコンプレックスを抱いている場合がある[注 59]。ちなみに『ドキドキ』のメンバーは全員一人っ子である。大抵両親と住んでいるのが通例だが「両親が海外で仕事」[注 60]「単身赴任」[注 61]「学校が寮生活」[注 62]のような例外もある。また片親の人物[注 63]や家族のいない人物[注 64]もおり、後者はほとんどの異世界出身者が該当する。このほか、作品によっては親族がプリキュア経験者であるという人物もいる[注 65]。
ちなみに、なぎさと咲は後年に公開された『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』のチーム分けで「ピンク(主人公)チーム」に入っており、言わば「正規の主人公」と見なされている。以降このシステムがスタンダードになっている。
物語の舞台
主人公たちの暮らす町は、いずれも架空の町であり、具体的な位置情報が明言されることはない[注 66]。また、これらの町には作品ごとのテーマを特徴付ける固有の名称が付されていることが多い[注 67]。物語は基本的に主人公たちの暮らす町を中心に展開されるが、旅行や合宿等の理由でメンバーが他の町へ遠出をするエピソードもある(作品によっては異世界も同様)。この場合、大抵が別の架空の町へ行く、行き先が明言されないなど作中世界の範疇で物語が進行する一方で、作品によっては実在の都市が舞台となることもある[注 68]。またタイムスリップによって過去や未来の世界を駆け巡る場合もあり[注 69]、さらに一部の作品には放送時点における世相を反映したものが登場することもある[注 70]。加えて有名な書物の一節や偉人の名言が引用されている場合もある[注 71]。
サポート役である妖精および男性キャラクターの存在
プリキュアのサポート役を担う妖精はオス・メスのペアが多いが同性同士や兄弟姉妹(双子も含む)の場合もあり、また『魔法つかい』のモフルン(元がぬいぐるみ)のように無性別の妖精もいる[注 72] 。容姿は「作品オリジナル」[注 73]「動物などをモチーフ」[注 74]「フェアリー」[注 75]「人間の赤ちゃん」[注 76]と概ね4つに分けられる。人間界においては自らの姿を上手く利用し、動物やぬいぐるみとして一般人の目を誤魔化すことが多い(ただし、フェアリーのみ例外)。しかし、一般人に危機が迫っている場合はこの限りではない。大半の妖精は異世界出身だが人間界で終始する場合はこの限りではなく(即ち人間界出身)、中には『ドキドキ』のアイちゃんやモフルンのように人間界で生まれた妖精もいる。さらにその性格も十匹十色であり『フレッシュ』のタルトや『ドキドキ』のダビィのようにプリキュアの情報に精通している妖精もいれば、『スマイル』のキャンディや『Go!プリンセス』のパフのようにまだ幼いため情報に疎い妖精もいる。妖精はプリキュアに相応しい少女を見つけると、前述の通り変身アイテムを与え敵を倒すことを懇願する。また、戦いをサポートするパートナーにもなるが作品により違いがあり「個人のパートナー」「全員のパートナー」に大別される。さらに『スマイル』のポップ(キャンディの兄)や『Go!プリンセス』のミス・シャムール(レッスンティーチャー)のように間接的にサポートする妖精もいる。そして共通して言えるのは少女と初見時から対等に接し(名前も呼び捨て)独自の語尾をつけて話す[注 77]という特徴である。少女がプリキュアへ覚醒した後は常に良好な信頼関係を保つが『ハートキャッチ』のえりかと妖精コフレのように軋轢が生じる場合も散見される(詳細は「プリキュアのアイテム」を参照)。中には人間へ変身可能な妖精[注 78]もおり、その容姿は「小学生以下」「中学生」「大人」の3つ[注 79]に分けられる。その中でも中学生に変身するメスの妖精はほとんどプリキュアなどに覚醒するが、その代償として生来の姿に戻れなくなる妖精もいる[注 80]。相互変身可能な妖精にもデメリットがあり「衝撃を受ける」[注 81]や「体力を消耗する」[注 82]などの理由により戻ってしまうことがあるが、いずれもプリキュアの前や戦闘後での出来事がほとんどなので一般人に知られることは少ない。ただし、状況次第では露見してしまうこともある[注 83]。
鷲尾は「子どもたちは怖い存在に立ち向かう姿を格好いいと感じる。そこは男の子も女の子も変わらない」としている[13]。鷲尾プロデューサーが手がけた作品では「正義の味方として戦うのは女の子だけ」という路線が徹底され、『セーラームーン』で言う「タキシード仮面」のような戦士達を助ける男性キャラクターは一切登場せず、同種作品との区別化を図っていた。『5』シリーズでも妖精が人間の青少年へと変身するがこちらも戦闘能力はなく、あくまでメンタル面におけるアドバイス役[注 84]としての役割を担うことが多い。その後、梅澤プロデューサー以降からは戦闘を助ける男性キャラもしばしば登場するようになり、その容姿は「プリキュアと同世代もしくは少し上の少年」[注 85]「年上のイケメン」[注 86]の2つに分けられる。
コスチュームとイメージカラー
通常形態のコスチューム[注 87]は基本的に多くの装飾が施されたワンピース型とドレス型[注 88]でほとんどを占め[注 89]、中には腹部もしくは臍部を露出した衣装の人物もいる[注 90]。またほとんどのコスチュームはシンメトリー(左右対称)だがアシンメトリー(左右非対称)も存在する[注 91]。さらに肩を露出しているノースリーブタイプも僅かに存在する[注 92] 。このうち続編がある『無印』シリーズおよび『5』シリーズの2作品は2年目に移るにあたって初期メンバーの衣装のマイナーチェンジが施され、両作品ともクロスオーバー映画および『ハピネス』の10周年メッセージでは全員続編のコスチュームで登場している。
身体の変化は髪が変身前と比べると色が鮮やかになってボリュームが増し、大幅に伸びることが多い(短髪もロングへアになる[注 93])が、逆に前髪は長さや分け方など変身前とほとんど変わらない。またそれと同時に瞳の色も鮮やかになったり、変身前後で全く違う色の髪や瞳になる人物もいる[注 94]。さらに身長が高くなるプリキュアも存在し、中でも『ドキドキ』のエースや『魔法つかい』のメンバーは顕著。加えて『スイート』『魔法つかい』のメンバーは目つきも変わる。
また、作品によっては通常形態以外にも戦闘によって臨機応変に変更できるフォームチェンジ[注 95]が使えるほか物語の進行に応じて、あるいは映画版での限定形態としてプリキュアがより強化された姿(通称「スーパープリキュア」)に変身を遂げる作品もある。
スーパー戦隊シリーズの戦隊メンバー(例:『秘密戦隊ゴレンジャー』の■ 赤=アカレンジャー)のようにプリキュアにも各自のイメージカラーが設定されている。『無印』シリーズではブラックが■ 黒[注 96]、ホワイトが□ 白とプリキュア名通りの色が使われている。黒と白を採用した理由について鷲尾は「真っすぐでクールビューティーなイメージがあったため」と述べている。
上記2人以外の『ふたり』シリーズのイメージカラーは以下の通り。
その後のリサーチで「女の子が憧れたり好きな色はやっぱりピンクや黄色だった」との結果から女児が好むカラーリングが使われるようになり[13]、『5』以降の主人公はピンク色に固定され主人公以外は作品によって登場する色も多岐にわたる。また、変身前の私服の色も概ねプリキュアのイメージカラーに近い色が踏襲されており、さらに本放送が6月から9月までに放送される回は私服と制服がテレビシリーズのみ夏服になるなど放送される季節に合わせた描写も組み込まれている。ちなみに、制服は他の生徒と共通なのでリボンやネクタイ、トップス(カーディガン・ベストなど)でイメージカラーを表現している。
『5』以降のイメージカラー上位は以下の通り。
- ■ ピンク - ドリーム以降の主人公専用カラー(エールで11人目。ノーカウントだがキュアペコリンも該当)
- ■ 青 - アクア・ベリー・ビューティ・ジェラート(■ 水色とも見なせるマリン・ダイヤモンド・プリンセス・マーメイド・アンジュと媒体によっては■ 紫と扱われるビート[注 99]も含む)
- ■ 黄色 - レモネード・パイン・ミューズ・ピース・ロゼッタ・ハニー・トゥインクル・カスタード(■ オレンジ色とも見なせるエトワールも含む。ノーカウントだがキュアモフルンも該当)
- ■ 赤 - ルージュ・パッション・エース・スカーレット・ショコラ・マシェリ
- ■ 紫 - ローズ・マジカル・マカロン・アムール(■ 薄紫色とも見なせるソード・フォーチュンも含む)
- ■ 緑 - ミント(■ 黄緑とも見なせるマーチ、■ ミントグリーンとも見なせるフェリーチェも含む)
上記以外にも■ 黄金色(サンシャイン[注 100])、■ 銀色(ムーンライト[注 101])、□ 白(リズム・エコー[注 102])、■ 黒(黒ミューズ)、■ オレンジ色(サニー[注 103])、虹色(パルフェ[注 104])が採用されている。
主人公は一番最初に覚醒するのが通例だが例外もある。『ハートキャッチ』のブロッサム、『スイート』のメロディ(リズムとともに)、『ドキドキ』のハートは2番目[注 105]で、『ハピネス』のラブリーに至っては一番最後に覚醒している[注 106]。ちなみに、主人公の次に早く覚醒する色の最多は青(ベリー・マリン・ダイヤモンド・マーメイド・アンジュ)である。
「主人公などの設定および性格」で述べたようにピンク色は主人公と固定されているためリーダーと確立されているが、主人公以外の人物はスーパー戦隊シリーズのように色ではなく覚醒する人物の性格が反映されているので、同色のプリキュアでも作品によって戦闘スタイルが異なっている[注 107]。
劇中のアクションや行動
プリキュアは敵に遭遇するとその時点で覚醒している人物が変身し個人の名乗りを行い、全員が覚醒している場合はチームの名乗りも行う。話によっては全員が揃わなかったり(後述)、変身後すぐ戦闘に入るなどして省略される場合もある。いずれもその間に敵が奇襲することはなく[注 108]、これはスーパー戦隊シリーズと同じコンセプトである。名乗りのセリフや立ち位置は人数により変わるので詳細は各作品の「プリキュアの設定」の節を参照。戦闘時のメンバー編成に関しては、上述したように必ずしも全員が揃っているとは限らず、欠員が出た状態で戦わなければならないこともある。主な理由としては、一部のメンバーのみで敵と遭遇してしまう、何らかの事情により変身・戦闘が不可能な状況に追い込まれている、などが挙げられる。しかし、基本的に他のメンバーが応援に駆け付けたり、不利な状況を自力で打開し復帰するなどの形で形成逆転に持ち込む展開が多いため、一部のメンバーが終始見せ場を失うということは少ない[注 109]。特に、ストーリー後半では敵がパワーアップし、少人数で撃破することが困難となってくるため、メンバー全員の合体技によって止めを刺すことがパターン化するようになる。また、作品によっては戦闘が一切行われない話も存在する[注 110]。
プリキュアに変身後は攻撃力・跳躍力・瞬発力などが飛躍的に上がり、主人公が初変身した時はその能力が使いこなせず戸惑う描写がなされている。しかし、すぐに適応した主人公も一部存在する[注 111]。そして、戦闘の描写においては素手で敵や怪物に立ち向かうアクションシーンを展開する手法がとられており[13][注 112]、敵を倒す(浄化する)[注 12]時は主に必殺技を使う。必殺技の発動には女児が好むようなアクセサリーやアイテムが使われ、この点については関連玩具の販促とも深く関わっている。必殺技を行使する際『ふたり』シリーズでは必ず2人が揃わないと行使することができなかったが、『5』以降は各々で行使するようになり、さらに全員で協力して行使する必殺技も設定される。『5』以降の敵を撃破する際、怪物の場合は1人の必殺技で撃破することが多いが、複数人の必殺技や上にも述べた合体技を行使することもある。幹部や黒幕の場合は対峙時点で集結した全員協力の必殺技で撃破することがほとんどであるが、後者の場合は主人公プリキュアが他のメンバーやアイテムから力をもらってパワーアップして1人で撃破するという例外もある[注 113]。
話によっては戦闘中にプリキュアから元の姿へ戻ることがあり「変身者自ら解く」[注 114]「敵の攻撃により強制的に解かれる」[注 115]の2パターンある。その姿は「変身直前の状態」「光の衣を纏った状態」に分かれそのほとんどが前者であり、後者は『ハピネス』に多い[注 116]。
プリキュアは敵幹部と対峙し退却させるのが任務であるが、助けるケース(いわゆる「敵に塩を送る」)もある。『ドキドキ』第26話で六花が気絶していたイーラを発見し介抱したり、『Go!プリンセス』第46話でフローラたちが黒幕や同胞からの冷遇を機に暴走したシャットを制止して正気に戻したり、『アラモード』第26話でキラリンが自身との戦闘で敗北し落胆していたビブリーを発見しその不憫さを察しスイーツをあげて元気にさせたりと、その手法は三者三様である。
敵の策略により変身者が妖精と入れ替わる場合もあるが、変身できるのは人間側か妖精側かについては作品によって異なる。例えば『フレッシュ』第10話において、祈里とタルトの中身が入れ替わった時はタルトが祈里の姿の状態でパインに変身して戦っていた(この回のみ変身時の口上がタルトの声)。一方で『スマイル』第8話において、みゆきとキャンディが入れ替わった時はみゆきがキャンディの姿の状態でハッピーを模したプリキュア(キュアキャンディ)に変身し単独でアカンベェを撃破するほど使いこなしていた。またハッピーは第35話でロボットにもされてしまい、他のメンバーに操縦されて戦うシーンもあった。前述のは個人が被害に遭った例だがメンバー全員が被害者になる場合もある[注 117]。また、アイテムの力で変身者が人間以外の容姿に変わる事例もあり『アラモード』第34話でゆかりがモチーフとなっているネコへと変身していた。さらに変身者の情緒不安定により人間態ではないプリキュアへ変身する事例もあり『映画アラモード』のシエル(パルフェの容姿がキラリンになった「キュアキラリン」)が該当する。
プリキュアのアイテム
変身アイテムには主に携帯電話・スマートフォンなどの携帯機器、香水・コンパクトなどの化粧品がモチーフとなっている場合が多い。中にはこれで必殺技を行使できるのもある[注 118]。一方、必殺技で用いられる武器は腕にはめる「ブレスレットタイプ」、ロッド・アーチェリー・ステッキなどの「手で持つタイプ」、楽器(タンバリン・バイオリン・ハープなど)をモチーフとした武器を「奏でて攻撃するタイプ」の3つに分かれているが、これが逆転しているアイテムもある[注 119]。ストーリーが進むと敵も強くなり既存の武器では太刀打ちできなくなるので強化武器(個人用・全体用)が登場することが多い。全体の強化武器は前述した3つのタイプに該当しないのがほとんどであり『フレッシュ』のクローバーボックス(モチーフはオルゴール)や『スイート』のヒーリングチェスト(同宝石箱)といった置物、『Go!プリンセス』のプリンセスパレス(同ホープキングダム城のミニチュア)といった建物、『魔法つかい』のレインボーキャリッジ(同馬車)といった乗り物と三者三様である。初期メンバーと追加メンバーではアイテムに違いがあり追加メンバーが1人の場合は「変身アイテムが共通で武器が違う」[注 120]「変身アイテム・武器ともに違う」[注 121]の2つに分かれており、追加メンバーが2人の場合は「変身アイテムが共通で武器は初期メンバーは共通で追加メンバーは違う」[注 122]「全メンバーであれば武器は初期メンバーは共通で追加メンバーは違い、変身アイテムが1人だけ違う」[注 123]「全メンバーであれば変身アイテムは初期メンバーは共通で追加メンバーは違い、武器が1人だけ違う」[注 124]の3つに分かれている。「武器が共通で変身アイテムが違う」というのは絶対にない。ちなみに、全員同じ変身アイテムでも入手方法が異なる場合がある[注 125]。特殊な例として『アラモード』で登場する強化武器のキラキラルクリーマーは全員所持しており、即ち「変身アイテム・武器ともに共通」となっている。武器について、初期メンバーは物語がある程度(第10話前後)進んでから入手する[注 126]が、追加メンバーは初登場時に入手する。また追加メンバーは初期メンバーより多少強めに設定されている場合もある[注 127]。ちなみに、前述のアイテム以外にタブレット(『ドキドキ』のマジカルラブリーパッドや『Go!プリンセス』のプリンセスレッスンパッドなど)もあり主に情報収集や新たな必殺技の行使、妖精のお世話などで用いられている。
特定のプリキュア専用のアイテムは決められた使用者以外は決して使うことができない[注 128]。例えば『ハートキャッチ』第39話において、えりかの態度に呆れてコフレが持ち出したマリンタクトをボスナッキーが奪って使おうとしたことがあったが、マリン本人では無いため使うことができなかった。またメンバーが同じアイテムを所持している場合は借りることが可能であり、実際に『Go!プリンセス』第39話でフローラがクリスタルプリンセスロッドを敵の攻撃により弾かれた際マーメイドとトゥインクルから借りて二刀流で行使しているが、ドレスアップキーまでは借りていないので自身のキーを用いて攻撃していた。
変身アイテムにも妖精やそれに類する存在が深くかかわる場合も多く「妖精や精霊が変化したアイテムで変身」[注 129]「妖精や関係者に与えられたアイテムで変身」「変身者の強い想いが具現化し、それから誕生したアイテムで変身」の3つに分けられる。また、変身方法も『ふたり』シリーズの「2人揃って変身」[注 130]と『5』以降の「各自で変身」の2つに分けられる。これらの変身アイテムは変身後キャリーへ収納され腰に装着されるのが基本だが、中には『GoGo!』のミルキィローズが使うミルキィパレット[注 131]のようにそれが当てはまらないものも散見される。ちなみに『映画フレッシュ』『NewStage2』ではキャリーが外れてしまうと変身が強制解除してしまう描写があった。また、『GoGo!』、『ハートキャッチ』、『ドキドキ』等でプリキュアが石化された場合は変身アイテムも石化しているが変身は解除されていない。
作中における認知度と正体の秘匿
劇中におけるプリキュアの認知度として『ふたり』シリーズでは戦闘が人目が無い場所もしくは一般人が気絶した中で行われており、戦闘後は被害が修復されるためそれほど認知されていなかったが、『5』シリーズや『Go!プリンセス』では主人公が通う学校の生徒などごく一部の人物に知られるようになり、また『フレッシュ』『ドキドキ』では戦闘が報道されるなどで認知度が高くなり、さらに『ハピネス』では世界中にプリキュアチームが存在するまでになる。『スイート』『スマイル』は『ふたり』シリーズの設定が踏襲されているが、『ハートキャッチ』『アラモード』は舞台となる街に住む人達には認知され、『魔法つかい』は「人間界での認知度は皆無だが魔法界ではある」という設定である。
プリキュアは前述の通り「敵を倒せる唯一の存在」であるため敵組織から見れば野望を妨げる邪魔者である。それゆえ変身者は敵から常に狙われるようになる。よって、変身者が「プリキュアに覚醒した」と公表するのは聞いた人たちにも危害が及ぶおそれがあるので妖精から他言せぬよう注意される[注 132][注 133]。それを踏まえ正体の秘匿に努力する[注 134]が親友などにはしゃべったり目の前で変身して教えてしまうことがほとんどであり[注 135]、中には変身もしくは元に戻る姿を見られてしまった人物[注 136]もいる。その後それを知った人物は妖精から変身を促されるのがほぼお決まりとなっている[注 137]。
作品により家族や一般人にも「自ら正体を明かす」「変身を見られて正体が知られる」という例も散見される。前者は『フレッシュ』のラブたちが両親たちやミユキを除く知人の前で、『Go!プリンセス』のはるかたちがノーブル学園関係者の前で、いずれもプリキュアに変身することで正体を明かしている。また『ドキドキ』では、ハートがキングジコチューとの戦闘でテレビ中継が入っているにもかかわらず、自らがマナであると明かしたため街どころか世界中に広まってしまった、という例もある。後者は『フレッシュ』ではラブたちにダンスを教えているミユキに、『ハピネス』ではめぐみの幼なじみの相楽誠司に、『Go!プリンセス』でははるかのルームメイトの七瀬ゆいに、『魔法つかい』では魔法学校の校長やリコの父・リアンに、いずれも変身を見られ正体が明かされてしまっている。その後は全員正体を他言することはせずプリキュアのサポート役として誠司とゆいは一緒に行動し、ミユキおよび校長とリアンは間接的に助言している。一方で「敵に正体を知られてはならない」という掟や暗黙の了解は存在せず、全作品通してほとんどの敵幹部はプリキュアの変身前の姿を認知している。中には主人公とゆかりのある人物や妖精がプリキュアなどの覚醒および人間へ変身可能な事実を秘匿していたケースもある(詳細は前述)。
プリキュアと対峙する敵組織の目的
プリキュアが戦う敵組織は黒幕、幹部[注 138]、怪物(作品により戦闘員も)により構成されている。前述したが物語開始時点で妖精の世界を支配・拠点としており、さらに「幹部や怪物が人間界で行う暴動が黒幕の復活・野望達成につながる」[注 139]という目的から人間界へも侵攻を始める。敵のアジトは見るからにおぞましい空間や建物(占拠地の流用も含む)が大半を占めるが、中には高層ビル[注 140]や屋敷[注 141]など一般的な建物も存在する。手下の幹部は黒幕や上層部の命令に従い働くが、中には命令そっちのけで戦闘を楽しむ好戦家の幹部[注 142]や命令にない行動をとる自己中心性(自己中)の幹部[注 143]もいる。物語が進むにつれ幹部の淘汰や追加、新たな怪物が登場するが、まれに倒された幹部が再登場することもある[注 144]。黒幕は物語開始時点で存在が明確になっているものがいる一方、過去に伝説の戦士と戦い封印されたものもいるが、これらも最終的に物語の進行と共に復活を遂げることとなる。黒幕は最後まで代わらないのが基本であるが『Splash Star』の「黒幕が実は虚像」[注 145]や『ドキドキ』『ハピネス』の「黒幕を操る真の黒幕」[注 146]、『魔法つかい』の「新たな黒幕が現れる」[注 147]、『アラモード』の「黒幕が幹部に下克上を起こされる」[注 148]との理由で代わる場合もある。特に『アラモード』は諸悪の根源である黒幕と、目的を共有する忠実なしもべであるはずの分身の立場が入れ替わる、という珍しい現象が起きた例となる。また『ハピネス』『魔法つかい』は黒幕の変更に伴い、拠点が変更される[注 149]。また、黒幕は諸悪の根源であるため倒されるのがほとんどであるが『5』のデスパライアの「改心したが自らの消滅をプリキュアに頼む」や『スイート』ノイズの「なれの果ての姿をプリキュアが受け入れる」、『ハピネス』クイーンミラージュ・レッドの「自身の改心により戦闘が終結」、『魔法つかい』ドクロクシーの「残滓(ざんし)となって再登場する」[注 150]といった例外もある。黒幕が倒されるとその時点で全ての戦いに決着がつき平和が戻るのが基本パターンだが『無印』シリーズの「倒されたあと新たな敵勢力の一員という仮の姿をもって黒幕自らが復活の機会を窺う」[注 151]や『Go!プリンセス』の「黒幕が倒される寸前に自らのパワーを幹部に託すことで、パワーアップした幹部が最後の敵になる」[注 152]、『魔法つかい』の「物語後半で新たな黒幕が襲来する」という変則パターンを取ることもある。また『魔法つかい』は2つの組織が登場するため「組織同士の交戦」も描かれている。黒幕の正体は作品によって様々であるが、基本的に生まれつき(生物としての)肉体を持つものとそうでないものに分けられる。後者の場合怒り、憎しみ、悲しみ、欲望といった、人間が抱く負の感情の怨念が具現化したもの[注 153]、もしくは宇宙誕生時から存在する一種の概念、現象のようなもの[注 154]に大別することができる。また、作品によっては人間によって作り出されたものが意思を持ち暴走するという珍しいパターンもある[注 155]。
黒幕や幹部の容姿は以下の8パターンある。
- 人間の容姿
- ほとんどがこのスタイルであり、奇抜なファッションが特長。
- 1.と同じだが戦闘時に変身する
- 『5』シリーズのブンビー、『フレッシュ』のノーザなど。
- 人間に化けた妖精
- 『スイート』のセイレーン、『ハピネス』のファントム(生来はファンファン)など。
- 動物をモチーフ(擬人化も含む)
- 『スマイル』のウルフルン、『アラモード』のディアブル(ともにオオカミがモチーフ)。
- 変身者のコンプレックスをまとって誕生
- 『ハピネス』のアンラブリー(ファントムがラブリーのコンプレックスを憑依)。
- プリキュアとゆかりのある人物や妖精が洗脳により対峙
- 『ハピネス』の相楽誠司→ダーク誠司、『Go!プリンセス』のトワ→トワイライト、『アラモード』のピカリオ(シエル / キラリンの弟)→ジュリオ / 黒樹リオなど。
- 対峙時に強大な怪物に変貌
- ほとんどの黒幕。
- その他
- 『フレッシュ』のメビウス(スーパーコンピュータ)、『HUGっと』のルールー(アンドロイド)。
幹部は負けが続き黒幕から見切りをつけられるなどで追い込まれると、 強大な怪物に変貌し対峙することが多い。黒幕と幹部が一緒に追い込まれると黒幕が幹部を吸収したり、もしくは幹部自ら黒幕に身を捧げる場合もある。プリキュアに倒された幹部は「殉職する」「改心もしくは洗脳が解かれ生来の姿に戻る」「幹部時の容姿のまま改心する」にわかれ[注 156]、女性幹部は前述したように「プリキュアに覚醒する」[注 157]も見受けられる。また、男女問わず「組織を離反してプリキュア側に加勢する幹部」[注 158]もまれにいる。敵の幹部が上記の理由により退場すると、大抵の場合新たな幹部が加入することがほとんどであるが、作品によってはそのままの場合もある[注 159]。
幹部たちの作戦は大別して次の通り。
- エネルギーなどを融合させて怪物を誕生
- 『無印 / Max Heart』のザケンナー、『Splash Star』のウザイナーなどの様に、組織の持つエネルギーやパーツを地球上の物体に融合させて怪物化させるパターンで、『スマイル』のアカンベェまでの主流パターン。融合させるのは大半は無機物だが、『無印』第6話ではクマ、同第7話では米槻教頭(なぎさとほのかが通う「ベローネ学院」の教頭)にザケンナーを融合、また『フレッシュ』第3話ではイヌにナケワメーケを融合するなど、希に生物を怪物化させる事があり、また『無印』第16話では小田島友華(なぎさとほのかの先輩)にザケンナーを融合させたが、友華は怪物化せず彼女の「普通の少女として遊びたい」という心を分身化させ公園で遊びまくるという、珍しいやり方もある。
- 人間の心を利用して怪物を誕生
- 『ドキドキ』のジコチュー、『ハピネス』のサイアーク、『Go!プリンセス』のゼツボーグ、『HUGっと!』のオシマイダーの様に、自己中心・幸せ・夢・「トゲパワワ」(負のココロ)を持つ人間をある物体に閉じ込め(閉じ込めない時もあり)、その心を奪って怪物化させる。これより前の『ハートキャッチ』のデザトリアンでは、「こころの花」を奪うまではこれらと同じだが、奪った「こころの花」は別の無機物に融合させて怪物化させるという、1.のやり方と混ぜて行うというパターンであり、このやり方はその後しばらくなかったが、一部のオシマイダーで行われている。
- その他
- 『魔法つかい』のヨクバール(および後継のスーパーヨクバールとドンヨクバール)では、出撃者の魔力によって魔法界または地球上の2種類の物(生物・無機物問わず)を合成させて怪物化させる。
- 『アラモード』では、謎の存在「ノワール」配下の構成員が、エネルギー「キラキラル」を吸収するというパターンは同じ(ディアブルを除く)だが、その後などの詳細が構成員により異なる。
- 「悪い妖精」編(第1 - 11話):個々に意志を持つ妖精(悪い妖精)が複数登場し、「キラキラル」を吸収することでパワーアップし直接プリキュアと戦う。
- ジュリオ編(第12話 - 17話):「ノワール」の使いの少年・ジュリオが人間からキラキラルを奪い、そのキラキラルで自分の武器「黒いロッド」を強化させてプリキュアと自ら戦う(珍しく怪物が登場しない)。
- ビブリー編(第18 - 23話):同じくノワールの使いの少女ビブリーがジュリオの如くキラキラルを奪うも、奪ったキラキラルを携帯する人形「イル」に吸収させ、イルを怪物化させてプリキュアと戦わせる。
- グレイブ・エリシオ編①(第24話 - 40話):クレイブは移動用自動車でキラキラルを奪うと、配下のネンドモンスターに吸収させ合体させて怪物化させる。エリシオはカードでキラキラルを奪い、そのカードからカードモンスターを出撃させる。
- ディアブル編(第33話 - 38話):スイーツのある場所を黒い霧で覆うも、キラキラルは吸収せずに闇と化す。更に黒い霧で覆った場所のプリキュア以外の人間を険悪状態にさせる。なお「ジュリオ編」同様怪物は登場せずにディアブル自らプリキュアと戦う。
- エリシオ編②(第41話 - 48話):かつて自分がカードに封印した者の能力を自分が吸収し、ジュリオ同様に怪物を出撃せずに自ら戦う。
怪物にされるのはメンバーの親友・親族・知人、その回のゲストキャラが大半を占め大抵1回のみであるが『ハピネス』の相楽真央(誠司の妹)や石神りん(めぐみの親友)、『Go!プリンセス』のゆいのように複数回被害に遭う人物もいる。また、プリキュア覚醒者も例外ではなく『ハートキャッチ』のえりかがマリン覚醒前の第1話から第2話までで、いつきがサンシャイン覚醒前の第7話でデザトリアンにされ、また『HUGっと!』のほまれがエトワール覚醒の第5話でオシマイダーにされていた。また登場した怪物は回が進むに連れて、アカンベェやジコチューなどのように、出撃方法は同じながら強化されたり、『フレッシュ』のナキサケーベとソレワターセや『Go!プリンセス』のメツボーグのように、出撃者によって全く異なる怪物が登場する事もある。
敵は基本的に神出鬼没であり、プリキュアたちの行く先々に現れる。しかし、場合によっては組織の任務ではなく、私用(探し物など)や憂さ晴らし、バカンス等を目的として出没することもある[注 160]。一方、極めて稀な例だが、これとは逆にプリキュア側が喧嘩などの理由により、戦闘の意欲が皆無である状態で襲撃を仕掛けてしまうこともあり、この場合機嫌の悪いメンバーから速攻で返り討ちに合うこともある[注 161]。
敵組織壊滅後のプリキュア
プリキュアは前述したが敵組織を壊滅させ世界を平和に戻すのが任務であり、それを完遂するとエピローグで「変身能力が喪失」と「そのまま保持」の2つに分かれる。具体的に言うと前者は「祖国へ帰郷する妖精・関係者に変身アイテムを返却するため」、後者は「妖精・関係者が一旦は帰郷するが人間界へ戻ってくるため」あるいは「人間界で終始するため」、概ね以上の理由が挙げられる。また、異世界のメンバーも「祖国へ帰郷」[注 162]と「人間界に滞在」の2つに分かれる。『魔法つかい』は特殊で「異世界メンバーの帰郷と共に変身アイテムを担った妖精の能力が喪失」となる[注 163]。
ただし、クロスオーバー映画の『映画 プリキュアオールスターズ』では祖国へ帰郷した妖精・関係者も人間界へ集うため喪失者もプリキュアへの変身が可能となり、同時に異世界のメンバーも集うため欠員が出るということはない。これらは『DX』シリーズはおろか『NewStage』以降の声あり・なしに関わらず同じである。前述のはすべてレギュラープリキュアが該当し、『NewStage』シリーズ並びにクロスオーバー映画オリジナルのキュアエコーは特殊で「初変身では妖精はいなかったが再変身では妖精がつく」という設定である。また『奇跡の魔法!』の翌年に上映された『ドリームスターズ!』も従前シリーズの設定が踏襲されている。
後日談や将来については最終回で描かれる場合と描かれない場合があり、『ハピネス』までは描かれる場合があっても直近(1学年進級後)の内容が大半で、成長し大人になった姿は描かれないのが通例だった[注 164]。これはいくつかのクロスオーバー映画[注 165]や番組終了後に発行された小説[注 166]においても同様である。それが『Go!プリンセス』第50話のエピローグ、『魔法つかい』第49・50話、『アラモード』第49話のエピローグのように成長し大人になったプリキュア[注 167]が描かれるようになった。また『魔法つかい』では魔法をテーマとしているため大人になった元プリキュアが魔法で中学生へ戻り[注 168]、さらにプリキュアへ再覚醒・再変身する描写もなされている。
次作主人公プリキュアの先行出演
『ハピネス』の最終回より、エンディング後に新旧主人公プリキュア同士のバトンタッチ映像(この場合ラブリーと『Go!プリンセス』のフローラ)が流れるようになり、次作の主人公が番組開始に先駆ける形で登場している。『魔法つかい』からは最終回本編内にも、変身前の姿も合わせて登場している(「変遷」「その他」の節に詳細あり)。
映画のコンセプト
本シリーズの映画は大きく分けて2種類ある。一つはその年に放送している作品の人物たちのみ[注 169]が登場する「レギュラー映画」、もう一つは複数の作品の人物たちが登場する「クロスオーバー映画」である。
レギュラー映画はいわゆるテレビシリーズの劇場版である。第1作目は2005年4月上映の『映画Max Heart』である。また12月に『映画Max Heart2』が上映され、レギュラー映画で唯一年2本上映されている。『Splash Star』以降は年1本となり12月に、『5』シリーズは11月に、『フレッシュ』以降は10月に上映されている。なお、『HUGっと』は10月に公開される予定の映画が『無印』を中心としたクロスオーバー映画[注 170]となるため、2018年6月時点でレギュラー映画の上映予定は無い。
内容は「テレビシリーズとは無関係のパラレルワールドが舞台」「テレビシリーズのスピンオフ」の2つに分かれ前者は『映画フレッシュ』『映画ハピネス』など、後者は『映画スイート』『映画魔法つかい』などが該当する。そのため舞台がパラレルワールドの場合、プリキュアが出会うキーパーソン(ゲストキャラクター)も映画オリジナルとなっている。『映画5』からは特定の場面で鑑賞者が応援するとプリキュアがパワーアップする「鑑賞者参加型システム」を導入しており、これ以降の映画にも踏襲されている。また映画限定の強化形態(例:『映画フレッシュ』では「キュアエンジェル」)に変身するのも特徴であり、上映後テレビシリーズに登場する場合もある。
クロスオーバー映画は『ふたり』シリーズや『5』シリーズ、『フレッシュ』などのプリキュアたちや妖精たちが集い共演する映画である[注 171]。2009年3月上映の第1作目『DX』から全作品が3月に上映されている。『DX』『NewStage』はそれぞれ三部作となっており、『ドリームスターズ!』以降は直近作品のプリキュアたちに絞った共演が特徴である(詳細は下記参照)。作品では、現役プリキュアは先輩プリキュアの存在を知らず、戦いを通じてプリキュアの存在を知る様になる一方、オールスターズ作品までは妖精たちは既に全員が知り合いになっている[注 172]内容になっているが、それによって先述の『フレッシュ』などの様にテレビシリーズとは矛盾する事がある[注 173]。また作品内では、「家族」・「クラスメイトや先生」・「町の人たち」・「プリキュア関連者」[注 174]・「映画キャラ」といったサブキャラクターや、かつてのテレビシリーズでの敵キャラクター[注 175]が、観客や通行人といったモブで登場する。
内容は以下の3パターンある。
- 『DX』シリーズ
- 原則として、上映時点でテレビシリーズにおいてプリキュアに覚醒済みの人物たちが登場するが、現行作品のプリキュアの中には作中の展開に応じて未登場、もしくは変身前のみ登場といったケースも見られる。全員で共闘して敵に立ち向かう話がコンセプトとなっている(以下の作品も同じ)。その敵のラスボスはプリキュア全員でなければ倒せない強大な敵であり、また配下として、『DX』ではテレビシリーズに登場した怪物、『DX2』では同じくテレビシリーズの敵組織構成員、『DX3』では映画敵キャラとテレビシリーズの怪物を再生させて配下にしている。
- 『NewStage』シリーズ・『春のカーニバル』・『奇跡の魔法!』
- 基本的な部分は『DX』シリーズを踏襲しつつ、現行作品のプリキュアたちをメインに据えた作りとなっている。またプリキュアや妖精が全員話すのは構成上難しいとされたため、一部のプリキュア・妖精はセリフがなく登場だけにとどまっている。さらに毎回ではないが、映画オリジナルプリキュアであるキュアエコー(変身者は坂上あゆみ)が登場するのも特徴である。ちなみに『NewStage』と『奇跡の魔法!』では直近4作品のプリキュア達が中心となっていた[注 176]。一方の敵キャラは『春のカーニバル』に登場したオドレン・ウタエンの「表面上は司会者で実は盗賊」を除き、心の歪んだ者(坂上あゆみ・グレル・ユメタ・ソルシエール)を利用して暴れるというキャラである。
- 『ドリームスターズ!』以降
- 直近3作品のプリキュア達(例:『ドリームスターズ!』では『Go!プリンセス』『魔法つかい』『アラモード』の12人)が登場する構成となっている。
映画では基本的に「テレビシリーズに登場しない新たな異世界を舞台に物語のキーパーソンと出会い、その後この世界を支配する悪に立ち向かい平和を取り戻す」というのがコンセプトとなっているが、舞台についてはテレビシリーズに登場する異世界[注 177]がそのまま用いられる場合や、「物語の舞台」の項でも述べたように、実在する都市[注 178]を舞台にする場合もある。敵キャラクターもテレビシリーズの敵組織に関わりのある人物が登場する場合と全く関わりの無い新たな敵が登場する場合に分かれ、テレビシリーズの敵キャラクターは概ね怪物が登場する程度で、幹部が登場したのはブンビーが登場した『映画GoGo!』、デューンが登場した『映画ハートキャッチ』、イーラ・マーモ・ベールが登場した『映画ドキドキ』との3作だけである[注 179]。また、中には「テレビシリーズの組織に所属、もしくは所属していた」という人物もいる[注 180]。さらに映画登場のゲストキャラクターは原則としてテレビシリーズには登場しないが、まれに公開前に登場[注 181]したり、公開後に登場[注 182]するケースがある。
「変遷」の節にも記述があるのでそちらも参照。
視聴者に対するシーンや姿勢
本シリーズはメインターゲットが女児であることを考慮して、様々な決まりごとを設けている。
プリキュアはターゲット層の憧れとして「身近なもの」でなくてはならないとしており、プリキュアに変身する者は至って普通の少女たちである。一部の例外を除き、ほとんどは女子中学生が変身する。鷲尾プロデューサーが担当しているシリーズにおいてはこの決まり事は徹底されており、異世界にルーツを持つ少女が戦士に変身する「シャイニールミナス」や、マスコットキャラクターの妖精が人間形態の戦士に変身する「ミルキィローズ」は、プリキュアと同系統のコスチュームを纏っており、オールスターズシリーズではメンバーとしてカウントこそされているが、作中ではプリキュアとはされておらず「キュア」を冠する名称を持たない[5][注 183]。プロデューサーが梅澤に交代してからはこの傾向にも変化がみられるようになり、例外的な要素を持つ人物がプリキュアになる事例も採用された。これは梅澤がプリキュアでやろうとしていることを反映するためには効果的だと考えたからである[14]。
プリキュアたちに対する敵からの攻撃は時折過激なものこそあるものの、決して顔だけは狙わないようになっており当たりそうになっても必ず腕で防いでいる。ダメージ表現については、壁に叩きつけられるなどで痛みを演出しているという[注 184]。「誰よりも、小さな女の子に楽しんでもらう」という考えから、海やプールに行く話においても水着姿の絵をほとんど用いず[注 185] 、激しく動くアクションシーンでも、パニエやスパッツなどで下着が見えないよう配慮されている[15]。『フレッシュ』の第2話で水着姿やシャワーシーンが描かれたことはあるものの、保護者からは不評だったという[16]。また、鷲尾がプロデュースしていたシリーズでは、子供への影響を考えて食べ物における好き嫌いを極力作らないようにしているという。また『ハートキャッチ』ではシプレかコフレがこころの種を生み出す際のシーンは当初は「黄色い液体状の物質が変化する」描写であったが、視聴者からの苦情などから、「白い光をまとって出てくる」という描写に変更された。
しかし柴田プロデューサー期以降の作品では視聴者への配慮のあり方を再度見直すことが志向されており[17]、その一例として『Go!プリンセス』の海を舞台にした第28話では、キュアマーメイドという海のプリキュアがいることと過去の演出表現を踏まえた上で、素顔のプリキュア4名と協力者の七瀬ゆいの水着姿が描かれ[18]、以降の作品でもこれが踏襲されるようになった。
『映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』では敵に操られたプリキュア同士の対決構図を作ったが、その展開に一部の女児層が泣き出すなどクレームもいくつか起こったという。そのことから「男の子ものではよくある手法だが、小さな女の子には嫌がられてしまう」との教訓を得て、その後は味方であるプリキュア同士による対決をできるだけ行わないようにした[19]。こちらもいくつかの例外はあるものの、「最初は敵側の存在として登場し、のちに味方になる」というパターンが中心である。
「幸せや悪とは何か?というようなテーマを盛り込み、何か感じてもらえるようにしている」と梅澤が語るように、親子で楽しめる作品を目指しており、こうしたテーマ性が、大人の鑑賞に耐える内容につながり、親や大人の視聴者が熱心なファンになることもある[13]。こうした大人からの人気があるものの、大人向けのプリキュアを作ることに関しては否定的で、梅澤は大人層からの人気をありがたいとしながらも、これまでと違う視聴者に向けたものを作った場合「子供がこれ(プリキュア)は自分達のものじゃないと気づいてしまう」という危惧が生まれることをあげている[14]。
担当声優
プリキュア役を担当する声優はオーディションで決められていることが度々明かされている[16][20][21][22][23]。基本的に声優のキャリアや知名度を度外視し、演じるキャラクターに合っているかという観点だけで選ぶため[24]、わずかなキャリアでもオーディション次第で決まることがあり[25]、中には本シリーズが初主演(『Splash Star』日向咲役の樹元オリエや『フレッシュ』桃園ラブ役の沖佳苗、『HUGっと』野乃はな役の引坂理絵[26]など)や初レギュラー(『ハピネス』大森ゆうこ役の北川里奈など)という声優もいる。また女優(元子役も含む)など声優を生業としていない人物もオーディションを受けており[24]、結果そうした者が選ばれる事もある[注 186]。視聴者に対して詳細な情報を事前に伏せられる追加戦士は、オーディションの時点で「プリキュアになる」と参加者などには伝えられるということが複数証言されている[27][25][28]。
ただし、プリキュア役以外は指名で決まることもあり、例えば『5』シリーズで妖精役を演じたココ役の草尾毅とナッツ役の入野自由は指名で決まったと証言しており、決定からすぐにおもちゃの初収録があったという[29]。また『Go!プリンセス』では東山奈央は当初プリキュア役のオーディションを受けていたがその後妖精のパフ役に選ばれた一方、七瀬ゆい役の佳村はるかやミス・シャムール役の新谷真弓はオーディションを受けておらず、事務所を通じてレギュラー出演の連絡があったと語っている[30]。また、作品によっては主題歌を担当した歌手がその作品にゲストキャラクターとして出演することもある。
プリキュア役の声優は作品ごとに変更されており、再度プリキュア役ではない別の役として後年に起用されるケースは2018年1月時点で宮本佳那子のみである。それ以外の妖精・家族・敵役などレギュラーキャラやゲストキャラ(レギュラー以外の非公式プリキュアも含む)、映画でキーパーソンを演じた声優および主題歌を担当した歌手が後年の作品でプリキュア役[注 187]、もしくは他のレギュラーとして再度出演することもあり、中には3作品以上携わっている者もいる[注 188]。このため、クロスオーバー映画において異なる作品で担当した役が登場する際にはそれらを同時に担当する声優もいる[注 189]。また、主要キャラクターを演じる声優が他のキャラクターを兼任した場合、放送時点ではノンクレジットであるが、放送後に雑誌や本人のブログ、Twitterなどで明かされる場合もある。
変遷
本節では、これまでの作品の変遷を詳述し、プロデューサーごとに大きく分けて記す。
鷲尾プロデューサー期(2004年2月 - 2009年1月)
2004年、1997年に終了した『美少女戦士セーラームーンセーラースターズ』以来7年ぶり、朝日放送(当時)制作日曜朝8時30分枠のアニメ(以下「本枠」)では初となる戦闘美少女作品『ふたりはプリキュア』を放映。プロデューサーに就任した鷲尾天の「とりあえず『ごく普通の女子中学生が変身して悪を倒し世界を平和にする』というのがかっこいいだろう」との考えにより、前年放映の『明日のナージャ』にあった柔和なイメージを覆す女児向けアニメにはなかった「戦い」をメインとした斬新な設定・構成が話題を呼び、女児にとどまらず広い層から人気を集めて大ヒットとなる[13]。シリーズディレクターは『ドラゴンボール』シリーズや『エアマスター』などで同職を務めた西尾大介を起用、シリーズ構成は川崎良、キャラクターデザイン(以下「キャラデザ」)は5年前の『夢のクレヨン王国』で同職を担った稲上晃が務める。主人公は中学2年生かつクラスメイトの「スポーツ得意」な美墨なぎさと「博学な薀蓄女王」の雪城ほのかの2人。彼女たちが2匹の妖精と出会い、そして妖精たちの祖国である光の園を黒幕ジャアクキングが統べるドツクゾーンの支配から救うべく光の園に伝わる「伝説の戦士プリキュア」としてなぎさはキュアブラックに、ほのかはキュアホワイトに変身して立ち向かうことになる。最初は面識もなく性格も違ったため仲たがいもあったが、次第に打ち解けあい友情や戦闘を通じ真のバディになっていくドラマも盛り込まれている。また、タイトル通り変身と必殺技は「2人一緒に行う」がコンセプトになっており、変身方法は「妖精が変化したアイテムで変身」と『ふたり』シリーズの礎になっている。イメージカラーを「黒と白」にしたことも珍しい試みで話題を呼ぶ[13]。物語は展開が速く前半でジャアクキングを倒してしまったが、もともと全体の半分で一度区切りがつくよう当初から決定されていた。これは物語がダレないための構成であると後に明かされている。女児向け玩具市場におけるバンダイの玩具によるキャラクター収入も、前年の『ナージャ』[34]や、前々年までの『おジャ魔女どれみ』シリーズ[35]を大幅に上回る[36]。この年の東京アニメアワード・テレビ部門優秀作品賞を受賞している。
2005年、『無印』の続編として『ふたりはプリキュア Max Heart』を放映。コスチュームや変身アイテムの変更などマイナーチェンジが施される(それ以外は前作と同じ)。なぎさとほのかは3年生に進級し、学院に謎の少女・九条ひかりが入学する。そんなさなか、ドツクゾーンの四天王が虹の園(地球)でジャアクキングの復活を目論んでおり、それを阻止すべくなぎさとほのかは再びプリキュアとして立ち向かうことに。その後ひかりの正体が光の園のクイーンの分身と判明し、さらに彼女が「異世界の少女が覚醒した戦士」としてシャイニールミナスに変身する展開となりメンバーが3人となる。しかし、ルミナスは厳密に言えばプリキュアではないので「攻撃が苦手」という差別化が図られている。それにより戦闘ではブラックとホワイトのサポート役として参加している。だが、『映画 プリキュアオールスターズ』などのクロスオーバー映画ではプリキュアと同等に扱われている(後述のミルキィローズも同様)。この年よりレギュラーシリーズの映画が制作・上映されるようになり同作品では例外的に4月と12月の2本上映されたが、次作以降は10月から12月の間[注 190]に上映されるようになる。また最終回でなぎさとほのかの卒業式が描かれており、これはシリーズ唯一である。
2006年、『ふたりはプリキュア Splash Star』を放映。主人公を含む登場人物や舞台が『無印』シリーズから変更されており、メインキャラクターを一新することは当時内外で話題を呼ぶ。シリーズディレクターは小村敏明、シリーズ構成は長津晴子(後に降板し成田良美が後を継ぐ)に交代したが、キャラデザは稲上が続投となる。そこで稲上は「なぎさとほのかは超えられないでしょう」との考えに至り、同作品の主人公である日向咲 / キュアブルームと美翔舞 / キュアイーグレットは前作の2人より幼く設定している。『無印』シリーズでは「戦闘が派手・過激」などと指摘があったため、「花鳥風月」をモチーフとしたプリキュア[注 191]や「守りと光」といった柔和なイメージに設定されている。変身方法・アイテムおよび必殺技は『無印』シリーズのスタイルが踏襲されている。物語の中盤で名称とコスチュームが変更(咲はブルーム→ブライト、舞はイーグレット→ウィンディ)されるが、「実は2年目を想定したもの」と後日談で語られている。しかし、後述の事情により急遽同作品で登場することになる。また敵組織ダークフォールの幹部を務める少女2人(霧生満と霧生薫)が途中からプリキュアの仲間となるが、他作品の追加戦士と異なり変身姿を見せたのが最終の2話のみであり変身体の名称も明らかにされていない。この2人はプリキュアには含まれておらず、クロスオーバー映画にも変身する戦士としては登場していない。さらに「殉職した敵幹部が復活」と「黒幕の交代」も取り入れられている。スポンサーの商売上は玩具の売上が前作から大きく落ち込み[36]、次回作に『プリキュア』を冠すべきかどうか関係者の間で議論がなされることにもなったが、「もう1年」の継続としてシリーズ終了を免れた[37]。しかしながら、この教訓が次作以降における企業間の結束と連携、コラボレーションを重視するきっかけとなった。
2007年、再び登場人物を一新した『Yes!プリキュア5』が放映され同作品からハイビジョン制作となる。プリキュアメンバーが5人になったことは、これまでの作品と一線を画す大きな変更となる。シリーズディレクターとシリーズ構成は前作から小村と成田が続投し、キャラデザは稲上から川村敏江へと交代する。メンバーの1人である春日野うらら / キュアレモネードはアイドルとして活躍しており、劇中で歌ったキャラクターソングがマキシシングルとしてリリースされている。変身や必殺技は『ふたり』シリーズの「一緒に行う」から「各自が単独で行う」に変更され、変身方法も「妖精が変化したアイテムで変身」から「蝶の精霊が変化した腕時計型のアイテムで変身」へと変更された。そのため、コスチュームやアイテムの随所に蝶がモチーフとして使われている。美術設定も大きく変わり、ヨーロッパ風の町並みや学園のある町が舞台となっている。またシリーズで初めて「妖精が人間に変身する」要素が取り入れられ、さらにのぞみと小々田コージ(パルミエ王国の妖精ココが変身した青年)および秋元こまち / キュアミントと夏(同妖精ナッツが変身した青年)、2組の淡い恋愛模様も描かれている。玩具売上は大きく回復した[36]。『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』では「鑑賞者参加型」というシステムを導入し、「特定の場面にて鑑賞者が応援することで、プリキュアがパワーアップする」という演出が盛り込まれ、次作以降の映画にも採用されている。
2008年、『5』の続編として『Yes!プリキュア5GoGo!』を放映。基本的な変更は3年前の『Max Heart』と同じであるが、進級は前作で中3だった秋元こまち / キュアミントと水無月かれん / キュアアクアが卒業してしまうため全員進級しておらず[注 192]、また変身アイテムも「腕時計型」から「蝶の精霊が変化した携帯電話型」へと変更され、さらに敵組織も一新される[注 193]。前作の蝶に加えバラがモチーフに使われている。物語が進むと5人の前にミルキィローズと名乗る謎の戦士が現れ、学園にも謎の少女・美々野くるみが編入しのぞみと夏木りん / キュアルージュのクラスに入る。その後ローズとくるみが同一人物および前作で登場した妖精ミルクが変身した姿(即ち「妖精が覚醒した戦士」)と判明し、そしてドリームたちと共闘する展開となりメンバーがシリーズ最多の6人となる(2016年まで)。ルミナスと同じく厳密に言えばプリキュアではないため、劇中で敵が企てた「プリキュアを捕らえる罠」にローズのみ掛からなかった描写がなされている。ローズの戦闘能力は5人と同等もしくはそれ以上を誇り、それが翌年上映の『DX』で行われた「(上映当時の)14人の中で一番誰が強い?」のランキングでプリキュアをおさえ1位に輝き証明される。また、同作品でもうらら名義のマキシシングルがリリースされる。この年はシリーズ5周年を記念する企画も行われ、これまでは行われなかった舞台の異なる作品の登場人物同士の共演がミュージカル、映画、ゲームなど多数実現するようになり、またアニメ以外の関連番組としてwebラジオ『CLUBココ&ナッツ』が2月から12月まで配信される。さらに『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』と同時上映の『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』(以下『ちょ〜短編』)では前述の記念企画に則り『ふたり』シリーズと『5』シリーズのキャラクターたちの共演が実現する。この年で鷲尾天はテレビシリーズから身を退きクロスオーバー映画や一部のイベントなどに携わるだけとなった。
梅澤プロデューサー期(2009年2月 - 2012年1月)
2009年、プロデューサーおよび劇伴音楽をはじめとするスタッフを一新し『フレッシュプリキュア!』が放映された。プロデューサーは演出家出身の梅澤淳稔、シリーズディレクターは『ふたり』シリーズの映画作品を手がけた志水淳児(第16話以降はこれまでのシリーズで演出を手がけた座古明史が引き継ぐ)、シリーズ構成は前川淳、キャラデザは香川久、劇伴音楽はこれまでの佐藤直紀から高梨康治へと変更になる。また前2シリーズにおける体制・定番・継承事項なども大きく変更され、それがストーリーや画風にも表されている。まさにタイトル通りフレッシュなスタッフ陣による作品となる。変更例として「プリキュアが劇中で認知される」「物語の途中で追加プリキュアが登場する」「プリキュアをサポートする人間界の人物が登場する」などが挙げられる。同作品以降は1年ごとに世界観が一新されている。また、「ダンスやファッションなどの関心が高い」というアンケート結果から、ダンス好きな主人公の桃園ラブ / キュアピーチと読者モデルの蒼乃美希 / キュアベリー、登場するキャラクターにも反映されている。初期メンバーはラブ、美希、山吹祈里(愛称ブッキー) / キュアパインの3人で、全員異なる学校へ通っている同い年の幼なじみ。同作品は妖精の世界であるスウィーツ王国と黒幕・メビウスが統べる管理国家ラビリンスは別世界(いわゆるパラレルワールド)のため、妖精の世界が物語開始時点から終盤まで敵に支配されていない構図となっている。物語の序盤、ラビリンスの幹部イースが3人が所持する変身アイテム・ピックルンを奪うべく東せつなと偽名を名乗り近づき、中盤になると正体を明かして対峙する。その後ラブとの決闘で改心するが組織の謀略により絶命してしまう。しかし、ピックルン(アカルン)の力によりキュアパッションに覚醒し、同時にせつなへと転生を遂げ組織を離反する。帰る場所を失ったせつなは3人の説得や友情により共闘を誓い、またラブの計らいで桃園家に居候する展開となり、さらにラブが通う中学校へ編入し同じクラスになる。よってメンバーが4人となる。前述のサポート役として、ラブたちにダンスを教えるミユキ(当初は4人目のメンバーと噂され、いわゆるミスリードを誘う)が「プリキュアの正体を知り協力者となる人物」として登場する。さらに終盤で2人の男性(ウエスターとサウラー)もサポートする。彼らの正体はラビリンスの幹部であるが、メビウスの考えに背き謀反する(『Splash Star』以来の「敵組織を離反してプリキュア側につく元幹部」)。変身方法は「個人の携帯電話に精霊が憑依したアイテムで変身」となる。同作品からエンディングに3DCGが導入され、3Dキャラクターのプリキュアがダンスするようになった。これは前述のアンケートより、「ダンスを好きな子どもが増えている」という調査結果から生まれたものである[13]。玩具売上は作品人気の向上もあり、7月の時点で当初計画の5割増にあたる95万個に計画を上方修正、最終的な売り上げ目標も105億円に修正される[38]。この年からレギュラーシリーズの映画作品だけではなく、前年に上映された『ちょ〜短編』を発展させる形として3月に全作品のプリキュアが垣根を越えて集結したクロスオーバー映画の制作・上映が始まり、同年はその1作目として横浜みなとみらい21を舞台とした『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』が上映される[注 194]。以降2011年まで『DX』シリーズが3本制作されている。
2010年、『ハートキャッチプリキュア!』を放映。「人が誰でも持つコンプレックス」をテーマとし、話が重くならないようキャラクターの頭身を低くしている[13]。シリーズディレクターは『5』シリーズの映画を手がけた長峯達也が担当、その長峯の意向もあって、シリーズ構成は山田隆司、キャラデザは馬越嘉彦と、8年前の『どれみ』シリーズの中核スタッフが起用されている。主人公の花咲つぼみ / キュアブロッサムは前作までの主人公たちとは一線を画する「物静かな勤勉家」となっており、そんなつぼみを引っ張るのが「活動的な相方」の来海えりか / キュアマリンである。追加メンバーは2人で、1人目はつぼみたちと同学年で事情により男装している生徒会長の明堂院いつき / キュアサンシャイン、2人目はつぼみたちよりも前に覚醒しており前のダークプリキュアとの対戦で敗北し変身能力を喪失していたが見事復活を果たした高校2年生の月影ゆり / キュアムーンライトである。変身方法は「妖精に与えられたアイテムで変身」となり香水がモチーフに使われている。ちなみに、4人が通う学校は中高一貫校である。同作品から講談社の幼児誌『おともだち』『たのしい幼稚園』主催の視聴者参加企画が実施され、8月下旬の放送回で最優秀作品の受賞者がデザインしたアイテムが劇中で登場、およびその回のエンドクレジットにアイデア採用者の氏名が掲載されるという試みが行われた。
2011年、『スイートプリキュア♪』を放映。タイトルの「スイート(SUITE)」は組曲を意味しており、「音楽と友情」がテーマとなっている。シリーズディレクターは境宗久、シリーズ構成は大野敏哉、キャラデザは高橋晃が担当する。初期メンバーは子供っぽい主人公・北条響 / キュアメロディと、彼女のお目付け役・南野奏 / キュアリズムの2人で、変身は『ふたり』シリーズ以来の「2人一緒に変身」が採用されている。またメロディたちとは別行動する謎の人物・黒ミューズが登場する。追加メンバーは前作に続いて2人で、1人目は響たちのパートナー妖精のハミィに嫉妬し敵対していたが彼女のピンチを見て助けたいという思いからキュアビートに覚醒した妖精セイレーンこと黒川エレン、2人目は響たちをサポートする調辺音吉の孫娘で小学3年生の調辺アコ / キュアミューズである。実はアコはメイジャーランドの王女であり、また前述した黒ミューズの正体でもある。変身方法は「変身者の思いが具現化し誕生したアイテムで変身」となる。同作品では極力殺傷を抑制し敵の悪意を取り除いたため敵味方とも1人の犠牲者を出さずに物語が進行した。同年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響により1話短縮となった。前述の地震直後に上映された『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』は『DX』シリーズの完結編かつシリーズ通算10作目の記念映画であった。
梅澤・長谷川プロデューサー期(2012年2月 - 2013年1月)
2012年、『スマイルプリキュア!』を放映。タイトルは「前年の東日本大震災から決して諦めず、番組を観てみんなが笑顔(スマイル)でいられるよう願って」という意味を込めてつけられている。プロデューサーには梅澤と長谷川昌也の2人体制となり、シリーズディレクターは『DX』シリーズ3部作の監督を務めた大塚隆史を起用、シリーズ構成は米村正二が担当し、キャラデザは『5』シリーズ以来4年ぶりに川村敏江が務めた。梅澤プロデューサー期の特徴である新たなプリキュアおよび敵幹部、サポートする人物の登場などはなく初期メンバー5人のまま最後まで物語が進行した。また、主人公の星空みゆきが覚醒したキュアハッピーがロボット化(ハッピーロボ)する、日野あかね / キュアサニーが関西弁をしゃべる、黄瀬やよいが覚醒したキュアピースがじゃんけんして名乗るなど、今までのシリーズにはなかった新たな演出も取り入れられている。さらに前作に続き「妖精が人間に変身する」と「敵幹部が実は妖精」も採用されている。変身方法は『ハートキャッチ』以来の「妖精から与えられたアイテムで変身」となる。この年のクロスオーバー映画は、前年で完結した『DX』シリーズに代わり「新しい展開」として『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』が上映される。本映画は『DX』と同じく横浜みなとみらい21が舞台となっている。なのでプロローグは「みなとみらいに現れたフュージョンをプリキュアたちが撃破した話で持ちきりのなか、学校になじめない気弱な少女・坂上あゆみが飛び散ったフュージョンのかけら(フーちゃん)と出会い…」となっており、言わば『DX』の後日談という設定になっている。前シリーズは既出のテレビシリーズのプリキュアたちみんなで悪に立ち向かうという構成であったが、本映画は「女の子は誰でもプリキュアになれる!!」というキャッチコピーのもとあゆみがテレビシリーズのプリキュアたちから自信と勇気をもらい、そして自身もプリキュア(キュアエコー)へ覚醒するというストーリーが軸になっている[注 195]。また、前シリーズの「プリキュアが全員しゃべる」は構成上難しいとされたので「しゃべらないプリキュア」の手法が取り入れられている。『NewStage』シリーズは2014年まで3本制作されている。さらに10月に上映された『映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』で映画シリーズ累計観客動員が1,000万人を突破する。
柴田プロデューサー期(2013年2月 - 2015年1月)
2013年、プロデューサーおよび劇伴音楽をはじめとするスタッフを一新し、シリーズ通算10作目となる『ドキドキ!プリキュア』を放映。「愛から生まれるドキドキ!」をテーマにしており、「献身と博愛」をコンセプトに企画・制作されている。プロデューサーは柴田宏明が担当し、シリーズディレクターは古賀豪、シリーズ構成は山口亮太がそれぞれ担当、キャラデザは『スイート』以来2年ぶりに高橋晃が務め、劇伴音楽は高木洋が担当する。またトランプがモチーフに使われており、キャラクターの名前などに反映されている。初期メンバーは前述のソード、主人公の相田マナ / キュアハート、幼なじみの菱川六花 / キュアダイヤモンドと四葉ありす / キュアロゼッタの4人となる。ソードは祖国のトランプ王国で活躍していたが、ジコチューにより祖国が滅ぼされ「生き残りのプリキュア」というつらい過去を持つ。その後、敵の情報を得るため人間界で剣崎真琴(愛称「まこぴー」)として歌手やアイドル活動し、劇中で数多くの楽曲を歌っている。そして、それらのキャラクターソングが収録されたキャラクターアルバムがリリースされている。同作品では初期メンバーのパートナーとなるトランプ王国の妖精のほかに、マナたちをプリキュアへと促した謎の青年・ジョー岡田の家で産まれたアイが登場する。またジョー岡田が王国の戦士・ジョナサン・クロンダイクおよび王女マリー・アンジュの婚約者と判明し、以降物語のキーパーソンとして携わる。さらに追加メンバーが普段は小学4年生だが変身すると初期メンバーより年上の容姿になる円亜久里 / キュアエースが登場するのも特徴である。
3月上映の『映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』は妖精同士のいじめによる仲たがいが原因で事件が発生、それをプリキュアたちがサポート役として妖精たちを仲直りさせ、そして事件を解決へと導くというストーリーが軸になっている。本映画の企画とプロデューサーを務めた梅澤淳稔は「プリキュア全員で仲直りのサポートをするが、特にパッションとビートを前に出した。なぜなら2人とも過去に悪事を行っていたが、改心してプリキュアへと覚醒した経緯から『悪いことをやってもやり直せる』というメッセージが一番説得力があると思い託した」と述べている。また、10月上映の『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』はシリーズとして初めて第26回東京国際映画祭の特別招待作品として上映された。この年が放映開始10年目かつレギュラー映画10作目の節目に当たることから、第18回アニメーション神戸賞特別賞が制作チームに与えられた。
2014年、シリーズ10周年を迎え『ハピネスチャージプリキュア!』が放映された。「みんなの幸せのため戦います!」をテーマに「ハピネス注入!」を合言葉として、「おしゃれとお着替え」をモチーフとして企画・制作されている。シリーズディレクターは『ハートキャッチ』以来4年ぶりに長峯達也が、シリーズ構成は『5』シリーズ以来6年ぶりに成田良美が再起用となり、キャラデザは佐藤雅将(『ハートキャッチ』で同職を担った馬越嘉彦の弟子)が担当。そのため、同作品の中には前述した2作品のオマージュが随所に施されている[注 196]。初期メンバーは2人だが、放送開始前から追加メンバー2人の存在も発表され、4人構成となる。また、誤解によってすれ違っていた白雪ひめ(ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ) / キュアプリンセス(地球上にあるブルースカイ王国の王女で、ミューズ以来2人目の王女)[注 197]と氷川いおな / キュアフォーチュンの2人が共闘を経て親友同士になる構図も特徴。そして、ひめもメンバーが通う学園へ編入し愛乃めぐみ / キュアラブリーと大森ゆうこ / キュアハニーのクラスに入る(いおなは別クラス)。そのほかに、めぐみたちをサポートする地球の精霊ブルー、そしてめぐみの幼なじみで彼女に想いを寄せているもう一人のサポート役である相楽誠司、さらに誠司の気持ちを知りつつも(一時的に)誠司に惚れたひめ、4人の淡い恋愛模様も描かれている。戦闘ではプリキュアが様々なコスチュームにフォームチェンジする要素が取り入れられ、さらに『フレッシュ』のエンディングから使われている3DCGを劇中で初めて採用、フォームチェンジ後はダンスで敵と戦うシーンも盛り込まれている。 同作品はシリーズ放映10周年に当たり、番組として記念の取り組みが行われている。1つ目は記念ロゴの設定、2つ目は『Max Heart』のブラックから『ドキドキ』のエースまでの歴代プリキュア(ルミナス、ローズも含む)33人がオープニング冒頭で述べる祝賀メッセージ、3つ目は初めての地上波ラジオ番組の放送である。また同作品の5月4日放送分(第14話)でシリーズ通算500回を達成(この回はハピネスメンバー4人が記念メッセージを述べる)。さらに最終回のエンディング後にはラブリーと次作『Go!プリンセス』のフローラの、2作品の主人公によるバトンタッチ映像が挿入されており、同作品以降もシリーズの定番となった。3月上映の『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』は『NewStage』シリーズの集大成と放映10周年が重なったため、それらの記念として主題歌を主人公プリキュアたち[注 198]が担当している。オープニングの「プリキュア〜永遠のともだち〜(2014Version)」はラブリーと『ドキドキ』のハートが、エンディングの「プリキュア・メモリ(NewStage3 Version)」は同作品の前期エンディングである「プリキュア・メモリ」をブラックから『スマイル』のハッピーまでの7人と前述の2人を加えた9人がカバーする形で歌っている。また後者は歌詞に歴代タイトルが登場するのも特徴である[注 199]。
柴田・神木プロデューサー期(2015年2月 - 2016年1月)
2015年、『Go!プリンセスプリキュア』を放映。タイトルが示すように「プリンセス」をキーワードとして、「夢」をテーマに取りあげている。それによりプリキュアの位置付けも前作までの「伝説の戦士」ではなく「伝説のプリンセスプリキュア」となっている。また初代プロデューサーの鷲尾天が『5』シリーズ以来7年ぶりに企画として復帰し、同作品以降にも携わっている。プロデューサーは柴田とシリーズ初の女性プロデューサーとして神木優の2人体制(中盤以降は神木単独)へとなったほか、シリーズディレクターはこれまでのシリーズ作品で演出を担当した田中裕太、シリーズ構成は田中仁が担当、キャラデザは中谷友紀子が務め『スマイル』の川村以来3年ぶりに女性デザイナーが担う(延べ2人目)。シリーズ通算10代目のプリキュアに当たり、初期メンバーは『フレッシュ』以来6年ぶりに3人となる。また『5』シリーズのレモネード以来となる「中1プリキュア」が登場し、主人公の春野はるか / キュアフローラと天ノ川きらら / キュアトゥインクルの2人が該当する。タイトルのプリンセスに倣い、プリキュアが「モードエレガント」と呼ばれるドレスを纏って戦う演出もなされている。ディスダークの皇女にあたるトワイライトがフローラたちとの激戦を経て本来の自分を思い出し、同時にディスピアにかけられていた洗脳も解かれ本来の姿であるプリンセス・ホープ・ディライト・トワ(通称トワ)に戻り、さらにキュアスカーレットへと覚醒する。そして、トワは祖国を救うべく紅城トワとして学園の1年生に編入する。よって、メンバーは前作に続き4人となる。サポート役は4人の「戦うプリンセス」を相対するかたちで、物語のキーパーソンおよびトワの兄でもあるプリンス・ホープ・グランド・カナタ(通称カナタ)が「守りのプリンス」として登場している。また、はるかのルーム&クラスメイトの七瀬ゆいが自らはプリキュアになれずとも常に4人と行動をともにしており、もう1人のサポート役として登場している。最終回でははるかたちが大人に成長した描写がなされており、同作品以降も踏襲されている。3月のクロスオーバー映画は前年で完結した『NewStage』シリーズに続く形で『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』が上映される[注 200]。また、10月上映の『映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』はシリーズ初の3本立てで構成され、さらに『映画ドキドキ』以来2作目となる第28回東京国際映画祭への出品が行われた。
内藤・神木交互プロデュース期(2016年2月 - )
2016年、『魔法つかいプリキュア!』を放映。2002年に本枠で放映された『どれみ』シリーズ第4期の『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』以来14年ぶり、シリーズとしては初となる「魔術」をテーマとした魔法少女作品となる。人間界と異世界の少女たち2人が手をつなぐことにより生まれる「友情」と「奇跡」をコンセプトに、また「魔法は便利だが万能ではない。やはり大切なのは人と人とのふれあいや、心・希望・世界などさまざまな『つながり』である」とのコメントから「つなぐ」をキーワードに企画・制作されている。プロデューサーは内藤圭祐が務め、シリーズディレクターはこれまでのシリーズ作品で演出を担当した三塚雅人、シリーズ構成は『DX』シリーズ3部作の脚本などを手がけた村山功が担当、キャラデザは同じくこれまでの作品で作画監督を担当した宮本絵美子が務め、前作の中谷に続き女性デザイナーが担う(延べ3人目)。初期メンバーは人間界(ナシマホウ界)出身の朝日奈みらい / キュアミラクルと異世界(魔法界)出身のリコ / キュアマジカルの2人で、変身は『スイート』以来となる「2人一緒に変身」が採用されている。「魔法つかい」というメインコンセプトのもとみらいが魔法学校に通うという、これまでの魔法少女作品の要素が取り入れられている。そのため、プリキュアの位置づけも「伝説の魔法つかい」とされている。その後リコもナシマホウ界で生活すべく朝日奈家に居候し、中学校も留学生の十六夜リコとして通いみらいとクラスメイトになる。一方で魔法学校の教頭から「魔法つかいと知られたら杖は没収され魔力を失う」と厳命、シリーズでは珍しい「秘密が知られた際のペナルティ」が設定され[注 201]、またみらいとリコが魔法つかいと疑うレギュラーキャラ(勝木かな)も登場する。初期メンバーのパートナー妖精を務めるモフルンは元々はみらいが所持するクマのぬいぐるみである。さらに今回シリーズで初めてプリキュア役の声優がエンディング主題歌を歌うという試みも行われている。妖精はモフルンのほかに魔法界で発見したフェアリー容姿のはーちゃんがおり、発見当初赤子だった彼女をみらいたちが育てていくのも同作品の特徴である。次第にはーちゃんも戦闘をサポートするようになり、最終的にみらいたちと同い年くらいの容姿になる。一時行方不明になるも人間へと成長(前作に続いて「妖精が人間に変身する」)を遂げ、さらに戦闘に自らも参加することを決めキュアフェリーチェへと覚醒する。これを機にはーちゃんも花海ことはと名乗り2人と共に行動するようになり、リコと同じく朝日奈家に居候する。その後ことはもリコ同様に中学校へ留学生として通い2人とクラスメイトになる。
一方、敵組織・闇の魔法つかいは第20話までバッティ・スパルダ・ガメッツの3幹部が全て倒され、続く第21話では首領格のドクロクシーと側近のヤモーも壊滅する。そして第22話でナシマホウ界の砂漠で新たな敵・終わりなき混沌の眷属(けんぞく)ラブーが誕生し、そこで新たな黒幕・デウスマスト(『ハピネス』以来の「黒幕の交代」)の存在を口にする。またラブーはヤモーを復活させて様子を伺うが、ヤモーは第26話で再び殉職して闇の魔法つかいは完全壊滅。そして第30話では新たな眷属シャーキンスとベニーギョが復活し、続く第31話でラブーが殉職する。その後、前述の2人より早く復活し暗躍していた眷属オルーバがプリキュアの情報を入手すべく妖精のチクルンをスパイとして送り込む。しかし、チクルンは組織の妖精ではなく、弱みを握られて協力していたことがのちに判明する。そして眷属の裏切り行為に憤慨し離反を決意、同時に改心し3人に今までの無礼を謝罪する。また、ことはが妖精へ一時的に戻る描写もなされている。オルーバは次の手として闇の魔法つかいの3幹部を復活させるが全員放任し、さらに「君たちは僕のシナリオだけの存在」と吐き捨てる。それを聞いたバッティは憤慨し自身と組織のプライドを懸けオルーバと一戦を交える。デウスマスト撃破後は中学校卒業後の進路などが描写されている。その後3人は奇跡の再会を果たし、ことはの魔法によりみらいとリコが中学生に戻る描写もなされている。また『ハピネス』より始まった最終回での新旧主人公によるバトンタッチも、同作品では次作『アラモード』の主人公・宇佐美いちか / キュアホイップがエンディング後のみならず本編内にも登場するなど、より発展させた形で踏襲されている。3月のクロスオーバー映画はシリーズ通算20作目の記念映画となる『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』が上映される[注 202]。また、10月公開の『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』ではパートナー妖精のモフルンもプリキュア(キュアモフルン)となって3人と共闘する展開が行われる。同作品の放送期間中に当時の朝日放送のアニメ事業が分社化されたことに伴い、同年7月以降の放送分から中間持株会社・ABCフロンティアホールディングスの子会社として事業を開始したABCアニメーションが本シリーズの企画・制作・版権管理等を承継することとなった。
2017年、『キラキラ☆プリキュアアラモード』を放映[39][40]。メインコンセプトは「スイーツ」と「アニマル」で、スイーツが大好きな個性派5人によるチーム展開となる。プリキュアの位置づけは「伝説のパティシエ」となる。初期メンバーは5人となり[注 203]、このうち琴爪ゆかり / キュアマカロンと剣城あきら / キュアショコラの2人は高校2年生のプリキュアである。バトルシーンはこれまでの肉弾戦を抑え、「クリームエネルギー」と呼ばれる特殊な力を使用したポップな描写にシフトする。序盤の敵は前作までの幹部などが怪物を使役するものではなく、悪い妖精がスイーツからパワーを吸収して自ら巨大化して対峙するという構図になっている。すべての悪い妖精たちがプリキュアに浄化されて以降は、彼らを操っていた敵が人間から同様のパワーを取り出し、武器に変化させて直接プリキュアと対峙するという構図になっている。第18話以降は幹部が所持する人形や合体させた手下、手近なものを怪物化させて挑むという、従来に近いパターンとなっている。終盤でパートナー妖精のペコリンが非公式ながらプリキュア(キュアペコリン)に覚醒し、メンバーがシリーズ最多の7人となる。また一部回の次回予告後にはその回で登場したスイーツのレシピが流れ、ほぼ全ての回のエンドカードはできあがったスイーツの写真となっている。スタッフ陣は前々作『Go!プリンセス』で同職を務めたプロデューサーの神木優とシリーズ構成の田中仁が復帰するほか、シリーズディレクターは暮田公平と貝澤幸男の2人体制となり、キャラデザは女性デザイナーとしては4人目となる井野真理恵が担当、音楽もこれまでの高木洋から林ゆうきに変更となる。エンディングを歌う宮本佳那子は『GoGo!』以来の担当となる。また、主人公の宇佐美いちか / キュアホイップと親友の有栖川ひまり / キュアカスタードの声を子役出身の女優が演じるのも特筆すべき点である(詳細は「担当声優」を参照)。さらにホイップは畑の違う企業や番組にもコラボしている。前者は国境なき医師団日本で、これは彼女の母・さとみが世界中の小さな村を回り医療人道援助に携わっている設定が同団体と共通していることから実現し、後者は同作品最終回放映日の直前番組『サンデーLIVE!!』で、これは地上波の生放送では初となるLive2Dの技術を使って描き動く彼女が同番組のMC・東山紀之(少年隊)と共演しクロストークを行なっている(詳細は『アラモード』の「話題」の節を参照)。3月には『映画 プリキュアオールスターズ』に代わる新たなクロスオーバー映画として、登場人物を現役・前作・前々作の3作品に絞り込んだ『映画 プリキュアドリームスターズ!』を上映[41][12]。また、10月公開の『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』では『映画 ハートキャッチ』以来のフランス・パリが舞台となり、6人目のメンバーであるキラ星シエル / キュアパルフェ(正体はいちご山の妖精・キラリン[注 204])のサクセスストーリーが描かれている。さらにレギュラー映画では初めて過去作品である前作『魔法つかい』のプリキュアたちも登場する。
2018年、シリーズ15周年を迎え『HUGっと!プリキュア』を放映[42]。テーマは「育児」となっており、タイトル通り「プリキュアが赤ちゃんをHUG(ハグ=だっこ)して育てる」がコンセプトとなっている。赤ちゃんは『フレッシュ』(シフォン)、『ドキドキ』(アイちゃん)、『魔法つかい』(はーちゃん)にも登場しているが前二者は成長しない、後者は自動的に成長したのでいずれも育児には該当していない。物語のキーパーソンとなりうる不思議な赤ちゃん・はぐたんを育てる初期メンバーは主人公・野乃はな / キュアエールを含め3人である。プロデューサーは神木優から内藤圭祐へと再び交代となり、シリーズディレクターは佐藤順一と座古明史が務める。佐藤は『おジャ魔女どれみ』以来18年ぶり、座古は『フレッシュ』以来9年ぶりの同職担当となる。シリーズ構成は坪田文が担当。キャラデザは『5』シリーズと『スマイル』で同職を務めた川村敏江が6年ぶりに担当し、4作品連続で女性デザイナーとなる。オープニングは『アラモード』のエンディングを担当した宮本佳那子が続投となり、エンディングは『魔法つかい』以来プリキュア声優が担当する。同作品ではプリキュアたちの背中に翼が見える描写が時々あるが、これはダブルミーニングを意味している(詳細は「基本的なフォーマット」を参照)。その後、敵組織のクライアス社に属する少女型アンドロイドのルールー・アムールがプリキュアの情報収集すべくスパイとしてはなたちに近づくが、彼女たちや自身を友人として接する小学6年生の愛崎えみるとの交流により次第に感情が芽生え、ついには自分が犯した罪を苛み苦しむ。そしてエールの説得でクライアス社を離反し3人と友情を交わし、その後えみるから一緒にプリキュアを目指そうと言われるもアンドロイドを理由に断るが、それでもなお親身に接してくれる彼女に心を動かされプリキュアを目指すことを決め、ついにルールーはキュアアムールに、えみるはキュアマシェリに覚醒し2人一緒に念願成就させる。よってメンバーは5人となる。追加メンバー2人は過去にも例はあるが、2人同時覚醒は同作品が初である。3月にクロスオーバー映画通算10作目となる『映画 プリキュアスーパースターズ!』が上映され『ドリームスターズ!』同様直近3作品のプリキュアたちが集う内容となっている。この映画の最後に『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』が10月上映予定と発表され、後述の記念と相まってタイトル通り『無印/MaxHeart』のキュアブラックとキュアホワイトが登場し、さらに『アラモード』までのテレビシリーズの歴代プリキュアたちも登場する。最初に述べた通りこの年はシリーズ放映開始から15年目に当たるため様々な記念イベントやコラボが実施される。前者は『無印』第1話の放送開始日である2月1日が「プリキュアの日」として日本記念日協会の公認で記念日として制定され[43]、それを記念して『無印』の新規関連グッズの展開が行われる。後者は前年の『アラモード』で有栖川ひまり / キュアカスタード役を演じた福原遥主演で声優を目指す女性5人の群像劇を描いた、同年4月8日に朝日放送テレビが新設予定の深夜ドラマ枠『ドラマL』の第1弾作品『声ガール!』とも、名場面映像や名台詞などが登場するなど本シリーズとコラボすることになっている(テレビ朝日でも同日先行ネットするほか、系列局でもネット受け予定)[44]。同作品の放送期間中に朝日放送がテレビ・ラジオ部門を分社化し、朝日放送グループホールディングスとして放送持株会社へ移行したことに伴い、同年4月以降の放送分から旧・朝日放送より放送免許を含めたテレビ放送事業を承継した朝日放送テレビが、本シリーズの制作・放送を承継することとなった。
作品一覧
プリキュアシリーズは、テレビアニメを中心とした以下の作品群により構成されている。
テレビシリーズ
基本的に朝日放送テレビの制作により、テレビ朝日系列フルネット24局で同時放送され、番組放送期間は2月第1週 - 翌年1月最終週の1年間となっている。放送時間は一律、日曜8:30 - 9:00(JST、系列外番組販売とクロスネット局は除く)。また夏の甲子園期間中は制作局の朝日放送テレビが試合中継を優先して放送するため、後日(主に大会終了後の平日午前)に臨時枠移動とし、朝日放送テレビを除くテレビ朝日系列フルネット23局では本来の放送日時に制作局からの裏送りによる先行ネットで放送している。
本放送終了後はTOKYO MXなどの独立局・地方局、アニマックス、BS11(アニメ+)、テレ朝チャンネル1、キッズステーションなどで放送されるほか、朝日放送テレビ運営のABC動画倶楽部やテレビ朝日運営のテレ朝動画、東映アニメーション運営の東映アニメオンデマンドおよびその提携サービス(U-NEXT、GYAO!、DMM.com、ひかりTV、dアニメストア等)、Amazonビデオ、テレビ朝日とサイバーエージェントによるAbemaTVなどでネット配信されている。
また、2016年まではYouTubeの「東映アニメーション公式YouTubeチャンネル」で、テーマ曲映像やテレビシリーズ・劇場版の予告編、『ハピネス』の「10周年メッセージ」などの動画が無料配信され、2017年からは新たに開設された「プリキュア公式YouTubeチャンネル」で配信されるようになった。マーベラスも2016年から公式YouTubeチャンネルにおいてCDの試聴動画やBD-BOX特典映像である座談会のダイジェスト映像の配信を行っている。2016年5月には東映アニメーション創立60周年を記念して開設された「東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル」において、テレビシリーズ各作品の「第1話」が期間限定無料配信されており、チャンネル開設時は『ハートキャッチ』までの歴代作品を公開し、それ以降の作品も順次追加されている。ニコニコ生放送でも2017年3月に『ドリームスターズ』公開記念として3日間に渡り『無印』の全話一挙配信が行われている。
この他、韓国や台湾、香港を中心に外国語吹き替え版も放送・配信されており、『スマイル』からはサバン・ブランドによる欧米向けローカライズ版『Glitter Force』が制作・配信されている。日本国外での放送は作品によって差異があるため、各作品の記事を参照。
作品名称 | 放送期間 | 総話数 | 通算話数 | プリキュア数[注 205] | 年度別売上高(円)[36][注 206] | ||
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1 | ふたりはプリキュア | 2004年2月1日 - 2005年1月30日 | 49話 | 49回 | 2人 | 101億 | |
2 | ふたりはプリキュア Max Heart |
2005年2月6日 - 2006年1月29日 | 47話 | 96回 | 3人 | 123億 | |
3 | ふたりはプリキュア Splash Star |
2006年2月5日 - 2007年1月28日 | 49話 | 145回 | 2人 | 60億 | |
4 | Yes!プリキュア5 | 2007年2月4日 - 2008年1月27日 | 49話 | 194回 | 5人 | 105億 | |
5 | Yes!プリキュア5GoGo! | 2008年2月3日 - 2009年1月25日 | 48話 | 242回 | 6人 | 105億 | |
6 | フレッシュプリキュア! | 2009年2月1日 - 2010年1月31日 | 50話 | 292回 | 4人 | 119億 | |
7 | ハートキャッチプリキュア! | 2010年2月7日 - 2011年1月30日 | 49話 | 341回 | 4人 | 125億 | |
8 | スイートプリキュア♪ | 2011年2月6日 - 2012年1月29日 | 48話 | 389回 | 4人 | 107億 | |
9 | スマイルプリキュア! | 2012年2月5日 - 2013年1月27日 | 48話 | 437回 | 5人 | 106億 | |
10 | ドキドキ!プリキュア | 2013年2月3日 - 2014年1月26日 | 49話 | 486回 | 5人 | 98億 | |
11 | ハピネスチャージプリキュア! | 2014年2月2日 - 2015年1月25日 | 49話 | 535回 | 4人 | 65億 | |
12 | Go!プリンセスプリキュア | 2015年2月1日 - 2016年1月31日 | 50話 | 585回 | 4人 | 66億 | |
13 | 魔法つかいプリキュア! | 2016年2月7日 - 2017年1月29日 | 50話 | 635回 | 3人 | 75億 | |
14 | キラキラ☆プリキュアアラモード | 2017年2月5日 - 2018年1月28日 | 49話 | 684回 | 6人 | 81億 | |
15 | HUGっと!プリキュア | 2018年2月4日 - | - | - | 5人 | - | - |
作品名称 | プロデューサー | シリーズ ディレクター |
シリーズ 構成 |
キャラクター デザイン |
音楽 | 主題歌歌手 | ||
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OP | ED | |||||||
1 | ふたりはプリキュア | 鷲尾天 | 西尾大介 | 川崎良 | 稲上晃 | 佐藤直紀 | 五條真由美 | |
2 | ふたりはプリキュア Max Heart | |||||||
3 | ふたりはプリキュア Splash Star |
小村敏明 | 長津晴子 →成田良美 |
うちやえゆか | 五條真由美 | |||
4 | Yes!プリキュア5 | 成田良美 | 川村敏江 | 工藤真由 | 宮本佳那子 | |||
5 | Yes!プリキュア5GoGo! | 宮本佳那子(前期) キュア・カルテット(後期) | ||||||
6 | フレッシュプリキュア! | 梅澤淳稔 | 志水淳児 座古明史[注 207] |
前川淳 | 香川久 | 高梨康治 | 茂家瑞季 | 林桃子 |
7 | ハートキャッチプリキュア! | 長峯達也 | 山田隆司 | 馬越嘉彦 | 池田彩 | 工藤真由 | ||
8 | スイートプリキュア♪ | 境宗久 | 大野敏哉 | 高橋晃 | 工藤真由 | 池田彩 | ||
9 | スマイルプリキュア! | 梅澤淳稔 長谷川昌也 |
大塚隆史 | 米村正二 | 川村敏江 | 池田彩 | 吉田仁美 | |
10 | ドキドキ!プリキュア | 柴田宏明 | 古賀豪 | 山口亮太 | 高橋晃 | 高木洋 | 黒沢ともよ | |
11 | ハピネスチャージプリキュア! | 長峯達也 | 成田良美 | 佐藤雅将 | 仲谷明香 | |||
12 | Go!プリンセスプリキュア | 柴田宏明[注 208] 神木優 |
田中裕太 | 田中仁 | 中谷友紀子 | 礒部花凜 | 北川理恵 | |
13 | 魔法つかいプリキュア! | 内藤圭祐 | 三塚雅人 | 村山功 | 宮本絵美子 | 北川理恵 | キュアミラクル(高橋李依) キュアマジカル(堀江由衣) キュアフェリーチェ(早見沙織)[注 209] | |
14 | キラキラ☆プリキュアアラモード | 神木優 | 暮田公平 貝澤幸男 |
田中仁 | 井野真理恵 | 林ゆうき | 駒形友梨 | 宮本佳那子 |
15 | HUGっと!プリキュア | 内藤圭祐 | 佐藤順一 座古明史 |
坪田文 | 川村敏江 | 宮本佳那子 | キュアエール(引坂理絵) キュアアンジュ(本泉莉奈) キュアエトワール(小倉唯) |
通算回数 | 達成作品・話数 | 放送日 | 備考 |
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100回 | 『ふたりはプリキュア Splash Star』第4話 | 2006年2月26日 | |
200回 | 『Yes!プリキュア5GoGo!』第6話 | 2008年3月9日 | |
300回 | 『ハートキャッチプリキュア!』第8話 | 2010年3月28日 | |
400回 | 『スマイルプリキュア!』第11話 | 2012年4月15日 | |
500回 | 『ハピネスチャージプリキュア!』第14話 | 2014年5月4日 | 記念オープニングメッセージを放送、記念キャンペーンを実施 |
555回 | 『Go!プリンセスプリキュア』第20話 | 2015年6月14日 | 記念オープニングメッセージを放送、記念プレゼントを実施 |
600回 | 『魔法つかいプリキュア!』第15話 | 2016年5月15日 | エンドカードで回数到達を発表 |
700回 | 『HUGっと!プリキュア』第16話 | 2018年5月20日 |
映画
映画は東映、バンダイ、マーベラス(旧・マーベラスエンターテイメント→マーベラスAQL)、木下グループ(『DX』から木下工務店として参加、『映画スイート』から現名義)が制作に加わる。また、『奇跡の魔法!』までは朝日放送が制作に参加していたが、『映画魔法つかい』からはABCアニメーションがその役割を引き継いでいる。
『映画5』以降は上述の通り観客参加としてミラクルライトが入場者特典として中学生以下の観客にプレゼントされ、以後『春のカーニバル♪』で「オールスターズドレスアップキー」に一度変更した以外はライトのプレゼントが定着し続けている。また、『映画GoGo!』から『映画ドキドキ』まではデータカードダス[注 211]が、『映画フレッシュ』から『映画Go!プリンセス』までは紙製サンバイザーが、『奇跡の魔法!』からはシールセットが、それぞれ入場者特典としてプレゼントされている。
テレビ放送は基本的に映画公開時期に東映チャンネルやアニマックス、テレ朝チャンネル1が中心となって放送[注 212]し、東映チャンネルとアニマックスは2010年秋から「プリキュア映画カーニバル!」と銘打った合同企画を実施している。地上波では2013年8月25日に「スーパーヒーロー&ヒロイン夏休みスペシャル」内にて『NewStage』を全国ネットで放送したことがあるほか、朝日放送やTOKYO MXが『オールスターズDX』シリーズをローカル枠で放送したことがある。動画配信は東映アニメオンデマンドおよびその提携サービスをはじめ、AmazonビデオやNetflixで行われているほか、ニコニコ生放送でも『映画ハピネス』の公開にあわせて2014年10月に同作品の前夜祭特番と『映画Max Heart』の放送が行われている。
レギュラー単独映画シリーズ | |||||||
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作品名称 | 公開日 | 監督 | 上映時間 | 興行収入 動員数 |
入場者特典 | ||
映画 ふたりはプリキュア Max Heart | 2005年4月16日 | 志水淳児 | 約70分 | 8億5000万円 77万人[45] |
ハートフルコミューン専用キラキラハート | ||
映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち |
2005年12月10日 | 約71分 | 5億8000万円 53万人[45] |
プリティ★キュアポーチ | |||
映画 ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪! |
2006年12月9日 | 約50分 | 3億円 27万人[45] |
プリキュア&デジモンマグネットシート | |||
映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険! |
2007年11月10日 | 長峯達也 | 約70分 | 8億円 72万人[45] |
ミラクルライト | ||
映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪ ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ |
2008年11月8日 | 長峯達也 大塚隆史 |
約75分 (合計) |
7億8000万円 72万人[45] |
ミラクルライト2 データカードダス限定カード | ||
映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!? |
2009年10月31日 | 志水淳児 | 約71分 | 7億9000万円 74万人[45] |
ミラクルハートライト 映画スペシャルデータカードダス プリキュアサンバイザー | ||
映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!? |
2010年10月30日 | 松本理恵 | 9億3000万円 86万人[45] |
ミラクルフラワーライト 映画スペシャルデータカードダス プリキュア!オープンマイハット | |||
映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪ |
2011年10月29日 | 池田洋子 | 約70分 | 8億9000万円 82万人[45] |
ミラクルライトーン ニャンバイザー♪ | ||
映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ! |
2012年10月27日 | 黒田成美 | 9億1000万円 81万人[45] |
ミラクルつばさライト 映画スペシャルデータカードダス スマイル!バイザー | |||
映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!? 未来につなぐ希望のドレス |
2013年10月26日 | 伊藤尚往 | 約72分 | 9億5000万円[46] -万人 |
ミラクルブーケライト 映画スペシャルデータカードダス ドキドキ!ラブリー♡バイザー | ||
映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ |
2014年10月11日 | 今千秋 | 約71分 | 5億3000万円[47] -万人 |
ミラクルドレスライト 映画特製オリジナルプリカード くるりん♪サンバイザー | ||
映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!! |
2015年10月31日 | 座古明史 宮本浩史 貝澤幸男 |
約75分 | 5億6000万円[48] -万人 |
ミラクルプリンセスライト プリンセスティアラ | ||
映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン! キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン! |
2016年10月29日 | 田中裕太 真庭秀明 |
約70分 (合計) |
6億7000万円[49] -万人 |
ミラクルモフルンライト キラキラ招待状シール | ||
映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ! Petit☆ドリームスターズ! レッツ・ラ・クッキン?ショータイム![50] |
2017年10月28日 | 土田豊 宮原直樹 |
約70分 (合計) |
8億円[51] -万人 |
ミラクル☆キラキラルライト ペリッと!トレビアン☆シール絵はがき | ||
クロスオーバー映画シリーズ | |||||||
作品名称 | 公開日 | 監督 | 上映時間 | 登場プリキュア数[注 213] | 興行収入 動員数 |
入場者特典 | |
映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! |
2009年3月20日 | 大塚隆史 | 約70分 | 14人 | 10億1000万円 94万人[45] |
レインボーミラクルライト データカードダス限定カード | |
映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ! |
2010年3月20日 | 約72分 | 17人 | 11億円 107万人[45] |
クリスタルミラクルライト プリキュアオールスターズルーレットカード DX2タイプサンバイザー | ||
映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花 |
2011年3月19日 | 約70分 | 21人[注 214] | 10億円 94万人[45] |
プリズムスターミラクルライト 映画スペシャルデータカードダス オールスターズDX3(サン)バイザー | ||
映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち |
2012年3月17日 | 志水淳児 | 29人[注 215] | 10億2000万円 95万人[45] |
ミラクルデコルライト オールスターズニューバイザー | ||
映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち |
2013年3月16日 | 小川孝治 | 約71分 | 32人[注 216] | 10億3000万円 90万人[要出典] |
ミラクルダブルハートライト なかよしバイザー おともだち認定証 | |
映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち |
2014年3月15日 | 36人[注 217] | 9億1000万円[52] -万人 |
ミラクルドリームライト ずっとおともだちバイザー おともだち認定証 | |||
映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪ |
2015年3月14日 | 志水淳児 | 約74分 | 40人[注 218] | 6億円[48] -万人 |
オールスターズドレスアップキー プリンセス♪きらきらティアラ(紙帽子) | |
映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! |
2016年3月19日 | 土田豊 | 約70分 | 44人[注 219] | 6億4000万円[49] -万人 |
ミラクルステッキライト オールスターズキラキラシール | |
映画 プリキュアドリームスターズ! | 2017年3月18日 | 宮本浩史 | 約70分 | 12人[注 220] | 7億円[49] -万人 |
ミラクルサクライト キラキラお花見♪シール[注 221] | |
映画 プリキュアスーパースターズ! | 2018年3月17日 | 池田洋子 | 約71分 | 12人[注 222] | - | ミラクルクローバーライト | |
映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ[53] |
2018年10月27日予定 | 宮本浩史 | 55人[注 223] | - | |||
3Dアニメーション映画シリーズ | |||||||
作品名称 | 公開日 | 監督 | 上映時間 | 登場プリキュア数 | - | ||
ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター |
2006年 | 西尾大介 | 約12分 | - | - | ||
プリキュアオールスターズDX 3Dシアター |
2011年 | 宮原直樹 | 約12分 | 22人 | |||
みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ |
2016年 | - | 約 - 分 | 44人[注 224] | - | オリジナル・プリキュアカード モフルンぼうし |
ゲーム
データカードダス機・キッズゲーム機はバンダイからの発売、販売。
家庭用ゲーム機
『こえであそぼう〜』のみ発売:東映アニメーション・販売:廣済堂、それ以外はすべてバンダイナムコエンターテインメントからの発売、販売(2006年3月まで旧バンダイ、同年4月〜2014年3月までバンダイナムコゲームス [バンダイレーベル]、同年4月〜2015年3月までバンダイナムコゲームス、同年4月より現会社名)。プリキュア5GoGo!までは敵と戦うアクション系のゲームがメインだったが、フレッシュプリキュア以降は全て着せ替えや、ダンス、ミニゲーム系のゲームとなった。
- ふたりはプリキュア ありえな〜い!夢の園は大迷宮(ゲームボーイアドバンス、2004年12月9日発売)
- ふたりはプリキュア Max Heart マジ?マジ?ファイトdeINじゃない(ゲームボーイアドバンス、2005年7月28日発売)
- ふたりはプリキュア Max Heart DANZEN! DSでプリキュア力を合わせて大バトル!!(ニンテンドーDS、2005年12月1日発売)
- ふたりはプリキュア Splash Star パンパカ★ゲームでぜっこうちょう(ニンテンドーDS、2006年11月30日発売)
- Yes!プリキュア5(ニンテンドーDS、2007年11月29日発売)
- Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル(ニンテンドーDS、2008年10月30日発売)
- フレッシュプリキュア! あそびコレクション(ニンテンドーDS、2009年10月29日発売)
- ハートキャッチプリキュア! おしゃれコレクション(ニンテンドーDS、2010年8月5日発売)
- こえであそぼう ハートキャッチプリキュア!(ニンテンドーDS、2010年11月11日発売)
- スイートプリキュア♪ メロディコレクション(ニンテンドーDS、2011年8月25日発売)
- スマイルプリキュア! レッツゴー! メルヘンワールド(ニンテンドー3DS、2012年8月2日発売)
- プリキュアオールスターズ ぜんいんしゅうごう☆レッツダンス!(Wii、2013年3月28日発売)
- ドキドキ!プリキュア なりきりライフ!(ニンテンドー3DS、2013年8月1日発売)
- ハピネスチャージプリキュア! かわルン☆コレクション(ニンテンドー3DS、2014年7月31日発売)
- Go!プリンセスプリキュア シュガー王国と6人のプリンセス!(ニンテンドー3DS、2015年7月30日発売)
データカードダス機
- うたって!プリキュアドリームライブ 〜スピッチュカードでメタモルフォーゼ!?〜
- プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ!
- プリキュアオールスターズ フレッシュドリームダンス
- プリキュアオールスターズ ハートキャッチドリームダンス
- プリキュアオールスターズ
- プリキュア プリンセスパーティー
- プリキュア まほうのパーティー
オンラインゲーム
- あそんでプリキュア
- 新・あそんでプリキュア
- プリキュアオンライン
キッズゲーム機
- ふたりはプリキュア(PICO)
- ふたりはプリキュア Max Heart(Beena)
- ふたりはプリキュア Splash Star(Beena)
- Yes! プリキュア あそんでおぼえよう!ひらがな!(Beena)
- Yes!プリキュア5GoGo! love☆loveひらがなレッスン(Beena)
- いっしょにへんしん♥フレッシュプリキュア!(Beena)
- おしゃれにへんしん★ ハートキャッチプリキュア!(Beena)
- スイートプリキュア♪ ハッピーおしゃれハーモニー☆(Beena)
スマートフォンアプリ
- プリキュアがいっぱい! プリキュア大辞典 -お父さんのためのプリキュア検定-
- ハートキャッチプリキュア! デコカメラ
- 2010年10月25日発売。iPhone用のみ。開発はホビーストック。
- ハートキャッチプリキュア! パズル
- 2010年12月16日発売。iPhone用のみ。開発はホビーストック。
- スイートプリキュア♪ デコカメラ
- 2011年6月13日発売。iPhone用のみ。開発はホビーストック。
- スイートプリキュア♪ パズル
- 2011年7月29日発売。iPhone用のみ。開発はホビーストック。
- プリキュア 目覚まし時計
- 2012年2月17日無料配布開始。iPhone用のみ。開発はインターリンク。
- スマイルプリキュア! デコカメラ
- 2012年5月25日発売。iPhone用のみ。開発はホビーストック。
- スマイルプリキュア! パズル
- 2012年8月発売。iPhone用のみ。開発はホビーストック。
- スマイルプリキュア!ライブ壁紙
- 2012年12月26日発売。Android用のみ。開発は東映アニメーション。
- プリキュアがいっぱい
- プリキュア公式アプリ
- 2013年1月19日(iOS版、iPhone/iPad両対応)/4月22日(Android版)無料配布開始。開発は朝日放送。
- 配布時は『ドキドキ!プリキュア』版として配布、2014年2月からは『ハピネスチャージプリキュア!』版に、2015年2月からは『Go!プリンセスプリキュア』版にリニューアル。
- 2016年2月1日に『魔法つかいプリキュア!』開始に合わせて、新アプリとして配信を開始。
- 2017年2月1日に『キラキラ☆プリキュアアラモード』開始に合わせて、新アプリとして配信を開始。
- 『HUGっと!プリキュア』からは従来までのネイティブアプリを廃止し、2018年4月2日からWebアプリ「フレフレみんな!HUGっとチャレンジ」を配信。
- プリキュア カード&ボイスコレクション
- 2013年5月配信開始、auスマートパス向けサービス、Android版はネイティブアプリ、iOS版はWebアプリで提供。開発は朝日放送。
- 2016年2月3日に『魔法つかいプリキュア!』開始に合わせて、『魔法つかいプリキュア! マジカルコレクション』として配信を開始。
- 2017年2月3日に『キラキラ☆プリキュアアラモード』開始に合わせて、『キラキラ☆プリキュアアラモード アラモードコレクション』として配信を開始。
- 2018年2月に『HUGっと!プリキュア』開始に合わせて、『HUGっと!プリキュア クリスタルコレクション』として配信を開始。
- ドキドキ!プリキュアライブ壁紙
- 2013年2月19日発売。Android用のみ。開発は東映アニメーション。
- ドキドキ!プリキュア さわっておしゃべり♪
- 2013年5月1日無料配布開始。iOS版のみ。開発はバンダイナムコゲームス。
- キュアラインメールであそぼう
- 2014年4月18日無料配布開始。iPhone版とAndroid版がある。開発はバンダイ。
- プリキュア つながるぱずるん
- 2017年3月16日配信開始。iOS版(iPhone/iPad両対応)とAndroid版がある。開発はバンダイナムコエンターテインメント[54]。
トレーディングカードゲーム
書籍類
基本的に幼児向けの書籍は講談社が発行しており、雑誌掲載分についても同社の『なかよし』『たのしい幼稚園』『おともだち』及び各誌の増刊が担っている。それ以外の分野については後述の事例のように、講談社以外の出版社が手がけることが多い。
漫画
漫画版(コミカライズ)は『なかよし』(講談社)にて上北ふたごにより連載されている(詳細は各テレビシリーズの該当項目を参照)。作品によっては単行本や連載分をまとめたムックが発売されていたが、2014年12月から2015年3月にかけて「プリキュアコレクション」として、2014年3月に発行された『ドキドキ』を除く全作品がワイドKCで発行、過去に発行された事のある『ふたりはプリキュア』と『Splash Star』第1巻は事実上の復刊となる。また、同シリーズとして『Max Heart』『Splash Star』の映画版全3作の書き下ろし単行本が2015年6月に復刊、『Go!プリンセス』以降の作品も続いて発行が行われ、『魔法つかい』の第2巻からは通常版とはカバー・ピンナップのイラストを変え、テレビシリーズとは別の描き下ろしエピソードを収録した小冊子が付属する特装版が発行されている。
また、2016年3月17日には『魔法つかい』までの上北によるプリキュアシリーズのイラストを収録した画集『上北ふたご オールプリキュアイラスト集 Futago Kamikita × All Precure』(ISBN 978-4063649826)が発売された。
フィルムコミック
映像のフィルムを再編集して漫画化したフィルムコミックは、テレビシリーズのものは『(無印)』が講談社から発売されたのみ(全3巻なので全話は収録されていない)だが、映画版は2007年公開の『映画5』から2014年公開の『NewStage3』まで一迅社から発売された。
一迅社版は、EDは全て省かれているが、OPは省かれている作品と省かれていない作品がある。またシリーズ映画では、プロローグの「『ミラクルライト』の使用解説」と、『映画フレッシュ』以降行っている「ラストのダンスシーンとその解説」[注 225]は全て省かれている。そして本編部ではページ数の関係上、場面の一部を省いている(特に変身シークエンスは全て短縮)が、クライマックスのミラクルライト開始の場面、および、「ミラクルライトでプリキュアを応援しよう!」「みんな、ありがとう」といった関連セリフは、全て収録されている。
小説
児童向け作品としては、KADOKAWAの児童書レーベル、角川つばさ文庫から2011年3月に『DX3』、2012年3月に『NewStage』のノベライズが発行されている。講談社KK文庫からは2017年3月には『映画 Go!プリンセス』の中編作品『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』のその後を書いた『物語 Go!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険』が、同年9月には『魔法つかい』のノベライズが発行されている。
- 小説 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花 - 村山功・著、角川つばさ文庫、2011年3月18日発売
- 小説 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち - 成田良美・著、角川つばさ文庫、2012年3月19日発売
- 物語 Go!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険 - 秋之桜子・著、講談社KK文庫、2017年3月15日発売
- 小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!? - 村山功・著、講談社KK文庫、2017年10月10日発売
また、大人向け作品として、2015年9月17日には講談社キャラクター文庫から『無印』『ハートキャッチ』のノベライズが発行[55]、以後シリーズ作品が順次刊行されている。
- 小説 ふたりはプリキュア - 鐘弘亜樹・著、2015年9月17日発売
- 小説 ハートキャッチプリキュア! - 山田隆司・著、2015年9月17日発売
- 小説 フレッシュプリキュア! - 前川淳・著、2016年3月17日発売
- 小説 スマイルプリキュア - 小林雄次・著、2016年10月4日発売
- 小説 スイートプリキュア♪ - 大野敏哉・著、2016年11月23日発売
- 小説 ふたりはプリキュア マックスハート - 井上亜樹子・著、2017年10月19日発売
絵本
「はじめてのプリキュアえほん」シリーズとして発売。いずれも講談社発行で、文は摘木葉枝芽、イラストはにあ・れいとひろ・かねこが担当。
- はじめてのプリキュアえほん(1) わすれもの - 2013年6月28日発売(ISBN 978-4062184878)
- はじめてのプリキュアえほん(2) あぶないよ - 2013年6月28日発売(ISBN 978-4062184946)
- はじめてのプリキュアえほん(3) おかたづけ - 2014年4月10日発売(ISBN 978-4062188135)
また、2014年6月25日には講談社の「おともだちよみきかせえほんシリーズ」の一環として、世界の名作童話をプリキュアキャラで絵本化した「プリキュアオールスターズ 名作えほん」が発行された。
- プリキュアオールスターズ 名作えほん(1) きんのがちょう くるみわりにんぎょう
- プリキュアオールスターズ 名作えほん(2) しらゆきひめ[注 226] おおきな かぶ
- プリキュアオールスターズ 名作えほん(3) こびとのくつや にんぎょひめ
いずれも様々な役に変身前のプリキュアが扮し、作品によっては歴代サブキャラクター[注 227]や歴代敵キャラクター[注 228]も登場している。なお、発行当時『ハピネス』のメンバーでなかったキュアフォーチュンは冒頭で「氷川いおな」、巻末で「キュアフォーチュン」としていずれも「配役紹介」のみの登場に止まっている。
その他、講談社からテレビ絵本が発行されている。
新聞
2013年の『オールスターズNS2』以降、2014年までは春と秋、2015年からは春の映画公開に合わせ、アニメの制作局である朝日放送テレビと同じ朝日新聞社の系列企業である日刊スポーツ新聞社から『プリキュア新聞』が発行されている。
ファンブック
子供向け作品という性質上、アニメファン向けの書籍発行例は少ない。『無印』シリーズでは講談社が各作2冊ずつ発行していた。それ以後は途絶えた状態となっていたが、『フレッシュ』の時代に「レッツ! プリキュア」が刊行され、『ハートキャッチ』の世代から「だいすき プリキュア!」として復活した。2011年にぴあがシリーズを包括的にまとめた「プリキュアぴあ」を発行して以後、各社から画集やファンブック、インタビュー集などアニメファン向けの書籍が発行されている。また、設定資料集が『ハピネス』まではムービックから、『Go!プリンセス』以降は東映アニメーションから発行されている(『ハピネス』からのBDにも設定資料ライブラリーとしてスライドショー形式で収録されている)。ここではシリーズ全体を包括的にまとめた書籍を記述する。各作品をあつかった書籍については各作品の記事を参照のこと。
- プリキュアぴあ(ぴあ、2011年3月2日発行、ISBN 978-4-8356-2001-5)
- 『DX3』を中心に、当時の最新作である『スイート』までの全作品のプリキュアの紹介やシリーズガイド、声優の直筆メッセージ、スタッフインタビューで構成。
- プリキュア10周年公式アニバーサリーブック(発行:東映アニメーション、発売:メディアパル、2014年3月15日発行、ISBN 978-4896109139)
- シリーズ10周年を記念したファンブックで、発売日は『NewStage3』の公開日と同一。『ハピネス』『NewStage3』の最新情報やアニメーターによる座談会、シリーズガイド、歴代プリキュアと声優の紹介[注 229]・スタッフのコメントで構成。
- プリキュアぴあ 2015(ぴあ、2015年3月14日発売、ISBN 978-4835624389)
- 『春のカーニバル♪』公開に合わせて発行された、「プリキュアぴあ」の第2弾。同映画の紹介とともに、同映画に合わせる形で歴代作品のストーリーと主題歌のガイドを掲載。
- だいすき プリキュア!(講談社)
- 年3回のペースで発行。プリキュアの最新情報についてまとめた特集ページやグッズの紹介ページがメインだが、データカードダスやオールスターズのページもあり、映画やミュージカルなどのお知らせや間違い探しなどの遊びページもある。アンケートはがきが付属しており、応募すると抽選でプレゼントが当たる。付録として「だいすきシール」があり、シール遊びが楽しめる。最後のページには漫画コーナーがあり、後述の『プリキュア まんがえほん』にも同様の漫画が収録されることがある。
- 『スマイル』までは通算の巻数を出していたが、『ドキドキ』以降は「春・夏号」「秋号」「冬号」となった。なお、『ハピネスチャージ』の冬号は存在しない。
- 『Go!プリンセス』以降はシールと漫画がなくなり、代わりにおもちゃの付録が付くようになった。また、「春・夏号」と「秋・冬号」の年2回刊行となった。
- プリキュア まんがえほん(講談社)
- 『ハートキャッチ』以降、年に2巻ほどのペースで刊行。漫画のイラストはにあ・れい&ひろ・かねこ。現役プリキュアとオールスターズが絡むが、プリキュアたちのやろうとしていることを妨害する現役敵幹部や怪物をオールスターズと協力して撃退する物語が多い。話によっては歴代サブキャラクター、もしくはそれに似た脇役も登場することがある。中にはシリーズの第1話を脚色したものもあった。巻頭または巻末には遊びのページがあり、プリキュアのシールも付属している。「だいすき プリキュア!」同様、毎回抽選でプレゼントが当たるアンケートを実施している。
- 先述した「だいすき プリキュア!」にもこの漫画のコーナーがあるほか、映画前売り券を買うと映画版まんがえほんがついてくることがある。
- 『Go!プリンセス』以降は文庫本サイズになり、遊びページがなくなった分1冊に収録されている漫画の数が増えた。
ラジオ番組
- CLUB ココ&ナッツ
- 2008年2月5日から12月24日まで『Yes!プリキュア5GoGo!』の連動番組としてアニメイトTVで配信されたインターネットラジオ。パーソナリティはココ(小々田コージ)役の草尾毅とナッツ(夏)役の入野自由が務めた。
- 吉田仁美のプリキュアラジオ キュアキュア・プリティ
- 2014年4月5日から2015年3月28日まで朝日放送ラジオで、プリキュアシリーズ10周年記念として放送された番組。パーソナリティは主題歌担当歌手の吉田仁美が務めた。
キャラクターショー・ミュージカル
2004年の『ふたりはプリキュア』の着ぐるみによるキャラクターショーを開始、遊園地やショッピングセンターなどを中心に開催している。これが好評を呼んだことから朝日放送、東映アニメーション、東映の3社が共同企画し、劇団飛行船の協力を得る形でマスクプレイミュージカルを開催している。ミュージカルオリジナルのストーリーや主題歌歌手の出演などテレビでは見られない別の楽しさから人気のイベントとなっている[56]。なお、ボーカルアルバムの1作目は基本的にミュージカル使用楽曲で構成されている。また、毎年7月に開催される梅田芸術劇場での公演はDVDとして販売されている(『Go!プリンセス』まで)ほか、毎年10月から12月には和歌山マリーナシティポルトヨーロッパ内のABCアドベンチャーホールで、ミュージカルの内容をそのままにワイヤーアクションや特殊効果などのアクション性を強化した「アクションステージ」が開催されている。
キャラクターショーのストーリーは、各作品前期と後期の2種類(『アラモード』は前期・中期・後期の3種類)が存在する。ただし、追加戦士に対応しきれない場合、それぞれのストーリーを途中で少し変えて追加戦士を登場させることが多い(『ハートキャッチ』前期ショーにおけるキュアサンシャイン、『スイート』後期におけるキュアミューズ、『ハピネス』前期におけるキュアハニーなど)。敵の幹部は前期と後期で各1人ずつ登場するパターンのため、登場しない幹部もいるが、ミュージカルでは幹部が全員登場する(『ハートキャッチ』ではダークプリキュアも登場。『魔法つかい』は闇の魔法つかい、『アラモード』ではエリシオのみ)ほか、『Go!プリンセス』からは前作・前々作の主人公(『アラモード』はライブパートで前作・前々作の全プリキュア)が客演する。ザコ敵はアニメに登場しないオリジナルの敵であることが多く、サイズもプリキュアと同じであることもあり力押しよりも一風変わった攻撃をする(占い攻撃、睡眠攻撃、ダンス攻撃などでプリキュアの動きを封じてから攻撃するタイプが多い)。
『スマイル』以降のミュージカル公演は声優の米本千珠が「Chani」名義で脚本を担当している。また、地方公演は開催地のテレビ朝日系列局も主催に名を連ねることがある[注 230]。
プリキュア一覧
下表にて各作品のレギュラーとして登場するプリキュア及びそれに準ずる人物を記載する。記載されたプリキュアはクロスオーバー映画やデータカードダスなとで「プリキュアオールスターズ」として扱われる。下表では通常の変身形態を記載し、スーパープリキュアなどの強化変身とされているものは劇中や映画で登場していてもここでは割愛する。ここでは簡潔に記し、キャラクターの詳細や出自等は「シリーズの特徴」の節および各作品の記事を参照。
デビューとは主に初登場を指し、同プリキュアの続編における形態などは含まない。またデビューが主人公の仲間に加わるとみなし、それ以外の場合は注釈を付するのでそちらを参照。また、下述の通り分類のための記号を記してあるが、詳細は注釈および各項目を参照。これらの記号は放送終了後に他媒体や後日談などで明らかになった場合にも適用する。変身形態・変身者の欄がともに無印の人物は「人間界(日本)出身の中2プリキュア」である。
- 変身形態の後ろにある記号
- ◇:作品により学年が異なる人物
- □:初変身が中学2年生以外の人物(後述の▽も同様)
- △:高校生
- ▽:小学生
- ○:初登場時すでに覚醒していた人物
- 変身者の後ろにある記号
- パートナー妖精の後ろにある記号
- ○:劇中で人間に変身可能な妖精(レギュラープリキュア覚醒者はノーカウント)
- ●:非公式プリキュアに覚醒する妖精
- ()でくくってある妖精は、変身には関わらないがレギュラーとして登場し全体をサポートする妖精を表す。
クロスオーバー映画公式プリキュアのキュアエコー(変身者:坂上あゆみ、声:能登麻美子)及びパートナー妖精のグレルとエンエン、『ハートキャッチ』のキュアフラワー及びパートナー妖精のコッペ・『ハピネス』のキュアテンダー・『映画魔法つかい』のキュアモフルン・『アラモード』のルミエルやキュアペコリンなどの非公式味方プリキュア、ダークプリキュア5・ダークプリキュア・バッドエンドプリキュアなどの悪のプリキュアについては、その人物が登場する作品を参照。
登場作 (英字表記)[表 1] |
変身形態 (英字表記) |
デビュー | 変身者 (ルビ) |
声優 | パートナー妖精 | 変身アイテム | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ふたりはプリキュア ふたりはプリキュア Max Heart (PRETTY CURE) |
キュアブラック◇[表 2] (Cure Black) |
『無印』 第1話 |
美墨 なぎさ (みすみ なぎさ) |
本名陽子 | メップル | プリキュアカード[表 3] カードコミューン[表 4] ハートフルコミューン [表 5] | |
キュアホワイト◇[表 2] (Cure White) |
雪城 ほのか (ゆきしろ ほのか) |
ゆかな | ミップル | ||||
シャイニールミナス□ (Shiny Luminous) |
『Max Heart』 第5話 |
九条 ひかり● (くじょう ひかり) |
田中理恵 | ポルン ルルン |
タッチコミューン | ||
ふたりはプリキュア Splash Star (PRETTY CURE) |
キュアブルーム (Cure Bloom) |
第1話 | 日向 咲 (ひゅうが さき) |
樹元オリエ | フラッピ ムープ |
プリキュアダイヤ ミックスコミューン[表 6] クリスタルコミューン[表 7] | |
キュアブライト (Cure Bright) |
第30話 | ||||||
キュアイーグレット (Cure Egret) |
第1話 | 美翔 舞 (みしょう まい) |
榎本温子 | チョッピ フープ | |||
キュアウィンディ (Cure Windy) |
第30話 | ||||||
Yes!プリキュア5 Yes!プリキュア5GoGo! |
キュアドリーム (Cure Dream) |
『5』第1話 | 夢原 のぞみ (ゆめはら のぞみ) |
三瓶由布子 | (ココ○、ナッツ○、 ミルク(『5』のみ)、 シロップ○(『GoGo!』以降)) |
ピンキーキャッチュ [表 8] キュアモ[表 9] | |
キュアルージュ (Cure Rouge) |
『5』第2話 | 夏木 りん (なつき りん) |
竹内順子 | ||||
キュアレモネード□ (Cure Lemonade) |
『5』第3話 | 春日野 うらら (かすがの うらら) |
伊瀬茉莉也 | ||||
キュアミント□ (Cure Mint) |
『5』第4話 | 秋元 こまち (あきもと こまち) |
永野愛 | ||||
キュアアクア□ (Cure Aqua) |
『5』第6話 | 水無月 かれん (みなづき かれん) |
前田愛 | ||||
ミルキィローズ○ (Milky Rose) |
『GoGo!』 第10話[表 10] |
美々野 くるみ / ミルク●▲▼ (みみの くるみ) |
仙台エリ | ミルキィパレット | |||
フレッシュプリキュア! (FRESH PRETTY CURE) |
キュアピーチ (Cure Peach) |
第1話 | 桃園 ラブ (ももぞの ラブ) |
沖佳苗 | ピルン | (シフォン、 タルト) |
リンクルン |
キュアベリー (Cure Berry) |
第2話 | 蒼乃 美希 (あおの みき) |
喜多村英梨 | ブルン | |||
キュアパイン (Cure Pine) |
第3話 | 山吹 祈里 (やまぶき いのり) |
中川亜紀子 | キルン | |||
キュアパッション (Cure Passion) |
第23話[表 11] | 東 せつな◆※ (ひがし せつな) |
小松由佳 | アカルン | |||
ハートキャッチプリキュア! (HEARTCATCH PRECURE!) |
キュアブロッサム (Cure Blossom) |
第1話 | 花咲 つぼみ (はなさき つぼみ) |
水樹奈々 | シプレ | ココロパフューム こころの種 | |
キュアマリン (Cure Marine) |
第3話 | 来海 えりか (くるみ えりか) |
水沢史絵 | コフレ | |||
キュアサンシャイン (Cure Sunshine) |
第23話 | 明堂院 いつき (みょうどういん いつき) |
桑島法子 | ポプリ | シャイニーパフューム こころの種 | ||
キュアムーンライト△ (Cure Moonlight) |
第33話[表 12] | 月影 ゆり▼ (つきかげ ゆり) |
久川綾 | なし[表 13] | ココロパフューム[表 14] ココロポット[表 15] こころの種 | ||
スイートプリキュア♪ (SUITE PRECURE♪) |
キュアメロディ (Cure Melody) |
第1話 | 北条 響 (ほうじょう ひびき) |
小清水亜美 | ドリー ミリー |
(ハミィ) | キュアモジューレ |
キュアリズム (Cure Rhythm) |
南野 奏 (みなみの かなで) |
折笠富美子 | レリー ファリー | ||||
キュアビート (Cure Beat) |
第21話[表 16] | 黒川 エレン / ×セイレーン◆▲ (くろかわ エレン) |
豊口めぐみ | ラリー ソリー | |||
キュアミューズ▽○ (Cure Muse) |
第11話[表 17] 第35話 |
調辺 アコ●★▼ (しらべ アコ) |
大久保瑠美 | ドドリー シリー | |||
スマイルプリキュア! (SMILE PRECURE!) |
キュアハッピー (Cure Happy) |
第1話 | 星空 みゆき (ほしぞら みゆき) |
福圓美里 | (キャンディ○、 ポップ○) |
スマイルパクト キュアデコル | |
キュアサニー (Cure Sunny) |
第2話 | 日野 あかね (ひの あかね) |
田野アサミ | ||||
キュアピース (Cure Peace) |
第3話 | 黄瀬 やよい (きせ やよい) |
金元寿子 | ||||
キュアマーチ (Cure March) |
第4話 | 緑川 なお (みどりかわ なお) |
井上麻里奈 | ||||
キュアビューティ (Cure Beauty) |
第5話 | 青木 れいか (あおき れいか) |
西村ちなみ | ||||
ドキドキ!プリキュア (DOKIDOKI! PRECURE) |
キュアハート (Cure Heart) |
第1話 | 相田 マナ (あいだ マナ) |
生天目仁美 | シャルル○ | ラブリーコミューン キュアラビーズ | |
キュアダイヤモンド (Cure Diamond) |
第3話 | 菱川 六花 (ひしかわ りっか) |
寿美菜子 | ラケル○ | |||
キュアロゼッタ (Cure Rosetta) |
第4話 | 四葉 ありす (よつば ありす) |
渕上舞 | ランス○ | |||
キュアソード○ (Cure Sword) |
第1話[表 18] | 剣崎 真琴●▼※ (けんざき まこと) |
宮本佳那子 | ダビィ○ | |||
キュアエース▽○ (Cure Ace) |
第22話[表 19] | 円 亜久里●▼ (まどか あぐり) |
釘宮理恵 | アイちゃん | ラブアイズパレット キュアラビーズ | ||
ハピネスチャージプリキュア! (HAPPINESSCHARGE PRECURE!) |
キュアラブリー (Cure Lovely) |
第1話 | 愛乃 めぐみ (あいの めぐみ) |
中島愛 | リボン | プリチェンミラー プリカード | |
キュアプリンセス○ (Cure Princess) |
白雪 ひめ★■※ (しらゆき ひめ) |
潘めぐみ | |||||
キュアハニー○ (Cure Honey) |
第9話[表 20] | 大森 ゆうこ▼ (おおもり ゆうこ) |
北川里奈 | ||||
キュアフォーチュン○ (Cure Fortune) |
第1話[表 21] | 氷川 いおな▼ (ひかわ いおな) |
戸松遥 | ぐらさん | プリチェンミラー[表 22] フォーチュンピアノ[表 23] プリカード | ||
Go!プリンセスプリキュア (PRINCESS PRECURE) |
キュアフローラ□ (Cure Flora) |
第1話 | 春野 はるか (はるの はるか) |
嶋村侑 | (パフ○、アロマ○) | プリンセスパフューム ドレスアップキー | |
キュアマーメイド (Cure Mermaid) |
第2話 | 海藤 みなみ (かいどう みなみ) |
浅野真澄 | ||||
キュアトゥインクル□ (Cure Twinkle) |
第4話[表 24] | 天ノ川 きらら (あまのがわ きらら) |
山村響 | ||||
キュアスカーレット□ (Cure Scarlet) |
第22話[表 25] | 紅城 トワ◆★※ (あかぎ トワ) |
沢城みゆき | ||||
魔法つかいプリキュア! (MAHO GIRLS PRECURE!) |
キュアミラクル (Cure Miracle) |
第1話 | 朝日奈 みらい (あさひな みらい) |
高橋李依 | モフルン●[表 26]、 (はーちゃん) |
モフルン リンクルストーン | |
キュアマジカル (Cure Magical) |
十六夜 リコ●※[表 27] (いざよい リコ) |
堀江由衣 | |||||
キュアフェリーチェ (Cure Felice) |
第22話 | 花海 ことは / ×はーちゃん●▲ (はなみ ことは) |
早見沙織 | (モフルン) | リンクルスマホン リンクルストーン | ||
キラキラ☆プリキュアアラモード (KIRAKIRA☆PRECURE A LA MODE) |
キュアホイップ (Cure Whip) |
第1話[表 28] | 宇佐美 いちか (うさみ いちか) |
美山加恋 | (ペコリン○●[表 29]) | スイーツパクト アニマルスイーツ | |
キュアカスタード (Cure Custard) |
第2話 | 有栖川 ひまり (ありすがわ ひまり) |
福原遥 | ||||
キュアジェラート (Cure Gelato) |
第3話 | 立神 あおい (たてがみ あおい) |
村中知 | ||||
キュアマカロン□△ (Cure Macaron) |
第5話 | 琴爪 ゆかり (ことづめ ゆかり) |
藤田咲 | ||||
キュアショコラ□△ (Cure Chocolat) |
第6話 | 剣城 あきら (けんじょう あきら) |
森なな子 | ||||
キュアパルフェ (Cure Parfait) |
第23話 | キラ星 シエル / キラリン▲ (キラほし シエル) |
水瀬いのり | ||||
HUGっと!プリキュア (HUGTTO! PRECURE) |
キュアエール (Cure Yell) |
第1話[表 30] | 野乃 はな (のの はな) |
引坂理絵 | (はぐたん[表 31]、 ハリハム・ハリー○) |
プリハート ミライクリスタル | |
キュアアンジュ (Cure Ange) |
第2話 | 薬師寺 さあや (やくしじ さあや) |
本泉莉奈 | ||||
キュアエトワール (Cure Etoile) |
第5話 | 輝木 ほまれ (かがやき ほまれ) |
小倉唯 | ||||
キュアマシェリ▽ (Cure Macherie) |
第20話 | 愛崎 えみる (あいさき えみる) |
田村奈央 | ||||
キュアアムール (Cure Amour) |
ルールー・アムール◆※* (RURU Amour) |
田村ゆかり |
一覧内の注釈
- ^ 『ふたりはプリキュア』シリーズの「ふたりは」の部分、『5』シリーズには英字表記が設定されていない。
- ^ a b 『無印』では中学2年生、『Max Heart』では3年生。
- ^ 『無印』『Max Heart』共に名称は同じだがカードの形状は異なる。
- ^ 『無印』のみ。
- ^ 『Max Heart』以降および『DX』以降のクロスオーバー映画。
- ^ 第29話まで。
- ^ 第30話以降および『DX』以降のクロスオーバー映画。
- ^ 『5』のみ使用。
- ^ 『5GoGo!』以降および『DX』以降のクロスオーバー映画。
- ^ 正式に仲間になるのは第14話から。
- ^ 正式に仲間になるのは第24話から。
- ^ 先行して第1話でも変身後の姿が登場。
- ^ 物語開始前ではコロンをパートナー妖精にしていたが、キュアムーンライトを庇って消滅(死亡)している。
- ^ 物語開始前のみ使用。
- ^ 第33話以降および『映画ハートキャッチ』・『DX3』以降のクロスオーバー映画。
- ^ 正式に仲間になるのは第23話から。
- ^ 正体を秘匿した「黒ミューズ」として登場。
- ^ 正式に仲間になるのは第7話から。
- ^ 正式に仲間になるのは第31話から。
- ^ 正式に仲間になるのは第11話から。
- ^ 正式に仲間になるのは第22話から。
- ^ 第21話まで。
- ^ 第22話以降および『映画ハピネス』・『春のカーニバル♪』以降のクロスオーバー映画。
- ^ 正式に仲間になるのは第5話から。
- ^ 正式に仲間になるのは第23話から。
- ^ 『映画魔法つかい』では一度だけプリキュア(キュアモフルン)に覚醒する。
- ^ 「十六夜」姓を名乗るのは第11話より。
- ^ 作品開始に先駆け、『魔法つかい』最終回にも先行登場している。
- ^ 第47話でプリキュア(キュアペコリン)に覚醒するが、『スーパースターズ!』では登場していないと同時に公式にも含まれていない。
- ^ 作品開始に先駆け、『アラモード』最終回にも先行登場している。
- ^ 作品開始に先駆け、キュアエールとともに『アラモード』最終回にも先行登場している。
音楽
音楽CDはマーベラス(旧マーベラスエンターテイメント→マーベラスAQL)から発売されている。販売はバップ(2004年4月まで)、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン(旧ジェネオンエンタテインメント・現NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン、2004年9月から2011年1月まで)、ソニー・ミュージックマーケティング(旧ソニー・ミュージックディストリビューション、2011年2月から)が担当している。
2010年8月4日にiTunes Storeにてプリキュアシリーズの楽曲の配信を行うと発表[57]、同年9月29日より『フレッシュ』『ハートキャッチ』の主題歌・挿入歌・BGM約200曲の配信を開始しており[58]、以後順次過去のシリーズにさかのぼる形で配信楽曲を増やしており、この他レコチョクやmoraでも順次楽曲配信を行っている。また、2015年12月26日からはe-onkyo music、music.jp、オリコンミュージックストア等で[59]、2016年2月7日からはmoraで[60]、『Go!プリンセス』シングル・ボーカルアルバム計4タイトルからハイレゾ音源[注 231]での楽曲配信を開始、順次過去にリリースされた楽曲もハイレゾ配信を行うことになっている。2017年3月24日に開始したスマートフォン向けアニメソング定額配信サービスANiUTaでもサービス開始時から『ハピネス』以降の作品、同年4月26日からはテレビ・映画全作品の主題歌や関連曲、サウンドトラックの全曲配信を開始している[61]。
主題歌・挿入歌
歴代主題歌の歌手は「キュア・カルテット」(五條真由美・うちやえゆか・工藤真由・宮本佳那子)、「キュア・デラックス」(キュア・カルテットに茂家瑞季、林桃子が加わる。メインボーカルを務める五條または工藤の後に「with キュア・デラックス」と表記)、「M*cube(エムキューブ)」(工藤・茂家・林の3人によるユニット)、「キュア・レインボーズ」(キュア・デラックスに池田彩が加わる)、「プリキュアサマーレインボー!」(五條・工藤・池田・吉田仁美・仲谷明香によるAnimelo Summer Live 2014出演ユニット)「プリキュアシンガーズ+1」(『春のカーニバル♪』BD/DVD特装版同梱CDの「イマココカラ」を歌唱した五條・うちやえ・池田および二場裕美による名称)という期間限定グループを組んでいる。
オープニングは1年間同じ楽曲が使われており、そのなかで『無印』の「DANZEN! ふたりはプリキュア」は、『Max Heart』でもバージョン違いで使われている。また、『フレッシュ』『スイート』『魔法つかい』は前期のバージョン違いが後期で使われており、さらに『Go!プリンセス』の「Miracle Go!プリンセスプリキュア」では番組後半から2番の歌詞が使われている。アニメーションはストーリーが進むとアレンジ(追加メンバーや新アイテム、新たな敵幹部の登場など)が施される。敵幹部が登場しない作品もあり『5』と『魔法つかい』が該当する。
エンディングは『無印』を除き前期と後期に分かれており、そのなかで『Splash Star』後期の「ガンバランスdeダンス」は『5』と『GoGo!』の後期でもリメイクされて使われている。オープニング同様、ストーリーが進むとアレンジが施される。また『GoGo!』まではアニメーションだったが、『フレッシュ』からは「変遷」の節で述べたように「ダンス好きな子供が増加」というアンケート結果を踏まえプリキュアが曲に合わせてダンスを披露する3DCGアニメーションに変更される。その際の振り付けは『フレッシュ』から『スマイル』までは前田健、『ドキドキ』から『Go!プリンセス』まではMIKIKO、『魔法つかい』では原ななえ、『アラモード』からは振付稼業air:manが担当している。また、『魔法つかい』ではシリーズで初めてプリキュア役の声優がキャラクターソングとしてエンディング主題歌を担当[62]、『HUGっと』でもプリキュア役の声優が担当する[26]。
挿入歌として、歌手によるイメージソングやプリキュア役の声優によるキャラクターソング[注 232]がBGMに用いられることもある。また、劇中でアイドルとして活動している『5』シリーズのうらら(「とびっきり!勇気の扉(ドア)」など)や『ドキドキ』の真琴(「〜SONGBIRD〜」など)が劇中のライブシーンなどでキャラクターソングを歌う場合もある。
シリーズ映画においても多くの作品ではその時点での主題歌(エンディングは後期曲)がそのまま使われるが、作品によってはリアレンジやプリキュア役の声優による歌唱・コーラス付きなど別バージョンが用いられたり、オリジナルの主題歌が用意されることもある。また、挿入歌やテーマソングとして、プリキュア役の声優によるキャラクターソングや、『映画スイート』『映画スマイル』では高梨康治の劇伴に参加しているRemiによる楽曲などが使われることもある。クロスオーバー映画ではオリジナルの主題歌が用意されるが、歴代主題歌も挿入歌として使われることが多い。『春のカーニバル♪』『奇跡の魔法』ではミュージカル的な演出も取り入れられており、『春のカーニバル♪』では真島茂樹、『奇跡の魔法!』では西田一生がテーマ曲などでの振り付けを担当している。
このほか、映画作品によっては著名な歌手とのタイアップ楽曲が用いられることがあり、この場合基本的にマーベラス外所属であるためシングルリリースでは所属レーベル盤とマーベラスによるプリキュア盤の2種類が発売されることがある[注 233]。
劇伴
『ふたり』シリーズと『5』シリーズの5作は佐藤直紀、『フレッシュ』から『スマイル』までの4作は高梨康治[注 234]、『ドキドキ』から『魔法つかい』までの4作は高木洋、『アラモード』は林ゆうきが劇伴を手掛けている。担当者ごとの特徴として、佐藤は生楽器、高梨は打ち込みやロックサウンドを主体とし、高木と林は生楽器と打ち込みを併用している。なお、担当者が同じ場合に限り、シリーズの前作品までの劇伴が流用されることがある。選曲は『ふたり』から現在に至るまで一貫してスワラ・プロの水野さやかが担当している。
また、歴代プリキュアが共演するクロスオーバー作品では、新曲を含めて全て佐藤の劇伴が使用された『DX3』を除き『春のカーニバル』までは高梨が新曲を担当している。『DX』『DX2』では佐藤、『NewStage2』『NewStage3』では高木、『春のカーニバル』ではこの両者による既存の劇伴も使用されているが、『NewStage2』以降では数曲に留まっている。同様に『奇跡の魔法』では高木が、『ドリームスターズ!』以降では林がそれぞれ劇伴を担当しており、前者では高梨の、後者では高木の既存楽曲も用いている。このため、『NewStage2』以降の作品ではオープニングのクレジット上では中心的に作曲した人物のみ記載(『ドリームスターズ!』ではエンドクレジットに特別協力として高木の名前も記載)され、サウンドトラックCDのブックレットで正式に全て記載される形となっている。
音楽CD-BOX・コンピレーションアルバム
作品ごとのCD-BOXはそれぞれの項目を参照。
- プリキュア 5th ANNIVERSARY プリキュア ボーカルBOXシリーズ(2008年)
- プリキュア映画主題歌コレクション(2011年)
- プリキュア ボーカルベストBOX(2013年)
- プリキュアカラフルコレクション(2014年)
- プリキュア映画主題歌コレクション2(2015年)
- プリキュア オープニングテーマコレクション2004〜2016(2016年)
- プリキュア エンディングテーマコレクション2004〜2016(2017年)
- プリキュア ボーカルベストBOX 2013-2017(2018年)
ライブ・コンサートの開催
公式的なコンサートやライブとしては、一般的にCD発売時や各種イベント等で行われるミニライブがあるほか、前述の通りミュージカルショーあるいはキャラクターショーに付随する形でミニライブが行われる。また2011年から2013年にかけて、プリキュア関連楽曲とクラシック楽曲を組み合わせたオーケストラコンサートが開催(プリキュアオールスターズ スペシャルコンサート with 京都フィルハーモニー室内合奏団を参照)されたほか、2015年には『Go!プリンセス』を主体にしたライブが開催[63]、2017年には『アラモード』の声優・歌手による初の公式キャラソンライブが開催されている[64]。
アニソンフェスにも主題歌歌手が出演することがあり、なかでもAnimelo Summer Liveでは2014年に前述の通り主題歌歌手5人による「プリキュアサマーレインボー!」が出演[65]、2017年には『アラモード』の主題歌歌手とプリキュア役声優が「キラキラ☆プリキュアアラモード サマーセッション」として出演している[66]。
また、一部の作品の出演者や歌手、作曲家達は、本シリーズで出会ったことをきっかけに、公式側とは別に各々達で企画したライブを時折行っている。シリーズ内の異なる作品の出演者が合同(ゲストに呼んで)でライブを行うこともある。
主なライブとしては以下の物がある(便宜上トークライブも含む)。
- よにんでSUPER☆TEUCHI☆LIVE
- 『SplashStar』の主演声優である樹元オリエと榎本温子、主題歌歌手の五條真由美とうちやえゆかの4人によって2007年より定期的に行われているライブイベント。
- Oui!青春☆Shining Party〜乙女たちからの招待状〜
- 2009年3月29日に、三瓶由布子、伊瀬茉莉也、仙台エリ、永野愛、前田愛らによって開催された、プリキュア5メンバーのライブ。
- 3幹部TALKLIVE
- 『スマイル』の3幹部を演じた志村知幸、岩崎ひろし、冨永みーなの3人によるトークライブで、2013年2月3日に第1回が行われて以降[67]、ほぼ定期的に開催されている。
- Sweet & Bitter
- 主題歌歌手の工藤真由と池田彩によるツーマンライブ。2013年3月に1回目が開催され、以後3年にわたり開催された。工藤と池田はこれ以外にも、2人揃ってアニソン系のライブに出演したり、互いのワンマンライブにゲスト出演することが多い。
- Cure Metal Nite
- 『フレッシュ』から『スマイル』及びオールスターズシリーズの劇伴を手がけた高梨康治が、ヘヴィメタルアレンジした劇伴をバンド編成で生演奏するライブ。2014年8月23日・24日に初開催され[68]、2015年8月23日[69]、2016年8月27日にも開催された。
- 高梨によるライブは2017年からは音楽ユニット「刃-yaiba-」を主体とした『高梨康治 & 刃-yaiba- LIVE』に継承されている。
- キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション
- 2017年10月7日にかつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで開催された、『アラモード』の出演声優と主題歌歌手によるライブイベント。
- HUGっと!プリキュアLIVE2018 ライブ・フォー・ユー!!
- 2018年7月29日に品川ステラボールで開催予定の、『HUGっと』の出演声優と主題歌歌手によるライブイベント[70]。
その他
映像ソフト
映像ソフトはCD同様にマーベラス(旧マーベラスエンターテイメント→マーベラスAQL)が発売しており、販売元については以下の通りとなる。
- 『ハートキャッチ』までのテレビシリーズ・映画作品、『Go!プリンセス』以降のテレビシリーズ、『映画ハピネス』以降の映画作品はポニーキャニオンが販売元
- 『スイート』から『ハピネス』までのテレビシリーズ、『DX3』から『NewStage3』までの映画作品はTCエンタテインメントが販売元
- 映画作品のレンタル版は発売元:東映ビデオ、販売元:東映
- 『フレッシュ』から『Go!プリンセス』のミュージカルショーやスペシャルコンサートなどは発売元:朝日放送、販売元:TCエンタテインメント
最初期はVHSでもリリースされていたが、『Max Heart』第8巻でリリースが打ち切られ、以後はDVDのみでのリリースとなる。『オールスターズDX2』でシリーズ初めてとなるBlu-ray Disc版が発売され、『映画ハートキャッチ』でシリーズ単独映画作品初のBD版が、『スイート』でテレビシリーズ初のBD版が発売されている[71]。また、2011年3月にシリーズ初となる『無印』のDVD-BOXが発売され、以後順次DVD-BOX(『5』シリーズからはBD-BOX)が発売されており、2013年3月には『DX』シリーズ3部作のBD-BOXが発売[72]されている(販売元はポニーキャニオン[注 235])ほか、2015年3月と6月には『Max Heart』から『フレッシュ』までのシリーズ映画作品のBDが発売されている[73]。
このほか、シリーズを横断した映像ソフトとしては以下の3作品がある。
- プリキュアエンディングムービーコレクション 〜みんなでダンス!〜
- 2014年3月12日発売、販売元:TCエンタテインメント。『フレッシュ』から『ドキドキ』までの5作品の前後期ED計10曲の映像を収録したBD/DVD。ノンテロップバージョンの映像のほか、ダンスのレッスン映像を通常テンポとスローテンポの2種類収録している。
- 映画プリキュアシリーズ オープニング&エンディング コンプリートコレクション
- 2016年1月6日発売、販売元:ポニーキャニオン。『映画Max Heart』から『映画ハピネス』までの映画17作品のオープニングとエンディング[注 236]のノンテロップバージョンを1本に収録したBD/DVD。映像特典として『オールスターズNewStage』3部作のエンディングダンスCGのメイキング映像とニンテンドーDS用ゲーム『Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅ〜Go!ドリームフェスティバル』のオープニング映像を収録。
- プリキュアエンディングムービーコレクション 〜みんなでダンス!〜2
- 2017年12月20日発売予定、販売元:ポニーキャニオン。エンディング映像集の第2作で、『ハピネスチャージ』から『アラモード』までの4作品の前後期ED計8曲[注 237]の映像を収録したBD/DVD。ノンテロップバージョンの映像のほか、ダンスのレッスン映像を通常テンポとスローテンポの2種類収録。映像特典として『アラモード』の着ぐるみによる前後期EDダンスレッスンムービーを収録。
本編以外の映像
作品本編及びオープニング・エンディング映像以外の各種映像についても、作品や放送時期によって変更や差異が発生する。ここでは各作品ごとの違いを概説する。作品内での差異は各作品の記事を参照。
提供クレジット
提供クレジット表示はOP後と次回予告後に挿入される。この時背景にそれぞれ別のイラストが用いられ、前期と後期で切り替わる。『無印』のOP後はテロップが消えた後にOPの最後の部分のまま、提供が表示される。『ハピネス』以降からは1月放送時に次シリーズの予告映像を挿入するため、この時の提供クレジットがアバンタイトルと予告映像内に右下縮小表示されるようになり、『アラモード』からは作中に登場したアニマルスイーツの作り方を紹介するミニコーナーや映画のハイライトシーンを流すコーナーがある場合に同様の措置が執られる。また、『Go!プリンセス』の秋映画公開時期以降は、映画公開時期の提供クレジット内で映画のハイライトシーンが流れるようになっている。
サブタイトル背景
放送する回のサブタイトルを表示する際に用いられる背景には概ねプリキュア(作品によりパートナー妖精も)が登場するが、作品によってはこの限りではない。ここでは簡潔に説明し詳細については各作品の「各話リスト」の節を参照。
- 『無印』『Splash Star』『5』『スマイル』は追加メンバーがいないため、第1話から初期メンバーが全員集結したものが使われる。
- 前述以外の作品(追加メンバーがいる作品)は様々な手法があるため下記で説明する。
- 主人公の仲間になった時点で登場 - 『ハートキャッチ』『ハピネス』『魔法つかい』
- 上記とは逆に仲間になっても登場しない - 『Max Heart』『ドキドキ』『アラモード』
- 第1話から登場 - 『GoGo!』
- 毎回背景が変更される - 『フレッシュ』
- プリキュア全員やパートナー妖精が登場しない - 『スイート』
- 主人公プリキュアのみ登場 - 『Go!プリンセス』
また、サブタイトルを読み上げるのは『ふたり』シリーズではメインの2人を演じる声優が、以降の作品は基本的に主人公役の声優が担当するが、『スイート』ではタイトルに「〜ニャ」という語尾が付く関係上ハミィを演じた三石琴乃が担当したほか、『スマイル』の各プリキュア個人を中心にした一部の回ではそのプリキュアを演じた声優が担当している。
アイキャッチ
番組のAパートとBパート間のCMに入る際に使われるアイキャッチだが、新たなアイテムの入手や追加メンバーの加入により番組が約半分経過した時点で変更される場合が多い。また、下記に挙げる作品は細かなアレンジがあるため解説する。
- 『GoGo!』 - 第14話で後期版に変更されるが、くるみ(ローズ)は追加されていない。
- 『スイート』 - 後期版において、両パートとも第38話よりアコが追加。
- 『スマイル』 - 両パートともルーレットを採用(Aパートはプリキュア5人[注 238]とキャンディがランダムに、Bパートはキャンディのみ。回によってはアカンベーが登場することもある)。アニメーションは変更されずにアイテムが変更される(前期版はスマイルパクト、後期版はロイヤルクロック)。
- 『ドキドキ』 - 前期版において、第6話まで両パートともAパートを使用[注 239]。後期版のBパートは前期版のマイナーチェンジ映像[注 240]。
- 『ハピネス』『Go!プリンセス』 - 前者は歴代プリキュアたちのメッセージ[注 241]が、後者はナレーションがオープニング前に追加されたため、Aパート終了時は画面右下にタイトルロゴが表示されるだけに変更されBパートのみとなる。以降この設定となる。
- 『Go!プリンセス』は上記に加え、前期版はパートナー妖精パフの毎回違うヘアアレンジとなっている。
- 『魔法つかい』 - 前期、中期、後期に分かれる。
- 『アラモード』 - 歯磨き、大量ドーナツ、サンドイッチの3種類の映像のうちどれかが毎回ローテーションで登場。同じ映像は連続では登場しない。
- 『HUGっと』 - 2種類の映像を偶数回・奇数回で使い分けている。
予告
映画予告を兼ねた特別版の映像やプレゼント、次シリーズ予告などを含んだ場合の予告映像はテレビ朝日系列フルネット局と山陰放送(TBS系列、6日遅れ)の初回放送のみ流され、番組販売先の宮崎放送(TBS系列、『アラモード』までネット)での放送、独立局や衛星放送などでの放送、映像ソフト版、映像配信版ともに収録されず、別のバージョンが流される(『5』までは次回予告のセリフが別バージョンに差し替えとなり、『GoGo!』以降はオープニングを通常版に差し替えられた)。なお、この別バージョンの予告映像は番組公式サイトや公式YouTubeチャンネルでも見られるようになっている。
アバンタイトル
『ハピネス』ではシリーズ10周年記念としてアバンタイトル冒頭に特別なシーンが登場する。また、『アラモード』以降もほぼ毎回アバンタイトルが特別仕様となった(『アラモード』は第6回から、『HUGっと』は第2回から)が、その回の物語の内容によってはこれが省略されることもある。
『ハピネス』の場合
- 最初に、午前8時半の時報とともに、プリキュア10周年の記念ロゴが現れる。
- その後、歴代のプリキュアが自己紹介し、祝福のメッセージを言う。そして主題歌のオープニングに突入。
『アラモード』『HUGっと』の場合
- 午前8時半の時報とともに『アラモード』はロゴ、『HUGっと』は専用の背景が映る。
- その後『アラモード』ではロゴからいちかが飛び出して画面に激突、『HUGっと』では下からはなが出てくる(『HUGっと』のみ初めからはながいたり、はな以外の登場人物がでてくることもある)。
- その後、いちかやはな(はな以外の人物の場合もある)の自己紹介が始まりアバンタイトルがスタート。
エンドカード
提供の後に表示されるエンドカードだが、こちらも作品により違いがある。
- 『無印』から『フレッシュ』までと『スイート』は毎回変わり、次週の内容に沿ったものが表示される。
- 『ハートキャッチ』では毎回では無くなり特定の話数に進むまでは同じものが使われる仕様となる。
- 『スマイル』『ドキドキ』ではデータ放送との連動により、プリキュアのエンドカードをランダムに表示する仕様となる。
- 『ハピネス』から似顔絵コーナーになる。『Go!プリンセス』まではエンドカードの背景は変わらなかったが、『魔法つかい』では放送したその回の話をイメージした週替わりのエンドカードが表示される形式となる。『魔法つかい』は似顔絵紹介は前期で終了し、後期以降は全面的に各話をイメージしたエンドカードに移行している。
- 『アラモード』では次回予告のあと、ミニコーナー「プリアラ レッツ・ラ 1ぷんかんクッキング」「プリアラ レッツ・ラ デコレーション」が放送される場合、このコーナーで作中に登場したスイーツのレシピを紹介、提供クレジットはこの中で表示され、エンドカードはこのコーナーで作ったスイーツの写真が表示される。
プレゼントクイズやプレゼントキーワード、映画公開の時期はそれぞれ専用のエンドカードが表示されるが、独立局やBS11での放送や宮崎放送などの遅れネットでは本来用意されていたエンドカードや本編のカットを利用したエンドカードに差し替えられていることがある。
また、全作品において最終回仕様のエンドカードが用意されており、『Splash Star』のみED直後[注 242]、その他は通常通り提供テロップの直後に表示される。『ハートキャッチ』以降はキャラクターデザイナーによる描き下ろしのエンドカードが使われるようになり、そのデザインは原則としてプリキュア[注 243]とパートナー妖精[注 244]だが、作品によってはサブキャラクター[注 245]や敵キャラクター[注 246]が加わる事もある。
バトンタッチ映像
「変遷」の節で述べたように『ハピネス』の最終回から新旧主人公たちによるバトンタッチ映像がエンディング後に流れる。なおこの映像は各公式ホームページで視聴可能[74]。その一方で映像ソフト収録時や各種再放送等では前述の次回予告同様にバトンタッチ映像が割愛・変更されることがある。
- 『ハピネス』の最終回 - ラブリーと『Go!プリンセス』のフローラ
- 『Go!プリンセス』の最終回 - フローラと『魔法つかい』のミラクル
- 『魔法つかい』の最終回 - ミラクルと『アラモード』のホイップ。この回ではバトンタッチ映像だけでなく、いちか(ホイップ)が本編内にもゲストとして登場している。
- 『アラモード』の最終回 - ホイップと『HUGっと』のエール・はぐたん。前年に続き、はな(エール)とはぐたんが本編内にもゲストとして登場しており、その後公開された『スーパースターズ!』劇中でいちかとはなが初対面した際、『アラモード』最終回にて対面済みであることを踏まえた描写・演出が織り込まれていた。
なお、これより前の『スイート』第45・46・47話では、エンドカードで『スイート』と次作『スマイル』キャラの共演が行われている。いずれも妖精は『スイート』のハミィと『スマイル』のキャンディだが、共演プリキュアは次の通り。
- 第45話 - 『スイート』のメロディと『スマイル』のハッピー
- 第46話 - 『スイート』のリズム・ビート・ミューズと『スマイル』のサニー・ピース・マーチ・ビューティ
- 第47話 - 『スイート』・『スマイル』とも全員
視聴者参加企画
2010年の『ハートキャッチ』から劇中に登場するアイテムのデザインを一般公募で募集し、最優秀作品賞受賞者のアイデアを劇中に登場させる視聴者参加企画が講談社の幼児誌『おともだち』『たのしい幼稚園』の2誌の協賛で始まった。また最優秀作品賞受賞者の氏名はコンテストの結果発表回のエンディングで氏名がクレジットされる[注 247]。過去に行われた企画は以下のとおり。
- 2010年『ハートキャッチ』 - 「フェアリードロップドレスデザインコンテスト[76]」花咲つぼみのドレスデザインの企画。最優秀作品はデータカードダスでカード化もされた。
- 2011年『スイート』 - 「ラッキースプーンカップケーキデザインコンテスト[77]」南野奏が作るカップケーキのデザインの企画。最優秀作品は東京池袋のナムコ・ナンジャタウンで期間・数量限定で商品化もされた。
- 2012年『スマイル』 - 開催されず
- 2013年『ドキドキ』 - 「まこぴードレスデザインコンテスト[75]」剣崎真琴が着用するステージ衣装のデザインの企画。最優秀作品受賞者には実際に衣装を制作してプレゼントされた。
- 2014年の『ハピネス』から2016年の『魔法つかい』までは講談社幼児誌の協賛とは別に小学生以下の視聴者からプリキュアのイラストを募集し、採用作品を番組エンドカード(『魔法つかい』前期まで)、データ放送、朝日放送の番組サイトなどで紹介している。
- 2016年10月『映画魔法つかい』 - 映画作品では初めての参加企画として、みらい・リコ・モフルンが着る洋服のデザインコンテストを実施、グランプリ作品が劇中に登場した[78]。また各部門賞に入選した作品もエンドクレジット及び映画公式サイトで発表され、『なかよし』等の雑誌賞やプリティストア賞、Loppi賞に選ばれた作品は誌面に登場またはグッズ化された。
- 2017年10月『映画アラモード』 - 前年に続く形で、映画に登場するオリジナルのアニマルスイーツのデザインコンテストを実施、グランプリ作品が劇中に登場する。
オフィシャルショップ
2011年7月15日に東京駅構内の東京駅一番街にある東京キャラクターストリートに、初の常設オフィシャルショップ「プリキュア プリティストア」が開店した[79]。通常販売されている商品だけでなく、この店舗オリジナルのグッズの販売、一部通常販売商品の先行販売も行われている。基本的にオリジナル商品の開発は東映アニメーションが直接手がけ、店舗運営はエイチ・エヌ・アンド・アソシエイツが委託を受けて行っている[80][注 248]が、大阪本店に限りABCグループ内で版権・物販業務を行うABCライツビジネスも店舗運営に関わっている[81]。
常設店舗
- 大阪本店
- 東京店
- 東京駅一番街東京キャラクターストリート(東京都千代田区、東京駅構内、2011年7月15日 - )
- 2014年7月10日に現在の位置に店舗を移転拡大した。
- 東京駅一番街東京キャラクターストリート(東京都千代田区、東京駅構内、2011年7月15日 - )
- 福岡店
期間限定店舗
- キャナルシティオーパ(福岡市博多区、2012年7月6日 - 8月26日)[87]
- 大丸梅田店(大阪市北区、2012年7月25日 - 2013年1月)[87]
- 新宿マルイアネックス(東京都新宿区、2013年9月28日 - 11月21日)[88]
- ながの東急百貨店長野店(長野県長野市、2014年5月1日 - 7日)
- パセオ(札幌市中央区、JRタワー内、2016年4月13日 - 5月8日)[89]
- あべのキューズモール(2016年10月8日 - 31日)[90]
- 札幌パルコ(札幌市中央区、2017年12月23日 - 2018年1月8日)[91]
- HAPPY MAMA FESTA2018名古屋(2018年2月24日・25日)[92]
- 松本パルコ(長野県松本市、2018年4月20日 - 5月6日)[93]
- プリキュア15周年記念 なぎ♡ほのショップ(東京都渋谷区、Q's spot OMOHARA、2018年4月27日 - 5月27日)[94]
また、プリティストアとは銘打っていないものの、東日本放送が運営する仙台市のKHBプラザでも、2014年3月1日から23日までプリティストア限定商品などを扱った期間限定ショップ「KHBプリキュアショップ」の営業を実施[95]、以後毎年春の映画公開時期に合わせてプリキュアショップの営業を行っている[96][97]。映画公開時期にはT・ジョイなどの東映系列映画館でもプリティストア限定グッズの販売が行われることもある。
この他、井上商事が運営するスイーツパラダイスとのコラボレーションで「プリキュア プリティカフェ×SweetsParadise」を展開、2015年7月〜8月の池袋店を皮切りに、名古屋や大阪梅田など、順次全国の店舗でコラボメニューの販売を行っており[98]、2017年には『アラモード』の主題がスイーツであることから作品単独でのコラボレーションカフェも実施されている。
スタンプラリー
映画の公開記念として鉄道会社(大手私鉄・地下鉄)や商業施設・コンビニエンスストアでスタンプラリーやクイズラリーが開催されている。詳細を以下に挙げる。
関東地区の鉄道では2005年12月から2006年1月の冬休み期間中に、東京急行電鉄が『映画Max Heart2』公開記念として開催[99]し、その後2008年の夏休み期間中にも『映画GoGo!』のスタンプラリーを開催[100]。2009年の『映画フレッシュ』から[101]2012年の『映画スマイル』まで[102]は西武鉄道が夏休み期間中に「スマイルスタンプラリー」として開催。2010年の『映画ハートキャッチ』から2015年の『映画Go!プリンセス』までは横浜市営地下鉄が『DX3』以降のオールスターズシリーズを含め、映画公開に合わせる形で開催[103]。また、東京メトロが2013年の『映画ドキドキ』から2015年の『映画Go!プリンセス』までは夏休み期間中に、2016年の『映画魔法つかい』は映画公開前の10月にスタンプラリーを開催していた[104][105]。さらに2017年の『映画アラモード』では京浜急行電鉄においてスタンプラリーを開催している[106]。
関西地区の鉄道では2007年の『映画5』[107]2011年の『映画スイート』まで[108]、阪急阪神東宝グループの鉄道各社(阪急電鉄・阪神電気鉄道・能勢電鉄)にて夏休み期間中にシリーズ作品のスタンプラリーが行われていた[注 249]。ほかに2017年の『ドリームスターズ!』では京都市営地下鉄(京都市交通局)が桜スタンプラリーと銘打って開催している[109]。
関東・関西地区以外の鉄道でも行われており、2014年からは前述の「KHBプリキュアショップ」営業に合わせて仙台市営地下鉄でもスタンプラリーを実施している。
店舗では2012年よりイオングループ各社(イオン、ミニストップ、ワーナー・マイカル・シネマズ→イオンエンターテイメント(イオンシネマ))とローソンが共同でスタンプラリーキャンペーンを行っている[110][111]。当初はクロスオーバー映画とレギュラー映画双方で開催されていたが、2015年以降はレギュラー映画のみの開催となり、2016年は実施店舗がローソンのみとなる。また、イオンシネマでは映画公開時にクイズラリーが開催されている。また、2017年春の『ドリームスターズ!』ではプリキュア プリティストアのあるあべのキューズモールとあべのアポロ(きんえい)、天王寺動物園の阿倍野・天王寺地区3施設合同によるクイズラリー[112]を、2018年春の『スーパースターズ!』ではヨドバシ梅田(ヨドバシカメラ)にてQRコードを用いたモバイルスタンプラリー[113]をそれぞれ開催している。
脚注
注釈
- ^ 『ふたりはプリキュア』第1話(2004年2月1日放送)から『HUGっと!プリキュア』第8話(2018年3月25日放送・2017年度最終放送日)までは朝日放送名義、同作品の第9話(同年4月1日放送・2018年度初放送日)以降は朝日放送テレビ名義(認定放送持株会社移行に伴う商号変更並びに分社化のため)[1]。クレジット上のロゴは前者は「ABC」、後者は「ABC TV」。
- ^ 当時の朝日放送からアニメ事業を分社し、中間持株会社のABCフロンティアホールディングスの子会社として2016年7月1日に発足[2]。本シリーズには『魔法つかいプリキュア!』第22話(2016年7月3日放送)より制作参加。
- ^ 『魔法つかい』では「伝説の魔法つかい」、『アラモード』では「伝説のパティシエ」と位置づけ。『Go!プリンセス』でも「伝説のプリンセスプリキュア」と位置づけられているためこれに準ずる形となる。
- ^ 『ハートキャッチ』『ハピネス』『アラモード』では人間界のみで基本終始している。
- ^ 『魔法つかい』のみこれらのケースが一切該当していない。
- ^ 『スイート』のキュアミューズ(変身者は調辺アコ)、『ドキドキ』のキュアソード(同剣崎真琴)、『ハピネス』のキュアプリンセス・キュアハニー・キュアフォーチュン(同白雪ひめ・大森ゆうこ・氷川いおな)など。
- ^ 『GoGo!』のミルキィローズ(変身者は美々野くるみ)、『ドキドキ』のキュアエース(同円亜久里)。
- ^ 『アラモード』7人目のキュアペコリンはノーカウント(詳細は後述)。
- ^ 『無印』『Splash Star』『5』『スマイル』以外の作品。
- ^ 『ハピネス』のいおなと『Go!プリンセス』の天ノ川きらら / キュアトゥインクル。いおなはひめとの仲たがいにより加入を拒むが、のちに彼女と和解し第22話で仲間に加わる。きららは第4話でプリキュアに覚醒したが覚醒前に1回、覚醒後に1回、計2回も仲間になるのを拒否したが、続く第5話ではるかの熱意を感じ「はるはる(はるか)を助けたい」との考えに至り仲間に加わる。
- ^ 『5』の水無月かれん / キュアアクアと『HUGっと!』の輝木ほまれ / キュアエトワール。かれんは第5話で「生徒会長としてプリキュアになる」という考えだったため蝶(ピンキーキャッチュ)に拒否され覚醒できず落胆してしまうが、続く第6話で「みんなを守るためプリキュアになる」と考えを改めたため無事覚醒する。ほまれは第4話でミライクリスタルが現れ覚醒しかけるが、過去のトラウマがよぎりチャンスを逃してしまい、更に続く第5話で怪物オシマイダーの素体にされてしまったが、「もう一度、輝きたい!」という強い願いによってクリスタルが再び現れ、覚醒に至る。
- ^ a b 前節の「概要」で述べた通り「キュア」は英語で「癒す」「治す」を意味する。なので、プリキュアは怪物を「倒す」のではなく「『癒し』の力で浄化し元の物体へ戻す(=治す)」が妥当である。ただし、幹部や黒幕はこの限りではない(倒す場合もある)。
- ^ これに倣い『Max Heart』のシャイニールミナスは「ルミナス」、『GoGo!』のミルキィローズは「ローズ」と呼ばれる。
- ^ ただし、変身者に愛称や通称がある場合(『魔法つかい』のことは(みらいとリコに「はーちゃん」と呼ばれている)など)はこの限りでなく愛称や通称で呼ぶことはない。
- ^ 『フレッシュ』の「桃」園ラブ→キュア「ピーチ」、『Max Heart』の九条「ひかり」→「ルミナス」、『HUGっと』の「愛」崎えみる→「マシェリ」など。
- ^ 『無印』の2人以外では『ハートキャッチ』の来「海」えりか→キュア「マリン」・『Go!プリンセス』の「海」藤みなみ→キュア「マーメイド」(マリン=海産・マーメイド=人魚、両者とも海に関連性があるため)や『Splash Star』の日向「咲」→キュア「ブルーム」(ブルーム=花、花が「咲」く)と美「翔」「舞」→キュア「イーグレット」・キュア「ウィンディ」(イーグレット=シラサギ、シラサギが「翔」ぶ・ウィンディ=風、風が「舞」う)などが該当する。
- ^ 『ハピネス』の愛乃めぐみ→キュア「ラブリー」(好きな言葉)とゆうこ→「ハニー」(好物が蜂蜜)。『アラモード』のメンバー全員もそれぞれの好きなスイーツが元となっており、またパルフェに覚醒するキラ星シエルは好きな言葉でもある。
- ^ 『スイート』のアコ→「ミューズ」(ギリシャ神話のムーサイ)、前述のフローラ。
- ^ 『アラモード』のパートナー妖精「ペコリン」、『HUGっと』のルールー・「アムール」。また、『ドキドキ』第25話のキュアセバスチャン(四葉ありす / キュアロゼッタの執事を務めるセバスチャンが人工コミューンで変身した姿)もこれにあたる。テレビシリーズ以外だと『映画魔法つかい』のパートナー妖精「モフルン」も該当。
- ^ ブルーム・『ハートキャッチ』のブロッサム・フローラ→和訳すると「花」、ルミナス・『ハートキャッチ』のサンシャインとムーンライト・『スマイル』のサニー→同「光」(発光・日光・月光・太陽光)、ラブリー・マシェリ・アムール→同「愛」など。
- ^ 前者は有栖川(あ「りす」がわ)ひまり(キュアカスタードのモチーフはリスとプリン)、後者は「シエル」(フランス語直訳は「空」であるが、パルフェのイメージカラーである虹(色)が「アンカン『シエル』」と表現されているため)など。
- ^ これはサンシャイン覚醒前の第7話でデザトリアンにされた時にも現れていた。
- ^ しかし、声優はいずれも変わらない。
- ^ 「おー!わたし、プリキュアに変身しちゃったよ!ヒャッホー!イェーイ!」とはしゃいでいた。
- ^ 『ハートキャッチ』のマリン、前述のラブリーなど。
- ^ 『映画5』のダークプリキュア5、『ハートキャッチ』のダークプリキュア、『スマイル』のバッドエンドプリキュア、『ハピネス』のキュアテンダー(悪)など。
- ^ 『ハートキャッチ』の花咲薫子 / キュアフラワー、『ドキドキ』のキュアエンプレス、『Go!プリンセス』の先代プリンセスプリキュア、『アラモード』の古のプリキュア・ルミエルなど。
- ^ 『ドキドキ』の設定上キュアソードの前にプリキュアとなっていたトランプ王国のプリキュア、『ハピネス』の氷川まりあ / キュアテンダーや世界各国のプリキュア、『アラモード』のキュアペコリン(パートナー妖精のペコリンが物語最終盤で変身)など。
- ^ 『映画ハートキャッチ』のキュアアンジェ、『NewStage』シリーズ並びにクロスオーバー映画の坂上あゆみ / キュアエコー(映画限定の公式プリキュアで、作品によってはオールスターズに含まれる場合がある)、『映画 魔法つかい』のキュアモフルン(パートナー妖精のモフルンが一時的に変身)、『映画 アラモード』のキュアキラリン(詳細は「劇中のアクションや行動」を参照)。
- ^ ただし、キュアエコーのように作品によって扱いが分かれたり、場合によってはキュアモフルンもオールスターズに含まれる[12]など、制作サイドにおいても公式(オールスターズ)・非公式の判断が分かれることがある事に留意する必要がある。
- ^ リーダーにまつわるエピソードとして『5』第7話でのぞみたちがナッツに「リーダーは誰?」と問われるが、特に決めていなかったためのぞみが「生徒会長のかれんさんが適任」と推す。しかしかれんを含む4人は「最初に覚醒してみんなを募ったのぞみがやるべき」と逆に推し、彼女も「じゃあ、やっちゃおうかなー」と軽いノリでリーダーになる。このやり取りを見てナッツは不信感を抱いたが、5人の戦闘を見て「パルミエ王国を救う」という決意を感じ心を開くようになる。
- ^ 敵の策略により主人公が変身不能になった場合(『Go!プリンセス』第38話と第39話のはるか、『アラモード』第17話の宇佐美いちか / キュアホイップ)、チーム内で一番判断力や洞察力を持つ人物がリーダー代理として指揮を執っていた(前者はみなみ、後者は琴爪ゆかり / マカロン)。
- ^ ただし、舞は5年前まで舞台となる街(海原市)に住んでいたため咲とは面識はある。
- ^ 舞は咲、つぼみはえりかの助力。
- ^ ただし、作品によってはこの限りではない(『ハートキャッチ』のいつき(黄金色)と前述のマナ(だが、後者は青プリキュアに覚醒する菱川六花 / キュアダイヤモンドも書記を務めている))。
- ^ 他人に干渉しすぎなマナ、お嬢様ゆえ世間知らずなありす、人間界に無知な真琴、多少のことには動じず頑固な亜久里、4人がこんな性格のため。
- ^ りん、『スイート』の黒川エレン / キュアビート、みゆき・なお、みなみ(りんとなおはスポーツ万能、エレンはクール、みゆきはおとぎ話好き、みなみは才色兼備だが、5人ともお化けや幽霊などの怪奇現象に狼狽し、加えてなおは虫嫌いでもある。しかし、りんは『GoGo!』で克服し自らお化け役を担った)、こまち(おっとりさんだが好奇心旺盛で特に前述の5人がダメな怪奇現象に興味津々)、『フレッシュ』の蒼乃美希 / キュアベリー(冷静沈着だがタコが大の苦手)と祈里(動物好きだがフェレットだけは苦手であったものの、タルトによって克服)、『ハートキャッチ』のいつきと『HUGっと』の輝木ほまれ / エトワール(両者とも沈着冷静だがパートナー妖精を溺愛(前者はポプリ、後者ははぐたん))、『スイート』の南野奏 / キュアリズム(しっかり者だが、大のお気に入りであるネコの肉球を触ると我を忘れてしまう)、マナ(完全無欠だが隠し事などの一部が苦手な上に自覚のない音痴)、めぐみ(他人も気さくに接するが実はメサイアコンプレックス)・いおな(文武両道だが時折ツンデレやシスコンさを垣間見せる)、ひめとひまり(両者とも臆病かつ人見知りだが前者はファッションを、後者はスイーツを語らすと饒舌になる)、さあや(天使のように優しいが負けず嫌いで、そのモードに入ると威圧的な言動になる)など。
- ^ いつき(学校はおろか私服も白の学生服を着用)とあきら(長身のショートカットで服も男子っぽい)。しかし、いつきはサンシャイン覚醒後えりかに促されワンピースなどを着るようになり、また第49話(最終回)の終盤で女子の制服を着用しているが、クロスオーバー映画は学生服のまま。あきらもボーイッシュとはいえ女子らしさを垣間見せる時がある。また両者とも初見した主人公(前者はつぼみ、後者はいちか)が男子と勘違いして惚れてしまい、女子と知った時は酷く落胆するオチが描かれている(前者は第7話、後者は第6話)。
- ^ なぎさの「ありえな~い!」、ラブの「幸せゲットだよ!」など。
- ^ 美希の「あたし、完璧!」、奏の「気合のレシピみせてあげるわ!」など。
- ^ のぞみの「○○だもん!」「けって~い!」、みゆきの「ウルトラハッピー」(機嫌が良いとき)「はっぷっぷー」(不機嫌なとき)、はなの「フレフレ○○!」「めちょっく(めちゃショック)!」、ひめの「すごごごーい!」「そんなこと…あるけど!」、ひまりの「スイーツは科学です!」「説明します!」など。
- ^ こまちとかれん(ともに中3)、ゆり(高2)、みなみ(中2)、ゆかりとあきら(ともに高2)。
- ^ 美希、マナなど。
- ^ れいか、トワなど。
- ^ 誕生月までは明示されているが、具体的な誕生日は明らかにされていない。
- ^ どちらか言及されていない場合もある。
- ^ その中でもシエルは本文で説明した通り既に働いていた。
- ^ 例を挙げると『ハピネス』のひめは極度の臆病と人見知りで親友ができないでいたが、めぐみとゆうこが親友かつプリキュアになったおかげで社交的になり他人にもよく話すようになる。またいおなには自身のせいで姉・まりあが倒されたと敵視され自身も彼女におののき真実を話せずにいたが、彼女を助けたのを機に真実を話して和解し親友同士となっている。
- ^ 『5』シリーズのりんとかれん、『スイート』の響と奏、『Go!プリンセス』のきららとトワ、『アラモード』のゆかりとあきらなど。
- ^ 『魔法つかい』の十六夜リコ / マジカル。
- ^ 『フレッシュ』のせつな(旧称はイース)、『スイート』のエレン(同セイレーン・妖精名も同一)。旧称が敵幹部時の名前なので決別の意味を込めて。
- ^ 『ハピネス』のひめ(本名はヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ)、『Go!プリンセス』のトワ(同プリンセス・ホープ・ディライト・トワ)。ちなみに、トワは敵対時に「トワイライト」という偽名をつけられていた。
- ^ 『GoGo!』のくるみ(妖精名はミルク)、前述のエレン、『魔法つかい』のことは(同はーちゃん)、『アラモード』のシエル(同キラリン・フランス在住時より)。
- ^ 『Max Heart』のひかり(なぎさ・ほのかの2学年下)、『Go!プリンセス』のトワ(きららとクラスメイト)。
- ^ 例を挙げると『ドキドキ』の真琴は故郷であるトランプ王国では歯磨きの習慣が無かったため、自らが虫歯になるまで歯磨きそのものを知らなかった、などがある。一方で『GoGo!』のくるみや『スイート』のアコのように、初登場時点で既に暮らしに馴染んでいる例もある。
- ^ 『フレッシュ』のせつなと『HUGっと』のルールー(前者はラビリンス、後者はクライアス社に所属していた時は虚ろな瞳をしておりハイライトがなかった)、『Go!プリンセス』のトワ(耳がエルフのように尖っている)、『アラモード』のシエル(瞳のハイライトがキラリンと同じ星模様)。
- ^ 前者は『スイート』のアコ(メイジャーランド)、『ハピネス』のひめ(ブルースカイ王国)、『Go!プリンセス』のトワ(ホープキングダム)など、後者は『5』シリーズのかれん(由緒正しい家柄の出身で両親も著名な演奏家)、『ハートキャッチ』のいつき(明堂院流古武道及び明堂学園を運営)、『ドキドキ』のありす(四葉財閥)、『Go!プリンセス』のみなみ(海藤グループ)、『アラモード』のあおい(立神コンツェルン)など。
- ^ 最終回で産まれた。
- ^ 『ハートキャッチ』のえりか、『魔法つかい』のリコ。
- ^ 『無印』シリーズのほのか、『ドキドキ』のありすなど。
- ^ 『ハピネス』のめぐみ、『アラモード』のいちか。
- ^ 『Go!プリンセス』のメンバー全員。
- ^ 『5』シリーズのうらら、『ハートキャッチ』のゆり、『スマイル』のやよいなど。
- ^ 『Max Heart』のひかり、『GoGo!』のくるみ、『フレッシュ』のせつな、『スイート』のエレン、『ドキドキ』の真琴、『魔法つかい』のことはなど。
- ^ 『ハートキャッチ』のつぼみと祖母の薫子、『ハピネス』のいおなと姉のまりあが該当。また『ハピネス』には「アロ〜ハプリキュア」という双子の姉妹によるチームが存在する。
- ^ ただし、『ハピネス』の「ぴかりが丘」のみ作中の描写から東京都練馬区にあることが判明しており、また世界各地にプリキュアがいるという作品の性質上、実在の国名や都市名が多数出されている。
- ^ 例を上げると、『フレッシュ』の「四つ葉町」→同作品のテーマ及びモチーフでもある幸せの四つ葉のクローバー、『スイート』の「加音町」→(音楽用語の)カノン、『魔法つかい』の「津成木駅」→同作品のテーマである「つなぐ」など。
- ^ テレビシリーズでは『フレッシュ』第39話(沖縄)、『Max Heart』第34話および35話・『スマイル』第13話(京都)、同14話(大阪)、同第30話(世界各国)、『ハピネス』第28話(パリ、ハワイ)など。映画については「映画のコンセプト」の節を参照。
- ^ 『映画ドキドキ』や『アラモード』第32話など。
- ^ 『HUGっと』のキュアスタ(モチーフはInstagram。また、「キュアスタ映え」という流行語もあり、これも「インスタ映え」を捩っている)など。
- ^ 『スマイル』第16話にて高村光太郎の『道程』の一節が用いられているほか、『HUGっと』第2話でさあやがマザー・テレサの名言を座右の銘にしている。
- ^ しかも、第36話で自分はぬいぐるみであり妖精ではないと自身で否定している。
- ^ 『ふたり』シリーズ、『フレッシュ』のシフォン、『ハートキャッチ』、『スマイル』、『ハピネス』、『アラモード』など。
- ^ 『5』シリーズのココ(スピッツ)・ナッツ(リス)・ミルク(ロップイヤー)・シロップ(ペンギン)、『フレッシュ』のタルト(フェレット)、『スイート』のハミィとセイレーン(ネコ)、『ドキドキ』のシャルル(ウサギ)・ラケル(子犬)・ランス(小熊)・ダビィ(ネコ)、『Go!プリンセス』のパフ(イヌ)・アロマ(インコ)、『HUGっと』のハリハム・ハリー(ハムスター)など。
- ^ 『魔法つかい』のはーちゃん。
- ^ 『ドキドキ』のアイちゃん、『HUGっと』のはぐたん。
- ^ 人間に変身中はつけなくなるが一部例外もある(『スマイル』のキャンディ、『アラモード』のペコリンといちご山の長老など)。またキラリンはシエル時に語尾の代わりにフランス語を混ぜて喋る。
- ^ 同時に声色や名前も妖精時から変わることが通例だが、そのままの妖精も若干いる(『ドキドキ』のシャルル・ラケル・ランス、『Go!プリンセス』のパフとアロマなど)。声優まで変わるケースは現時点で『HUGっと』のハリー(妖精態が野田順子・人間態が福山潤)のみ。
- ^ オスは後述するので、ここではメスのみを挙げる。前者は『スマイル』のキャンディなど、中者は後述の4匹と『ドキドキ』のシャルル、後者は『Go!プリンセス』のシャムールなど。
- ^ 『GoGo!』のミルク、『スイート』のセイレーン、『魔法つかい』のはーちゃん、『アラモード』のキラリンの4匹で、このうちミルクとはーちゃんは覚醒前にプリキュアのサポート役を務めており、さらにミルクとキラリンは人間へ変身できることを秘匿していた。戻れなくなる妖精はセイレーンとはーちゃんだが、後者は『魔法つかい』第43話で偶発的に戻っていた。映画限定かつ無性別の妖精としては『映画魔法つかい』のモフルン(キュアモフルン)が該当し、非公式では『アラモード』のペコリン(キュアペコリン)が該当する。
- ^ 『5』シリーズのココ(小々田コージ)・ナッツ(夏)・シロップ(甘井シロー)。
- ^ 『GoGo!』のミルク、『アラモード』のキラリン。
- ^ 『アラモード』のシエルは空腹になるとキラリンに戻ってしまう性質も持っており、第24話では学校の教室において元に戻ったところを生徒に見られている。この性質はプリキュア時も例外ではなく、同話でパルフェから直接元に戻っている。ちなみにキラリンから直接パルフェへ変身も可能(第31話)であり、『映画アラモード』では偶発的にキュアキラリン(詳細は「劇中のアクションや行動」を参照)に変身している。
- ^ コージ・夏(ともにイケメン)・シロー(中学生)以降は人間では『スイート』の調辺音吉(アコの祖父)、『ハピネス』のブルー(地球の神)と相楽誠司(めぐみの幼なじみ)、『魔法つかい』の魔法学校の校長とリアン(リコの父)が、オスの妖精では『ドキドキ』のラケル・ランス、『Go!プリンセス』のアロマ(3匹とも小学生以下)、『HUGっと』のハリー(イケメン)などが該当する。
- ^ 前者は『アラモード』のリオ(妖精ピカリオ・キラリンの弟)、後者は『Go!プリンセス』のカナタ(トワの兄)。
- ^ 『ハートキャッチ』の謎の青年 / コッペ(つぼみの祖父・空に似た人物)、『ドキドキ』のジョー岡田 / ジョナサン・クロンダイク(トランプ王国の戦士かつマリー・アンジュ王女の婚約者)。
- ^ 『ハピネス』は「ノーマル変身」、『Go!プリンセス』は「モードプリティ」、『魔法つかい』は「ダイヤスタイル」(初期メンバー)が該当する。
- ^ このタイプは現状では『ハートキャッチ』のムーンライト、『Go!プリンセス』のメンバー全員、『魔法つかい』のミラクル・マジカル(サファイアスタイル)しか存在しない。
- ^ 例外として、ミューズが正体を明かす前の形態(黒ミューズ)はその秘匿のために全身を覆ったパンツスーツスタイルとなっており、『映画 魔法つかい』のキュアモフルンは元がぬいぐるみという無生物で性別がないという設定のため中性的な印象を持たせるべく、ボトムスがスカートではなくかぼちゃパンツになっている。
- ^ 前者は『無印』のブラック、『5』のドリーム、ローズ、ベリー、サンシャイン、メロディ(臍は隠れている)、マーメイド、後者はミラクル・マジカル・モフルン(サファイアスタイル)、エールが該当。
- ^ パッション、ハート・ダイヤモンド・ソード、スカーレット、ジェラート・パルフェの7名。
- ^ エコー、トゥインクル、パルフェ(ビスチェ型)、マジカル(トパーズスタイルを除く)とアムール(レオタード型)、エール(チアガール型)の6名。ちなみに、肩が隠れて袖がない人物は18名(ルミナス、マーチ、プリンセスなど)いる。
- ^ ただし『フレッシュ』の祈里→パイン、『スマイル』のあかね→サニー、『アラモード』のあきら→ショコラなど変身後もうなじあたりまでしか伸びない人物もいる。
- ^ 『フレッシュ』のパッション、『スイート』のメロディ・リズム、『ドキドキ』のハート・エース、『Go!プリンセス』のフローラ、『アラモード』のホイップ・パルフェなど。
- ^ 『ハピネス』『Go!プリンセス』『魔法つかい』(初期メンバー)が該当しそれぞれ設定に違いがある。『ハピネス』は各自個々のフォームがあり戦闘途中で変更可能だが、『魔法つかい』は2人一緒のスタイルに変身し双方違うスタイル(ルビーとトパーズなど)や戦闘途中でのスタイル変更は不可。『Go!プリンセス』では決め技発動時にモードエレガントに変身し、単独でも使用できるが複数の合体技もある。
- ^ ピンクと扱われる事が多い。
- ^ 黄色と扱われる事が多い。
- ^ a b 名乗りのセリフや精霊が放つ光の色から。
- ^ 雑誌記事やオブラゴン社の「プリキュア大辞典」など。
- ^ 扱いの便宜上黄色とされる事が多い。
- ^ 扱いの便宜上紫とされる事が多い。
- ^ クロスオーバー映画公式。
- ^ 扱いの便宜上赤とされる事が多い。
- ^ 扱いの便宜上緑とされる事が多い。
- ^ 1番目の覚醒者は前者がムーンライト、中者がミューズ、後者がソードである。
- ^ 登場順だとハニーが一番最後だが、第11話でブルーが「ゆうこはめぐみより少し前に覚醒した」と述べているため。
- ^ 『フレッシュ』のベリーと『ハピネス』のプリンセス(ともに青プリキュアだが前者は沈着冷静タイプ、後者は猪突猛進タイプ)、『5』シリーズのミントと『スマイル』のマーチ(ともに緑プリキュアだが前者は防御タイプ、後者は攻撃タイプ)など。
- ^ 『ドキドキ』のハートの変身では光に包まれているらしく、居合わせたイーラとマーモは手が出せなかった。
- ^ 変身してから倒すまでの全ての過程を一部のメンバーのみでこなした珍しい例として、『ハートキャッチ』第35話、『スマイル』第39話、『HUGっと』第10話および第20話がある。『ハートキャッチ』は他のメンバーが正体を知られてしまう危険があったため唯一単独行動していたゆりが、『スマイル』は突然のハプニングにより他のメンバーが変身アイテムを持っていない中ただ一人所持していたみゆきが、それぞれ他のメンバーが傍観する中単独での戦闘を行った。また『HUGっと』第10話は、はなのみ変身アイテムが作動せず、戦闘に加わることができなかったため、さあやとほまれの二人が戦う形となった(止めははぐたんが刺した)。同第20話はさあやとほまれが急用のため戦闘時に不在であり、はなが新たにプリキュアに覚醒したキュアマシェリとキュアアムールと共に戦った。
- ^ 全ての戦いが終わった後の後日談を除くと、『魔法つかい』第29話が当てはまる。主人公たちの夢の中を描いたものであり、劇中ではプリキュアに変身する描写こそあったものの、戦闘は行われなかった。
- ^ 『ドキドキ』のハートや『魔法つかい』のミラクルなど。
- ^ ただし、『アラモード』のアクションのみ例外であり、敵を投げ飛ばす時以外は基本的に徒手空拳は使用されず、「クリームエネルギー」と呼ばれる特殊な力を用いるスタイルとなっている。
- ^ 『ドキドキ』のハート→キュアハート・パルテノンモード(対プロトジコチュー)、『ハピネス』のラブリー→フォーエバーラブリー(対レッド)。
- ^ 『5』第49話(最終回)のドリーム→のぞみなど。
- ^ 『ハピネス』第1話のプリンセス→ひめなど。
- ^ ファントムが使う「エターナルゲージ」で世界各国のプリキュアたちがその姿で鏡へ封印される描写が多いため。ちなみにレッドも使うことができ、第48話でラブリーを除く3人とプリキュアの関係者である相楽誠司、妖精のリボン・ぐらさんが封印されていた。
- ^ 『GoGo!』第32話及び『スマイル』第11話では一寸法師のように小さくされたり、後者と同じく『スマイル』第38話及び『魔法つかい』第44話では幼児にされたりなど。
- ^ 『5』のピンキーキャッチュ、『スマイル』のスマイルパクト、『アラモード』のスイーツパクトなど。
- ^ 『ドキドキ』のエースの武器・ラブキッスルージュ(口紅がモチーフ)と同作品の全メンバーの強化武器・マジカルラブリーパッド(タブレットがモチーフ)、『ハピネス』のフォーチュンの変身アイテム・フォーチュンピアノなど。
- ^ 『フレッシュ』の初期メンバーはキュアスティックでパッションはパッションハープ(変身は全員リンクルン)、『Go!プリンセス』の初期メンバーはクリスタルプリンセスロッドでスカーレットはスカーレットバイオリン(同プリンセスパフューム)、『アラモード』の初期メンバーはキャンディロッドでパルフェはレインボーリボン(同スイーツパクト)など。
- ^ 『ドキドキ』の初期メンバーはラブリーコミューン・ラブハートアローでエースはラブアイズパレット・ラブキッスルージュ、『魔法つかい』の初期メンバーはモフルン・リンクルステッキでフェリーチェはリンクルスマホン・フラワーエコーワントなど。
- ^ 『スイート』の初期メンバーはベルティエでビートはラブギターロッド、ミューズはキュアモジューレ(変身は全員キュアモジューレ)など。
- ^ 『ハピネス』の初期メンバーはラブプリブレスでハニーはトリプルダンスハニーバトン、フォーチュンはフォーチュンタンバリン(変身はラブリー・プリンセス・ハニーの3人はプリチェンミラーでフォーチュンのみフォーチュンピアノ。ただし、フォーチュンも単独行動時は姉・テンダーのプリチェンミラーで変身し、ラブプリブレスを武器としていた)など。
- ^ 『ハートキャッチ』の初期メンバーはココロパフュームでサンシャインはシャイニーパフューム、ムーンライトはココロポット(武器はブロッサム・マリン・ムーンライトの3人はフラワータクトでサンシャインのみシャイニータンバリン。ただし、ムーンライトはつぼみたちの夢の中ではココロパフュームで変身していた)など。
- ^ 『Go!プリンセス』のプリンセスパフューム(初期メンバーは妖精アロマから与えられ、トワはトワイライト時に自ら入手)、『HUGっと』のプリハート(ルールー以外の4名は妖精ハリーから与えられ、ルールーは自らの願いにより具現化し誕生)。
- ^ フラワータクト・ラブプリブレス・リンクルステッキは例外。
- ^ 『GoGo!』のローズや『ドキドキ』のエース、『魔法つかい』のフェリーチェなど。
- ^ しかし、『ドキドキ』第25話で、セバスチャンがプリキュア支援用に作った「人工コミューン」をマーモに奪われ、マーモが「キューティーマダム」に変身するという、変型パターンはあった。
- ^ 『魔法つかい』はその派生として妖精が変身アイテムに変化しない、即ち「妖精自体をアイテムとみなして変身」というパターンである。
- ^ 『ふたり』シリーズ以外では『スイート』のメロディ・リズム、『魔法つかい』のミラクル・マジカルか該当する。
- ^ 武器も兼用のため。
- ^ 妖精ではなくプリキュア本人が決めることもあり、『魔法つかい』では第4話、当時「魔法学校」補習の身であったリコの「補習を受けてるプリキュアなんて伝説に傷が付く」という意向、『アラモード』では第12話で「恥ずかしい」「知られると面倒」などのプリキュアの意向によって、それぞれ正体を秘密にしている。
- ^ 『HUGっと』では第2話でハリーが「ヒーローは正体を隠す方がミステリアスでかっこいい」と述べており、危険性よりスター性を重きに置いている。
- ^ 中でも『ドキドキ』では財閥の令嬢であるありすが執事のセバスチャンに命じて、プリキュアに関する情報統制を行うという表現がなされている。
- ^ 『5』シリーズののぞみ、『スマイル』のみゆきなど。
- ^ 前者は『ドキドキ』のマナ→ハート(目撃者はありす(防犯カメラの映像より))や『Go!プリンセス』のはるか→フローラ(同みなみ)、後者は『アラモード』のホイップ→いちか(同あきら)や、『HUGっと』の初期メンバー(同えみる)など。ちなみに、目撃した4人は全員プリキュア(ロゼッタ、マーメイド、ショコラ、マシェリ)へ覚醒している。
- ^ 大概の場合は妖精から変身を促された結果プリキュアになる。例として『ドキドキ』の六花は第2話でマナが「あたし、プリキュアになった!」と言ってハートに変身したのを見て驚愕し、またお決まり通りラケルに続く第3話で変身を促される。さらにマナにも「六花も変身して!」とせがまれるが「ハートのようなヒラヒラの衣装はわたしには似合わない」と意地を張り固辞。その後、ハートのピンチを見て「マナを助けたい!」という思いが募り自身もダイヤモンドに覚醒した。
- ^ 作品ごとに若干の人数の違いはあるものの、基本的な組合せは、司令塔となる黒幕の側近1名と実戦担当2〜3名であり、このうち一人は女性となる。場合によってはプリキュアや妖精が属することもある。
- ^ 具体的には「プリキュアが持つ特殊なアイテムや情報を手に入れること」、「人間が持つ負の感情を増大させること」に分けられる。前者は『無印』から『GoGo!』まで及び『魔法つかい』(前半のみ)の主要パターンであり、後者は『フレッシュ』から『Go!プリンセス』までに見られるパターンである。『アラモード』はお菓子に宿るエネルギー(キラキラル)を集めることを目的とする特殊な例であり、『HUGっと』は先に挙げた2つの例をどちらも満たす珍しいものとなっている(『奪うアイテム』=ミライクリスタル、『負の感情の増大』=オシマイダー)。
- ^ 『5』のナイトメア、『HUGっと』のクライアス社。
- ^ 『GoGo!』のエターナル、『フレッシュ』の管理国家ラビリンスの人間界でのアジト・占い館。
- ^ 『Splash Star』のキントレスキーや『魔法つかい』のガメッツなど。
- ^ 『ドキドキ』のレジーナや『ハピネス』のファントムなど。
- ^ 『Splash Star』のダークフォール5戦士、『Go!プリンセス』のクローズとロック(クローズは衣装変更、ロックは最終形態)、『魔法つかい』の闇の魔法つかい一味(元になった動物でも登場)。
- ^ ダークフォールのトップであるアクダイカーンが実は虚像であり、彼をつくった幹部のゴーヤーンが真の黒幕である。
- ^ 『ドキドキ』の場合、トランプ王国の国王の体を乗っ取り、キングジコチューとして君臨していたプロトジコチューが真の黒幕である。『ハピネス』の場合、幻影帝国を統べるクイーンミラージュが実は傀儡首領であり、彼女を操った側近のディープミラーかつその正体であるレッドが真の黒幕である。
- ^ 魔法界に君臨していたドクロクシーが浄化されクシィ(故人)へと戻り昇天し消滅するが、ナシマホウ界(人間界)で終わりなき混沌のデウスマストが現れる。
- ^ 黒幕であるノワールが、野望達成のために自身が作り出した分身・エリシオに反旗を翻され、立場が逆転した。
- ^ 『ハピネス』はクイーンミラージュの洗脳解除と同時に幻影帝国も占拠前のブルースカイ王国へと戻ったため、レッドがかつて守護していた惑星レッドへと移す。『魔法つかい』はドクロクシーが消滅し残党も殉職したため拠点そのものが崩壊。
- ^ 戦闘はあるが倒されてはいない。
- ^ 『無印』において一旦倒されたジャアクキングが続編の『Max Heart』において、バルデスという仮の姿で行動していた。
- ^ ディスピアが消滅する寸前に、体内に吸収したクローズにパワーを託した。
- ^ 『スイート』のノイズ、『スマイル』のピエーロ、『ドキドキ』のプロトジコチューなど。
- ^ 『無印』シリーズのジャアクキング、『魔法つかい』のデウスマストなど。
- ^ 『フレッシュ』のメビウスが該当する。
- ^ 「黒幕や同胞に粛正される」(『無印』のイルクーボ、『5』のブラッディなど)や、「倒されなかったが改心しないで撤退する」(『ドキドキ』のイーラ・マーモ・ベール、『Go!プリンセス』のクローズ、『魔法つかい』のヤモー、『アラモード』のグレイブ)といった例外もある。
- ^ 『フレッシュ』のイース、『スイート』のセイレーン、『Go!プリンセス』のトワイライト、『HUGっと』のルールーの4名。
- ^ 『Splash Star』の霧生満と霧生薫、『フレッシュ』のウエスターとサウラー、『ドキドキ』のレジーナなど。
- ^ 特に放送3クール目末期〜4クール目(第39話前後)にかけて退場となった場合は新規幹部の加入はほぼ無い。
- ^ 「私用」は『5』のガマオ(アルバイトの最中に出くわす)と『スマイル』のマジョリーナ(人間界に落とした自身の発明品を探す展開が時折見られる)、「憂さ晴らし」は『GoGo!』時代のブンビーと『Go!プリンセス』のシャット(上官や同僚に冷遇されるため)。
- ^ 『無印』第8話のゲキドラーゴや『GoGo!』第9話のブンビーなど。
- ^ 『Go!プリンセス』ではこれに加え「人間界のメンバーも主人公の元を離れる」という要素が含まれている。また『魔法つかい』では帰郷後に人間界へ再来訪している。
- ^ 具体的には人間界のみらいと異世界のリコの出会いによってぬいぐるみのモフルンが妖精兼変身アイテムに変化したため。リコが人間界へ再来訪後は能力が復活しプリキュアにも変身させている。
- ^ これより前の『ハートキャッチ』では、エピローグラストシーンに「ココロパフューム」を持ってプリキュア4名の写真を見つめている少女が映されたが、映像ではその少女が何者なのかは語られていない。
- ^ 『NewStage3』ではプリキュアたちの将来の姿が描かれているが、マアムによって夢の中に閉じ込められた状態で表現されているため、プリキュア達は成長していない姿のままである。『春のカーニバル』ではいくつかの作品の後日談が描かれているが、各作品と同様にテレビシリーズ終了直近の後日談となっている。
- ^ 『ハートキャッチ』では最後に高校に進学したつぼみ達や大学に進学したゆりについて多少触れられている程度で、『フレッシュ』『スイート』は全編中学3年次のラブや響たちについて書かれている。これは『プリキュアオールスターズ』という枠組みがある関係上、進学以降の将来の話を作ることが出来ないという制約があるため、と『スマイル』の小説を執筆した小林雄次が発刊時のトークショーで明かしている。ただし、小林はそれを逆手に取り、小説では中学卒業を控えたみゆきたちが復活したジョーカーの策略によって仮初めの時空に入ったという形で、テレビシリーズから10年後のそれぞれの生活を書いている。また、『映画Go!プリンセス』の中編作品『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』のその後を書いた『花とレフィの冒険』では、大人になったはるかたちの様子が書かれている。
- ^ 『魔法つかい』はみらいとリコが該当し、ことははもとがフェアリーのためほぼ中学生時代の容姿である。
- ^ ことはの魔法でみらいとリコが戻る。
- ^ 例外として『映画アラモード』では前作の『魔法つかい』のプリキュアとモフルンがカメオ出演という形で登場するクロスオーバー要素を持ち合わせている。
- ^ メインタイトルは『HUGっと』『無印』のみが併記されているが、他のプリキュアも総出演する『プリキュアオールスターズ』となることが発表されている。
- ^ ただし『フレッシュ』以前の11人と妖精たちは前年(2008年)のシリーズ5周年記念の一環として上映された『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』(『映画GoGo!』と同時上映)ですでに共演し面識はあるが、『DX』ではプリキュアたちのみ初対面の設定に改められている。
- ^ ただし『魔法つかい』のモフルンは「みらいのぬいぐるみが妖精になった」という設定上、初登場の『奇跡の魔法』では先輩妖精と知り合いになっていた事は無い。
- ^ 例えば、『ハートキャッチ』などの「主人公プリキュア以前にもプリキュアが存在していた」作品で、先輩プリキュアを見るなり「自分以外にもプリキュアがいた」と驚いたり、また『ドキドキ』の妖精シャルルは、テレビシリーズでは「弟妖精のラケル・ランスと共に、産まれてすぐ地球に来た」という設定だが、『NewStage2』では「『スマイル』のキャンディとは妖精学校での旧友」となっている、など。
- ^ 『DX2』・『DX3』・『春のカーニバル』での花咲薫子(『ハートキャッチ』、元キュアフラワー)と『NewStage2』と『春のカーニバル』での坂上あゆみ(クロスオーバー公式プリキュアのキュアエコー)。この他『DX2』で、当時キュアムーンライトへの変身能力が失効中だった月影ゆりと、キュアサンシャイン覚醒前の明堂院いつき(以上『ハートキャッチ』)が、「フェアリーパーク」の観客役で登場している(モブキャラに後のプリキュアがいるというのはこれが唯一)
- ^ 登場する敵キャラは原則として「最終的に改心した」だが、『NewStage3』では日向咲の夢の場面に、テレビシリーズでは全員倒された「ダークフォール」戦士(カレハーンを除く4名)が来店客役で登場、また『春のカーニバル』では『ドキドキ』の回想場面で、テレビシリーズでは倒されなかったが改心しなかったイーラ・マーモ・ベールが登場している。
- ^ 前者は『フレッシュ』から『スマイル』までの17人のプリキュア達が中心で、後者は『ドキドキ』から『魔法つかい』までの15人のプリキュア達が中心。
- ^ 『映画スイート』(メイジャーランド)と『映画魔法つかい』(魔法界)が該当。
- ^ 横浜市みなとみらい21地区(『DX』『NewStage』)とフランス・パリ(『映画ハートキャッチ』『映画アラモード』)が該当。『DX2』と『DX3』も現実世界が舞台になっている。また、『スーパースターズ!』では、はなの幼少期の回想シーンではあるが、アイルランド・ダブリンも舞台として用いられている。
- ^ デューンはサラマンダー男爵の回想場面、イーラたちはマナの夢の場面に、いずれも台詞無しで登場しているため台詞があったのはブンビーのみ。ただしブンビーはテレビシリーズでは「エターナル」メンバーだが、映画ではムシバーンの配下として登場していた。
- ^ 前者は『映画ハピネス』のブラックファング、後者は『映画Go!プリンセス』のウォーブ。
- ^ 『映画フレッシュ』のウサピョン(テレビシリーズ第26話登場)、『映画ハピネス』のジーク(テレビシリーズ第34話に白雪ひめの妄想場面で登場)、『映画アラモード』のジャン=ピエール・ジルベルスタイン(テレビシリーズ第22話のキラリンの回想場面および第37話登場)が該当。
- ^ 『映画フレッシュ』の「おもちゃの国の国民」(テレビシリーズ第35・45・47・最終回登場)、『映画ハートキャッチ』のサラマンダー男爵とオリヴィエ(テレビシリーズ第48話に月影博士の回想場面で登場)、『映画ハピネス』のつむぎ / 織原つむぎ(テレビシリーズ最終回エピローグで登場)、『奇跡の魔法』のソルシエールと『映画魔法つかい』のクマタ(ともにテレビシリーズ最終回の魔法界で登場)が、『映画アラモード』のジャン=ピエール・ジルベルスタインと「クック(映画の敵キャラ)に似た少女」(テレビシリーズ第48話にプリキュアにキラキラルを与えて励ます場面で登場)該当する。
- ^ 同時にこれは、各作品におけるタイトル上に「ふたり」や「5」の人数を示す数字が含まれていたため、プリキュアと名乗れるキャラクターをそれ以上増やせなかった問題でもある。
- ^ また、『映画ドキドキ』では2017年現在、シリーズ唯一となる出血シーンが描かれていた。
- ^ カレンダーなどの出版物のイラストにおいては描かれている。また、サブキャラや敵キャラはこの限りではない。
- ^ 田野アサミ(『スマイル』日野あかね役、音楽ユニットBOYSTYLE解散後タレント・女優に転身)、美山加恋(『アラモード』宇佐美いちか役、子役出身の女優)、福原遥(『アラモード』有栖川ひまり役、子役出身のタレント・女優)の3名(2017年現在)。また、プリキュアシリーズの主題歌歌手経験者で歌手活動と並行して声優活動も行っている宮本佳那子(『ドキドキ』剣崎真琴役)や、宝塚歌劇団で男役を演じ退団後しばらくしてから声優に転じた森なな子(『アラモード』剣城あきら役)の2名はこの類例に近いと言える。
- ^ 特に悪のプリキュアや先代のプリキュアといった非公式のプリキュアを演じた後に正式なプリキュア役に起用された声優もおり、『映画5』でダークドリームを演じた西村ちなみが『スマイル』の青木れいか役、同映画でダークレモネードを演じた釘宮理恵が『ドキドキ』の円亜久里役[31]、『Go!プリンセス』でチエリ / 先代キュアフローラを演じた藤田咲が『アラモード』の琴爪ゆかり役[32]に、それぞれ選ばれている。
- ^ 『月刊アニメージュ2014年12月号増刊 ハピネスチャージプリキュア!特別増刊号』に掲載された『ハピネス』の悪役キャスト座談会[33]において、フープ・霧生薫(後期)・ホッシーワを演じた岡村明美は「一度プリキュアシリーズでレギュラーをやると二度とプリキュアシリーズに出られない」と信じており、再登板できたことを歓喜する言葉を述べている。そのことを2015年現在、映画版を含めて6作品に出演している子安武人は「それは都市伝説だよ」と述べている。
- ^ ただし、歴代サブキャラ・歴代敵キャラ(改心した敵キャラ、改心もせず退却した敵キャラ)・歴代映画キャラに関しては、一部を除き『DX』シリーズで担当するのみで、それより前の短編作『ちょ〜短編』やそれ以降の『NewStage』シリーズ以降の作品では、声優が重複してもこれらのキャラには一切台詞が無い。
- ^ 『Splash Star』は12月、『5』シリーズは11月、『フレッシュ』以降は10月に上映される。
- ^ 「花」は咲が変身するブルーム、「鳥」は舞が変身するイーグレット、「風」は舞が変身するウィンディ、「月」は咲が変身するブライトである。
- ^ 企画では「こまちとかれんを卒業させて新たなメンバーでいくのは?」という案もあったが、鷲尾が「この5人だからこそ『プリキュア5』である」との見解を示したため、このメンバーが維持される。
- ^ 『5』の敵組織はナイトメア、『GoGo!』はエターナル。
- ^ 『ふたり』シリーズと『5』シリーズのプリキュア9人とルミナス、ローズはすでに『ちょ〜短編』で共演しているが、本映画では初対面の設定に改められている。
- ^ 2018年現在、本格的に登場している作品は『NewStage』『NewStage3』『奇跡の魔法!』の3作品である(『NewStage2』『春のカーニバル♪』『みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ』『ドリームスターズ!』『スーパースターズ!』では登場していないが、あゆみ自身は『NewStage2』と『春のカーニバル♪』に脇役として登場している)。なお、初出である『NewStage』ではパートナー妖精はいなかったが、『NewStage3』では妖精のグレルとエンエン(『NewStage2』で初登場した妖精)がキュアエコーのパートナー妖精となった。
- ^ プリキュアの秘密を探ろうとする女性・増子美代の登場(オリジナルは『5』シリーズの増子美香)、ひめとまりあの設定(前者は『ハートキャッチ』のえりか、後者は同ゆり)や舞台が人間界のみ(『ハートキャッチ』と同設定)など。
- ^ そのため、ひめは「異世界の王女」には含まれない。
- ^ ここで言う主人公たちとは『DX3』でピンクチームに所属していた6人(ブラック・ブルーム・ドリーム・ピーチ・ブロッサム・メロディ)とハッピー、ハート、ラブリーを指す。
- ^ 本来は2番のため映画用にアレンジされている。
- ^ なお、『DX』『NewStage』シリーズとは違い複数部構成には含まれていない。
- ^ ただしこのペナルティはあくまで魔法つかいに課せられているものであり、プリキュアに関しては従来の作品と同じく特に設定がないとみられる。
- ^ 前作『春のカーニバル♪』と同じく『DX』『NewStage』シリーズのような複数部構成には含まれていない。また『NewStage3』以来となるキュアエコーが同作品に登場している。
- ^ 後に登場したキラ星シエル(キラリン) / キュアパルフェでプリキュアの人数は丁度50人となった(さらに『HUGっと!プリキュア』のメンバーたちを含むと丁度55人で、クロスオーバー映画オリジナルのキュアエコーを含むと56人)。
- ^ なお、第12話から登場していたキラキラルをうばう存在の幹部・ジュリオ(黒樹リオ)は第22話でキラリンの双子の弟・ピカリオ(リオ)である事が判明する。
- ^ プリキュアオールスターズにて換算されるプリキュア・戦士を指す。正式な人数として計算されていないものは除外。補足もしないため、それ以外の戦士は各項目を参照。
- ^ ただしこの数値はあくまで年間4期を累計した通期決算の数値であるため、2月に放送開始する本シリーズの作品毎の正確な数値を表すものではない。
- ^ 第16話以降
- ^ 第23話まで
- ^ 後期のみ
- ^ 555回を除き100回単位。
- ^ 『NewStage』からは、オールスターズ映画のみデータカードダスプレゼントが廃止された。また2014年上映の『映画ハピネス』では、データカードダスに代わり25万名限定で「映画特製オリジナルプリカード」が大人も含めた全観客にプレゼントされた。
- ^ 本編は各局とも全てノーカットだが、冒頭の「東映マーク」(荒磯に波)と「東映アニメーションマーク」(『長靴猫シリーズ』のペロ)は東映チャンネルとテレ朝チャンネル1ではそのまま放送し、アニマックスではカット。また東映チャンネルでは途中CMは無いが、テレ朝チャンネル1とアニマックスでは途中CMが放送される。なおレギュラーシリーズ映画の内、ミラクルライトを使用した『映画5』以降の作品では、プロローグ前の「ミラクルライトの使用解説」は原則としてそのまま放送する(『映画ハートキャッチ』は「解説」が無いので除く)。
- ^ 特記の無いものを除き、原則として各作品が公開された時点までに登場済みおよび変身能力を有するプリキュアを指す。
- ^ 『スイートプリキュア♪』のキュアリズムまで。
- ^ 同作品が初出となるキュアエコーも含む。声付き出演はエコーを含めて18人。
- ^ 声付き出演は16人。
- ^ 『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアハニーは声なしでの登場。また、前々作『NewStage』以来となるキュアエコーも登場するが、公式のカウントには含まれていない。声付き出演はエコーを含めて25人。
- ^ 声付き出演は19人。
- ^ 前々作『NewStage3』以来となるキュアエコーも含む。声付き出演はエコーを含めて26人。
- ^ 『アラモード』・『魔法つかい』・『Go!プリンセス』の公開時点までに登場済のメンバーが登場。
- ^ シールは全国合計30万枚限定。
- ^ 『HUGっと!』・『アラモード』(『ドリームスターズ!』では未登場だったキュアパルフェを含む)・『魔法つかい』の公開時点までに登場済のメンバーが登場。
- ^ 55人全員が声付きで登場予定。
- ^ 『魔法つかい』までのテレビシリーズのプリキュアのみ登場。
- ^ 双方とも『映画ハートキャッチ』では行っていない。また『映画ドキドキ』と『映画ハピネス』は「ラストのダンスシーン」はあるものの、解説は行っていない。
- ^ 『ドキドキ』のジョー岡田(ジョナサン・クロンダイク)が王子役という関係上、白雪姫役は『ハピネス』の白雪ひめ(キュアプリンセス)ではなく、『ドキドキ』の円亜久里(キュアエース)。
- ^ 『スマイル』の佐々木なみえ・尾ノ後きよみ(こびとのくつや)、『ドキドキ』のジョー岡田(ジョナサン・クロンダイク)(しらゆきひめ)、『ハピネス』の相楽誠司・愛乃かおり(くるみわりにんぎょう)。
- ^ 『5』シリーズのブンビー(きんのがちょう)、『ハートキャッチ』のサソリーナ(にんぎょひめ)、『ドキドキ』のイーラとマーモ(しらゆきひめ)。
- ^ 『NewStage』シリーズのキュアエコーも含む。
- ^ 2016年の『魔法つかい』の場合、愛知公演(豊田市民文化会館)=メ~テレ・東映、広島公演(広島文化学園HBGホール)=プリキュアミュージカルショー上演委員会・広島ホームテレビ、など。
- ^ 48kHz(『魔法つかい』は88.2kHz)/24bit、FLAC形式(e-onkyo musicのみWAV形式でも配信)
- ^ 例として『ハピネス』のゆうこが歌う「しあわせごはん愛のうた」や『アラモード』の「sweet etude」シリーズのタイトル曲などがある。
- ^ 『映画Max Heart』の「心のチカラ」(工藤静香/ポニーキャニオン)、『映画Max Heart2』の「ギャグ100回分愛してください」(Berryz工房/ピッコロタウン)、『春のカーニバル♪』の「イマココカラ」(モーニング娘。'15/ゼティマ)が該当する。『映画Go!プリンセス』の「KIRA KIRA」(Every Little Thing)はavex traxのみから発売されたが、プリキュアとのタイアップ仕様となっている。また、『映画魔法つかい』の「正しい魔法の使い方」(渡辺麻友/ソニー・ミュージックレコーズ)についてはシングルリリースはなく、映画サイズ版が映画公開時に配信リリースまたはマーベラスから発売されたサウンドトラックに収録、フルサイズ版が2017年12月発売の渡辺の1stアルバム『Best Regards!』に収録されている。
- ^ 『フレッシュ』、『ハートキャッチ』、『映画 プリキュアオールスターズ』シリーズは藤澤健至、水谷広実による劇伴も存在する。
- ^ 『DX3』のDVD・BDはTCエンタテインメントが販売元となっているが、今回の『DX3』が収録されているBD-BOXはポニーキャニオンが販売元となっている。
- ^ 『映画スイート』『映画スマイル』のエンディングはいずれもエンドロールで流れる「心の歌」「きみという未来」の映像を収録。
- ^ 「夢は未来への道」「魔法アラ・ドーモ!」は全バリエーションを収録。
- ^ 第25話よりプリンセスフォームへ変更。
- ^ この時点では真琴=ソードと伏せられていたため。
- ^ フラッシュ映像はそのままで、初期メンバーの位置が変わりエースが追加される。
- ^ メッセージ終了後もBパートのみ。
- ^ 提供テロップ後に『5』の予告イラストが挿入されるため。
- ^ 通常は素顔で登場だが、『ハピネスチャージ』と『アラモード』では変身後で登場、また『魔法つかい』のことは(キュアフェリーチェ)は、「はーちゃん」(バブバブ期)として登場。
- ^ 『アラモード』のペコリンのみ、プリキュア(キュアペコリン)として登場。
- ^ 『ハピネスチャージ』のブルー・相楽誠司・増子美代・キュアテンダー(氷川まりあ)、『Go!プリンセス』の七瀬ゆいと一条らんこ、『アラモード』のいちご山の長老。
- ^ 『スイート』のピーちゃん(ノイズ)、『ドキドキ』のレジーナ、『ハピネスチャージ』の「幻影帝国」構成員(クイーン・ミラージュとファントムは、それぞれ素体であるミラージュと妖精のファンファンとして)、『Go!プリンセス』のシャットとクロロ(ロック)、『アラモード』のピカリオ/リオ(ジュリオ/黒樹リオ)。
- ^ 『ドキドキ』では受賞者の氏名はエンディングでクレジットされなかったが、受賞者並びに受賞作品は該当回放送前に事前に発表されており、他の入賞作品と合わせて朝日放送の番組サイト[75]に掲載された。
- ^ エイチ・エヌ・アンド・アソシエイツはプリティストア東京店と同じく東京キャラクターストリートにあるテレビ東京のオフィシャルショップ「テレ東本舗。」や「なめこ市場 東京本店」「N-SPOT」の運営も行っている。
- ^ 平成仮面ライダーシリーズ(『電王』から『オーズ』まで)と共同開催である。
出典
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外部リンク
- 公式ポータルサイト
- プリキュアガーデン - 東映アニメーション運営のプリキュアシリーズのポータルサイト
- プリキュア15周年公式サイト - 東映アニメーションによる記念サイト
- プリキュア15周年公式 (@precure_15th) - X(旧Twitter)
- プリキュア15周年公式 (@precure_15th_anniv) - Instagram
- プリキュア15周年公式サイト - 東映アニメーションによる記念サイト
- ABCプリキュアBOX! - 朝日放送(ABC)運営のプリキュアシリーズのポータルサイト
- プリキュア公式YouTubeチャンネル - YouTubeチャンネル
- プリキュアシリーズ映画公式アカウント (@precure_movie) - X(旧Twitter) 『映画魔法つかい』より運用を開始し、新作に合わせてアカウント名称が変わる。
- プリキュアライブ (@precure_live) - X(旧Twitter) マーベラスによるプリキュアシリーズの楽曲関連のアカウント。
- キュアスタ (@precure_curesta) - Instagram 開設当初は『アラモード』のアニマルスイーツ紹介アカウント(precure_alamode_animalsweets)として開始、『HUGっと』開始に合わせてアカウント名を変更し作品公式アカウントに変更。
- プリキュアガーデン - 東映アニメーション運営のプリキュアシリーズのポータルサイト
- バンダイナムコグループのプリキュア製品関連サイト
- バンダイのプリキュアおもちゃサイト - バンダイの玩具情報サイト。その年の作品のページがトップページに表示され、過去作品はアーカイブページとして残されている。
- プリキュアーツ! - バンダイコレクターズ事業部公式サイト「魂ウェブ」内にある、プリキュア関連フィギュア(S.H.Figuarts等)の情報ページ。
- プリキュア食玩公式/バンダイ キャンディ (@PrecureShokugan) - X(旧Twitter) バンダイキャンディ事業部の運営によるプリキュアシリーズの食玩情報専門アカウント。
- プリキュア家庭用ゲーム・ゲーム総合サイト - バンダイナムコエンターテインメントのゲーム総合サイト。
- プリキュア プリティストア関連サイト
- プリキュアプリティストア
- プリキュアプリティストア(あべのキューズモール)
- プリキュア プリティストア(阪急三番街) - ウェイバックマシン
- 女の子たちの憧れヒロイン♥プリキュアプリティストア - 阪急電鉄が運営する「ブログdeバーチャル駅長」のページ内の紹介記事。
- プリキュア プリティストア(阪急三番街) - ウェイバックマシン
- プリキュア プリティストア(東京駅一番街)
- プリキュア プリティストア(福岡パルコ)
- プリキュアプリティストア (@pps_as) - X(旧Twitter)
- プリキュア プリティストア (974204066002612) - Facebook
朝日放送→朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系列 日曜8:30 - 9:00 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
明日のナージャ
(2003年2月2日 - 2004年1月25日) |
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