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世界名作童話 おやゆび姫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界名作童話 おやゆび姫
The Thumbelina[1]
監督 芹川有吾(「演出」名義)
脚本 大藪郁子
原作 ハンス・クリスチャン・アンデルセン(『親指姫』)
製作 今田智憲
有賀健高見義雄(企画)
ナレーター 岸田今日子(「ゲコオ」と兼任)
出演者 杉山佳寿子
宮城まり子
小原乃梨子
音楽 菊池俊輔
撮影 千蔵豊鳥羽亮一
製作会社 東映動画
配給 東映
公開 日本の旗1978年3月28日
上映時間 64分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 6億4751万円[2]
前作 世界名作童話 白鳥の王子
次作 龍の子太郎
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世界名作童話 おやゆび姫』(せかいめいさくどうわ おやゆびひめ、英語表記:The Thumbelina[1])は、1978年3月18日公開の「東映まんがまつり」内で上映された、東映動画製作によるアニメーション映画。カラー。64分。

キャッチコピーは「ちいさなちいさなおやゆび姫の大きな旅」。

概要

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ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の「親指姫」をアニメ化した作品。アンデルセン原作の東映長編アニメは、1968年春の『アンデルセン物語』(長編アニメ版)、1975年春の『アンデルセン童話 にんぎょ姫』、1977年春の『世界名作童話 白鳥の王子』に続いて4作目[注 1]

キャラクターデザインは漫画家手塚治虫が担当、手塚の東映長編アニメ製作参加は1963年12月公開の『わんわん忠臣蔵』以来15年振り。また、手塚の推薦で、かつて虫プロダクションに所属していた中村和子が作画監督補佐を担当している。

当時のポスターでは今回の「まんがまつり」を「まんがまつり初めてのオール新作大行進!」というキャッチコピーで宣伝していた[3]が、実際は『ダンガードA』のみ副題は添えているもののTVブローアップ版であり、「オール新作」ではない。

声の出演

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スタッフ

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  • 原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン(『親指姫』)
  • 製作:今田智憲
  • 企画:有賀健高見義雄
  • 製作担当:横井三郎
  • 脚本:大藪郁子
  • 演出:芹川有吾
  • キャラクターデザイン:手塚治虫
  • 画面構成:角田紘一
  • 作画監督:木野達児
  • 作画監督補佐:中村和子
  • 美術:福本智雄
  • 音楽:菊池俊輔
  • 原画:角田紘一、阿部隆、金山通弘 的場茂夫、森英樹、小川明弘、高橋信也、湖川滋、坂本雄作、大工原章
  • 動画:坂野隆雄、石山毬緒、小林敏明、金山圭子、服部照夫、薄田嘉信、広田全、田村晴夫、山田みよ、関野郁子、長沼寿美子 布告文、草間真之介、高野登、森本和枝、円山智、谷沢豊、新田敏夫
  • トレース:入江三帆子、奥西紀美代、黒沢和子
  • 彩色:吉村和子、村田邦子、関口好子、宮城邦子
  • ゼログラフ:酒井日出子、茂木明子
  • 特殊効果:佐藤章二、林富喜江
  • 仕上検査:森田博、新納三郎
  • 背景:下川忠海、襟立智子、勝又激、松本健治、田中資幸
  • 切り絵:阿久津文雄
  • タイトルバック:土田勇
  • 記録:伊達悦子
  • 仕上進行:平賀豊彦
  • 美術進行:鳥本武
  • 演出助手:大谷恒清
  • 製作進行:佐々木章
  • 撮影:町田賢樹、池田重好
  • 編集:千蔵豊、鳥羽亮一
  • 録音:神原広己
  • 音響効果:伊藤道広 (E&M)
  • 録音スタジオ:タバック
  • 現像:東映化学

挿入歌

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全て、作詞:武原悦子 / 作曲:菊池俊輔

推薦

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同時上映

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映像ソフト

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  • 1988年にビデオソフト化(VHS)されたが廃盤、現在はDVD化はされていない。

脚注

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注釈

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  1. ^ ただし『アンデルセン物語』は、話の中にアンデルセン原作童話を挿入する形式の作品であるため、単一原作作品では『にんぎょ姫』・『白鳥の王子』に次いで3作目となる。

出典

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  1. ^ a b c 「東映動画 長編アニメ大全集 下巻」(徳間書店)301頁 1978年
  2. ^ 「1978年邦画四社<封切配収ベスト5>」『キネマ旬報1979年昭和54年)2月下旬号、キネマ旬報社、1979年、124頁。 
  3. ^ 「日本特撮映画アドCOLLECTION」(徳間書店)83頁 2000年

参考文献

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  • 「手塚治虫劇場」(エスクァイアルジャパン)55頁 1997年(第2版)

外部リンク

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関連項目

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