「沖縄タイムス」の版間の差分
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*2015年(平成27年)、本紙と琉球新報の県内大手2紙が[[偏向報道]]体質であると主張する一部の沖縄県民により、「[[琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会]]」が設立された<ref name="sankei20151124">[http://www.sankei.com/premium/news/151124/prm1511240011-n5.html 沖縄2紙を正す会の我那覇真子さん講演詳報 「移設反対意見書は工作活動の後押し」] [[産経新聞]] 2015.11.24</ref><ref name="sankei20150807">[http://www.sankei.com/entertainments/news/150807/ent1508070021-n1.html 「朝日は『沖縄の新聞はうらやましい』と思っている」 百田尚樹氏が沖縄2紙を痛烈批判 都内の集会で] [[産経新聞]] 2015.8.7</ref>。また、[[放送作家]]の[[百田尚樹]]<ref name="sankei20150807"/>、沖縄で4年間生活した[[産経新聞]][[編集委員]]の[[宮本雅史 (ジャーナリスト)|宮本雅史]]も同紙が偏向報道であると主張している<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/150802/plt1508020009-n1.html 沖縄二紙の偏向報道と世論操作を憂う] [[産経新聞]] 2015.8.3</ref>。 |
*2015年(平成27年)、本紙と琉球新報の県内大手2紙が[[偏向報道]]体質であると主張する一部の沖縄県民により、「[[琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会]]」が設立された<ref name="sankei20151124">[http://www.sankei.com/premium/news/151124/prm1511240011-n5.html 沖縄2紙を正す会の我那覇真子さん講演詳報 「移設反対意見書は工作活動の後押し」] [[産経新聞]] 2015.11.24</ref><ref name="sankei20150807">[http://www.sankei.com/entertainments/news/150807/ent1508070021-n1.html 「朝日は『沖縄の新聞はうらやましい』と思っている」 百田尚樹氏が沖縄2紙を痛烈批判 都内の集会で] [[産経新聞]] 2015.8.7</ref>。また、[[放送作家]]の[[百田尚樹]]<ref name="sankei20150807"/>、沖縄で4年間生活した[[産経新聞]][[編集委員]]の[[宮本雅史 (ジャーナリスト)|宮本雅史]]も同紙が偏向報道であると主張している<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/150802/plt1508020009-n1.html 沖縄二紙の偏向報道と世論操作を憂う] [[産経新聞]] 2015.8.3</ref>。 |
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*2017年には同じ沖縄県で発行される[[八重山日報]]が、本土の[[産経新聞]]と提携して「沖縄本島版」の発行を始め本紙と琉球新報に対抗したが、{{要出典範囲|date=2020年6月24日 (水) 07:51 (UTC)|創刊直後に本紙販売局が[[新聞販売店|店舗]]に取り扱い禁止を通達したこともあって売り上げを伸ばすことが出来ず}}、2年弱で紙版発行を中止した。{{main|琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会#主張|八重山日報#沖縄本島版}} |
*2017年には同じ沖縄県で発行される[[八重山日報]]が、本土の[[産経新聞]]と提携して「沖縄本島版」の発行を始め本紙と琉球新報に対抗したが、{{要出典範囲|date=2020年6月24日 (水) 07:51 (UTC)|創刊直後に本紙販売局が[[新聞販売店|店舗]]に取り扱い禁止を通達したこともあって売り上げを伸ばすことが出来ず}}、2年弱で紙版発行を中止した。{{main|琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会#主張|八重山日報#沖縄本島版}} |
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*沖縄タイムス記者の阿部岳は、TVの取材に対し自身の立場として「確かに中間中立であるという意識はない」「沖縄の立場に偏っているというのは言えるかもしれない」と発言 |
*沖縄タイムス記者の阿部岳は、TVの取材に対し自身の立場として「確かに中間中立であるという意識はない」「沖縄の立場に偏っているというのは言えるかもしれない」と、[[放送法]]第4条<ref>{{Cite web |title=放送法第4条 - dskwiki |url=https://dsk.or.jp/dskwiki/index.php?%E6%94%BE%E9%80%81%E6%B3%95%E7%AC%AC4%E6%9D%A1 |website=dsk.or.jp |accessdate=2022-03-29}}</ref>などに規定されている[[報道倫理]]の[[公平|公平性]]の否定とも受け取れる発言を行い、批判を浴びたが、2020年1月11日、その批判に対してtwitterで「私は今も胸を張って同じことを言っています。」「政府が沖縄を差別している中で、中間中立を装うのは単なる差別への加担です。」と発信した。<ref>{{Cite web|title=阿部岳 / ABE Takashi on Twitter: "リプライにこの画像を貼ってくる人が多いので一応… 私は今も胸を張って同じこと…|url=http://archive.is/gynW9|website=archive.is|date=2020-10-03|accessdate=2020-10-04}}</ref><ref>{{Cite web|title=9月20日のコラム「中立という幻想」 {{!}} ニュースレター 阿部岳|url=https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/642263|website=沖縄タイムス+プラス|accessdate=2020-10-04|language=ja}}</ref> |
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== 著名な人物 == |
== 著名な人物 == |
2022年3月29日 (火) 07:28時点における版
沖縄タイムス | |
---|---|
種類 | 日刊紙 |
サイズ | ブランケット版 |
| |
事業者 | 株式会社沖縄タイムス社 |
本社 |
( 琉球那覇市久茂地→) ( 沖縄県那覇市久茂地2-2-2→) (沖縄県那覇市おもろまち1-3-31→) 沖縄県那覇市久茂地2-2-2 |
代表者 | [武富和彦](代表取締役社長) |
創刊 | 1948年(昭和23年)7月1日 |
言語 | 日本語 |
価格 |
1部 130円 月極 3,375円 |
発行数 | 14万7180部 |
ウェブサイト | https://www.okinawatimes.co.jp/ |
沖縄タイムス社本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒900-8678 沖縄県那覇市久茂地二丁目2番2号 北緯26度12分56.9秒 東経127度40分44.4秒 / 北緯26.215806度 東経127.679000度座標: 北緯26度12分56.9秒 東経127度40分44.4秒 / 北緯26.215806度 東経127.679000度 |
設立 | 1949年(昭和24年)4月22日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 新聞発行、出版、文化事業 |
代表者 | 代表取締役/社長 武富和彦 |
資本金 | 3億347万5000円 |
売上高 | 81億3455万円(2018年3月期)[1] |
経常利益 | 3億1128万円(2018年3月期) |
純利益 |
1億0168万4000円 (2021年03月31日時点)[2] |
総資産 |
92億9140万9000円 (2021年03月31日時点)[2] |
従業員数 | 268人(2021年8月現在) |
主要子会社 |
(株)沖縄タイムスサービスセンター (株)タイムス住宅新聞社 (株)タイムス発送 (株)タイムスアド企画 (株)沖縄タイムス販売センター タイムスビル(株) |
沖縄タイムス(おきなわタイムス、英称:Okinawa Times)は、沖縄県で発行されている地方紙。株式会社沖縄タイムス社(おきなわタイムスしゃ、英称:The Okinawa Times)が発行している。1948年(昭和23年)7月1日に創刊された。愛称は「タイムス」、沖縄県外での呼称は「沖タイ」である[3]。
創刊
沖縄本島で地上戦開始後、首里市の新聞社壕で発行を続けていた「沖縄新報」は、1945年5月25日に解散した。最後まで壕にとどまったかつての沖縄朝日新聞を中心とした社員10人のうち9人(社長代行の高嶺朝光[4]、編集局長の豊平良顕[5]、具志堅政冶、前田宗信、牧港篤三、大山一雄、稲嶺盛国、仲本政基、島袋俊一)が創設メンバー。1945年7月時点で米軍の準機関紙「ウルマ新報」(現・琉球新報)が、教師などの新聞発行未経験者の手により発行されていたが、沖縄タイムスは「新聞人による新聞発行」を目指し、1948年7月1日創刊された。創刊号発行前の6月29日、米軍占領下の軍票(B円)への通貨切り替えのスクープを号外で出し、これが実質的な創刊となった。
特色
論調
反米軍基地、平和主義、非武装中立の立場をとる。憲法改正案や集団的自衛権の解釈変更に反対している[6]。 『新南島風土記』などを著した新川明、川満信一ら戦後、沖縄の文化を牽引した記者を擁し、1990年代には、由井晶子が全国紙、地方紙を通じ、初めて女性として編集局長に就任した。
夕刊
1993年10月より、週休2日制の定着に伴い、第2土曜日付け夕刊を休刊にした(同じ沖縄県をカバーする琉球新報も同)が、2009年3月に夕刊そのものを廃止し、朝刊のみの発行となった。社告ではその理由を「広告需要が急速に落ち込む一方、新聞用紙代の値上げで新聞製作コストが上昇しているため」と説明し、夕刊時間帯のニュース報道はインターネットでの速報体制を強化するとしている。
朝日新聞との関係
朝日新聞那覇総局と共同通信那覇支局が沖縄タイムス本社内に入居している(毎日新聞の支局は琉球新報本社内に入居)。創刊メンバーの豊平良顕が戦前、大阪朝日新聞那覇通信部の記者だったことから朝日新聞社とは特に縁が深く、創刊時から協力関係にあった。世論調査を共同で実施し、現在も人事交流がある。
この経緯から朝日系の日刊スポーツ新聞社とフランチャイズを結び、日刊スポーツを発行(印刷・販売受託)しているが、本来発行対象地域である西日本版(九州は西部本社発行分)ではなく、東京本社版の内容(発行所の欄には東京本社の住所と、「沖縄地域発行 沖縄タイムス社」としてある)を掲載しており、中央競馬以外の公営競技欄・番組表など一部は未収録である。これとは別で、東京本社が首都圏向けに発行している最終版(こちらには公営競技、番組表などは首都圏用で掲載)を空輸し、空港ターミナルやコンビニなどで販売する店舗もある。
また朝日新聞社の電子版サービスである朝日新聞デジタルとのセット購読(沖縄タイムスについては沖縄県で新聞販売店と直接配達ができる地域に限る)が可能な「ダブルコース」の募集も行っており、本紙購読者は朝日新聞デジタルを本誌購読料+1000円/月で利用できる[7]。
他の地方紙との関係
福井新聞と共同で「基地と原発」のニュースを発信する「フクナワ」を運用している[8]。
沿革
- 1948年 - 創刊号発行。号外が創刊号となる
- 1949年 - 創刊1周年記念事業として沖縄美術展(沖展)開催。
- 1951年 - 関西支社開設、本社主催の芸術祭開幕。
- 1953年 - 東京支社開設、第1回図画・作文、書道展開催。
- 1954年 - 朝夕刊セット制実施。
- 1956年 - 福岡支社開設、第1回全琉音楽祭開催。
- 1957年 - 那覇市久茂地に新社屋完成、第1回タイムス文化講座開催。
- 1958年 - 日本新聞協会に加盟。
- 1964年 - 第1回沖縄タイムス教育賞贈呈式
- 1965年 - 緑化推進協議会と共同で県花決める県民投票実施、デイゴに決定
- 1966年 - 『新沖縄文学』創刊
- 1967年 - 第1回沖縄タイムス芸術選賞贈呈式。
- 1968年 - 「みどりと花いっぱい運動」提唱、沖縄政経懇話会設立。
- 1974年9月8日 - アテネ発ローマ経由ニューヨーク行きのTWA841便ボーイング707型機が、イオニア海ケフェロニア島近くで爆破され(トランス・ワールド航空841便爆破事件)、事故機に沖縄タイムスのタイムス・ヨーロッパ産業視察団の上地一史社長(当時)ほか、沖縄タイムスの有力広告主13人が搭乗し、社の上層部と有力スポンサーを失うという惨事があった。
- 1983年 - 『沖縄大百科辞典』発刊
- 1984年 - 『日刊スポーツ』の沖縄現地印刷開始。
- 1985年 - 第1回NAHAマラソン開催。
- 1993年 - 『新沖縄文学』休刊
- 1996年 - ウェブサイト開設。
- 1997年 - 金城真吉に沖縄タイムス賞体育賞を授与
- 1998年 - 創刊50周年。
- 1999年 -「新聞制作システムOCEANの開発・導入」で新聞協会賞
- 2001年 - 1月3日付朝刊を発行開始(琉球新報も同様)
- 2002年 - 那覇市久茂地から同市おもろまちに本社移転。
- 2003年 - 創刊55周年、題字を一新。
- 2008年 - 創刊60周年
- 2009年
- 3月より夕刊を廃止。朝刊のみの発行となる。
- 琉球新報社との間で、災害時やシステム障害などの際の「緊急時における新聞発行の援助に関する協定」を締結。
- 2011年
- 那覇市久茂地に新社屋建設を発表
- 子ども新聞「ワラビー」を8ページに拡張
- 2012年12月 - 那覇市久茂地の新社屋に移転。12年ぶりにタイムス・ホールも復活した。
- 2018年3月 - 電子新聞相互乗り入れ、神奈川新聞社と締結
- 2020年4月1日 - 日本経済新聞社・琉球新報社と「沖縄新聞データベースplus日経テレコン」設立し3社のデータベースを統合
- 2021年12月27日 - 新輪転機の稼働開始[9]。
- 2022年1月1日 - 同日付から全ページフルカラー紙面に移行[9][10]。
報道などの受賞歴
- 1964年 -「みどり丸遭難事件」の報道記事と報道写真で新聞協会表彰
- 1971年 -「沖縄毒ガス移送報道」で日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞
- 1972年
- 豊平良顕に第20回「菊池寛賞」(戦後、沖縄の文化全般にわたり保護推進してきた功績)
- 連載「沖縄基地協定を点検する」「沖縄と自衛隊」(玉城真幸記者他、企画連載協力者)がJCJ奨励賞
- 1978年 - 新川明『新南島風土記』で第32回毎日出版文化賞
- 1989年 -「ちゃーすが沖縄」でJCJ奨励賞
- 1996年
- 総集「沖縄・米軍基地問題」で新聞協会賞
- 「脱基地元年-127万人の実験」でJCJ奨励賞
- 「50年目の激動--総集 沖縄米軍基地問題」で平和・協同ジャーナリスト奨励賞
- 1998年
- 山城紀子記者の「共生社会を拓く」で新聞労連大賞優秀賞
- 山城紀子記者の「心病んでも」で「平和・協同ジャーナリスト奨励賞」
- 1999年
- 「OCEANシステム」で新聞協会賞
- 「心への侵入」が第四回新聞労連大賞優秀賞
- 2002年- 山城紀子記者の「医の今」で「ファルマシア医学記事賞受賞」
- 2005年
- 『戦後60年キャンペーン/新たな視点・証言で探る沖縄戦』でJCJ賞
- 沖縄タイムス社、神奈川新聞社共同企画「米軍再編を追う 安保の現場から」で「第11回平和・協同ジャーナリスト基金賞」
- 2006年
- 『戦後60年キャンペーン/新たな視点・証言で探る沖縄戦』で新聞労連ジャーナリスト大賞
- 2007年 -『挑まれる沖縄戦/「集団自決」問題キャンペーン』でJCJ賞
- 2008年
- 『挑まれる沖縄戦/「集団自決」問題キャンペーン』で新聞労連大賞
- 『「アメとムチ」の構図――普天間移設の内幕』で「第14回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」
- 2009年
- 屋良朝博論説委員の「砂上の同盟―米軍再編が明かすウソ―」が平和・協同ジャーナリスト奨励賞
- 『地域医療のカルテ』が第28回「ファイザー医学記事賞」優秀賞[11]
- 2010年
- 連載「迷走『普天間』」を中心とする一連の報道でJCJ賞
- 『地域医療のカルテ』が新聞労連優秀賞
- 沖縄タイムス社、長崎新聞社、神奈川新聞社合同企画「安保改定50年〜米軍基地の現場から」で「第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞」
- 「依存症 回復への扉」が「第29回ファイザー医学記事賞優秀賞」
- 「生きるの譜」で「貧困ジャーナリズム大賞」
- 2011年
- 沖縄タイムス社・長崎新聞社・神奈川新聞社合同企画「安保改定50年〜米軍基地の現場から」で「新聞労連優秀賞」
- 「わたしらしく 車いすママの奮闘記」で「同疋田桂一郎賞」
- 2012年
- 平安名純代・米国特約記者の「ワシントン発一連の基地報道」で新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞
- 大野亨恭記者の「不発弾処理問題」で第6回疋田桂一郎賞
- 2013年
- オスプレイ強行配備をめぐる一連の報道で新聞労連ジャーナリスト大賞特別賞[12]
- 「波を鎮まれ」で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(草の根民主主義部門)受賞
- 2014年
- 「波を鎮まれ」で新聞労連ジャーナリズム大賞・優秀賞受賞[13]
不祥事
- 2020年9月、新型コロナウイルス感染症対策で行われている政府の持続化給付金と緊急小口資金および総合支援資金を、同社の社員と関連会社の社員が不正受給していたことが明らかになった。その社員は十数人に同様の受給申請を勧めており[14][15]。派生した不正申請者は40人以上に広がっていた。全国最大規模の詐欺事件に発展する可能性もあり、沖縄県警は、100人規模の特別捜査本部を設置[16][17]。同社は10月8日には不正受給した2名を懲戒解雇したことと、全ての取締役の報酬についてカットすることをインターネット上で発表した[18]が、自社の紙面では発表していない。2020年11月13日、沖縄県警は、新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を不正に受け取ったとして、沖縄タイムス社の元社員(この事件で懲戒解雇を受け逮捕時は無職)である牧志秀樹を詐欺容疑で逮捕したと発表した[19][20]。沖縄タイムスも自らこの問題を報じたが、ウェブ版の記事では犯人の実名報道を行わず、顔写真も掲載しない匿名での報道にとどまり、「ネット情報は長く記録が残るため、当事者が、不利益や迷惑を被る恐れがある等」と実名報道を行わない理由を説明したため「二重基準でではないか」「身内に甘いのでは」という指摘が寄せられたと報じられた[21]。
批判
- 2015年(平成27年)、本紙と琉球新報の県内大手2紙が偏向報道体質であると主張する一部の沖縄県民により、「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」が設立された[22][23]。また、放送作家の百田尚樹[23]、沖縄で4年間生活した産経新聞編集委員の宮本雅史も同紙が偏向報道であると主張している[24]。
- 2017年には同じ沖縄県で発行される八重山日報が、本土の産経新聞と提携して「沖縄本島版」の発行を始め本紙と琉球新報に対抗したが、創刊直後に本紙販売局が店舗に取り扱い禁止を通達したこともあって売り上げを伸ばすことが出来ず[要出典]、2年弱で紙版発行を中止した。→詳細は「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会 § 主張」;および「八重山日報 § 沖縄本島版」を参照
- 沖縄タイムス記者の阿部岳は、TVの取材に対し自身の立場として「確かに中間中立であるという意識はない」「沖縄の立場に偏っているというのは言えるかもしれない」と、放送法第4条[25]などに規定されている報道倫理の公平性の否定とも受け取れる発言を行い、批判を浴びたが、2020年1月11日、その批判に対してtwitterで「私は今も胸を張って同じことを言っています。」「政府が沖縄を差別している中で、中間中立を装うのは単なる差別への加担です。」と発信した。[26][27]
著名な人物
連載
漫画
- 「時事漫評」渡嘉敷唯夫・砂川友弘 [いつ?]
- 「グルくん」はらたいら 朝刊 1981年4月-1983年9月、1989年3月-1990年3月
- 「おばぁタイムス」大城さとし 2005年1月から2009年2月まで夕刊「ダ〜ヴァ」面にて毎週水曜連載。2009年3月から2012年12月まで夕刊廃止に伴い朝刊「くらし」面にて毎週連載。2013年1月より社会面にて毎日連載。
コラム
筑紫哲也がかつて[いつ?]『沖縄版多事争論』を連載していた。復帰前[いつ?]に朝日新聞那覇支局に勤務していた。
拠点
本社
那覇市久茂地2丁目2-2タイムスビル
印刷工場
浦添印刷センター(印刷工場)。UP(ユーピー)センターともいう。
浦添市伊奈武瀬1-10-5。
支社・支局
- 中部支社 - 沖縄市胡屋1-3-10
- 北部支社 - 名護市港2-6-5 屋部土建ビル2F
- 南部総局 - 島尻郡八重瀬町字東風平268
- 宮古支局 - 宮古島市平良字西里384 2F
- 八重山支局 - 石垣市字石垣416-4 真玉橋アパート101号室
- 東京支社 - 東京都中央区銀座8-18-1 銀座木挽町ビル6F
- 関西支社 - 大阪府大阪市中央区北浜3-1-12 万成ビル3F
- 福岡営業所 - 福岡県福岡市中央区天神1-9-17 福岡天神フコク生命ビル13F(琉球放送、琉球朝日放送の福岡支社も同居)
テレビ・ラジオ番組表
アナログ放送の廃止前日まで、ステレオ放送は番組表内の文字表記(略記号)で「[立]」と表記されていた。
- 最終面
- 地上波テレビ。NHK総合テレビ・Eテレ、琉球放送、琉球朝日放送、沖縄テレビ(フルサイズ)、NHK BS1・BSプレミアム(ハーフサイズ)、解説欄
- 中面
- 衛星放送・ラジオ。民放系および独立系無料BS放送、WOWOW(全3チャンネル)、BSスカパー!、NHK BS4K(以上ハーフサイズ)、テレビにらい、宮古テレビ、石垣ケーブルテレビ(3局とも自主編成のチャンネル)、BS釣りビジョン(以上1/3サイズ)、NHKラジオ第1・ラジオ第2、RBC iラジオ、ラジオ沖縄、NHK-FM、FM沖縄(以上2/3サイズ)、コミュニティFM放送県内全19局(およそ1/4サイズ)、Eテレ・サブチャンネル(極小サイズ)
県外放送局とスター・チャンネル(かつては掲載していた)、ラジオNIKKEIは掲載されていない。また、放送大学もテレビ・ラジオとも番組表は掲載されていないが、チャンネルIDは紹介している。ただし、番組表確認の案内として、URLアドレスと電話番号が記載されている程度である。
なお日刊スポーツ(沖縄県は本社がフランチャイズ契約で印刷・発行受託)にはテレビ・ラジオ番組表は収録されていない。
海外電子配送版
2002年6月1日からカナダのNewspaper Direct社のサイト『PressDisplay』にて朝刊を閲覧することができたが(有料)[28]、2010年の6月から8月頃に中止された[29][30]。
コーポレートアイデンティティ
マスコットは「ワラビー」。こどもを意味する沖縄の方言「わらび」と動物の「ワラビー」をかけている。
メセナ活動
関連会社
- 株式会社沖縄タイムスサービスセンター
- 株式会社タイムス住宅新聞社
- 株式会社タイムス発送
- 株式会社タイムスアド企画
- 株式会社沖縄タイムス販売センター
- 株式会社沖縄文化の杜
- タイムスビル株式会社
関連放送局
脚注
注釈
出典
- ^ https://ryukyushimpo.jp/news/entry-723514.html
- ^ a b 株式会社沖縄タイムス社 甲の貸借対照表の要旨
- ^ 日本新聞協会の呼称例
- ^ 『沖縄タイムス』 (おきなわたいむす) 琉球新報 2003年3月1日
- ^ 豊平良一氏死去/前沖縄タイムス社社長 四国新聞社 2005年7月2日
- ^ 沖縄タイムス電子版「沖縄タイムス+プラス」2014年6月16日号より抜粋
- ^ [1] 朝日新聞デジタルのご紹介(沖縄タイムス購読者向けページ)
- ^ フクナワ.com
- ^ a b “沖縄タイムス 新たな輪転機でフルカラー印刷開始”. RBC 琉球放送 (2021年12月27日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ “【沖縄タイムスが変わります】1月から全ページカラーに 紙面も刷新”. 沖縄タイムス (2021年12月27日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ 第28回ファイザー医学記事賞 日本医師会 平成21年10月5日
- ^ http://www.shinbunroren.or.jp/oshirase/oshirase.htm
- ^ 平和、人権、民主主義に関する一連の報道 高知新聞 2014年1月16日
- ^ “沖縄タイムス社員ら2人が不正申請 新型コロナの持続化給付金 1人は100万円受給 「厳正に対処」”. 沖縄タイムスプラス. (2020年9月13日) 2020年9月13日閲覧。
- ^ “弊社社員らによる不祥事についてのお詫び”. 沖縄タイムス. 2020年9月14日閲覧。
- ^ “沖縄タイムス社員の給付金不正申請に異例対応 特別捜査本部を設置”. ライブドアニュース. 2020年10月4日閲覧。
- ^ “沖縄のコロナ給付金問題、全国最大規模の詐欺事件に発展する可能性も 県警「まだ全容は見えていない」 | 沖縄タイムス+プラス ニュース”. 沖縄タイムス+プラス. 2020年10月4日閲覧。
- ^ “不正受給の社員2人を懲戒解雇 沖縄タイムス社と関連会社 役員報酬もカット”. 沖縄タイムスプラス. (2020年10月9日) 2020年10月9日閲覧。
- ^ “沖縄タイムス元社員を逮捕 コロナ給付金不正受給の疑い:朝日新聞デジタル”. archive.ph (2020年11月13日). 2022年3月29日閲覧。
- ^ “沖縄タイムス元社員を逮捕 | Reuters”. archive.ph (2020年11月20日). 2022年3月29日閲覧。
- ^ “匿名報道は「ダブスタ」「身内に甘い」? 給付金詐欺の沖縄タイムス・元社員逮捕、ネットで議論: J-CAST ニュース【全文表示】”. archive.ph (2020年11月15日). 2022年3月29日閲覧。
- ^ 沖縄2紙を正す会の我那覇真子さん講演詳報 「移設反対意見書は工作活動の後押し」 産経新聞 2015.11.24
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- ^ List of International Newspaper Titles for Newspaper Subscriptions, オリジナルの2010年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ List of International Newspaper Titles for Newspaper Subscriptions, オリジナルの2010年8月18日時点におけるアーカイブ。
関連項目
外部リンク
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