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[[古代ギリシア語]]で「輝く女」の意である。[[長母音]]を省略して'''パエンナ'''とも表記される。
[[古代ギリシア語]]で「輝く女」の意である。[[長母音]]を省略して'''パエンナ'''とも表記される。


[[ラコーニア]]地方では[[クレーター (ギリシア神話)|クレーター]]とともに2柱の女神カリスの1柱である。アミュークライ市のティアサ川近くに[[ターユゲテー]]の息子[[ラケダイモーン (ギリシア神話)|ラケダイモーン]]が創建したと伝わる両女神の神域があった<ref>[[パウサニアス]]、3巻18・6。</ref>。カリスをこの両女神に定めたのもラケダイモーンとされる<ref>パウサニアス、9巻35・1。</ref>。
[[ラコーニア]]地方では[[クレーター (ギリシア神話)|クレーター]]とともに2柱の女神カリスの1柱である。アミュークライ市のティアサ川近くに[[ターユゲテー]]の息子[[ラケダイモーン (ギリシア神話)|ラケダイモーン]]が創建したと伝わる両女神の神域があった<ref>[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]、3巻18・6。</ref>。カリスをこの両女神に定めたのもラケダイモーンとされる<ref>パウサニアス、9巻35・1。</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2021年11月15日 (月) 10:59時点における最新版

パエンナー古希: Φαέννα, Phaënna)は、ギリシア神話に登場する女神三美神カリスの一柱である。

古代ギリシア語で「輝く女」の意である。長母音を省略してパエンナとも表記される。

ラコーニア地方ではクレーターとともに2柱の女神カリスの1柱である。アミュークライ市のティアサ川近くにターユゲテーの息子ラケダイモーンが創建したと伝わる両女神の神域があった[1]。カリスをこの両女神に定めたのもラケダイモーンとされる[2]

脚注

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  1. ^ パウサニアス、3巻18・6。
  2. ^ パウサニアス、9巻35・1。

参考文献

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  • パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)