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プロ合格後は、[[鬼塚勝也]]や[[畑山隆則]]のマネージャーとして、タイトルマッチではセコンドを務めるなど、両人の世界王座奪取に大きく貢献、引退後の鬼塚や畑山らが鶴太郎と同じ太田プロに所属する切っ掛けとなった。[[1988年]]から[[1994年]]に放送された『[[季節はずれの海岸物語]]』では、主役の高村圭介を演じると同時に、鬼塚勝也との共演も果たした。1990年にTBS『[[月曜ドラマスペシャル]]』で放送された『昭和のチャンプ〜たこ八郎物語〜』では、かつて『オレたちひょうきん族』で物まねをした[[たこ八郎]]を、彼の前半生でのボクサーとしての視点を主体にシリアスに演じている。
プロ合格後は、[[鬼塚勝也]]や[[畑山隆則]]のマネージャーとして、タイトルマッチではセコンドを務めるなど、両人の世界王座奪取に大きく貢献、引退後の鬼塚や畑山らが鶴太郎と同じ太田プロに所属する切っ掛けとなった。[[1988年]]から[[1994年]]に放送された『[[季節はずれの海岸物語]]』では、主役の高村圭介を演じると同時に、鬼塚勝也との共演も果たした。1990年にTBS『[[月曜ドラマスペシャル]]』で放送された『昭和のチャンプ〜たこ八郎物語〜』では、かつて『オレたちひょうきん族』で物まねをした[[たこ八郎]]を、彼の前半生でのボクサーとしての視点を主体にシリアスに演じている。


[[1988年]]、映画『[[異人たちとの夏]]』の監督・[[大林宣彦]]に[[江戸弁]]を気に入られ、主人公の父親役に起用されると評判を呼び、多くの映画賞を受賞し、活動の軸足を俳優に移した<ref name="週刊現代" /><ref name="city.arakawa" />。[[1991年]]の[[大河ドラマ|NHK大河ドラマ]]『[[太平記 (NHK大河ドラマ)|太平記]]』では[[北条高時]]役を演じ、評価された。『[[軍師官兵衛]]』(2014年)では[[小寺政職]]役を演じたが『[[仁義なき戦い]]』における[[金子信雄]]のイメージというオファー<ref>{{Cite web |url=http://mantan-web.jp/2013/05/11/20130510dog00m200062000c.html |title=片岡鶴太郎:5度目大河は「金子信雄で」と意気込み |publisher=[[まんたんブロード|MANTANWEB]] |date=2013-05-11 |accessdate=2016-09-04}}</ref> があったことから、芸人色の濃い演技となっている。
[[1988年]]、映画『[[異人たちとの夏]]』の監督・[[大林宣彦]]に[[江戸弁]]を気に入られ、主人公の父親役に起用されると評判を呼び、多くの映画賞を受賞し、活動の軸足を俳優に移した<ref name="週刊現代" /><ref name="city.arakawa" />。[[1991年]]の[[大河ドラマ|NHK大河ドラマ]]『[[太平記 (NHK大河ドラマ)|太平記]]』では[[北条高時]]役を演じ、評価された。『[[軍師官兵衛]]』(2014年)では[[小寺政職]]役を演じたが『[[仁義なき戦い]]』における[[金子信雄]]のイメージというオファー<ref>{{Cite web |url=http://mantan-web.jp/2013/05/11/20130510dog00m200062000c.html |title=片岡鶴太郎:5度目大河は「金子信雄で」と意気込み |publisher=[[MANTANWEB]] |date=2013-05-11 |accessdate=2016-09-04}}</ref> があったことから、芸人色の濃い演技となっている。


[[1990年代]]には[[横溝正史]]原作一連の推理ドラマに、主人公の探偵・[[金田一耕助]]役で毎年出演(計9本)し、以降も『[[家栽の人]]』では植物を愛し人間の本質を見抜く暖かみのある桑田判事役を好演。『[[ララバイ刑事]]』ではどこか虚無的な雰囲気のある刑事を演じるなど、俳優としてもコンスタントな活躍を見せている。
[[1990年代]]には[[横溝正史]]原作一連の推理ドラマに、主人公の探偵・[[金田一耕助]]役で毎年出演(計9本)し、以降も『[[家栽の人]]』では植物を愛し人間の本質を見抜く暖かみのある桑田判事役を好演。『[[ララバイ刑事]]』ではどこか虚無的な雰囲気のある刑事を演じるなど、俳優としてもコンスタントな活躍を見せている。

2021年10月15日 (金) 08:57時点における版

かたおか つるたろう
片岡 鶴太郎
本名 荻野 繁雄 (おぎの しげお)
生年月日 (1954-12-21) 1954年12月21日(69歳)
出生地 日本の旗 日本東京都荒川区
身長 163 cm[1]
血液型 O型
職業 俳優お笑い芸人画家
活動期間 1973年 -
配偶者 なし(離婚歴あり)
事務所 太田プロダクション
公式サイト 片岡鶴太郎 オフィシャル ウェブサイト
主な作品
テレビドラマ
男女7人夏物語
太平記
家栽の人
終着駅シリーズ
梅ちゃん先生
映画
異人たちとの夏
バラエティー番組
オレたちひょうきん族
夕やけニャンニャン
森田一義アワー 笑っていいとも!
受賞
日本アカデミー賞
第12回最優秀助演男優賞
異人たちとの夏』(1988年
妖女の時代』(1988年
その他の賞
第62回キネマ旬報賞助演男優賞
第43回毎日映画コンクール助演男優賞
第31回ブルーリボン賞助演男優賞
第13回報知映画賞助演男優賞
第10回ヨコハマ映画祭助演男優賞
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片岡 鶴太郎
本名 荻野繁雄
(おぎの しげお)
ニックネーム 鶴ちゃん
生年月日 (1954-12-21) 1954年12月21日(69歳)
出身地 日本の旗 日本東京都荒川区
言語 日本語
方言 東京弁
最終学歴 東京都立竹台高等学校卒業
師匠 片岡鶴八隼ジュン
芸風 声帯模写・漫談
事務所 太田プロダクション
活動時期 1973年 - 現在
他の活動 俳優
歌手
画家
配偶者 独身(離婚歴あり)
親族 荻野良乙(弟)
弟子 春一番、片岡つるはし、江戸一など
公式サイト 片岡鶴太郎 オフィシャル ウェブサイト
受賞歴
新語・流行語大賞流行語部門・大衆賞
第15回日本放送演芸大賞奨励賞
第4回花王名人大賞新人賞
第5回・第6回花王名人大賞名人賞
第10回手島右卿賞(書道)
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片岡 鶴太郎(かたおか つるたろう、1954年12月21日 - )は、日本お笑いタレント俳優画家書家ヨガ実践家としても活動しており、かつてはプロボクサー活動もしていた。

本名は荻野 繁雄(おぎの しげお)。愛称は「鶴ちゃん」。太田プロダクション所属。

弟は太田プロダクション社員(バラエティマネージメント1部長)の荻野良乙(よしお)。

東京都荒川区西日暮里出身[2]東京都立竹台高等学校卒業。

概要

生い立ち

実家の荻野家は埼玉県所沢市の農家であり[3]、父方の祖父は神田で果物屋を営んでいた[2]。鶴太郎の父は長男だったため、祖母は弟だけを引き取り、父は所沢の本家に置いて行かれた[3]。母方の祖父は羽子板職人だったが、太平洋戦争空襲で家と職業道具全てを失い廃業し[3]、戦後はお好み焼きを売るようになった[2]。鶴太郎の父は復員後、成増の金属加工工場に就職し、工場の寮で鶴太郎の母と出会った[2][3]。結婚後は西日暮里の妻の家族の近所で暮らし始め[3]、1954年に鶴太郎が生誕している[2]

鶴太郎は父に連れられて、寄席や演芸場へ通っていた[2]。物心づいた頃から芸人を志し[2]、10歳の時に動物の物真似でフジテレビの素人参加番組『しろうと寄席』にテレビ出演しているが、番組のADが後に『笑っていいとも!』のプロデューサーとなる横澤彪だった。

高校進学に際しては、中学3年時の初めには成績が下から2、3番だったが、夏休みの1か月間で小学校6年生の教科書からやり直し上位10番に入り、東京都立竹台高等学校に入学した。演劇部に所属し、3年次には部長を務めた[4]

デビュー

高校卒業後、俳優を目指して清川虹子の自宅へ何のあても無く唐突に訪問し、弟子入りを志願したが清川には会えず、清川の付き人から「男の付き人は採らない」と断られ、終いには「警察を呼ぶぞ」と警告されて断念した。粘れば弟子入りを許してもらえるだろうと思っていた目論見が崩れてしまった鶴太郎は、生活の為しばらく土木作業員などの仕事を経験した後、1973年声帯模写片岡鶴八に弟子入りし、声帯模写で東宝名人会浅草松竹演芸場などの舞台に出演するようになる[5][6]

師匠の鶴八は「声帯は人によって違うから、君に僕の芸はそのまま教えられない」と、芸を教えてくれなかった。しかし、そば屋へ同行した際には、そばの食べ方の手ほどきを受け「芸人として売れるまで、そば屋では盛りそばしか食べてはいけない」など、芸人としての「粋」を教えてもらったと語る。鶴八は、盛りそばを食べる鶴太郎の目の前で江戸前の天丼を食べていたが、これは「君も早く売れる芸人になりなさい」という師匠なりの激励であった。鶴太郎は師匠の懐の深さを知り「いつかは師匠と一緒に天丼を食べたい!」と決意するが、売れ出した頃には鶴八は既に亡くなっており、その願いは叶うことがなかった。

1976年頃に大阪で隼ジュン(後の隼ブラザーズ)の元で修行し、丘鶴太郎(デビュー当初は「片」がない)の芸名(後に「華の鶴太郎」)でトランポリンの地方興行を行う。2年ほど在籍した後、このままで終わってしまうことに不安を感じ、九州興行の際、無断で一座から逐電した[7]。その事が原因で干され、知人の紹介で松山道後温泉で劇団に所属して、司会やものまねの仕事に就き修行を重ねる[5][6][8]。温泉旅館での宿泊客の老人には持ち芸である小森和子の真似はウケなかったが、鶴太郎の才能を理解し、身の回りの世話をしてくれていた座長の娘[7]と半年後に上京、結婚した[9][信頼性要検証]。妻との間には3人の息子をもうけたが[10][信頼性要検証]、テレビ番組では30歳の頃から別居状態であると明かしており[11]2017年に離婚している[12]。一部週刊誌は離婚の原因を若い頃からの浮気癖としているが[13]、本人はヨガに熱中してストイックな生活に没頭したため妻とのすれ違いが生じたと真相を語っている[14]

全国区の人気

24歳の時、実質的なテレビデビューとなるフジテレビ系『お笑い大集合』に出演し、ここで横澤彪と再会した。片岡鶴太郎の芸名でテレビに進出するが漫才ブームには乗れず[5]。その後はお笑いタレントとして『オレたちひょうきん族』で披露した近藤真彦ものまねにより一躍脚光を浴び、九官鳥の「キューちゃん」や浦辺粂子たこ八郎等の真似で人気を博した。

当時は小太りの体型で、熱いおでんを無理矢理食べさせられて大げさなリアクションを繰り出す[15] など、被虐的なキャラクターだった。そのため、鶴太郎がいわゆる「リアクション芸人」の元祖だとの声もある[16][17][信頼性要検証]

現在、かつての芸風は影を潜めているが『オールナイトフジ』では、おまるの中にかりんとうを入れて示すなどの下ネタを披露していた。また、同番組内の“鶴太郎劇団”という寸劇コーナーにおいても、頻繁に女装しては男装した共演の女子大生と絡みのシーンを演じる、劇の最後のオチで全裸を女子大生に見せ付けるといった下品なキャラクターであった。「アブラギッシュな男No.1」という称号を得たのもこの頃である(井手らっきょは、鶴太郎の芸風に影響を受け全裸ネタを使うようになったと語っている)。

お茶の間に定着して以降、物真似では老けキャラの開拓を得意とし小森和子浦辺粂子坂上二郎などの物真似で知られ、後年にも、宮路年雄(城南電機社長)や横山昭二麻原彰晃私選弁護人)ら、話題の人物を好んで演じた。

持ち前の器用さからバラエティ番組の司会やトークも数多くこなし、1986年には鶴太郎の造語「プッツン」(たとえとして脳の血管や堪忍袋の緒、あるいは緊張の糸が切れて突飛な行動を取ること。またはその人物)が新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞に選ばれた。

多方面での活動

笑っていいとも!』では、タモリと「キューちゃん」のマネを必ず行っていた。これは『FNSスーパースペシャル1億人のテレビ夢列島』に登場した九官鳥がモデルとなっている。

高い歌唱力(東京荒川少年少女合唱隊の第一期生)を活かして、1980年代半ば頃までコンスタントにシングルを発売していた。そして『オレたちひょうきん族』などで楽曲を披露するもののヒットには縁がなかった。同じ頃、お世辞にも上手とは言えない明石家さんまが「真赤なウソ」や、人気コーナー「タケちゃんマン」の挿入歌「アミダばばあの唄」、CMで話題となった「幸せってなんだっけ」をヒットさせたことで、なぜさんまより歌の上手い自分の曲がヒットしないのかとぼやいていたという。鶴太郎は当時『ひょうきん族』の収録日である水曜日に生放送されていた『夜のヒットスタジオ』にも歌手として2度ほど出演実績を持っている。一方さんまは飛び入りの応援ゲストとしての登場はあったが、歌手としての出演実績はない。

ザ・ベストテン』のランクイン記録はないが、1989年7月27日放送分の「今週のスポットライト」のコーナーに、「思いの丈で…」で出演したことがある。

1988年には「今までの自分が嫌になり、それを否定したかった」という理由から、プロボクサーのテストを受験した。当時ボクシングプロテストの受験資格年齢は29歳までであり、33歳だった鶴太郎に本来受験資格はない。ところが、日本ボクシングコミッション(JBC)に懸命に頼み込み「合格しても試合には出場できない」という条件で特別に受験が叶い、見事合格を果たす。受験にあたって前年から減量を始め、それまでの小太りから急激にシャープな体型に変わった。

プロ合格後は、鬼塚勝也畑山隆則のマネージャーとして、タイトルマッチではセコンドを務めるなど、両人の世界王座奪取に大きく貢献、引退後の鬼塚や畑山らが鶴太郎と同じ太田プロに所属する切っ掛けとなった。1988年から1994年に放送された『季節はずれの海岸物語』では、主役の高村圭介を演じると同時に、鬼塚勝也との共演も果たした。1990年にTBS『月曜ドラマスペシャル』で放送された『昭和のチャンプ〜たこ八郎物語〜』では、かつて『オレたちひょうきん族』で物まねをしたたこ八郎を、彼の前半生でのボクサーとしての視点を主体にシリアスに演じている。

1988年、映画『異人たちとの夏』の監督・大林宣彦江戸弁を気に入られ、主人公の父親役に起用されると評判を呼び、多くの映画賞を受賞し、活動の軸足を俳優に移した[5][6]1991年NHK大河ドラマ太平記』では北条高時役を演じ、評価された。『軍師官兵衛』(2014年)では小寺政職役を演じたが『仁義なき戦い』における金子信雄のイメージというオファー[18] があったことから、芸人色の濃い演技となっている。

1990年代には横溝正史原作一連の推理ドラマに、主人公の探偵・金田一耕助役で毎年出演(計9本)し、以降も『家栽の人』では植物を愛し人間の本質を見抜く暖かみのある桑田判事役を好演。『ララバイ刑事』ではどこか虚無的な雰囲気のある刑事を演じるなど、俳優としてもコンスタントな活躍を見せている。

2時間サスペンスドラマの主役として出演する機会が多く、露口茂から引き継いだ『終着駅シリーズ』での牛尾刑事役は当たり役となった。『八丁堀の七人』では久々に山田邦子と共演し『オレたちひょうきん族』のコントを髣髴ほうふつとさせるやりとりを見せた。

飲み仲間だった志村けんの著書によると、鶴太郎は酒の席で「自分はものまねも中途半端だし、お笑いではたけしさんやさんまちゃんにはかなわない。コントにも志村さんがいる。だから、俳優に行くしかない」と語ったとされている。後に「ひょうきん族は天才の集まり、芸人として限界を感じた。島田紳助さん、ビートたけしさん、さんまさん、山田邦子ちゃん。毎週ガチンコで勝負していると自分の力量がわかってくる。たけしさんとさんまさんがトークしている時、入っていけなかった」とも語っていた[19]

テレビで柳原可奈子を見た際、彼女の芸を気に入った鶴太郎は、既に太田プロに所属していた柳原を「スカウトして来い」と言ったことがある。

お笑いと距離を置き、多方面での活動が盛んになる中でも『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』や『爆笑レッドカーペット』に審査員として出演している。時にはものまねを披露するなどしており、お笑いから身を引いたというわけではない。2008年の『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』では、ひょうきん族のキャラクターである「マイ爺さん」や「ピヨコ隊」を演じた。

2000年の映画『しあわせ家族計画』の撮影中、当時無名だった小栗旬(息子役)とのケンカのシーンで、小栗が本気でのしかかり鶴太郎は腰骨が外れるという大怪我を負った。多忙だった鶴太郎はこのことをすっかり忘れていたが、2010年鶴太郎の楽屋へあいさつに訪れた小栗が先述のエピソードを語り、非常に驚いたという[20]

2012年から、瞑想への関心をきっかけとして、毎朝起きると4時間ヨガを実践している。5年目の2017年にはインド政府公認「プロフェッショナルヨガ検定・インストラクター」の全4段階中の難関のレベル1に合格した[21][22]

芸術家として

草津町にある片岡鶴太郎美術館

タモリに影響を受け、挿絵を描くことを始める。コメディアンとしての仕事から距離を置くにつれ、1989年にドラマ『志功の青春記 おらあゴッホだ』で若き頃の棟方志功を演じたことをきっかけに、水墨画を描くことや陶芸など美術方面へ傾倒していく。岡本太郎バラエティ番組鶴太郎のテレもんじゃ』で共演したことから知り合い、岡本によってその才能を評価され自信を持ったとされる。

群馬県吾妻郡草津町福島県福島市に美術館、石川県加賀市佐賀県伊万里市に工藝館がある。

右利きだが、絵は左手で描いている。

鶴太郎が鯛を描いた台紙を用いた「片岡鶴太郎めで鯛電報」が2000年5月14日よりNTTから販売されている。台紙内部に格納された鯛と海老の絵は取り外してコースターなどに利用できるようになっている。

青森大学で芸術論を担当。NHK『趣味悠々』では、2003年7月から9月に「鶴太郎流墨彩画塾」、翌2004年4月から5月に続編となる「新鶴太郎流墨彩画塾」で講師を務める。

2003年、奈良県當麻寺中之坊に天井画を揮毫し奉納。2004年秋より、文化勲章受章者や日本芸術院会員ら一流画家の作品にまじって、写仏道場の格天井に飾られている。作品名は『天井より海を眺め』。

2007年には、絵画の視点で書道にも挑戦し、第24回産経国際書展に応募。作品「骨」が話題を呼び、総数7575点の中から産経新聞社賞を受賞した。

また、女優でアイドルグループ「キャンディーズ」の元メンバーだった田中好子水墨画など絵画を教えており、田中にとって鶴太郎は絵画の師匠的な存在だった[23]

2015年3月、書家として第10回手島右卿賞を受賞した(作品「夜」)[24]

影響

  • 1988年の「テレビ夢列島'88」の中継で、福岡のテレビ西日本(TNC)を訪れた際に、局でアルバイトをしていた当時大学生で素人ものまね番組にも出演経験があった松村邦洋に「君、たけしさんのものまねをしているよね。いいよ〜、面白いよ〜」と声をかけた。この出会いで、松村は大学を中退して上京し、太田プロからデビューした。
  • 弟子にタレントの春一番がいる。

読字障害

2008年10月、NHKスペシャル病の起源』第4回に出演。このシリーズは取り上げるテーマの病に罹った俳優・タレントが案内人を務めており、第4回のテーマは「読字障害」。そこで鶴太郎は、学生時代に教科書の音読などが苦手だったという経験を踏まえたうえで、自らも読字障害の疑いがあったのではないか、そのことが却って芸術家としても花開くきっかけになったのではないか、と告白した。

ものまねレパートリー

他多数

出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

その他

映画

バラエティ

NHK
日本テレビ系
TBS系
フジテレビ系
テレビ朝日
テレビ東京系

情報番組

ドキュメンタリー

  • JNN共同制作番組「穂高よ永遠なれ 北穂高小屋物語」(信越放送制作、TBS系、2003年4月29日)
  • NHK地球エコ2008・MOTTAINAI(NHK総合・NHK-BS2、2008年4月 - 8月)
  • 日曜特番「天空そそり立つ幻想の峰山〜中国張家界〜片岡鶴太郎世界遺産の旅」(BS-TBS、2012年7月8日)
  • NHK海外ネットワーク(NHK総合)
  • NHKスペシャル 病の起源 第4集 読字障害〜文字が生んだ病〜(2008年10月12日、NHK) - ナビゲーター
  • 世界遺産「黄山」に遊ぶ〜片岡鶴太郎 中国“仙境”への旅〜(2015年10月22日、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター
  • 遥かなる満州〜ラストエンペラーが見た夢の彼方(2015年12月13日、BS-TBS) - ナビゲーター

教養番組

ラジオ

CM

題字・メインビジュアル

テレビ番組

ディスコグラフィー

シングル

  • がんばれ!!ライパチくん!!(川口ひろし・はたけんじ・片岡鶴太郎・北口光彦のユニット「ものまねヨイショ軍団」名義、テイチク。1980年発売。B面はかまやつヒロシ「凸凹ブルース」のカバー)
  • 哀愁DON JUAN(ドンファン)(「片岡つるたろー」名義、ラジオシティレコード。1982年発売)
  • しらすおろしをくれ!(「つるたろー」名義、ラジオシティレコード。1982年発売)
  • ゴーストブスターズ(映画「ゴーストバスターズ」日本版主題歌、キャニオン・レコード。1984年発売)
  • 人生はコメディー(『もしも…学校が!?』主題歌 三田村邦彦・片岡鶴太郎・山本コータローのユニット「THE SCHOOL」名義、日本コロムビア。1985年発売)
  • バナナが好きだった(「人生はコメディ」B面、THE SCHOOL名義、日本コロムビア)
  • LOOKING FOR A FIGHT(佐野元春プロデュースによる曲、キャニオン・レコード。1985年発売)
  • IEKI吐くまで(キャニオン・レコード。1986年発売)
  • 酔うほどに…(キャニオン・レコード。1987年発売)
  • はなのにっぽん さのよいよい(フジテレビ系列『ひらけ!ポンキッキ』挿入歌、ポニーキャニオン。1989年5月3日発売)
  • 思いの丈で…(関西テレビ・フジテレビ系列花王名人劇場『志功の青春紀より・夢を彫る男』主題歌、ポニーキャニオン。1989年7月21日発売)
  • DREAMER(映画『Mr.レディー 夜明けのシンデレラ』主題歌、ポニーキャニオン。1989年12月15日発売)
  • あんたが一番好きやねん(ハウス食品「好きやねん」CMソング、日本コロムビア。1994年11月21日発売)
  • 夢の背中(NHK『趣味悠々 秋元康の陶芸入門』テーマ曲、ユニバーサルJ。2002年11月20日発売)
  • たこちう。(NHK『みんなのうた』2015年6月〜7月放送、「片岡鶴太郎×ひめキュンフルーツ缶」名義、徳間ジャパン。2015年6月10日発売)

アルバム

  • キスヲ、モット、キスヲ…(「つるたろー」名義、ラジオシティレコード。1982年発売)
  • 豪華愛蔵盤 片岡鶴太郎ヒット大全集(ポニーキャニオン。1987年11月21日発売)

著書・画集

  • 『変な顔』太田出版 1984
  • 『きびだんご 機微男子』太田出版 1987
  • 『鶴ちゃんのプッツン者!』太田出版 1988
  • 『神経質な奴ら プッツン者2』太田出版 1989
  • 『真夜中のスパーリング』太田出版 1993
  • 『とんぼのように 片岡鶴太郎画集』近代映画社 1995
  • 『心彩彩 片岡鶴太郎画集2』浅井博司監修 近代映画社 1996
  • 『鶴のおんがえし 生かされて生きぬく』富山房 1996
  • 『三番花 片岡鶴太郎画集3』浅井博司監修 近代映画社 1997
  • 『生涯素人 鶴が箱根に飛んできた 片岡鶴太郎画集』近代映画社 1997
  • 『鶴太郎絵日記』毎日新聞社 1997
  • 『いれものがない両手で受ける』尾崎放哉句 書画 サンマーク出版 1998
  • 『鶴のひとこゑ』絵と書 婦人画報社 1998
  • 『枕を高くして 片岡鶴太郎のベッドサイドストーリー 明日を元気に生きるための8章』近代映画社 1998
  • 『門外漢 片岡鶴太郎画集4』近代映画社 1998
  • 『あしたは鶴日和』小学館 1999
  • 『当意即妙』マイストロ 1999
  • 『そして風の旅はつづく 片岡鶴太郎アジアの旅と作品集。』テレビ朝日事業局出版部 2000
  • 『龍聲 片岡鶴太郎画集5』近代映画社 2000
  • 『赤蜻蛉 片岡鶴太郎画集6』近代映画社 2001
  • 『夢画夢中』佼成出版社 2001
  • 『花音色 片岡鶴太郎画集7』近代映画社 2002
  • 『フルーツパフェ 片岡鶴太郎絵本』講談社 2002
  • 『自伝・描きかけの自画像』講談社 2003
  • 『蝉時雨 片岡鶴太郎画集8』近代映画社 2003
  • 『流れ椿 片岡鶴太郎画集9』近代映画社 2004
  • 『片岡鶴太郎ガラス作品集』近代映画社 2005
  • 『筆のゆくまま、心のままに 片岡鶴太郎半生記』生活情報センター 2005
  • 『夜桜 片岡鶴太郎画集10』近代映画社 2005
  • 『癒しの禅語』佼成出版社 2006
  • 『ご縁をいただいて』DHC 2006
  • 『鶴太郎流墨彩画入門』角川oneテーマ21 2006
  • 『游鯉龍門 片岡鶴太郎画集11』近代映画社 2006
  • 『綿の湯 片岡鶴太郎画集12』近代映画社 2007
  • 『No rain,no rainbows 片岡鶴太郎画集13』近代映画社,2008
  • 『大人の墨遊び』グラフ社 2008
  • 『小猫 片岡鶴太郎画集』ゴマブックス 2008
  • 『しみ入る心の山頭火主婦と生活社 2008
  • 『墨戯彩花 片岡鶴太郎画集 14』近代映画社 2009
  • 良寛椿』佼成出版社 2009
  • 『艶葉樹 片岡鶴太郎画集 15』近代映画社 2010
  • 『墨牡丹 片岡鶴太郎画集 16』近代映画社 2011
  • 『鶴太郎流心で描く絵だより入門』主婦の友社 趣味入門 2011
  • 『精霊椿 片岡鶴太郎画集』近代映画社 2012
  • 『今日も日暮里』徳間書店 2013
  • 『夕暮此糸(むらさき)片岡鶴太郎画集』近代映画社 2013
  • 『還暦紅 画業20周年 片岡鶴太郎画集』近代映画社 2014
  • 『50代から本気で遊べば人生は愉しくなる』SB新書 2017

共著

受賞歴

脚注

  1. ^ 太田プロダクション公式プロフィール
  2. ^ a b c d e f g "片岡鶴太郎〜羽子板と闇市の恋 下町・泣き笑い物語〜". ファミリーヒストリー. 13 March 2015. NHK総合
  3. ^ a b c d e 「家の履歴書(461)」『週刊文春』2004年3月4日号、文藝春秋、70-73頁。 
  4. ^ 片岡鶴太郎 25年ぶりの舞台『笑う巨塔』出演 ~タクフェス「春のコメディ祭」取材会で意気込みを語る”. SPICE (2018年2月20日). 2021年1月24日閲覧。
  5. ^ a b c d 週刊現代』2010年10月9日号、講談社、86-88頁。 
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  15. ^ おでんはネタとして行ったものではなく、1984年3月17日に放送されたひょうきん族のコント(鶴太郎は浦辺粂子役)で夕食のシーンに出てきたおでんがあまりにも熱く、氷水を飲んで流し込もうとしたが喉につっかえて噴きだしてしまった。その様があまりにも面白かったため定番のネタとなった。
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関連項目

外部リンク