後藤大輔
ごとう だいすけ 後藤大輔 | |
---|---|
生年月日 | 1957年5月24日(67歳) |
出生地 | 日本 熊本県熊本市 |
職業 | 映画監督、脚本家、映画プロデューサー |
ジャンル | アクション、ドラマ、エロティック、ピンク映画 |
活動期間 | 1980年 - |
主な作品 | |
映画 『Zero WOMAN』 『SASORI IN U.S.A.』 |
後藤 大輔(ごとう だいすけ、1957年5月24日 - )は、日本の映画監督、脚本家、映画プロデューサーである。
略歴
[編集]1957年(昭和32年)5月24日、熊本県熊本市に生まれる。
早稲田大学文学部英文学科に入学、在学中に学生映画の監督として活動、1980年(昭和55年)に自ら製作、監督を務めた45分の短編「休暇の前提」を発表した[1]。
大学を卒業後、にっかつ(現在の日活)に入社し、「にっかつロマンポルノ」の助監督として、西村昭五郎、小沼勝、滝田洋二郎に師事したほか、プロデューサーとしても活動した。1988年に『ベッド・パートナー』で監督デビュー。ズーム・アップ映画祭で新人監督賞を受賞するが、この作品が「にっかつロマンポルノ」にとって最後の作品となった[2]。
その後活動の場をVシネマへと移し、「のぞき屋稼業」シリーズ、「ゴト師株式会社」シリーズ(根津甚八主演)、「Zero WOMAN」シリーズなど、話題性のある作品において、監督、脚本を務める。1995年(平成7年)、篠原とおる原作、井上晴美出演の「82ワニ分署」でエロティック・アクション映画の分野に新境地を切り開く。1996年(平成8年)、武論尊原作、竹内力出演のバイオレンス・アクション映画「ドーベルマン刑事」を監督。1997年(平成9年)、斎藤陽子、杉本哲太出演の日米合作映画「SASORI IN U.S.A.」で、ハリウッドデビューを果たした。
その後、活躍の場をピンク映画に移し、『喪服の女 崩れる』、『痴漢義父 息子の嫁と』(原題『夜明けの牛』)、『猥褻ステージ 何度もつっこんで』(原題『ブラインド・ラブ』)など、小品ながら作家性の強い作品を意欲的に発表する。『夜明けの牛』はアテネ・フランセ「日本映画考」で特別上映されたほか、A Lonely Cow Weeps At Dawn の英題で[3]、2008年9月にアメリカで行われたオースティン・ファンタスティック映画祭にて上映された[4]。また2009年6月には、『ブラインド・ラブ』がニューヨーク・アジア映画祭で上映されたほか[5]、2010年6月には『夜明けの牛』と『ブラインド・ラブ』が、セクシー国際映画祭(パリ)にて上映された。
フィルモグラフィ
[編集]監督
[編集]- 「休暇の前提」(1980 早大映像工房) - 製作・監督・脚本
- 「ベッド・パートナー Bed Partner」 (1988 にっかつ撮影所) - 監督(監督昇進第1作)
- 「のぞき屋稼業」 (1993 ココナッツボーイ・プロジェクト)
- 「のぞき屋稼業2」 (1993 ココナッツボーイ・プロジェクト) - 監督・脚本
- 「のぞき屋稼業3」 (1994 ココナッツボーイ・プロジェクト) - 監督・脚本
- 「ゴト師株式会社III」 (1994 ビデオチャチャンプ=テレビ東京=パル企画) - 監督・脚本
- 「Zero WOMAN II 警視庁0課の女」 (1995 マクザム) - 監督・脚本
- 「ゴト師株式会社スペシャル 警視庁防犯課第5104号事件」 (1995 ゴト師製作委員会)
- 「82ワニ分署」 (1995 ワニブックス=ビジョンスギモト) - 監督・脚本
- 「ドーベルマン刑事」 (1996 ギャガ・コミュニケーションズ)
- 「Zero WOMAN 名前のない女」 (1997 マクザム)
- 「SASORI IN U.S.A.」 (1997年、 ワニブックス=ビジョンスギモト)
- 「パチプロ覇王 炎の大連チャン」 (1999年、 ケイエスエス) - 監督・脚本
- 『喪服の女 崩れる』 (2001年、新東宝=セメントマッチ=光の帝国) - 監督・脚本
- 「パチスロひとり旅」 (2001年、 アイディーディー=ジャミス) - 監督・脚本
- 「OL発情 奪う!」 (2002年、 新東宝) - 監督・脚本
- 『痴漢義父 息子の嫁と』(英題 A Lonely Cow Weeps At Dawn, 原題『夜明けの牛』、2003年、 新東宝=セメントマッチ) - 監督・脚本
- 「夫婦交換前夜 私の妻とあなたの奥さん」 (2004年、 新東宝=セメントマッチ) - 監督・脚本
- 『猥褻ステージ 何度もつっこんで』(原題『ブラインド・ラブ』、2006年、国映) - 監督・脚本
- 「新監禁逃亡」 (2008 竹書房=新東宝) - 監督・脚本
- 熟妻と愛人 絶妙すけべ舌(2012年9月公開)
- 『牝と淫獣 お尻でクラクラ』(2019年3月29日公開)監督・脚本
- 死にたくなるよと夜泣くタニシ(2019年8月30日、オーピー映画)※牝と淫獣~の一般公開編集版[6]
脚本
[編集]- 「かまきり兄嫁 かぶりつき」 (1989 フィルムキッズ) - 脚本
- 「天使が僕に恋をした」 (2002 多呂プロ) - 脚本
- 「濡れ続けた女 吸いつく下半身」 (2008 新東宝) - 脚本
- 「サソリ 女囚701号」 (1998 ビジョンスギモト) - 脚本
- 「サソリ 殺す天使」 (1998 ビジョンスギモト) - 脚本
製作
[編集]- 「制服くずし」 (1987 にっかつ撮影所) - 製作
- 「ON THE BOAT」 (2003 ON THE BOAT製作委員会) - 製作
脚注
[編集]- ^ 後藤大輔 - 日本映画データベース
- ^ Daisuke Goto Archived 2009年2月11日, at the Wayback Machine.
- ^ A Lonely Cow Weeps At Dawn Archived 2009年3月14日, at the Wayback Machine.
- ^ 明治座アカデミー講師・スタッフ紹介 Archived 2009年5月26日, at the Wayback Machine.
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2010年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月20日閲覧。
- ^ “死にたくなるよと夜泣くタニシ : 作品情報”. 映画.com. 2019年8月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Daisuke Goto - IMDb
- 後藤大輔 - KINENOTE
- 後藤大輔 - 日本映画データベース
- Daisuke Goto - pinkeiga.com