ヤン・イクチュン
表示
ヤン・イクチュン 梁 益準/양 익준 | |||||
---|---|---|---|---|---|
生年月日 | 1975年10月19日(49歳) | ||||
国籍 | 韓国 | ||||
職業 | 映画監督、俳優 | ||||
公式サイト | ユマニテによるプロフィール | ||||
主な作品 | |||||
『息もできない』 『かぞくのくに』 『あゝ、荒野』 | |||||
|
ヤン・イクチュン | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 양익준 |
漢字: | 梁益準 |
発音: | ヤン・イクチュン |
英語表記: | Yang Ik-june[1] |
ヤン・イクチュン(梁 益準、양 익준, 1975年10月19日[2] - )は、韓国出身の俳優、映画監督。
略歴
[編集]公州映像大学演芸演技科卒業。21歳で兵役に就いた後、演劇を学び、アクターズ21アカデミーを経て俳優として活動開始。長編映画初監督で製作・脚本・主演・編集も担った『息もできない』は当時の韓国のインディーズ映画としては異例の高い評価を受け、国内外で多数の賞を受賞し、日本でもキネマ旬報ベスト・テン外国映画ベスト・テン第1位・外国映画監督賞を獲得した。ヤン・ヨンヒ監督の『かぞくのくに』や岸善幸監督の『あゝ、荒野』に出演するなど日本でも俳優として活動し、『あゝ、荒野』ではキネマ旬報ベスト・テンやアジア・フィルム・アワードで助演男優賞に輝いた。
2018年8月より日本の芸能事務所・ユマニテとエージェント契約を結んでいる[3]。
監督作品
[編集]映画
[編集]出演作品
[編集]映画
[編集]- 品行ゼロ(2002年、チョ・グンシク監督)
- チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス(2003年、イ・ゴンドン監督)
- ARAHAN アラハン(2004年、リュ・スンワン監督)
- パンパン クイズショー カップル予選戦(2004年)
- 家政婦, 違う(2004年) - 宅配技師 役
- 人間的に情が行かない人間(2005年)
- チョルスよ, チョルスよ何するの?(2005年) - チョルス 役
- 楽園(2005年)
- ながめる(Always Behind You)(2005年)- ジュノ 役(兼 監督・脚本・編集)
- 鷺梁津トトロ(Noryangjin Totoro)(2005年) - キム・ヨンミン 役
- まぶしい一日 episode1 宝島(2005年、キム・ソンホ監督)
- けつわり(2006年、安藤大佑監督)
- 風が吹く(2006年) - キソク 役
- 強敵(2006年、チョ・ミノ監督)
- シリーズ 多細胞少女- 私たちの幸せな時間(2006年、ソン・ヘソン監督)
- 後悔なんてしない(2006年、イソン・ヒイル監督)
- 私の生涯で最悪の男(2007年、ソン・ヒョニ監督)
- ピクニック(2007年) - チョン・ミン 役
- ビバ!ラブ(2008年、オ・ジョムギュン監督)
- 息もできない(2008年)- キム・サンフン 役(兼 製作・監督・脚本・編集)
- 海の方へ, もう一歩(2009年、チェ・ジヨン監督)
- 家を出た男たち(2010年)
- マジック&ロス(2011年)
- Departure(2011年)
- かぞくのくに(2012年、梁英姫監督) - ヤン 役
- 夢売るふたり(2012年、西川美和監督) - 探偵 役
- 我は神なり(2013年、ヨン・サンホ監督) - キム・ミンチョル 役
- 中学生円山(2013年、宮藤官九郎監督) - パク・ヒョンホン 役
- 私の親友悪党たち(2015年、イム・サンス監督)
- 君が描く光 (2016年、チャン監督) - チュンソプ 役
- 春の夢(2016年、チャン・リュル監督) - イクチュン 役
- 詩人の恋(2017年、キム・ヤンヒ監督) - 詩人 役
- あゝ、荒野 前篇・後篇(2017年、岸善幸監督) - 二木建二 役
- 告白 コンフェッション(2024年、山下敦弘監督) - 主演・リュウ・ジヨン 役(生田斗真とW主演)
ドラマ
[編集]- 優しい男(2012年、KBS2) - ハン・ジェシク 役
- 感激時代~闘神の誕生(2014年、KBS2) - ファン・ボンシク 役
- 大丈夫、愛だ(2014年、SBS) - チャン・ジェボム 役
- 夜を歩く士(2015年、MBC) - ヘソ 役
- 推理の女王(2017年、KBS2) - チャン・トジャン 役
- バッドガイズ -悪の都市-(2017年、OCN) - チャン・ソンチョル 役
- to. Jenny(2018年、KBS2) - キム・ヒョンス 役
- シリーズ・横溝正史短編集Ⅱ『金田一耕助踊る!』貸しボート13号(2020年1月18日、NHK BSプレミアム)[4] - 等々力警部 役
- 地獄が呼んでいる(2021年、Netflix) - チン・ギョンフン 役
受賞歴
[編集]- 1998年
- 百想芸術大賞 新人演技賞
- 2005年
- 第31回 ソウル インディペンデント短編映画祭 観客賞(ながめる)
- 第4回 ミジャンセン短編映画祭 演技賞(チョルスよ,チョルスよ何するの?)
- 第4回 ミジャンセン短編映画祭 演技賞(パンパン クイズショー カップル予選戦)
- 第4回 ミジャンセン短編映画祭 演技賞(人間的に情が行かない人間)
- 2009年
- 第17回 利川 春史大賞映画祭 審査委員大賞(息もできない)
- 第30回 青龍映画賞(息もできない)
- 第13回 ファンタジア映画祭 最優秀作品賞,男優主演賞(息もできない)
- 第38回 ロッテルダム国際映画祭 VPROタイガー賞(息もできない)
- スペイン ラス・パルマス国際映画祭 主演男優賞(息もできない)
- 第11回 フランス ドーヴィル アジア映画祭 大賞 国際評論家協会賞(息もできない)
- 第23回 スイス フリブール国際映画祭 ザ・エクスチェンジ賞(息もできない)
- 第7回 イタリア フィレンツェ韓国映画祭 観客賞(息もできない)
- 第22回 シンガポール国際映画祭アジアン・フィーチャー・フィルム・コンペティション部門 最優秀演技賞(息もできない)
- ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭 サイニス賞(息もできない)
- 第11回 スペイン バルセロナ アジア映画祭 (息もできない)ゴールデン・ドリアン賞(新人監督賞)(息もできない)
- ニューヨーク アジア映画祭 新人監督賞(息もできない)
- 2017年
- 第91回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞(あゝ、荒野)[5]
- 2018年
- 第12回アジア・フィルム・アワード 助演男優賞(あゝ、荒野)[6]
脚注
[編集]- ^ 양익준 (ヤン・イクチュン) KMDb 2011年8月27日閲覧。
- ^ [1] NAVER(韓国語) 2011年8月27日閲覧。
- ^ “ヤン・イクチュン”. ユマニテ (2018年8月7日). 2018年9月26日閲覧。
- ^ “池松壮亮「高尚な遊びができた」と自信!坂井真紀、セリフが多くて泣いていた!?”. NHK. (2019年12月12日) 2019年12月14日閲覧。
- ^ “2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン”. キネマ旬報. 2018年2月2日閲覧。
- ^ “石井裕也、第12回アジア・フィルム・アワードで監督賞受賞!”. 映画.com. (2018年3月19日) 2018年3月21日閲覧。
関連文献
[編集]- 『息もできない』 - ビターズ・エンド