「長崎本線」の版間の差分
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[[JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」]]が、「長崎コース」として大村線経由で長崎駅 - 佐世保駅間に運行される。長崎発、長崎着ともに旧線を経由する。また、「ハウステンボスコース」として、博多駅 - ハウステンボス駅間、「佐賀〜長崎〜佐世保コース」として、佐賀駅→長崎駅→佐世保駅間で運転している。 |
[[JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」]]が、「長崎コース」として大村線経由で長崎駅 - 佐世保駅間に運行される。長崎発、長崎着ともに旧線を経由する。また、「ハウステンボスコース」として、博多駅 - ハウステンボス駅間、「佐賀〜長崎〜佐世保コース」として、佐賀駅→長崎駅→佐世保駅間で運転している。 |
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また、クルーズトレイン「[[ななつ星in九州]]」が1泊2日コースで長崎駅に発着している。2015年3月からは長崎へ向かう往路の肥前山口駅 - 諫早駅間で佐世保線・大村線、諫早駅 - 長崎駅間で旧線、長崎を出発する復路の長崎駅 - 諫早駅間で新線を経由している。 |
また、クルーズトレイン「[[ななつ星 in 九州]]」が1泊2日コースで長崎駅に発着している。2015年3月からは長崎へ向かう往路の肥前山口駅 - 諫早駅間で佐世保線・大村線、諫早駅 - 長崎駅間で旧線、長崎を出発する復路の長崎駅 - 諫早駅間で新線を経由している。 |
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=== 貨物列車 === |
=== 貨物列車 === |
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*[[国鉄キハ40系気動車 (2代)#キロシ47形「或る列車」用改造車|キロシ47形]](JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」用) |
*[[国鉄キハ40系気動車 (2代)#キロシ47形「或る列車」用改造車|キロシ47形]](JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」用) |
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*[[JR貨物DF200形ディーゼル機関車#7000番台|DF200-7000]](「ななつ星in九州」牽引用[[ディーゼル機関車]]) |
*[[JR貨物DF200形ディーゼル機関車#7000番台|DF200-7000]](「ななつ星in九州」牽引用[[ディーゼル機関車]]) |
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*[[ななつ星in九州#客車|77系]](「ななつ星in九州」用の客車) |
*[[ななつ星 in 九州#客車|77系]](「ななつ星in九州」用の客車) |
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== 歴史 == |
== 歴史 == |
2021年9月3日 (金) 11:03時点における版
長崎本線 | |||
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基本情報 | |||
国 | 日本 | ||
所在地 | 佐賀県、長崎県 | ||
種類 | 普通鉄道(在来線・幹線) | ||
起点 | 鳥栖駅 | ||
終点 | 長崎駅 | ||
駅数 | 42駅 | ||
電報略号 | サキホセ[1] | ||
路線記号 | (鳥栖 - 佐賀間) | ||
開業 | 1891年8月20日 | ||
全通 |
1905年4月5日(大村経由) 1934年12月1日(現ルート) | ||
所有者 | 九州旅客鉄道(JR九州) | ||
運営者 |
九州旅客鉄道(JR九州) (全線 第一種鉄道事業者) 日本貨物鉄道(JR貨物) (鳥栖 - 市布 - 長崎間 第二種鉄道事業者) | ||
使用車両 | 使用車両を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 |
125.3 km(鳥栖 - 市布 - 長崎間) 23.5 km(喜々津 - 長与 - 浦上間) | ||
軌間 | 1,067 mm(狭軌) | ||
線路数 |
複線(鳥栖 - 肥前山口間、諫早 - 喜々津間、浦上 - 長崎間) 単線(上記以外) | ||
電化方式 | 交流20,000 V・60Hz 架空電車線方式 | ||
閉塞方式 | 自動閉塞式 | ||
保安装置 | ATS-SK、ATS-DK(全線) | ||
最高速度 | 130 km/h[2] | ||
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長崎本線(ながさきほんせん)は、佐賀県鳥栖市の鳥栖駅から長崎県長崎市の長崎駅までを結ぶ九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(幹線)である。ほかに喜々津駅 - 長与駅 - 浦上駅間の別線を持つ。
概要
鹿児島本線の鳥栖駅から分岐し、佐賀市の佐賀駅を経て長崎市の長崎駅まで延びる路線である。福岡市の博多駅から長崎県各地までを結ぶ特急列車が多数運転されており、全国のJR在来線特急利用者数ランキングでは上位4位に入る。
鳥栖駅 - 肥前山口駅間は複線区間である。途中佐賀駅 - 久保田駅間では唐津線の普通列車も走行する(唐津線は久保田駅で分岐するが、全列車が佐賀駅を発着するため)。また、肥前山口駅では佐世保線が分岐する。佐賀駅付近は高架となっている。当区間は佐賀平野を通過するが、軟弱地盤地帯であるゆえ、路盤が非常に悪い。そのため単線用の架線柱の多くが両側支持の門型の物となっている。車窓から見える車道に立つ電柱の多くも、斜めの柱で補強していたり、立っていても僅かに傾いていたりする。
肥前山口駅 - 諫早駅間は単線である。全駅で列車交換が可能であり、駅間の長い多良駅 - 肥前大浦駅 - 小長井駅間には里信号場、土井崎信号場がある。普通列車の本数が肥前鹿島駅 - 諫早駅間では極端に少なく、特急列車の本数が多くなっている。また、途中の特急停車駅は肥前鹿島駅のみである(季節臨時停車を除く)。有明海の入り組んだ沿岸部に沿って線路が通っているため、曲線区間が多い。特に肥前七浦駅 - 諫早駅間の曲線区間の多さは際立っており、この区間の特急列車の速度アップのために振り子式885系電車が投入された。鳥栖駅 - 肥前山口駅間など線路状況の良い区間では特急列車は最高速度130km/h、普通列車817系でも120km/hで走行するが、当区間では曲線区間で速度制限がかかり減速、次の直線で再び加速するもののすぐに次の曲線で減速の繰り返しが続く。所要時間短縮のため、駅構内の配線は原則として一線スルー配線に改良されているほか、曲線の度合いの強い区間のマクラギは通常のPCマクラギよりさらに太い強化型のものが使用されていることが多い。
諫早駅 - 喜々津駅間と浦上駅 - 長崎駅間は複線である。喜々津駅 - 浦上駅間は単線の2つのルートに分かれており、このうち大村湾沿いに走り、長与駅を経由する明治時代開業のルートを旧線(長与経由)と呼ぶ。トンネル径が小さいため電化できず、長崎本線内唯一の非電化区間である。途中、列車交換は大草駅・長与駅のみ可能である。長与駅 - 浦上駅間では市街地を走り、区間運転の列車が設定されている。一方で、1972年に開通した、長崎トンネルを通る電化されたルートを新線(市布経由)と呼ぶ。旧線に比べ6.7km短縮され、高速運転に適した線形により、諫早駅 - 長崎駅間の所要時間を大幅に短縮した。途中肥前古賀駅以外は列車交換ができるほか、長崎トンネル内に肥前三川信号場がある。新線の大半はトンネルであり浦上駅側では市街地の地下を通り地上に抜ける。地上区間に入ると浦上駅までは高架となり、旧線としばらく並走(単線2並列)する。全ての特急「かもめ」・快速「シーサイドライナー」は新線を通る。長崎都市圏輸送として両ルートとも利用者が多い。浦上駅 - 長崎駅間では連続立体交差事業が進められ、2020年3月28日に高架化が完了した[3][4]。
鳥栖駅 - 佐賀駅間および諫早駅 - 長崎駅間(旧線・新線とも)はIC乗車カード「SUGOCA」の利用エリアに含まれている。なお、「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」に含まれる鳥栖駅 - 佐賀駅間と「長崎エリア」に含まれる諫早駅 - 長崎駅間を跨っての利用はできない[5]。
一般向けリアルタイム列車位置情報システム「どれどれ」対応路線であり、「長崎本線」(鳥栖駅 - 市布駅 - 長崎駅間)と「長崎本線(長与経由)」(諫早駅 - 長与駅 - 長崎駅間)としてスマートフォン向けに配信されている[6]。
九州新幹線西九州(長崎)ルートについて
現在、九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)が佐世保線の武雄温泉駅から長崎本線の長崎駅まで新幹線フル規格で建設中である。これにより、長崎本線の肥前山口 - 諫早間が並行在来線として指定されている。整備新幹線において並行在来線は新幹線開業時にJRから経営分離してもよいことになっており、当初はJR九州も経営分離する方針で佐賀・長崎両県による第三セクター方式の経営が計画されていた。しかし、経営分離区間の沿線自治体(鹿島市・江北町)の同意が得られなかったため着工の目処がたたず、他の整備新幹線に遅れをとっていた。そのためJR九州と佐賀・長崎両県は経営分離をせずに、両県が線路などの施設を保有し、新幹線開業後20年間はJR九州が運行を行う上下分離方式を採用することで合意し、着工が認可された。これにより2008年に武雄温泉駅 - 諫早駅間が、2012年には諫早駅 - 長崎駅間の着工が決定し、建設工事が始まった。
博多駅 - 新鳥栖駅では九州新幹線鹿児島ルートを使用し、新鳥栖駅 - 武雄温泉駅間について在来線を活用、武雄温泉駅 - 長崎駅間では新幹線規格の新線建設といった整備計画で、線路幅(軌間)の異なる新幹線と在来線を直通できる開発中の車両FGT(フリーゲージトレイン)を導入する予定であった。しかし、2014年FGTの試作車両の鹿児島ルート及び鹿児島本線での走行試験中に重大な問題が発覚し開発が長期に渡りストップした。これにより仮にFGTが実用化されても2022年度の開業までに運行に必要な数の車両の生産が間に合わないことが判明した。新幹線建設は計画通り進んでおり、完成した設備を年単位で放置できないこと、新幹線沿線自治体では2022年度の開業に合わせて大規模再開発が行われており開業の遅れは許されない状況であり、開業の前倒しを計画していただけに大きな問題となった。結果、2015年12月に2022年度開業のあり方として国やJR九州、長崎・佐賀両県の間で次の合意がなされた。
- 開業時期は現計画通り2022年度
- フル規格で整備中の長崎駅 - 武雄温泉駅間については新幹線車両での運行、武雄温泉駅 - 博多駅間は在来線特急車両での運行とし、FGT営業用車両の生産完了(2025年度予定)まではリレー方式(2004年の九州新幹線鹿児島ルート暫定開業と同じ方式)とする。一部の列車においてFGT先行導入車両での運転を行う。
- リレー方式での開業に伴い武雄温泉駅を新幹線と在来線が対面で乗り換えできる構造に改造。
- リレー方式への変更に伴う武雄温泉駅改造にかかる佐賀・長崎両県の負担を、肥前山口駅 - 諫早駅間の有償譲渡から無償譲渡に変更することで相殺。
- 肥前山口駅 - 諫早駅間は開業後23年間は引き続きJR九州による運行、運行本数は現状水準を維持、開業後3年間は肥前鹿島駅 - 博多駅間で特急列車を上下計14本維持する。
- 新鳥栖駅及び武雄温泉駅の新幹線在来線連絡アプローチについてはFGTの実用化判断が行われてからの着工とする。
その後2016年12月に2年ぶりにFGT走行試験を再開するも、再度問題が発覚し、暫定開業時の先行導入車両の製造は間に合わない見通しとなった。運行主体のJR九州は2017年7月、一般の新幹線の2倍以上のコストがかかるうえ、安全性に懸念が残るFGTでの西九州ルート運営は困難としてFGT導入断念を決定した。これにより与党検討委員会は在来線活用予定であった武雄温泉駅 - 新鳥栖駅間の西九州ルートの整備をミニ新幹線方式または全線フル規格新幹線方式での整備を軸に調査を開始した。2018年度中に西九州ルートの整備方針が決定する予定である。
路線データ
- 管轄・路線距離(営業キロ):
- 軌間:1067mm
- 駅数:42(起終点駅・臨時駅含む)
- 信号場数:3
- 複線区間:
- 鳥栖駅 - 肥前山口駅間
- 諫早駅 - 喜々津駅間
- 浦上駅 - 長崎駅間
- 電化区間:鳥栖駅 - 諫早駅 - 喜々津駅 - 市布駅 - 浦上駅 - 長崎駅間(交流20,000V・60 Hz)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:ATS-SK、ATS-DK(全線)
- 運転指令所:博多総合指令センター
- 最高速度:130 km/h[2]
鳥栖駅 - 肥前大浦駅間がJR九州本社鉄道事業本部、土井崎信号場 - 長崎駅間と長与駅経由の旧線が同社長崎支社の管轄となっており、佐賀県と長崎県の県境付近(肥前大浦駅 - 土井崎信号場間)に本社と支社の境界がある。
運行形態
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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優等列車
鳥栖駅 - 長崎駅間(市布経由)に、博多駅 - 長崎駅間の特急「かもめ」が24往復(臨時列車除く、他に区間運転の列車あり)、鳥栖駅 - 肥前山口駅間に、佐世保線に直通する博多駅 - 佐世保駅間の特急「みどり」が16往復(一部は大村線ハウステンボス駅発着の特急「ハウステンボス」を併結)運行されている。ピーク期を除き、長崎本線内を単独運転する「ハウステンボス」は設定されていない。また、全席グリーン席の特急「36ぷらす3」が、週1回、月曜日に博多駅 - 長崎駅間を往復する。
博多駅 - 佐賀駅間では基本的に「かもめ」毎時1 - 2本、「みどり(・ハウステンボス)」毎時1本と、1時間に2 - 3本の特急が利用可能であり(「かもめ」「みどり」は博多駅 - 肥前山口駅間で運行区間が重複するが、一部の「かもめ」は肥前山口駅を通過するため、肥前山口駅で利用可能な特急は毎時2本となる)、区間運転の「かもめ」も合わせると1時間に5本の特急が運行される時間帯もある。
2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業により、廃止となった「リレーつばめ」などで使用されていた787系電車が783系電車を使用していた「かもめ」に転用された。そのため改正前に行われていた「かもめ」と「みどり」の併結運転廃止が実施され、「かもめ」の全便が単独運転となり、佐賀駅 - 鳥栖駅間では増発となった。
過去の優等列車
2000年代までは、夜行列車としては東京駅 - 長崎駅間の寝台特急「さくら」・京都駅 - 長崎駅間の寝台特急「あかつき」が運転されていたが、「さくら」は2005年3月1日のダイヤ改正で、「あかつき」は2008年3月15日のダイヤ改正で廃止され、夜行列車や本州直通優等列車の運転はなくなった。
なお、JR初期や国鉄時代までさかのぼると、関門トンネルが開通した1942年から東京駅 - 長崎駅間に特急・急行列車が運行されていた。初例としては、特急列車「富士」が1942年から1943年まで運行された。この列車の上りは上海航路運航日は接続列車として、1駅先の長崎港駅を始発とする形で運転された。ただし、この列車以前にも上海航路への接続列車として長崎駅から長崎港駅まで1駅延長運転されたものもあった。
戦後の東京・関西方面 - 長崎駅間の列車としては「さくら」「あかつき」のほか、1950年代から急行列車として「雲仙」・「西海」(-1980年)、特急列車として「かもめ」(1961年 - 1975年、京都駅 - 長崎駅間の運転)、「はやぶさ」(1968年 - 1975年)、「みずほ」(1975年 - 1994年)があった。
また、博多駅 - 長崎駅間には急行「ふたば」・「ながさき」・「出島」が運行されていた。それらの一部には佐世保駅発着の列車を連結しているものもあった。また、佐世保線・大村線経由で運行される列車があり、早岐駅から佐世保駅まで区間運行の列車が接続するダイヤが組まれていた。
地域輸送
概ね肥前山口駅で運行系統が分かれているが、全線を通して運行する普通列車も下り4本・上り3本設定されている。
全線でワンマン運転を実施している。ワンマン運転の列車は、2006年3月17日まで無人駅および有人駅での営業時間外の停車時に関しては、前の車両のドアのみ開き(中扉は開かず・後ろ乗り前降り)、乗車時には整理券を取り、下車時に乗車券・運賃とともに運転士に渡す必要があったが、2006年3月18日のダイヤ改正後より鳥栖駅 - 肥前山口駅間および諫早駅 - 長崎駅間(新線・旧線)で運転のワンマン列車ではすべてのドアから乗り降りできる都市型ワンマンが実施されている。肥前山口駅 - 諫早駅間(両端駅除く)は、営業時間帯の肥前鹿島駅のみすべてのドアから乗降可能で(多良駅は2020年4月より終日無人化)、それ以外の駅と営業時間外の肥前鹿島駅では前の車両での後乗り前降り方式となる。なお、3両以上の列車では車掌が乗務するため、ワンマン運転は行わない。
鳥栖駅 - 肥前山口駅間
普通列車は1時間に2本程度運転される。西側は朝の3往復が佐賀駅発着、3分の1程度の列車が肥前山口駅発着で、その他の列車は肥前山口駅以西の長崎本線または佐世保線に直通している。東側は基本的に鳥栖駅発着だが、早朝に下り1本のみ佐賀発長崎行きも設定されているほか、朝夕の一部列車は鹿児島本線博多駅方面に直通し、上りのみ鳥栖駅で鹿児島本線久留米方面からの列車と併結する列車がある。なお鹿児島本線に直通する上り列車の一部は「区間快速」の種別だが、長崎本線内では快速運転は行わない。佐賀駅 - 久保田駅間は唐津線の列車も利用可能で、本数はさらに多くなる。
肥前山口駅 - 諫早駅間
佐賀・長崎の県境を含むこの区間は県境に近付くに連れて本数が少なくなり、県境となる肥前大浦駅 - 小長井駅間の普通列車は1日7往復のみである。そのためこの区間を普通列車で移動する場合は、時間帯によっては佐世保線・大村線経由の方が早く着く場合がある[9]。
小長井駅 - 諫早駅間は並行する路線バスの方がはるかに多い。
諫早駅 - 長崎駅間
都市間輸送となっており、朝夕のラッシュ時は数分おきの発車で、単線の区間では線路容量一杯である。ラッシュ時間帯以外では新線(市布駅経由)、旧線(長与駅経由)ともに1時間に1本の運転は確保されているが、旧線の喜々津駅 - 長与駅間および新線の快速通過駅では2時間程度間隔が空く時間帯がある。新線には途中駅折り返し列車は設定されていないが、旧線には長与駅や喜々津駅で折り返す列車がある。なお諫早駅から大村線に直通する普通列車は、長崎本線は基本的に旧線経由となる。
このほか、諫早駅 - 長崎駅間では新線経由で大村線直通の快速・区間快速「シーサイドライナー」が1時間に1本運転される。この区間内の標準停車駅は諫早駅・喜々津駅・浦上駅・長崎駅のみであるが、一部時間帯では西諫早駅・現川駅に停車する列車、また同区間内各駅停車で運転する列車もある。
臨時列車
長崎本線内で快速運転を行う定期列車は「シーサイドライナー」のみであるが、臨時列車ではゴールデンウィーク期間に運転される快速「有田陶器市号」が快速運転を行う。「有田陶器市号」の線内の停車駅は通常この区間を運行する特急列車に準ずる。また佐賀インターナショナルバルーンフェスタ開催時は、普通列車に加えて臨時快速「バルーンフェスタ号」が鳥栖方面 - 肥前山口駅間に運転されることがある。「バルーンフェスタ号」は肥前麓駅・伊賀屋駅・鍋島駅を除く各駅に停車する。
団体専用列車
JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」が、「長崎コース」として大村線経由で長崎駅 - 佐世保駅間に運行される。長崎発、長崎着ともに旧線を経由する。また、「ハウステンボスコース」として、博多駅 - ハウステンボス駅間、「佐賀〜長崎〜佐世保コース」として、佐賀駅→長崎駅→佐世保駅間で運転している。
また、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が1泊2日コースで長崎駅に発着している。2015年3月からは長崎へ向かう往路の肥前山口駅 - 諫早駅間で佐世保線・大村線、諫早駅 - 長崎駅間で旧線、長崎を出発する復路の長崎駅 - 諫早駅間で新線を経由している。
貨物列車
鳥栖駅 - 鍋島駅間で貨物列車が運行されている。2019年3月改正時点では、コンテナ車で編成された高速貨物列車が2往復(鹿児島本線福岡貨物ターミナル駅発鍋島駅行きが2本、鍋島駅発東海道本線東京貨物ターミナル駅行きが1本、鍋島駅発関西本線百済貨物ターミナル駅行きが1本)設定されている[10]。牽引機関車は、ED76形およびEF81形電気機関車。さらに農産物流通のピークである5 - 7月は、ED76形牽引の臨時高速貨物列車が1往復増便される。
線内の貨物列車の発着駅は、鍋島駅のみ。日本貨物鉄道(JR貨物)の第二種鉄道事業区間である鍋島駅 - 長崎駅間では、貨物列車は運行されていない。長崎駅はオフレールステーションの扱いで、コンテナを積載したトラックが鍋島駅との間を結んでいる。
使用車両
車種はキハおよびキロシ、YC1とあるのは気動車、他は特記なければ電車。以下に記載されていない南福岡車両区所属の817系3000番台と821系も代走として鳥栖 - 肥前大浦でごくまれに運用されることがある。
特急列車
- 783系(「かもめ」・「みどり」・「ハウステンボス」 「かもめ」は佐賀発着のみ、南福岡車両区所属車)
- 787系(「かもめ」・「みどり」・「36ぷらす3」、南福岡車両区所属車)
- 885系(「かもめ」、南福岡車両区所属車)
2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴うダイヤ改正で、鹿児島本線 博多 - 新八代間で使用されていた特急「リレーつばめ」が運行廃止になったことに伴い、当線で使用されている783系の長崎駅乗り入れを廃止し、新たに787系で運行している。なお、787系は過去に一部の「かもめ」で使用していたことがあり、改正前も臨時列車でまれに運用されていた。
普通・快速列車
- 811系(鳥栖 - 肥前大浦間のみ、南福岡車両区所属車)
- 813系(鳥栖 - 肥前大浦間のみ、南福岡車両区所属車)
- 817系(ワンマン運転対応の0番台が定期列車で使用される。ラッシュ時間帯は2 - 3編成つないで4 - 6両で運転、佐世保車両センター所属車)
- 415系(南福岡車両区所属車)
- キハ47形(唐津線へ直通運転している佐賀 - 久保田間のみ、唐津運輸センター所属車)
- キハ125形(唐津線へ直通運転している佐賀 - 久保田間のみ、唐津運輸センター所属車)
- YC1系(シーサイドライナーなど。長崎本線では諫早 - 長崎間のみ、佐世保車両センター所属車)
団体臨時列車
- キロシ47形(JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」用)
- DF200-7000(「ななつ星in九州」牽引用ディーゼル機関車)
- 77系(「ななつ星in九州」用の客車)
歴史
長崎本線は、九州鉄道の手により現在の佐世保線・大村線のルートで建設された。鳥栖 - 早岐間と長与 - 長崎間が開業した1897年より全通するまでの約1年間は、大村湾に連絡船を開設して暫定的な連絡機関としていた。
1907年の国有化を経て、現在のルート(有明線)が長崎本線となったのは1934年のことである。旧長崎本線(佐世保線・大村線ルート)は佐世保市・大村市といった長崎県内の各都市を結ぶ役割を果たす一方で、大回りとなるため福岡・佐賀方面と長崎市街との往来には長い時間が必要であった。このため、佐世保線・大村線ルートの短絡線として肥前山口 - 肥前鹿島 - 諫早(有明線)が建設され、長崎本線に編入された。旧長崎本線区間は佐世保線・大村線へと分離された。有明線は改正鉄道敷設法別表114号に「佐賀県肥前山口附近ヨリ鹿島ヲ経テ長崎県諌早ニ至ル鉄道」として規定されていた。
1972年、諫早 - 長崎間にも短絡線が建設されたが、旧線・新線共に長崎本線として運行されている。市布経由の新線は改正鉄道敷設法別表114号の2に「長崎県喜々津ヨリ矢上ヲ経テ浦上ニ至ル鉄道」として規定され、日本鉄道建設公団が主要幹線(C線)の浦上線(うらかみせん)として計画・建設した。
また、長崎港出島埠頭に発着する上海航路との連絡のため、1930年に長崎駅から長崎港駅までの1.1kmが延伸された。太平洋戦争の激化(1943年頃)により上海航路が廃止された影響で、1946年以降は貨物線として使われていた。正式に廃止されたのは1982年11月14日[11][12] である。跡地は遊歩道や公園として整備されている。
年表
九州鉄道 - 有明線編入前
- 1891年(明治24年)8月20日 【開業】九州鉄道佐賀線 鳥栖 - 佐賀 【駅新設】中原、神崎、佐賀
- 1895年(明治28年)5月5日 【延伸開業】佐賀 - 山口 - *武雄 【駅新設】牛津、山口、*北方、*武雄
- 1896年(明治29年)10月10日 【駅新設】久保田
- 1897年(明治30年)
- 1898年(明治31年)
- 1905年(明治38年)4月5日 【延伸開業】浦上 - 長崎(2代) 【駅新設】長崎(2代) 【駅名改称】長崎(初代)→浦上
- 1907年(明治40年)
- 1909年(明治42年)
- 1913年(大正2年)3月1日 【駅名改称】山口→肥前山口(同年2月20日に山口県国鉄山口駅開業のため)
- 1919年(大正8年)12月1日 【信号所新設】*大町
- 1922年(大正11年)
- 1923年(大正12年)8月21日 【駅新設】*高橋
- 1926年(大正15年)10月1日 【信号場新設】鍋島
- 1927年(昭和2年)3月26日 【仮乗降場新設】目達原
- 1928年(昭和3年)
- 9月1日 【信号場→駅】*大町
- 12月1日 【駅新設】伊賀屋
- 1930年(昭和5年)
*が付いている駅は、のちに路線分離により長崎本線の駅ではなくなった駅。
有明線
有明線編入後
- 1934年(昭和9年)12月1日 【路線分離】佐世保線 肥前山口 - 早岐、大村線 早岐 - 諫早 【路線編入】肥前山口 - 諫早
- 1940年(昭和15年)4月1日 【駅名改称】福治→肥前白石
- 1942年(昭和17年)9月30日 【信号場新設】肥前麓、三田川
- 1943年(昭和18年)
- 10月1日 【信号場新設】本川内
- 12月1日 【信号場→駅】三田川 【仮乗降場廃止】目達原
- 1945年(昭和20年)5月1日 【駅名改称】神埼→肥前神埼
- 1947年(昭和22年)3月1日 【信号場→駅】肥前麓
- 1952年(昭和27年)6月1日 【信号場→駅】本川内
- 7月5日 【仮停車場新設】横島
- 1956年(昭和31年)4月10日 【駅名改称】肥前神埼→神埼
- 1961年(昭和36年)10月1日 【信号場新設】東園
- 1965年(昭和40年)9月26日 【複線化】佐賀 - 鍋島
- 1966年(昭和41年)
- 1968年(昭和43年)
- 1969年(昭和44年)
- 1972年(昭和47年)10月2日 【開業】喜々津 - 市布 - 浦上(特急・急行列車などを新線経由に変更) 【駅新設】市布、肥前古賀、現川 【信号場新設】肥前三川
- 1973年(昭和48年)10月29日 電化工事着手[15]。
- 1976年(昭和51年)
- 1982年(昭和57年)
- 1985年(昭和60年)3月14日 【駅新設】西諌早[17]
- 1987年(昭和62年)
- 3月9日 【臨時乗降場新設】西浦上
民営化以後
- 1987年(昭和62年)4月1日 【承継】九州旅客鉄道(第1種)、日本貨物鉄道(第2種) 【臨時乗降場→駅】西浦上
- 1989年(平成元年)11月18日 【臨時駅新設】バルーンさが
- 1990年(平成2年)3月10日 【複線化】浦上 - 長崎【駅新設】長里
- 1993年(平成5年)10月1日 【駅名改称】三田川→吉野ケ里公園
- 1994年(平成6年)3月1日 【駅新設】高田
- 1999年(平成11年)7月1日 【貨物列車廃止】鍋島 - 長崎
- 2002年(平成14年)3月23日 【ワンマン運転開始】全線
- 2011年(平成23年)3月12日 【駅新設】新鳥栖
- 2016年(平成28年)12月22日 【列車位置情報システム提供開始】全線[6]。
- 2018年(平成30年)9月28日 【ラインカラー・路線記号・駅ナンバリング制定】鳥栖 - 佐賀[18]。
- 2020年(令和2年)3月28日 【高架化】長崎 - 浦上[3][4][19]。
- 2022年(令和4年)秋 【上下分離】九州新幹線西九州ルート(西九州新幹線)の開業に伴い、肥前山口(江北) - 諫早間の鉄道施設を「佐賀・長崎鉄道管理センター」に移管(予定)[20]。【駅名改称】肥前山口→江北(予定)[21]。【電化廃止】肥前浜 - 諫早(予定)[22][23]。
駅一覧
- (臨):臨時駅、◆・■:貨物取扱駅(■はオフレールステーション)
- 線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
新線経由(市布経由)
- 全区間交流電化
- 停車駅
駅番号 | 駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
区間快速 | 快速 | 接続路線・備考 | 線路 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JH 01 | 鳥栖駅 | - | 0.0 | ▲ | 九州旅客鉄道: 鹿児島本線〈直通あり〉 | ∥ | 佐賀県 | 鳥栖市 | ||
JH 02 | 新鳥栖駅 | 2.9 | 2.9 | ▲ | 九州旅客鉄道: 九州新幹線 | ∥ | ||||
JH 03 | 肥前麓駅 | 1.3 | 4.2 | ▲ | ∥ | |||||
JH 04 | 中原駅 | 4.3 | 8.5 | ▲ | ∥ | 三養基郡 みやき町 | ||||
JH 05 | 吉野ケ里公園駅 | 4.6 | 13.1 | ▲ | ∥ | 神埼郡 吉野ヶ里町 | ||||
JH 06 | 神埼駅 | 2.6 | 15.7 | ▲ | ∥ | 神埼市 | ||||
JH 07 | 伊賀屋駅 | 4.5 | 20.2 | ▲ | ∥ | 佐賀市 | ||||
JH 08 | 佐賀駅 | 4.8 | 25.0 | ▲ | ∥ | |||||
鍋島駅◆ | 3.0 | 28.0 | ▲ | ∥ | ||||||
(臨)バルーンさが駅 | 1.8 | 29.8 | △ | ∥ | ||||||
久保田駅 | 1.6 | 31.4 | ▲ | 九州旅客鉄道:唐津線[* 1] | ∥ | |||||
牛津駅 | 2.8 | 34.2 | ▲ | ∥ | 小城市 | |||||
肥前山口駅 | 5.4 | 39.6 | ▲ | 九州旅客鉄道:佐世保線(鳥栖方面から直通あり) | ∨ | 杵島郡 | 江北町 | |||
肥前白石駅 | 5.1 | 44.7 | ◇ | 白石町 | ||||||
肥前竜王駅 | 4.7 | 49.4 | ◇ | |||||||
肥前鹿島駅 | 5.2 | 54.6 | ◇ | 鹿島市 | ||||||
肥前浜駅 | 3.0 | 57.6 | ◇ | |||||||
肥前七浦駅 | 3.9 | 61.5 | ◇ | |||||||
肥前飯田駅 | 2.1 | 63.6 | ◇ | |||||||
多良駅 | 4.1 | 67.7 | ◇ | 藤津郡 太良町 | ||||||
里信号場 | - | 72.3 | ◇ | |||||||
肥前大浦駅 | 7.9 | 75.6 | ◇ | |||||||
土井崎信号場 | - | 78.9 | ◇ | 長崎県 | 諫早市 | |||||
小長井駅 | 6.7 | 82.3 | ◇ | |||||||
長里駅 | 2.4 | 84.7 | ◇ | |||||||
湯江駅 | 2.9 | 87.6 | ◇ | |||||||
小江駅 | 3.3 | 90.9 | ◇ | |||||||
肥前長田駅 | 4.7 | 95.6 | ◇ | |||||||
東諫早駅 | 2.2 | 97.8 | ◇ | |||||||
諫早駅 | 2.6 | 100.4 | ● | ● | 九州旅客鉄道:大村線(長崎方面から直通運転) 島原鉄道:島原鉄道線 |
∧ | ||||
西諫早駅 | 2.8 | 103.2 | | | ◆ | ∥ | |||||
喜々津駅 | 3.7 | 106.9 | ● | ● | 九州旅客鉄道:長崎本線旧線(諫早方面から直通運転) | ∨ | ||||
市布駅 | 2.5 | 109.4 | | | ◆ | ◇ | |||||
肥前古賀駅 | 2.9 | 112.3 | | | ◆ | | | 長崎市 | ||||
現川駅 | 2.5 | 114.8 | | | ◆ | ◇ | |||||
肥前三川信号場 | - | 118.5 | | | | | ◇ | |||||
浦上駅 | 8.9 | 123.7 | ● | ● | 九州旅客鉄道:長崎本線旧線(長崎駅直通運転) 長崎電気軌道:本線 (浦上駅前電停) |
∧ | ||||
長崎駅■ | 1.6 | 125.3 | ● | ● | 長崎電気軌道:本線・桜町支線 (長崎駅前電停) | ∥ |
- ^ 唐津線の列車は佐賀駅まで乗り入れる
上記以外の駅はJR九州鉄道営業の業務委託駅もしくは無人駅である。
旧線(長与経由)
- 全区間非電化
- 全列車普通列車(すべての駅に停車)
- 全駅長崎県内に所在
駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
接続路線 | 線路 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|
喜々津駅 | - | 0.0 | 九州旅客鉄道:長崎本線新線(諫早方面へ直通運転) | ◇ | 諫早市 |
東園駅 | 3.5 | 3.5 | | | ||
大草駅 | 3.7 | 7.2 | ◇ | ||
本川内駅 | 5.1 | 12.3 | | | 西彼杵郡 長与町 | |
長与駅 | 3.1 | 15.4 | ◇ | ||
高田駅 | 1.0 | 16.4 | | | ||
道ノ尾駅 | 2.5 | 18.9 | | | ||
西浦上駅 | 1.7 | 20.6 | 長崎電気軌道:本線 (住吉電停) | | | 長崎市 |
浦上駅 | 2.9 | 23.5 | 九州旅客鉄道:長崎本線新線(長崎駅へ直通運転) 長崎電気軌道:本線 (浦上駅前電停) |
◇ |
- JR九州鉄道営業の業務委託駅:喜々津駅、長与駅、高田駅、道ノ尾駅、浦上駅
上記以外の駅は無人駅である。旧線区間には直営駅、簡易委託駅は存在しない。
廃止区間
長崎駅 - 長崎港駅(1.1 km。1982年11月14日廃止)
過去の接続路線
輸送実績
「路線別利用状況」(区間別の平均通過人員〈輸送密度〉)、旅客運輸収入は以下の通り[24][25]。
年度 | 平均通過人員(人/日) | 旅客運輸収入 (百万円/年) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
全区間 | 鳥栖 - 佐賀 | 佐賀 - 肥前山口 | 肥前山口 - 諫早 | 諫早 - 長崎 | 喜々津 - 浦上 | ||
1987年度 | 12,646 | 24,187 | 19,732 | 9,108 | 14,988 | 2,640 | - |
2016年度 | 14,861 | 31,420 | 21,430 | 8,647 | 19,032 | 4,823 | 12,330 |
2017年度 | 14,805 | 31,546 | 21,434 | 8,613 | 18,702 | 4,765 | 12,430 |
脚注
- ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』1959年9月17日、24頁。
- ^ a b FACt SHEETS 2017 - JR九州
- ^ a b "新型車両を投入し、通勤・通学をより快適にします ダイヤをよりわかりやすく利用しやすくします" (PDF) (Press release). 九州旅客鉄道. 13 December 2019. p. 4. 2019年12月24日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年12月29日閲覧。
- ^ a b "JR長崎本線(長崎駅から浦上駅間)の高架化について" (Press release). 長崎県都市政策課. 13 December 2019. 2019年12月13日閲覧。
- ^ “JR九州 [SUGOCA]|利用可能・発売エリア”. 九州旅客鉄道. 2015年6月2日閲覧。
- ^ a b 〜 運行情報のご案内を充実 〜 「JR九州アプリ」で列車位置情報を表示します! (PDF) - 九州旅客鉄道、2016年12月20日
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 2018年(平成30年) 3月期 有価証券報告書 - 九州旅客鉄道、p.36
- ^ 当該区間には長崎本線経由の乗車券で佐世保線・大村線経由でも乗車できる経路特定区間が設定されていたが、1994年に廃止されており、乗車券は実乗経路通りに発券・使用しなければならなくなった。運賃計算についても同様である。
- ^ コンテナ時刻表PDF (PDF) - JR貨物
- ^ a b 『新長崎市史 第四巻現代編』 長崎市史編さん委員会、長崎市、2014年3月、p.422
- ^ a b 『鉄輪の轟き 九州の鉄道100年記念誌』川崎孝夫、九州旅客鉄道、1989年10月、p.226
- ^ 記念スタンプ「逓信省告示第3018号」『官報』1934年11月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 14.国鉄浦上新線の開通 (昭和47年10月) - 長崎商工会議所
- ^ 『485系物語』梅原淳著 JTBパブリッシング 2013年
- ^ 編集部「6月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第26巻第9号(通巻第324号)、電気車研究会、1976年9月1日、87頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “長崎本線に「西諌早駅」来月14日開業”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1985年2月15日)
- ^ "訪日外国人のお客さまに、安心してご利用いただけるご案内を目指します! 北部九州エリア157駅に「駅ナンバリング」を導入します" (PDF) (Press release). 九州旅客鉄道. 2018年9月28日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
- ^ “JR 新「長崎駅」開業 高架化、踏切4カ所廃止 長崎-浦上両駅 新型コロナで式典で中止”. 長崎新聞 (長崎新聞社). (2020年3月29日). オリジナルの2020年3月29日時点におけるアーカイブ。 2021年4月21日閲覧。
- ^ “佐賀・長崎で新法人「鉄道管理センター」鹿島市に設立”. 佐賀新聞 (佐賀新聞社). (2021年4月1日). オリジナルの2021年4月21日時点におけるアーカイブ。 2021年4月21日閲覧。
- ^ "長崎本線 肥前山口駅の駅名改称について" (PDF) (Press release). 佐賀県江北町/九州旅客鉄道. 21 April 2021. 2021年4月21日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年4月21日閲覧。
- ^ “<新幹線長崎ルート> 並行在来線の電化区間を1駅分延伸 「肥前鹿島まで」から「肥前浜まで」へ JR長崎線”. 佐賀新聞. (2021年6月17日). オリジナルの2021年6月17日時点におけるアーカイブ。 2021年6月17日閲覧。
- ^ “JR長崎線の並行在来線、肥前浜まで電化区間延伸 管理費はJR九州負担”. 西日本新聞. (2021年6月15日). オリジナルの2021年6月16日時点におけるアーカイブ。 2021年6月16日閲覧。
- ^ JR九州、区間別の利用状況を初公表 路線維持へ地元議論促す - 日本経済新聞(2017年7月31日 23:30配信)
- ^ “交通・営業データ(平成28年度)”. 九州旅客鉄道. 2017年8月18日閲覧。
参考文献
- 川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』5 長崎・佐賀エリア、講談社、2013年。ISBN 978-4-06-295164-7。