上峰町
表示
かみみねちょう 上峰町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 佐賀県 | ||||
郡 | 三養基郡 | ||||
市町村コード | 41345-3 | ||||
法人番号 | 9000020413453 | ||||
面積 |
12.80km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
9,554人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 746人/km2 | ||||
隣接自治体 | 三養基郡みやき町、神埼郡吉野ヶ里町 | ||||
町の木 | ツバキ | ||||
町の花 | サルビア | ||||
町の歌 |
郷土唱歌(大正中期) このまちで(2018年選定) | ||||
上峰町役場 | |||||
町長 | 武廣勇平 | ||||
所在地 |
〒849-0123 佐賀県三養基郡上峰町大字坊所383番地1号 北緯33度19分11秒 東経130度25分34秒 / 北緯33.31964度 東経130.42614度座標: 北緯33度19分11秒 東経130度25分34秒 / 北緯33.31964度 東経130.42614度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
[編集]佐賀県の県庁所在地である佐賀市と福岡県久留米市の中間に位置する。佐賀市中心部からは東に約15km、久留米市中心部からは西に約15kmの距離である。町域はほとんどが佐賀平野の一部に含まれており、平地が多い。町の北部には平安時代末期の武将・源為朝が鎮西八郎と称して九州を平定する際、城を築いた「鎮西山」がある。また、この山には山城跡や鎮西城を攻めた敵の騎場5万騎余りが、為朝の軍勢に討たれ、池の水が血の色に染まったという伝説の「五万ヶ池」や「奥の院」としてしられている鳥越山不動院の滝や「西古城」と呼ばれるアスレチック広場がある。市外局番は全域が0952である。佐賀MA(20,52 - 55)。
地形
[編集]- 山岳
- 鎮西山(標高200m)
- 河川
- 切通川
- 井柳川
隣接している市町村
[編集]大字
[編集]- 江迎
- 前牟田
- 坊所
- 堤
1957年から1959年までは、現在の坊所新村付近に大字新村があった。
人口
[編集]上峰町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上峰町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 上峰町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
上峰町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、江迎村、前牟田村、坊所村及び堤村の区域をもって、三根郡上峰村が発足する。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行により、三根郡、養父郡及び基肄郡の区域をもって、三養基郡が発足することにより、三養基郡の所属となる。
- 1920年(大正9年)頃 - 郷土唱歌(作詞・作曲:古川太七)が作成される。
- 1989年(平成元年)11月1日 - 上峰村が町制施行して、上峰町となる。
- 2009年(平成21年)3月22日 - 29歳の武広勇平が町長に初当選。初当選の時点では全国最年少の首長だった。
- 2018年(平成30年)11月1日 - 町制30周年記念式典。イメージソング「このまちで」(作詞・作曲:小島よしき)を選定。
行政
[編集]- 町長:武広勇平(2009年3月23日から、4期目)
- 議会定数:10名
歴代上峰村長・上峰町長
[編集]代 | 氏名 | よみがな | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|---|
初代(16代まで官選) | 本村信春 | もとむら のぶはる | 1889年7月27日 | 1893年7月26日 |
2代 | 境雄蔵 | さかい ゆうぞう | 1893年7月27日 | 1897年7月26日 |
3代 | 渡辺重三郎 | わたなべ じゅうざぶろう | 1897年7月27日 | 1901年12月28日 |
4代 | 松田喜三郎 | まつだ きさぶろう | 1901年4月4日 | 1906年4月3日 |
5代 | 野中弥作 | のなか やさく | 1906年4月5日 | 1910年4月4日 |
6代 | 江口六郎 | えぐち ろくろう | 1910年4月25日 | 1912年9月22日 |
7代 | 重松正義 | しげまつ まさよし | 1913年1月3日 | 1917年1月 |
8代 | 1917年1月 | 1921年1月 | ||
9代 | 1921年1月 | 1925年1月11日 | ||
10代 | 福島又一 | ふくしま またいち | 1925年3月28日 | 1929年3月27日 |
11代 | 秀島与作 | ひでしま よさく | 1929年4月10日 | 1933年4月 |
12代 | 1933年4月 | 1934年1月19日 | ||
13代 | 堤栄作 | つつみ えいさく | 1934年3月5日 | 1937年4月6日 |
14代 | 藤野佐市 | ふじの さいち | 1937年4月22日 | 1941年4月22日 |
15代 | 鶴田乙松 | つるた おとまつ | 1941年4月27日 | 1945年4月26日 |
16代 | 古賀重勝 | こが しげかつ | 1945年5月31日 | 1947年1月31日 |
17代(以降公選) | 大石義夫 | おおいし よしお | 1947年4月7日 | 1951年4月3日 |
18代 | 大園謙一 | おおぞの けんいち | 1951年4月24日 | 1955年4月 |
19代 | 1955年4月 | 1959年4月30日 | ||
20代 | 江頭三次 | えがしら みつじ | 1959年5月1日 | 1963年4月30日 |
21代 | 原十四夫 | はら としお | 1963年5月1日 | 1967年4月30日 |
22代 | 今泉清 | いまいずみ きよし | 1967年5月1日 | 1970年12月29日 |
23代 | 原十四夫 | はら としお | 1971年2月14日 | 1975年2月13日 |
24代 | 秋山守 | あきやま まもる | 1975年2月14日 | 1979年2月5日 |
25代 | 江口誠 | えぐち まこと | 1979年2月6日 | 1983年2月5日 |
26代 | 秋山守 | あきやま まもる | 1983年2月6日 | 1987年2月5日 |
27代 | 1987年2月6日 | 1991年2月6日 | ||
28代 | 1991年2月6日 | 1995年2月5日 | ||
29代 | 高島希典 | たかしま まれすけ | 1995年2月6日 | 1999年2月5日 |
30代 | 大川紀男 | おおかわ のりお | 1999年2月6日 | 2003年2月5日 |
31代 | 2003年2月6日 | 2007年2月5日 | ||
32代 | 2007年2月6日 | 2009年2月7日 | ||
33代 | 武広勇平 | たけひろ ゆうへい | 2009年3月23日 | 2013年3月22日 |
34代 | 2013年3月23日 | 2017年3月21日 | ||
35代 | 2017年3月22日 | 2021年3月21日 | ||
36代 | 2021年3月22日 | (現職) |
友好都市
[編集]ふるさと納税制度
[編集]2017年度のふるさと納税制度による納税額は約66億7200万円であり、泉佐野市(大阪府)、都農町(宮崎県)、都城市(宮崎県)、みやき町(佐賀県)に次いで全国第5位にランクインした[1]。2020年のふるさと納税の返礼品 人気ランキングでは上峰町の「佐賀産和牛切り落とし1,000g」が全国第2位にランクインした[2]。寄付金額1万円で和牛の返礼を受けることができ、還元率は65.0%にも上る。返礼品には地酒の鎮西八郎や[3]ブランド米のさがびよりなどもある[4]。
議会
[編集]- 県議会
三養基郡選挙区から選出される佐賀県議会議員の定数は2議席である。
- 国会
産業
[編集]- 就業人口
上峰町に本社を置く企業
[編集]上峰町に工場・事業所を置く企業
[編集]- ブリヂストン佐賀工場
- 大塚倉庫九州支店大塚倉庫
- ニシハラ理工佐賀工場
- 東洋空機製作所福岡工場
- 大電上峰事業所
- 藤樹運搬機工業佐賀工場
- しんよう九州工場
- JAさが段ボール工場
- 大和製缶九州工場
- ニチノーサービス佐賀事業所
施設
[編集]- 警察
- 鳥栖警察署
- 駐在所
- 坊所警察官駐在所
- 駐在所
- 消防
- 鳥栖・三養基地区消防事務組合
- 西消防署
- 金融機関
- 郵便
- 上峰郵便局
- 集配業務は郵便区「849-01」の管轄である肥前中原郵便局(みやき町)の担当となる。
地域 | 郵便番号 |
---|---|
江迎 | 849-0121 |
堤 | 849-0124 |
坊所 | 849-0123 |
前牟田 | 849-0122 |
- 文化施設
- 上峰町民センター
- 農村婦人の家
- ふるさと学館(図書館、郷土資料館、子ども支援センター)
- スポーツ施設
- 上峰町中央公園(多目的広場)
- 上峰町社会体育施設
- テニスコート
- 武道館
- 上峰町民プール
- すぱーく上峰(屋内ゲートボール場)
- 上峰町体育センター
- 商業施設
- 県道22号線沿いにトライアル、ヤマダデンキ、ドラッグストアモリ、あんくるふじや、しまむらなどの商業施設が立地する。
- イオン上峰店 - 県道22号線沿いには1995年に「上峰サティ」が開業したが、町内外の周辺商業施設との競合が激化し「イオン上峰店」と改称されたのち2019年に閉店した。跡地は町へ無償譲渡され、町の複合施設を建設する再開発計画がある。詳細は「イオン上峰店#閉店後」を参照。
- ワーナー・マイカル・シネマズ上峰 - 1996年(平成8年)9月28日、上峰サティに佐賀県初のシネコンとして開館[6]。2010年(平成22年)に閉館した[7]。
教育
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]幼稚園
[編集]- 私立
- 上峰幼稚園
保育所
[編集]- 私立
- ひかり保育園
- ひよこ保育園かみみね
- 愛の子保育園
交通
[編集]鉄道
[編集]バス路線
[編集]- 西鉄バス(西鉄バス久留米・西鉄バス佐賀)
- 県道22号(下津毛・上峰住宅・都紀女加王墓前)を通り久留米市(JR久留米駅・西鉄久留米駅)と佐賀市中心部を結ぶ路線と、国道34号(堤・切通し・佐賀成田山前)を通り鳥栖市と神埼市を結ぶ路線の2路線を運行している。
- [40] 久留米市 - みやき町(旧北茂安町域)- 上峰町 - 吉野ヶ里町 - 神埼市 - 佐賀市
- [43] 鳥栖市 - みやき町(旧中原町域)- 上峰町 - 吉野ヶ里町 - 神埼市
- 上峰町通学福祉バス「のらんかい」
- 上峰タクシーが運行する。「通学福祉バス」を名乗るが、誰でも利用可能である(大人100円均一)。日祝日を除き町内各地で運行されている。
道路
[編集]- 長崎自動車道が通っているが、町内にインターチェンジや施設はない(最寄りインターチェンジは東脊振インターチェンジ)
一般国道
[編集]県道
[編集]- 主要地方道
特産品
[編集]- よもぎ大福
- アスパラガス
- たまねぎ
- みかん
- 大豆
名所・史跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・史跡・観光スポット
[編集]出典[10]
祭事・催事
[編集]- 米多浮立 - 2年に1回。10月25日前後の土日。佐賀県指定重要無形民俗文化財。
- 宇佐八幡宮例祭 - 毎年10月25日。
- 上峰太鼓
出身著名人
[編集]脚注
[編集]- ^ “ふるさと納税に関する現況調査結果”. 総務省 (2018年7月6日). 2019年6月6日閲覧。
- ^ “ふるさと納税、最も人気な返礼品は? 還元率も公開”. BCN (2020年12月25日). 2021年1月11日閲覧。
- ^ “すっきりとキレが良くフルーティーな香り 上峰町の地酒「鎮西八郎」仕込み始まる”. サガテレビ (2020年6月3日). 2021年1月11日閲覧。
- ^ “ふるさと納税返礼品にくず米混入 不作影響か、上峰町が苦情受け改善”. 佐賀新聞 (2020年6月3日). 2021年1月11日閲覧。
- ^ “佐賀県農業協同組合(JAさが)上峰支所”. JAバンク. 2023年10月9日閲覧。
- ^ “入館者、40万人突破 上峰町の『ワーナー・マイカル』1周年”. 朝日新聞. (1997年10月1日)
- ^ “佐賀初のシネコン終幕 WMC上峰、開業から13年 老朽化、県境はさみ競合”. 朝日新聞. (2010年3月3日)
- ^ “アクセス”. 上峰町立上峰中学校. 2023年10月9日閲覧。
- ^ “アクセス”. 上峰町立上峰小学校. 2023年10月9日閲覧。
- ^ “遺産と文化”. 上峰町. 2019年9月21日閲覧。
- ^ “八藤丘陵(やとうきょうりょう)の阿蘇4火砕流堆積物及び埋没林”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2019年9月21日閲覧。
- ^ “佐賀県の生活環境保全林 [鎮西山(鎮西山いこいの森)]”. 佐賀県 (2019年3月29日). 2019年9月21日閲覧。